JP2679087B2 - テープレコーダ - Google Patents

テープレコーダ

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JP2679087B2
JP2679087B2 JP63046277A JP4627788A JP2679087B2 JP 2679087 B2 JP2679087 B2 JP 2679087B2 JP 63046277 A JP63046277 A JP 63046277A JP 4627788 A JP4627788 A JP 4627788A JP 2679087 B2 JP2679087 B2 JP 2679087B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテープレコーダに関するものである。
従来の技術 近年、テープレコーダは多機能化が進んでいるが、そ
れに反しコストダウンの要望はますます強まってきてい
る。カーステレオにおいても多機能化でかつ高品位のも
のが求められており、カセットテープ(以下テープと略
す)の装着・排出を含めた操作性・信頼性の向上が望ま
れている。従ってこれらの要求を満足し、かつ安価に実
現することが課題となっている。
以下に、従来のテープレコーダの一例について簡単に
説明する。
構成を簡単に説明すると、テープを装着・排出する挿
排機構と、フライホイル及びリール台等の回転を行なわ
せる回転機構と、再生・早送り・巻戻し等を行なう切換
機構の3つから成り立っている。挿排機構はテープを平
行移動させる部材とテープの上下動を行なう部材とテー
プ装着時にテープを保持する部材、及び排出を行なう排
出レバーと排出連結機構より成り立っている。回転機構
は、フライホイルに回転を伝達するベルト機構とリール
台の回転を切換える減速ギア機構より成り立っている。
切換機構は再生・早送り・巻戻し用に備えられたプラン
ジャとその連結部材より成り立っている。
以上のように構成されたテープレコーダについて、以
下その動作について説明する。まずテープを挿入口に入
れ、挿入ばねが挿入される力によってたわめられ死点を
越えると今後は自らテープを引き込む働きをしテープの
平行移動を行ない、平行移動が完了すると、その完了位
置でのみ作用するテープ押えばねによって上下動を行な
う部材がテープ保持部材を下方向に押えることによって
テープの装着が行なわれる。次に再生用のプランジャの
吸引によって減速ギア機構より伝達された力によりヘッ
ド・ピンチローラの圧着及びリール台の回転が行なわれ
再生状態となる。プランジャが吸引されている間は再生
状態が保持されており、また一度吸引を止めるとピンチ
ローラの圧着及びリール台の回転は解除される。再び再
生用プランジャを吸引すると今度は反対側のピンチロー
ラとリール台が働くように構成されており、これを繰り
返すことによって正転及び反転の再生切換が行なえる。
次に早送りのプランジャを吸引すると減速ギア機構によ
って伝達された力によりヘッド及びピンチローラは解除
され、リール台の巻き取り用の駆動も解除され、かわり
に早送り用の駆動が行なわれる。巻戻しの場合も早送り
と同様である。早送り・巻戻しはそれぞれのプランジャ
が吸引を行なう間のみ行なわれ吸引を止めると解除され
る。次に排出レバーを押すと電気的検出によって再生・
早送り・巻戻しの動作は解除され、排出レバーを押す力
によって排出連結機構が働き、テープ押えばねの力に打
ち勝ってテープを上に持ちあげ、さらに押すと挿入ばね
がたわめられ死点を越えることによってテープは挿入位
置まで平行移動され、元の状態となり排出が完了する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、挿入・排出が手
動であるためばねに打ち勝つ力で操作を行なわねばなら
ず操作荷重も大きくなり動作音も大きく、排出の際テー
プの飛び出しの問題もあり、また排出レバーも位置・突
出量などの点でデザイン上の制約となり品位の低下を招
く原因となっていた。また再生状態では常に再生用プラ
ンジャを吸引しており、消費電流の増加やプランジャの
発熱などの問題点があった。また交互に正転・反転の切
換が行なわれるため再生方向の検出を行なう検出スイッ
チが必要となる欠点があり、装着後すぐに反転再生にし
たい場合でも一度正転とした後に再度動作切換を行なわ
ないと反転とならないなど操作上のわずらわしさがあっ
た。早送り・巻戻しにおいても専用プランジャの連続吸
引によって行なわれるため、消費電流の増加・発熱の問
題があった。これらのプランジャやモータなどの制御,
スイッチの検出,手動操作により強制的に割り込んでく
る排出動作への対応のため複雑な制御回路を必要とする
問題があった。このようなことから構成に必要な部品点
数も多くなり、ばらつきや組立精度の点で信頼性も低
く、安価に実現することも困難であった。
本発明はこのような従来の問題点を解消するものであ
り、動作切換の際の操作性に優れ、電流消費量の少な
い、安価なテープレコーダを提供するものである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のテープレコーダ
は、第1の位置状態と第2の位置状態に回動保持可能に
配置された回動部材と、この回動部材が第1の位置に付
勢された状態にあるときにその回動部材に係合して当該
回動部材を第2の位置に移動せしめる駆動カムと、上記
回動部材が駆動カムの回転により第2の位置に移動せし
められた際に当該回動部材の第2の位置の状態を保持す
ることが可能な保持制御部材と、正転再生か反転再生か
を選択する正反切換手段を備え、正反切換動作時に駆動
される駆動カムにより移動せしめられる回動部材を、保
持制御部材によって第2の位置に保持するか、保持せず
に第1の位置に復帰させるかによって、正転再生か反転
再生かを選択するように構成したものである。
作用 本発明は上記した構成によって、回動部材を保持制御
部材で保持するか否かの制御を駆動カムの一回転の動作
毎に行って、正転か反転かの選択を行えるので、前の再
生方向にかかわらず、選択したい再生の方向を選ぶこと
ができ、正転再生・反転再生のための操作性の向上と構
成の単純化が図れる。
実施例 以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1〜3図は正反切換の選択とピンチローラの駆動の
切換を示している。第1図は選択を行なう前の状態を表
わし、第2図は正転方向に切換えられた状態を表わし、
第3図は反転方向に切換えられた状態を表わしている。
第1図において、25は正反切換レバーであり、固定基板
上に回動自在に配置されており、25a部で再生カム15と
係合により駆動の伝達を受け、25dを回転中心として25c
の係合部によって正反ロッド27に駆動力を伝達してい
る。26は正反切換レバーばねであり、正反切換レバー25
を時計方向に付勢している。27は正反ロッドであり、ヘ
ッド基板33上に矢印c方向へ摺動自在に配置されてお
り、正反切換レバーにより往復動作を行なう。28はピン
チローラばねであり、正反ロッド27の中央部及び両端部
で保持されており、両端の28a及び28bがピンチローラア
ームF30及びピンチローラアームR32と係合することによ
ってピンチローラ29及び31の圧着を行なう。29及び31は
ピンチローラF及びピンチローラRであり、ピンチロー
ラアームF30及びピンチローラアームR32に回転自在に配
置されている。30及び32はピンチローラアームF及びピ
ンチローラアームRであり、固定基板上に回動可能に配
置されている。
第4〜5図は本発明の実施例におけるテープレコーダ
の再生カム15の駆動方法を示している。第4図は再生カ
ムに駆動が伝達される前の状態を示し、第5図は再生カ
ムに駆動が伝達され始めた状態を示している。第4図に
おいて、15は再生カムであり、固定基板上に回転自在に
配置されており、駆動を受けることによりテープの挿入
・再生及び正反切換を行なうカム形状を有している。16
及び17はギアC及びギアBであり、固定基板上に回転自
在に配置されており、それぞれ2段ギアとなっており、
減速された回転を再生カム15に伝達している。18はギア
Aであり、再生ギアレバー20上に回転自在に配置されて
おり、モータプーリ19のギア部と係合した時にギアB17
に駆動を減速して伝達している。20は再生ギアレバーで
あり、固定基板上にギアB17と同軸で回動自在に配置さ
れており、20a部で再生プランジャ24の可動鉄芯部24aと
係合されており、24aが吸引されることによって時計方
向へ回動せしめられる。21は再生ギアレバーばねであ
り、一端が再生ギアレバー20と係合しており、再生ギア
レバー20を反時計方向に付勢している。22は再生制御レ
バーであり、固定基板上に回動自在に配置されており、
一端が再生プランジャ24の可動鉄芯部24aと係合されて
いる。23は再生制御レバーばねであり、再生制御レバー
22を時計方向に付勢している。24は再生プランジャであ
り、固定基板上に固定されており可動鉄芯部24aによっ
て再生ギアレバー20と再生制御レバー22を回動せしめ
る。
第6〜9図は再生カム15とメインレバー6の回動部に
設けられたピン部6cとの係合関係を示したものである。
第6図はテープ排出状態を表わし、第7図はテープ装着
が完了した直後の状態を表わし、第8図はテープ再生を
行なうためヘッドを上昇せしめ保持が完了した直後の状
態を表わし、第9図は再生の解除を行ない停止させた状
態を表わしている。
第10〜13図は正反切換時のリール台の巻取り方向の選
択方向について示したものである。第10図は停止状態を
示し、第11図は選択が開始され正転側に切換え準備が行
なわれた状態を示し、第12図は正転の再生状態を示し、
第13図は反転の再生状態を示している。33はヘッド基板
であり、固定基板上を矢印D方向に摺動可能に配置され
ており、33a及び33b部で巻取りアームF40及び巻取りア
ームR41と係合している。34及び35はリール台ギアF及
びリール台ギアRで、固定基板上に回転自在に配置され
ており、テープの巻取りを行なう。38及び39は巻取りギ
アF及び巻取りギアRであり、巻取りアームF40及び巻
取りアームR41上に回転自在に配置されており、フライ
ホイルF42及びフライホイルR43のギア部と常に係合して
いる。40及び41は巻取りアームF及び巻取りアームRで
あり、固定基板上にフライホイルF42及びフライホイルR
43と同軸で回動自在に配置されており、40a及び41a部に
よって正反ロッド27と係合し、40b及び41bによってヘッ
ド基板33と係合する。36及び37は巻取りアームばねF及
び巻取りアームばねRであり、巻取りアームF40及び巻
取りアームR41をそれぞれリール台側に付勢している。4
2及び43はフライホイルF及びフライホイルRであり、
固定基板上に回転自在に配置され、ベルト駆動によって
回転を行なう。
第14〜15図はヘッド基板33の引き上げ及び再生時の保
持について示したものである。第14図は停止状態を表わ
し、第15図は再生状態の保持が完了した直後の状態を表
わしている。44はヘッド基板ロックレバーは、固定基板
上に回動自在に配置されており、内側のカム形状でプレ
イロックレバー45のピン部と係合し、先端部ではヘッド
基板制御レバー46と係合する。45はプレイロックレバー
で、固定基板上に回動自在に配置されており、再生切換
レバー48と係合することによりその駆動をばねを介して
ヘッド基板33に伝達している。46はヘッド基板制御レバ
ーで、固定基板上に回動自在に配置されており、ヘッド
基板ロックレバー44と係合し保持を行なう。47は再生制
御ばねで、ヘッド基板制御レバー46に時計方向の付勢を
行なっている。48は再生切換レバーで、メインレバー6
の回動力をプレイロックレバー45に伝達する。
第16〜17図は本発明の実施例におけるテープレコーダ
の外観を透視図で表わしたものであり、第16図はその平
面図であり、第17図はその側面図である。図面上は重な
り合って構成されているが別紙の如く立体的には各部の
動作に支障なきよう構成されている。
次に第4〜5図を用いて動作を説明する。第4図にお
いて再生カム15を駆動する場合、先づモータプーリ19を
矢印A方向に回転させておき、再生プランジャ24を吸引
すると、可動鉄芯24aにより再生ギアレバー20は時計方
向に回動し、ギアA18はモータプーリ19のギア部と係合
される。その状態を表わしたものが第5図であり、以下
第5図によって動作を説明する。ギアA18の係合により
ギアB17・ギアC16によって減速が行なわれ、再生カム15
に矢印B方向の回転が伝達される。再生ギアレバー20の
20b部は再生カム15の間欠部15a部より抜け出し、再生カ
ム15が矢印B方向に回転しているため、20bはカムの外
周面と係合し、再生プランジャ24が吸引を止めた後も次
の間欠部15bに達するまでの間、ギアA18とモータプーリ
19の係合関係を継続させてる。再生カム15が15aの間欠
部から15bの間欠部まで回転する間は再生プランジャ24
の可動鉄芯24aは吸引を止め、矢印0方向に復帰しても
再生ギアレバー20の20aと衝突しない隙間が確保されて
おり、数回の吸引を繰り返すことや吸引時間を長くした
り短かくしたりすることが出来る。したがって可動鉄芯
24aと係合しており、吸引されると反時計方向に回動
し、復帰すると時計方向に回動を行なう再生制御レバー
22によって後述する方法により正転・反転の選択や排出
を行なうことが出来る。また再生カム15の15aは停止、1
5bは再生用の間欠部であり、再生状態から停止状態に移
行する場合は、再生プランジャ24を再生ギアレバー20の
20bが15bから15aに移動する時間以下吸引することによ
り後述する方法によって行なう。また15aと15bの間隔を
再生カム15の全周に比べ極めて短かく設定しているの
で、再生時に反転再生に切換える場合と、停止時に反転
再生に切換える場合などのモード切換のためのプランジ
ャの吸引回数や時間の制御をどちらの場合でも同じとす
ることができる。また15bから15aの移動時間より長く再
生プランジャ24を吸引することによって再生カム15の初
期リセットが可能となり、再生カム15の位置検出用の専
用スイッチを設ける必要がない。
次に第6〜9図を用いて動作を説明する。第6図にお
いて再生カム15を矢印B方向に回転させると、メインレ
バー6のピン部6cはカム面との係合により矢印P方向に
回動され、第7図の状態となる。第7図の状態では再生
カム15はまだ回転が継続中であるので、さらに矢印B方
向に回転し、ピン6cは今度は外カムによって矢印Pとは
反対方向に回動し、第8図の状態となる。第8図で再生
状態への保持を終えた後、ピン6cは再び矢印P方向に今
度はメインレバー6の時計方向のばね付勢によって移動
を行ない、再生カム15の間欠部15bで回転を終了し再生
状態となる。次に再生プランジャ24を短時間吸引し15b
から再び15aの間欠部に再生カム15を回転させた状態が
第9図である。
次に第1〜3図を用いて動作を説明する。第1図にお
いて再生カム15を矢印B方向に回転せしめることにより
15cは正反切換レバー25の25a部と当接し、正反切換レバ
ー25の25dを中心に反時計方向に回動せしめる。正反切
換レバー26の回動により25c部で係合関係にある反ロッ
ド25は矢印C方向に移動され、第2図の状態となる。第
2図において正反切換レバー25の25b部は再生制御レバ
ー22の22a部と係合関係にあり、前記再生プランジャ24
が吸引していない場合、再生カム15がさらに矢印B方向
に回転することにより正反切換レバー25は正反切換レバ
ーばね26の付勢により時計方向に回動されるが、25bと2
2aの隙間量移動したのみで保持される。したがって再生
プランジャ24が吸引していない場合は、正反ロッド27は
矢印C方向に移動された状態で保持されており、さらに
再生カム15が矢印B方向に回転すると後述する方法によ
り正反ロッド27は矢印D方向に移動し、ピンチローラば
ね28の一端28aはピンチローラアームF30と当接し、さら
に移動されるとピンチローラ29をキャプスタンに圧着せ
しめ、テープの駆動を行なう。また25bと22aの隙間がな
くなった後に再生プランジャ24を吸引するか、それまで
の間吸引を継続した場合、正反切換レバーの保持は解除
され、正反切換レバーばね26の付勢により、正反切換レ
バー25は再生カム15の15cの回転に沿って時計方向に回
動され、第3図の状態となる。第3図においてさらに再
生カム15が矢印B方向に回転すると、後述する方法によ
り正反ロッド27は矢印D方向に移動し、ピンチローラば
ね28の一端28bはピンチローラアームR32と当接し、さら
に移動されるとピンチローラ29をキャプスタンに圧着せ
しめ、テープの駆動を行なう。このような構成にするこ
とにより簡単な構成で正反の切換を行なうことが可能で
あり、またプランジャの制御によって明確に正転か反転
かを選択できるため正反検出スイッチも不必要であり、
交互に正反を繰り返すものに比べて操作性も向上する。
次に第10〜13図を用いて動作を説明する。第10図にお
いて巻取りアームF40及び巻取りアームR41は40b及び41b
部でヘッド基板33の33a及び33bと係合関係によってリー
ル台ギアF34及びリール台ギアR35より離されており、ま
た40a部は正反ロッド27とも当接していない。この状態
は第1図と対応しており、第2図の状態へ正反の切換動
作を行なうと正反ロッド27は矢印C方向へ移動され、第
11図の状態となる。第11図においても巻取りアームF40
及び巻取りアームR41の位置は変わらず、41a部は正反ロ
ッド27と当接していない。正反ロッド27が第11図のよう
に保持された状態でヘッド基板33が矢印D方向に移動を
行なうと、巻取りアームF40及び巻取りアームR41は40b
及び41bとヘッド基板33の33a及び33bの係合によりばね
付勢方向であるリール台ギア側に回動しようとするが、
41a部と正反ロッド27が当接され巻取りアームR41の回動
を阻止するため、巻取ギア38のみがリール台ギア34と係
合され、第12図の状態となる。この場合フライホイル42
の矢印E方向の回転が巻取ギアF38に伝達され、巻取ギ
アF38は矢印F方向に回転され、リール台ギアF34は矢印
G方向に回転され、正転再生が行なわれる。また第11図
の状態より正反ロッド27の保持が解除されると、矢印C
と反対方向に移動し再び第10図の状態となる。この状態
よりヘッド基板33が矢印D方向に移動を行なうと、巻取
りアームF40及び巻取りアームR41は40b及び41bとヘッド
基板33の33a及び33bの係合によりばね付勢方向であるリ
ール台ギア側に回動しようとするが、40a部と正反ロッ
ド27が当接され、巻取りアームF40の回動を阻止するた
め、巻取りギア39のみがリール台ギア35と係合され、第
13図の状態となる。この場合フライホイル43の矢印H方
向の回転が巻取ギアR39に伝達され、巻取ギアR39は矢印
I方向に回転され、リール台ギアR35は矢印J方向に回
転され、反転再生が行なわれる。この方向によって正反
ロッドの矢印C方向の移動時には負荷をかけることな
く、矢印D方向の動作時に係合しない側の巻取りアーム
の保持をヘッド基板33より引継ぐため、正反切換時の動
作負荷を低減することができる。
次に第14〜15図を用いて動作を説明する。第14図の状
態の時ヘッド基板33は矢印Dと反対方向に付勢されてお
り、再生切換レバー48とも係合していない。この状態よ
り第7図から第8図のようにメインレバー6が移動され
た場合、まず再生切換レバー48はプレイロックレバー45
の45a部と当接し、プレイロックレバー45を時計方向へ
回動せしめる、プレイロックレバー45はばねを介しヘッ
ド基板33と係合しており、ヘッド基板33は矢印D方向へ
移動され、また45b部でヘッド基板ロックレバー44と係
合しており、ヘッド基板ロックレバー44を時計方向へ回
動せしめる。ヘッド基板ロックレバー44が時計方向へ回
動していくと、44a部とヘッド基板制御レバー46の46aの
係合により、ヘッド基板制御レバー46が時計方向にばね
付勢により移動し、ヘッド基板制御レバー46の保持を行
なう。この状態が第15図である。第15図においてメイン
レバー6は第8図から第9図のように時計方向に回動す
るが、プレイロックレバー45は45b部でヘッド基板ロッ
クレバー44のカム部によって反時計方向への解除を阻止
されており、ヘッド基板33を矢印D方向に保持し続けて
いる。この状態が再生状態である。次に再生プランジャ
24の吸引によりヘッド基板制御レバー46が反時計方向に
回動し、ヘッド基板ロックレバー44の44aと46a部の係合
が解除される。ヘッド基板ロックレバー44の係合が解除
されると、ヘッド基板33の矢印Dと反対方向の付勢によ
り、ヘッド基板ロックレバー44は反時計方向に回動し、
プレイロックレバー45は反時計方向に回動し、ヘッド基
板33は矢印Dと反対方向へ移動し再び第14図の状態とな
って停止する。
発明の効果 以上のように本発明は、第1の位置状態と第2の位置
状態に回動保持可能に配置された回動部材と、この回動
部材が第1の位置に付勢された状態にあるときにその回
動部材に係合して当該回動部材を第2の位置に移動せし
める駆動被と、上記回動部材が駆動カムの回転により第
2の位置に移動せしめられた際に当該回動部材の第2の
位置の状態を保持することが可能な保持制御部材と、正
転再生か反転再生かを選択する正反切換手段を備え、正
反切換動作時に駆動される駆動カムにより移動せしめら
れる回動部材を、保持制御部材によって第2の位置に保
持するか、保持せずに第1の位置に復帰させるかによっ
て、正転再生か反転再生かを選択するように構成したも
のであり、正転か反転かの選択を行う回動部材の回動位
置の選択制御を駆動カムの一回転の動作毎に行なえるの
で、前の再生方向にかかわらず選択したい再生方向を選
ぶことができ、正反転再生の操作性の向上と構成の単純
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明のテープレコーダの一実施例を示し、第1図
〜第3図は正反切換の選択とピンチローラの駆動動作説
明図、第4図,第5図は再生カム15の駆動動作説明図、
第6図〜第9図は再生カム15とメインレバー6のピン部
6cとの係合関係を示した動作説明図、第10図〜第13図は
正反切換時のリール台の巻取り方向の選択方法について
示した動作説明図、第14図,第15図はヘッド基板33の引
き上げ及び再生時の保持について示した動作説明図、第
16図は動力伝達系の平面図である。 6……メインレバー、15……再生カム、16……ギアC、
17……ギアB、18……ギアA、19……モータプーリ、20
……再生ギアレバー、21……再生ギアレバーばね、22…
…再生制御レバー、23……再生制御レバーばね、24……
再生プランジャ、25……正反切換レバー、26……正反切
換レバーばね、27……正反ロッド、28……ピンチローラ
ばね、29……ピンチローラF、30……ピンチローラアー
ムF、31……ピンチローラR、32……ピンチローラアー
ムR、33……ヘッド基板、34……リール台ギアF、35…
…リール台ギアR、36……巻取りアームばねF、37……
巻取りアームばねR、38……巻取りギアF、39……巻取
りギアR、40……巻取りアームF、41……巻取りアーム
R、42……フライホイルF、43……フライホイルR、44
……ヘッド基板ロックレバー、45……プレイロックレバ
ー、46……ヘッド基板制御レバー、47……再生制御ば
ね、48……再生切換レバー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の位置状態と第2の位置状態に回動保
    持可能に配置された回動部材と、この回動部材が第1の
    位置に付勢された状態にあるときにその回動部材に係合
    して当該回動部材を第2の位置に移動せしめる駆動カム
    と、上記回動部材が駆動カムの回転により第2の位置に
    移動せしめられた際に当該回動部材の第2の位置の状態
    を保持することが可能な保持制御部材と、正転再生か反
    転再生かを選択する正反切換手段を備え、 正反切換動作時に駆動される駆動カムにより移動せしめ
    られる回動部材を、保持制御部材によって第2の位置に
    保持するか、保持せずに第1の位置に復帰させるかによ
    って、正転再生か反転再生かを選択するように構成した
    ことを特徴とするテープレコーダ。
  2. 【請求項2】駆動カムによる回動部材の第2の位置への
    移動が行われた後、保持制御部材の回動部材との係合を
    解除可能に保持制御部材と係合するプランジャを付設し
    たことを特徴とする請求項1記載のテープレコーダ。
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