JP2682744B2 - 破砕プラントの原料供給量制御方法及びその装置 - Google Patents

破砕プラントの原料供給量制御方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉱山、採石場、廃材処
理場等における破砕プラントの原料供給量制御方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】破砕プラントにおける原料供給は、破砕
機の運転員が破砕機や周辺機械の負荷状況を常に監視し
ながら供給量を調節するか、あるいは、定量供給装置に
よって一定の量を供給する方法が実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実際の破砕プラントに
おいては、採掘場所の違いや運搬時及び原料ホッパ内で
の粒度偏析現象などによって、原料の品質が大きく変動
する。そのため一定量を破砕プラントに供給しても原料
の硬さが大きく変ったり、粒度分布が塊状のものから粉
状のものまで広い範囲にわたって頻繁に変化するため、
実際に破砕機で破砕される量が大きく変動することにな
る。このため、たとえ破砕機の処理量が一定になるよう
な供給量の制御を実施したとしても、周辺のベルトコン
ベヤが溢れたりして、なかなか最適の条件での操業が困
難である。
【0004】運転員が破砕プラントの供給量を調節する
場合にあっては、原料の状況や破砕機及びベルトコンベ
ヤ等の周辺機械の負荷状況を常に監視しながら原料供給
量を頻繁に調節する必要があり、運転員の精神的な疲労
が大きくなること、また騒音、振動、粉塵等の悪い環境
下での作業であるため、安全衛生面でも問題がある。
【0005】一方、定量供給装置によって一定の量を供
給する方法にあっては、原料の変動を考慮して安全率を
大きくとる必要があり、結果として処理量が低下するこ
とになる。
【0006】本発明は、品質が大きく変動する破砕原料
であっても最適な条件で破砕プラントに原料を供給する
方法とその装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、次の方法及
び装置により達成される。
【0008】請求項1の発明は、破砕機の内部で破砕中
の原料の量をレベル検出手段で連続的に検出し、この検
出信号によって破砕プラントの原料供給量を調節すると
ともに、粉鉱運搬装置の負荷検出信号と、破砕機の負荷
検出信号と、破砕産物運搬装置の負荷検出信号を加味し
て前記原料供給量を補正する破砕プラントの原料供給量
制御方法である。
【0009】請求項2の発明は、破砕機の内部で破砕中
の原料の量を連続的に検出するレベル検出手段と、粉鉱
運搬装置の負荷を検出する粉鉱量検出手段と、破砕機の
負荷を検出する負荷検出手段と、破砕産物運搬装置の負
荷を検出する破砕産物量検出手段と、これらの検出手段
からの信号により原料供給量を調節するための制御装置
を有する破砕プラントの原料供給量制御装置である。
【0010】
【作用】破砕機の内部で破砕中の原料は量はレベル検出
手段によりレベル検出信号として検出される。このレベ
ル検出信号を基準値と比較してその差を小さくするよう
に破砕プラントの原料供給量を調節し、破砕機の内部で
破砕中の原料の量が一定になるように制御する。
【0011】さらに粉鉱運搬装置の負荷検出信号と、破
砕機の負荷検出信号と、破砕産物運搬装置の負荷検出信
号とをそれぞれの基準値と比較して、そのいずれかが基
準値を越えた場合には、前記レベル検出信号による破砕
プラントの原料供給量を補正する。
【0012】これにより、破砕プラントでの処理量が最
適に制御され、破砕機、粉鉱運搬装置、破砕産物運搬装
置の過負荷や運搬物の溢れが防止できる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図であるが、
本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0014】破砕プラントに搬入された破砕原料1は、
原料ホッパ2から原料供給装置(振動グリズリフィー
ダ)3により引出されて破砕機5に投入されるが、あら
かじめ粉鉱除去装置4により所定の粒度以下のものは粉
鉱として除去されて塊状のものだけが破砕機5に供給さ
れて破砕される。原料供給装置3として本実施例に用い
た振動グリズリフィーダ3は、粉鉱除去装置4の作用を
兼ね備えている。
【0015】破砕機5で破砕中の原料の量は、レベル検
出手段7によって検出されレベル検出信号Lとして制御
装置8に送られる。また破砕機5の負荷状況は、破砕機
負荷検出手段6により破砕機負荷検出信号Cとして制御
装置8に送られる。このレベル検出手段7は、破砕機5
内部の原料の量(レベル)が検出できるものの中から適
宜選ばれ、本実施例では超音波レベル計7を用いた。ま
た破砕機負荷検出手段6は、破砕機の負荷状況を検出で
きるものの中から適宜選ばれ、本実施例では破砕機5の
駆動電動機に電流センサ6を設けた。
【0016】粉鉱除去装置4を通過した粉鉱は、粉鉱運
搬装置(粉鉱コンベヤ)9によって搬出されて粉鉱11
となるが、粉鉱コンベヤ9の負荷状況は粉鉱量検出手段
10によって検出され、粉鉱量信号Fとして制御装置8
に送られる。粉鉱量検出手段10は、粉鉱コンベヤ9の
負荷状況を検出できるものの中から適宜選ばれ、本実施
例では粉鉱コンベヤ9の駆動電動機に電流センサ10を
設けた。
【0017】破砕機5によって破砕された産物は、破砕
産物運搬装置(破砕産物コンベヤ)12によって破砕産
物14として次工程に送られて適宜処理されるが、破砕
産物コンベヤ12の負荷状況は、破砕産物量検出手段1
3によって検出されて破砕産物量信号Pとして制御装置
8に送られる。破砕産物量検出手段13は、破砕産物コ
ンベヤ12の負荷状況を検出できるものの中から適宜選
ばれ、本実施例では破砕産物コンベヤ12の駆動電動機
に電流センサ13を設けた。
【0018】制御装置8はレベル検出信号Lと、あらか
じめ設定したレベル基準値L0 とを比較して、LとL0
の差を小さくするような制御信号Sを振動グリズリフィ
ーダ3に送ってその回転数を調節し、原料供給量を増減
する。本実施例ではレベル基準値L0 として破砕機5の
チョークレベルを設定した。
【0019】これにより破砕機5で破砕する量(破砕レ
ベル)が適当に調節されて通常は良好な破砕が期待でき
るが、前述のように破砕原料1の品質が大きく変動し
て、例えば粉状のものの比率が大きくなってた場合に
は、たとえ破砕機5で破砕する量が適当であっても粉鉱
コンベヤ9から粉鉱が溢れたり、ついには粉鉱コンベヤ
9が過負荷になってスリップしたり停止することにもな
りかねない。また破砕原料1が大きすぎたり硬すぎた場
合は、破砕機5が過負荷となるおそれがある。さらに破
砕機5に供給される原料の粒度が小さ目になると破砕機
5の破砕レベルが適当に調節されていても、破砕機5の
通過量が多くなり、破砕産物コンベヤ12が溢れたり過
負荷になるおそれがある。そこで本発明では、以下の制
御を加味してこの課題を解決している。
【0020】制御装置8は前記レベル検出信号Lによる
レベル制御に加えて、粉鉱量信号F、破砕機の負荷検出
信号C、破砕産物量検出信号Pと、あらかじめ設定した
それぞれの基準値F0 、C0 、P0 とを比較して、F、
C、Pのうちのいずれかが基準値を越えた場合、前述の
制御信号Sを補正して原料供給量を制限することによ
り、破砕機、ベルトコンベヤの過負荷や溢れが防止でき
る。本実施例ではこれらの基準値F0 、C0 、P0 とし
て、それぞれの電動機の定格電流値を設定した。
【0021】本実施例において、制御装置8に送られて
くる信号L、F、C、Pと、制御装置8から振動フィー
ダ3に送られる制御信号Sの相互関係を図2に、そのタ
イムチャートの一例を図3に示す。
【0022】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、破砕機の内
部でのレベルの他に粉鉱運搬装置の負荷と破砕機の負荷
と破砕産物運搬装置の負荷とにより原料供給量を制御す
るので、原料の品質が変動して例えば粉状のものが大き
くなった場合に粉鉱運搬手段から粉鉱が溢れることもな
く、破砕原料が大きすぎたり、硬すぎた場合に破砕機が
過負荷になることもなく、さらに破砕機に供給される原
料の粒度が小さ目な場合に、破砕機の通過量が多くなり
破砕産物運搬装置か過負荷になることもない。このよう
に本発明によれば、破砕機に供給される原料の品質が大
きく変動した場合であっても、破砕機が最も効率よく作
動するように破砕プラントの原料供給量が調節され、ま
た破砕機の周辺の運搬装置の溢れや過負荷が防止される
ので、破砕プラントの負荷率の向上、電力原単位や人件
費の削減など、生産コストの引下げを図ることができ、
また作業者の疲労を軽減できるなど、工業的価値は大な
るものがある。また破砕機の内部の原料のレベルを連続
的に検出するので、図3に示すように負荷の検出と相い
まって、きめ細かい制御が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概要を示すブロック図。
【図2】制御装置の入出力信号の関係を示すブロック
図。
【図3】本発明の実施例による制御装置の入出力信号の
タイムチャートの一例を示す特性図。
【符号の説明】
1・・・破砕原料 3・・・原料供給装置 4・・・粉鉱除去装置 5・・・破砕機 6・・・破砕機負荷検出手段 7・・・レベル検出手段 8・・・制御装置 9・・・粉鉱運搬装置 10・・・粉鉱量検出手段 12・・・破砕産物運搬手段 13・・・破砕産物量検出手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕原料を破砕機を使用して破砕するに
    あたり、破砕機の前段に設置された粉鉱除去装置と、破
    砕された産物を次工程に搬出するための運搬装置を備え
    た破砕プラントの原料供給量を制御する方法において、
    破砕機の内部で破砕中の原料の量をレベル検出手段で連
    続的に検出し、このレベル検出信号により破砕プラント
    の原料供給量を調節するとともに、粉鉱除去装置により
    分離された粉鉱を運搬する粉鉱運搬装置の負荷を検出し
    た信号と、破砕機の負荷を検出した信号と、破砕された
    産物を搬出する破砕産物運搬装置の負荷を検出した信号
    とを加味して、前記供給量を補正することを特徴とする
    破砕プラントの原料供給量制御方法。
  2. 【請求項2】 破砕原料を破砕機を使用して破砕するに
    あたり、破砕機の前段に設置された粉鉱除去装置と破砕
    された産物を次工程に搬出するための運搬装置を備えた
    破砕プラントの原料供給量を制御する装置において、破
    砕機の内部で破砕中の原料の量を連続的に検出するレベ
    ル検出手段と、粉鉱除去装置により分離された粉鉱を運
    搬する粉鉱運搬装置の負荷を検出する粉鉱量の検出手段
    と、破砕機の負荷を検出する負荷検出手段と、破砕され
    た産物を搬出する破砕産物運搬装置の負荷を検出する破
    砕産物量検出手段と、これらの検出手段からの信号によ
    り原料供給装置を調節するための制御装置を有すること
    を特徴とする破砕プラントの原料供給量制御装置。
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