JP2679637B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2679637B2
JP2679637B2 JP6204083A JP20408394A JP2679637B2 JP 2679637 B2 JP2679637 B2 JP 2679637B2 JP 6204083 A JP6204083 A JP 6204083A JP 20408394 A JP20408394 A JP 20408394A JP 2679637 B2 JP2679637 B2 JP 2679637B2
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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
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  • Processing Or Creating Images (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＣＲＴ等の画像表示手
段を有するコンピュータシステムにおけるネットワーク
図、地図等の画像情報の表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】メモリ等に格納されている画像情報をデ
ィスプレイに表示し、更に詳細に表示するために、画像
情報を拡大して表示する場合がある。
【０００３】特に、地図等の画像情報の必要な部分の詳
細を表示するための手法に関する研究が盛んに行われて
いる。
【０００４】例えば、計測自動制御学会、第５回ヒュー
マンインタフェースシンポジウム論文集４６３頁から４
６８頁に記載される「グラフィックインタフェースのた
めの全体と詳細を同時に見せる遠近画法」では、画像情
報の詳細を表示するための既存の手法（Ｘ ｗｉｎｄｏ
ｗ上のＴｅｘプレビューア等）において、全体の概略図
を表示するウィンドウと、詳細を表示するウィンドウと
がオーバーラップするため、重なり部分の図が見えなく
なるという問題を解決することを目的とし、Ｍ座標系と
いう手法を提案している。Ｍ座標系の中でも、Ｍ３座標
系とされている手法は、１９８９年発行されたＤｅｓｉ
ｇｎｉｎｇ ａｎｄ Ｕｓｉｎｇ Ｈｕｍａｎ Ｃｏｍ
ｐｕｔｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ ａｎｄ Ｋｎｏｗｌ
ｅｄｇｅＢａｓｅｄ Ｓｙｓｔｅｍｓの３６４頁から３
６７頁に記載されるＹ．Ｋ．Ｌｅｕｎｇ等が発表した論
文“Ｈｕｍａｎ−Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃ
ｅ Ｔｅｃｈｎｉｑｕｅｓ ｆｏｒ Ｍａｐ Ｂａｓｅ
ｄ Ｄｉａｇｒａｍｓ”において、Ｂｉｆｏｃａｌ ｄ
ｉｓｐｌａｙ ｔｅｃｈｎｉｑｕｅとし、グラフ構造等
において全体と詳細を同時に見せるために効果ある手法
として述べられている。（上記のＭ３座標系、Ｂｉｆｏ
ｃａｌ ｄｉｓｐｌａｙ ｔｅｃｈｎｉｑｕｅを以降Ｂ
ｉｆｏｃａｌ表示と略す。）このＢｉｆｏｃａｌ表示で
は、図９に示すように、表示情報２０が記される原図２
１の領域２１５を拡大表示する場合、領域２１５を中心
に全体を９つの領域、即ち領域２１１から２１９に分割
する。
【０００５】上記のように分割された各領域毎に、次の
ように異なる拡大あるいは縮小処理を施す。即ち、領域
２１５をｘ、ｙ方向にｐ倍し、領域２１４及び２１６を
ｘ方向に１／ｑ倍、ｙ方向にｐ倍し、領域２１２及び２
１８をｘ方向にｐ倍、ｙ方向に１／ｑ倍し、領域２１
１、２１３、２１７、２１９をｘ及びｙ方向に１／ｑ倍
する。この４種類の拡大あるいは縮小処理の後、各領域
を図１０に示すように一つの画像として合成する。この
ようにＢｉｆｏｃａｌ表示では、注目する領域を拡大し
た図と、注目する領域の拡大率に応じて他領域を拡大あ
るいは縮小した図を合成し、全情報を損なうことなく表
示するため、局部の詳細情報を検索できるとともに、常
に同一画面上で全体の概要構成を把握できるという特長
を持つ。
【０００６】上記のＢｉｆｏｃａｌ表示を実現するもの
として、特開平０５−２７４４４１号公報に記載の画像
表示装置がある。同表示装置は、Ｂｉｆｏｃａｌ表示生
成において行われる上記の４種類の拡大あるいは縮小処
理を既に施した画像情報を、画像情報格納手段に予め格
納する。図２に上記画像表示装置の構成を示す。同画像
表示装置は、原図となる画像情報を、ｘ、ｙ方向にｐ倍
に拡大したビットマップデータを拡大ビットマップ格納
手段１０１に、ｘ方向にｐ倍に拡大するとともに、ｙ方
向に１／ｑに縮小したｘ拡大ビットマップデータをｘ拡
大ビットマップ格納手段１０２に、ｘ方向に１／ｑに縮
小するとともに、ｙ方向にｐ倍に拡大したｙ拡大ビット
マップデータをｙ拡大ビットマップ格納手段１０３に、
ｘ及びｙ方向に１／ｑに縮小したｘｙ縮小ビットマップ
データをｘｙ縮小ビットマップデータ格納手段１０４に
それぞれ格納する。図１０に示したようなＢｉｆｏｃａ
ｌ表示画像２２を生成する場合、表示選択情報格納手段
１０５は、領域２１５に拡大ビットマップデータを、領
域２１２及び領域２１８にｘ拡大ビットマップデータ
を、領域２１４及び領域２１６にｙ拡大ビットマップデ
ータを、領域２１１、領域２１３、領域２１７、及び領
域２１９にｘｙ縮小ビットマップデータを読み出すため
に各ビットマップデータの矩形表示領域を決定する。表
示データ選択手段１０６は、表示選択情報格納手段によ
って決定された情報に基づき、各画像情報から領域２１
１〜２１９のデータを読みだし、表示画像データを生成
する。このように同画像表示装置は、Ｂｉｆｏｃａｌ表
示を生成するために必要となるビットマップデータを予
め格納し、画像情報の表示座標を変更することによって
任意のＢｉｆｏｃａｌ表示データを生成するため、拡大
領域の変更による表示変更も高速に実行できる。
【０００７】また、電子情報通信学会 信学技報 情報
ネットワーク研究会ＩＮ９３−１０１の３１頁から３６
頁に記載の「リアルタイムなＢｉｆｏｃａｌ表示を用い
た網構成表示方式」では、Ｂｉｆｏｃａｌ表示をネット
ワーク管理システムの監視画面に適用している。同表示
方式では、図２に示した画像表示装置を用いてＢｉｆｏ
ｃａｌ表示による監視画面を提供する。即ち、ネットワ
ーク構成図に拡大あるいは縮小処理を施し、Ｂｉｆｏｃ
ａｌ表示画面生成に必要な４種類のサイズのネットワー
ク構成図を作成し、図２に示した各ビットマップデータ
格納手段１０１〜１０４に格納する。監視画面利用者が
画面上で拡大表示する領域をマウスクリックで選択する
と、ポイントした点を中心として、Ｂｉｆｏｃａｌ表示
を用いて拡大表示したネットワーク図をリアルタイムに
生成する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】従来技術に示したよう
に、Ｂｉｆｏｃａｌ表示は、一画面上で全体の概要と局
部の詳細情報を検索可能とする拡大表示法として提案さ
れ、特開平０５−２７４４１号公報に記載される表示装
置のように、ハードウェアによってＢｉｆｏｃａｌ表示
を高速に処理する手法も提案された。また、前述の「リ
アルタイムなＢｉｆｏｃａｌ表示を用いた網構成表示方
式」にも示されるように、ネットワーク監視画面にＢｉ
ｆｏｃａｌ表示を適用した例もある。同監視画面では、
拡大表示した領域においてノードの名称等の詳細な網構
成情報を表示すると同時に、同一画面で常にネットワー
ク全体を監視できるように状態表示可能とした。しかし
ながら、ネットワーク監視業務を支援できるように情報
を提供するためには、監視画面の利用者が必要としてい
る情報を効果的に表示する機能が要求される。例えば、
以下のような機能が要求されるが、同表示方式では、こ
れらを満足することはできない。
【０００９】第一に、同表示装置においては、上述した
ようにＢｉｆｏｃａｌ表示を用いて拡大表示した領域に
おいて詳細な構成情報等を提供可能としたが、ネットワ
ークの運用状態を把握するためには、トラヒック状況や
過去の障害履歴等、多種多様な情報の表示が要求され
る。これらの情報を全て同時に表示することは困難であ
り、表示情報が複雑化すると利用者が困惑する。よっ
て、状況に応じて必要な情報のみが表示されるように選
択できることが望ましい。上記表示方式では、監視画面
上に表示する画像は１種類であるため、上記のように必
要な情報が示される画像を選択し、表示変更することは
できない。
【００１０】また、日本国内の通信ネットワークの多く
は、その通信ノードが東京と大阪の二大都市に集中して
配置されているように、通信ノードの分布状況は、一律
ではない。従って、ノードが集中する地域においては、
拡大率をより大きくして誇大表示することが必要とされ
ることも考えられる。しかし、上記監視画面において
は、拡大率が固定であるため、対応できない。
【００１１】第一の発明は、Ｂｉｆｏｃａｌ表示を用い
た拡大表示画像を生成するビットマップデータを予め複
数準備し、拡大表示画像を生成するビットマップデータ
を選択し、表示する画像情報を切り替えたり、拡大率の
異なるＢｉｆｏｃａｌ表示画像を生成したりすることを
可能とすることを目的とする。また、第二の発明は、ネ
ットワーク監視装置において、Ｂｉｆｏｃａｌ表示を用
いてネットワーク図を拡大表示し、拡大領域にて詳細な
情報を提供するとともに、管理目的等に応じて異なる詳
細情報を記したネットワーク図を予め準備し、ネットワ
ークの運用状況や、管理目的用途に応じて拡大表示画像
を生成するネットワーク図を選択し、表示情報を変更可
能とすることを目的とする。
【００１２】Ｂｉｆｏｃａｌ表示による拡大表示を用い
てネットワーク図を表示するために、拡大表示画像を生
成するネットワーク図を予め準備する場合、原図となる
ネットワーク図を単純に拡大／縮小して作成すると、ネ
ットワークを構成するノードを表示するシンボルの大き
さも拡大／縮小されるため、拡大ネットワーク図と縮小
ネットワーク図においてシンボルの大きさが異なり、一
貫性のある表示ができない。また、縮小ネットワーク図
と拡大ネットワーク図において同一の情報を表示したの
では、縮小部においては情報が密に表示されるため、表
示情報を容易に識別できなくなる。第三及び第四の発明
は、このように、Ｂｉｆｏｃａｌ表示に用いる各ネット
ワーク図を予め生成する場合、表示するシンボルの形状
及び表示情報を考慮し、生成可能とすることを目的とす
る。
【００１３】また、上記のようなネットワーク監視画面
において表示すべき構成情報は多々あり、それらの情報
の中から利用者が障害発生やその影響箇所等を迅速に判
断できるように表示することは重要である。上記監視シ
ステムにおいても、障害発生等の状態変更を通知した管
理対象についてはブリンク表示し、状態変化を認識でき
るように考慮している。このように表示色の変化によっ
て、操作者の注意を引くことができるが、表示色を変更
するために再描画していたのでは、描画処理に時間を要
していまい、迅速な情報提供ができない。第五及び第六
の発明は、表示色を変更することを高速に実行可能とす
ることを目的とする。
【００１４】また、上記監視システムで表示しているの
はＢｉｆｏｃａｌ表示による監視画面のみであるが、管
理対象である通信機器の個別情報や障害の詳細情報等の
情報を記す画像を同時に表示することも必要である。ま
た、Ｂｉｆｏｃａｌ表示は一領域のみを拡大表示する手
法であるため、上記監視システムにおいて同時に複数地
域を拡大表示することはできない。Ｂｉｆｏｃａｌ表示
とは別画面を用いて別領域の拡大図を表示するという対
処は考えられるが、このように表示画面を複数にする
と、ディスプレイの表示サイズの制約もあるため、Ｂｉ
ｆｏｃａｌ表示による監視画面とのオーバーラップする
領域が生じ、オーバーラップした領域に表示される情報
が欠落する。第七及び第八の発明は、表示画像間に重な
りが生じる場合においても、情報が欠落することなく、
それらの画像を識別できるように表示可能とすることを
目的とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】第一の発明による画像表
示装置は、ビットマップデータを記憶する画像情報格納
手段を備え、前記画像情報格納手段に記憶されたビット
マップデータを読みだし、表示画像を生成して表示する
画像表示装置において、前記画像情報格納手段が、原図
となる画像情報をｘ、ｙ方向にｐ倍した異なる拡大ビッ
トマップデータを格納する複数の拡大ビットマップデー
タ格納手段と、該原図をｘ方向にｐ倍に拡大するととも
にｙ方向に１／ｑに縮小したｘ拡大ビットマップデータ
を格納するｘ拡大ビットマップデータ格納手段と、該原
図をｘ方向に１／ｑに縮小するとともにｙ方向にｐ倍に
拡大したｙ拡大ビットマップデータを格納するｙ拡大ビ
ットマップデータ格納手段と、該原図をｘ、ｙ方向に１
／ｑに縮小したｘｙ縮小ビットマップデータを格納する
ｘｙ縮小ビットマップデータ格納手段から構成され、前
記複数のビットマップデータ格納手段に格納されるビッ
トマップデータから表示するビットマップデータを選択
するための格納画像情報を記憶する格納画像情報記憶部
と、前記格納画像情報に基づいて表示するビットマップ
データを選択し、前記複数の拡大ビットマップデータ格
納手段から選択した拡大ビットマップデータと、ｘ拡大
ビットマップデータと、ｙ拡大ビットマップデータと、
ｘｙ縮小ビットマップデータから矩形表示領域を読み出
し、各々のビットマップデータが連続的に表示される拡
大表示画像を生成するための、各ビットマップデータか
ら読みだす矩形表示領域を決定する表示画像生成手段
と、前記表示画像生成手段によって決定された各ビット
マップデータの矩形表示領域を前記各ビットマップデー
タ格納手段より読み出す表示データ選択手段と、前記表
示データ選択手段によって読み出されたビットマップデ
ータの表示色を設定し、表示データとして送出する表示
データ処理手段と、前記表示データを表示する表示部を
備えることを特徴とする。
【００１６】第二の発明によるネットワーク装置は、管
理ネットワークを構成するノードや装置である管理対象
の構成や、それら管理対象の運用状態を表示するネット
ワーク図を記憶する画像情報格納手段を備え、記憶され
たネットワーク図を読みだし、管理対象の構成や、運用
状態を監視する際の監視用表示画像として表示するネッ
トワーク監視装置において、前記画像情報格納手段が、
原図となるネットワーク図をｘ、ｙ方向にｐ倍した異な
る複数の拡大ネットワークを格納する複数の拡大ネット
ワーク図格納手段と、ｘ方向にｐ倍に拡大するとともに
ｙ方向に１／ｑに縮小したｘ拡大ネットワーク図を格納
するｘ拡大ネットワーク図格納手段と、ｘ方向に１／ｑ
に縮小するとともにｙ方向にｐ倍に拡大したｙ拡大ネッ
トワーク図を格納するｙ拡大ネットワーク図格納手段
と、ｘ、ｙ方向に１／ｑに縮小したｘｙ縮小ネットワー
ク図を格納するｘｙ縮小ネットワーク図格納手段から構
成され、前記複数のネットワーク図格納手段に格納され
るネットワーク図から監視用表示画像として表示するネ
ットワーク図を選択するためのネットワーク図情報を記
憶する格納画像情報記憶部と、前記格納画像情報記憶部
に記憶されるネットワーク図情報に基づいて、監視用表
示画像として表示するネットワーク図を選択し、前記複
数のネットワーク図格納手段から選択した拡大ネットワ
ーク図と、ｘ拡大ネットワーク図と、ｙ拡大ネットワー
ク図と、ｘｙ縮小ネットワーク図から矩形表示領域を読
み出し、各々のネットワーク図が連続的に表示される拡
大表示画像を生成するために、各ネットワーク図から読
みだす矩形表示領域を決定する表示画像生成手段と、前
記表示画像生成手段によって決定された各ネットワーク
図の矩形表示領域を、前記各ネットワーク図格納手段よ
り読み出す表示データ選択手段と、前記表示データ選択
手段によって読み出されるネットワーク図の表示色を設
定し、表示データとして送出する表示データ処理手段
と、前記表示データを表示する表示部を備えることを特
徴とする。
【００１７】第三の発明によるネットワーク監視装置
は、原図となるネットワーク図をもとに、前記拡大ネッ
トワーク図と、前記ｘ拡大ネットワーク図と、前記ｙ拡
大ネットワーク図と、前記ｘｙ縮小ネットワークを作成
する場合各拡大図および縮小図には、前記原図において
ノードを表すノードシンボルと同一の大きさのノードシ
ンボルと、前記原図においてノード間接続関係を表すリ
ンクシンボルと同じ太さのリンクシンボルを用いること
を特徴とする。
【００１８】第四の発明のネットワーク監視装置は、原
図となるネットワーク図をもとに、前記拡大ネットワー
ク図と、前記ｘ拡大ネットワーク図と、前記ｙ拡大ネッ
トワーク図と、前記ｘｙ縮小ネットワークを作成する場
合前記拡大ネットワーク図には、ノードを表すノードシ
ンボルとこれらノードの名前と、これらノード間の接続
関係を表す全リンクシンボルを表示し、前記ｘ拡大ネッ
トワーク図と前記ｙ拡大ネットワーク図と前記縮小ネッ
トワー図には、前記全ノードシンボルと、一部の前記リ
ンクシンボルを表示することを特徴とする。
【００１９】第五の発明の画像表示装置は、前記表示デ
ータ処理手段が、前記画像情報格納手段の各ビットマッ
プデータ格納手段に格納されるビットマップデータに対
し、設定する表示色を定義するカラーテーブルを複数記
憶する表示色情報記憶部と、各ビットマップデータ格納
手段より読みだされるビットマップデータに対し、前記
表示色情報記憶部に記憶されるカラーテーブルの中から
該当するカラーテーブルを参照し、表示色を設定し、表
示データとして送出する機能を有するとともに、表示色
の設定や変更の要求に応じて、各ビットマップデータに
設定する表示色を参照するカラーテーブルの参照関係と
各カラーテーブル内に定義される表示色の定義変更を行
う機能を有する変換器を備えることを特徴とする。
【００２０】第六の発明のネットワーク監視装置は、前
記表示データ処理手段が、前記画像情報格納手段の各ネ
ットワーク図格納手段に格納されるネットワーク図に対
し、ネットワーク図上に表示される管理対象の基本とな
る表示色と、運用状態が変化した場合の表示色をそれぞ
れ定義するカラーテーブルを複数記憶する表示色情報記
憶部と、各ネットワーク図格納手段より読みだされるネ
ットワーク図に対し、管理対象の運用状態の変化に応じ
て、上記表示色情報記憶部の複数のカラーテーブルの中
から該当するカラーテーブルを参照し、表示色を設定
し、表示データとして送出する機能を有するとともに、
表示色の設定及び変更の要求に応じて、各ネットワーク
図に設定する表示色を参照するカラーテーブルの参照関
係や、各カラーテーブル内に定義される表示色の定義変
更を行う機能を有する変換器を備えることを特徴とす
る。
【００２１】第七の発明の画像表示装置は、前記表示部
に、前記各ビットマップデータ格納手段に格納される拡
大ビットマップデータと、ｘ拡大ビットマップデータ
と、ｙ拡大ビットマップデータと、ｘｙ縮小ビットマッ
プデータの各々の矩形表示領域を読みだし、生成される
拡大表示画像を表示するとともに、該拡大表示画像上
に、他のビットマップデータを重ねて表示する場合、前
記画像情報格納手段が前記重ねて表示するビットマップ
データを格納する合成ビットマップデータ格納手段を備
え、前記表示データ選択手段によって読みだされる前記
拡大表示画像を生成する各ビットマップデータ及び拡大
表示画像に重ねて表示するビットマップデータに対し、
半透明率を設定し、前記表示部に半透明に表示される表
示データとする加工処理を施す半透明率制御手段を備え
ることを特徴とする。
【００２２】第八の発明のネットワーク監視装置は、前
記表示部に、前記各ネットワーク図格納手段に格納され
る拡大ネットワーク図と、ｘ拡大ネットワーク図と、ｙ
拡大ネットワーク図と、ｘｙ縮小ネットワーク図の各々
の矩形表示領域を読みだし、生成される拡大表示画像を
表示するとともに、該拡大表示画像上に、他のビットマ
ップデータを重ねて表示する場合、前記画像情報格納手
段が、前記重ねて表示するビットマップデータを格納す
る合成ビットマップデータ格納手段を備え、前記表示デ
ータ選択手段によって読みだされる前記拡大表示画像を
生成する各ネットワーク図及び拡大表示画像に重ねて表
示するビットマップデータに対し、半透明率を設定し、
前記表示部に半透明に表示される表示データとする加工
処理を施す半透明率制御手段を備えることを特徴とす
る。
【００２３】
【実施例】図１は第一の発明の実施例を示す。
【００２４】本実施例では、図９に示されるような表示
オブジェクト２０が記される原図２０の領域２１５を
ｘ、ｙ方向にｐ倍に拡大して表示するために、領域２１
５を中心に全体を９つの領域、即ち２１１から２１９と
みなし、各領域毎に異なる拡大あるいは縮小処理を施し
た画像情報を読みだし、合成し、図１０に示されるよう
に、各領域に渡って表示される表示オブジェクト２０が
損なわれることなく連続的に表示される拡大表示画像２
２を生成する場合の動作例を示す。
【００２５】図１０に示す表示画像２２は、図９の原図
２１の領域２１５をｘ、ｙ方向にｐ倍に拡大し、領域２
１２及び２１８を原図をｘ方向にｐ倍に拡大するととも
にｙ方向に１／ｑに縮小し、領域２１４及び２１６を原
図をｘ方向に１／ｑに縮小するとともにｙ方向にｐ倍に
拡大し、領域２１１、２１３、２１７、及び２１９を原
図をｘ、ｙ方向に１／ｑに縮小して生成することができ
る。そのため、予め各々の拡大／縮小処理を施したビッ
トマップデータを準備し、それぞれの矩形表示領域を選
択し、合成することで図１０に示す拡大表示画像２２を
生成することができる。また、地図情報の表示に図１０
に示す拡大表示を適用するような場合、図１０において
は領域２１５の表示領域が拡大されるため、より詳細な
情報を提供することが可能となる。上記のように予め拡
大／縮小処理を施した画像を準備する際に、領域２１５
に表示する拡大ビットマップデータに詳細な情報を記
し、合成すれば、実現可能である。
【００２６】第一の発明の画像表示装置では、予め上記
のような拡大及び縮小処理を施したビットマップデータ
及び、異なる詳細情報が記される複数の拡大ビットマッ
プデータを、図１の画像情報格部１の複数の拡大ビット
マップデータ格納手段１１−１〜１１−ｎに格納し、ｘ
拡大ビットマップデータ格納手段１２に、ｙ拡大ビット
マップデータ格納手段に、ｘｙ縮小ビットマップデータ
格納手段１４に格納する。各ビットマップデータ格納手
段は、それぞれのビットマップデータを表示するために
必要なビットの深さを持つ。
【００２７】格納画像情報記憶部２は、各ビットマップ
データ格納手段に格納されるビットマップデータにどの
ような情報が表示されるか、また、画像情報格納手段に
おける各ビットマップデータの格納手段のアドレス情報
を記憶する。
【００２８】図１０に示すように、拡大表示する領域
と、表示する詳細な情報が選択されると、表示画像生成
手段３は、格納画像情報記憶部２に記憶される情報をも
とに、選択された詳細情報が表示される拡大ビットマッ
プデータを選択するとともに、選択した拡大ビットマッ
プデータと、ｘ拡大ビットマップデータと、ｙ拡大ビッ
トマップデータと、ｘｙ縮小ビットマップデータから読
みだす各々の矩形表示領域を決定する。図１０の例に示
すような拡大表示画像を生成する場合、領域２１５に拡
大ビットマップデータ、領域２１２、２１８にｘ拡大ビ
ットマップデータ、領域２１４、２１６にｙ拡大ビット
マップデータ、領域２１１、２１３、２１７、２１９に
ｘｙ縮小ビットマップデータが表示されるように、それ
ぞれの矩形表示領域を決定する。
【００２９】本発明の画像表示装置における、各ビット
マップデータの格納及び、矩形表示領域の決定法の例
を、図１１から図１４に示す。
【００３０】図１１に示すように、原図となるビットマ
ップデータをｘ、ｙ方向にｐ倍に拡大した拡大ビットマ
ップデータ２３を拡大ビットマップデータ格納手段１１
−１〜１１−ｎの一拡大ビットマップデータ格納手段に
格納し、図１２に示すように原図となるビットマップデ
ータをｘ方向にｐ倍に拡大するとともにｙ方向に１／ｑ
に縮小して作成したｘ拡大ビットマップデータ２４をｘ
拡大ビットマップデータ格納手段１２に格納し、図１３
に示すように原図となるビットマップデータをｘ方向に
１／ｑに縮小するとともにｙ方向にｐ倍に拡大して作成
したｙ拡大ビットマップデータ２５をｙビットマップデ
ータ格納手段１３に格納し、図１４に示すように原図と
なるビットマップデータをｘ、ｙ方向に１／ｑに縮小し
て作成したｘｙ縮小ビットマップデータ２６をｘｙビッ
トマップデータ格納手段に格納しているとする。この場
合、図１１に示される拡大ビットマップデータの点Ｔ
（ｘ、ｙ）を拡大表示領域の中心とし、図１０の例に示
すような拡大表示画像を生成するためには、図１１から
図１４の各ビットマップ上に示した領域２１１〜２１９
に位置する矩形領域にビットマップデータが、図１０に
示した各領域に重ね合わされるように各ビットマップデ
ータ格納手段をスクロールさせて読みだし、表示画像２
２を生成することができる。
【００３１】拡大表示領域の中心Ｔ（ｘ、ｙ）の座標が
変更された場合、表示画像生成手段３は、変更された
ｘ、ｙの値に従い、各ビットマップデータから読みだす
矩形表示領域を更新する。図１１から図１４のように各
ビットマップデータが格納される場合、更新された情報
に従い、各ビットマップデータの矩形表示領域が連続的
に表示されるように各ビットマップデータをスクロール
させ、重ね合わせることによって、表示変更を行うこと
ができる。また、拡大領域に表示する詳細情報が変更さ
れると、対応する拡大ビットマップデータを選択し、拡
大領域において、選択した拡大ビットマップデータの該
当する矩形領域が表示されるように設定する。
【００３２】このように表示画像生成手段３によって設
定された各ビットマップデータから読みだす矩形表示領
域の情報に従い、表示データ選択手段４は、各ビットマ
ップデータを読みだし、表示データ処理手段６によって
表示色が設定され、表示データに変換され、表示部７に
拡大表示画像が表示される。
【００３３】このように、拡大領域の変更及び拡大領域
に表示する詳細情報の変更も、予め各ビットマップデー
タ格納手段に格納されるビットマップデータから読みだ
す矩形表示領域の変更のみで表示変更を行えるため、処
理を高速化できる。
【００３４】また、図３は、異なる拡大率において上記
拡大表示画像を生成するために、各ビットマップデータ
格納手段を複数とし、異なる拡大率で生成された各ビッ
トマップデータを格納した場合の例である。拡大及び縮
小率がｐ１、ｑ１の値により生成した複数の拡大ビット
マップデータをａ−１１−１からａ−１１−ｎに、ｘ拡
大ビットマップデータをａ−１２に、ｙ拡大ビットマッ
プデータをａ−１３に、ｘｙ縮小ビットマップデータを
ａ−１４にビットマップデータセットａとして格納し、
拡大及び縮小率がｐ２、ｑ２の値により生成した複数の
拡大ビットマップデータをｂ−１１−１からｂ−１１−
ｎに、ｘ拡大ビットマップデータをｂ−１２に、ｙ拡大
ビットマップデータをｂ−１３に、ｘｙ縮小ビットマッ
プデータをｂ−１４にビットマップデータセットｂとし
て格納する。
【００３５】格納画像情報記憶部２は、それぞれの各ビ
ットマップデータセットの各ビットマップデータ格納手
段に格納されるビットマップデータに、どのような情報
が表示されるか、また、画像情報格納手段における各ビ
ットマップデータ格納手段のアドレス情報を記憶する。
【００３６】表示画像生成手段３は、拡大率及び縮小率
がｐ１、ｑ１の値による拡大表示画像生成が選択される
と、格納画像情報記憶部２に記憶される情報をもとに、
ビットマップデータセットａを選択し、拡大領域及び表
示する詳細情報が選択されると、ビットマップデータセ
ットａにおいて、選択された詳細情報が表示される拡大
ビットマップデータを選択するとともに、選択した拡大
ビットマップデータと、ｘ拡大ビットマップデータと、
ｙ拡大ビットマップデータと、ｘｙ縮小ビットマップデ
ータから読みだす各々の矩形表示領域を決定する。ま
た、拡大率及び縮小率がｐ２、ｑ２の値による拡大表示
画像生成が選択されると、格納画像情報記憶部２に記憶
される情報をもとに、ビットマップデータセットｂを選
択し、拡大領域及び表示する詳細情報が選択されるとビ
ットマップデータセットｂにおいて、選択された詳細情
報が表示される拡大ビットマップデータを選択するとと
もに、選択した拡大ビットマップデータと、ｘ拡大ビッ
トマップデータと、ｙ拡大ビットマップデータと、ｘｙ
縮小ビットマップデータから読みだす各々の矩形表示領
域を決定する。
【００３７】このように表示画像生成手段３によって設
定された各ビットマップデータから読みだす矩形表示領
域の情報に従い、表示データ選択手段４は、ビットマッ
プデータセットａあるいはｂの各ビットマップデータセ
ットよりそれぞれのビットマップデータの矩形表示領域
のビットマップデータを読みだし、表示データ処理手段
６によって表示データに変換され、表示部７に、ビット
マップデータセットａあるいはビットマップデータセッ
トｂによって生成される異なる拡大率の拡大表示画像を
表示することができる。
【００３８】図４は第二の発明の実施例を示す。
【００３９】管理ネットワークを構成するノードや装置
である管理対象の構成や、それら管理対象の運用状態を
管理者に提供するために表示する情報は多様であり、ネ
ットワークは大規模かつ複雑化しているため、必要とさ
れる全情報を一枚のネットワーク図上に表示することは
困難である。そのため、図１０に示したような拡大表示
法により、原図となるネットワーク図に表示される全管
理対象の状態変化を常に監視できるように表示するとと
もに、ある領域の詳細を拡大して詳細情報を表示するこ
とができ、更に、拡大表示領域においては、操作目的に
応じて表示する詳細情報を変更することができる監視画
面を構築するための実施例を以下に説明する。
【００４０】原図となるネットワーク図をｘ、ｙ方向に
拡大し、ノード間の全接続関係を表示した第一の拡大ネ
ットワーク図、ノード間に張られる物理的な回線まで全
て表示した第二の拡大ネットワーク図のように、操作目
的に応じ、異なる詳細な情報を表示する複数の拡大ネッ
トワーク図を作成し、複数の拡大ネットワーク図格納手
段Ｎ−１１−１〜Ｎ−１１−ｎに格納する。また、原図
となるネットワーク図をｘ方向にｐ倍に拡大するととも
にｙ方向に１／ｑに縮小したｘ拡大ネットワーク図をｘ
拡大ネットワーク図格納手段Ｎ−１２に格納し、原図と
なるネットワーク図をｘ方向に１／ｑに縮小するととも
にｙ方向にｐ倍に拡大したｙ拡大ネットワーク図をｙ拡
大ネットワーク図格納手段Ｎ−１３に格納し、原図とな
るネットワーク図をｘ、ｙ方向に１／ｑに縮小したｘｙ
縮小ネットワーク図をｘｙ縮小ネットワーク図格納手段
Ｎ−１４に格納する。
【００４１】格納画像情報記憶部は、画像情報格納手段
１の各ネットワーク図格納手段に格納されるネットワー
ク図にどのような情報が表示されているかというネット
ワーク図情報と、画像情報格納手段における各ネットワ
ーク図格納手段のアドレス情報を記憶する。
【００４２】表示画像生成手段３は、格納画像情報記憶
部２に記憶される情報をもとに、拡大表示領域に表示す
るネットワークの詳細情報が選択されると、選択された
詳細情報が表示される拡大ビットマップデータを選択す
るとともに、拡大表示する領域が選択されると、選択し
た拡大ネットワーク図と、ｘ拡大ネットワーク図と、ｙ
拡大ネットワーク図と、ｘｙ縮小ネットワーク図から読
みだす各々の矩形表示領域を設定する。
【００４３】例えば、拡大表示領域に表示する情報とし
て、ノード間の全接続関係を表示することが要求された
場合、ノード間の全接続関係が表示される第一の拡大ネ
ットワーク図を選択するとともに、拡大表示する領域が
選択されると、選択した第一の拡大ネットワーク図と、
ｘ拡大ネットワーク図と、ｙ拡大ネットワーク図と、ｘ
ｙ縮小ネットワーク図から読みだす各々の矩形表示領域
を設定する。
【００４４】表示画像生成手段３によって設定された各
ネットワーク図から読みだす矩形表示領域の情報に従
い、表示データ選択手段４は、各ネットワーク図を読み
だし、表示データ処理手段６によって表示色が設定さ
れ、表示データに変換され、表示部７に、ネットワーク
の一領域を拡大表示したネットワーク図が表示される。
【００４５】また、拡大表示する領域が変更された場
合、表示画像生成手段３は、各ネットワーク図から読み
だす矩形表示領域を更新し、表示データ選択手段４は、
更新された情報に従い、各ネットワーク図の矩形表示領
域を読みだし、変更した拡大ネットワーク図が表示部７
に表示される。
【００４６】例えば上記のように第一の拡大ネットワー
ク図を用いて拡大表示画像を表示した後、物理的な回線
の構成を表示することが要求された場合、表示画像生成
手段３は、格納画像情報記憶部２に記憶される情報をも
とに、選択された詳細情報が表示される第二の拡大ネッ
トワーク図を選択し、拡大表示画像の拡大領域におい
て、選択した第二のネットワーク図の該当する矩形領域
が表示されるように設定し、表示データ選択手段４は、
更新された情報に従い、拡大表示領域に、選択された第
二の拡大ネットワーク図の矩形表示領域のネットワーク
図を読みだし、拡大表示画像が表示部７に表示される。
【００４７】上記のように、原図となるネットワーク図
をもとに、拡大／縮小処理を施し作成したネットワーク
図から矩形表示領域を読みだし、拡大表示したネットワ
ーク図を生成する場合、原図に示されるノードや回線を
示すシンボルを単に拡大／縮小し、各ネットワーク図を
作成すると、シンボルの大きさもネットワーク図によっ
て異なる。この状態で拡大表示画像を生成すると、ネッ
トワーク図上に表示されるシンボルの大きさが表示領域
によって異なり、表示に一貫性を保つことができない。
第三の発明によれば、原図となるネットワーク図をもと
に、拡大／縮小処理を施し、本拡大表示の生成に必要と
なる各ネットワーク図を作成するとともに、各ネットワ
ーク図に表示するシンボルの大きさを統一するため、い
ずれの領域を拡大表示した場合においても、拡大表示画
像上に表示されるシンボルは統一的に表示することがで
きる。
【００４８】また、原図となるネットワーク図におい
て、多くのネットワーク情報が表示されている場合、単
に拡大／縮小処理を施し、本拡大表示の生成に必要とな
る各ネットワーク図を作成すると、縮小されたネットワ
ーク図においては、表示情報が密になり、画面表示した
際に情報を容易に確認できなくなる。第四の発明によれ
ば、拡大ネットワーク図には、詳細なノード及びノード
名、ノード間の接続関係を表示するが、縮小処理が施さ
れるｘ拡大ネットワーク図、ｙ拡大ネットワーク図、ｘ
ｙ縮小ネットワーク図においては、ノードと、主要なノ
ード間に張られる幹線のように一部のリンクのみを表示
するものとし、表示情報を簡略化し、拡大表示画像を生
成するため、縮小処理が施されたネットワーク図が表示
される部分においても情報を確認しやすくなる。
【００４９】図５は第五の発明の実施例を示す。
【００５０】表示データ処理手段６の表示色情報記憶部
６１は、画像情報格納手段に格納されるビットマップデ
ータを表示部７に表示する際の表示色を定義する複数の
カラーテーブルを記憶し、変換器６２は、表示データ選
択手段によって読みだされたビットマップデータに対
し、上記表示色情報記憶部６１に記憶される複数のカラ
ーテーブルの中から、該当するカラーテーブルを参照
し、表示色を設定し、表示データとして送出する。ま
た、変換器６２は、上記のようにカラーテーブルを参照
し、表示色を設定するとともに、参照するカラーテーブ
ルを変更したり、カラーテーブルに定義される表示色の
定義変更を行うことによって、ビットマップデータの表
示色を変更することができる。
【００５１】例えば、拡大ビットマップデータ格納手段
に格納される第一の拡大ビットマップデータが図１５に
示すカラーテーブル６１１を参照する場合、表示データ
選択手段４によって第一の拡大ビットマップデータが読
みだされると、変換器６２は、カラーテーブル６１１を
参照し、第一の拡大ビットマップデータにおいてピクセ
ル値１で描かれた部分は、カラー１に定義されたＲＧＢ
値をというように表示色を設定する。
【００５２】ここで、変換器６２によって、上記第一の
拡大ビットマップデータがカラーテーブル６１２を参照
するように制御されると、表示部７においてカラーテー
ブル６１１に定義される表示色にて表示されていた第一
の拡大ビットマップデータは、カラーテーブル６１２に
定義される表示色で表示されるように変更される。この
手法による表示色の変更によれば、既に表示されている
表示画像を消し、新たな表示色によって再描画する必要
がないため、表示色変更を瞬時に行える。
【００５３】また、上記のように参照するカラーテーブ
ルを変更するほか、カラーテーブル６１１において、第
一の拡大ビットマップデータのピクセル１で描かれた部
分の設定色がカラー１と定義されていたものをカラー３
が設定されるように、カラーテーブル内で参照関係を変
更したり、各カラーのＲＧＢ値の値を変更することによ
っても、表示色を変更することができる。
【００５４】本発明における画像表示装置においては、
カラーテーブルを予め複数定義し、表示色情報記憶部６
１に記憶できるため、参照関係を変更することによっ
て、複数の表示色の組み合わせを選択することができ
る。
【００５５】図６は、第六の発明の実施例を示す。
【００５６】表示データ処理手段６の、表示色情報記憶
部６１は、画像情報格納手段に格納されるネットワーク
図を表示部７に表示する際の表示色を定義するカラーテ
ーブルとして、ネットワークが正常に運用されている場
合の表示色の他、障害発生時の表示色など、運用状況を
ネットワーク図上において示すための表示色を定義する
カラーテーブルを複数記憶し、変換器６２は、表示デー
タ選択手段４によって読みだされたネットワーク図に対
し、上記表示色情報記憶部６１に記憶される複数のカラ
ーテーブルの中から、該当するカラーテーブルを参照
し、表示色を設定し、表示データとして送出する。ま
た、変換器６２は、上記のようにカラーテーブルを参照
し、表示色を設定するとともに、参照するカラーテーブ
ルを変更したり、カラーテーブルに定義される表示色の
定義変更を行うことによって、ネットワーク図の表示色
を変更することができる。
【００５７】例えば、図１６に示すように、ネットワー
クが正常に運用されている場合の表示色がカラーテーブ
ル６１３に、障害時、通知されたイベントを示すための
表示色がカラーテーブル６１４に定義されているものと
する。ここで、表示データ選択手段４によってネットワ
ーク図が読みだされる場合、変換器６２は、ネットワー
クが正常に運用されている場合にはカラーテーブル６１
３を参照し、ネットワーク図に表示される背景色、ノー
ド、回線の表示色を設定する。ネットワークから障害等
のイベントが通知されると、カラーテーブル６１４を参
照し、定義される表示色に従い、イベントを通知したノ
ード等を示す部分の表示色を変更する。この際、描画処
理の必要がないため、同時に多数のイベントが通知され
た場合にも、高速に表示色変更を行うことができる。ま
た、カラーテーブル６１５は、カラーテーブル６１３に
比べて、ノードの表示色を明るく、他の表示情報は暗く
した表示色が定義されているとする。例えば、ネットワ
ーク図において、ノードの検索が行われるような場合、
カラーテーブル６１５を参照するように変更すれば、ノ
ードのみが周囲より明るく強調して表示されるように瞬
時に変更することができる。
【００５８】本発明における画像表示装置においては、
カラーテーブルを予め複数定義し、表示色情報記憶部６
１に格納できるため、ネットワークの運用状態およびネ
ットワーク図にて検索する情報等に対応するカラーテー
ブルを記憶し、参照するカラーテーブルを変更すること
によって、ネットワークの状態変化をネットワーク図上
に即反映できるとともに、利用者が容易に情報検索を行
えるように表示色を瞬時に変更することができる。
【００５９】図７は、第七の発明による実施例を示す。
【００６０】図１７に示すように、表示部７において、
拡大ビットマップデータ、ｘ拡大ビットマップデータ、
ｙ拡大ビットマップデータ、ｘｙ縮小ビットマップデー
タの各々の矩形表示領域を読みだし、生成される拡大表
示画像２２を表示するとともに、ビットマップデータ２
７を表示画像２２の領域２７２において重ねて表示する
場合、通常のウィンドウシステムにおいては、ビットマ
ップデータ２７が重なる表示画像２２の、領域２７２に
表示される表示情報２０を確認できなくなる。第五の発
明においては、図７に示すように、拡大表示画像を生成
する各ビットマップデータ格納手段と、ビットマップデ
ータ２７のような重ねて表示するビットマップデータを
格納する合成ビットマップデータ格納手段１５を備え、
表示データ選択手段４によって読みだされ、変換器６２
によって表示色を設定されたビットマップデータに対
し、半透明率制御手段６３は、表示部７に表示する際の
半透明率を設定し、半透明に表示される表示データとし
て送出することができる。
【００６１】例えば、図１７に示すように、拡大表示画
像２２を表示するとともに、ビットマップデータ２７を
表示画像２２の領域２７２において重ねて表示する場
合、半透明率制御手段６３は、図１８に示すように拡大
表示画像２２及びビットマップデータ２７が重なる領域
２７２においては、それぞれのビットマップデータが半
透明な表示画像として表示されるように、各ビットマッ
プデータ格納手段に格納されるビットマップデータを表
示する際の半透明率を設定し、ビットマップデータ読み
だし時にそれぞれの半透明率を設定し、表示データを送
出する。図１８に示す半透明率によってそれぞれのビッ
トマップデータが読みだされた場合、図１９に示すよう
に、領域２７２においてビットマップデータ２７及び拡
大表示画像２２は、半透明に表示され、２つのビットマ
ップデータの表示情報を損なうことなく表示することが
可能となる。
【００６２】図８は、第八の発明の実施例を示す。
【００６３】表示部７において、拡大ネットワーク図、
ｘ拡大ネットワーク図、ｙ拡大ネットワーク図、ｘｙ縮
小ネットワーク図の各々の矩形表示領域を読みだし、生
成した、拡大表示したネットワーク図を表示するととも
に、他のビットマップデータを同一領域に重ねて表示す
る場合、第五の発明においては、拡大表示画像を生成す
る各ネットワーク図格納手段と、重ねて表示するビット
マップデータを格納する合成ビットマップデータ格納手
段１５を備え、表示データ選択手段４によって読みださ
れ、変換器６２によって表示色を設定されたビットマッ
プデータに対し、半透明率制御手段６３は、表示部７に
表示する際の半透明率を設定し、半透明に表示される表
示データとして送出することができる。
【００６４】このため、他のビットマップデータを拡大
表示したネットワーク図に重ねて表示する際にも本発明
による半透明表示を用いれば、重なった領域におけるネ
ットワーク図上に障害等が表示された場合にも、必ず発
見することができる。また、ある領域を拡大表示したネ
ットワーク図を合成ビットマップデータ格納手段１５に
格納し、別の領域を拡大表示したネットワーク図を、拡
大ネットワーク図、ｘ拡大ネットワーク図、ｙ拡大ネッ
トワーク図、ｘｙ縮小ネットワーク図から生成し、合成
ビットマップデータ格納手段に格納したネットワーク図
と同時に表示することにより、複数の領域を拡大表示し
たネットワーク図を同時に表示し、比較できるようにな
る。
【００６５】また、障害等、現在の運用状況を表示する
ネットワーク図を表示するとともに、過去の障害履歴や
運用状況を表示するネットワーク図を合成ビットマップ
データ格納手段に格納し、２つのネットワーク図の対応
をつけることができるように半透明に表示することによ
って、過去の情報を参考に障害原因を予測するような管
理作業に活用できる。
【００６６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め複数のビットマップデータを格納し、読みだすビッ
トマップデータの座標情報の設定変更のみにより、表示
画像を生成し、表示するため、高速に表示処理を行うこ
とができる。
【００６７】よって、第一の発明のように、全体の概略
と局部の詳細を同一画面上に表示可能とするＢｉｆｏｃ
ａｌ表示による拡大表示画像も、Ｂｉｆｏｃａｌ表示に
よる拡大表示画像を生成するために必要な、拡大／縮小
処理を施した４種類のビットマップデータを各ビットマ
ップデータ格納手段に格納し、拡大表示する領域の設定
に伴い、各ビットマップデータから読みだす矩形表示領
域の座標情報を設定するのみで生成することができる。
また、本発明によれば、Ｂｉｆｏｃａｌ表示による拡大
表示画像を生成するために必要となるビットマップデー
タを複数種類格納し、選択し、拡大表示画像を生成でき
るため、拡大表示領域に表示する情報の変更や、拡大率
を変更して拡大表示画像を生成することも高速に行うこ
とができる。
【００６８】第二の発明のネットワーク監視装置によれ
ば、予めネットワーク図格納手段に格納した、拡大／縮
小処理を施したネットワーク図を合成し、ネットワーク
の一領域を拡大した表示するとともに、本拡大表示方式
においては、常に表示画面内にすべてのネットワーク全
体を表示できる監視画面を構築できるとともに、拡大表
示する領域の変更も、各ネットワーク図から読みだす矩
形表示領域の座標情報を変更するのみで表示変更が行わ
れるため、情報検索に対しても高速なインタラクション
を実現することができる。
【００６９】また、拡大ネットワーク図にネットワーク
の詳細な情報を記すことにより、拡大表示画面の拡大表
示した領域においては詳細な情報を提供できるととも
に、本発明においては、表示する詳細情報によって、拡
大ネットワーク図を複数格納し、選択して拡大表示画像
を生成できるため、ネットワークの運用状況や管理操作
目的に応じて拡大ネットワーク図を使い分け、表示情報
を変更することも瞬時に行うことができる。更に、拡大
率の異なる複数のネットワーク図を格納し、拡大表示画
像を生成するネットワーク図を選択することも可能であ
るため、ネットワークの分布状況や拡大表示領域に対す
る要求によって拡大率を変更し、表示することも実現で
きるようになる。
【００７０】上記のように、原図となるネットワーク図
をもとに、拡大／縮小処理を施したネットワーク図に対
し、第三の発明のように、ノード及びリンクシンボルの
大きさを統一するための処理を施したネットワーク図を
用いて拡大表示画像を生成すれば、拡大表示画像を生成
した際に、各ネットワーク図から読みだされた矩形表示
領域間で表示されるシンボルの大きさも統一することが
できたため、表示の一貫性を保つことができる。また、
第四の発明のように、縮小処理を施すネットワーク図に
おいては、表示情報を簡略化したものを用いて本拡大表
示画像を生成すれば、拡大表示画像を生成した際に縮小
処理が施されるｘ拡大ネットワーク図、ｙ拡大ネットワ
ーク図、ｘｙ縮小ネットワーク図の矩形表示領域におい
て、表示情報が密となり複雑化することを避けることが
できる。
【００７１】第五の発明によれば、ビットマップデータ
を表示する際に参照するカラーテーブルを複数記憶し、
それらを変更するのみで、同一のビットマップデータに
対して異なる表示色を設定／変更できる。複数のカラー
テーブルを記憶し、各ビットマップデータに対して、参
照するカラーテーブルを定義できるため、拡大表示画像
を生成する各ビットマップデータが参照するカラーテー
ブルを拡大ビットマップデータが参照するカラーテーブ
ルと、他の３種のビットマップデータが参照するカラー
テーブルを異なるものとすれば、拡大領域のビットマッ
プデータのみが異なる色で表示されるため、拡大領域を
容易に認識できるように表示することができる。また、
表示色を変更する際には、この手法によれば、カラーテ
ーブルを変更するのみで、既に表示されている表示画像
を消し、新たな表示色によって再描画する必要がないた
め、表示色変更を瞬時に行える。
【００７２】第六の発明によれば、ネットワークが正常
に運用されている場合の表示色の他、障害発生時の表示
色など、運用状況をネットワーク図上において示すため
の表示色を定義するカラーテーブルを複数記憶し、運用
状況に応じて参照するカラーテーブル及び設定するＲＧ
Ｂ値を変更するのみで、同一のビットマップデータに対
して異なる表示色を設定／変更できる。また、表示色を
変更する際には、この手法によれば、既に表示されてい
る表示画像を消し、新たな表示色によって再描画するこ
となく、表示色変更を瞬時に行えるため、同時に多数の
イベントが通知された場合にも、ネットワーク図上に表
示されるノードや回線を示す多数のシンボルの表示色変
更を高速に行うことができる。
【００７３】また、ネットワーク図上でノードに関する
情報検索時のために、背景及び回線の表示色の明るさを
下げ、ノードの表示色の明るさを上げるようなカラーテ
ーブルを定義し、参照するように設定すれば、ノードに
関する情報を検索する場合には、ノードのみが周囲より
明るく強調して表示されるように瞬時に変更することが
できる。
【００７４】このように、ネットワークの運用状態及び
ネットワーク図にて検索する情報等に対応するカラーテ
ーブルを変更するのみで表示色変更が行え、ネットワー
クの状態変化をネットワーク図上に即反映できるととも
に、利用者が容易に情報検索を行えるように表示色を瞬
時に変更することができる。
【００７５】第七の発明によれば、複数のビットマップ
データを重ねて表示する場合においても、それぞれのビ
ットマップデータが半透明に表示されるため、重ねて表
示する領域においても、両ビットマップデータの表示情
報を同時に確認できるようになる。
【００７６】第八の発明によれば、ネットワーク図と、
他のビットマップデータを同一領域に重ねて表示する場
合においても、表示するネットワーク図及び、重ねて表
示するビットマップデータが半透明に表示されるため、
従来のマルチウィンドウシステムを用いた場合のよう
に、他のビットマップデータが重なった領域に表示され
た障害情報等を見落とすことなく、必ず発見することが
できる。また、Ｂｉｆｏｃａｌ表示を用いて生成する拡
大表示画像は、拡大できる領域は一領域に限られるが、
ある領域を拡大表示したネットワーク図を合成ビットマ
ップデータ格納手段に格納し、別の領域を拡大表示した
ネットワーク図とを半透明にて同時に表示することによ
り、複数の領域を拡大表示したネットワーク図を比較で
きるようになる。また、障害時、現在の運用状況を表示
するネットワーク図に重ねて、過去の障害履歴や運用状
況を表示するネットワーク図を重ねて半透明にて表示す
ることによって、過去の情報を参考に障害原因を予測す
るような情報検索にも効果をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】請求項１記載の画像表示装置である。
【図２】従来技術による画像表示装置である。
【図３】第一の発明の画像表示装置の応用例である。
【図４】第二の発明のネットワーク監視装置である。
【図５】第五の発明の画像表示装置における表示データ
処理手段である。
【図６】第六の発明のネットワーク監視手段における表
示データ処理手段である。
【図７】第七の発明の画像表示装置である。
【図８】第八の発明のネットワーク監視装置である。
【図９】本発明の実施例における原図と、その領域分割
を示す図である。
【図１０】本発明の実施例におけるＢｉｆｏｃａｌ表示
による拡大表示画像と、その領域分割を示す図である。
【図１１】本発明の実施例における拡大ビットマップデ
ータの格納方法を示す図である。
【図１２】本発明の実施例におけるｘ拡大ビットマップ
データの格納方法を示す図である。
【図１３】本発明の実施例におけるｙ拡大ビットマップ
データの格納方法を示す図である。
【図１４】本発明の実施例におけるｘｙ縮小ビットマッ
プデータの格納方法を示す図である。
【図１５】第三の発明のカラーテーブルの例を示す図で
ある。
【図１６】第四の発明のカラーテーブルの例を示す図で
ある。
【図１７】拡大表示画像と他のビットマップデータの表
示例である。
【図１８】第七の発明の半透明率制御手段における半透
明設定方法を示す図である。
【図１９】本発明の実施例における、半透明表示を用い
た拡大表示画像と他のビットマップデータの表示例であ
る。
【符号の説明】
１ 画像情報格納手段 １１−１〜１１−ｎ、１０１ 拡大ビットマップデータ
格納手段 １２、１０２ ｘ拡大ビットマップデータ格納手段 １３、１０３ ｙ拡大ビットマップデータ格納手段 １４、１０４ ｘｙ縮小ビットマップデータ格納手段 Ｎ−１１−１〜Ｎ−１１−ｎ 拡大ネットワーク図格納
手段 Ｎ−１２ ｘ拡大ネットワーク図格納手段 Ｎ−１３ ｙ拡大ネットワーク図格納手段 Ｎ−１４ ｘｙ縮小ネットワーク図格納手段 ２ 格納画像情報記憶部 ３、１０５ 表示画像生成手段 ４、１０６ 表示データ選択手段 ６ 表示データ処理手段 ７ 表示部 ６１ 表示色情報記憶部 ６２ 変換器 ６３ 半透明率制御手段 ６１１〜６１５ カラーテーブル ２１ 原図 ２２ 拡大表示画像 ２３ 拡大ビットマップデータ ２４ ｘ拡大ビットマップデータ ２５ ｙ拡大ビットマップデータ ２６ 縮小ビットマップデータ ２７ ビットマップデータ ２０、２８ 表示オブジェクト ２１１〜２１９、２７１〜２７３ ビットマップ上の領
域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−274441（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−98780（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−19790（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−44008（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−161411（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−258995（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−300924（ＪＰ，Ａ)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ビットマップデータを記憶する画像情報格
    納手段を備え、前記画像情報格納手段に記憶されたビッ
    トマップデータを読みだし、表示画像を生成して表示す
    る画像表示装置において、 前記画像情報格納手段が、原図となる画像情報をｘ、ｙ
    方向にｐ倍した異なる拡大ビットマップデータを格納す
    る複数の拡大ビットマップデータ格納手段と、該原図を
    ｘ方向にｐ倍に拡大するとともにｙ方向に１／ｑに縮小
    したｘ拡大ビットマップデータを格納するｘ拡大ビット
    マップデータ格納手段と、該原図をｘ方向に１／ｑに縮
    小するとともにｙ方向にｐ倍に拡大したｙ拡大ビットマ
    ップデータを格納するｙ拡大ビットマップデータ格納手
    段と、該原図をｘ、ｙ方向に１／ｑに縮小したｘｙ縮小
    ビットマップデータを格納するｘｙ縮小ビットマップデ
    ータ格納手段から構成され、 前記複数のビットマップデータ格納手段に格納されるビ
    ットマップデータから表示するビットマップデータを選
    択するための格納画像情報を記憶する格納画像情報記憶
    部と、 前記格納画像情報に基づいて表示するビットマップデー
    タを選択し、前記複数の拡大ビットマップデータ格納手
    段から選択した拡大ビットマップデータと、ｘ拡大ビッ
    トマップデータと、ｙ拡大ビットマップデータと、ｘｙ
    縮小ビットマップデータから矩形表示領域を読み出し、
    各々のビットマップデータが連続的に表示される拡大表
    示画像を生成するための、各ビットマップデータから読
    みだす矩形表示領域を決定する表示画像生成手段と、 前記表示画像生成手段によって決定された各ビットマッ
    プデータの矩形表示領域を前記各ビットマップデータ格
    納手段より読み出す表示データ選択手段と、 前記表示データ選択手段によって読み出されたビットマ
    ップデータの表示色を設定し、表示データとして送出す
    る表示データ処理手段と、 前記表示データを表示する表示部を備えることを特徴と
    する画像表示装置。
  2. 【請求項２】ビットマップデータやテキストデータを記
    憶する画像情報格納手段を備え、前 記画像情報格納手段
    に記憶されたビットマップデータを読みだし、表示画像
    を生成して表示する画像表示装置において、 前記画像情報格納手段が、原図となる画像情報をｘ、ｙ
    方向にｐ倍した異なる拡大ビットマップデータを格納す
    る複数の拡大ビットマップデータ格納手段と、該原図を
    ｘ方向にｐ倍に拡大するとともにｙ方向に１／ｑに縮小
    したｘ拡大ビットマップデータを格納するｘ拡大ビット
    マップデータ格納手段と、該原図をｘ方向に１／ｑに縮
    小するとともにｙ方向にｐ倍に拡大したｙ拡大ビットマ
    ップデータを格納するｙ拡大ビットマップデータ格納手
    段と、該原図をｘ、ｙ方向に１／ｑに縮小したｘｙ縮小
    ビットマップデータを格納するｘｙ縮小ビットマップデ
    ータ格納手段から構成されるビットマップデータ格納手
    段群を、ｐ及びｑの値によって異なる複数のビットマッ
    プデータ格納手段群を備え、 前記複数のビットマップデータ格納手段に格納されるビ
    ットマップデータから表示するビットマップデータを選
    択するための格納画像情報を記憶する格納画像情報記憶
    部と、 前記格納画像情報に基づいて、ビットマップデータ格納
    手段群を選択するとともに、表示するビットマップデー
    タを選択し、 前記複数の拡大ビットマップデータ格納手段から選択し
    た拡大ビットマップデータと、ｘ拡大ビットマップデー
    タと、ｙ拡大ビットマップデータと、ｘｙ縮小ビットマ
    ップデータから矩形表示領域を読み出し、各々のビット
    マップデータが連続的に表示される拡大表示画像を生成
    するための、各ビットマップデータから読みだす矩形表
    示領域を決定する表示画像生成手段と、 上記表示画像生成手段によって決定された各ビットマッ
    プデータの矩形表示領域を、上記各ビットマップデータ
    格納手段より読み出す表示データ選択手段と、 上記表示データ選択手段によって読み出されたビットマ
    ップデータの表示色を設定し、表示データとして送出す
    る表示データ処理手段と、 上記表示データを表示する表示部を備えることを特徴と
    する画像表示装置。
  3. 【請求項３】管理ネットワークを構成するノードや装置
    である管理対象の構成や、それら管理対象の運用状態を
    表示するネットワーク図を記憶する画像情報格納手段を
    備え、記憶されたネットワーク図を読みだし、管理対象
    の構成や、運用状態を監視する際の監視用表示画像とし
    て表示するネットワーク監視装置において、 前記画像情報格納手段が、原図となるネットワーク図を
    ｘ、ｙ方向にｐ倍した異なる複数の拡大ネットワークを
    格納する複数の拡大ネットワーク図格納手段と、ｘ方向
    にｐ倍に拡大するとともにｙ方向に１／ｑに縮小したｘ
    拡大ネットワーク図を格納するｘ拡大ネットワーク図格
    納手段と、ｘ方向に１／ｑに縮小するとともにｙ方向に
    ｐ倍に拡大したｙ拡大ネットワーク図を格納するｙ拡大
    ネットワーク図格納手段と、ｘ、ｙ方向に１／ｑに縮小
    したｘｙ縮小ネットワーク図を格納するｘｙ縮小ネット
    ワーク図格納手段から構成され、 前記複数のネットワーク図格納手段に格納されるネット
    ワーク図から監視用表示画像として表示するネットワー
    ク図を選択するためのネットワーク図情報を記憶する格
    納画像情報記憶部と、 前記格納画像情報記憶部に記憶されるネットワーク図情
    報に基づいて、監視用表示画像として表示するネットワ
    ーク図を選択し、前記複数のネットワーク図格納手段か
    ら選択した拡大ネットワーク図と、ｘ拡大ネットワーク
    図と、ｙ拡大ネットワーク図と、ｘｙ縮小ネットワーク
    図から矩形表示領域を読み出し、各々のネットワーク図
    が連続的に表示される拡大表示画像を生成するために、
    各ネットワーク図から読みだす矩形表示領域を決定する
    表示画像生成手段と、 前記表示画像生成手段によって決定された各ネットワー
    ク図の矩形表示領域を、前記各ネットワーク図格納手段
    より読み出す表示データ選択手段と、 前記表示データ選択手段によって読み出されるネットワ
    ーク図の表示色を設定し、表示データとして送出する表
    示データ処理手段と、 前記表示データを表示する表示部を備えることを特徴と
    するネットワーク監視装置。
  4. 【請求項４】管理ネットワークを構成するノードや装置
    である管理対象の構成や、それら管理対象の運用状態を
    表示するネットワーク図を記憶する画像情報格納手段を
    備え、記憶されたネットワーク図を読みだし、管理対象
    の構成や、運用状態を監視する際の監視用表示画像とし
    て表示するネットワーク監視装置において、 前記画像情報格納手段が、原図となるネットワーク図を
    ｘ、ｙ方向にｐ倍した異なる複数の拡大ネットワークを
    格納する複数の拡大ネットワーク図格納手段と、ｘ方向
    にｐ倍に拡大するとともにｙ方向に１／ｑに縮小したｘ
    拡大ネットワーク図を格納するｘ拡大ネットワーク図格
    納手段と、ｘ方向に１／ｑに縮小するとともにｙ方向に
    ｐ倍に拡大したｙ拡大ネットワーク図を格納するｙ拡大
    ネットワーク図格納手段と、ｘ、ｙ方向に１／ｑに縮小
    したｘｙ縮小ネットワーク図を格納するｘｙ縮小ネット
    ワーク図格納手段から構成されるネットワーク図格納手
    段群を、ｐ及びｑの値によって異なる複数のネットワー
    ク図格納手段群を備え、 前記複数のネットワーク図格納手段に格納されるネット
    ワーク図から監視用表示画像として表示するネットワー
    ク図を選択するためのネットワーク図情報を記憶する格
    納画像情報記憶部と、 前記格納画像情報記憶部に記憶されるネットワーク図情
    報に基づいて、ネットワーク図格納手段群を選択すると
    ともに、監視用表示画像として表示するネットワーク図
    を選択し、 前記複数のネットワーク図格納手段から選択した拡大ネ
    ットワーク図と、ｘ拡大ネットワーク図と、ｙ拡大ネッ
    トワーク図と、ｘｙ縮小ネットワーク図から矩形表示領
    域を読み出し、各々のネットワーク図が連続的に表示さ
    れる拡大表示画像を生成するために、各ネットワーク図
    から読みだす矩形表示領域を決定する表示画像生成手段
    と、 前記表示画像生成手段によって決定された各ネットワー
    ク図の矩形表示領域を、前記各ネットワーク図格納手段
    より読み出す表示データ選択手段と、 前記表示データ選択手段によって読み出されるネットワ
    ーク図の表示色を設定し、表示データとして送出する表
    示データ処理手段と、 前記表示データを表示する表示部を備えることを特徴と
    するネットワーク監視装置。
  5. 【請求項５】原図となるネットワーク図をもとに、前記
    拡大ネットワーク図と、前記ｘ拡大ネットワーク図と、
    前記ｙ拡大ネットワーク図と、前記ｘｙ縮小ネットワー
    クを作成する場合、各拡大図および縮小図には、前記原
    図においてノードを表すノードシンボルと同一の大きさ
    のノードシンボルと、前記原図においてノード間接続関
    係を表すリンクシンボルと同じ太さのリンクシンボルを
    用いることを特徴とする請求項３に記載のネットワーク
    監視装置。
  6. 【請求項６】原図となるネットワーク図をもとに、前記
    拡大ネットワーク図と、前記ｘ拡大ネットワーク図と、
    前記ｙ拡大ネットワーク図と、前記ｘｙ縮小ネットワー
    クを作成する場合、前記拡大ネットワーク図には、ノー
    ドを表すノードシンボルとこれらノードの名前と、これ
    らノード間の接続関係を表す全リンクシンボルを表示
    し、前記ｘ拡大ネットワーク図と前記ｙ拡大ネットワー
    ク図と前記縮小ネットワーク図には、前記全ノードシン
    ボルと、一部の前記リンクシンボルを表示することを特
    徴とする請求項３に記載のネットワーク監視装置。
  7. 【請求項７】前記表示データ処理手段が、 前記画像情報格納手段の各ビットマップデータ格納手段
    に格納されるビットマップデータに対し、設定する表示
    色を定義するカラーテーブルを複数記憶する表示色情報
    記憶部と、 各ビットマップデータ格納手段より読みだされるビット
    マップデータに対し、前記表示色情報記憶部に記憶され
    るカラーテーブルの中から該当するカラーテーブルを参
    照し、表示色を設定し、表示データとして送出する機能
    を有する変換器を備えることを特徴とする請求項１又は
    請求項２に記載の画像表示装置。
  8. 【請求項８】前記変換器が、 表示色の設定や変更の要求に応じて、各ビットマップデ
    ータに設定する表示色を参照するカラーテーブルの参照
    関係と各カラーテーブル内に定義される表示色の定義変
    更を行なう機能を有することを特徴とする請求項７に記
    載の画像表示装置。
  9. 【請求項９】前記表示データ処理手段が、 前記画像情報格納手段の各ネットワーク図格納手段に格
    納されるネットワーク図に対し、ネットワーク図上に表
    示される管理対象の基本となる表示色と、運用状態が変
    化した場合の表示色をそれぞれ定義するカラーテーブル
    を複数記憶する表示色情報記憶部と、 各ネットワーク図格納手段より読みだされるネットワー
    ク図に対し、管理対象の運用状態の変化に応じて、上記
    表示色情報記憶部の複数のカラーテーブルの中から該当
    するカラーテーブルを参照し、表示色を設定し、表示デ
    ータとして送出する機能を有する変換器を備えることを
    特徴とする請求項３又は請求項４に記載のネットワーク
    監視装置。
  10. 【請求項１０】前記変換器が、 表示色の設定及び変更の要求に応じて、各ネットワーク
    図に設定する表示色を参照するカラーテーブルの参照関
    係や、各カラーテーブル内に定義される表示色の定義変
    更を行なう機能を有することを特徴とする請求項９に記
    載のネットワーク監視装置。
  11. 【請求項１１】前記表示部に、前記各ビットマップデー
    タ格納手段に格納される拡大ビットマップデータと、ｘ
    拡大ビットマップデータと、ｙ拡大ビットマップデータ
    と、ｘｙ縮小ビットマップデータの各々の矩形表示領域
    を読みだし、生成される拡大表示画像を表示するととも
    に、該拡大表示画像上に、他のビットマップデータを重
    ねて表示する場合、前記画像情報格納手段が前記重ねて
    表示するビットマップデータを格納する合成ビットマッ
    プデータ格納手段を備え、 前記表示データ選択手段によって読みだされる前記拡大
    表示画像を生成する各ビットマップデータ及び拡大表示
    画像に重ねて表示するビットマップデータに対し、半透
    明率を設定し、前記表示部に半透明に表示される表示デ
    ータとする加工処理を施す半透明率制御手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項１に記載の画像表示装置。
  12. 【請求項１２】前記表示部に、前記各ネットワーク図格
    納手段に格納される拡大ネットワーク図と、ｘ拡大ネッ
    トワーク図と、ｙ拡大ネットワーク図と、ｘｙ縮小ネッ
    トワーク図の各々の矩形表示領域を読みだし、生成され
    る拡大表示画像を表示するとともに、該拡大表示画像上
    に、他のビットマップデータを重ねて表示する場合、前
    記画像情報格納手段が、前記重ねて表示するビットマッ
    プデータを格納する合成ビットマップデータ格納手段を
    備え、 前記表示データ選択手段によって読みだされる前記拡大
    表示画像を生成する各ネットワーク図及び拡大表示画像
    に重ねて表示するビットマップデータに対し、半透明率
    を設定し、前記表示部に半透明に表示される表示データ
    とする加工処理を施す半透明率制御手段を備えることを
    特徴とする請求項３に記載のネットワーク監視装置。
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