JP2685650B2 - 無限軌道車 - Google Patents
無限軌道車Info
- Publication number
- JP2685650B2 JP2685650B2 JP5505727A JP50572792A JP2685650B2 JP 2685650 B2 JP2685650 B2 JP 2685650B2 JP 5505727 A JP5505727 A JP 5505727A JP 50572792 A JP50572792 A JP 50572792A JP 2685650 B2 JP2685650 B2 JP 2685650B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crawler
- scraper
- tracked vehicle
- vehicle according
- link
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D55/00—Endless track vehicles
- B62D55/08—Endless track units; Parts thereof
- B62D55/088—Endless track units; Parts thereof with means to exclude or remove foreign matter, e.g. sealing means, self-cleaning track links or sprockets, deflector plates or scrapers
- B62D55/0882—Track or sprocket cleaning devices mounted on the frame
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
- Road Paving Machines (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、ガイド兼クローラホイール(guide and cr
awler wheel)並びに走行兼支持ローラを巡って案内さ
れ、クローラリンク(crawler link)を備えている緊締
可能なクローラ(crawler)と、該クローラのフレーム
で支えられ、クローラリンクの領域にまで延びる少なく
とも1つのクローラスクレーパとを有する無限軌道車、
例えば特に油圧式掘削機、バケットホイール式掘削機に
関するものである。
awler wheel)並びに走行兼支持ローラを巡って案内さ
れ、クローラリンク(crawler link)を備えている緊締
可能なクローラ(crawler)と、該クローラのフレーム
で支えられ、クローラリンクの領域にまで延びる少なく
とも1つのクローラスクレーパとを有する無限軌道車、
例えば特に油圧式掘削機、バケットホイール式掘削機に
関するものである。
クローラのベースプレートにそれぞれ配置されたクロ
ーラリンクを備えた無限軌道車においては、例えばカー
ブ走行中又は、反対方向に走行する際にその場で回転す
る際、あるいはこれと類似の、種々異なる走行運転中
に、クローラリンク及びこれと関連する領域が、地面の
物質及び雪解けの泥又はこれと類似のものによって満た
されることになる。
ーラリンクを備えた無限軌道車においては、例えばカー
ブ走行中又は、反対方向に走行する際にその場で回転す
る際、あるいはこれと類似の、種々異なる走行運転中
に、クローラリンク及びこれと関連する領域が、地面の
物質及び雪解けの泥又はこれと類似のものによって満た
されることになる。
走行機構を、装備品で片側を支えて持ち上げて、少な
くともクローラ長さ分だけ直進走行させることによって
又はクローラが交互に空転させることによって、クロー
ラを掃除することができる。
くともクローラ長さ分だけ直進走行させることによって
又はクローラが交互に空転させることによって、クロー
ラを掃除することができる。
装置の所定の装備状態及び工事現場の状態において前
記のような時間の無駄となるようなクローラの掃除は行
うことはできないので、クローラ装置の位置をしばしば
僅かに動かすことによって、砂、粘土、岩石又はこれと
類似の地面の物質がクローラリンク内に達し、この地面
の物質が、クローラホイール、ガイドホイール並びに走
行ローラによって、クローラリンク内に過度に固着する
ことになる。クローラホイールの歯底には、砂、粘土、
泥灰土又はこれと類似の地面の物質が次第に溜まってい
く。このような状態で無限軌道車が直進走行すると、ク
ローラホイールの歯は、固着又は凍結した地面の物質
が、クローラリンク並びベースプレート内に存在する貫
通孔を通って押し出される状態にはない。
記のような時間の無駄となるようなクローラの掃除は行
うことはできないので、クローラ装置の位置をしばしば
僅かに動かすことによって、砂、粘土、岩石又はこれと
類似の地面の物質がクローラリンク内に達し、この地面
の物質が、クローラホイール、ガイドホイール並びに走
行ローラによって、クローラリンク内に過度に固着する
ことになる。クローラホイールの歯底には、砂、粘土、
泥灰土又はこれと類似の地面の物質が次第に溜まってい
く。このような状態で無限軌道車が直進走行すると、ク
ローラホイールの歯は、固着又は凍結した地面の物質
が、クローラリンク並びベースプレート内に存在する貫
通孔を通って押し出される状態にはない。
従って、クローラホイールの領域内でクローラが、半
径方向で増大するか若しくは周方向で延長されることに
なり、これによって、ばねブロックを除いてガイドホイ
ールがずれる。ひいては、クローラ緊締シリンダに大き
い力が働き、この力によって、鉄骨構造、駆動装置、ク
ローラ、ガイド装置並びに緊締シリンダに過大な負荷が
かかることになる。
径方向で増大するか若しくは周方向で延長されることに
なり、これによって、ばねブロックを除いてガイドホイ
ールがずれる。ひいては、クローラ緊締シリンダに大き
い力が働き、この力によって、鉄骨構造、駆動装置、ク
ローラ、ガイド装置並びに緊締シリンダに過大な負荷が
かかることになる。
クローラ緊締シリンダに過大な圧力がかからないよう
な手段を講ずることは原則的には可能であって、この場
合に、緊締シリンダは、ばねブロックを除いてガイドホ
イールがずれた後で、グリスを吹き付けることによって
同様にばねブロックを除いて入り込み移動させることが
できるようになってはいるが、前記構成部分に過大な負
荷がかかるのを避けることはできない。しかしながら、
環境が汚染されること並びに、時間のかかるグリスの供
給及びこれに伴って緊締シリンダ内で圧力が形成される
ことは度外視しても、クローラ緊締シリンダを入り込み
移動させると、ガイドホイールが不都合に大きい入り込
み移動ストローク(ばねストロークに緊締シリンダスト
ロークを加えたもの)を行うことになる。これによっ
て、クローラは走行機構からはじき出される危険性が生
じる。
な手段を講ずることは原則的には可能であって、この場
合に、緊締シリンダは、ばねブロックを除いてガイドホ
イールがずれた後で、グリスを吹き付けることによって
同様にばねブロックを除いて入り込み移動させることが
できるようになってはいるが、前記構成部分に過大な負
荷がかかるのを避けることはできない。しかしながら、
環境が汚染されること並びに、時間のかかるグリスの供
給及びこれに伴って緊締シリンダ内で圧力が形成される
ことは度外視しても、クローラ緊締シリンダを入り込み
移動させると、ガイドホイールが不都合に大きい入り込
み移動ストローク(ばねストロークに緊締シリンダスト
ロークを加えたもの)を行うことになる。これによっ
て、クローラは走行機構からはじき出される危険性が生
じる。
ドイツ連邦共和国特許第3310286号明細書には、右側
のクローラリンクと左側のクローラリンクとの間に組み
込まれた、特に建設機械用の、クローラのための汚れ除
け部材について記載されている。この汚れ除け部材は、
両側においてクローラ長手方向で走行ローラ若しくは駆
動ホイールの半径に合わせられていて、その下側が、ク
ローラブシュ上の直前まで左右のクローラ内に入り込ん
でいる。汚れ除け部材は、走行フレームねじに固定又は
溶接されていて、種々異なるプラスチックより製造する
ことができる。走行ローラを部分的に取り囲む1つ又は
複数の汚れ除け部材が楔材に構成されていることによっ
て、入り込んだ汚れは、外部に押し出され、それと同時
に機械が旋回する際に汚れの侵入が阻止されるようなっ
ている。このような構成においては、前記のような利点
を得るためには、多数の汚れ除け部材を必要とし、これ
らの汚れ除け部材は、平坦でないために常に斜めになる
ベースプレートのフレームに堅固に支承されているの
で、軸方向に衝撃的に負荷されるという欠点がある。さ
らにまた、上から落下してくる汚れ又は岩石が、汚れ除
け部材と所属の走行ローラとの間のギャップ内に溜まっ
て、ここで固着し、クローラの転がり運動も滑動運動を
不可能になってしまうという欠点がある。
のクローラリンクと左側のクローラリンクとの間に組み
込まれた、特に建設機械用の、クローラのための汚れ除
け部材について記載されている。この汚れ除け部材は、
両側においてクローラ長手方向で走行ローラ若しくは駆
動ホイールの半径に合わせられていて、その下側が、ク
ローラブシュ上の直前まで左右のクローラ内に入り込ん
でいる。汚れ除け部材は、走行フレームねじに固定又は
溶接されていて、種々異なるプラスチックより製造する
ことができる。走行ローラを部分的に取り囲む1つ又は
複数の汚れ除け部材が楔材に構成されていることによっ
て、入り込んだ汚れは、外部に押し出され、それと同時
に機械が旋回する際に汚れの侵入が阻止されるようなっ
ている。このような構成においては、前記のような利点
を得るためには、多数の汚れ除け部材を必要とし、これ
らの汚れ除け部材は、平坦でないために常に斜めになる
ベースプレートのフレームに堅固に支承されているの
で、軸方向に衝撃的に負荷されるという欠点がある。さ
らにまた、上から落下してくる汚れ又は岩石が、汚れ除
け部材と所属の走行ローラとの間のギャップ内に溜まっ
て、ここで固着し、クローラの転がり運動も滑動運動を
不可能になってしまうという欠点がある。
本発明の目的は、請求項1の上位概念に記載された無
限軌道車を改良して、無限軌道車の位置が時々しかも僅
かにずれただけの場合でも、クローラリンク及び場合に
よってはこれと協働する領域に、地面の物質、氷、雪解
けの泥又はその他の汚れが溜まることがなく、ひいては
安全運転性が損なわれることなく、しかもこの場合に、
無限軌道車のそれぞれの運転状態で走行ローラの可動性
が保証されるようにすることである。
限軌道車を改良して、無限軌道車の位置が時々しかも僅
かにずれただけの場合でも、クローラリンク及び場合に
よってはこれと協働する領域に、地面の物質、氷、雪解
けの泥又はその他の汚れが溜まることがなく、ひいては
安全運転性が損なわれることなく、しかもこの場合に、
無限軌道車のそれぞれの運転状態で走行ローラの可動性
が保証されるようにすることである。
この目的は本発明によれば、クローラスクレーパが、
クローラの走行面に対して直角方向に延びるピン状の突
起部を有していて、該突起部が、フレームに堅固に結合
されたスリーブ内で軸方向に、つまり突起部の長手方向
軸線に沿って可動に案内されており、クローラピンの上
側に所定の間隔を保ってクローラスクレーパの単数又は
複数のエッジが設けられており、クローラスクレーパの
ピン状の突起部が、クローラの走行方向で見て、2つの
走行ローラの間のほぼ中央に設けられていることによっ
て達成された。
クローラの走行面に対して直角方向に延びるピン状の突
起部を有していて、該突起部が、フレームに堅固に結合
されたスリーブ内で軸方向に、つまり突起部の長手方向
軸線に沿って可動に案内されており、クローラピンの上
側に所定の間隔を保ってクローラスクレーパの単数又は
複数のエッジが設けられており、クローラスクレーパの
ピン状の突起部が、クローラの走行方向で見て、2つの
走行ローラの間のほぼ中央に設けられていることによっ
て達成された。
本発明の有利な実施態様は請求項2以下に記載されて
いる。
いる。
クローラスクレーパは、フレームに固定されたスリー
ブによってガイドされていて、自重によって又はばね力
によって常にクローラリンクと接触している。クローラ
スクレーパは、走行ローラがクローラから上昇せしめら
れる際に自動的に追従し、クローラピンを含むクローラ
リンクに、砂、粘土、岩石又は氷等の地面の物質が付着
することは避けられる。クローラスクレーパは、緊締ピ
ン、ピン又はこれと類似の固定部材だけによって保持さ
れていて、これによって摩耗時に交換することができ
る。本発明のクローラスクレーパによれば、あらかじめ
硬化した又は凍結した地面の物質又は雪解けの泥を問題
なく取り除くことができる。何故ならば、クローラスク
レーパは、クローラピンの上側のクローラリンク間でほ
ぼ剥き取り作用又はせん断作用を行うからである。
ブによってガイドされていて、自重によって又はばね力
によって常にクローラリンクと接触している。クローラ
スクレーパは、走行ローラがクローラから上昇せしめら
れる際に自動的に追従し、クローラピンを含むクローラ
リンクに、砂、粘土、岩石又は氷等の地面の物質が付着
することは避けられる。クローラスクレーパは、緊締ピ
ン、ピン又はこれと類似の固定部材だけによって保持さ
れていて、これによって摩耗時に交換することができ
る。本発明のクローラスクレーパによれば、あらかじめ
硬化した又は凍結した地面の物質又は雪解けの泥を問題
なく取り除くことができる。何故ならば、クローラスク
レーパは、クローラピンの上側のクローラリンク間でほ
ぼ剥き取り作用又はせん断作用を行うからである。
クローラスクレーパは、自動的に追従運動を行うこと
によって、クローラがはじき飛ばされるのを阻止し、ま
たクローラスクレーパをガイドホイール及び/又はクロ
ーラホイールの手間に相応に配置したことによって、ク
ローラリンクのそれぞれ左右でフレームに堅固に取り付
けられた、従来の剛性なクローラガイドを省くことがで
きる。このような手段によって、コストをかなり削減す
ることができる。
によって、クローラがはじき飛ばされるのを阻止し、ま
たクローラスクレーパをガイドホイール及び/又はクロ
ーラホイールの手間に相応に配置したことによって、ク
ローラリンクのそれぞれ左右でフレームに堅固に取り付
けられた、従来の剛性なクローラガイドを省くことがで
きる。このような手段によって、コストをかなり削減す
ることができる。
同様の形式で、鉄骨構造のクローラスクレーパ、クロ
ーラ、ガイドホイール装置を含むばねパケット(Federp
akete)、緊締シリンダ並びに駆動ユニットによって過
負荷に対して保護されている。さらにまた、このような
クローラスクレーパによって、クローラホイールの領域
においてクローラの半径が大きくなること、並びに引っ
張り力が減少することは避けられる。それと同時に、ク
ローラ、駆動ユニット、走行及び支持ローラ並びにガイ
ドホイール装置の摩耗は減少される。
ーラ、ガイドホイール装置を含むばねパケット(Federp
akete)、緊締シリンダ並びに駆動ユニットによって過
負荷に対して保護されている。さらにまた、このような
クローラスクレーパによって、クローラホイールの領域
においてクローラの半径が大きくなること、並びに引っ
張り力が減少することは避けられる。それと同時に、ク
ローラ、駆動ユニット、走行及び支持ローラ並びにガイ
ドホイール装置の摩耗は減少される。
クローラスクレーパは、有利には、例えば油圧式掘削
機のバケットに固定された作業工具と同一の又は類似の
材料より成っている。有利な材料としては、例えば28 C
rSiMo 865等の高い耐摩耗性の材料が使用される。この
場合に、コストの理由により、クローラスクレーパは鋳
造部分として構成することができる。
機のバケットに固定された作業工具と同一の又は類似の
材料より成っている。有利な材料としては、例えば28 C
rSiMo 865等の高い耐摩耗性の材料が使用される。この
場合に、コストの理由により、クローラスクレーパは鋳
造部分として構成することができる。
本発明の対象は、油圧式掘削機及びバケットホイール
式掘削機だけに限定されるものではなく、例えば除雪車
両、オフロード車両又はこれと類似のもののように、ク
ローラを備えたすべての車両に、クローラスクレーパに
備えることができる。
式掘削機だけに限定されるものではなく、例えば除雪車
両、オフロード車両又はこれと類似のもののように、ク
ローラを備えたすべての車両に、クローラスクレーパに
備えることができる。
次に図面に示した実施例を用いて本発明を説明する。
図1〜図3は、無限軌道車の無限軌道走行機構と協働
するクローラスクレーパの種々異なる図面である。
するクローラスクレーパの種々異なる図面である。
図1〜図3は、無限軌道車のための無限軌道走行機構
1の下部の1部の種々異なる図面である。図面に、クロ
ーラピン4を介して互いにヒンジ接続された、各ベース
プレート2と協働するクローラリンク3が示されてい
る。無限軌道走行機構(クローラ)1の下行区分と詳し
く図示していない上行区分との間には、剛性なフレーム
6が設けられており、このフレーム6は、詳しく図示さ
れていない構成部分を介して、例えば油圧式掘削機の下
部構造に接続されている。無限軌道走行機構1の走行方
向は、図2で矢印で示されている。地面の物質、雪解け
の泥、氷又はその他の汚れが、クローラリンク3の間並
びにピン4の間の範囲で固着するのを、発生段階におい
て既に避けるようにするために、クローラスクレーパ7
が設けられており、この場合このクローラスクレーパ7
は、詳しく図示されていないクローラホイールの範囲で
も、またやはり詳しく図示されていないガイドホイール
の範囲でも、2つの走行ローラ5の間に配置されてい
る。本発明によるクローラスクレーパ7は、ピン状の突
起部8を備えており、この突起部8は、フレーム6に溶
接されたスリーブ9内でガイドされていて、スリーブ9
から間違って滑り落ちないように緊締ピン10によって保
持されている。汚れが上からスリーブ9の範囲に達する
の避けるために、スリーブ9はカバー11によって閉鎖さ
れている。クローラスクレーパ7は、高い耐摩耗性の材
料(例えば28 CrSiMo 865)より鋳造部分によって形成
されている。クローラスクレーパ7は、その中心軸線12
を中心にして、対称に構成されていて、平面図で見てく
さび状に延びる2つのエッジ13,14を備えている。側面
図で見て、クローラスクレーパ7はほぼピラミッド台形
状に構成されており、クローラスクレーパ7の中央領域
は、横断面がほぼT字形の成形材15を形成している。こ
の成形材の、外方に延びる領域16,17は少なくとも部分
的に、クローラリンク3の、この領域16,17側に向けら
れた上側面18に当接する。
1の下部の1部の種々異なる図面である。図面に、クロ
ーラピン4を介して互いにヒンジ接続された、各ベース
プレート2と協働するクローラリンク3が示されてい
る。無限軌道走行機構(クローラ)1の下行区分と詳し
く図示していない上行区分との間には、剛性なフレーム
6が設けられており、このフレーム6は、詳しく図示さ
れていない構成部分を介して、例えば油圧式掘削機の下
部構造に接続されている。無限軌道走行機構1の走行方
向は、図2で矢印で示されている。地面の物質、雪解け
の泥、氷又はその他の汚れが、クローラリンク3の間並
びにピン4の間の範囲で固着するのを、発生段階におい
て既に避けるようにするために、クローラスクレーパ7
が設けられており、この場合このクローラスクレーパ7
は、詳しく図示されていないクローラホイールの範囲で
も、またやはり詳しく図示されていないガイドホイール
の範囲でも、2つの走行ローラ5の間に配置されてい
る。本発明によるクローラスクレーパ7は、ピン状の突
起部8を備えており、この突起部8は、フレーム6に溶
接されたスリーブ9内でガイドされていて、スリーブ9
から間違って滑り落ちないように緊締ピン10によって保
持されている。汚れが上からスリーブ9の範囲に達する
の避けるために、スリーブ9はカバー11によって閉鎖さ
れている。クローラスクレーパ7は、高い耐摩耗性の材
料(例えば28 CrSiMo 865)より鋳造部分によって形成
されている。クローラスクレーパ7は、その中心軸線12
を中心にして、対称に構成されていて、平面図で見てく
さび状に延びる2つのエッジ13,14を備えている。側面
図で見て、クローラスクレーパ7はほぼピラミッド台形
状に構成されており、クローラスクレーパ7の中央領域
は、横断面がほぼT字形の成形材15を形成している。こ
の成形材の、外方に延びる領域16,17は少なくとも部分
的に、クローラリンク3の、この領域16,17側に向けら
れた上側面18に当接する。
エッジ13,14は、T字形の成形材15から始まって、ク
ローラリンク3の間に側方で間隔を保って延びており、
クローラスクレーパ7の下側面19とクローラピン4との
間に所定のギャップが維持されている。クローラスクレ
ーパ7の上側領域20と各エッジ13,14との間に延びる端
面21,22は、対応する走行ローラ5の範囲で所定の角度
で延びている。T字形の成形材15に移行する、エッジ1
3,14の移行部で、T字形の成形材の領域16,17は、内側
縁23から始まってクローラリンク3の外側縁24まで、ガ
イド面25,26,27,28を備えている。
ローラリンク3の間に側方で間隔を保って延びており、
クローラスクレーパ7の下側面19とクローラピン4との
間に所定のギャップが維持されている。クローラスクレ
ーパ7の上側領域20と各エッジ13,14との間に延びる端
面21,22は、対応する走行ローラ5の範囲で所定の角度
で延びている。T字形の成形材15に移行する、エッジ1
3,14の移行部で、T字形の成形材の領域16,17は、内側
縁23から始まってクローラリンク3の外側縁24まで、ガ
イド面25,26,27,28を備えている。
特に図3に示されているように、エッジ13,14は、ク
ローラリンク3の脚29,30の間に存在し、これによって
ガイドとして働くようになっているので、従来使用され
ていた、外部の側方でクローラリンクの手前の配置され
た剛性なガイド部材は省略される。これによってクロー
ラスクレーパ7は、一方では、クローラリンク3の間に
達する硬化した地面の物質を掻き取り、これを外方に導
出し、他方ではクローラをガイドするようになってお
り、この場合に、ピン状の突起部8が軸方向(上下方
向)で可動することによって、クローラがずれた場合で
も、エッジ13,14がクローラの脚29,30の間に常に係合す
ることが保証される。
ローラリンク3の脚29,30の間に存在し、これによって
ガイドとして働くようになっているので、従来使用され
ていた、外部の側方でクローラリンクの手前の配置され
た剛性なガイド部材は省略される。これによってクロー
ラスクレーパ7は、一方では、クローラリンク3の間に
達する硬化した地面の物質を掻き取り、これを外方に導
出し、他方ではクローラをガイドするようになってお
り、この場合に、ピン状の突起部8が軸方向(上下方
向)で可動することによって、クローラがずれた場合で
も、エッジ13,14がクローラの脚29,30の間に常に係合す
ることが保証される。
特に図1に示されているように、エッジ13,14の先端
は、走行ローラ中心線31,32のほぼ延長線上に位置して
いる。何故ならば、走行ローラ15が剛性に配置されてい
ることに関連して、ベースプレート2が上方へずれた場
合に、エッジ13,14の先端はクローラピン4に当接しな
いからである。
は、走行ローラ中心線31,32のほぼ延長線上に位置して
いる。何故ならば、走行ローラ15が剛性に配置されてい
ることに関連して、ベースプレート2が上方へずれた場
合に、エッジ13,14の先端はクローラピン4に当接しな
いからである。
ピン状の突起部8の上下運動を行うために、この突起
部8は長孔33を有しており、この長孔33を貫通して緊締
ピン10が案内されている。長孔33の長さ若しくは長孔33
内の緊締ピン10の長さは、ベースプレート2が上方へ折
れ込むか又はずれた時でも、クローラスクレーパ7若し
くは走行ローラ5又はクローラリンク3が損傷を被るこ
とがない程度の寸法に設計されている。
部8は長孔33を有しており、この長孔33を貫通して緊締
ピン10が案内されている。長孔33の長さ若しくは長孔33
内の緊締ピン10の長さは、ベースプレート2が上方へ折
れ込むか又はずれた時でも、クローラスクレーパ7若し
くは走行ローラ5又はクローラリンク3が損傷を被るこ
とがない程度の寸法に設計されている。
Claims (12)
- 【請求項1】ガイド兼クローラホイール並びに走行兼支
持ローラ(5)を巡って案内され、クローラリンク
(3)を備えている緊締可能なクローラ(1)と、該ク
ローラ(1)の上行区分と下行区分との間に設けられた
少なくとも1つのフレーム(6)で支えられた、クロー
ラ(1)の下行区分のクローラリンク(3)の領域にま
で延びる少なくとも1つのクローラスクレーパ(7)と
を有する無限軌道車、例えば特に油圧式掘削機、バケッ
トホイール式掘削機において、 クローラスクレーパ(7)が、クローラ(1)の走行面
に対して直角方向に延びるピン状の突起部(8)を有し
ていて、該突起部(8)が、フレーム(6)に堅固に結
合されたスリーブ(9)内で軸方向に、つまり突起部
(8)の長手方向軸線に沿って可動に案内されており、
クローラピン(4)の上側に所定の間隔を保ってクロー
ラスクレーパ(7)の単数又は複数のエッジ(13,14)
が設けられており、クローラスクレーパ(7)のピン状
の突起部(8)が、クローラの走行方向で見て、2つの
走行ローラ(5)の間のほぼ中央に設けられていること
を特徴とする、無限軌道車。 - 【請求項2】クローラスクレーパ(7)が自重によって
クローラリンク(3)の表面(18)上に載っている、請
求項1記載の無限軌道車。 - 【請求項3】クローラスクレーパ(7)がばね力によっ
て、クローラリンク(3)の上側面(18)に押し付けら
れるようになっている、請求項1記載の無限軌道車。 - 【請求項4】ピン状の突起部(8)がスリーブ(9)内
で、ほぼ水平方向に延びる緊締ピン(10)、ボルト又は
これと類似のものによって固定されている、請求項1か
ら3までのいずれか1項記載の無限軌道車。 - 【請求項5】クローラスクレーパ(7)が、平面図で見
て、該クローラスクレーパの一方の自由端部で、楔状に
先細りするエッジ(13,若しくは14)を備えて構成され
ている、請求項1から4までのいずれか1項記載の無限
軌道車。 - 【請求項6】前記エッジ(13若しくは14)が、クローラ
リンク(3)の間で側方に間隔を保って配置されてい
る、請求項5記載の無限軌道車。 - 【請求項7】クローラスクレーパ(7)が、エッジ(13
若しくは14)の領域を除いて、横断面がほぼT字形の成
形材(15)として構成されており、該T字形の成形材
(15)の、外方に延びる領域(16,17)が少なくとも部
分的に、クローラリンク(3)の対応する箇所に当接す
るようになっている、請求項1から6までのいずれか1
項記載の無限軌道車。 - 【請求項8】各走行ローラ(5)側に向けられた、クロ
ーラスクレーパ(7)の端面(21,22)が、側面図で見
て、T字形の成形材(15)に向かって所定の角度で延び
ている、請求項1から7までのいずれか1項記載の無限
軌道車。 - 【請求項9】クローラリンク(3)の上側に設けられ
た、T字形の成形材(15)の領域(16,17)が、クロー
ラリンク(3)の内側縁(23)から外側縁(24)に所定
の角度で延びる材料ガイド面(25,26,27,28)を有して
いる、請求項1から8までのいずれか1項記載の無限軌
道車。 - 【請求項10】エッジ(13,14)、端面(21,22)、ガイ
ド面(25,26,27,28)、並びにクローラスクレーパ
(7)のその他のすべての面が、ピン状の突起部(8)
若しくは該突起部(8)の中心軸線(12)を中心にして
互いにほぼ対称に配置されている、請求項1から9まで
のいずれか1項記載の無限軌道車。 - 【請求項11】エッジの先端が、走行ローラ(5)の鉛
直方向に延びる中心線(31,32)のほぼ延長線上で終わ
っている、請求項1から10までのいずれか1項記載の無
限軌道車。 - 【請求項12】各クローラスクレーパ(7)が、クロー
ラ(1)の下行区分の領域でクローラホイールの手前に
配置されている、請求項1から11までのいずれか1項記
載の無限軌道車。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4131853 | 1991-09-25 | ||
DE4131853,6 | 1991-09-25 | ||
DE4220941A DE4220941C2 (de) | 1991-09-25 | 1992-06-26 | Raupenfahrzeug |
DE4220941.2 | 1992-06-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06506892A JPH06506892A (ja) | 1994-08-04 |
JP2685650B2 true JP2685650B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=25907672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5505727A Expired - Lifetime JP2685650B2 (ja) | 1991-09-25 | 1992-09-02 | 無限軌道車 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0605459B1 (ja) |
JP (1) | JP2685650B2 (ja) |
ES (1) | ES2075713T3 (ja) |
WO (1) | WO1993005997A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112550500A (zh) * | 2020-11-21 | 2021-03-26 | 刘冬华 | 一种用于挖掘机引导轮的自动加固清洗装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE659477C (de) * | 1936-06-03 | 1938-05-04 | Fried Krupp Akt Ges | Gleiskettenfahrwerk mit einer mit seitlichen Fuehrungsbacken fuer die Stuetzrollen versehenen Gleiskette |
US2637603A (en) * | 1951-12-07 | 1953-05-05 | Goodman Mfg Co | Muck stripper for endless track treads |
US4198103A (en) * | 1976-03-03 | 1980-04-15 | Ward Eugene A | Differential track assembly for a cable laying machine |
DE3310286A1 (de) * | 1983-03-22 | 1984-09-27 | Karlheinz 5800 Hagen Menkhoff | Schmutzabweiser fuer raupenketten |
-
1992
- 1992-09-02 ES ES92918640T patent/ES2075713T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-02 WO PCT/EP1992/002018 patent/WO1993005997A1/de active IP Right Grant
- 1992-09-02 EP EP92918640A patent/EP0605459B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-02 JP JP5505727A patent/JP2685650B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0605459B1 (de) | 1995-04-12 |
ES2075713T3 (es) | 1995-10-01 |
WO1993005997A1 (de) | 1993-04-01 |
JPH06506892A (ja) | 1994-08-04 |
EP0605459A1 (de) | 1994-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20050253454A1 (en) | Grouser shoe and fabrication method | |
EP2368787A2 (en) | Compact tool carrier with articulation joint | |
US7937793B1 (en) | Vehicle tire cleaning system | |
KR100874536B1 (ko) | 스키드 로더 및 기타 건설 장비용 저접지압(低接地壓)타이어 체인 | |
JP2685650B2 (ja) | 無限軌道車 | |
WO2009105803A1 (en) | Low height materials handling machine | |
JP3498007B2 (ja) | トンネル拡幅工事用設備 | |
AU2002232720B2 (en) | Low ground pressure tire chains for skid-steer loaders and other construction machinery | |
US5938300A (en) | Crawler-mounted slope traveling machine and shoe link for same | |
AU2002232720A1 (en) | Low ground pressure tire chains for skid-steer loaders and other construction machinery | |
JP2004217154A (ja) | 装軌式車両の泥除け装置 | |
CN219192380U (zh) | 清雪装置 | |
KR200256168Y1 (ko) | 선로주행이 가능한 굴삭기 | |
KR101328186B1 (ko) | 제설장치 | |
JP2829834B2 (ja) | 道床バラスト回収装置 | |
BR102018014892A2 (pt) | escarificador de lastro disposto em lança de escavadeira hidráulica ferroviário | |
RU15875U1 (ru) | Гусеница транспортного средства | |
JP2000104283A (ja) | 装軌式車両の走行体 | |
JPH05163744A (ja) | トラクターに設ける作業装置 | |
KR20090065567A (ko) | 굴삭기용 궤도 트랙의 흙 쌓임 방지 장치 | |
KR101361480B1 (ko) | 회동되는 비산방지판이 구비되는 제설삽날을 가지는 제설기 | |
JPH053531Y2 (ja) | ||
DE4220941C2 (de) | Raupenfahrzeug | |
JP2599071Y2 (ja) | スチールクローラ走行車の舗装面保護装置 | |
JP2821707B2 (ja) | スクリーン除塵装置 |