JP2686373B2 - Fm受信機 - Google Patents
Fm受信機Info
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- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Description
し、受信帯域幅を変えることのできるFM受信機に関す
る。
域幅を持ついくつかのフィルタを隣接妨害のレベルに応
じて切替え、なおかつ受信希望周波数に追従させるもの
があった。かかるFM受信機は図6に示すように、アン
テナ1からの出力をフロントエンド2で選択増幅し、ミ
キサ3で局部発振周波数と周波数混合して中間周波信号
に変換し、中間周波信号を受信希望周波数(f0)追
従、受信希望帯域幅(f0BW)切替フィルタ4に供給
し、受信希望周波数追従、受信希望帯域幅切替フィルタ
4の出力を隣接信号を検出する隣接信号検出フィルタ5
およびFM復調回路6に供給し、検波出力をステレオ復
調回路8に供給して増幅器に供給している。一方FM復
調回路6から抽出した復調信号と隣接信号検出フィルタ
5の出力をコントロ−ル回路7に供給して、コントロ−
ル回路7の出力で受信希望周波数追従、受信希望帯域幅
切替フィルタ4の中心周波数を追従させ、受信希望帯域
幅を切替えるように構成している。
FM受信機によれば帯域切替フィルタの帯域幅はいくつ
かの値に固定されており、任意に決定することができな
い。そのためステレオのセパレ−ションが急激な変化を
起し、聴感上不自然になるという問題点があった。本発
明は隣接信号を追従して検出し、検出した隣接信号レベ
ルに応じて受信帯域幅を任意に決定することによって、
上記の問題点を解消したFM受信機を提供することを目
的とする。
中間周波信号をデジタル信号に変換するA/D変換器
と、前記A/D変換器の出力を入力とし受信希望周波数
f0を中心周波数とする受信希望周波数追従フィルタ
と、前記A/D変換器の出力を入力とし受信希望周波数
f 0 より所定周波数高い周波数f 1 を中心周波数とする第
1の隣接信号追従フィルタと、前記A/D変換器の出力
を入力とし受信希望周波数f 0 より所定周波数低い周波
数f 2 を中心周波数とする第2の隣接信号追従フィルタ
と、前記受信希望周波数追従フィルタにて検出した受信
希望信号の瞬時周波数f 0 (t)と前記第1および第2
の隣接信号追従フィルタにて検出した妨害信号の瞬時周
波数f 1 (t)およびf 2 (t)とに基づき{f 1 (t)
−f 0 (t)}および{f 0 (t)−f 2 (t)}の値に
応じた受信帯域幅に帯域幅が制御される受信帯域幅可変
フィルタとを備え、受信帯域幅可変フィルタの出力を中
間周波信号出力とすることを特徴とする。
A/D変換器の出力を入力としnを自然数としたとき受
信希望周波数f0±nΔfの周波数信号をそれぞれ検出
する隣接信号検出フィルタと、隣接信号検出フィルタに
より検出した出力を加算する加算器とを設けて、該加算
器の出力と前記受信希望周波数追従フィルタの出力に応
じた受信帯域幅に受信帯域幅可変フィルタの帯域幅を制
御するようにしてもよい。
された中間周波信号から受信希望周波数追従フィルタに
よって受信希望信号の瞬時周波数f 0 (t)が検出さ
れ、中間周波信号中から第1および第2の隣接信号追従
フィルタによって隣接妨害信号の瞬時周波数f 1 (t)
およびf 2 (t)が検出され、前記受信希望周波数追従
フィルタの出力と前記第1および第2の隣接信号追従フ
ィルタの出力とに基づいて{f 1 (t)−f 0 (t)}お
よび{f 0 (t)−f 2 (t)}の値に応じた受信帯域幅
に受信帯域幅可変フィルタの受信帯域幅が制御される。
また、隣接信号追従フィルタに代わって、A/D変換器
の出力を入力としnを自然数としたとき受信希望周波数
f0±nΔfの周波数信号をそれぞれ検出する隣接信号
検出フィルタと、隣接信号検出フィルタにより検出した
出力を加算する加算器とを設けて、該加算器の出力と前
記受信希望周波数追従フィルタの出力に応じた受信帯域
幅に受信帯域幅可変フィルタの帯域幅を制御するように
した場合も同様である。
本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。本実
施例のFM受信機においては、アンテナ1からの出力を
フロントエンド2で選択増幅し、フロントエンド2から
の出力信号をミキサ3で局部発振周波数と周波数混合し
て中間周波信号に変換し、A/D変換器10に供給して
デジタルデ−タに変換する。A/D変換器10の出力
は、受信希望周波数を中心周波数とするf0追従フィル
タ11、受信希望周波数f0とその上下所定の周波数を
中心周波数に持つf1隣接信号追従フィルタ12および
f2隣接信号追従フィルタ13に供給する。
を追従する適応フィルタである。f1隣接信号追従フィ
ルタ12、f2隣接信号追従フィルタ13は受信希望周
波数f0を中心として上下ある所定の周波数にある隣接
信号を各々追従する適応フィルタである。f0追従フィ
ルタ11、f1隣接信号追従フィルタ12、およびf2隣
接信号追従フィルタ13は、f0追従フィルタ11を例
に示せば図2に示すように、周波数可変フィルタ11
1、加算器112、遅延器113から構成してあり、f
1隣接信号追従フィルタ12、およびf2隣接信号追従フ
ィルタ13も同様に構成してある。
追従フィルタ12の出力およびf2隣接信号追従フィル
タ13の出力は、受信帯域幅(f0BW)可変フィルタ1
4に供給する。受信帯域幅可変フィルタ14は入力信号
印加時点tでの各々の瞬時周波数f0(t)、f
1(t)、f2(t)を比較して{f1(t)−f
0(t)}、{f0(t)−f2(t)}の値に応じた受
信帯域幅に制御する。受信帯域幅可変フィルタ14から
出力はD/A変換器15に供給し、受信帯域幅可変フィ
ルタ14から出力をアナログ信号に変換してFM復調回
路6に供給し、FM復調する。FM復調手出力はステレ
オ復調回路8に供給して、ステレオ復調して増幅器へ出
力する。
機において、アンテナ1からの出力はフロントエンド2
で選択増幅され、フロントエンド2からの出力信号はミ
キサ3で局部発振周波数と周波数混合されて中間周波信
号に変換される。中間周波信号はA/D変換器10によ
ってデジタルデ−タに変換され、f0追従フィルタ1
1、f1隣接信号追従フィルタ12およびf2隣接信号追
従フィルタ13に供給され、隣接信号追従フィルタ12
および13によって周波数f0から上下所定周波数離れ
た中心周波数f1、f2の隣接信号が検出される。受信希
望信号、隣接信号は図3に示す如くであるとする。f0
追従フィルタ11の出力、f1隣接信号追従フィルタ1
2の出力およびf2隣接信号追従フィルタ13の出力を
受けて受信帯域幅可変フィルタ14で入力信号印加時点
tでの各々の瞬時周波数f0(t)、f1(t)、f
2(t)が比較され、受信帯域幅可変フィルタ14の帯
域幅は{f1(t)−f0(t)}、{f0(t)−f
2(t)}の値に応じた帯域幅に制御される。
望信号の周波数とそれぞれの隣接信号との周波数間隔が
大きい場合には受信帯域幅可変フィルタ14で受信帯域
幅は広い幅に制御される。混信の心配が無いためであ
る。なお、図3において破線は受信帯域幅を、一点鎖線
は隣接信号追従フイルタ12、13の帯域幅を示してい
る。時刻t1において受信希望信号と隣接信号とはそれ
ぞれ図3に示すように受信希望信号の周波数と中心周波
数f2側の隣接信号の周波数との間の周波数間隔は狭
く、受信希望信号の周波数と中心周波数f1側の隣接信
号の周波数との間の周波数間隔が広い場合は、受信帯域
幅は時刻t0の場合よりも狭く、かつ中心周波数f2側に
移動させられて、中心周波数f2側の隣接信号との混信
を避けるように作用する。
とはそれぞれ図3に示すように受信希望信号の周波数と
中心周波数f2側の隣接信号の周波数との間の周波数間
隔は広く、受信希望信号の周波数と中心周波数f1側の
隣接信号の周波数との間の周波数間隔が狭い場合は、受
信帯域幅は時刻t0の場合よりも狭く、かつ中心周波数
f1側に移動させられて、中心周波数f1側の隣接信号と
の混信を避けるように作用する。時刻t3において受信
希望信号と隣接信号とはそれぞれ図3に示すように受信
希望信号の周波数と中心周波数f2側の隣接信号の周波
数との間の周波数間隔は時刻t1の場合よりもさらに狭
く、受信希望信号の周波数と中心周波数f1側の隣接信
号の周波数との間の周波数間隔が広い場合は、受信帯域
幅は時刻t1の場合よりも狭く、かつ中心周波数f2側に
さらに移動させられて、中心周波数f2側の隣接信号と
の混信を避けるように作用する。
を、周波数f0、f1およびf2に同時に作用される受信
帯域幅可変フィルタ14で受信帯域幅が任意の値に制御
されるため、急激なセパレ−ション変化のない自然なF
M受信ができ、受信帯域幅可変フィルタ14の出力がD
/A変換され、変換されたアナログ信号がFM復調さ
れ、ステレオ復調されて、左右の音声信号は増幅器で増
幅のうえ出力される。
換器15を設けた場合を例示したがFM復調回路6およ
びステレオ復調回路8に代わって、デジタル復調回路お
よびデジタルステレオデコ−ダを用いて復調し、ステレ
オ分離してデジタル信号で出力してもよい。このように
することによってFM受信機をデジタル信号ソ−スと
し、他のデジタル音響機器と組み合わせることができ、
デジタル復調回路にマルチパスキャンセラ等を組み合わ
せることによってマルチパスの無いFM受信ができる。
る。図4は本発明の他の実施例の構成を示すブロック図
である。本発明の他の実施例は、前記一実施例における
f1隣接信号追従フィルタ12およびf2隣接信号追従フ
ィルタ13に代わって、f0追従フィルタ11の出力を
周波数(f0−Δf1)の信号を検出する(f0−Δf1)
隣接信号検出フィルタ161、周波数(f0−Δf2)の
信号を検出する(f0−Δf2)隣接信号検出フィルタ1
62、…、周波数(f0−Δfn)の信号を検出する(f
0−Δfn)隣接信号検出フィルタ16n、周波数(f0
+Δf1)の信号を検出する(f0+Δf1)隣接信号検
出フィルタ171、周波数(f0+Δf2)の信号を検出
する(f0+Δf2)隣接信号検出フィルタ172、…、
周波数(f0+Δfn)の信号を検出する(f0+Δf
n)隣接信号検出フィルタ17nに供給する。
1の出力、(f0−Δf2)隣接信号検出フィルタ162の
出力、…、(f0−Δfn)隣接信号検出フィルタ16
nの出力は加算器18に供給して加算し、(f0+Δ
f1)隣接信号検出フィルタ171の出力、(f0+Δ
f2)隣接信号検出フィルタ172の出力、…、(f0+
Δfn)隣接信号検出フィルタ17nの出力は加算器1
9に供給して加算する。f0追従フィルタ11の出力、
加算器18の出力および加算器19の出力は受信帯域幅
(f0BW)可変フィルタ14に供給して、受信帯域幅を
制御し、受信帯域幅(f0BW)可変フィルタ14からの
出力はD/A変換器15供給してアナログ信号に変換す
る。その他の構成は本発明の一実施例の場合と同様であ
る。
例においては、受信希望信号、隣接信号は図5に示す如
くであるとする。f0追従フィルタ11の出力、加算器
18の出力および加算器19の出力を受けて受信帯域幅
可変フィルタ14は受信帯域幅可変フィルタ14の帯域
幅を加算器18の出力が大きいときは狭く、かつ周波数
f2側に移動させ、また、加算器19の出力が大きいと
きは狭く、かつ周波数f1側に移動させるように制御す
る。
おいて隣接信号が存在しないときは隣接信号検出フィル
タの全てが出力を発生しておらず、加算器18および1
9の出力は0であって、受信帯域幅可変フィルタ14で
受信帯域幅は広い幅に制御される。混信の心配が無いた
めである。なお、図5において破線は受信帯域幅を、一
点鎖線は信号検出フィルタの帯域幅を示し、信号検出フ
ィルタは検出周波数を記載して区別してある。時刻t1
において受信希望信号の周波数と中心周波数f1、f2側
の隣接信号の周波数との関係はそれぞれ図5に示すよう
に受信希望信号の周波数と中心周波数f2側の隣接信号
の周波数との間の周波数間隔は狭く、受信希望信号の周
波数と中心周波数f1側の隣接信号の周波数との間の周
波数間隔は広く、斜線で示すように(f0−Δf1)隣接
信号検出フィルタ161が検出出力を発生している場合
は加算器18から出力が発生し、受信帯域幅可変フィル
タ14で受信帯域幅は時刻t0の場合よりも狭く、かつ
中心周波数f2側に移動させられて、中心周波数f2側の
隣接信号との混信を避けるように作用する。
とはそれぞれ図4の示すように受信希望信号の周波数と
中心周波数f2側の隣接信号の周波数との間の周波数間
隔は広く、受信希望信号の周波数と周波数f1側の隣接
信号の周波数との間の周波数間隔は狭い場合は、斜線で
示すように(f0+Δf2)隣接信号検出フィルタ172
が検出出力を発生している場合は加算器19から出力が
発生し、受信帯域幅可変フィルタ14で受信帯域幅は時
刻t0の場合よりも狭く、かつ中心周波数f1側に移動さ
せられて、中心周波数f1側の隣接信号との混信を避け
るように作用する。したがって、本発明の他の実施例の
場合も本発明に一実施例の場合と同様に、急激なセパレ
−ション変化のない自然なFM受信が可能となる。
希望周波数、隣接信号周波数を追従し、隣接妨害周波数
を検出して、検出周波数にともなって受信希望周波数帯
域幅を任意の値に制御するように構成したため、従来あ
った受信周波数帯域幅の選択の制限がなくなり、急激な
セパレーションの変化のない自然で良好なFM受信がで
きるという効果がある。
る。
一構成例を示すブロック図である。
明図である。
ある。
説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 FM受信機において、中間周波信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換
器の出力を入力とし受信希望周波数f0を中心周波数と
する受信希望周波数追従フィルタと、前記A/D変換器
の出力を入力とし受信希望周波数f 0 より所定周波数高
い周波数f 1 を中心周波数とする第1の隣接信号追従フ
ィルタと、前記A/D変換器の出力を入力とし受信希望
周波数f 0 より所定周波数低い周波数f 2 を中心周波数と
する第2の隣接信号追従フィルタと、前記受信希望周波
数追従フィルタにて検出した受信希望信号の瞬時周波数
f 0 (t)と前記第1および第2の隣接信号追従フィル
タにて検出した妨害信号の瞬時周波数f 1 (t)および
f 2 (t)とに基づき{f 1 (t)−f 0 (t)}および
{f 0 (t)−f 2 (t)}の値に応じた受信帯域幅に帯
域幅が制御される受信帯域幅可変フィルタとを備え、受
信帯域幅可変フィルタの出力を中間周波信号出力とする
ことを特徴とするFM受信機。 - 【請求項2】 FM受信機において、中間周波信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換
器の出力を入力とし受信希望周波数f0を中心周波数と
する受信希望周波数追従フィルタおよび前記A/D変換
器の出力を入力としnを自然数としたとき受信希望周波
数f0±nΔfの周波数信号をそれぞれ検出する隣接信
号検出フィルタと、隣接信号検出フィルタにより検出し
た出力を加算する加算器と、該加算器の出力と前記受信
希望周波数追従フィルタの出力に応じた受信帯域幅に帯
域幅が制御される受信帯域幅可変フィルタとを備え、受
信帯域幅可変フィルタの出力を中間周波信号出力とする
ことを特徴とするFM受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3045693A JP2686373B2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | Fm受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3045693A JP2686373B2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | Fm受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04265021A JPH04265021A (ja) | 1992-09-21 |
JP2686373B2 true JP2686373B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=12726466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3045693A Expired - Lifetime JP2686373B2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | Fm受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2686373B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101536496B (zh) | 2006-11-01 | 2011-11-09 | 汤姆森特许公司 | 同信道干扰移除器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0646106Y2 (ja) * | 1988-04-25 | 1994-11-24 | アルパイン株式会社 | Fm/amラジオ受信機 |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP3045693A patent/JP2686373B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04265021A (ja) | 1992-09-21 |
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Date | Code | Title | Description |
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