JP2683591B2 - フルオロポリマーの安定化方法 - Google Patents

フルオロポリマーの安定化方法

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JP2683591B2 JP63509499A JP50949988A JP2683591B2 JP 2683591 B2 JP2683591 B2 JP 2683591B2 JP 63509499 A JP63509499 A JP 63509499A JP 50949988 A JP50949988 A JP 50949988A JP 2683591 B2 JP2683591 B2 JP 2683591B2
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    • C08F8/32Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups by reaction with amines

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、ある種のフルオロポリマー、特に多くのハ
イテク用途、例えば電子装置及び光ファイバーにおいて
有用であるフルオロポリマーの安定化方法に関する。
当該技術においては多くのフルオロポリマーが知られ
ている。それらは、特に、二またはそれより多いコモノ
マー、例えばテトラフルオロエチレン(TFE)、ヘキサ
フルオロプロペン、クロロトリフルオロエチレン、ペル
フルオロ(メチルビニルエーテル)及びペルフルオロ
(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)(PDD)の種々
のコポリマーを含む。
このようなコポリマーは、しばしば、溶融加工でき、
そしてかくして高温で加工することができる。しかしな
がら、それらは、しばしば、高温処理の間にいくらかの
劣化を受け、そしてかくしてそれらの望ましい性質、例
えば良好な光学透明性のいくらかを失う。この熱的劣化
は、種々の反応活性末端基、例えばカルボキシル(−CO
OH)及びフルオロカルボニル(−COF)の存在に起因す
ることを突きとめることができる。前者は高温で二酸化
炭素を放出する傾向があり、一方後者は、熱的にはもっ
と安定であるが、それにもかかわらず水分の存在下で加
水分解する傾向があり、これは通常は完全には避けるこ
とができず、そしてカルボキシル基に転換される。この
ような加水分解はまた、結果として、多くの金属、ガラ
ス及び石英を含むほとんどの工業的に重要な材料に対し
て腐食性であるフッ化水素酸の放出をもたらす。
不安定な末端基の除去は、長い間、TFEのペルフルオ
ロ化された溶融加工できるコポリマーの技術の重要な部
分であった。シュライヤー(Schreyer)の米国特許3,08
5,083は、このようなポリマーを“好ましくは、少なく
とも7のpHを有する無機化合物、例えば安定な塩基の存
在下で−−−200〜400℃の温度で水によって処理して、
そして全部の末端基の少なくとも半分をジフルオロメチ
ル基の形で有するフルオロカーボンポリマーを回収し
た。しかしながら、ジフルオロメチル末端基、−CF2Hを
有するポリマーは、ある波長でのそれらの光の吸収のた
めに光ファイバーにおける使用のためには劣っている。
ブックマスター(Buckmaster)らの米国特許4,675,38
0は、鉱酸及び水と混ざらない液体の存在下で撹拌によ
って凝固されそして次に単離された溶融加工できるTFE
コポリマーのフッ素化を教示している。不安定な末端基
の総数は、106の炭素原子あたり80未満に減少した。
デュポンの英国特許1,210,794は、不安定な末端基の
数を減少させるためのフルオロカーボンコポリマーのフ
ッ素化を開示している。本願発明に関するコポリマーを
使用する時には、この英国特許の方法は、すべての不安
定な末端基を除去するために少なくとも225℃のフッ素
化温度を用いた。この英国特許は、フッ素化するのがも
っとも困難な基であることがずっと分かっている−COF
末端基については何も特別に述べてはいない。
アンダーソン(Anderson)らの米国特許4,594,399
は、ペルフルオロ(2−メチル−1,3−ジオキソール)
及びそのコポリマーを開示している。
スクワイヤ(Squire)の米国特許4,399,264は、ペル
フルオロジオキソール及びそのコポリマーを開示してい
る。
スクワイヤの米国特許4,530,569は、PDDの無定形コポ
リマー及びこれらのコポリマーを有する光ファイバーク
ラッドを開示している。
米国特許4,530,569中に述べられたコア/クラッド光
ファイバーは良好な耐熱性を有する。この特許の実施例
11は、113dB/kmの光学減衰を持った、無定形PDD/TFEコ
ポリマーを有する融解シリカ光ファイバークラッドを述
べている。いくつかの用途には適切であるけれども、こ
れは、光シグナルの長距離伝送には適切ではない。通常
は、20dB/kmより多い損失はいくつかの用途においては
望ましくない。かくして、20dB/kmの減衰を有する繊維
は約1000mまでの距離に使用することができ、113dB/km
の減衰を有する繊維は約180mまでの距離に有用であり、
そして2000dB/kmの減衰を有する繊維はなお約10mまでの
距離に有用であろう。光学/電気スイッチセンサーのた
めの多数の応用、例えば電子レンジ、コピー機械、化学
反応器及び炉における応用が10mまたはそれ未満の距離
を含むが、より低い減衰は光ファイバーをもっと広範囲
に有用にする。
多重結合、例えばカルボニル基を含む溶融加工できる
コポリマーは、多重結合がある波長の光を吸収するの
で、光ファイバーには不適当であろう。ペルハロゲン化
ポリマー中の多重結合は、200℃またはそれ以上でのフ
ッ素化によって破壊することができる。
フルオロポリマーのフッ素化は多重結合及び不安定な
末端基の濃度を減少させるけれども、実質的にすべての
−COF基を除去するための完全なフッ素化は、高い温
度、通常200℃以上を要求する。しかしながら、ポリマ
ーがフッ素化温度で軟化しまたは溶融し始める時には、
このような方法はポリマー粒子のアグロメレーションを
引き起こし、このアグロメレーションは、それらの以後
の取り扱い及び加工における困難を導く。
さらにまたは、高温フッ素化は、装置の腐食を引き起
こす可能性がある。
それ故、200℃を越えない温度での、そしてとにかく
フルオロポリマーが溶融しまたは顕著に軟化する温度よ
り低い温度でのフルオロポリマーのフッ素化を可能にす
ることが望ましい。
発明の要約 本発明によれば、テトラフルオロエチレン;クロロト
リフルオロエチレン;RfCF=CF2[式中、Rfは、1〜5
の炭素原子を有する第一フルオロアルキル基である];
RgOCF=CF2[式中、Rgは、Rfまたは、エーテル酸素及び
4〜12の炭素原子を含む第一フルオロアルキル基であ
る];及び以下の式 [式中、R及びR′の各々の一つは、独立にフッ素また
はトリフルオロメチル基である]を有するフルオロジオ
キソールから成る群から選ばれた少なくとも二つのコモ
ノマーの、溶融加工できるコポリマーの高温安定性を改
良するための方法であって、以下の順次のステップ: a)該コポリマーを、該コポリマー中に存在するすべて
の−COOH及び−COF基の濃度を基にして少なくとも化学
量論量の、 (1)高くても約130℃の常圧での沸点を有する有機ア
ミン、及び (2)8までの炭素原子を有する第三級アルコール(第
三アルコール) から成る群から選ばれた無水または水性安定剤と約25℃
と200℃の間の温度で少なくとも約15分の時間接触させ
て中間体を生成させること、 b)約70℃と150℃の間の温度で該中間体を単離しそし
て乾燥させること、 c)20℃と、該コポリマーが、一次であれまたは二次で
あれ、その温度で固相(solid state)転移を示す最低
温度との間の温度で該中間体をフッ素と接触させること
によって該乾燥された中間体を改良された熱安定性を有
するコポリマーに転換させること、そして d)反応生成物から過剰のフッ素及び揮発性副生成物を
除去しそして該コポリマーを回収すること の少なくとも一つのサイクルを有して成る方法がここに
提供される。
図面の簡単な説明 図は、X線蛍光(X−ray fluorescence)によって測
定された、TFEとのジポリマー中のPDDのモル分率とTgと
の間の関係を表す。
発明の詳細な説明 本発明の方法に関するフッ素化コポリマーは、主に結
晶性、主に無定形、または完全に無定形でよい。多くの
このようなコポリマーが、技術または特許文献から知ら
れている。顕著な結晶性の性質を有するコポリマーは、
しばしば“一次転移”と呼ばれる、明確な溶融温度を示
す。顕著な無定形の性質を有するコポリマーは、通常は
Tgと表される、“二次転移”と呼ばれる、少なくとも一
つのガラス転移温度を示す。無定形コポリマーは、数個
のガラス転移温度を示すかもしれないが、本明細書及び
請求の範囲に関しては、最低のこのような温度が主な関
心事である。同様に、顕著な結晶性の性質を有するコポ
リマーは、溶融温度に加えて、一またはそれより多くの
ガラス転移温度も有するかもしれない。本明細書及び請
求の範囲に関しては、溶融であれまたはガラス転移であ
れ、最低のこのような温度が主な関心事である。本発明
の無定形コポリマーは単一のTgだけを有することが好ま
しい。
本発明の方法において使用されるすべてのコポリマー
は溶融加工できる。本明細書及び請求の範囲に関して
は、“溶融加工できる”という術語は、ポリマーが、溶
融加工装置例えば押出機または射出成形装置において形
のある物品例えばフィルムまたは繊維に加工することが
できることを意味する。
好ましいRfCF=CF2コモノマーにおいては、Rfはペル
フルオロアルキル基、特にCF3である。好ましいRgOCF=
CF2コモノマーにおいては、好ましいRg基はペルフルオ
ロアルキル基、特に−CF3または−CF2CF2CF3、あるいは
酸素含有ペルフルオロアルキル基である。PDDは好まし
いコモノマーである。TFEとそれとの無定形コポリマー
は、多数の用途において、特に光ファイバーのためのク
ラッドとして有用である。1986年9月4日に出願された
E.N.スクワイヤの共に継続中の許された出願連番第904,
095号は、高いTgを有する一群の特に好ましいPDDの無定
形コポリマーを開示している。これらの無定形PDDコポ
リマーは、3M社からFC-75葛という商標の下で入手でき
るペルフルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)中に
室温で可溶であり、そして多数のその他の素晴らしい性
質、例えば高い弾性率(modulus)、高い強度、溶融加
工性、1.29〜1.40の範囲内の異常に低い屈折率、優れた
誘電特性、高い化学安定性及び低い水吸収を有する。必
要な範囲で、出願連番第904,095号の開示は、引用によ
って本明細書中に組み込まれる。
さらに、光ファイバーに対するこれらのPDDコポリマ
ーの最も重要な性質は、伝導されるべき通常の波長の光
に対するそれらの透明性である。
共に継続中の出願連番第904,095号において議論した
ように、これらの無定形PDDコポリマーはまた、多数の
その他の用途、例えば光学レンズ、電子部品例えば回路
基板、熱積層品、パイプ、チューブ及び部品(fitting
s)などに適当である。
TFEとの無定形コポリマー中のPDDの量が増加するにつ
れて、必ずしも線形の様式ではないが、Tgもまた増加す
ることが、出願連番第904,095号中で示された。本発明
の方法において使用される無定形コポリマーは少なくと
も125℃のTgを有することが好ましい。
無定形コポリマー、特に本発明の方法によって安定化
された無定形PDDコポリマーのための最も重要な用途の
一つは、光ファイバーにおけるクラッドとしてである。
プラスチックのコアとプラスチックのクラッドを有する
光ファイバーは良好な柔軟性を有し、そしてこのタイプ
の光ファイバーは、光通信の分野において、例えば工場
自動化及び車例えば自動車における短距離通信のため
に、そして大規模ディスプレイ装置における光学情報媒
体として、今や広く使用されている。
コアとしてポリメチルメタクリレートまたはポリカー
ボネートそしてクラッドとしてフッ化ビニリデン/テト
ラフルオロエチレンコポリマーまたはフルオロアルキル
メタクリレートポリマーから成る光ファイバーが、これ
までのところ、このような目的のために使用されてき
た。しかしながら、これらの光ファイバーは、貧弱な耐
熱性及び耐曲げ性を有する。一方、本発明のある種の安
定化されたペルハロコポリマーは、高められた温度での
操作性を含む優れた性質を有する光ファイバーを製造す
るために特に適当である。本発明の方法は、200℃また
はそれ以下で軟化するペルハロカーボンポリマー中の−
COF及びその他の多重結合を実質的に根絶させることを
実際的にする。
本発明の方法によって安定化されるべき出発のコポリ
マーは、−COF末端基を有し、そしてまた−COF末端基よ
りも除去するのが容易である−COOH末端基を含んでもよ
い。特に、共重合温度より上のTgを有するTFE/PDDコポ
リマーは、重合の間または後のどちらかに生成され得る
−COF末端基を有する傾向がある。
本発明者らは末端基の化学のいかなる解釈によっても
拘束させることを欲しないが、本発明者らは、アミンと
−COF基との反応がアミン塩またはアミドのどちらかに
導き、これらは両方とも−COF基よりももっと容易にフ
ッ素化されると信じる。アミン塩の方がより容易にフッ
素化される。水の存在及び第二または第三アミンの使用
が好ましい。何故ならばこれらの条件は塩生成を促進す
るからである。第三アルコールがどのようにして−COF
末端基と反応してこれらの末端基を除去するのかは知ら
れていないが、第三アルコールによる処理の後でいくら
かのカルボキシル末端基が見いだされる。−アルキル
エステルが生成されそして次に熱分解されてオレフィン
とCO2を失うのであろう。
本発明の方法に従って安定化されるべき出発のコポリ
マーへの適当なモノマーの共重合は、一般に公知の方法
で実施される。開始剤はノン−テロジェニック(non-te
logenic)でなければならない。これは、それが所望の
レベル以下のコポリマーの分子量の減少を引き起こさな
いことを意味する。レドックス開始剤例えば過硫酸アン
モニウム/SO3 =、BrO3 -/S2O5 =、HOCl/SO3 =などを使用
することができる。二つの成分が反応する時にフリーラ
ジカルの発生が起きるので、これらの開始剤は任意の好
都合な温度で使用することができる。
過硫酸塩例えば過硫酸アンモニウム及び過硫酸カリウ
ム;ペルオキシド例えばジスクシニルペルオキシド;そ
して過硫酸塩とペルオキシドの混合物もまた開始剤とし
て使用することができる。非水系共重合の場合において
は、有機溶媒中に溶ける開始剤を使用することができ
る。
各々の開始剤は、その分解が結果として好都合な速度
でフリーラジカルの生成をもたらすような温度で使用さ
れる。これらの温度は当該技術において公知である。
反応媒体は好ましくは水である。重合の間コポリマー
を分散させておくためにノンテロジェニックな分散剤を
使用することが望ましい。適当な分散剤は当該技術にお
いて公知である;典型的な分散剤はペルフルオロオクタ
ン酸及びペルフルオロノナン酸のアンモニウム塩であ
る。開始剤及び分散剤の選択は、上で述べた以外は限定
的ではない。
特にセミ−バッチのプロセスにおいて、光学的に均質
なコポリマーを得るためには、実質的に一定なフリーラ
ジカルの濃度及び存在するモノマーの比率を持つことが
望ましい。これは、実質的に一定の組成を有するコポリ
マーを作ることを可能にする。特にやや大きな規模で操
作する時には、一定の組成を得る別の方法は連続重合を
使用することである。
実質的に一定なフリーラジカル濃度を達成する一つの
方法はレドックス開始剤を使用することであり、それら
は、それらが一緒に混合される速さと同じ速さでフリー
ラジカルを生成させる。充分に均一なフリーラジカル濃
度を達成する別の方法は、開始剤の半減期が短い温度で
重合させながら開始剤を連続的に添加することである。
反応器に仕込まれるコモノマーの初期比率は、コポリ
マーに所望のガラス転移温度そしてかくして所定のコモ
ノマー含量を与えるように選択される。この初期比率
は、コモノマーの各々の反応性から容易に計算すること
ができる。
セミ−バッチの重合が進むにつれて、実質的に一定な
反応環境を維持するために追加のモノマーを添加する。
これらの添加は、連続的にあるいは再々のバッチ添加で
為されてよい。
モノマー及び開始剤のこれらの添加は、重合が少なく
とも60%完了するまで、好ましくはそれが少なくとも80
%完了するまで、そして理想的にはそれが完了するまで
続けるべきである。もし重合が約80%完了するまでコモ
ノマーの添加を続ければ、以後の重合は、存在するコモ
ノマーの比率を顕著に変えることはないであろう。当業
者は、一定な組成を有するコポリマーを得るように添加
の条件及び速度を調節することができるであろう。
重合圧力は限定的ではなく、そして温度、生成物中に
望まれる反応性の低いコモノマーの量、及び所望の重合
の速度によっておおむね決定される。
共重合の間に使用されていた分散液よりも粘性な分散
液を、撹拌することにより凝固させることによって、コ
ポリマーを水性共重合の後で単離することができる。凝
固剤は、カワチ(Kawachi)らの米国特許4,451,616及び
クールズ(Kuhls)らの米国特許4,368,296中に一般的に
述べられた方法で用いることができる。あるいは、小さ
な粒子例えば粒(grains)または小さなペレットの形で
水に濡れないコポリマーを生成させる、ブックマスター
らの米国特許4,675,380中で使用された凝固法を使用す
ることもできる。
通常は、もし水と混和しない液体がゲルに添加される
ならば、水と混和しない液体の量は、乾燥重量基準で1
部のコポリマーあたり0.25〜3.0部である。好ましく
は、この水と混和しない液体は、25℃で35ダイン/cmよ
り大きくない表面張力を持つべきであり、そしてそれ
は、30〜150℃の範囲内の標準沸点を持つべきである。
本発明の方法において適当な混和しない液体の典型的な
例は、脂肪族炭化水素例えばヘキサン、ヘプタン、ガソ
リン及びケロシン、またはそれらの混合物;芳香族炭化
水素例えばベンゼン、トルエン及びキシレン;ハロゲン
化された炭化水素例えば四塩化炭素、モノクロロベンゼ
ン、トリクロロトリフルオロエタン、ジフルオロテトラ
クロロエタン、及びクロロトリフルオロエチレンの液状
オリゴマーである。上の有機液体の一つとの撹拌の結果
としてコポリマー粒子が生成した後で、熱及び/または
減圧の付与によってこの有機液体を除去する。この段階
では、コポリマー粒子はもはや本質的に水に濡れること
ができない。粒子サイズは、ある程度、使用された特定
の有機液体及びコポリマーに対するその重量の比率に依
存する。
非水系重合もまた、一定の組成を有するコポリマーを
生成させる一定の環境下で実施することができる。非水
媒体中で作られたコポリマーのあるものはまた−COF末
端基を含み、そしてそれらもまた本発明の方法によって
安定化させることができる。
コポリマーの安定化 塩基の選択(Option) この選択においては、例えば、アミン、または濃硝
酸、または何らかのその他の電解質の添加によって、水
性分散液を凝固させ、必要に応じてゲル化させ、そして
水と混和しない液体を、撹拌を続けながらこのゲルに添
加してよい。ゲルは、水及び、水で濡れていないコポリ
マー粒子の別々の相に別れる。
後に続くフッ素化ステップを容易にさせる、コポリマ
ーの−COF基と塩基との主な反応は、濾過されそして乾
燥されたコポリマーについて、あるいは重合ステップに
おいて得られたコポリマー−水混合物について直接に実
施することができる。適当な塩基は、例えばプロピルア
ミン、ブチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミ
ン、トリエチルアミン、2−エチルブチルアミン、ピペ
リジン、モルホリン、及びピリジンを含む。すべてのこ
れらの有機アミンは、良好な水溶解性、及び凝固の間の
それらの早すぎる損失を防止するのに適切な高い沸点を
有する。アミンの低い分子量及び高い水溶解性は、それ
らのコポリマーとの反応の速度(あるいはそれらのコポ
リマー中への拡散の速度)を増加させる。ジエチルアミ
ン及びブチルアミンは、より速い反応を供給し、一方ピ
リジン、トリエチルアミン及びピペリジンは、より遅く
反応する。反応の速度はまた温度と共に増加するが、こ
の温度は、好ましくは無定形コポリマーのTgを越えては
ならない。アミンは、−COF基とアミン塩またはアミド
を生成させることができるが、水の存在は塩の生成を促
進させる。
塩基との反応が完了した後で、好ましくは75〜150℃
で、コポリマー粒子は水相から分離され、過剰の塩基を
除去するために必要に応じて洗浄され、そして約70〜15
0℃で、ただし無定形コポリマーのTg以下で、好ましく
は減圧下でそして不活性ガス例えば窒素でパージしなが
ら、乾燥される。
コポリマーの分解によって毒性のヘキサフルオロアセ
トン及びペルフルオロイソブチレンが生成させるかもし
れないので、オフ−ガスは注意して取り扱わなければな
らない。
代わりの方法としては、塩基との反応を、コポリマー
凝固及び乾燥の後で別のステップとして実施することが
できる。この場合には、好ましくはそれは、圧縮成形さ
れたコポリマーフィルムのフーリエ変換赤外分光走査に
おいて1883cm-1での吸収がなくなるまで、約75〜150℃
で実施される。塩基の量は、−COF及び−COOH基の量を
基にして少なくとも化学量論量であるべきであるが、よ
り多い量がより好都合である。反応速度は過剰の塩基に
よって増加する。この過剰に関しては限界的な上限はな
い。
塩基との反応の後で、コポリマーは、任意の便宜的な
手段、例えば濾過、遠心分離、塩基の蒸発などによって
塩基から分離され、そして70〜150℃で、ただし無定形
コポリマーのTgより高くない温度で乾燥される。水酸化
アンモニウムが塩基である時には、150℃を越える乾燥
温度は、酸フッ化物基の再生を引き起こすかもしれな
い。
第三アルコールの選択 重合ステップにおいて作られた水性分散液を、撹拌し
ながら凝固させまたは電解質との撹拌によってゲル化さ
せ、次に単離及び乾燥させる。アミンの選択におけるよ
うに、水と混和しない液体を、単離ステップにおいてゲ
ルに添加してもよい。
次のステップは、乾燥されたコポリマーを、好ましく
は細かく分割された状態で、第三アルコールと接触させ
ることである。洗浄及び乾燥によるその除去を容易にす
るために、水溶性の第三アルコールが好ましい。tert.
−ブチルアルコールがもっとも好ましい。
第三アルコールの量は、COOH及び−COF基を基にして
少なくとも化学量論的でなければならず、そしてこのア
ルコールは典型的には過剰に存在する。この過剰の量は
限界的ではなく、そしてコポリマーをスラリ化するのに
充分なアルコールを使用することが好都合である。
この反応は、25〜200℃で、好ましくはコポリマーのT
gより40℃下ないしTgの50℃上の温度で、しかしアルコ
ールの分解温度以下で実施される。Tgよりずっと下過ぎ
る温度の使用は、コポリマーの膨潤及び第三アルコール
による浸透を遅らせるであろう。この反応の目的のため
に、可塑剤例えばClF2C‐CCl2Fを添加することによって
Tgを低下させることができる。ペルフルオロ(2−ブチ
ルテトラヒドロフラン)または類似のペルフルオロ化溶
媒は、少量で使用される時に、同じ効果をもたらすであ
ろう。Tg以上の温度の使用は、コポリマー粒子が一緒に
塊になることを引き起こしがちなので、Tgがもっとも好
ましい温度上限である。
反応時間は、選ばれた温度に依存し、そしてコポリマ
ー中の−COF基の濃度を所望のレベルに、好ましくはゼ
ロに減少させるのに充分に長くなければならない。典型
的には、6〜8時間が適切である。圧力は限界的ではな
くそして大気圧または自家発生圧でよい。
次に、任意の好都合な方法で、例えばアルコールに対
する揮発性溶媒による洗浄、濾過、及び一定重量への乾
燥によってアルコールを除去する。この溶媒は極性有機
溶媒でよい。t−ブチルアルコールの場合には、この溶
媒は水でよい。乾燥条件は限界的ではない;100℃での一
晩の乾燥が典型的である。
フッ素化 温度範囲の下端でのフッ素化には、より長い時間が必
要であるが、この反応は、官能基の所望の除去が達成さ
れるまで選ばれた温度で続けなければならない。フッ素
化は色を除去するばかりでなく、また、前の段階で生成
されたアミド、アミン塩、及び第三アルコールのエステ
ル並びに残留する−COOH、−H、−COF(比較的高い温
度で)、CF=CF2及び−SO3H基をも破壊するように見え
る。ジオキソールコポリマー、特にTFE/PDDの場合にお
いては、−COF末端基を5以下、好ましくは2meq/kgコポ
リマー以下に減少させることが望ましい。もし本発明の
方法の一サイクルの後で望ましくない末端基が残るなら
ば、もう一つのサイクルを実施することができる。
本発明の重要な利点は、それが、200℃以下のTgを有
する無定形コポリマーの−COF基の除去及び安定化を可
能にすることである。
反応器に供給されるフッ素ガスの濃度は限界的ではな
い。不活性ガス例えば窒素中の10〜25%(容量による)
の濃度が適当であり、15〜25%v/v範囲の濃度がアミン
塩のフッ素化にとっては好ましい。不活性ガスの存在
は、過度の温度に導く過度に速い反応を防止する。
光ファイバー PDDコポリマーによってクラッドされた本発明による
光ファイバーのコア成分としては、ポリメチルメタクリ
レート、ポリスチレン、ボルニルメタクリレートポリマ
ー、ポリカーボネート、フルオロアルキルメタクリレー
トポリマー、フルオロスチレンポリマー、α−フルオロ
アクリレートポリマー、以下の式: [式中、 Rは、低級アルキル、シクロアルキルまたはフェニル
を表す] によって表されるグルタルイミド単位を有するポリマ
ー;橋かけされたシリコーンポリマー、橋かけされたア
クリレートポリマー、ポリ−4−メチルペンテン−1、
橋かけされたフッ素ポリマー、ポリアリルジカーボネー
ト、フッ素化シリコーンポリマー、石英ガラス及びシリ
カガラスを使用することが可能である。グルタルイミド
ポリマーの製造は、ササキ(Sasaki)らの米国特許4,69
3,553中に述べられている。本発明のコア/クラッド光
ファイバーは、共押出し法によって、あるいはコアをク
ラッドのコポリマーによって被覆することによって製造
される。
共押出し法による本発明の光ファイバー、特にプラス
チックのコアの光ファイバーの製造においては、無定形
のPDDコポリマーは、250℃で測定して100sec-1のせん断
速度で30,000より高くない、好ましくは20,000より高く
ない、もっとも好ましくは10,000ポアズより高くない溶
融粘度を持つべきである。コア成分及びクラッド成分
は、コア成分のメルトフロー速度が、4kg/cm2の荷重の
下で測定して、クラッド成分のメルトフロー速度より小
さいように選ばれねばならない。これらの条件下では、
本当に円形の断面及び優れた光伝送性質を有するコア/
クラッド光ファイバーを得ることができる。クラッドの
コポリマーは、好ましくは、少なくとも125℃、殊に少
なくとも135℃、そしてもっとも好ましくは少なくとも1
50℃のTgを持つべきである。このような高いTgのクラッ
ドコポリマーが耐熱性コアと共に光ファイバーに使用さ
れる時には、生成するクラッド光ファイバーは、高温の
用途に、例えば、自動車エンジン部分中の監視装置から
ダッシュボードへの情報の伝達に適している。
試験方法 それらのコポリマー中のTFE及びPDDの繰り返し単位の
重量パーセントは、X線蛍光(XRF)によって測定する
ことができる。これは、PDD/TFEコポリマーに関する図
のPDDのモル%対Tgのプロットを描くために使用された
技術であって、そしてこのプロットは、後に、TgからPD
D含量を推定するために使用された。測定は、フィリッ
プス エレクトロニック インスツルメント 1404XRF
分光計で実施された。サンプルは、約1mmの厚さの50mm
の径の円盤の形であった。酸素及びフッ素の重量パーセ
ントの関数としてのX線蛍光強度の目盛り較正は、未知
のPDD-TFEコポリマーの予想されたフッ素及び酸素含量
を内包する既知の組成の三つのコポリマーサンプルを用
いて実施された。これらの標準品は、PDDホモポリマ
ー、40重量%のペルフルオロ(メチルビニルエーテル)
と60重量%のテトラフルオロエチレンとのコポリマー、
及び96.1重量%のテトラフルオロエチレンと3.9重量%
のペルフルオロ(プロピルビニルエーテル)とのコポリ
マーであった。後の二つのポリマーの組成は、重合の間
のオフガスの正確な測定によって目盛り較正された赤外
分光法によって決定された。
使用された分析の結晶は、約5.0nmの有効d間隔を持
っていた。フッ素の蛍光強度極大は、43.5°=2θであ
り、そして酸素強度極大は、57.1°=2θであった。約
20〜90モル%のPDDの組成範囲に及ぶ未知の組成の五つ
のTFE/PDDコポリマーをXRFによって分析した。63.7重量
%のフッ素及び11.2重量%の酸素(71.9モル%のPDD、2
8.1モル%のTFEに対応する)を含むサンプルの10回繰り
返しの測定は、フッ素に関して0.34%のそして酸素に関
して1.9%の二乗平均平方根分散(root mean square va
riance)を与えた。
PDD/TFEコポリマー以外のコポリマーは、赤外分光法
によって検査され、そして赤外分光法は、それらの予期
されたコポリマー構造を確認する。
一次転移(結晶性融点)及び二次転移(ガラス転移温
度)は、ASTM D 3418-82に従って示差走査熱量測定法
(DSC)によって測定した。Tg値のいくつかは、デュポ
ン熱分析計モデル1090とモデル910または912DSCモジュ
ールのどちらかとを用いて測定した。その他のTg値は、
デュポンのモデル9900熱分析計とモデル910または912DS
Cモジュールとを用いて測定した。温度は、標準として
鉛及びインジウムを用いる二点法を用いて目盛り較正し
た。サンプルは、10〜20mgのサンプルサイズを用いて20
℃/分で操作した。Tgは、勾配変化の始点(onset)と
して捕えた(ASTM D 3418-82の第2図中のTf)。溶融温
度、Tm、は、ASTM D 3418-82の第1図におけるように、
ピーク温度として捕えた。
TFE/PDDコポリマー中の酸フッ化物基濃度は、フーリ
エ変換赤外分光法(FTIR)によって測定した。コポリマ
ーサンプルは、コポリマーのTgより約100℃上の温度で5
1と255マイクロメータの間の厚さのフィルムに圧縮成形
することによって測定のために調製した。成形されたフ
ィルムを、パーキンエルマーモデル1750またはニコレッ
トモデル5DXのFTIR分光計中に装着及び配置し、そして
2cm-1の分解能で4000と450cm-1の間を多重走査で走査
した。次に、生成するスペクトルを、吸光度モードで拡
大された横軸でプロットした。1929cm-1のバンドを内部
厚さバンドとして使用した。このバンドに関する吸光度
を約1980cm-1と1890cm-1の間に引いたベースラインを用
いて測定した。酸フッ化物は、1883±2cm-1での吸光度
から測定し、このバンドのためのベースラインは約1890
cm-1と1858cm-1との間で引いた。1883cm-1での吸光度と
1929cm-1での吸光度との比を“酸フッ化物指数”(AF
I)と定義した: AFI=A1883/A1929、 ここでA1883=1883cm-1での吸光度、そして A1929=1929cm-1での吸光度。
1883cm-1での酸フッ化物バンドは、モデル化合物とし
てペルフルオロ(2,2−ジメチル−4−フルオロホルミ
ル−1,3−ジオキソラン)を用いて目盛り較正した。1
キログラムあたり10〜250ミリ当量の酸フッ化物の範囲
内の既知の濃度を有する、ペルフルオロ(1−ブチルテ
トラヒドロフラン)中の五つの溶液を作り、そして1887
cm-1での酸フッ化物バンドを用いてパーキンエルマー17
50FTIR分光計によって吸光度を測定した。1929cm-1での
厚さバンドは、51と510マイクロメータの間の厚さを有
するコポリマーサンプルに関してフィルム厚さの関数と
して吸光度を測定することによって目盛り較正した。こ
れらの目盛り較正から、 C=12.3×AFI [式中、 Cは、コポリマー1キログラムあたりの酸フッ化物
(−COF)基のミリ当量での濃度であり、そして AFIは上の酸フッ化物指数である] が見い出された。
TFE/PDDコポリマー中のカルボン酸基濃度の相対尺度
は(FTIR)によって得られた。コポリマーサンプルを前
のように製造し、そして同じ装置でかつ同じ方法で走査
した。次に、生成するスペクトルを、吸光度モードでプ
ロットした。1929cm-1でのバンドを内部厚さバンドとし
て使用し、そしてこのバンドに関する吸光度を前のよう
に測定した。カルボン酸は、1810±2cm-1での吸光度か
ら測定し、このバンドのためのベースラインは約1830cm
-1と1800-1との間で引いた。1810cm-1での吸光度と1929
cm-1での吸光度との比を“カルボン酸指数”(CAI)と
定義した: CAI=A1810/A1929、 ここでA1810=1810cm-1での吸光度、そして A1929=1929cm-1での吸光度。
ジオキソール環を含まないフルオロポリマーに関する
末端基分析は、ブックマスターらの米国特許4,675,380
中に開示されているように行われた。
溶融粘度は、ディーリィ(Dealy)、“溶融プラスチ
ックのためのレオメータ”、バン ノストランド ライ
ンホールド(Van Nostrand Reinhold)、N.Y.(1982)
中に概略説明された原理に従ってインストロン コンス
タント レイト キァピラリー レオメータ(Instron
Constant Rate Capillary Rheometer)によって測定し
た。この装置は、インストロン1123テスト フレーム、
ロード セル及びレオメータ バレルから成っていた。
ロード セルは、コポリマー溶融物をシリンダー状オリ
フィスを通過せしめるピストンによって発生される荷重
を読んだ。それは、4.45〜8900Nで正確な測定をするこ
とができた;しかしながら、実際には、45N未満の読み
は、変則的な要因例えば測定の正確さを感じるバレルの
壁上のピストンの引きずり(drag)のために、計算には
全く使用しなかった。テスト フレームは、0.0025〜50
cm/分のピストン速度を発生させることができた。荷重
とピストン速度の両方をIBMのPCXTパーソナル コンピ
ュータによって自動的に記録した。レオメータ バレル
はステライト(Stellite)合金から鋳造されたが、それ
以外は標準デザインであった。それは、径が0.953cm、
長さが40.6cmで、そして250±0.5℃に電気的に加熱され
た。ピストンの先端を正確に機械加工してバレルから13
マイクロメータのクリアランスを得た。0.079cmの径と
1.27cmの長さを有するキャピラリー オリフィスをレオ
メータ バレルに密にくっつけてそれとの熱平衡を確保
した。キャピラリーはアームコ(Armco)17-4ステンレ
ススチールから38〜40のロックウエル硬さに加工した。
径はテスト ピンによって大きさを加減し(sized)13
マイクロメータ以内のそれの測定を確保した。もし完全
なフロー曲線を望むならば(約1〜10,000sec-1のせん
断速度範囲にわたって測定された粘度)、約10グラムの
サンプルをバレルに仕込みそして手によって圧縮した。
ピストンをテスト フレームに取り付けそして5分間コ
ポリマー表面上に静止せしめた。この間にサンプルは熱
平衡に達した。この時点で、着実にピストン速度を増す
ことによってコポリマーをバレルから追い出すのではな
くて、むしろ速度のランダムなシークエンスを選択し
た。これは、測定に対する時間及びテスト速度のあり得
る効果を分離した。キャピラリーの壁での見かけの速
度、見かけのせん断速度及びせん断応力を、ピストン上
の荷重、ピストン速度、キャピラリーの長さと径、及び
バレルの径からコンピュータで算出した。これらの計算
をするための式は、標準のテキスト例えばJ.M.ディーリ
ィ、溶融プラスチックのためのレオメータ、バン ノス
トランド ラインホールド、ニューヨーク(1982)中に
見いだすことができる。ほとんどの場合においては、10
0sec-1での速度だけが必要であった。この場合には、5
グラムだけのコポリマーをバレル中に仕込み、そして0.
0401、0.401、4.01及び0.0401cm/分のピストン速度をこ
の順番で選択して、それぞれ10、100、1000及び10sec-1
での測定値を得た。このようにして必要とされるせん断
速度を内包することは、測定の有効性を評価するのを助
けた。この手順のその他のすべての部分は、上で概略示
したようであった。
メルトインデックスは、ASTM D 1238に従って測定し
た。
屈折率は、ASTM D-542-50、屈折計方法に従って測定
した。
送られた光の量の保持比は、曲げられた時の光ファイ
バーの性能の尺度である。光をファイバーの一端から他
端に通し、そして送られた光の量AOを測定する。次にフ
ァイバーを10mmの棒の廻りに100回巻き付け、そして送
られた光の量Aを測定する。比A/AOが、送られた光の量
の保持比である。
さて本発明を、そのある好ましい実施態様の以下の代
表的な実施例を参照して詳細に説明するが、すべての
部、割合及びパーセントは、特記しない限り、重量によ
る。略号“meq"は“ミリ当量”を表す。
実施例1 パドルタイプの撹拌機を備えた36リットルの水平重合
釜に21.8kgの脱鉱物水を仕込みそして60℃に加熱した。
重合釜を排気しそしてTFEによって少し正圧に加圧し
た。二回目の排気とそれに続くTFE添加を繰り返し、そ
して次に重合釜を三回目に排気した。排気された重合釜
に、1000mlの脱鉱物水中に溶解された35gの亜硫酸アン
モニウム及び80gの旭ガラス“サーフロン(Surflon)"S
lllsフルオロ界面活性剤(これは実質的にペルフルオロ
ノナン酸アンモニウムである)を添加した。
撹拌機を60rpmにして、757gの液体PDDを重合釜中に圧
入すると55kPaの圧力となった。次に、131kPaの圧力ま
でTFEを添加した。両方のモノマーを添加した後で、100
mlの過硫酸アンモニウム(APS)溶液(70g/l)を急速に
添加し、そして次にその添加を重合の間中、2ml/分の速
度で続けた。41分後に、重合が始まったことを示す34kP
aの圧力降下が起きた。この時点から、PDDモノマーを16
65g/時間の均一な連続的な速度でそしてTFEを353g/時間
の速度で、最初の圧力降下の後で全部で4080gのPDDが添
加されるまで、添加した;次に、両方のモノマーの添加
を中止した。20kPaの別の圧力降下が起きた後で、過硫
酸アンモニウムの添加を中止した;重合釜をベントし、
そして内容物を回収した。
15.3%のコポリマー固体を含む冷却された生成物分散
液の26.1kgの部分を、4.5kgの脱鉱物水と一緒に、23cm
(先端から先端まで)の45°角度の四枚ブレードのター
ビン撹拌機を備えた106リットルのスチームジャケット
の付いたステンレススチール凝固機中に移動した。撹拌
機を350rpmで回転させ、そして57gのジエチルアミンを
添加した。分散液は次第に増粘してゲルになった。30分
後に、2200mlのCFCl2‐CF2Cl(デュポンのフレオン 11
3フルオロカーボン)をゆっくりと凝固機中に注いだ。
ゲルは直ちにコポリマーと水相に分かれた。撹拌機を停
止しそして沈降が起きた後で、水を引き去りそしてコポ
リマーを250rpmで撹拌しながら10分間毎回22.7kgの新鮮
な水で二回洗浄した。二回目の洗浄水の除去の後で、34
kgの新鮮な脱鉱物水を添加し、そして反応器の内容物を
ゆっくりと55℃に加熱してフレオン葛113を沸騰させて
除いた。フレオン葛113の放出が止んだ時に、コポリマ
ーと水を凝固機の底から取り出しそして濾過した。回収
されたコポリマーを120℃の真空オーブン中で乾燥させ
た。コポリマーAと名付けたこのコポリマーは166℃のT
gを持っていた。
コポリマーAの一部を容器(chamber)中に置き、こ
の容器を排気し、窒素でパージし、そして次に160℃に
加熱した。次に、25/75v/vフッ素/窒素ガス混合物を、
160℃の温度を維持しながら6.5時間の間コポリマーの上
に通した。ガスの流れはコポリマー1部あたり0.027部
のフッ素に達した。次に容器を窒素でパージしそして冷
却し、そしてコポリマーの顆粒を容器から取り出した。
分析によってこのコポリマーは12.9meq/kgコポリマーの
酸フッ化物含量を有することが示された。
約1100部の上のフッ素処理されたコポリマーを、2500
部の脱鉱物水及び30部のジエチルアミンと20℃で約16時
間そして次に約80℃で4時間接触させた。コポリマーを
集めそして120℃の真空オーブン中で3日間乾燥させ
た。分析は検知できる酸フッ化物がないことを示した。
次にこのコポリマーを上で述べた手順におけるように再
びフッ素にさらした。フッ素化容器から取り出した後で
すべての残留フッ素の完全な排除を保証するために、コ
ポリマーを真空下で4時間130℃で加熱した。単離され
たコポリマーの分析は、3.0meq/kgコポリマーの酸フッ
化物含量及び0.65dl.g.の固有粘度を示した。このコポ
リマーをコポリマーBと名付けた。
実施例2 第一のフッ素化の後でコポリマーAの別の一部を湿っ
た空気中で325℃で66時間加熱処理し、そして融解され
た樹脂を潤滑剤として小量の水を用いてブレンダー中で
破砕した。コポリマーを窒素パージ下で50℃で一定の重
量まで乾燥させた。この樹脂を上で述べた方法を用いて
160℃で6.5時間ガス状フッ素にさらした。反応器を通過
したフッ素の量は樹脂1部あたり0.053部であった。単
離されたコポリマーは1kgのコポリマーあたり5.0meqの
酸フッ化物を含むことが示された。
サンプルを、蒸留したペルフルオロ(2−ブチルテト
ラヒドロフラン)(2.5〜3.5%固体)中に約50℃で溶解
させそして粗いフリットガラス漏斗を用いて室温で濾過
させることによってさらに精製した。次に、ロータリー
エバポレータを用いてこの溶液を粘性の溶液(20%〜50
%)に濃縮した。ロータリーエバポレータから回収され
た溶媒は、追加の量のコポリマーを溶解させるために再
使用した。粘性の溶液を数個のアルミニウムトレイ中に
注ぎ、そして残りの溶媒を濾過された空気が供給された
“クリーンルーム”中で正圧下で2〜3日にわたって蒸
発させた。コポリマーをトレイから取り出し、窒素パー
ジしながら約100℃で真空乾燥させ、そして粒の形に粉
砕した。このコポリマーをCと名付けた。
実施例3 実施例1におけるのと同じ重合釜、水仕込み、温度、
撹拌機rpm、及び排気及びTFEパージ手順を使用した。排
気及びパージの後で、1000mlの脱鉱物水中の、連鎖移動
剤としての5mlのシクロヘキサン及び80gの旭ガラス“サ
ーフロン"Sllls界面活性剤及び35gの亜硫酸アンモニウ
ムを添加した。PDDモノマー(660g)及び50mlのAPS(70
g/l)を添加し、そしてAPSの添加を34kPaの圧力降下に
よって重合の開始が示されるまで6.5ml/分で続けた。重
合が開始した後で、APSの添加速度を2ml/分に減らし、
そして1815g/時間の速度でのPDDモノマーのそして405g/
時間の速度でのTFEの添加を始めた。重合の開始の後で
全部で3795gのPDDが添加された時に、両方のモノマーの
添加を中止した。20kPaの別の圧力降下が起きた後で、
重合釜をベントし、そして生成物を取り出した。
このコポリマー分散液を凝固させ、そしてジエチルア
ミンゲル化剤を濃硝酸(0.022部/部コポリマー)によ
って置き換えた以外は実施例1において述べたようにし
てコポリマーを単離した。乾燥されたコポリマーは162
℃のTgを有していた。次にこのコポリマーの一部を、上
で述べたようにフッ素と窒素の25/75v/v混合物と160℃
で6時間接触させた。このフッ素化からの生成物は20me
q/kgコポリマーの酸フッ化物含量を有していた。次にこ
の樹脂を水及びジエチルアミンと、1/4.5/0.06のポリマ
ー/水/ジエチルアミン比で約80°で24時間そして次に
20℃で24時間接触させた。コポリマーをフィルター上で
集め、脱鉱物水で洗浄し、そして120℃の真空オーブン
中で48時間乾燥させた。
この樹脂のフィルムは、酸フッ化物に帰せられる1883
cm-1での赤外吸収を示さなかったが、カルボン酸のアミ
ン塩に起因すると信じられる1690cm-1での大きな吸収を
示した。次にこの樹脂を25/75v/vフッ素/窒素混合物に
よって150℃で5時間処理した。最後の樹脂は、0.41dl/
gの固有粘度及び3.8meq/kgコポリマーの酸フッ化物含量
を有していた。
光学的に純粋なコポリマーを製造するために、サンプ
ルを最初は実施例2におけるように、そして異なる最後
のステップで処理した。ペルフルオロ(2−ブチルテト
ラヒドロフラン)中のコポリマー溶液を減圧下で約20%
固体に濃縮した後で、コポリマーを石油エーテル(b.p.
30〜60℃)を用いて沈殿させた。濃縮されたコポリマー
懸濁液(約500ml)を、約3リットルの石油エーテルを
含む5リットルのステンレススチールのブレンダー中に
ゆるく撹拌しながらゆっくりと注いだ。それ以上のコポ
リマーはゴム状の固体として沈殿した。溶媒をデカンテ
ーションで除去した。もっと溶媒を添加しそしてさらに
撹拌した後で、ゴム状の固体は粒状物質に壊れ始めた。
次にこのコポリマーサンプルを50%の水性メタノールで
洗浄した。液体を真空濾過によって除去した後で、コポ
リマーサンプルを数個のアルミニウムトレイ中に置きそ
して空気オーブン中で105℃で一晩乾燥させた。次にサ
ンプルを窒素パージしながら105℃で運転されているき
れいな真空オーブンに移しそして一定重量まで乾燥させ
た。このサンプルをコポリマーDと名付けた。
実施例4 3%のペルフルオロ(プロピルビニルエーテル)(PP
VE)を含みそして酸フッ化物基を含むことが知られてい
る、TFEとPPVEの溶融加工できるコポリマーの粉末化さ
れたサンプルを0.25〜0.3mmの厚さのフィルムに圧縮成
形した。これらのフィルムの一枚をジエチルアミンと20
℃で25時間接触させ、そしてもう一枚のフィルムを水中
の7%t−ブチルアルコールの溶液と140〜150℃で34時
間接触させた。次にこれらのフィルム及び未処理のフィ
ルム対照を窒素中の25容量%のフッ素に50℃で1時間、
次に100℃で2時間、そして次に145℃で3時間さらし
た。これらのフィルムを酸フッ化物官能性に関してFTIR
によって分析した。ジエチルアミン処理されたフィルム
は酸フッ化物基を示さず、そしてt−ブチルアルコール
処理されたフィルムはコポリマー1kgあたり僅かに1.75m
eqの−COF基を示したに過ぎなかったのに対して、対照
はコポリマー1kgあたり6.25meqの−COF基の存在を示し
た。この実験は、TFE/PPVEコポリマーに適用された時の
本発明の方法の利点を示す。
比較例1 PDDとTFEのコポリマーを実施例3の一般的手順に従っ
て製造した。コポリマーを硝酸によるゲル化によって単
離しそして引き続いてフレオン葛113によってペレット
化した。単離された粗製コポリマーは68.8モル%のPDD
を含むことが見い出された;それはさらに1kgのコポリ
マーあたり11.7meqの−COFを含んでいた。カルボン酸指
数は0.12であった;Tgは175℃であり、そして固有粘度は
1.27dl/gであった。この対照実験は低い量の−COF末端
基を与えなかった。
実施例5 5グラムの比較例1のコポリマーを、240mlのスチー
ルのシェーカー(shaker)チューブ中で150℃で6時間1
00mlのt−ブチルアルコールと反応せしめた。反応の後
で、コポリマーを濾過によって単離し、水で洗浄し、そ
して100℃で24時間乾燥させた。単離されたコポリマー
を分析して、−COFもエステル基も含まないことを見い
出した。カルボン酸指数は0.29であった。これは−COF
基の除去は完全であったが−COOH基は残ったことを示
す。
上のコポリマー4gを、320mlのハステロイ葛シェーカ
ーチューブ中でフッ素/窒素25/75混合物と反応せしめ
た。−30℃でのフッ素/窒素混合物の圧力は517kPaであ
った。反応容器を100℃に1時間、次に150℃に8時間加
熱した。反応の後で、コポリマーをパージしてフッ素を
除去し、そして1kgのコポリマーあたり2.46meqの−COF
を含むことを見い出した。カルボン酸指数は0.0であっ
た。この実施例は、比較例1のコポリマーが、t−ブチ
ルアルコールによる処理とそれに続くフッ素化によって
−COOH及び−COF基含量に関してかなり改良されたこと
を示す。
残りの実施例は、本発明のポリマーのいくつかから作
られた光ファイバーに関する。
実施例6 実施例1において作られたコポリマーBをクラッドコ
ポリマーとして使用した。このコポリマーは、161℃の
単一のTgを持ちそして結晶性の相の存在に帰せられる一
次転移点は持たなかった。クラッドコポリマーは、ペル
フルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)中の溶液に
関して25℃で測定して0.67dl/gの固有粘度、250℃で100
sec-1のせん断速度で16,800のポアズの溶融粘度、及び
1.3045の屈折率を有していた。
コポリマーBをペルフルオロ(2−ブチルテトラヒド
ロフラン)中に溶解させて15%のコポリマー濃度を有す
る溶液を生成させた。
コアコポリマーとして使用されたポリメチルメタクリ
レートは以下のようにして製造した。
螺旋形のリボン撹拌機を備えた反応容器を二軸スクリ
ューのベントされた押出機に直接接続して連続重合装置
を形成した。100部のメチルメタクリレート、0.40部の
t−ブチルメルカプタン及び0.0015部のジ−t−ブチル
ペルオキシドから成るモノマー混合物を連続的に反応容
器に供給しそして155℃の温度で40時間の平均滞留時間
の間反応せしめてポリメチルメタクリレートを生成させ
た。
このようにして生成されたポリメチルメタクリレート
を押出機中に導入した。この押出機においては、ベント
されたバレル温度は240℃であった;押出しゾーンの温
度は230℃であった;そしてベントゾーン中の圧力を0.5
kPa絶対圧に維持して溶融されたコポリマーから揮発性
成分をベントさせた。コポリマーを棒として押出し、冷
却し、そしてペレット化し、そして次に230℃に維持さ
れた第二のベントされた押出機中に導入し、ギアポンプ
に輸送し、そして230℃に維持されそして3mmの径のオリ
フィスを備えた口金を装備した紡糸ヘッドに計量供給し
た。
口金を出る押出しされたポリメチルメタクリレートを
冷却及び固化し、次に5m/分の速度で取り上げ、そして1
35℃のオーブンを通して遅いニップロールと速いニップ
ロールの間を系列的に通過させて、2.0の延伸比で押出
物を延伸し、980マイクロメータの径を有するコアファ
イバーを作った。
コアファイバーの表面を、浸漬によって上で述べたコ
ポリマーBの15%溶液で被覆し、そして被覆されたファ
イバーを熱い空気によって乾燥させて1,000マイクロメ
ータの外径を有するクラッド光ファイバーを得た。
この光ファイバーの光伝送の減衰は、650nmの波長で3
13dB/kmであった。10mmの径を有する棒の上に100巻きの
光ファイバーを巻いた時に、送られた光の量の保持比は
60%であった。光ファイバーをほどいた時には、送られ
た光の量の保持比は91%であった。かくして、この光フ
ァイバーは、曲げに対する非常に高い抵抗を有すること
が示された。それ故、それは、ファイバーが鋭く曲げら
れねばならない限られた空間中で、例えば、コピー機械
及びディスプレイ装置中で使用することができる。
実施例7 実施例6において述べられたのと同じ装置中でそして
同じ条件下でポリメチルメタクリレートを製造しそして
押出す。しかしこの場合においては、第一のベントされ
た押出機を出るコポリマーは冷却せしめずそしてペレッ
ト化せずに、ギアポンプに直接供給して口金を装備した
紡糸ヘッドに計量供給する。かくしてポリメチルメタク
リレートを980マイクロメータの径を有するコアファイ
バーに押出す。
底に穴を有するカップ中のペルフルオロ(2−ブチル
テトラヒドロフラン)中のコポリマーBの15%クラッド
溶液を通してこのコアファイバーを下向きに通過させる
ことによってこのファイバーの表面をこの溶液によって
被覆する。ファイバーは0.1mmの隙間を有して穴を通っ
て、次に100℃の熱い空気のオーブンを通って下に進
み、被覆されたファイバーが乾燥されてそして1,000マ
イクロメータの外径を有するクラッド光ファイバーが得
られる。
650nmでの光ファイバーの光伝送の減衰は前の実施例
のそれの約半分である。送られた光の量の保持比は前の
実施例におけるのとほぼ同じであり、これはこの光ファ
イバーが曲げに対する高い抵抗を有することを示す。
実施例8 ペルフルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)中の
実施例1のコポリマーBの15%溶液を200マイクロメー
タの径を有する石英ファイバーの表面を被覆するために
使用し、そして被覆されたファイバーを熱い空気によっ
て乾燥させて、石英コア、コポリマーBクラッドの220
マイクロメータの外径を有する光ファイバーを得た。こ
の光ファイバーの光伝送の減衰は660nmで13dB/kmであっ
た。この光ファイバーを熱い空気のオーブン中で150℃
で200時間加熱すると光伝送の減衰は16dB/kmに増加し
た。これは、この光ファイバーが良好な耐熱性を有して
いたことを示す。
この減衰は米国特許4,530,569の実施例11中に示され
た113dB/kmの値よりかなり低かったが、これは、この実
施例の光ファイバーが先行技術のファイバーより大幅に
優れていたことを示す。
実施例9 実施例3の生成物Dをクラッドコポリマーとして使用
した。このコポリマーは、159℃の単一のTgだけを持ち
そして一次転移点は持たなかったが、これは結晶性の相
が存在しないことを示す。
クラッドコポリマーは、ペルフルオロ(2−ブチルテ
トラヒドロフラン)中の0.1g/dl溶液中で25℃で測定し
て0.485dl/gの固有粘度、250℃で100sec-1のせん断速度
で9,500ポアズの溶融粘度、及び1.3045の屈折率を有し
ていた。
光ファイバーを実施例6において述べられたようにし
て作った。この光ファイバーの光伝送の減衰は、650nm
の波長で302dB/kmであった。10mmの径を有する棒の上に
100巻きの光ファイバーを巻いた時に、送られた光の量
の保持比は26%であった。そして巻いたファイバーをほ
どいた時には、送られた光の量の保持比は77%であっ
た。
実施例10 実施例3のコポリマーDをクラッドコポリマーとして
使用する以外は実施例6において述べられたようにして
光ファイバーを作った。生成する光ファイバーの光伝送
の減衰は、650nmの波長において前の実施例のそれの約
半分である。送られた光の量の保持比は前の実施例にお
けるのとほぼ同じであり、これはこの光ファイバーが曲
げに対する高い抵抗を有することを示す。
実施例11 ビスフェノールAから作られそして25,000の粘度平均
分子量を有するポリカーボネート(帝人化成によって供
給されたパンライト(Panlite)L-1250W)を270℃に維
持されたベントされたバレル押出機に供給した。この押
出機はその下流端で230℃に維持されたギアポンプに接
続され、そしてこのギアポンプは今度は240℃に維持さ
れた押出しゾーンに接続されていた。かくしてコポリマ
ーは、溶融されそしてギアポンプを通って押出しゾーン
に運搬され、そして二つの同心押出しチャンネルを備え
かつ250℃に維持された共押出しヘッドの内側のチャン
ネルに供給された。
同時に、実施例3の溶融されたコポリマーDが、第二
の押出機から共押出しヘッドの外側のチャンネルに供給
された。
両方のポリマーは、各々4.5mmの径のオリフィスを備
えた口金を通して共押出しされた。このようにして押出
しされた二層の押出物を冷却し、固化し、そして5m/分
の速度で取り上げて、980マイクロメータの径を有する
ポリカーボネートコア及び10マイクロメータの厚さを有
するコポリマーDクラッドを持つ光ファイバーを作っ
た。
この光ファイバーの光伝送の減衰は680nmの波長で1,5
00dB/kmであった。この光ファイバーを空気オーブン中
で125℃で100時間加熱すると光伝送の減衰は1,700dB/km
に増加し、一方この光ファイバーを85℃及び95%の相対
湿度で100時間加熱すると光伝送の減衰は1,610dB/kmに
増加した。これは、この光ファイバーが良好な耐熱性及
び良好な耐湿熱性を有していたことを示す。その減衰
は、非常に短い長さの応用、例えば時計のダイアルの照
明に適している。
実施例12 実施例11において述べられたのと同じやり方で、クラ
ッド成分としてコポリマーDをそしてコア成分として米
国特許4,693,553中に述べられた方法によってポリメチ
ルメタクリレートから製造されたポリグルタルイミドを
使用することによって10m/分の取り上げ速度で共押出し
を実施した。このポリグルタルイミドは、40%のグルタ
ルイミド化度、5.7メルトインデックス、1.530の屈折
率、1.20g/cm3の比重、及び147℃の熱変形温度を有して
いた。生成する光ファイバーを165℃の温度でそして1.5
の延伸比で延伸して、980マイクロメータのコア径及び1
0マイクロメータのクラッド厚さを有するクラッド光フ
ァイバーを得た。
この光ファイバーの光伝送の減衰は660nmの波長で1,9
20dB/kmであった。この光ファイバーを135℃に維持され
た熱い空気の一定温度の浴中に250時間保持した後で、
光ファイバーの光伝送の減衰は1,980dB/kmであった。か
くして、この光ファイバーは良好な熱安定性を有するこ
とが示された。
実施例13 200マイクロメータの径を有する石英ファイバーの表
面を、ペルフルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)
中の実施例3のコポリマーDの20%溶液によって被覆
し、そして被覆されたファイバーを乾燥させて、コポリ
マーDクラッド、石英コアの215マイクロメータの外径
を有する光ファイバーを得た。
この光ファイバーの光伝送の減衰は850nmで7dB/kmで
あった。この光ファイバーを150℃に維持された空気オ
ーブン中で200時間保持した後で、外観の変化は観察さ
れず、そして光伝送の減衰は8dB/kmであった。
比較例2 100部の2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート及
び1部のメタクリル酸から成るモノマー混合物に、0.01
部のn−オクチルメルカプタン及び0.5部のアゾビスイ
ソブチロニトリルを添加し、そしてバルク重合を70℃で
8時間実施して、1.419の屈折率を有するコポリマーを
得た。
このようにして得られたコポリマーの酢酸エチル中の
溶液を被覆溶液として使用した以外は、実施例9におい
て述べられたのと同じやり方でクラッド光ファイバーを
製造した。
この光ファイバーの100巻きを10nmの径を有する棒の
上に巻いた時に、送られた光の量の保持比は0%であっ
た。光ファイバーをほどいた時でさえ、回収された光の
量は僅かに10%であった。
比較例3 80モル%のフッ化ビニリデン及び20モル%のテトラフ
ルオロエチレンから成り、128℃の一次転移(融点)、4
6%の結晶性(X線回折によって測定された)及び1.405
の屈折率を有するコポリマーの40%溶液をクラッドコポ
リマー溶液として使用して、200マイクロメータ径の石
英ファイバー上に被覆した。230マイクロメータの外径
を有するクラッド光ファイバーを実施例13において述べ
たようにして作った。
この光ファイバーの光伝送の減衰は850nmで120dB/km
であり、そして光ファイバーの外周からの光の漏れが大
きかった。光ファイバーを実施例12において述べられた
ように150℃に加熱した時に、クラッドコポリマーの溶
融のためにファイバーはお互いにくっつき、そして光伝
送能力は完全に失われた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 216/14 MKZ C08F 216/14 MKZ 220/22 MMT 220/22 MMT G02B 6/00 386 G02B 6/00 386 391 391 (72)発明者 バツクマスター,マーチン・デイ アメリカ合衆国ウエストバージニア州 26105 ビエンナ・バレイビユードライ ブ32 (72)発明者 モーガン,リチヤード・エイ アメリカ合衆国ウエストバージニア州 26105 ビエンナ・セブンスアベニユー 4708 (72)発明者 山本 隆 広島県佐伯郡大野町216‐35

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テトラフルオロエチレン;クロロトリフル
    オロエチレン;RfCF=CF2[式中、Rfは、1〜5の炭素
    原子を有する第一フルオロアルキル基、好ましくはペル
    フルオロアルキル基である];RgOCF=CF2[式中、R
    gは、Rfまたは、エーテル酸素及び4〜12の炭素原子を
    含む第一フルオロアルキル基、好ましくはペルフルオロ
    アルキル基である];及び以下の式 [式中、R及びR′の各々の一つは、独立にフッ素また
    はトリフルオロメチル基である]を有するフルオロジオ
    キソールから成る群から選ばれた少なくとも二つのコモ
    ノマーの、溶融加工できるコポリマーの高温安定性を改
    良するための方法であって、以下の順次のステップ: a)該コポリマーを、−COOH及び−COF基の濃度を基に
    して少なくとも化学量論量の、 (1)常圧で高くても約130℃の沸点を有する有機アミ
    ン、及び (2)8までの炭素原子を有する第三級アルコール から成る群から選ばれた無水または水性安定剤と約25℃
    と200℃の間の温度で少なくとも15分の時間接触させて
    中間体を生成させること、 b)約70℃と150℃の間の温度で該中間体を単離しそし
    て乾燥させること、 c)20℃と、該コポリマーの溶融温度およびガラス転移
    温度の最低温度との間の温度で該中間体をフッ素と接触
    させることによって該乾燥された中間体を改良された熱
    安定性を有するコポリマーに転換させること、そして d)反応生成物から過剰のフッ素及び揮発性副生成物を
    除去しそして該コポリマーを回収すること の少なくとも一つのサイクルを有して成る方法。
  2. 【請求項2】ステップ(c)におけるフッ素との反応が
    200℃より高くない温度で実施される、請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】該コポリマーが溶融温度を示さない、請求
    項2記載の方法。
  4. 【請求項4】該コポリマーの最低ガラス転移温度が125
    ℃、好ましくは135℃、もっとも好ましくは150℃であ
    る、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】該コポリマーが以下の式 [式中、R及びR′の各々の一つは、独立にフッ素また
    はトリフルオロメチル基、好ましくはトリフルオロメチ
    ル基である]のフルオロジオキソールのコポリマーであ
    る、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】該コポリマーがペルフルオロ−2,2−ジメ
    チル−1,3−ジオキソールとテトラフルオロエチレンの
    ジポリマーである、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】該安定化されたコポリマーが、フーリエ変
    換赤外分光法によって測定して、1キログラムのコポリ
    マーあたり5未満、好ましくは2ミリ当量未満の−COF
    を有する、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】該安定剤が有機アミンである、請求項1記
    載の方法。
  9. 【請求項9】該有機アミンが、プロピルアミン、ブチル
    アミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、トリエチ
    ルアミン、2−エチルブチルアミン、ピペリジン、モル
    ホリン及びピリジンから成る群から選ばれる、請求項8
    記載の方法。
  10. 【請求項10】該安定剤が第三級アルコール、好ましく
    はtert.−ブチルアルコールである、請求項1記載の方
    法。
  11. 【請求項11】該安定剤が有機アミンであり、そしてそ
    れが少なくとも70℃の温度で該コポリマーと接触させら
    れる、請求項6記載の方法。
  12. 【請求項12】該安定剤が第三級アルコール、好ましく
    はtert.−ブチルアルコールであり、そしてそれが、該
    コポリマーの最低ガラス転移温度より約40℃下と最低ガ
    ラス転移温度より50℃上との間の温度で該コポリマーと
    接触させられる、請求項6記載の方法。
  13. 【請求項13】該コポリマーがまず水性エマルション中
    での共重合によって製造される、請求項11または12記載
    の方法。
  14. 【請求項14】a)下記繰り返し単位 −CF2‐CF2−, −CClF-CF2−, [式中、Rfは、1〜5の炭素原子を有する第一フルオロ
    アルキル基である]、 [式中、Rgは、Rfまたは、エーテル酸素及び4〜12の炭
    素原子を含む第一フルオロアルキル基である] 及び [式中、R及びR′の各々の一つは、独立にフッ素また
    はトリフルオロメチル基である] から成る群から選ばれた少なくとも2つの繰り返し単位
    から成るコポリマーを、−COOH及び−COF基の濃度を基
    にして少なくとも化学量論量の、 (1)常圧で高くても約130℃の沸点を有する有機アミ
    ン、及び (2)8までの炭素原子を有する第三級アルコール から成る群から選ばれた無水または水性安定剤と約25℃
    と200℃の間の温度で少なくとも15分の時間接触させて
    中間体を生成させること、 b)約70℃と150℃の間の温度で該中間体を単離しそし
    て乾燥させること、 c)20℃と、該コポリマーの溶融温度およびガラス転移
    温度の最低温度との間の温度で該中間体をフッ素と接触
    させることによって該乾燥された中間体を改良された熱
    安定性を有するコポリマーに転換させること、そして d)反応生成物から過剰のフッ素及び揮発性副生成物を
    除去しそして該コポリマーを回収すること の少なくとも一つのサイクルを有して成る方法を施した
    結果得られる溶融加工できる、改良された高温安定性を
    有するコポリマー。
  15. 【請求項15】フーリエ変換赤外分光法によって測定し
    て、1キログラムあたり20ミリ当量未満の−COF基濃度
    を有する、請求項14記載のコポリマー。
  16. 【請求項16】下記繰り返し単位 [式中、R及びR′の各々の一つは、独立にフッ素また
    はトリフルオロメチル基である] と、繰り返し単位 −CF2‐CF2−, −CClF-CF2−, [式中、Rfは、1〜5の炭素原子を有する第一ペルフル
    オロアルキル基である]、 及び [式中、Rgは、Rfまたは、エーテル酸素及び4〜12の炭
    素原子を含む第一ペルフルオロアルキル基である] から成る群から選ばれた少なくとも1つの繰り返し単位
    とからなる無定形の溶融加工できるコポリマーであっ
    て、 少なくとも125℃のガラス転移温度、及びフーリエ変換
    赤外分光法によって測定して、1キログラムのコポリマ
    ーあたり5ミリ当量未満の−COF基含量を有するコポリ
    マー。
  17. 【請求項17】繰り返し単位 と、 −CF2‐CF2− とのジポリマーである、請求項16記載のコポリマー。
  18. 【請求項18】光ファイバーのクラッド用の、請求項1
    記載の方法に従って安定化された、テトラフルオロエチ
    レンとペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソー
    ルとのコポリマー。
  19. 【請求項19】光ファイバーのクラッド用の、請求項8
    記載の方法に従って安定化された、テトラフルオロエチ
    レンとペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソー
    ルとのコポリマー。
  20. 【請求項20】光ファイバーのクラッド用の、請求項13
    記載の方法に従って安定化された、テトラフルオロエチ
    レンとペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソー
    ルとのコポリマー。
  21. 【請求項21】光ファイバーのクラッド用の請求項16記
    載のコポリマー。
  22. 【請求項22】光ファイバーのクラッド用の請求項17記
    載のコポリマー。
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