JP2684415B2 - コンクリート打設用型板枠及びコンクリート打設法 - Google Patents
コンクリート打設用型板枠及びコンクリート打設法Info
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G9/00—Forming or shuttering elements for general use
- E04G9/02—Forming boards or similar elements
- E04G2009/028—Forming boards or similar elements with reinforcing ribs on the underside
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- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Description
築に供されるコンクリート打設用型板枠に関するもので
ある。
造体等の築造、構築に当たっては、まず複数のコンクリ
ート打設用型板枠を結合してコンクリート打設枠を組み
立て、該打設枠内にコンクリートを流し込んで養生させ
た後、上記打設枠を取り外すという工程によって行なわ
れている。
れるものであるから、従来は主に鋼製の型板枠が用いら
れてきた。
うな欠点があった。
なわち、流し込まれたコンクリートには気泡が発生する
が、どこにどのような気泡が生じているか視認すること
ができない。また、硬化したコンクリートの上にさらに
上段のコンクリートを打ち継いでいくときに継ぎ目は水
平になっている必要があるが、しかしこのような継ぎ目
は外部からは全く確認することができない。さらに、流
し込まれたコンクリートは型板枠に隙間なく密着してい
る必要がある。しかし、型板枠は不透明であるから、密
着度合いを知ることができない。また、上述のコンクリ
ートの気泡や型板枠との隙間の発生を防止するため、バ
イブレータをかける必要があるが、これらの気泡、隙間
は外部から認めることができないから、バイブレータを
かける程度は作業者の勘に頼らざるを得ず、このために
場所によってはバイブレータをかけすぎるところが生
じ、コンクリートを構成する砂、水、骨材及びセメント
が分離して強度的に弱い部分が偏在することがある。そ
して、これらの打設ミスが出ると、補修費が非常にかか
るほか施工期間も長くなり、コスト高になる。
やすく、また低過ぎるとコンクリートが脆くボロボロに
なりやすい。しかし、従来は外気温からコンクリート内
温度を推測するしか方法がなく、コンクリート温度を正
確に管理することができなかった。
く、この場合、コンクリートに錆色が付着する。また、
型板枠にはコンクリートが付着しやすい。こびりついた
錆やコンクリートは非常に取れにくく、その清掃には電
動ブラシ等が必要となり、多大な時間と労力を要する。
ければならないので、作業が煩雑となる。
板枠を支持する支持筋が配置され、該支持筋を固定する
ために型板枠にセパレータを貫通するが、この貫通位置
は必ずしも常に同じ個所に設けるとは限らないので、使
用後は型板枠の貫通孔を補修する必要がある。その補修
には上記貫通孔に鋼材を溶接して埋め、さらにサンダー
をかけて磨くと言う作業が必要であった。
枠による打設法は改善すべき点が多く、その解決が望ま
れていた。
易、確実に行なうことができるコンクリート打設用型板
枠を提案することをその目的とする。
打設用型板枠は、縦枠材と横枠材とを枠組みしてなる基
枠内に透明な側面プレートを固定するとともに、上記透
明な側面プレートの内部の適宜位置に温度計を埋設した
ことを特徴とする。
のような効果を得ることができる。
打設状況を外部から視認することができる。したがっ
て、コンクリートの気泡発生状態や型板枠とコンクリー
トとの隙間の有無の状態を容易且つ確実に確認すること
ができる。バイブレータをどの位置にどれだけかけたら
よいかも、状況を見ながら最適条件を判断することがで
きる。さらに、上下段の打ち継ぎ面が水平状態になって
いるかどうかも外から容易に確認することができる。こ
のため、均質なコンクリートを施工することができる。
るため、打設中及び打設後にいつでも外部から温度計が
目視でき、最適な温度管理を行なうことにより適切なコ
ンクリート養生を行なうことができる。また、温度計は
側面プレート内に埋設されているため、温度計が外部か
ら保護され破損することがない。
びず、コンクリートが付着せず、剥離剤を必要としない
ほか、セパレータの貫通孔は同じ材質の部材で簡単に塞
ぐことができ、溶接、サンダーがけ等を必要としない。
る。
ので、該型板枠Aは基枠1内に側面プレート2を固定し
てなるもので、基枠1は縦枠材1aと横枠材1bとにより形
成され、その内周縁には取付けリブ1cが周設され、且つ
取付けリブ1cの一方の側には縦横の中骨材1dが溶接固定
されている。取付けリブ1cの他方には側面プレート2の
周縁が当接され、取付けリブ1cにネジ3で固定されてい
る。なお、縦枠材1a、横枠材1b及び中骨材1dにはそれぞ
れ他の型板枠と結合するための穴が形成されている。
し、その他の枠部材1a〜1dは鋼製である。
の工業用透明樹脂板(商品名:ヒシプレート2HP302A)
を採用すればよい。実験の結果、上記樹脂板は次に示す
ように10mm以上の板厚があれば、コンクリート打設枠用
型板枠Aとして充分な強度を有することが判明した。
枠Aの側面プレート2として使用する。
って、10mm以上の板厚であれば従来の鋼製の型板枠Aと
同等の強度を有する。
埋設されている。上記側面プレート2が約10mmの厚さを
有しているから、充分に温度計4を埋設することができ
る。なお、従来の鋼製側面プレート2の厚さは2mm程度
であったから、内部に温度計4を埋設するようなことは
全く不可能であった。温度計4の端部に孔を形成すれば
外気温との伝達性がよくなるから、検温をより正確にす
ることができる。但し、このような孔を設けなくても検
温に支障はない。また、温度は側面プレート2内に埋設
されているため、温度計が外部から保護され破損するこ
とがない。
度計4を基枠1とともに埋設してもよい。また、基枠1
又は側面プレート2に充分な強度を有する補助収納部を
設け、該補助収納部内に温度計4を埋設する構成であっ
てもよく、あるいは温度計4を型板枠Aと一体的に形成
してもよい。
次に示す例に準じればよい。
してコンクリートを打設する例を第5図〜第7図によっ
て説明する。
Aを結合して型枠5を組立て、この型枠5に対向する位
置に同様にして別の型枠6を組立て、両者を互いに対向
させてコンクリート打設枠Bを組み立てる。両側の打設
枠Bの所定の位置に貫通孔7を形成しておき、該貫通孔
7(第6図参照)からはセパレータ8の軸部8aを貫通さ
せ、該軸部8aと両打設枠Bの内部に配置された支持扞9
と端部とを溶接固定する。これらの支持扞9と斜めに配
置された他の支持扞9とを溶接固定する。さらに、両側
の型板枠Aの外側には補強用の管体10を上記セパレータ
8にしっかりと係合支持させる。
ンクリート11を流し込み、養生させる。コンクリート打
設中及びその後の養生中に内部の温度を計測しながらコ
ンクリート11の温度が高すぎたり、低すぎたりしないよ
うに管理する。
設枠Bを外すことにより工事が完成する。
製側面プレート2を有する型枠板によって打設枠Bを構
成した例について説明したが、この例のほかにも、例え
ば、第8図(a)(b)(c)に示すように、透明樹脂
製の型板枠Aと鋼製の型板枠A′とを交互に使用しても
非常によい効果が得られる。
によれば、次のような効果を得ることができる。
るから、コンクリートの打設状況を外部から視認するこ
とができる。したがって、第7図に示すように、コンク
リートの気泡12の発生状態や型板枠Aとコンクリートと
の隙間の有無の状態を容易且つ確実に確認することがで
きる。バイブレータをどの位置にどれだけかけたらよい
かも、状況を見ながら最適条件を判断することができ
る。さらに、上下段の打ち継ぎ面13が水平状態になって
いるかどうかも、外から容易に確認することができる。
このため、均質なコンクリートを施工することができ
る。
ているため、打設中及び打設後にいつでも外部から温度
計4が目視でき、最適な温度管理を行なうことにより適
切なコンクリート養生を行なうことができる。また、温
度計4は側面プレート2内に埋設されているため、温度
計が外部から保護され、破損することがない。
錆びず、コンクリートが付着せず、剥離剤を必要としな
いほか、セパレータ8の貫通孔7は同じ材質の部材で簡
単に塞ぐことができ、溶接、サンダーがけ等を必要とす
ることがない。
図、第2図は第1図のX−X線上の断面図、第3図はY
−Y線上の断面図、第4図は上記型板枠の斜視図、第5
図は上記型板枠を用いたコンクリート打設法の実施態様
説明図、第6図はセパレータ部分の拡大図、第7図は側
面プレート2の外部から見た一部透視図、第8図(a)
(b)(c)は従来の型板枠との組み合わせによる打設
枠の説明図である。 符号A……型板枠、B……打設枠、1……基枠、1a……
縦枠材、1b……横枠材、2……側面プレート、4……温
度計
Claims (1)
- 【請求項1】縦枠材と横枠材とを枠組みしてなる基枠内
に透明な側面プレートを固定するとともに、上記透明な
側面プレートの内部の適宜位置に温度計を埋設したこと
を特徴とするコンクリート打設用型板枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1130446A JP2684415B2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | コンクリート打設用型板枠及びコンクリート打設法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1130446A JP2684415B2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | コンクリート打設用型板枠及びコンクリート打設法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02311662A JPH02311662A (ja) | 1990-12-27 |
JP2684415B2 true JP2684415B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=15034435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1130446A Expired - Lifetime JP2684415B2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | コンクリート打設用型板枠及びコンクリート打設法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2684415B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017082484A (ja) * | 2015-10-28 | 2017-05-18 | 鹿島建設株式会社 | 型枠装置、及び、覆工コンクリートの構築方法 |
JP6664810B2 (ja) * | 2015-12-25 | 2020-03-13 | 株式会社Just.Will | 温度センサ付き型枠 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6149844U (ja) * | 1984-09-05 | 1986-04-03 | ||
JPH0742804B2 (ja) * | 1986-08-08 | 1995-05-10 | 株式会社竹中工務店 | コンクリ−ト打設時における脱型時期検出方法 |
-
1989
- 1989-05-24 JP JP1130446A patent/JP2684415B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02311662A (ja) | 1990-12-27 |
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