JP2003082020A - 含フッ素重合体の製造方法 - Google Patents
含フッ素重合体の製造方法Info
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Abstract
基および/または主鎖に存在する不安定結合を効率よく
安定化し、かつ着色を防止する製造方法を提供する。 【解決手段】 不安定基を有する溶融加工可能な含フッ
素重合体を水と酸素を含むガスを導入して混練機内で溶
融混練する含フッ素重合体の製造方法であって、脱ガス
部のバレル設定温度を150〜300℃とする含フッ素
重合体の製造方法である。好ましくは、前記脱ガス部の
バレル内真空度を0.03〜0.1MPaとする。
Description
できる溶融加工可能な含フッ素重合体の製造方法に関す
る。さらに詳しくは、不安定末端基および/または主鎖
に存在する不安定結合を効率よく安定化し、かつ着色を
防止できる溶融加工可能な含フッ素重合体の製造方法に
関する。
えばテトラフルオロエチレン(TFE)とヘキサフルオ
ロプロピレン(HFP)との共重合体(FEP)、TF
Eとパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)(PAV
E)との共重合体(PFA)、TFEとエチレンとの共
重合体(ETFE)など数多く知られている。こうした
溶融加工可能な含フッ素重合体のなかには、溶融加工に
より製造した成形品中に気泡や空隙が生ずるものがあ
る。これは、含フッ素重合体が有する不安定な末端基が
熱により分解して生ずる揮発性物質に起因すると考えら
れている(米国特許第3,085,083号明細書)。
不安定末端基は重合法や重合開始剤、連鎖移動剤などの
種類に依存する。たとえば、乳化重合法によく使用され
る過硫酸塩(過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムな
ど)を重合開始剤とする場合、カルボン酸末端基が生ず
る。このカルボン酸末端基は溶融条件にもよるが、溶融
混練によりビニル末端基(−CF=CF2)や酸フルオ
ライド末端基(−COF)に変化する。これらの末端基
は熱的に不安定であり、揮発性物質を生じて最終製品に
気泡や空隙を生ずる原因となる。
は、溶融混練時に二軸スクリュー型押出機により大きな
剪断力を加えてHFP−HFP結合を切断して不安定末
端基としている。しかしこの方法では、二軸スクリュー
型押出機という短時間で大きな剪断力を加えることがで
きる混練機を使用するため、主鎖の不安定結合を切断し
て不安定ビニル末端とするに止まり、生じた不安定末端
基の処理を二軸押出機内で行なうことは予定していな
い。かえって、酸素が存在するとビニル末端基が酸フル
オライド末端基に変化するため、含フッ素重合体および
押出機内から実質的に酸素が存在しない雰囲気下で処理
してビニル末端基のまま取り出し、安定化処理を二軸押
出機外で行なっている。また、二軸押出機内での溶融混
練時に発生する揮発性物質などを押出機外に排気するた
めに押出機内を減圧(絶対圧力で0.1MPa未満)に
しているが、それでもビニル末端基の解重合により生ず
る炭素に起因する着色が生じている。
消するためWO98/09784号パンフレット記載の
方法では、有効容積率(容器内有効空間/容器内空間)
が0.3よりも大きい、いわゆる表面更新型混練機を使
用し、式:K=Pv/μ/n 2(式中、Pvは単位体積
あたりの所用動力(W/m3)、μは重合体の372℃
における溶融粘度(Pa・s)、nは回転数(rps)
である)で表わされる動力係数Kが8000未満という
マイルドな混練条件でかつほぼ大気圧下に滞留時間10
分間以上という長い時間をかけることによって不安定基
の安定化処理を行なっている。
間の溶融混練では、着色の問題は解決されているが、処
理効率の低下が避けられないだけでなく、ビニル末端基
の解重合も進行して樹脂の劣化が生じやすい。また、処
理装置が大型になり、さらに処理樹脂の切換え時におけ
る残留物の置換に時間がかかるという問題も生じてい
る。
トでは、混練機内の安定化処理領域内に酸素を含むガ
ス、および水を存在させる方法が記載されている。しか
しながらこの方法では、混練、押出の条件が過酷なため
に含フッ素重合体の分子量が低下してしまうという問題
がある。
解決するものであり、不安定末端基および/または主鎖
に存在する不安定結合を効率よく安定化しながら、含フ
ッ素重合体の着色を防止できる溶融加工可能な含フッ素
重合体の製造方法を提供するものである。
定基を有する溶融加工可能な含フッ素重合体を水と酸素
を含むガスを導入して混練機内で溶融混練する含フッ素
重合体の製造方法であって、脱ガス部のバレル設定温度
を150〜300℃とする含フッ素重合体の製造方法に
関する。
〜0.1MPaとすることが好ましい。
が好ましい。
出機であることが好ましい。
しては、テトラフルオロエチレン(TFE)、ヘキサフ
ルオロプロピレン(HFP)、パーフルオロ(アルキル
ビニルエーテル)(PAVE)、エチレン(ET)、ビ
ニリデンフルオライド(VdF)およびクロロトリフル
オロエチレン(CTFE)といったモノマーを2種以上
共重合して得られる共重合体、CTFEの単独重合体
(PCTFE)、VdFの単独重合体(PVdF)など
が知られている。具体的な共重合体としては、たとえば
TFE−HFP共重合体(FEP)、TFE−HFP−
PAVE共重合体などのFEP系重合体;TFE−PA
VE共重合体(PFA)、TFE−PMVE−PAVE
(PMVE以外)共重合体などのPFA系重合体;TF
E−ET共重合体(ETFE)などのETFE系重合
体;CTFE−ET共重合体(ECTFE)などのEC
TFE系重合体;TFE−VdF共重合体などがあげら
れる。
エーテル(なお、mが1の場合がパーフルオロメチルビ
ニルエーテル(以下、PMVEと略す)である)、およ
び式: CF2=CF−(O−CF2CF(CF3))nOC3F7 (式中、nは1〜4の整数である)で表わされるビニル
エーテルがあげられる。なかでも、nが1〜2であると
融点が低くなるため耐熱性がわるくなり、またnが4で
あると製造コストが上がる傾向にあるため、n=3であ
るパーフルオロプロピルビニルエーテル(以下、C3V
Eと略す)が好ましい。
は、多かれ少なかれ不安定基を有している。とくに不安
定基の安定化が望まれている含フッ素重合体の代表例と
しては、FEP系重合体、それも不安定基の原因となる
過硫酸塩を開始剤として使用する乳化重合法で製造した
ものがあげられ、そのほか重合体の末端がフッ素原子ま
たは水素原子で飽和されてない重合法で製造された含フ
ッ素重合体なども、安定化処理が強く要請されている重
合体である。なかには、使用する重合法や開始剤の種類
によって、または連鎖移動剤としてメタンなどのアルカ
ン類などを使用することによって不安定基の少ない重合
体が得られ、従来は用途によっては安定化処理が不要と
されているものもあるが、それらの重合体も混練機内に
水と酸素を含むガスを導入して混練することにより、よ
り一層安定なものとなる。
明する。
基に変換する。さらに、若干は生ずるビニル末端基の解
重合で生じた炭素原子を酸化し炭酸ガスとする作用も期
待できる。
化処理領域での滞留時間、押出機の型式、不安定末端基
の種類と量などによって異なるが、安定化させるべき不
安定末端基(−CF=CF2)と少なくとも同モル量、拡
散ロスや反応に寄与せず排気される量を考えると過剰
量、たとえば10倍モル量以上、とくに50倍〜500
倍モル量とするのが好ましい。
やアルゴンガスなどの不活性ガスで適切な濃度(たとえ
ば10〜30容量%)に希釈して供給してもよいが、空
気をそのまま用いることが経済面から好ましい。
合、安定化処理領域への供給速度は、原料の処理速度、
処理量、混練機のサイズおよび種類などにより、適宜設
定すればよい。
く、混練機に投入する前に含フッ素重合体に含ませてお
いてもよく、混練機に投入後に供給してもよい。もちろ
ん両者を併用してもよい。
フルオライドをカルボン酸に変換する。水の添加量は、
前記反応に必要な理論量よりも過剰量であることが必要
であるが、その量は添加する圧力、押出機内の状態に大
きく左右され、実機で確認しつつ決定する。
の処理速度、処理量、混練機のサイズおよび種類などに
より、適宜設定すればよい。
アルカリ金属化合物などの反応促進剤を添加することに
より大きく促進されるので、水は促進剤を溶解させた水
溶液の形で添加することが好ましい。水溶液の濃度は前
記の促進剤の必要量を基準に適宜選定すればよい。
(以下、安定化処理領域という)内に存在すればよく、
混練機に投入する前に含フッ素重合体に含ませて湿潤状
態としておいてもよく、乾燥した重合体を混練機に投入
したのちに供給してもよい。もちろん両者を併用しても
よい。たとえば、反応促進剤の水溶液で重合体を処理し
たのち乾燥し、混練機に投入後水と酸素(空気)を供給
して混練することも好ましい。また、水蒸気として供給
してもよい。
で発生する不安定末端基の数と同じ分子数であれば理論
的には安定化できるが、実際には過剰の、とくに不安定
末端基数の10倍以上の分子数の水を供給することが好
ましい。上限はとくに限定されない。
に供給される重合体には大気と同様の空気と水分が含ま
れているが、この程度の酸素量および水分量では本発明
が達成できる安定化効果は奏されない。その理由は、お
そらく、混練機の安定化処理領域内では低分子量物や重
合体中の各種添加剤(たとえば重合開始剤など)が分解
してガスを発生させるため、安定化処理領域内の酸素の
分圧を下げてしまい、重合体と酸素の接触が不充分とな
ってしまうためであると考えられる。
含むガスと水を積極的に重合体中に含有させておくか、
および/または安定化処理領域内に酸素を含むガスと水
を連続的に供給する限り、安定化処理領域内は加圧状態
でも減圧状態でも、大気圧下でもよい。好ましくは絶対
圧力を0.2MPa以上、好ましくは0.3MPa以上
の加圧状態とする。加圧することにより、たとえば供給
する水や酸素の侵入が促進され、迅速な安定化処理が可
能になる。圧力は混練機に取り付けられた圧力計により
測定できる。
式などによって異なるが、10MPa以下、好ましくは
5MPa以下である。
および/または水を圧入することにより、あるいは酸素
を含むガスおよび/または水を加熱してその自圧下に供
給することにより行なうことができる。
少時間がかかるが、加熱により発生する種々の分解ガス
や低分子量物などを容易に系外に取り出すことができる
点、安定化処理領域の下流での脱気が容易になる点では
有利である。
分の供給は液体の状態で導入すると減圧状態を形成しに
くいため、酸素含有ガスに水蒸気を加えた加湿空気など
の形で供給することが好ましい。
することにより、 不安定基は末端基と主鎖中の不安定
結合を問わず、短時間でかつ効率よく安定化でき、しか
も着色の原因となる炭素の発生も抑制できる。
る混練機を使用しても前記の条件を満たす限り所望の結
果が得られるが、処理時間をさらに短縮するためには動
力係数Kが8000以上、好ましくは10000以上と
いう強い混練条件とするのが好ましい。
滞留時間は、安定化処理領域での混練機の構造、水や空
気の供給方法、処理温度などによって異なり、通常10
分間未満で充分であるが、好ましくは0.2〜5分間で
ある。滞留時間が長くなると剪断力が多く加えられてし
まい重合体が劣化する傾向がある。
50℃、好ましくは300〜400℃である。
物に前記フッ素化処理を施してもよい。
混練機、たとえば二軸スクリュー型押出機、有効容積率
が極めて小さいニーダーなどがあげられる。これらのう
ち滞留時間分布が狭く連続操作が可能でメルトシールに
より反応部の圧力を高めることができる点から二軸スク
リュー型押出機が好ましい。
ー型押出機のニーディングディスクで構成された溶融ゾ
ーン直後のスクリュー部分に設ければよい。そのほか溶
融ゾーンを長く設定し、そののち流部分を安定化処理領
域とするなどという変形も可能である。
ンダーとも呼ばれている)、駆動装置、加熱・冷却ユニ
ットから構成されている。バレルは必要に応じて複数結
合されており、それぞれ原料供給、溶融、混練、押出し
という役割をもつ。前記のように混練機内において水や
酸素を添加した場合、通常、バレルにベント孔を設けて
真空ポンプをつなげ、前記安定化処理反応で生じたガス
状物質、たとえばフッ化水素、炭酸ガス、分解により発
生する少量のモノマーなどを、安定化処理済みの含フッ
素重合体内部から取り出し、混練機の外部に排出するた
め、脱ガス部が混練機内に設けられる。これは、製造し
た成形品中に気泡や空隙を生じさせないためである。こ
の脱ガスの際に、前記脱ガス部を真空にすることで混練
機内が酸欠状態になる。このとき含フッ素重合体が高温
であると不斉炭素原子を生じ、着色することがある。
温度を低下させるために、脱ガス部のバレル設定温度を
150〜300℃とする。これにより、過酷な条件で行
なわれている処理条件が緩和され、重合体の着色を防止
することができる。バレル設定温度は、好ましくは下限
175℃、上限250℃である。使用される含フッ素重
合体の種類にもよるが、バレル設定温度が150℃より
低いと含フッ素重合体が固化してしまい、押出し不能と
なる。また300℃をこえると着色が起こり得る結果と
なる。
の運転条件により異なるが、脱ガス部のバレル内の真空
度を0.03〜0.1MPaとすることが好ましい。よ
り好ましくは、上限0.06MPa、下限0.1MPa
である。バレル内の真空度が0.03MPaより小さい
と着色が起こりやすくなる傾向にある。また0.1MP
aをこえると押出機から押出される重合体が著しく発泡
する傾向にある。
ダイ部の前に形成することが好ましい。
とが好ましい。より好ましくは2〜4個のバレルからな
ることが好ましい。複数あることにより、脱ガス部に温
度勾配をもたせることができるため、脱ガス部の温度コ
ントロールが安定し、押出機から押出される重合体の物
性、排出速度が安定する傾向にある。
をあげるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
高さ1cmまでペレットを入れ、上部蓋は白色、側部は
黒色に覆い、ミノルタ(株)製色差計(CM−3500
d)により、イエローインデックス(ASTM D−1
925)を測定する。
フルオロプロピルビニルエーテル)=87/12/1
(重量比)、ASTM D−2116に準じて測定した
372℃におけるメルトフローレート 23、カリウム
濃度 15ppm
(軸径47mm、L/D=52.5、バレル数15(第
1バレル:原料供給部、第2〜6バレル:溶融部、第7
〜12バレル:混練・反応部、第13〜15バレル:脱
ガス部))
原料供給 回転数 200rpm 設定温度 第2〜6バレル:350℃、第7〜9バレ
ル:300℃、第10〜12バレル:410℃、第13
〜14バレル:250℃、第15バレル:200℃ バレル内真空度 第15バレル:0.06MPa 第7バレルから、空気を40NL/分で供給した。つい
で第10バレルから水を1.5kg/時間で供給した。
溶融押出し加工された含フッ素重合体をストランドカッ
トし、ペレット状の本発明の製造方法による含フッ素重
合体を得た。
の真空度を0.02MPaとしたこと以外は、実施例1
同様にして本発明の方法による含フッ素重合体を得た。
度を0.02MPaとしたこと以外は、実施例1同様に
して本発明の方法による含フッ素重合体を得た。
は、実施例1同様にして本発明の方法による含フッ素重
合体を得た。
実施例1と同様にして含フッ素重合体を得た。
または主鎖に存在する不安定結合を効率よく安定化しな
がら、着色が防止された溶融加工可能な含フッ素重合体
を得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 不安定基を有する溶融加工可能な含フッ
素重合体を水と酸素を含むガスを導入して混練機内で溶
融混練する含フッ素重合体の製造方法であって、脱ガス
部のバレル設定温度を150〜300℃とする含フッ素
重合体の製造方法。 - 【請求項2】 脱ガス部のバレル内真空度を0.03〜
0.1MPaとする請求項1記載の含フッ素重合体の製
造方法。 - 【請求項3】 前記混練機がスクリュー押出機である請
求項1または2記載の含フッ素重合体の製造方法。 - 【請求項4】 前記スクリュー押出機が2軸スクリュー
押出機である請求項3記載の含フッ素重合体の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001275683A JP2003082020A (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | 含フッ素重合体の製造方法 |
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JP2001275683A JP2003082020A (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | 含フッ素重合体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=19100504
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001275683A Pending JP2003082020A (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | 含フッ素重合体の製造方法 |
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