JP2681079B2 - 成形品の取り出し装置 - Google Patents

成形品の取り出し装置

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JP2681079B2
JP2681079B2 JP7223777A JP22377795A JP2681079B2 JP 2681079 B2 JP2681079 B2 JP 2681079B2 JP 7223777 A JP7223777 A JP 7223777A JP 22377795 A JP22377795 A JP 22377795A JP 2681079 B2 JP2681079 B2 JP 2681079B2
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聡 平形
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1769Handling of moulded articles or runners, e.g. sorting, stacking, grinding of runners

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、成形機の金型装置に付加
される成形品の取り出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、成形機の金型装置から成形品
を確実に取り出すために型開き状態の金型間に進入して
成形品を取り出す成形品取り出し装置が知られている。
このような成形品の取り出し装置において、チャック爪
により成形品を挟み込んで機械的に把持する構成とした
場合は材質によって成形品に損傷を与えたり破損させる
ことがある。そこで、例えば特開平1−171827号
公報に開示されているように、吸着パッドを用いて成形
品の一部を吸着する構成としたものがある。この構成で
は、成形品を吸着するのに適した位置にパッドが位置す
るように吸着パッドの配置を考慮する必要がある。した
がって、成形品の形状に応じて吸着パッドを含むチャッ
ク機構の構成を変更する必要があり、また、成形品の形
状が特異であったり、あまりにも小さかったする場合
には吸着できない場合もある。
【0003】これらの問題を解決するために、成形品よ
りも大きな収納ポケット部を設け、エア通路を介して収
納ポケット部内を吸引して負圧にすることにより成形品
を吸着する技術も知られている(例えば、特開昭63−
209913号公報)。
【0004】また、従来の成形品の取り出し装置は成形
機の上部や側面部に取り付けて使用されていた。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】上述の従来例による
と、収納ポケット内を負圧にして成形品を吸着するため
には、成形品取り出し時にチャックブロック端面と金型
とを隙間なく密着させておく必要がある。すなわち、チ
ャックブロックと金型とが密着してはじめて収納ポケッ
ト内が負圧になるのであり、隙間があいていては負圧の
状態を作れず成形品を吸着することはできない。したが
って、チャックブロックや金型の製作には高精度が要求
されるとともに、これらの移動機構にも精度のよいもの
が必要とされる。さらに、長期間の使用によってチャッ
クブロックや金型に摩耗が生じたり、あるいは移動時に
誤差を生じるようになると、成形品の吸着力が次第に低
下してきて最終的には成形品の取り出しを確実に行なえ
なくなる恐れがある。そして、収納ポケットからエア通
路を介して比較的長い距離、大容積に亘って負圧にする
ため強力な真空ポンプを必要とし、コストが高くなって
しまう。
【0006】また、従来の成形品の取り出し装置は長い
ストロークが必要であり、したがってコストが高くな
り、また、サイクルタイムも長くかかるという問題点を
有していた。
【0007】そこで本発明の目的は、成形機への取り付
け時に面倒な位置調整を必要とせずに比較的簡単な構成
で成形品を確実に取り出すことができる成形品の取り出
し装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、固定側金型と可動側金型とによって成
形される成形品の取り出し装置において、可動側金型の
側方にユニットベースプレートが固定されており、ユニ
ットベースプレートの一側には第1の駆動手段によって
型開き方向に進退する第1の可動プレートが設けられて
おり、第1の可動プレート上には第2の駆動手段によっ
て型開き方向と直角方向に進退する第2の可動プレート
が設けられており、第2の可動プレート上には第3の駆
動手段によって型開き方向と直角方向に進退する第3の
可動プレートが設けられており、第3の可動プレートに
は、各駆動手段によって両金型間の成形品取り出し位置
と両金型外の良品排出位置および不良品排出位置との3
つの位置を移動可能な成形品受けが成形品を各々キャビ
ティ別に受け取り可能なように複数個設けられており、
成形品受けには、成形品を成形品取り出し位置で取り込
んで両排出位置で排出する開口部が一端部に、開口部よ
り取り込んだ成形品を捕捉しておく捕捉手段が他端部に
それぞれ設けられており、開口部には、エアカーテンを
発生させる成形品落下防止手段が設けられており、成形
品受けが良品排出位置あるいは不良品排出位置にある時
にエアカーテンを停止させて成形品を開口部より排出さ
せるエア排出手段が設けられている。
【0009】そして好ましくは、成形品受けの捕捉手段
は網状の部材で構成されている。
【0010】さらに好ましくは、成形品受けは、開口部
の周縁につば部を有し、つば部には内周部の一側にスリ
ット状エア吹出口が形成されており、スリット状エア吹
出口はつば部の第3の可動プレート側に設けられている
エア取込口と連通しており、第3の可動プレートには成
形品受けの取り付け側にエア供給溝部が形成されてお
り、エア供給溝部は第3の可動プレートの成形品受け取
り付け側と反対側に設けられているエア供給口と連通し
ており、第3の可動プレートに成形品受けを取り付けた
際に、エア供給溝部とエア取込口が連通するようになっ
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1および図2において、固定ダ
イプレートAおよび移動ダイプレートBの各々に固定側
金型Pおよび可動側金型Qが取り付けられ、可動側金型
Qの下方に本発明に係る成形品の取り出し装置Sが設置
されている。なお、本発明の成形品の取り出し装置S
は、成形機から送られてくる成形品Wの成形状態の良・
不良の信号により成形品Wを良品と不良品とに分別して
排出可能に構成されている。
【0012】移動ダイプレートBは固定ダイプレートA
との間に設けられているタイバーCに移動可能に支持さ
れている。したがって、移動ダイプレートBが成形機の
型締めシリンダ(図示せず)により移動することによっ
て固定側金型Pと可動側金型Qが開閉動作を行なう。本
実施例の射出成形金型装置は、異なる成形品Wを成形す
るごとに異なるキャビティ部Uを有するものに交換可能
な1組以上のカセット金型Kが固定側金型Pおよび可動
側金型Qの各々に装着してある。
【0013】成形品の取り出し装置Sのユニットベース
プレート1は可動側金型Qの下面に固定されている。ユ
ニットベースプレート1には、型開き方向に進退可能な
第1の可動プレート2、型開き方向と直角な方向に進退
可能な第2の可動プレート3および第3の可動プレート
4の3つの可動プレートが設けられている。
【0014】第1の可動プレート2の片面に垂設されて
いる1対のシャフト5がユニットベースプレート1に貫
設されている1対の直動ガイド軸受6に軸支されてい
て、ユニットベースプレート1に取り付けられているシ
ャフト5の摺動方向と平行に作動する第1の駆動手段7
の駆動軸先端部7aが第1の可動プレート2に連結され
ている。これによって、第1の可動プレート2はユニッ
トベースプレート1に対して進退可能となっている。第
1の可動プレート2とユニットベースプレート1の1対
の直動ガイド軸受6との当接する部分にはウレタン等の
弾性材からなるワッシャ8、第1の可動プレート2の成
形面に近づく方向のストロークを制限するクランパ9お
よびスペーサ10が挿置されている。1対のシャフト5
には、直動ガイド軸受6と当接することによって第1の
可動プレート2の成形面から離れる方向のストロークを
制限する度当たり11がウレタン等の弾性材からなるワ
ッシャ12を介して固定されている。
【0015】第3の可動プレート4に連結プレート13
を介して固定されているシャフト14は、第2の可動プ
レート3にハウジング15を介して固定されている直動
ガイド軸受16および第1の可動プレート2にハウジン
グ17を介して固定されている直動ガイド軸受18に軸
支されており、第1の可動プレート2上にはシャフト1
4の摺動方向と平行に駆動する第2の駆動手段19が取
り付けられていて第2の駆動手段19の駆動軸先端部1
9aが第2の可動プレート3に連結されており、第2の
可動プレート3上にはシャフト14の摺動方向と平行に
駆動する第3の駆動手段20が取り付けられていて第3
の駆動手段20の駆動軸先端部20aが連結プレート1
3に連結されている。つまり、シャフト14を共通のガ
イドとして、第2の可動プレート3は第1の可動プレー
ト2に対して進退可能であり、第3の可動プレート4は
第2の可動プレート3に対して進退可能となっている。
【0016】したがって、第1の可動プレート2、第2
の可動プレート3および第3の可動プレート4の進退の
組み合わせによって、後述する第3の可動プレート4に
設けられている成形品受け21は、固定側金型Pと可動
側金型Qとの間の成形品取り出し位置、両金型外の良品
排出位置および不良品排出位置の3つの位置へ移動可能
である。なお、本発明の実施の形態においては第1、
2、3の駆動手段ともエアシリンダを採用している。
【0017】ユニットベースプレート1において、第2
の駆動手段19および第3の駆動手段20により第2の
可動プレート3および第3の可動プレート4が引き込ん
だ状態にある時の成形品受け21の位置が不良品排出位
置(図1の状態)であり、不良品排出位置には不良品排
出口が成形品受け21の各々の開口部21bと連接する
ように配置されている。不良品排出口はユニットベース
プレート1に設けられている不良品排出手段22につな
がる。また、第2の駆動手段19により第2の可動プレ
ート3は突き出した状態で第3の駆動手段20により第
3の可動プレート4は引き込んだ状態にあるときの成形
品受け21の位置が良品排出位置であり、良品排出位置
には良品排出口1aが成形品受け21の各々の開口部2
1bと連接するように配置されている。良品排出口1a
は各々別々のホース23によりキャビティ別に良品回収
箱(図示せず)に回収されるようになっている。
【0018】第3の可動プレート4に設けられている成
形品受け21について説明する。本発明の実施の形態に
おいては、成形品Wが4個取りの金型に対して成形品受
け21を4個設けてある。
【0019】図3、図4および図5に示すように、成形
品受け21は第3の可動プレート4に貫設されているつ
ば部21cを有する筒状部材21aである。成形品受け
21のつば部21c側には開口部21bが形成されてお
り、反つば部側には捕捉手段21dがリング24により
固定されている。成形品受け21内は開口部21bから
捕捉手段21dに向けて下がっていく傾斜が設けられて
いる。
【0020】第2の可動プレート3および第3の可動プ
レート4の進退をガイドする直動ガイド軸受16、18
に軸支されているシャフト14は中空であり、シャフト
14の両端部には各々配管継手25、26が取り付けら
れている(図2参照)。シャフト14の第3の可動プレ
ート4側の配管継手25と第3の可動プレート4のほぼ
中央部に位置する配管継手27は配管チューブ28で接
続されており、配管継手27はエアの通路を2つに分岐
させ、さらに配管継手29にて2つに分岐させて計4つ
に分岐させている。4つに分岐させさせられたエアの通
路は配管継手30にて第3の可動プレート4のエア供給
口4aに接続されている。第3の可動プレート4のエア
供給口4aに供給されるエアは、後述する成形品受け2
1の開口部21bにおいて発生させるエアカーテンのエ
アである。
【0021】成形品受け21の捕捉手段21d側には、
配管チューブ31が各成形品受け21を網羅するように
連結プレート13および第3の可動プレートに固定され
たブロック34に取付部材32により固定されており、
各成形品受け21の位置に捕捉手段21d側に向けて透
孔31a(本発明の形態においては各々3つ)が穿設さ
れている。この配管チューブ31は上述の中空シャフト
14に供給されるエアとは別経路でエアが供給される。
【0022】成形品受け21のつば部21cおよびつば
部21cに接している第3の可動プレート4にはリター
ンピン逃げ穴21eが連続して穿設されている。これ
は、成形品受け21が成形品Wを取り出すために可動側
金型Qのキャビティ部Uが形成されている成形面に接す
る時に、可動側金型Qの成形面からリターンピン(成形
品Wのエジェクターピンを突き出すエジェクタープレー
トを元に戻すためのばねが巻回されるピン)が突き出す
ためである。
【0023】成形品受け21の開口部21bにおいて発
生させるエアカーテンは以下の構成による。図6に示す
ように、上述の配管継手30が接続される第3の可動プ
レート4のエア供給口4aは、第3の可動プレート4の
成形品受け21取り付け側に穿設されているエア供給溝
部4bに連通している。第3の可動プレート4に成形品
受け21が取り付けられた状態において、第3の可動プ
レート4のエア供給溝部4bと成形品受け21のつば部
21cに形成されているエア取込口21fとは連通す
る。第3の可動プレート4と成形品受け21のつば部2
1cとの間にはエア漏れを防止するためにゴム等のパッ
キン33が介されている。成形品受け21のつば部21
cの内周部に形成されているスリット状エア吹出口21
gは、エア取込口21fから連続して形成されている薄
膜凹部21hにコ字状部材21iを嵌めることによって
形成されている。したがって、第3の可動プレート4の
エア供給口4aから供給されるエアによって成形品受け
21の開口部21bでエアカーテンが発生することにな
る。
【0024】次に、動作について説明すると、型締め状
態にある固定側金型Pと可動側金型Qに成形機のノズル
(図示せず)から射出された溶融樹脂が固定側金型Pに
形成されているランナー部(図示せず)を通って固定側
金型Pと可動側金型Qのパーティングライン面Rに形成
されているキャビティ部Uに充填される。成形作業中
は、第1の駆動手段7により第1の可動プレート2は引
き込んだ状態、第2の駆動手段19により第2の可動プ
レート3も引き込んだ状態、そして、第3の駆動手段2
0により第3の可動プレート4は突き出した状態にあ
る。つまり、成形品の取り出し装置Sは、成形品受け2
1の開口部21bが両金型外の良品排出位置で成形品受
け21の開口部21bが良品排出口1aに連接した状態
で待機している。冷却完了後に型開きがなされる(図1
の状態)。型開き状態において、成形された成形品Wは
可動側金型Qのキャビティ部Uに付着した状態で存在し
ており、本発明の成形品の取り出し装置Sが稼働を開始
する。
【0025】まず初めに、第1の駆動手段7により第1
の可動プレート2が突き出され、成形品の取り出し装置
Sの成形品受け21の開口部21bが良品排出口1aか
ら離れる。次に第3の駆動手段20により第3の可動プ
レート4が突き出され、成形品受け21は固定側金型P
と可動側金型Qとの間に進入する。続いて、第1の駆動
手段7により第1の可動プレート2が引き込まれ、成形
品受け21の開口部21bが可動側金型Qのキャビティ
部Uに連接する。
【0026】成形品受け21の開口部21bが可動側金
型Qのキャビティ部Uに連接した状態で、成形機のエジ
ェクターロッド(図示せず)が突き出され、可動側金型
Qのエジェクターピン(図示せず)が突き出され、成形
品Wは成形品受け21の開口部21bから成形品受け2
1内に突き出される。成形品Wが成形品受け21の開口
部21bより成形品受け21内に入ると、成形品受け2
1の開口部21bには成形品落下防止のためのエアカー
テンが発生させられる。
【0027】成形品受け21内に成形品Wを捕捉した状
態で、第1の駆動手段7により第1の可動プレート2が
突き出され、続いて第3の駆動手段20により第3の可
動プレート4が引き込まれ、それから、第1の駆動手段
7により第1の可動プレート2が引き込まれる。つま
り、成形品受け21は固定側金型Pと可動側金型Qとの
間からユニットベースプレート1の良品排出位置へ移動
し、成形品受け21の開口部21bが良品排出口1aに
連接した状態になる。
【0028】成形品受け21の開口部21bが良品排出
口1aに連接した状態で、成形品受けの捕捉手段21d
側に設けられているエア排出手段(配管チューブ31)
から成形品Wを成形品受け21の開口部21b側へエア
が吹き出され、成形品Wは成形品受け21の開口部21
bから良品排出口1aに排出される。
【0029】成形品Wを良品排出口1aに移送し終えた
状態で、本発明の成形品の取り出し装置Sは待機状態と
なり、成形金型装置の成形作業1ショットごとに上述の
成形品の取り出しを繰り返す。
【0030】本発明の成形品の取り出し装置Sは、成形
機から成形品Wの成形状態の良・不良の信号を受け取る
ことが可能である。成形不良の際は、取り出した成形品
Wは不良品排出位置の不良品排出口に移送される。さら
には、成形機が成形作業を始めたばかりでまだ暖機中で
安定する前の成形品Wを安定するまで不良品排出位置の
不良品排出口に移送するというような稼働方法も採用で
きる。
【0031】本発明によれば、成形品の取り出し装置S
をコンパクトに構成できるので、成形品の取り出し装置
Sを成形品Wの成形される成形金型装置(可動側金型)
に設置でき、装置全体の省スペース化を図ることが可能
であり、また、成形品Wの搬送距離も短くなり運転サイ
クルの高速化が可能となる。さらに、成形品Wを取り出
して搬送する成形品受け21の開口部21b側にはエア
カーテンを発生させるので、成形品Wを移送中に取りこ
ぼしたりすることなく確実に搬送可能である。
【0032】また、上述の発明の実施の形態において
は、第1の可動プレート2、第2の可動プレート3およ
び第3の可動プレート4を進退させる駆動手段としてシ
リンダを用いているが、これに限るものでなく、サーボ
モータとボールねじを用いて駆動手段を構成してもよ
い。この構成を採用した場合は、シリンダ駆動と異なり
可動プレートの停止位置を容易に任意に設定できるた
め、第2の駆動手段と第2の稼働プレートあるいは第3
の駆動手段と第3の稼働プレートのどちらか1組を省略
し、構成として単純化することが可能となる。
【0033】
【発明の効果】本発明の構成によれば、成形品の取りだ
し装置をコンパクトに構成できるので、成形品の取り出
し装置を成形品の成形される金型装置(可動側金型)に
設置できて、装置全体の省スペース化が図れる。また、
成形品を取り出して移送して排出する搬送距離も短くな
り、運転サイクルの高速化が可能となり、生産数の増大
にスムーズに対応することができる。また、成形品を成
形面から取り出して良品排出位置や不良品排出位置へ搬
送する際に、成形品受けの開口部に成形品落下防止手段
としてエアカーテンを発生させて搬送するので、搬送中
に取りこぼしたりすることがなくなる。
【0034】また、成形品受けの捕捉手段として網状の
部材を用いることによって手軽に成形品を捕捉しエアを
逃がすことが可能となる。
【0035】さらに、成形品受けの開口部にエアカーテ
ンを発生させるのに上述の構成を採用することによっ
て、省スペース内に成形品落下防止手段を組み込むこと
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】金型装置(可動側金型)に取り付けられた本発
明の成形品の取り出し装置を示す全体側面図である。
【図2】成形品の取り出し装置をパーティングライン面
から可動側金型の方向に方向に見た全体正面図である。
【図3】成形品受けが設けられている第3の可動プレー
トを成形品受けの開口部側から見た正面図である。
【図4】成形品受けが設けられている第3の可動プレー
トの側面図である。
【図5】成形品受けが設けられている第3の可動プレー
トを成形品受けの捕捉手段側から見た背面図である。
【図6】第3の可動プレートと成形品受けの分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 ユニットベースプレート 2 第1の可動プレート 3 第2の可動プレート 4 第3の可動プレート 4a エア供給口 4b エア供給溝部 7 第1の駆動手段 19 第2の駆動手段 20 第3の駆動手段 21 成形品受け 21b 開口部 21c つば部 21d 捕捉手段 21f エア取込口 21g 成形品落下防止手段(スリット状エア吹出口) 31 エア排出手段(配管チューブ) P 固定側金型 Q 可動側金型 S 成形品の取り出し装置 W 成形品
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−32371(JP,A) 特開 平7−16888(JP,A) 特開 平1−190422(JP,A) 特開 平8−197590(JP,A) 特開 平8−197591(JP,A) 実開 昭64−9721(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側金型と可動側金型とによって成形
    される成形品の取り出し装置であって、 上記可動側金型の側方にユニットベースプレートが固定
    されており、 上記ユニットベースプレートの一側には第1の駆動手段
    によって型開き方向に進退する第1の可動プレートが設
    けられており、 上記第1の可動プレート上には第2の駆動手段によって
    型開き方向と直角方向に進退する第2の可動プレートが
    設けられており、 上記第2の可動プレート上には第3の駆動手段によって
    型開き方向と直角方向に進退する第3の可動プレートが
    設けられており、 上記第3の可動プレートには、上記各駆動手段によって
    上記両金型間の成形品取り出し位置と上記両金型外の良
    品排出位置および不良品排出位置との3つの位置を移動
    可能な成形品受けが上記成形品を各々キャビティ別に受
    け取り可能なように複数個設けられており、 上記成形品受けには、上記成形品を上記成形品取り出し
    位置で取り込んで上記両排出位置で排出する開口部が一
    端部に、上記開口部より取り込んだ上記成形品を捕捉し
    ておく捕捉手段が他端部にそれぞれ設けられており、 上記開口部には、エアカーテンを発生させる成形品落下
    防止手段が設けられており、 上記成形品受けが上記良品排出位置あるいは不良品排出
    位置にある時に上記エアカーテンを停止させて上記成形
    品を開口部より排出させるエア排出手段が設けられてい
    ることを特徴とする成形品の取り出し装置。
  2. 【請求項2】 上記成形品受けの上記捕捉手段は網状の
    部材であることを特徴とする請求項1に記載の成形品の
    取り出し装置。
  3. 【請求項3】 上記成形品受けは、上記開口部の周縁に
    つば部を有し、 上記つば部には内周部の一側にスリット状エア吹出口が
    形成されており、上記スリット状エア吹出口は上記つば
    部の上記第3の可動プレート側に設けられているエア取
    込口と連通しており、 上記第3の可動プレートには上記成形品受けの取り付け
    側にエア供給溝部が形成されており、上記エア供給溝部
    は当該プレートの上記成形品受け取り付け側と反対側に
    設けられているエア供給口と連通しており、 上記第3の可動プレートに上記成形品受けを取り付けた
    際に、上記エア供給溝部と上記エア取込口が連通するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の成形品の取り
    出し装置。
JP7223777A 1995-08-31 1995-08-31 成形品の取り出し装置 Expired - Fee Related JP2681079B2 (ja)

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