JP2681677B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2681677B2 JP31569388A JP31569388A JP2681677B2 JP 2681677 B2 JP2681677 B2 JP 2681677B2 JP 31569388 A JP31569388 A JP 31569388A JP 31569388 A JP31569388 A JP 31569388A JP 2681677 B2 JP2681677 B2 JP 2681677B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は車載用CD装置等に好適なディスク再生装置
に関する。
〈従来の技術〉 CD等を用いたオーディオディスクプレーヤ等のディス
ク再生装置において、振動等の機械的な外乱により記憶
内容の読み取り不良が生ずることがある。車載用のディ
スク再生装置においては、振動などの悪影響を防ぐため
電気的な処理を行なうと共に、機械的なダンパ等の吸収
材を設けて再生装置内の光学的ユニツトを振動から保護
しており、これらにより読み取りデータの安定性を確保
してきた。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、従来の電気的及び機械的な防護策では限界が
あり、悪路等を走行して所定以上の振動を受けるとデー
タの安定性が保たれなくなり、オーディオ装置などにお
いては異音が出力されたり、或は音が途切れるミュート
状態が続いたりする不具合を生じる問題があった。
〈発明の概要〉 本発明は上記した従来の問題点を改善するためになさ
れたもので、ディスクよりディスク情報を読み出すディ
スク情報読み出し手段と、 前記ディスク情報読み出し手段を付勢し、ディスク情
報の出力レートを制御する出力レート制御手段と、 前記ディスク情報読み出し手段より出力されたディス
ク情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段よりディスク情報を所定のレートで取り
出す手段と、 前記記憶手段に記憶されたディスク情報量を監視し、
該情報量に応じて前記出力レートを変更する出力レート
変更手段と、 前記ディスク情報読み出し手段により読み出されたデ
ィスク情報にエラーが生じたら前記ディスク情報読み出
し手段の読み出し位置をエラーが生じる前の位置に戻し
て情報読み出しを再試行する再試行手段とを具備し、 前記再試行手段は、情報読み出しの再試行が所定回数
を越えた場合には、前記ディスク情報読み出し手段の読
み出し位置を進めること を特徴とするものである。
〈実施例〉 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明をオーディオディスクプレーヤに適用
した例を示すものである。
プレーヤ本体10にはディスク12、ドライブユニツト1
3、光学ピックアップ14が設けられており、これらは吸
振材11により機械的に振動から保護されている。光学ピ
ックアップ14からの出力はRFアンプ20により増幅された
上、メイン信号処理回路21におくられ、更にメモリコン
トローラ2、データストック用メモリ1を介してD/Aコ
ンバータ22に送られ、このD/Aコンバータ22でアナログ
信号に変換された上で、オーディオ回路23とスピーカ24
を介して音声化されるように構成されている。メイン信
号処理回路21は信号処理用RAM25を有しており、またプ
レーヤ本体10はサーボ信号処理回路31を介してシステム
コントローラ30により制御されている。システムコント
ローラ30にはキー入力装置32からの操作指令が入力して
おり、聴取者の指示にしたがって、種々の制御を行なう
ようになっている。
従来の装置ではメイン信号処理回路21とD/Aコンバー
タ22が直結されており、メイン信号処理回路21の入力と
出力とは1対1に対応したリアルタイム処理になってい
る。本考案の実施例では上記したようにメイン信号処理
回路21とD/Aコンバータ22の間にデータストック用メモ
リ1を介在させてあり、一度情報をデータストック用メ
モリ1に記憶させてから順次D/Aコンバータ22に出力す
るように構成されている。メモリコントローラ2はこの
データストック用メモリ1の記憶動作を制御するもであ
る。
システムコントローラ30とメモリコントローラ2はデ
ータストック用メモリ1の記憶容量が一杯になるまで、
高速でディスク12の情報を読み出し、データストック用
メモリ1に記憶させるように制御する。即ち、データス
トック用メモリ1からD/Aコンバータ22へ出力される速
度よりも早い速度で読み出し、記憶を行い、データスト
ック用メモリ1が飽和し空領域がなくなったらD/Aコン
バータ22への出力速度と同速度で読み出し、記憶を行な
うように構成されている。
更に振動などの外乱によりメイン信号処理回路21から
エラー信号を入力したら、システムコントローラ30は光
学ピックアップ14を制御して繰り返しエラー部分の読み
出しを行わせ、メモリコントローラ2はデータストック
用メモリ1にその部分の情報の記憶動作を繰り返させる
ように構成されている。この繰り返し再読み出しの速度
は高速とし、N倍の高速で読みとれば、同一時間内にN
倍回数の読み込みを行なうことができ、訂正能力をN倍
にすることが可能になる。
次に動作を第2図及び第3図に基づいて説明する。
システムの初期設定がなされ(ステップ50)、キー入
力装置32のプレイキーが押されると(ステップ51)、シ
ステムコントローラ30とメモリコントローラ2はディス
ク12の情報をN倍の速度で読み出しデータストック用メ
モリ1に記憶させる(ステップ52)。この時ドライブユ
ニツト13、光学ピックアップ14、RFアンプ20、メイン信
号処理回路21等もN倍の読みに対応させる。そして、オ
ーディオミュートをオフし、オーディオ出力を開始する
(ステップ53)。第3図では3倍速でデータストック用
メモリ1の容量を4データ分と仮定して示してある。こ
の読み込みの間にもデータストック用メモリ1からD/A
コンバータ22へデータの出力が1/Nの速度、すなわち所
定のレートで行なわれるから、データストック用メモリ
1はデータを読み込んだところで一杯になる。メモリ
コントローラ2はデータエラーのチェックを行い(ステ
ップ54)、データストック用メモリ1の状態をチェック
して(ステップ55)、データストック用メモリ1が満杯
になったら通常の速度での読み出し、記憶に変更し、す
なわちディスク情報の出力レートを通常のレートに変更
し、ステップ54に戻る(ステップ56)。通常の速度では
第3図に示すようにデータストック用メモリ1への入力
と出力とが1対1に対応している。
ステップ54で振動などの外乱によりデータエラーが生
じたら、システムコントローラ30は光学ピックアップ14
を制御して所定回数を上限としてリトライを実行させる
(ステップ57、58)。この間データストック用メモリ1
からの出力は継続されるから、データストック用メモリ
1には空領域が生じ、ステップ52から55のループがN倍
速で繰り返される。これにより、所定時間内でのN倍回
数のリトライが可能になる。リトライに成功して、正し
いデータが読み込まれると再びデータストック用メモリ
1は飽和するから、ステップ56に行き通常の読み込み速
度に移行する。
ステップ57でリトライ回数が所定回数を越えると、補
間などのデータ補償を実行し(ステップ59)、光学ピッ
クアップ14の読み出し位置を進める(ステップ60)。
なお、第4図は継続して3倍速で読み出しを行なった
例を示している。データ、、、はエラー検出が
なく、初めの1回の読み出しで終了している。一方デー
タは外乱により3回目で読み出しに成功している。
以上の構成においては、ディスク12からの情報は一度
データストック用メモリ1に記憶された上で出力され、
その間エラーなどが生じたら所定回数の再読み出しが実
行されるから、エラーが効果的に訂正される。しかも再
読み出しは高速で行なわれるから、訂正能力が更に増大
する。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明の車載用ディスク再生装置
は、ディスクよりディスク情報を読み出すディスク情報
読み出し手段と、 前記ディスク情報読み出し手段を付勢し、ディスク情
報の出力レートを制御する出力レート制御手段と、 前記ディスク情報読み出し手段より出力されたディス
ク情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段よりディスク情報を所定のレートで取り
出す手段と、 前記記憶手段に記憶されたディスク情報量を監視し、
該情報量に応じて前記出力レートを変更する出力レート
変更手段と、 前記ディスク情報読み出し手段により読み出されたデ
ィスク情報にエラーが生じたら前記ディスク情報読み出
し手段の読み出し位置をエラーが生じる前の位置に戻し
て情報読み出しを再試行する再試行手段とを具備するた
め、データエラーが生じても高能率でその修正が可能に
なる。
又、前記再試行手段は、データエラーが生じたら所定
回数の再読み出しが実行され、該再読み出しが所定回数
を越えた場合には、前記ディスク情報読み出し手段の読
み出し位置を進めるため、データエラーが生じても効果
的に訂正される。そのため、防振機構等の機械的な構成
を軽減でき、安定した出力を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
その動作を説明するフローチャート図、第3図と第4図
はメモリの状態説明図である。 1:データストック用メモリ、2:メモリコントローラ、1
0:プレーヤ本体、11:吸振材、12:ディスク、13:ドライ
ブユニツト、14:光学ピックアップ、20:RFアンプ、21:
メイン信号処理回路、22:D/Aコンバータ、23:オーディ
オ回路、24:スピーカ、25:信号処理用RAM、30:システム
コントローラ、31:サーボ信号処理回路、32:キー入力装
置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクよりディスク情報を読み出すディ
    スク情報読み出し手段と、 前記ディスク情報読み出し手段を付勢し、ディスク情報
    の出力レートを制御する出力レート制御手段と、 前記ディスク情報読み出し手段より出力されたディスク
    情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段よりディスク情報を所定のレートで取り出
    す手段と、 前記記憶手段に記憶されたディスク情報量を監視し、該
    情報量に応じて前記出力レートを変更する出力レート変
    更手段と、 前記ディスク情報読み出し手段により読み出されたディ
    スク情報にエラーが生じたら前記ディスク情報読み出し
    手段の読み出し位置をエラーが生じる前の位置に戻して
    情報読み出しを再試行する再試行手段とを具備し、 前記再試行手段は、情報読み出しの再試行が所定回数を
    越えた場合には、前記ディスク情報読み出し手段の読み
    出し位置を進めること を特徴とするディスク再生装置。
JP31569388A 1988-12-14 1988-12-14 ディスク再生装置 Expired - Lifetime JP2681677B2 (ja)

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JPH02161658A JPH02161658A (ja) 1990-06-21
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JP2793062B2 (ja) * 1992-01-09 1998-09-03 三洋電機株式会社 ディスクプレーヤ
JP2751812B2 (ja) * 1993-12-08 1998-05-18 ヤマハ株式会社 光ディスク装置

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