JP2684959B2 - Ｇｐｓ船舶航行システム - Google Patents
Ｇｐｓ船舶航行システムInfo
- Publication number
- JP2684959B2 JP2684959B2 JP5149837A JP14983793A JP2684959B2 JP 2684959 B2 JP2684959 B2 JP 2684959B2 JP 5149837 A JP5149837 A JP 5149837A JP 14983793 A JP14983793 A JP 14983793A JP 2684959 B2 JP2684959 B2 JP 2684959B2
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- Japan
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- ship
- position data
- signal
- gps
- control station
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は海上監視システムに関
し、特にＧＰＳ（Global Positioning System）測位装
置による位置情報を利用した船舶航行システムに関す
る。
し、特にＧＰＳ（Global Positioning System）測位装
置による位置情報を利用した船舶航行システムに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に船舶航行における海上交通監視は
有効な情報伝達方式が少なく、位置測定の精度に問題が
あるため、他の交通管制に比べてはるかに困難な面があ
り、法規的な面でも整備が進んでいない。現在、ＶＨＦ
による情報提供，交通規制，通航分離航路設定等で海上
保安を保っているにすぎない。このようなことから、海
洋航行中に自船の正確な位置情報を得るとともに、他船
の位置情報を得ることにより船舶相互間の位置を把握し
て海上交通監視を行ない、濃霧や時化の際の海難災害を
防ぐとともに、海上での衝突を防止し、更には最適ルー
トの設定を可能とする船舶航行システムが要求される。
有効な情報伝達方式が少なく、位置測定の精度に問題が
あるため、他の交通管制に比べてはるかに困難な面があ
り、法規的な面でも整備が進んでいない。現在、ＶＨＦ
による情報提供，交通規制，通航分離航路設定等で海上
保安を保っているにすぎない。このようなことから、海
洋航行中に自船の正確な位置情報を得るとともに、他船
の位置情報を得ることにより船舶相互間の位置を把握し
て海上交通監視を行ない、濃霧や時化の際の海難災害を
防ぐとともに、海上での衝突を防止し、更には最適ルー
トの設定を可能とする船舶航行システムが要求される。
【０００３】このような船舶航行システムを構築するた
めには、自船の位置情報を得る技術と他船の位置情報を
得る技術が必要となる。自船の正確な位置情報を得る技
術については、例えば、特開昭６３−１８７１７４号公
報に電波測距儀とＧＰＳ測位システムとを組合わせた複
合測位システムを使用して高精度に船舶の現在位置を測
定する技術が記載されている。また、周囲の海上を航行
中の他船の位置を測定するためにドップラーレーダーを
利用した技術が用いられており、例えば、特開昭６２−
２９４９８８号公報にはドップラーレーダーによって周
囲を航行する他船の位置，移動，速度，移動方向を正確
に測定する技術が記載されている。
めには、自船の位置情報を得る技術と他船の位置情報を
得る技術が必要となる。自船の正確な位置情報を得る技
術については、例えば、特開昭６３−１８７１７４号公
報に電波測距儀とＧＰＳ測位システムとを組合わせた複
合測位システムを使用して高精度に船舶の現在位置を測
定する技術が記載されている。また、周囲の海上を航行
中の他船の位置を測定するためにドップラーレーダーを
利用した技術が用いられており、例えば、特開昭６２−
２９４９８８号公報にはドップラーレーダーによって周
囲を航行する他船の位置，移動，速度，移動方向を正確
に測定する技術が記載されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来から
自船と他船の位置情報を得るための技術が各種提案され
ており、自船の位置情報は前記したようにＧＰＳ測位シ
ステムによって高精度の測位が可能であるが、他船の位
置情報を得るドップラーレーダーは、探知パルスを他船
に向けて送信し、他船から戻ってくる反射波を利用して
いるため、海面反射や空中線の振動の影響を受け易く、
精度の面で問題がある。このため、自船と他船との相互
位置を正確に把握することができず、高精度の海上交通
監視を実現することが難しい。本発明の目的は、高精度
の海上交通監視を可能にしたＧＰＳ船舶航行システムを
提供することにある。
自船と他船の位置情報を得るための技術が各種提案され
ており、自船の位置情報は前記したようにＧＰＳ測位シ
ステムによって高精度の測位が可能であるが、他船の位
置情報を得るドップラーレーダーは、探知パルスを他船
に向けて送信し、他船から戻ってくる反射波を利用して
いるため、海面反射や空中線の振動の影響を受け易く、
精度の面で問題がある。このため、自船と他船との相互
位置を正確に把握することができず、高精度の海上交通
監視を実現することが難しい。本発明の目的は、高精度
の海上交通監視を可能にしたＧＰＳ船舶航行システムを
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の船舶航行システ
ムは、複数の船舶と、ＧＰＳ衛星と、制御局とで構成さ
れ、各船舶にはＧＰＳ衛星を利用して自船の位置を測定
する手段と、測定した位置データを制御局によって制御
されたタイミングで送信する手段と、他船から送信され
た信号を受信し、かつその信号から他船の位置データを
抽出する手段と、自船及び他船の位置データに基づいて
自船及び他船の位置を表示する手段とを備えている。こ
こで、制御局は複数の船舶のそれぞれの位置データと、
船舶の大きさや船籍の情報を符号化した識別信号と、位
置測定に使用したＧＰＳ衛星情報とを、各船舶間で時分
割多重するように基準信号に基づいたデータ送信信号フ
ォーマットを設定する。また、各船舶における送信手段
は、制御局から送信されるデータ伝送信号フォーマット
に従い、空スロットに自船の位置データ，識別信号，Ｇ
ＰＳ衛星情報を空スロットに割当てるＴＤＭ装置を備え
る。同様に、各船舶における受信手段は、制御局から送
信されるデータ伝送信号フォーマットに基づいて受信し
た信号から各船舶の位置データ，識別信号，ＧＰＳ衛星
情報を時分割分離するＴＤＭ装置を備える。
ムは、複数の船舶と、ＧＰＳ衛星と、制御局とで構成さ
れ、各船舶にはＧＰＳ衛星を利用して自船の位置を測定
する手段と、測定した位置データを制御局によって制御
されたタイミングで送信する手段と、他船から送信され
た信号を受信し、かつその信号から他船の位置データを
抽出する手段と、自船及び他船の位置データに基づいて
自船及び他船の位置を表示する手段とを備えている。こ
こで、制御局は複数の船舶のそれぞれの位置データと、
船舶の大きさや船籍の情報を符号化した識別信号と、位
置測定に使用したＧＰＳ衛星情報とを、各船舶間で時分
割多重するように基準信号に基づいたデータ送信信号フ
ォーマットを設定する。また、各船舶における送信手段
は、制御局から送信されるデータ伝送信号フォーマット
に従い、空スロットに自船の位置データ，識別信号，Ｇ
ＰＳ衛星情報を空スロットに割当てるＴＤＭ装置を備え
る。同様に、各船舶における受信手段は、制御局から送
信されるデータ伝送信号フォーマットに基づいて受信し
た信号から各船舶の位置データ，識別信号，ＧＰＳ衛星
情報を時分割分離するＴＤＭ装置を備える。
【０００６】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の船舶航行システムの一際を示す概念
図であり、ＧＰＳ測位シスタムによる位置情報を互いに
交信して海上を監視するシステムとして構成される。即
ち、３次元的な衛星位置が軌道情報により既知の４個の
ＧＰＳ衛星Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３，Ｓ４を用いたＧＰＳを利
用し、これらのＧＰＳ衛星Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３，Ｓ４から
送信される電波の到達時間から、船舶Ｆ１，Ｆ２では自
船の地理上の正確な位置を測定する。また、各船舶には
海上監視装置が搭載されており、制御局Ｃを介して相互
にデータを送受することができる。
る。図１は本発明の船舶航行システムの一際を示す概念
図であり、ＧＰＳ測位シスタムによる位置情報を互いに
交信して海上を監視するシステムとして構成される。即
ち、３次元的な衛星位置が軌道情報により既知の４個の
ＧＰＳ衛星Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３，Ｓ４を用いたＧＰＳを利
用し、これらのＧＰＳ衛星Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３，Ｓ４から
送信される電波の到達時間から、船舶Ｆ１，Ｆ２では自
船の地理上の正確な位置を測定する。また、各船舶には
海上監視装置が搭載されており、制御局Ｃを介して相互
にデータを送受することができる。
【０００７】図２は船舶Ｆ１，Ｆ２に搭載された海上監
視装置のブロック図である。ＧＰＳ受信アンテナ１１を
通してＧＰＳ受信部１２でＧＰＳ衛星Ｓ１，Ｓ２，Ｓ
３，Ｓ４からの電波を受信し、ここで公知の処理手法に
よって自船の地理上の絶対位置を測定する。この測定さ
れた位置データはインターフェース回路１３を介してＴ
ＤＭ（Time Division Multiplex ）装置１４及びＣＰＵ
１５に送出される。一方、送受信アンテナ１６は分離器
１７を介して送信機１８と受信機１９に接続され、これ
らの送信機１８と受信機１９は制御局Ｃとの間で信号を
送受し、その送受信信号を前記ＴＤＭ装置１４に入出力
する。また、前記ＣＰＵ１５にはＣＲＴ（陰極線管）や
ＬＣＤ（液晶）等で構成される表示器２０が接続され
る。なお、電源２１や制御器２２が設けられ、前記各部
への電源供給や制御を行う。
視装置のブロック図である。ＧＰＳ受信アンテナ１１を
通してＧＰＳ受信部１２でＧＰＳ衛星Ｓ１，Ｓ２，Ｓ
３，Ｓ４からの電波を受信し、ここで公知の処理手法に
よって自船の地理上の絶対位置を測定する。この測定さ
れた位置データはインターフェース回路１３を介してＴ
ＤＭ（Time Division Multiplex ）装置１４及びＣＰＵ
１５に送出される。一方、送受信アンテナ１６は分離器
１７を介して送信機１８と受信機１９に接続され、これ
らの送信機１８と受信機１９は制御局Ｃとの間で信号を
送受し、その送受信信号を前記ＴＤＭ装置１４に入出力
する。また、前記ＣＰＵ１５にはＣＲＴ（陰極線管）や
ＬＣＤ（液晶）等で構成される表示器２０が接続され
る。なお、電源２１や制御器２２が設けられ、前記各部
への電源供給や制御を行う。
【０００８】前記ＴＤＭ装置１４は、図３に示すよう
に、制御局Ｃから送信される基準（同期）信号に基づい
たデータ伝送信号フォーマットに従い、空スロットに自
船の位置データと、自船の大きさ，船籍の情報を符号化
した識別信号と、位置測定に使用したＧＰＳ衛星情報と
を空スロットに割当てて送信機１８から送信させる処理
を行う。また、受信機１９で受信した制御局からの信号
に含まれる他船の位置データ，識別信号，使用したＧＰ
Ｓ衛星情報を抽出してＣＰＵ１５に送出する処理を行
う。前記ＣＰＵ１５は、ＴＤＭ装置１４からの他船の位
置データ，識別信号，ＧＰＳ衛星情報をデジタル画像処
理して表示器２０に送出し、他船の位置等を表示する。
また、このＣＰＵ１５にはＧＰＳ受信部１２で測定した
自船の位置データも入力され、同様にデジタル画像処理
して表示器２０での表示を行うようにする。
に、制御局Ｃから送信される基準（同期）信号に基づい
たデータ伝送信号フォーマットに従い、空スロットに自
船の位置データと、自船の大きさ，船籍の情報を符号化
した識別信号と、位置測定に使用したＧＰＳ衛星情報と
を空スロットに割当てて送信機１８から送信させる処理
を行う。また、受信機１９で受信した制御局からの信号
に含まれる他船の位置データ，識別信号，使用したＧＰ
Ｓ衛星情報を抽出してＣＰＵ１５に送出する処理を行
う。前記ＣＰＵ１５は、ＴＤＭ装置１４からの他船の位
置データ，識別信号，ＧＰＳ衛星情報をデジタル画像処
理して表示器２０に送出し、他船の位置等を表示する。
また、このＣＰＵ１５にはＧＰＳ受信部１２で測定した
自船の位置データも入力され、同様にデジタル画像処理
して表示器２０での表示を行うようにする。
【０００９】次に、以上のように構成された船舶航行シ
ステムにおける海上交通監視の動作を説明する。例え
ば、船舶Ｆ１において、ＧＰＳアンテナ１１及びＧＰＳ
受信部１２で各ＧＰＳ衛星Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３，Ｓ４から
の電波を受信し、ここで公知の処理手法によって自船の
地理上の絶対位置を測定する。この測定により得られた
位置データはインターフェース回路１３を介してＴＤＭ
装置１４及びＣＰＵ１５に送出される。ＴＤＭ装置１４
では、図３に示したように、制御局Ｃから送信される基
準信号に基づいたデータ伝送信号フォーマットに従い、
割当てられている空スロット（ここではスロット１）に
自船の位置データ，識別信号，ＧＰＳ衛星情報を割当
て、これを送信機１８により変調して送受信アンテナ１
６から送信する。この動作は他船、ここでは船舶Ｆ２に
おいても同様に行われ、データ送信信号フォーマットに
従い空スロット２に船舶Ｆ２の位置データ，識別信号，
ＧＰＳ衛星情報を割り当てて送信を行う。
ステムにおける海上交通監視の動作を説明する。例え
ば、船舶Ｆ１において、ＧＰＳアンテナ１１及びＧＰＳ
受信部１２で各ＧＰＳ衛星Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３，Ｓ４から
の電波を受信し、ここで公知の処理手法によって自船の
地理上の絶対位置を測定する。この測定により得られた
位置データはインターフェース回路１３を介してＴＤＭ
装置１４及びＣＰＵ１５に送出される。ＴＤＭ装置１４
では、図３に示したように、制御局Ｃから送信される基
準信号に基づいたデータ伝送信号フォーマットに従い、
割当てられている空スロット（ここではスロット１）に
自船の位置データ，識別信号，ＧＰＳ衛星情報を割当
て、これを送信機１８により変調して送受信アンテナ１
６から送信する。この動作は他船、ここでは船舶Ｆ２に
おいても同様に行われ、データ送信信号フォーマットに
従い空スロット２に船舶Ｆ２の位置データ，識別信号，
ＧＰＳ衛星情報を割り当てて送信を行う。
【００１０】一方、送受信アンテナ１６を通して受信機
１９で受信され、かつ復調された他船からの位置デー
タ，識別信号，ＧＰＳ衛星情報はＴＤＭ装置１４に入力
され、ここで制御局Ｃから送信される基準信号に基づい
て受信した情報が各船舶毎の情報として分離され、抽出
されてＣＰＵ１５に入力される。ＣＰＵ１５では、得ら
れた他船、ここでは船舶Ｆ２の識別信号とＧＰＳ衛星情
報に基づいて、自船の位置データを得たときに使用した
ＧＰＳ衛星と同じ衛星を使用して得られた船舶Ｆ２の位
置データ及び識別信号を取込み、これをデジタル画像処
理し、表示器２０に送出する。また、これと同時にＧＰ
Ｓ衛星により測定された自船の位置データもＣＰＵ１５
においてデジタル画像処理し、表示器２０に送出する。
これにより、表示器２０では、図４に示すように、自船
Ｆ１の位置を表示面に表示すると共に、船舶Ｆ２の位置
を表示面に表示する。また、これと同時に船舶Ｆ２の大
きさ，船籍の情報等Ｆ２′を表示することができる。な
お、表示器２０にメモリ等を備えておき、表示動作を経
時的に行えば、同図に示すように自船及び他船の航行軌
跡Ｆ１″，Ｆ２″を併せて表示することが可能となる。
１９で受信され、かつ復調された他船からの位置デー
タ，識別信号，ＧＰＳ衛星情報はＴＤＭ装置１４に入力
され、ここで制御局Ｃから送信される基準信号に基づい
て受信した情報が各船舶毎の情報として分離され、抽出
されてＣＰＵ１５に入力される。ＣＰＵ１５では、得ら
れた他船、ここでは船舶Ｆ２の識別信号とＧＰＳ衛星情
報に基づいて、自船の位置データを得たときに使用した
ＧＰＳ衛星と同じ衛星を使用して得られた船舶Ｆ２の位
置データ及び識別信号を取込み、これをデジタル画像処
理し、表示器２０に送出する。また、これと同時にＧＰ
Ｓ衛星により測定された自船の位置データもＣＰＵ１５
においてデジタル画像処理し、表示器２０に送出する。
これにより、表示器２０では、図４に示すように、自船
Ｆ１の位置を表示面に表示すると共に、船舶Ｆ２の位置
を表示面に表示する。また、これと同時に船舶Ｆ２の大
きさ，船籍の情報等Ｆ２′を表示することができる。な
お、表示器２０にメモリ等を備えておき、表示動作を経
時的に行えば、同図に示すように自船及び他船の航行軌
跡Ｆ１″，Ｆ２″を併せて表示することが可能となる。
【００１１】また、制御局Ｃ或いは図示していない監視
局においても、受信した信号をＴＤＭ分離し、得られた
複数の船舶の情報に基づいて表示を行うことにより、各
船舶の位置や他の情報を一括して表示することができ、
航行監視を行うことができる。ここで、前記した説明は
他船が１つの場合を示しているが、図３に示すように、
制御局から送信される基準信号に基づくスロットを多数
スロットとして構成し、制御局が多数の船舶のそれぞれ
に対してスロットを割り当てることで、複数の他船の位
置を同時に表示器に表示させることができる。この場
合、ＴＤＭ装置１４やＣＰＵ１５を制御することによ
り、受信信号から希望する他船の情報のみを取り込み、
その選択された他船のみを表示させることも可能であ
る。
局においても、受信した信号をＴＤＭ分離し、得られた
複数の船舶の情報に基づいて表示を行うことにより、各
船舶の位置や他の情報を一括して表示することができ、
航行監視を行うことができる。ここで、前記した説明は
他船が１つの場合を示しているが、図３に示すように、
制御局から送信される基準信号に基づくスロットを多数
スロットとして構成し、制御局が多数の船舶のそれぞれ
に対してスロットを割り当てることで、複数の他船の位
置を同時に表示器に表示させることができる。この場
合、ＴＤＭ装置１４やＣＰＵ１５を制御することによ
り、受信信号から希望する他船の情報のみを取り込み、
その選択された他船のみを表示させることも可能であ
る。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ＧＰＳ衛
星を利用して自船の位置を測定し、この位置データを制
御局によって制御されたタイミングで送信し、他船から
送信された信号を受信してこの信号から他船の位置デー
タを抽出し、その上で自船及び他船の位置データに基づ
いて自船及び他船の位置を表示するように構築されてい
るので、ＧＰＳ衛星による高精度な測位から得られた位
置データを複数の船舶間で交信し、自船の位置と周囲を
航行中の他船の位置を同一画面上に表示できるため、海
上での衝突防止及び濃霧や時化の時の海難事故防止や救
出に大いに役立つ上、混雑海域をさけた最適ルートの設
定が容易になる。また、制御局等においても沿岸海域の
監視や港湾内の管制も可能になるという効果を有する。
また、各船舶の位置データ各船舶間で時分割多重して交
信することで、少ないチャネル数で多数の船舶間の位置
データ等の交信ができる。更に、各船舶においては、制
御局から送信されるデータ伝送信号フォーマットに基づ
いて自船の位置データ、識別信号、ＧＰＳ衛星情報を空
スロットに割り当てて送信し、受信した信号から各船舶
の位置データ、識別信号、ＧＰＳ衛星情報を時分割分離
することで、他船との送受信における信号の干渉が生じ
ることなく他船の大きさや船籍等を表示することもで
き、かつ同一のＧＰＳ衛星を用いた位置データを用いる
ことで高精度の位置表示が可能となる。
星を利用して自船の位置を測定し、この位置データを制
御局によって制御されたタイミングで送信し、他船から
送信された信号を受信してこの信号から他船の位置デー
タを抽出し、その上で自船及び他船の位置データに基づ
いて自船及び他船の位置を表示するように構築されてい
るので、ＧＰＳ衛星による高精度な測位から得られた位
置データを複数の船舶間で交信し、自船の位置と周囲を
航行中の他船の位置を同一画面上に表示できるため、海
上での衝突防止及び濃霧や時化の時の海難事故防止や救
出に大いに役立つ上、混雑海域をさけた最適ルートの設
定が容易になる。また、制御局等においても沿岸海域の
監視や港湾内の管制も可能になるという効果を有する。
また、各船舶の位置データ各船舶間で時分割多重して交
信することで、少ないチャネル数で多数の船舶間の位置
データ等の交信ができる。更に、各船舶においては、制
御局から送信されるデータ伝送信号フォーマットに基づ
いて自船の位置データ、識別信号、ＧＰＳ衛星情報を空
スロットに割り当てて送信し、受信した信号から各船舶
の位置データ、識別信号、ＧＰＳ衛星情報を時分割分離
することで、他船との送受信における信号の干渉が生じ
ることなく他船の大きさや船籍等を表示することもで
き、かつ同一のＧＰＳ衛星を用いた位置データを用いる
ことで高精度の位置表示が可能となる。
【図１】本発明システムの概念を示す図である。
【図２】各船舶に設けられる監視装置のブロック構成図
である。
である。
【図３】制御局から送信される基準信号に基づいたデー
タ伝送信号フォーマット図である。
タ伝送信号フォーマット図である。
【図４】表示器における自船と他船の表示状態を示す図
である。
である。
Ｆ１，Ｆ２ 船舶 Ｃ 制御局 Ｓ１〜Ｓ４ ＧＰＳ衛星 １２ ＧＰＳ受信部 １４ ＴＤＭ装置 １５ ＣＰＵ １８ 送信機 １９ 受信機 ２０ 表示器
Claims (1)
- 【請求項１】 複数の船舶と、ＧＰＳ衛星と、制御局と
で構成され、前記船舶にはＧＰＳ衛星を利用して自船の
位置を測定する手段と、測定した位置データを制御局に
よって制御されたタイミングで送信する手段と、他船か
ら送信された信号を受信し、かつその信号から他船の位
置データを抽出する手段と、自船及び他船の位置データ
に基づいて自船及び他船の位置を表示する手段とを備
え、前記制御局は複数の船舶のそれぞれの位置データ
と、船舶の大きさや船籍の情報を符号化した識別信号
と、位置測定に使用したＧＰＳ衛星情報とを、各船舶間
で時分割多重するように基準信号に基づいたデータ送信
信号フォーマットを設定しており、前記船舶の送信する
手段は、制御局から送信されるデータ伝送信号フォーマ
ットに従って自船の位置データ、識別信号、ＧＰＳ衛星
情報を空スロットに割り当て、前記受信する手段は前記
データ伝送信号フォーマットに基づいて受信した信号か
ら各船舶の位置データ、識別信号、ＧＰＳ衛星情報を時
分割分離するように構成したことを特徴とするＧＰＳ船
舶航行システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5149837A JP2684959B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | Ｇｐｓ船舶航行システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5149837A JP2684959B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | Ｇｐｓ船舶航行システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06342057A JPH06342057A (ja) | 1994-12-13 |
| JP2684959B2 true JP2684959B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=15483748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5149837A Expired - Fee Related JP2684959B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | Ｇｐｓ船舶航行システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2684959B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100314987B1 (ko) * | 1999-12-10 | 2001-11-24 | 김형벽ㅂ | 선속자동측정방법 |
| KR20020085337A (ko) * | 2001-05-08 | 2002-11-16 | 김종용 | 전자해도시스템 연동장치 |
| GB2379570A (en) * | 2001-09-05 | 2003-03-12 | Robert Leighton Harding | Maritime ship safety system |
| AU2003221100A1 (en) * | 2002-08-26 | 2004-03-11 | Hideki Hagiwara | System for assisting navigation of vessel |
| JP4203038B2 (ja) * | 2005-04-12 | 2008-12-24 | 日本無線株式会社 | 船舶搭載用ｄｓｃ無線装置 |
| KR100738259B1 (ko) * | 2006-02-10 | 2007-07-12 | (주)한국시엠알 | 선박위치 송신 단말기와 해상용 브이 에이치 에프 무전기를통합한 선박 항해 통신장비 |
| GB2441802A (en) * | 2006-09-13 | 2008-03-19 | Marine & Remote Sensing Soluti | Safety system for a vehicle |
| JP4892322B2 (ja) * | 2006-11-22 | 2012-03-07 | 古野電気株式会社 | 移動体監視システム |
| JP5419622B2 (ja) * | 2009-10-01 | 2014-02-19 | 古野電気株式会社 | 船舶表示装置 |
| CN102874398A (zh) * | 2012-10-16 | 2013-01-16 | 河海大学 | 一种船舶智能预警和制动安全系统 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63223586A (ja) * | 1987-03-13 | 1988-09-19 | Mitsubishi Electric Corp | 移動体用ナビゲ−シヨン装置 |
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1993
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