JP2678039B2 - 等速ジョイント用外筒 - Google Patents
等速ジョイント用外筒Info
- Publication number
- JP2678039B2 JP2678039B2 JP63321548A JP32154888A JP2678039B2 JP 2678039 B2 JP2678039 B2 JP 2678039B2 JP 63321548 A JP63321548 A JP 63321548A JP 32154888 A JP32154888 A JP 32154888A JP 2678039 B2 JP2678039 B2 JP 2678039B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer cylinder
- constant velocity
- velocity joint
- cylinder
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/202—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
- F16D3/205—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part
- F16D3/2055—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part having three pins, i.e. true tripod joints
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、等速ジョイント用外筒、特にトリポード
型等速ジョイントの防振型外筒に関するものである。
型等速ジョイントの防振型外筒に関するものである。
振動系が関与する自動車の振動を解決する一つの手段
として、等速ジョイントの外筒を内側外筒と外側外筒の
組合せにより構成し、両者の間にゴム等の防振材を介在
させることが知られている（特公昭52−12864号公報参
照）。
として、等速ジョイントの外筒を内側外筒と外側外筒の
組合せにより構成し、両者の間にゴム等の防振材を介在
させることが知られている（特公昭52−12864号公報参
照）。
上記の防振型等速ジョイントは、防振材を介してトル
ク伝達が行われるので、振動系の振動が車体に伝わるこ
とを抑制する効果がある。
ク伝達が行われるので、振動系の振動が車体に伝わるこ
とを抑制する効果がある。
しかしながら、過大なトルクが負荷された場合に、内
側外筒と外側外筒が回転方向に相対変位を起こすため、
防振材が過大に変形し、損傷を受けるおそれがある。
側外筒と外側外筒が回転方向に相対変位を起こすため、
防振材が過大に変形し、損傷を受けるおそれがある。
そこで、この発明は、内側外筒と外側外筒の回転方向
の相対変位を一定以下に制限することにより、防振材の
耐久性を向上することを目的とする。
の相対変位を一定以下に制限することにより、防振材の
耐久性を向上することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は内側外筒と
外側外筒の組合せにより構成され、かつ両者の間に設け
た間隙に防振材を介在してなるトリポード型等速ジョイ
ント用外筒において、上記の間隙を形成する内側外筒と
外側外筒のいずれか一方の面に、その間隙を狭める方向
に突出する干渉部を設けた構成としたものである。
外側外筒の組合せにより構成され、かつ両者の間に設け
た間隙に防振材を介在してなるトリポード型等速ジョイ
ント用外筒において、上記の間隙を形成する内側外筒と
外側外筒のいずれか一方の面に、その間隙を狭める方向
に突出する干渉部を設けた構成としたものである。
上記の干渉部の構成の仕方として以下の手段がある。
第１の手段は、内側外筒の外周面又は外側外筒の内周
面にスプリットリングを嵌着することである。
面にスプリットリングを嵌着することである。
第２の手段は、外側外筒の底面に近い内周面に内方へ
突出する段部を形成するとともに、その段部の内周に内
側外筒の嵌合凹所を形成することである。
突出する段部を形成するとともに、その段部の内周に内
側外筒の嵌合凹所を形成することである。
第３の手段は、防振材を溝底部材と、溝壁部材とに分
離し、外側外筒の溝底両側部に軸方向の突条を形成し、
その突条を上記両部材の間隙部分に突出せしめることで
ある。
離し、外側外筒の溝底両側部に軸方向の突条を形成し、
その突条を上記両部材の間隙部分に突出せしめることで
ある。
第１図から第３図は、トリポード型等速ジョイントの
実施例を示すものである。この等速ジョイントの外筒
は、有底カップ形の内側外筒１と、同じく有底カップ形
の外側外筒２からなり、両者を組合わせることによって
両者の間に形成される周方向の間隙３に、ゴム等の弾性
材でなる防振材４を介在している。
実施例を示すものである。この等速ジョイントの外筒
は、有底カップ形の内側外筒１と、同じく有底カップ形
の外側外筒２からなり、両者を組合わせることによって
両者の間に形成される周方向の間隙３に、ゴム等の弾性
材でなる防振材４を介在している。
図中、５はトリポード部材、６、６′はシャフトであ
る。
る。
上記の内側外筒１は、全周の３等分の位置に形成した
軸方向の３本のトラック溝７の相互間に、内方へ突出し
た隔壁８を形成したものである。トラック溝７は溝底９
とその両側から立上がって隔壁８に至る溝壁10により形
成される。内側外筒１の開放端は、外側外筒２の開放端
から突出しており、その突出部分の外周面にブーツ取付
溝11が形成される。内側外筒１の外周面において、外側
外筒２内に挿入された部分には、防振材４が接着され、
その防振材４の周りに外側外筒２が密に嵌合される。
軸方向の３本のトラック溝７の相互間に、内方へ突出し
た隔壁８を形成したものである。トラック溝７は溝底９
とその両側から立上がって隔壁８に至る溝壁10により形
成される。内側外筒１の開放端は、外側外筒２の開放端
から突出しており、その突出部分の外周面にブーツ取付
溝11が形成される。内側外筒１の外周面において、外側
外筒２内に挿入された部分には、防振材４が接着され、
その防振材４の周りに外側外筒２が密に嵌合される。
内側外筒１の外周面において、防振材４の両軸方向両
端部前方には、外側外筒２の内面に対向した周溝12、12
が形成され、各周溝12、12にスプリットリング13、13が
嵌着される。
端部前方には、外側外筒２の内面に対向した周溝12、12
が形成され、各周溝12、12にスプリットリング13、13が
嵌着される。
スプリットリング13は、弾力性のある矩形断面の金属
線又はプラスチック線により形成され、第３図に示すよ
うに、内側外筒１の外周面に合致するよう、いわゆるク
ローバ形に形成され、その一部に切り離し部14が設けら
れている。このスプリットリング13を各周溝12に嵌着し
た状態において、各スプリットリング13と外側外筒２の
内周面との間には、若干の間隙が存在する。
線又はプラスチック線により形成され、第３図に示すよ
うに、内側外筒１の外周面に合致するよう、いわゆるク
ローバ形に形成され、その一部に切り離し部14が設けら
れている。このスプリットリング13を各周溝12に嵌着し
た状態において、各スプリットリング13と外側外筒２の
内周面との間には、若干の間隙が存在する。
上記のごとき構成の外筒において、過大なトルクが負
荷され、内側外筒１と外側外筒２が回転方向が相対変位
すると、スプリットリング13が外側外筒２の内周面と干
渉し、それ以上の変位を制限する。このため、防振材４
の過大変形が防止される。
荷され、内側外筒１と外側外筒２が回転方向が相対変位
すると、スプリットリング13が外側外筒２の内周面と干
渉し、それ以上の変位を制限する。このため、防振材４
の過大変形が防止される。
なお、スプリットリング13を上記のように２本使用
し、防振材４の両端部にそれぞれ嵌着すると、防振材４
の軸方向への変形も併せて防止できる。しかし前述の干
渉作用のみを期待する場合は、スプリットリング13は１
本でもよい。また、スプリットリング13を外側外筒２の
内周面に嵌着してもよい。
し、防振材４の両端部にそれぞれ嵌着すると、防振材４
の軸方向への変形も併せて防止できる。しかし前述の干
渉作用のみを期待する場合は、スプリットリング13は１
本でもよい。また、スプリットリング13を外側外筒２の
内周面に嵌着してもよい。
第４図及び第５図に示す第２実施例の外筒は、前述の
ものと同様の基本構造を有する。この実施例において
は、外側外筒２の底面に近い内周面に、内方へ突き出し
た干渉段部16が形成され、その干渉段部16の内周面にク
ローバ形の嵌合凹所17が形成される。嵌合凹所17には、
内側外筒１の底面部が若干の間隙をもって挿入される。
ものと同様の基本構造を有する。この実施例において
は、外側外筒２の底面に近い内周面に、内方へ突き出し
た干渉段部16が形成され、その干渉段部16の内周面にク
ローバ形の嵌合凹所17が形成される。嵌合凹所17には、
内側外筒１の底面部が若干の間隙をもって挿入される。
なお、防振材４は、外側外筒２の開放端と干渉段部16
との間に介在されるが、干渉段部16との間に若干の間隙
があり、その間隙により防振材４の軸方向への変形を許
容する。
との間に介在されるが、干渉段部16との間に若干の間隙
があり、その間隙により防振材４の軸方向への変形を許
容する。
上記構造の外筒において、過大トルクが負荷され、内
側外筒１と外側外筒２とが回転方向に相対変位すると、
干渉段部16の内周面、即ち嵌合凹所17の内周面が内側外
筒１の外周面と干渉し、それ以上の変位を制限する。
側外筒１と外側外筒２とが回転方向に相対変位すると、
干渉段部16の内周面、即ち嵌合凹所17の内周面が内側外
筒１の外周面と干渉し、それ以上の変位を制限する。
次に、第６図及び第７図に示す第３実施例の外筒も、
基本的構造は前述の各実施例のものと同様であるが、こ
の実施例における防振材４は、６つの部材に分離され
る。即ち、外側外筒２の溝底20に対応した溝底部材4a
と、外側外筒２の溝壁21に対応した溝壁部材4bの２種
類、合計６部材に分離され、これらの各部材4a、4bの間
に間隙22が設けられる。
基本的構造は前述の各実施例のものと同様であるが、こ
の実施例における防振材４は、６つの部材に分離され
る。即ち、外側外筒２の溝底20に対応した溝底部材4a
と、外側外筒２の溝壁21に対応した溝壁部材4bの２種
類、合計６部材に分離され、これらの各部材4a、4bの間
に間隙22が設けられる。
上記の外側外筒２の溝底20の両側部には、軸方向の突
条23が形成される。この突条23は、上記の間隙22を狭め
る方向に突出する。また、その突条23と、防振材４の溝
壁部材4bとの間の間隙22の部分は、溝壁部材4bの伸び出
しを許容しうる程度に広く形成される。
条23が形成される。この突条23は、上記の間隙22を狭め
る方向に突出する。また、その突条23と、防振材４の溝
壁部材4bとの間の間隙22の部分は、溝壁部材4bの伸び出
しを許容しうる程度に広く形成される。
この実施例においても、内側外筒１と外側外筒２とが
相対変位すると、突条23が内側外筒１と干渉し、それ以
上の相対変位を制限する。このため、防振材４を構成す
る各部材4a、4bの過大変形が防止される。
相対変位すると、突条23が内側外筒１と干渉し、それ以
上の相対変位を制限する。このため、防振材４を構成す
る各部材4a、4bの過大変形が防止される。
以上のように、この発明は内側外筒と外側外筒との間
に干渉部を設けたことにより、両者の回転方向の相対的
変位を一定以下に制限することができる。その結果、防
振材の過大変形が制限されるため、防振材の耐久性を向
上させることができる効果がある。
に干渉部を設けたことにより、両者の回転方向の相対的
変位を一定以下に制限することができる。その結果、防
振材の過大変形が制限されるため、防振材の耐久性を向
上させることができる効果がある。
第１図は第１実施例の縦断側面図、第２図はその縦断正
面図、第３図はスプリットリングの正面図、第４図は第
２実施例の縦断側面図、第５図はその縦断正面図、第６
図は第３実施例の縦断側面図、第７図はその縦断正面図
である。 １……内側外筒、２……外側外筒、 ３……間隙、４……防振材、 ７……トラック溝、13……スプリットリング、 16……干渉段部、17……嵌合凹所、 23……突条。
面図、第３図はスプリットリングの正面図、第４図は第
２実施例の縦断側面図、第５図はその縦断正面図、第６
図は第３実施例の縦断側面図、第７図はその縦断正面図
である。 １……内側外筒、２……外側外筒、 ３……間隙、４……防振材、 ７……トラック溝、13……スプリットリング、 16……干渉段部、17……嵌合凹所、 23……突条。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−127821（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−156318（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭52−12864（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (4)
- 【請求項１】内側外筒と外側外筒の組合せにより構成さ
れ、かつ両者の間に設けた間隙に防振材を介在してなる
トリポード型等速ジョイント用外筒において、上記の間
隙を形成する内側外筒と外側外筒のいずれか一方の面
に、その間隙を狭める方向に突出する干渉部を設けたこ
とを特徴とする等速ジョイント用外筒。 - 【請求項２】内側外筒の外周面又は外側外筒の内周面に
スプリットリングを嵌着することにより干渉部を設けた
ことを特徴とする請求項（１）記載の等速ジョイント用
外筒。 - 【請求項３】外側外筒の底面に近い内周面に内方へ突出
する段部を形成すると共に、その段部の内周に内側外筒
の嵌合凹所を形成することにより干渉部を設けたことを
特徴とする請求項（１）記載の等速ジョイント用外筒。 - 【請求項４】防振材を溝底部材と、溝壁部材とに分離
し、外側外筒の溝底両側に軸方向の突条を形成し、その
突条を上記両部材間の間隙部分に突出せしめることによ
り干渉部を設けたことを特徴とする請求項（１）記載の
等速ジョイント用外筒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63321548A JP2678039B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | 等速ジョイント用外筒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63321548A JP2678039B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | 等速ジョイント用外筒 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02168025A JPH02168025A (ja) | 1990-06-28 |
| JP2678039B2 true JP2678039B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=18133794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63321548A Expired - Lifetime JP2678039B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | 等速ジョイント用外筒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2678039B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2695969B1 (fr) * | 1992-09-21 | 1995-02-03 | Gkn Automotive Ag | Corps de joint de transmission à structure composite. |
| JPH04128531U (ja) * | 1991-05-17 | 1992-11-24 | 株式会社アツギユニシア | 等速ジヨイント |
| DE4142359C2 (de) * | 1991-05-31 | 1996-12-12 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | Außenring für ein vibrationsgeschütztes homokinetisches Gelenk |
| DE4205654C1 (en) * | 1992-02-25 | 1993-07-29 | Gkn Automotive Ag, 5200 Siegburg, De | Synchronised rotary joint for motor vehicle drives - has three circumferentially spaced elastic moulded bodies connecting inner and outer parts |
| DE102016220597A1 (de) * | 2016-10-20 | 2018-04-26 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Längswelle für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zur Herstellung einer solchen |
-
1988
- 1988-12-19 JP JP63321548A patent/JP2678039B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02168025A (ja) | 1990-06-28 |
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Legal Events
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