JPH0742804B2 - コンクリ−ト打設時における脱型時期検出方法 - Google Patents

コンクリ−ト打設時における脱型時期検出方法

Info

Publication number
JPH0742804B2
JPH0742804B2 JP18735886A JP18735886A JPH0742804B2 JP H0742804 B2 JPH0742804 B2 JP H0742804B2 JP 18735886 A JP18735886 A JP 18735886A JP 18735886 A JP18735886 A JP 18735886A JP H0742804 B2 JPH0742804 B2 JP H0742804B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
concrete
compression strength
time
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18735886A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6344076A (ja
Inventor
宗一 木谷
昌洋 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP18735886A priority Critical patent/JPH0742804B2/ja
Publication of JPS6344076A publication Critical patent/JPS6344076A/ja
Publication of JPH0742804B2 publication Critical patent/JPH0742804B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、打設コンクリートの温度を測定してその初期
強度を推定し、型枠を撤去する脱型時期を検出するコン
クリート打設時における脱型時期検出方法に関する。
(従来の技術) 型枠を順次せり上げてコンクリートを打設していく、変
断面スリップフォーム工法やスライディング工法になど
にあっては、型枠をせり上げるための脱型時期を知る必
要があり、従来一般に、型枠内に熱電対をセットし、そ
の状態で打設コンクリートの温度を測定し、更に、その
温度を積算して積算温度を求めるとともに、その積算温
度に基づいて推定圧縮強度を求め、その推定圧縮強度
と、予め実験によって求められた、初期強度を発現する
に足る設定圧縮強度とを比較し、推定圧縮強度が設定圧
縮強度を越えたときを脱型時期として検出し、それに基
づいて脱型を行なうようにしていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来方法の場合では、鉄筋の
配筋工事やコンクリートの打設を行なうときに、設置さ
れた熱電対の配線を切断しないように注意しなければな
らず、配筋工事やコンクリートの打設に手間を要する欠
点があり、しかも、熱電対は躯体コンクリート内に埋め
込まれるために再利用ができず、型枠をせり上げるたび
に熱電対をセットしなければならず、全体として工期が
長くかかるとともに、工費が高くつく欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、打設コンクリートの温度を手間少なく測定できるよ
うにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明のコンクリート打設時における脱型時期検出方法
は、このような目的を達成するために、型枠内に打設さ
れたコンクリートから放射される赤外線を赤外線放射温
度計によって検知し、演算手段により前記検知赤外線に
基づく表面温度を積算して積算温度を算出し、その算出
積算温度に基づいて脱型時期を検出することを特徴とす
る。
(作用) 本発明方法によれば、コンクリート打設部分の型枠、ま
たは、型枠のせり足場などに赤外線放射温度計を設置
し、打設コンクリートから放射される赤外線に基づい
て、打設コンクリートの表面温度を非接触状態で測定
し、その測定した表面温度と養生時間とから積算温度を
求め、その積算温度から推定圧縮強度を求めて、その推
定圧縮強度が前述の設定圧縮強度を越えたことを判別す
るなどにより脱型時期を検出し、それに伴なって、打設
コンクリートに十分な自立強度を持たせた状態で型枠を
せり上げていくことができる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。第1図は、本発明方法の実施例を説明する概略側
面図、第2図は、赤外線放射温度計とその周辺機器の構
成を示すブロック図である。
型枠1を保持するせり上げ足場2に、上下方向に所定間
隔を隔てて3個の赤外線放射温度計3…のセンサー部4
を設置し、型枠1内にコンクリートと打設した直後に、
打設コンクリートCの表面から放射される赤外線を、型
枠1に前記センサー部4…それぞれに対応して形成した
穴5を通じて検知し、その検知赤外線に基づく表面温度
を赤外線放射温度計3…により測定する。
次いで、赤外線放射温度計3…で測定された温度をハイ
ブリッドレコーダ6によりデジタル化し、CPU7とメモリ
8とから構成される演算手段としてのマイクロコンピュ
ータ9において、前記表面温度を積算して積算温度(養
生温度×時間)を算出するとともに、その算出積算温度
に基づき、推定圧縮強度を算出して表示装置10に表示
し、更に、その推定圧縮強度と、予め実験によって求め
られた、初期強度を発現するに足る設定圧縮強度とを比
較し、推定圧縮強度が設定圧縮強度を越えたときには、
ブザーやランプなどの報知装置11を作動し、脱型時期に
なったことを知らせる。
図中12は、前記ハイブリッドレコーダ6とマイクロコン
ピュータ9とを設置するためにせり上げ足場2に連接し
た支持ステーである。
次に、前記マイクロコンピュータ9による動作につき、
第3図のフローチャートを用いて説明する。
先ず、例えば、3分間などのサンプリング時間T(この
時間としては、1分間や5分間など状況に合わせて適宜
時間に設定すれば良い。但し、単位:時間)が経過した
かどうかを判断する(S1)。
サンプリング時間Tが経過すれば、ステップS2に移行
し、赤外線放射温度計3…で測定されたコンクリートC
の表面温度をハイブリッドレコーダ6を介して入力し、
その3個の赤外線放射温度計3…による測定表面温度の
平均温度を算出し、その平均温度を検出温度T°(単
位:℃)として入力する。
その後に、前記サンプリング時間Tと検出温度T°とに
基づいて、積算温度T°・Tを算出し、更に、下記関係
式 logδT=b・logT°・T+a により、コンクリートCの推定のサンプル圧縮強度δT
を算出する(S3)。ここで、aおよびbは、それぞれ予
備実験によって求められた定数である。
しかる後、メモリ8からそれまでに積算された推定圧縮
強度X1を読み出し、その推定圧縮強度X1にサンプル圧縮
強度δTを加算して推定圧縮強度Xを算出し(S4)、そ
の推定圧縮強度Xを表示装置10に表示する(S5)。
次いで、推定圧縮強度Xが、予め実験によって求められ
た、打設コンクリートCの自立のための初期強度を発現
するに足る設定圧縮強度x(この設定圧縮強度として
は、安全率を見込み、前述自立のための真の圧縮強度の
2.5〜3倍の値を設定する)よりも大きいかどうかを比
較判断し(S6)、推定圧縮強度Xが設定圧縮強度xより
も小さければ、その推定圧縮強度Xを積算された推定圧
縮強度X1としてメモリ8にストアしてから(S7)、ステ
ップS1に戻す。
前記ステップS6において、推定圧縮強度Xが設定圧縮強
度xよりも大きいと判断したときには、ステップS8に移
行してブザーやランプなどの報知装置11を作動し、脱型
時期になったことを作業者に知らせる。
第4図は、温度測定の他の実施例を示す概略側面図であ
り、赤外線放射温度計3、赤外線放射温度計3のセンサ
ー部4、ハイブリッドレコーダ6およびマイクロコンピ
ュータ9を、せり上げ足場2に連接した支持ステー12に
設置し、一方、型枠1の所定箇所には、打設コンクリー
トCの表面からの赤外線を通すように穴13が形成されて
いる。そして、前記センサー部4からの視野が型枠1の
全面にわたるように設定され、かつ、赤外線放射温度計
3では、走査時において、前記穴13…からの赤外線を受
けたときに、それを温度信号として入力するようになっ
ている。
これにより、1個の赤外線放射温度計3およびそのセン
サー部4によって打設コンクリートCの表面温度を検出
できるように構成している。
上記実施例では、推定圧縮強度Xが設定圧縮強度xより
も越えたときには、報知装置11により報知するようにし
ているが、本発明としては、報知装置11を設けずに、表
示装置10自体に脱型時期になったことの表示を行なわせ
るとか、また、表示装置10への推定圧縮強度の数値から
作業者に判断させるようにするとか、更には、脱型時期
になったときに、せり上げ足場2を駆動上昇する油圧ジ
ャッキ(図示せず)に駆動信号を出力し、次のコンクリ
ート打設位置までせり上げ足場2とともに型枠1を自動
的に上昇するように構成しても良い。
また、上記実施例では、積算温度T°・Tから推定圧縮
強度Xを算出し、その推定圧縮強度Xと設定圧縮強度x
との比較によって脱型時期を検出するようにしている
が、本発明としては、打設コンクリートCの自立のため
の初期強度を発現するに足る設定積算温度を予め実験に
よって求めておき、その設定積算温度(この値として
は、例えば、約40T°・Tになる)と積算温度T°・T
自体とを比較し、積算温度T°・Tが設定積算温度を越
えたことに基づいて脱型時期を検出するようにしても良
い。
(効果) 以上のように、本発明方法によれば、打設コンクリート
から放射される赤外線に基づいて打設コンクリートの温
度を測定するから、打設コンクリートとは非接触状態で
測定でき、工事開始時に赤外線放射温度計を所定箇所に
設置しさえすれば、それ以降に配線や盛りかえをせずに
済み、また、躯体コンクリート内に配線しないから、鉄
筋配筋やコンクリート工事の際に配線の切断を気にせず
に済み、配筋工事およびコンクリート工事を能率良く行
なうことができ、コンクリート構造体を工期短く構築で
きるとともに工費を軽減できるようになった。
しかも、従来の熱電対のように躯体コンクリート内に埋
め込まないから、長期にわたって再利用でき、経済的で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の実施例を説明する概略側面図、
第2図は、赤外線放射温度計とその周辺機器の構成を示
すブロック図、第3図は、演算手段の動作を説明するフ
ローチャート、第4図は、温度測定の他の実施例を説明
する概略側面図である。 1……型枠、3……赤外線放射温度計、9……演算手段
としてのマイクロコンピュータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型枠内に打設されたコンクリートから放射
    される赤外線を赤外線放射温度計によって検知し、演算
    手段により前記検知赤外線に基づく表面温度を積算して
    積算温度を算出し、その算出積算温度に基づいて脱型時
    期を検出することを特徴とするコンクリート打設時にお
    ける脱型時期検出方法。
JP18735886A 1986-08-08 1986-08-08 コンクリ−ト打設時における脱型時期検出方法 Expired - Lifetime JPH0742804B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18735886A JPH0742804B2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08 コンクリ−ト打設時における脱型時期検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18735886A JPH0742804B2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08 コンクリ−ト打設時における脱型時期検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6344076A JPS6344076A (ja) 1988-02-25
JPH0742804B2 true JPH0742804B2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=16204597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18735886A Expired - Lifetime JPH0742804B2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08 コンクリ−ト打設時における脱型時期検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742804B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2684415B2 (ja) * 1989-05-24 1997-12-03 鉄竜 池田 コンクリート打設用型板枠及びコンクリート打設法
JP2629514B2 (ja) * 1992-01-21 1997-07-09 鹿島建設株式会社 コンクリート構造物の施工管理方法
JP5734785B2 (ja) * 2011-08-08 2015-06-17 株式会社Just.Will リサイクル対応型枠
JP2013160503A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 放射性廃棄物のセメント固化方法及びその固化装置
JP6488085B2 (ja) * 2014-08-08 2019-03-20 株式会社竹中工務店 コンクリート成形体の製造方法及びコンクリート成形体の製造管理方法
JP6664810B2 (ja) * 2015-12-25 2020-03-13 株式会社Just.Will 温度センサ付き型枠
CN110485725A (zh) * 2019-09-06 2019-11-22 深圳市建工集团股份有限公司 基于碳纤维对拉螺杆的对拉固定结构

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6344076A (ja) 1988-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4566806A (en) Method and device for controlling the curing rate of concrete
JPH0742804B2 (ja) コンクリ−ト打設時における脱型時期検出方法
US11774317B2 (en) Transmitter, system, formwork element, method for transmitting data and method for predicting stress on a formwork element
EP3669188B1 (en) Method and system for prediction of concrete maturity
KR20100012359A (ko) 가시설 구조물의 위험 경보 장치 및 방법
JP2542308B2 (ja) 圧着コンクリ―ト覆工用型枠装置の脱型指示装置及びその脱型時期の判定方法
JP2508219Y2 (ja) 電子秤
JPS6243087Y2 (ja)
JPH0344862B2 (ja)
JPH07238548A (ja) コンクリート天端の位置測定方法と位置測定装置
CN108692834A (zh) 一种用于验证内荷载作用下混凝土应力试验装置
JPH1082172A (ja) コンクリート打設用型枠及びコンクリートの温度管理方法
JP5004934B2 (ja) 車両重量測定装置
KR100567446B1 (ko) 차량의 적재 무게 측정 장치 및 방법
JPS5924311A (ja) プログラムタイマ−
JPH0565817B2 (ja)
JPH0447092B2 (ja)
JPH05340938A (ja) コンクリートの均し時期判定方法及びコンクリートの 均し時期判定装置
JPH0241625B2 (ja)
JP3392306B2 (ja) 移送体の走行特性測定装置
JP2725050B2 (ja) セパレーター耐力監視装置
JPH02240374A (ja) Pc綱線の同時緊張管理装置
CN110593262A (zh) 混凝土抗裂装置与方法
JPH08703A (ja) 入浴者異常検知装置
CN112629479B (zh) 用于混凝土全龄期的井壁受力无线监测系统及安装方法