JP2676838B2 - 立体像形成方法 - Google Patents

立体像形成方法

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JP2676838B2
JP2676838B2 JP63267945A JP26794588A JP2676838B2 JP 2676838 B2 JP2676838 B2 JP 2676838B2 JP 63267945 A JP63267945 A JP 63267945A JP 26794588 A JP26794588 A JP 26794588A JP 2676838 B2 JP2676838 B2 JP 2676838B2
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    • B29C64/00Additive manufacturing, i.e. manufacturing of three-dimensional [3D] objects by additive deposition, additive agglomeration or additive layering, e.g. by 3D printing, stereolithography or selective laser sintering
    • B29C64/10Processes of additive manufacturing
    • B29C64/106Processes of additive manufacturing using only liquids or viscous materials, e.g. depositing a continuous bead of viscous material
    • B29C64/124Processes of additive manufacturing using only liquids or viscous materials, e.g. depositing a continuous bead of viscous material using layers of liquid which are selectively solidified
    • B29C64/129Processes of additive manufacturing using only liquids or viscous materials, e.g. depositing a continuous bead of viscous material using layers of liquid which are selectively solidified characterised by the energy source therefor, e.g. by global irradiation combined with a mask
    • B29C64/135Processes of additive manufacturing using only liquids or viscous materials, e.g. depositing a continuous bead of viscous material using layers of liquid which are selectively solidified characterised by the energy source therefor, e.g. by global irradiation combined with a mask the energy source being concentrated, e.g. scanning lasers or focused light sources

Description

【発明の詳細な説明】 本発明立体像形成方法は以下の項目に従って説明す
る。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術[第5図、第6図] a.一般的背景 b.露光による立体像形成方法[第5図、第6図] D.発明が解決しようとする課題[第6図、第7図] E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第4図] a.立体像形成装置[第1図乃至第3図] a−1.作業部[第1図、第2図] a−2.ビーム走査部[第1図乃至第3図] a−3.制御部[第1図乃至第3図] b.立体像形成方法 G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規な立体像形成方法に関する。詳しくは、
光硬化性溶融樹脂を所定の露光ビームのビームスポット
で露光走査することにより任意に設計されたものに基づ
いて立体像を形成する立体像形成方法、特に、上記ビー
ムスポットをラスタ走査せしめることにより所定の外形
を有するシート状の硬化層を形成し、かつ、このような
硬化層を順次積層して行くことによって立体像を形成す
る立体像形成方法に関するものであり、ビームスポット
の走査方向を工夫することにより、形成される立体像に
生ずる歪みを無くしあるいは小さく抑えることができる
と共に表面が滑らかな立体像を得ることができるように
した新規な立体像形成方法を提供しようとするものであ
る。
(B.発明の概要) 本発明立体像形成方法は、光硬化性溶融樹脂を所定の
露光ビームのビームスポットで露光走査することにより
任意に設計されたものに基づいて立体像を形成する立体
像形成方法、特に、上記ビームスポットをラスタ走査せ
しめることにより所定の外形を有するシート状の硬化層
を形成し、かつ、このような硬化層を順次積層して行く
ことによって立体像を形成する立体像形成方法であっ
て、ビームスポットのラスタ走査のライン方向を1乃至
複数の硬化層の形成が終了する度に異ならせることによ
り、光硬化性溶融樹脂が硬化するときの収縮作用による
反りの方向を一定で無くし、それによって、形成される
立体像に生ずる歪みを無くしあるいは小さく抑えること
ができると共に表面が滑らかな立体像を得ることができ
るようにしたものである。
(C.従来技術)[第5図、第6図] (a.一般的背景) 今日、様々な物品が合成樹脂により形成されており、
その形成は、通常、金型成形により行なわれる。
ところで、物品を合成樹脂により形成するには、先
ず、当該物品の設計を行ない、次いで成形用金型を設計
し、該設計に従って、成形用金型を製作し、製作された
金型を用いて成形を行なうといった様に、実に多くの工
程が必要であり、また、一般に、物品の最終的な形状が
決定するまでには、試作と設計変更が何度となく繰り返
して行なわれ、設計変更が為される度に成形用金型にも
手が加えられあるいは最初から製作し直されることにな
る。
このため、合成樹脂製の物品は製造原価が非常に高く
つくため大量生産する場合でなければ経済的に見合わな
く、また、最終的な生産にこぎつける迄に多くの手間と
長い時間がかかるという難点がある。
(b.露光による立体像形成方法)[第5図、第6図] このような合成樹脂製物品の成形用金型による形成に
対し、近時、光硬化性溶融樹脂を所定の露光ビームで露
光することにより所望の形状の物品を形成する方法が提
案されており、例えば、特開昭62−35966号公報にその
ような形成方法が記載されている。
第5図及び第6図は上記した形成方法を実施するため
の立体像形成装置の一例aを示すものである。
同図において、bは所定の露光ビーム、例えば、紫外
光を照射することによって硬化する光硬化性溶融樹脂c
が貯留された樹脂貯留槽、dは水平な板状を為すステー
ジeを有し図示しない移動手段によって上下方向へ移動
されるエレベータ、fは樹脂貯留槽bの上方に配置され
露光ビームgを光硬化性溶融樹脂cの液面hに対して集
光照射するビームスキャナー、iは該ビームスキャナー
f及びエレベータdの動作を制御する造形コントローラ
であり、該造形コントローラiには、任意に設計された
立体像イメージ、例えば、第6図に示す立体像イメージ
jの三次元方向で分解された形状データ、即ち、当該立
体像イメージjを一の方向で多数の平面に分解した分解
ピッチデータ(以下、このデータを「階層ピッチデー
タ」と言い、上記分解の方向を「Z方向」と言う。)と
上記多数の平面(以下、「分解平面」と言う。)のそれ
ぞれを互いに直交する2つの方向で分解したデータ(以
下、このデータを「平面データ」と言い、上記2つの分
解方向の一方を「X方向」、他方を「Y方向」と言
う。)とが入力され、エレベータdの方向への移動は前
記階層ピッチデータに応じたピッチで行なわれ、また、
ビームスキャナーfは前記X方向のラインデータに応じ
たライン走査をY方向に該方向のデータに応じてライン
位置を変えながら行なうようにラスタ走査が制御され
る。
そして、立体像の形成が開始されるとき、エレベータ
dは、同図に実線で示すように、そのステージeの上面
が光硬化性溶融樹脂cの液面hより1階層ピッチ分下方
の位置(以下、「初期位置」と言う。)に来ており、こ
の状態からビームスキャナーfにおける露光ビームgの
走査が1つの分解平面について行なわれ、これにより、
ステージeの上面にある光硬化性溶融樹脂cが当該平面
データに応じた形状に硬化される。即ち、1つの平面デ
ータに応じた外形状を有するシート状の硬化層k1が形成
される。また、エレベータdはこのようにして1つの硬
化層k1の形成が完了した後下方へステップ移動され、そ
れにより、既に形成済の硬化層k1の上に光硬化性溶融樹
脂cが1階層ピッチ分の厚さで流れ込むように位置さ
れ、この状態から次の平面データに応じて次の順位の硬
化層k2の形成が行なわれ、このとき当該硬化層k2は前の
硬化層k1と接着結合される。
しかして、既に形成済の硬化層kの上面に新たな硬化
層kが順次積層されるように形成されて行き、積層され
た多数の硬化層k1、k2、・・・、knにより、所望の立体
像lが形成される。
このような立体像形成方法によれば、成形用金型を用
いなくても、任意に設計された立体像イメージjに基づ
いて立体像lを形成することができるので、立体像lの
試作を即座に行なうことができると共に、試作した立体
像lの検討結果に応じて設計変更しかつその設計変更し
た立体像イメージjに基づいて立体像lをこれまた即座
に試作することができ、従って、設計から量産段階まで
の開発作業を迅速かつ低コストに行なうことができる。
(D.発明が解決しようとする課題)[第6図、第7図] ところが、従来のこの種の立体像形成方法は、形成さ
れた立体像lのラスタ走査のライン方向に直交する表面
が滑らかで無く、また、当該立体像lの形状によっては
歪みが生じ、従って、各部の寸法精度が悪いという問題
があった。
即ち、光硬化性溶融樹脂cは、一般に、露光硬化する
際に収縮する性質を有しているため、既に形成済の硬化
層kの上面に次の硬化層kを形成すると、該次の硬化層
kの収縮性によって前の硬化層kに反りが生ずることに
なり、この反りが重畳されて、最終的に出来上がった立
体像lに歪みが生ずることになる。
光硬化性溶融樹脂cに対するラスタ走査はライン状の
露光を単位として行なわれるのであり、上記従来の立体
像形成方法にあってはラスタ走査のライン状の露光を行
なうための露光ビームのライン走査の方向が各層におい
て常時一定であるため、設計された立体像イメージが、
例えば、第7図に示す立体像イメージmのように、その
一部nが庇状に張り出した形状を有するものであると、
この張り出した部分nが同図に2点鎖線で示すように反
ってしまうことになる。
また、ラスタ走査のライン方向が各層において常時一
定であるため、各ライン走査の始点又は終点が集中して
形成される側面、即ち、形成された立体像lのライン方
向に直交する側面だけが滑らかさを欠如するという問題
がある。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本発明立体像形成方法は、上記課題を解決す
るために、光スポットで溶融光硬化樹脂の表面を第1の
方向に走査して所定の厚さの硬化層を形成し、その後、
該第1の硬化層の上に所定の厚さの溶融光硬化樹脂層を
位置させて光スポットで該溶融光硬化樹脂層を前記第1
の走査方向と交差する第2の方向に走査して上記第1の
硬化層の上に第2の硬化層を積層させるようにして立体
像を形成したものである。
従って、本発明立体像形成方法によれば、露光ビーム
のラスタ走査によりライン状に硬化される光硬化性溶融
樹脂の収縮の方向が1乃至複数の硬化層毎に異なるの
で、硬化層の反りの方向が不定になり、これによって、
形成される立体像に生ずる歪みを無くしあるいは小さく
抑えることができて寸法精度の高い立体像を形成するこ
とができると共に、ライン走査の方向における始点又は
終点が立体像の一の側面にのみ現われることがなく当該
立体像の表面を滑らかにすることができる。
(F.実施例)[第1図乃至第4図] 以下に、本発明立体像形成方法の詳細を説明する。
先ず、本発明立体像形成方法を実施するための立体像
形成装置の一例を説明し、その後で、上記立体像形成装
置を使用しての立体像形成方法を説明する。
(a.立体像形成装置)[第1図乃至第3図] 1は立体像形成装置であり、光硬化性溶融樹脂を貯留
した樹脂貯留槽やエレベータ等を有する作業部と、露光
ビームを光硬化性溶融樹脂の液面に対して走査させるビ
ーム走査部と、これら作業部及びビーム走査部の動きを
制御する制御部等から成る。
(a−1.作業部)[第1図、第2図] 2は作業部である。
3は樹脂貯留槽であり、その内部に光硬化性溶融樹脂
4が貯留されている。
この光硬化性溶融樹脂4は所定の露光ビームを照射さ
れることによって硬化する液状を為し、かつ、既に硬化
された部分の表面上で硬化する際上記表面に固着する接
着性を有することが必要であり、また、粘度はできるだ
け低いことが望ましい。尚、このような特性を有する光
硬化性溶融樹脂4としては、例えば、紫外光硬化型の変
性アクリレートがある。
5はエレベータであり、その下端部に位置した水平な
板状を為すステージ6を有すると共に上端部7にナット
8が固定されており、該ナット8がステッピングモータ
9により回転される送りねじ10と螺合され、該送りねじ
10が回転することによってナット8が送りねじ10に沿っ
て軸方向に移動され、それにより、エレベータ5が上下
方向へ移動される。
尚、このようなエレベータ5は、そのステージ6が前
記樹脂貯留槽3に貯留されている光硬化性溶融樹脂4中
に位置され、また、所定のピッチでステップ移動され
る。
(a−2.ビーム走査部)[第1図乃至第3図] 11はビーム走査部である。
12、13は後述するレーザビーム発振器から発振された
露光ビームを光硬化性溶融樹脂4の液面4aに対して第2
図における左右方向(以下、この方向を「第1の走査方
向」と言う。)と該第1の走査方向と直交する方向(以
下、「第2の走査方向」と言う。)へ走査させるための
ビームスキャナーであり、軸回り方向へ高速で回動され
る回動軸14、14′を有する駆動部15、15′と回動軸14、
14′に固定された揺動ミラー16、16′とを備えている。
そして、これら2つのビームスキャナー12、13の一方
12(以下、「第1のビームスキャナー」と言う。)はそ
の回動軸14の軸方向が上記第2の走査方向と平行な方向
に延びると共に揺動ミラー16が前記エレベータ5のステ
ージ6の略真上に位置され、また、他方のビームスキャ
ナー13(以下、「第2のビームスキャナー」と言う。)
はその回動軸14′の軸方向が上下方向に沿って延びると
共にその揺動ミラー16′の反射面16′aが第1のビーム
スキャナー12の揺動ミラー16の反射面16a側方から対向
するように配置されている。
17は所定の露光ビーム18、例えば、波長が360nm(ナ
ノメートル)のアルゴンイオンレーザあるいは波長が32
5nmのヘリウムカドミウムレーザを発振するレーザビー
ム発振器、19、20は該レーザビーム発振器17から発振さ
れた露光ビーム18を所定の方向へ向けて順次全反射して
前記第2のビームスキャナー13の揺動ミラー16′に入射
せしめるための全反射ミラー、21はこれら2つの全反射
ミラー19と20との間に配置されたA/Oモジュレータ(音
響光学変調器)、22は一方の全反射ミラー20と第2のビ
ームスキャナー13との間に配置されたフォーカシングレ
ンズ23を有するフォーカス制御器である。
しかして、レーザビーム発振器17から発振された露光
ビーム18は、全反射ミラー19によってA/Oモジュレータ2
1へ向けて反射され、該A/Oモジュレータ21における光偏
向状態によるスイッチング作用によってそこから先の光
路への進行をON−OFF制御され、A/Oモジュレータ21のス
イッチングがONであるときは全反射ミラー20に入射しか
つここでフォーカシングレンズ23へ向けて反射せしめら
れ、このフォーカシングレンズ23を透過する際光束が絞
られ、2つの揺動ミラー16′、16により順次反射されて
光硬化性溶融樹脂4に上方から照射される。そして、こ
のような露光ビーム18はフォーカシングレンズ23によっ
て光束を絞られることにより光硬化性溶融樹脂4の液面
4aに、常時、所定の径のビームスポット18aで集光照射
され、また、第1のビームスキャナー12の回動軸14が回
動してその揺動ミラー16が揺動されたときに光硬化性溶
融樹脂4の液面4aを前記第1の走査方向へ走査され、第
2のビームスキャナー13の回動軸14′が回動してその揺
動ミラー16′が揺動されたときに光硬化性溶融樹脂4の
液面4aを前記第2の走査方向へ走査される。
(a−3.制御部)[第1図乃至第3図] 24は制御部である。
25は前記送りねじ10と平行に配置されたエレベータ位
置検出センサー、26はエレベータ制御器であり、上記セ
ンサー25により検出されたエレベータ5の位置を示す信
号が入力され、該信号に従って、前記ステッピングモー
タ9の回転を制御し、これによって、エレベータ5の位
置が制御される。
27は前記A/Oモジュレータ21のスイッチング動作を制
御するA/Oモジュレータ制御器、28はガルバノコントロ
ーラであり、A/Oモジュレータ制御器27、ビームスキャ
ナー12、13及びフォーカス制御器22の動作は上記ガルバ
ノコントローラ28からの指令によって制御される。
29はこのような制御部24の回路である。
30は図示しない立体像プログラミング装置、例えば、
所謂CADと接続されたメモリであり、立体像プログラミ
ング装置により任意に設計された立体像の前記分解平面
のX方向及びY方向で分解されたデータ信号が入力され
て一時的に記憶される。
31は上記メモリ30に接続された変調回路であり、メモ
リ30に一時記憶された分解平面の個々のデータ信号はこ
の変調回路31において、ラスタ、即ち、露光ビーム18の
光硬化性溶融樹脂4の液面4aの走査領域に対する位置を
示す座標信号に変換される。
32はこれらメモリ30及び変調回路31を含むビームポジ
ション制御回路である。
33a、33bは上記変調回路31に接続されたD/A変換回
路、34a、34bは上記D/A変換回路33a、33bと各別に接続
されかつ第1のビームスキャナー12、第2のビームスキ
ャナー13と各別に接続されたゲートであり、変調回路31
で変換された座標信号のうちX方向、即ち、第1の走査
方向における信号はD/A変換回路33aにおいてアナログ信
号に変換された後ゲート34aを経て第1のビームスキャ
ナー12の駆動部15へ出力され、また、Y方向、即ち、第
2の走査方向における座標信号はD/A変換回路33bにおい
てアナログ信号に変換された後ゲート34bを経て第2の
ビームスキャナー13の駆動部15′へ出力されるようにな
っており、駆動部15、15′はそれぞれの信号の入力が為
されている間揺動ミラー16、16′をそれぞれ揺動するこ
ととなる。
35はライン走査方向切換回路、即ち、露光ビーム18の
ビームスポット18aのラスタ走査のライン方向を第1の
走査方向と第2の走査方向に順次切り換えるための回路
であり、ゲート34a、34bはこのライン走査方向切換回路
35からの指令により開閉され、1つの分解平面について
のラスタ走査が終了する度にライン走査方向が第1の走
査方向又は第2の走査方向に切り換えられる。即ち、あ
る分解平面についての露光ビーム18の走査が第1の走査
方向をライン走査方向として行なわれたとき次の分解平
面についての露光ビーム18の走査は第2の走査方向をラ
イン走査方向として行なわれ、更にその次の分解平面に
ついては第1の走査方向をライン走査方向として行なわ
れる。従って、ライン走査方向を第1の走査方向とする
ときは、ゲート34bは第1の走査方向における1つの走
査ラインの走査が終了する度に一瞬開放され、これによ
って、第2のビームスキャナー13の揺動ミラー16′を少
し回動して露光ビーム18のライン走査のライン位置を第
2の走査方向における隣りのライン上に移動させる。ま
た、ライン走査方向を第2の走査方向とするときは、露
光ビーム18のゲート34aが第2の走査方向における1つ
の走査ラインの走査が終了する度に一瞬開放され、これ
によって、第1のビームスキャナー12の揺動ミラー16を
少し回動して露光ビーム18のライン走査のライン位置を
第1の走査方向における隣りのライン上に移動させる。
36はビームポジション制御回路32と接続されたA/Oモ
ジュレータ駆動回路であり、平面データのうちX方向に
おける1つのライン上又はY方向における1つのライン
上の信号の有無に応じ制御信号をA/Oモジュレータ21の
トランスジューサへ出力して、レーザビーム発振器17か
ら発振された露光ビーム18のA/Oモジュレータ21から先
の光路をON−OFFする。
37はフォーカス制御回路であり、露光ビーム18が光硬
化性溶融樹脂4の液面4aに対して、常時、所定の径のス
ポットで集光するようにフォーカシングレンズ23のフォ
ーカシング方向における位置を制御する。
38はモータ駆動回路であり、前記ステッピングモータ
9はこのモータ駆動回路38からの指令によって駆動さ
れ、該駆動は物体の形成動作が開始される時はエレベー
タ5をそのステージ6が光硬化性溶融樹脂4の液面4aよ
り1階層ピッチ分下方にある位置(以下、「初期位置」
と言う。)に移動されるように制御され、また、上記形
成動作が開始された後は1つの分解平面についての形成
が終了する度にエレベータ5を1階層ピッチ分下方へ移
動せしめるように制御される。
(b.立体像形成方法) そこで、このような立体像形成装置1を使用しての立
体像の形成は次のように行なわれる。
尚、設計された立体像イメージは第7図に示す立体像
イメージmと同じ形状を有するものとする。
そこで、形成動作が開始すると、先ず、エレベータ5
が初期位置へと移動され、エレベータ5のステージ6の
上面には光硬化性溶融樹脂4が1階層ピッチ分の厚みで
位置する。
そして、この状態から露光ビーム18の光硬化性溶融樹
脂液面4aのステージ6に対応した領域に対するラスタ走
査が為される。このラスタ走査は当該立体像の各分解平
面について行なわれ、その順序は多数の分解平面のうち
Z方向における両端の2つの分解平面のいずれか一方の
ものから順次行なわれる。また、1つの分解平面につい
ての走査は、ライン走査方向を第1の走査方向又は第2
の走査方向のいずれかとして行なわれ、第1の走査方向
をライン走査方向とするときは第1のビームスキャナー
12の揺動ミラー16を揺動させることによってライン走査
を行ない、1つのライン走査が終了する度に第2のビー
ムスキャナー13の揺動ミラー16′を1ラインピッチに相
当する角度回動させてライン走査のライン位置を第2の
走査方向へ順次移動させて行くことにより当該1つの分
解平面についてのラスタ走査を行ない、また、第2の走
査方向をライン走査方向とするときは第2のビームスキ
ャナー13の揺動ミラー16′を揺動させることによってラ
イン走査を行ない、1つのライン走査が終了する度に第
1のビームスキャナー12の揺動ミラー16を1ラインピッ
チに相当する角度回動させてライン走査のライン位置を
第1の走査方向へ順次移動させて行くことにより当該1
つの分解平面についての走査を行なう。
このようにして、1つの分解平面についての光硬化性
溶融樹脂4の液面4aに対する露光ビーム18のラスタ走査
が終了すると、上記液面4aのうち露光ビーム18がラスタ
走査した領域が硬化し、それにより、第1番目に形成さ
れるべき分解平面の形状と同じ形状を有する1つの硬化
層39が形成される。尚、第4図においてこれら硬化層3
9、39、・・・に一部記載した破線40、40、・・・又は4
1、41、・・・はライン走査方向を示し、例えば、硬化
層391は第1の走査方向を露光ビーム18のライン走査方
向として形成されている。
そして、1つの硬化層39が形成されるとエレベータ5
が1階層ピッチ分下方へ移動される。これにより、既に
形成された硬化層391上に光硬化性溶融樹脂4が1階層
ピッチ分の厚みで流れ込む。
この状態から次の順位、即ち、第2の分解平面につい
ての露光ビーム18のラスタ走査が行なわれる。この場
合、露光ビーム18のライン走査方向は第2の走査方向と
される。
これにより、第2の分解平面に相当する硬化層392
形成され、該硬化層392はこれが硬化するとき、第1の
硬化層391の上面に接着される。
しかして、このような動作がくり返し行なわれること
によって多数の硬化層391、392、・・・、39nがステー
ジ6上で積層され、それによって、立体像イメージmの
三次元形状と同じ三次元形状を有する立体像42が形成さ
れる。
そして、このように形成された立体像42はその硬化層
39、39、・・・のライン走査方向が隣接する硬化層との
間で互いに直交する方向になっているので、硬化すると
きの収縮作用による反りの方向が一定で無く、従って、
例示した立体像42のように一部その他の部分から張り出
すように位置した部分42aがあっても、この部分42aは著
しい反りが生ずることは無い。
また、ライン走査方向が硬化層1つおきに異なるの
で、このライン走査の始点及び終点が立体像の一の側面
にのみ現われることがなく、従って、どの側面も滑らか
な表面の立体像を得ることができる。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明立
体像形成方法は、光スポットで溶融光硬化樹脂の表面を
第1の方向に走査して所定の厚さの硬化層を形成し、そ
の後、該第1の硬化層の上に所定の厚さの溶融光硬化樹
脂層を位置させて光スポットで該溶融光硬化樹脂層を前
記第1の走査方向と交差する第2の方向に走査して上記
第1の硬化層の上に第2の硬化層を積層させるようにし
て立体像を形成することを特徴とする。
従って、本発明立体像形成方法によれば、露光ビーム
のラスタ走査によりライン状に硬化される光硬化性溶融
樹脂の収縮の方向が1乃至複数の硬化層毎に異なるの
で、硬化層の反りの方向が不定になり、これによって、
形成される立体像に生ずる歪みを無くしあるいは小さく
抑えることができて寸法精度の高い立体像を形成するこ
とができると共に、ライン走査の方向における始点又は
終点が立体像の一の側面にのみ現われることがなく当該
立体像の表面を滑らかにすることができる。
尚、前記実施例においては、ビームスポットのライン
走査の方向を1つの硬化層の形成が為される毎に切り換
えるようにしたが、場合によっては、2以上のある程度
の数の硬化層の形成が終了する毎にライン走査の方向を
切り換えるようにしても良く、また、走査の方向の切換
が常に一定の硬化層毎に為されることは必要無く、当該
立体像の形状に応じて適宜設定すれば良い。
また、上記実施例において、第1のライン走査の方向
と、第2のライン走査の方向とを直交するようにした
が、これに限らず、例えば、60゜ずらしてライン走査し
て、形成された立体像にライン走査の方向を異にする3
種類の硬化層があるようにしても良い。
そして、本発明立体像形成方法は、前記実施例に示し
た構造を有する立体像形成装置により実施される方法に
特定されることは無く、実施例に示した立体像形成装置
は、あくまでも、本発明立体像形成方法を実施するため
の装置の一例を示したものであり、光硬化性溶融樹脂の
種類や露光ビームの種類あるいは立体像の形状等が実施
例に示したものに限られることは無い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明立体像形成方法を実施するた
めの立体像形成装置の一例を示すものであり、第1図は
一部を切り欠いて示す全体の斜視図、第2図は作業部を
一部切断して示す正面図、第3図は制御部のブロック回
路図、第4図は形成された立体像を一部硬化層毎に分離
して示す概念図、第5図及び第6図は従来の立体像形成
方法を説明するためのものであり、第5図は立体像形成
装置の一例を示す断面図、第6図は光スポットの走査を
説明するための図、第7図は従来の立体像形成方法にお
ける問題点を説明するための図である。 符号の説明 4……光硬化樹脂、 4a……光硬化樹脂の表面、 18a……光スポット、 39……硬化層、40……第1の方向、 41……第2の方向

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光スポットで溶融光硬化樹脂の表面を第1
    の方向に走査して所定の厚さの硬化層を形成し、 その後、該第1の硬化層の上に所定の厚さの溶融光硬化
    樹脂層を位置させて光スポットで該溶融光硬化樹脂層を
    前記第1の走査方向と交差する第2の方向に走査して上
    記第1の硬化層の上に第2の硬化層を積層させるように
    して立体像を形成する ことを特徴とする立体像形成方法
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