JP2676466B2 - マグネシウム合金製部材およびその製造方法 - Google Patents
マグネシウム合金製部材およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2676466B2 JP2676466B2 JP5076163A JP7616393A JP2676466B2 JP 2676466 B2 JP2676466 B2 JP 2676466B2 JP 5076163 A JP5076163 A JP 5076163A JP 7616393 A JP7616393 A JP 7616393A JP 2676466 B2 JP2676466 B2 JP 2676466B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnesium alloy
- manufacturing
- forging
- cast
- grain size
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22F—CHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
- C22F1/00—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
- C22F1/06—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of magnesium or alloys based thereon
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21J—FORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
- B21J5/00—Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
- B21J5/002—Hybrid process, e.g. forging following casting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/28—Making machine elements wheels; discs
- B21K1/38—Making machine elements wheels; discs rims; tyres
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60B—VEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
- B60B3/00—Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body
- B60B3/06—Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body formed by casting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D22/00—Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
- B21D22/14—Spinning
- B21D22/16—Spinning over shaping mandrels or formers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D53/00—Making other particular articles
- B21D53/26—Making other particular articles wheels or the like
- B21D53/30—Making other particular articles wheels or the like wheel rims
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/12—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
- F24F3/14—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
- F24F2003/1435—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification comprising semi-permeable membrane
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F6/00—Air-humidification, e.g. cooling by humidification
Description
のホイールやサスペンションのアーム等の部材をマグネ
シウム合金で構成するようなマグネシウム合金製部材お
よびその製造方法に関する。
して、ホイールやサスペンションのアーム等にアルミニ
ウム合金が使用されているが、さらに軽量化を図るた
め、マグネシウム合金が使用される傾向にある。例え
ば、特開昭59−67102号公報には、マグネシウム
合金溶湯を高圧鋳造することによりホイール鋳造成形品
を成形し、この鋳造成形品をT6熱処理(溶体化処理お
よび人工時効処理)することが開示されている。
従来技術の如くホイール全体を鋳造のみで製造した時、
特にタイヤを支えるリム部の強度が不足し、T6熱処理
を施しても機械的特性が充分に改善されない問題があっ
た。
製品に近似した形状の鋳造成形品を鋳造し、この鋳造成
形品(鍛造用のブランク)を鍛造成形する所謂鋳造鍛造
法が知られている。例えば自動車のホイールの製造にこ
の鋳造鍛造法を適用する場合、図30乃至図33に示す
ように図30の砂型101のキャビティ102に溶湯1
03を鋳込んで図31に示す如きフィニッシャ鍛造素材
104を得、このフィニッシャ鍛造素材104を上下ダ
イ105,106間で図32に示すようにフィニッシャ
鍛造し、次いで図33に示すようにマンドレル107と
心押し部材108間に装着し、ロール109によりリム
部のみスピニング成形により仕上げるものである。場合
により、フィニッシャ鍛造工程を省略することも可能で
ある。
llet)を素材とする通常の鍛造成形に比べ工程が大幅に
簡略化される等の利点を有し、これまで主としてアルミ
ニウム合金製部材の製造に適用されているが、材料の機
械的特性の向上という面では余りメリットがなかった。
すなわち、アルミニウム合金の場合、強度特性に優れた
鋳造合金があり、溶湯鍛造など高強度化のための鋳造プ
ロセスもあることから、鋳造のみでニアネットシェイプ
の高強度部品を製造することが可能であり、また、アル
ミニウム鋳造合金を鍛造し結晶粒径を微細化しても機械
的特性の観点からは大きい効果が現れないからである。
製造方法としては、例えば、特開平4−147938号
公報に記載の如く、Mg(マグネシウム)と高融点金属
のTa(タンタル)、Nb(ニオブ)との合金の製造に
際してスパッタ法を採用することにより、MgとTaや
Nbが相互に固溶した均一相から成り、耐食性、耐摩耗
性、靭性に優れた軽量のマグネシウム合金を製造する方
法があるが、上述のTaやNbは融点が高く上記スパッ
タ法を用いることが必須である関係上、製造方法が複雑
化する問題点があった。
載の発明は、マグネシウム合金の場合、鍛造により結晶
粒を微細化した時、機械的特性が著しく向上することに
着目し、マグネシウム合金から成り、鋳造により成形さ
れた部材を準備し、この鋳造部材を鍛造成形して、平均
結晶粒径を100μm以下の部材(鍛造部材)とした後
に、T6処理を施すことで、結晶粒の微細化とT6処理
の相乗効果により、引張強度や伸び等の機械的特性の大
幅な向上を図ることができるマグネシウム合金製部材の
製造方法の提供を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、マグネシウム合金に
おけるアルミニウムの含有量を6〜12wt%とすること
で、T6熱処理の効果が大となり、Mg−Al金属間化
合物の生成量が適量となり耐食性向上を図ることができ
ると共に、共晶組織の晶出量も好ましく、延性の低下も
ないマグネシウム合金製部材の製造方法の提供を目的と
する。
求項2記載の発明の目的と併せて、マグネシウム合金が
微細化剤を含有することで、平均結晶粒の径の小さい鋳
造成形品を得ることができ、鍛造加工性が向上するマグ
ネシウム合金製部材の製造方法の提供を目的とする。
求項3記載の発明の目的と併せて、マグネシウム合金を
AZ80に、微細化剤をCaNCNに設定することで、
既存の安価な材料を有効利用して上記効果を得ることが
できるマグネシウム合金製部材の製造方法の提供を目的
とする。
求項2記載の発明の目的と併せて、鋳造部材を円柱形状
(いわゆる丸棒状)に設定することで、安価な材料を用
いることができるマグネシウム合金製部材の製造方法の
提供を目的とする。
求項5記載の発明の目的と併せて、鋳造部材を連続鋳造
成形品に設定することで、安価な材料を用いることがで
き、コストダウンを図り得るマグネシウム合金製部材の
製造方法の提供を目的とする。
求項6記載の発明の目的と併せて、鋳造部材の準備工程
が、連続鋳造成形品から所定長さの鋳造部材に形成する
工程てを含むことで、マグネシウム合金製部材に対応し
てその必要な容積を確保することができるマグネシウム
合金製部材の製造方法の提供を目的とする。
求項2記載の発明の目的と併せて、鋳造部材の平均結晶
粒径が400μm以下で、鍛造成形による据え込み加工
率を30%以上とすることで、1回の据え込み成形によ
り鍛造部材の平均結晶粒径を100μm以下とすること
ができるマグネシウム合金製部材の製造方法の提供を目
的とする。
求項8記載の発明の目的と併せて、鍛造成形温度を30
0〜420℃の範囲内に設定することで、マグネシウム
合金製部材に対する表面酸化を防止しつつ、結晶粒の微
細化を図ることができるマグネシウム合金製部材の製造
方法の提供を目的とする。
請求項9記載の発明の目的と併せて、鍛造成形の速度を
約10mm/secに設定することで、変形抵抗の大きいマグ
ネシウム合金の割れ発生を防止しつつ、生産性の向上を
図ることができるマグネシウム合金製部材の製造方法の
提供を目的とする。
請求項8記載の発明の目的と併せて、上述の鍛造工程は
1回の据え込み成形で鍛造部材に加工することで、組織
粒径が大きくなって強度が低下するのを防止しつつ、1
回の据え込みにより加工コスト、金型コストの低減を図
ることができるマグネシウム合金製部材の製造方法の提
供を目的とする。
請求項2記載の発明の目的と併せて、マグネシウム合金
製部材を車両用ホイールに設定することで、引張強度や
伸び等の機械的特性に優れ、軽量かつ耐食性を有するホ
イールを製造することができるマグネシウム合金製部材
の製造方法の提供を目的とする。
請求項12記載の発明の目的と併せて、ディスク部とリ
ム部とが一体成形された車両用ホイールに設定すること
で、強度が必要なリム部を充分な強度と成すことがで
き、またリム部を別部材にて構成する必要がなく、ホイ
ールのコストダウンを図ることができるマグネシウム合
金製部材の製造方法の提供を目的とする。
請求項13記載の発明の目的と併せて、上述のマグネシ
ウム合金は微細化剤を含有し、かつ鋳造部材が連続鋳造
成形品に設定され、鋳造部材の平均結晶粒径が400μ
m以下で、鍛造成形による据え込み加工率を30%以上
に設定することで、平均結晶粒径の小さい鍛造成形品を
得ることができ、鍛造加工性が向上するうえ、安価な材
料を用いて1回の据え込み成形により鍛造部材の平均結
晶粒径を100μm以下と成し、機械的特性に優れた車
両用ホイールを得ることができるマグネシウム合金製部
材の製造方法の提供を目的とする。
請求項14記載の発明の目的と併せて、マグネシウム合
金をAZ80に、微細化剤をCaNCNに設定すること
で、 既存の材料を安価な有効利用して上記効果を得るこ
とができるマグネシウム合金製部材の製造方法の提供を
目的とする。
請求項15記載の発明の目的と併せて、上述の鋳造部材
の準備工程は、連続鋳造成形品から所定長さの鋳造部材
に形成する工程を含み、上述の鍛造工程は1回の据え込
み成形で鍛造部材に加工することで、製造されるホイー
ルに対応してその必要な容積を確保することができると
共に、組織粒径が大きくなって強度が低下するのを防止
しつつ、1回の据え込みにより加工コスト、金型コスト
の低減を図ることができるマグネシウム合金製部材の製
造方法の提供を目的とする。
ネシウム合金から成り、鋳造により成形された鋳造部材
を設け、鋳造部材の鍛造後にT6処理が施されたマグネ
シウム合金製部材であって、鍛造時の塑性加工により平
均結晶粒径を200μm以下に設定することで、この粒
径200μm以下においてマグネシウムとアルミニウム
との金属間化合物とα相の共晶組織が連鎖状に分散され
ることで、従来の如きスパッタ法を必要とすることな
く、耐食性の大幅な向上を図ることができるマグネシウ
ム合金製部材の提供を目的とする。
請求項17記載の発明の目的と併せて、マグネシウム合
金はアルミニウムを6〜12wt%含有することで、T6
熱処理の効果が大となり、Mg−Al金属間化合物の生
成量が適量となり、耐食性向上を図ることができると共
に、共晶組織の晶出量も好ましく、延性の低下もないマ
グネシウム合金製部材の提供を目的とする。
請求項18記載の発明の目的と併せて、上述のマグネシ
ウム合金は微細化剤を含有することで、平均結晶粒径の
小さい鋳造成形品を得ることができ、鍛造加工性が向上
するマグネシウム合金製部材の提供を目的とする。
請求項18記載の発明の目的と併せて、上述のマグネシ
ウム合金製部材を車両用ホイールに設定することで、機
械的特性に優れ、軽量かつ耐食性を有するホイールを得
ることができるマグネシウム合金製部材の提供を目的と
する。
の発明は、マグネシウム合金から成り、鋳造により形成
された鋳造部材を準備し、上記鋳造部材を平均結晶粒径
が100μm以下となるよう鍛造形成し、鍛造形成され
た鍛造部材にT6熱処理を施すマグネシウム合金製部材
の製造方法であることを特徴とする。
求項1記載の発明の構成と併せて、上記マグネシウム合
金はアルミニウムを6〜12重量パーセント含有するマ
グネシウム合成製部材の製造方法であることを特徴とす
る。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記マグネシウム合
金は微細化剤を含有するマグネシウム合金製部材の製造
方法であることを特徴とする。
求項3記載の発明の構成と併せて、上記マグネシウム合
金がAZ80に設定されると共に、上記微細化剤がCa
NCNに設定されたマグネシウム合金製部材の製造方法
であることを特徴とする。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記鋳造部材が円柱
形状に設定されたマグネシウム合金製部材の製造方法で
あることを特徴とする。
求項5記載の発明の構成と併せて、 上記鋳造部材が連続
鋳造成形品に設定された請求項5記載のマグネシウム合
金製部材の製造方法であることを特徴とする。
求項6記載の発明の構成と併せて、上記鋳造部材の準備
工程は、連続鋳造成形品から所定長さの鋳造部材に形成
する工程を含むマグネシウム合金製部材の製造方法であ
ることを特徴とする。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記鋳造部材の平均
結晶粒径が400μm以下で、鍛造成形による据え込み
加工率を30%以上に設定したマグネシウム合金製部材
の製造方法であることを特徴とする。
求項8記載の発明の構成と併せて、上記鍛造成形温度を
300℃〜420℃の範囲内に設定したマグネシウム合
金製部材の製造方法であることを特徴とする。
請求項9記載の発明の構成と併せて、鍛造成形の速度を
約10mm/secに設定したマグネシウム合金製部材の製造
方法であることを特徴とする。
請求項8記載の発明の構成と併せて、上記鍛造工程は1
回の据え込み成形で鍛造部材に加工するマグネシウム合
金製部材の製造方法であることを特徴とする。
請求項2記載の発明の構成と併せて、上記マグネシウム
合金製部材を車両用ホイールに設定したマグネシウム合
金製部材の製造方法であることを特徴とする。
求項12記載の発明の構成と併せて 、上記車両用ホイー
ルはディスク部とリム部とが一体成形されたマグネシウ
ム合金製部材の製造方法であることを特徴とする。
請求項13記載の発明の構成と併せて、上記マグネシウ
ム合金は微細化剤を含有し、上記鋳造部材が連続鋳造成
形品に設定され、鋳造部材の平均結晶粒径が400μm
以下で、鍛造成形による据え込み加工率を30%以上に
設定したマグネシウム合金製部材の製造方法であること
を特徴とする。
請求項14記載の発明の構成と併せて、上記マグネシウ
ム合金がAZ80に設定されると共に、上記微細化剤が
CaNCNに設定されたマグネシウム合金製部材の製造
方法であることを特徴とする。
請求項15記載の発明の構成と併せて、上記鋳造部材の
準備工程は、連続鋳造成形品から所定長さの鋳造部材に
形成する工程を含み、上記鍛造工程は1回の据え込み成
形で鍛造部材に加工するマグネシウム合金製部材の製造
方法であることを特徴とする。
ネシウム合金から成り、鋳造により成形された鋳造部材
を設け、上記鋳造部材の鍛造後にT6処理が施されたマ
グネシウム合金製部材であって、上記鍛造時の塑性加工
により平均結晶粒径が200μm以下に設定されたマグ
ネシウム合金製部材であることを特徴とする。
請求項17記載の発明の構成と併せて、上記マグネシウ
ム合金はアルミニウムを6〜12重量パーセント含有す
るマグネシウム合金製部材であることを特徴とする。
請求項18記載の発明の構成と併せ て、上記マグネシウ
ム合金は微細化剤を含有するマグネシウム合金製部材で
あることを特徴とする。
請求項18記載の発明の構成と併せて、上記マグネシウ
ム合金製部材が車両用ホイールに設定されたマグネシウ
ム合金製部材であることを特徴とする。
によれば、マグネシウム合金から成り、鋳造により成形
された鋳造部材を準備して、この鋳造部材を鍛造成形し
て平均結晶粒径100μm以下の部材(鍛造部材)とし
た後に、T6処理を施したので、結晶粒の微細化とT6
処理の相乗効果により、引張強度や伸び等の機械的特性
の大幅な向上を図ることができる効果がある。
細化すると、T6処理により結晶粒界に形成されるパー
ライト組織(α相と金属間化合物の層状組織)が微細と
なり、かつ析出量も多くなるためと推考される。
にある場合(例えば温間鍛造のような場合)には、鍛造
成形中に溶体化が起こるため、T5熱処理(人工時効処
理)のみで実質的にはT6熱処理の効果を得ることがで
きるため、この発明でいうT6熱処理は、斯る場合を包
合する。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、マグネシウム
合金におけるアルミニウムの含有量を6〜12wt%とし
たので、T6熱処理の効果が大となり、Mg−Al金属
間化合物の生成量が適量となり耐食性向上を図ることが
できると共に、共晶組織の晶出量も好ましく、延性の低
下もなくなる効果がある。
以上の時、T6熱処理の効果が大となり、12wt%を超
過するとMg−Al金属間化合物(Mg17Al12)の生
成量が過多となって、逆に脆くなるため、耐食性向上に
必要なアルミニウム含有量は上記範囲内とする。
の時は共晶組織の晶出量が過少で好ましくなく、12wt
%を超過すると逆に延性が低下するため、アルミニウム
含有量を上記範囲内とする。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、マグネシウム
合金が微細化剤を含有するので、平均結晶粒径の小さい
鋳造成形品を得ることができ、鍛造加工性が向上する効
果がある。
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、マグネシウム
合金をAZ80に、微細化剤をCaNCNに設定したの
で、既存の安価な材料を有効利用して上記効果(つまり
平均結晶粒径の小さい鋳造成形品を得ることができ、鍛
造加工性が向上する点)を得ることができる。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、鋳造部材を円
柱形状(いわゆる丸棒状)に設定したので、安価な材料
を使用してマグネシウム合金製部材の製造することがで
きる効果がある。
上記請求項5記載の発明の効果と併せて、鋳造部材を連
続鋳造成形品に設定したので、安価な材料を用いること
ができ、コストダウンを図ることができる効果がある。
上記請求項6記載の発明の効果と併せて、鋳造部材の準
備工程が、連続鋳造成形品から所定長さの鋳造部材に形
成する工程を含むので、マグネシウム合金製部材に対応
してその必要な容積を確保す ることができる効果があ
る。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、鋳造部材の平
均結晶粒径が400μm以下で、鍛造成形による据え込
み加工率を30%以上としたので、1回の据え込み成形
により鍛造部材の平均結晶粒径を100μm以下とする
ことができ、加工回数の低減と加工コストの削減を達成
することができる効果がある。
上記請求項8記載の発明の効果と併せて、鍛造成形温度
を300〜420℃の範囲内に設定したので、マグネシ
ウム合金製部材に対する表面酸化を防止しつつ、結晶粒
の微細化を図ることができる効果がある。 すなわち、マ
グネシウム合金に対する鍛造成形による結晶粒の微細化
効果は、300℃以上で行なった時に顕著となり、鍛造
成形温度が高い程、微細化効果が大きいが、420℃を
超過すると部材表面の酸化が激しくなるため、鍛造成形
温度を上記範囲内に設定する。
ば、上記請求項9記載の発明の効果と併せて、鍛造成形
の速度を約10mm/secに設定したので、変形抵抗の大き
いマグネシウム合金の割れ発生を防止しつつ、生産性の
向上を図ることができる効果がある。 すなわち、マグネ
シウム合金は変形抵抗が大きく、鍛造成形速度を約10
mm/secよりも速く加工すると、加工熱により組織の一部
が溶け、その部分から割れが発生し、逆に約10mm/sec
よりも遅い速度で加工すると、加工時間がかかり、加工
前に加熱した素材温度が加工温度(300〜420℃)
から下がってしまい、かつ加工時間が長くなることによ
り生産性が悪化するので、鍛造成形速度を約10mm/sec
に設定する。
ば、上記請求項8記載の発明の効果と 併せて、上述の鍛
造工程は1回の据え込み成形で鍛造部材に加工するの
で、組織粒径が大きくなって強度が低下するのを防止し
つつ、1回の据え込みにより加工コスト、金型コストの
低減を図ることができる効果がある。 つまり据え込み成
形回数を複数回に設定した場合、据え込み成形のための
加熱と、その後の冷却とが繰返され、この加熱、冷却の
繰返しにより組織粒径が大きくなっていく(初期の加工
で形状がほぼ出来上がった部分は、その後においては加
工されないため、単に加熱、冷却が繰返されることとな
る)。この粒径が大きくなった部分は強度が低下し、ま
た加工回数が多い場合には、加工コストおよび金型コス
トともに高くなるため、1回の据え込み成形に設定す
る。
ば、上記請求項2記載の発明の効果と併せて、マグネシ
ウム合金製部材を車両用ホイールに設定したので、引張
強度や伸び等の機械的特性に優れ、軽量かつ耐食性を有
し、タイヤを支える条件を備えた車両用ホイールを製造
することができる効果がある。
ば、上記請求項12記載の発明の効果と併せて、ディス
ク部とリム部とが一体成形された車両用ホイールに設定
したので、強度が必要なリム部を充分な強度と成すこと
ができ、またリム部を別部材にて構成する必要がなく、
ホイールのコストダウンを図ることができる効果があ
る。
ば、上記請求項13記載の発明の効果と併せて、上述の
マグネシウム合金は微細化剤を含有し、かつ鋳造部材が
連続鋳造成形品に設定され、鋳造部材の平均結晶粒径が
400μm以下で、鍛造成形による据え込み加工率を3
0%以上に設定したので、平均結晶粒径の小さい鋳造成
形品を得ることができ、鍛造加工性が向上するうえ、安
価な材料を用いて1回の据え込み成形により鍛造部材の
平均結晶粒径を100μm以下と成し、機械的特性に優
れた車両用ホイールを得ることができる効果がある。
ば、上記請求項14記載の発明の効果と併せて、マグネ
シウム合金をAZ80に、微細化剤をCaNCNに設定
したので、既存の安価な材料を有効利用して請求項4と
同様の効果を得る車両用ホイールを製造することができ
る効果がある。
ば、上記請求項15記載の発明の効果と併せて、上述の
鋳造部材の準備工程は、連続鋳造成形品から所定長さの
鋳造部材に形成する工程を含み、上述の鍛造工程は1回
の据え込み成形で鍛造部材に加工することで、製造され
るホイールに対応してその必要な容積を確保することが
できると共に、組織粒径が大きくなって強度が低下する
のを防止しつつ、1回の据え込みにより加工コスト、金
型コストの低減を図ることができる効果がある。
ば、マグネシウム合金から成り、鋳造により成形された
鋳造部材を設け、鋳造部材の鍛造後にT6処理が施され
たマグネシウム合金製部材であって、鍛造時の塑性加工
により平均結晶粒径を200μm以下に設定したので、
この粒径200μm以下においてマグネシウムとアルミ
ニウムとの金属間化合物とα相の共晶組織が連鎖状に分
散されることで、従来の如きスパッタ法を必要とするこ
となく、耐食性の大幅な向上を図ることができる効果が
ある。すなわち、少なくとも表面部において平均結晶粒
径が200μm以下で、MgとAlとの金属間化合物
(具体的にはMg17Al12)との相の共晶組織が連鎖状
に分散しているので、この連鎖状の共晶組織によりそれ
以上の腐食を食い止めることができる。したがって耐食
性の大幅な向上を図ることができる効果がある。加え
て、従来の如き複雑なスパッタ法を用いることなく、鋳
造部材の鍛造後にT6処理を施して上記マグネシウム合
金製部材を得るので、その製造方法も簡単となる効果が
ある。
ば、上記請求項17記載の発明の効果と併せて、マグネ
シウム合金はアルミニウムを6〜12wt%含有すること
で、T 6熱処理の効果が大となり、Mg−Al金属間化
合物の生成量が適量となり、耐食性向上を図ることがで
きると共に、共晶組織の晶出量も好ましく、延性の低下
もなくなる効果がある。
ば、上記請求項18記載の発明の効果と併せて、上述の
マグネシウム合金は微細化剤を含有することで、平均結
晶粒径の小さい鋳造成形品を得ることができ、鍛造加工
性が向上する効果がある。
ば、上記請求項18記載の発明の効果と併せて、上述の
マグネシウム合金製部材を車両用ホイールに設定したの
で、機械的特性に優れ、軽量かつ耐食性を有し、タイヤ
を支える条件を備えた車両用ホイールを得ることができ
る効果がある。
述する。図面はマグネシウム合金製部材およびその製造
方法を示し、図1に示す第1の工程S1で、マグネシウ
ム合金製鋳造成形品(鋳造部材)を準備する。この実施
例では自動車用ホイールを構成する場合について例示す
る。
次の表1に示すAZ80を用い、鋳込み温度690〜7
20℃、金型温度200〜250℃で金型鋳造して、図
2に示す如き最終形状に近似した形状の鍛造ブランク1
を鋳造する。
示す如き下型2と上型3とを含む鍛造装置により、上述
の鍛造ブランク1をその加工率を選定して、平均結晶粒
径が100μm以下となるように鍛造する。なお、耐食
性の向上と機械的特性の向上との双方を目的とする場合
には平均結晶粒径が100μm以下となるように鍛造
し、耐食性の向上のみを主目的とする場合には平均結晶
粒径が200μm以下となるように鍛造する。
すなわち素材温度としての上記鍛造ブランク1の温度を
300〜420℃の範囲内たとえば400℃とし、金型
2,3の温度を250℃とし、成形速度(鋳造成形の速
度)を10mm/secとして、上述の鍛造ブランク1を鍛造
し、マグネシウム合金製部材としてのホイール4(車両
用ホイール)を成形する。
ホイール4を溶体化処理する。すなわち溶体化温度を4
00℃とし、時間を8時間に設定して、400℃で8時
間加熱した後に空冷を施す。
処理後のホイール4を人工時効処理する。すなわち、人
工時効温度を175℃、時間を16時間に設定して、1
75℃で16時間加熱した後に空冷を施す。
からなるT6処理の後、図1に示す第5の工程S5でス
ピンフォージする。すなわち図4に示す如く上述のホイ
ール4をマンドレル5と心押し部材6との間に装着し、
マンドレル5および心押し部材6によりホイール4を回
転させながらロール7を加圧することで、リム部をスピ
ニング成形により仕上げる。
ル4のリム耳部4aの耐食性を向上させるために、スピ
ニング処理終了後のホイール4を図5に示す如く回転台
8に固定用治具9,10を用いて固定し、ローラ11を
上述のリム耳部4aに荷重押し付けし、回転台8とホイ
ール4とを一体的に回転させながら、ロール加工を施し
て、リム耳部4aの結晶粒の微細化を図る。このように
ロール加工により結晶粒の微細化を図ると、前工程の加
熱冷却により粗大化傾向にある結晶粒が微細化されるの
で、車両装備後の使用時において特に水が溜りやすい該
リム耳部4aの耐食性向上を図ることができる。
品(鍛造ブランク1参照)を、鍛造成形して平均結晶粒
径が100μm以下の部材(ホイール4参照)とした後
に、T6処理を施したので、結晶粒の微細化とT6処理
の相乗効果により、引張強度や伸び等の機械的特性の大
幅な向上を図ることができる効果がある。
定したので、マグネシウム合金製部材(ホイール4参
照)に対する表面酸化を防止しつつ、結晶粒の微細化を
図ることができる効果がある。
造方法を自動車用ホイール4に適用したので、タイヤを
支えるリム部に充分な強度を確保したホイール4を得る
ことができる効果がある。
形と熱処理の効果を検証するために、各種の試験を行な
った。まずAZ80(ASTM規格、上表1参照)のマ
グネシウム合金連続鋳造成形品から、図6に示すように
高さ24mm、直径16mmの丸棒状の鍛造ブランク12を
形成し、実施例品と比較品とを得るために、上述の鍛造
ブランク12に対して各種の据え込み率で据え込み成形
(鍛造)を行ない、一部のものは、そのままテストピー
スとし、残りのものに対してはT6処理もしくはT5処
理を施してテストピースと成した。
ある。
平均結晶粒径は260μmである。
して耐力、引張強度、伸び、ビッカース硬さを実測した
測定結果を示し、図8、図10、図12はT6処理、T
5処理の熱処理を施さない比較品の結果であり、図7、
図9、図11に点線で示す特性はT5処理を施した比較
品の結果であり、図7、図9、図11に実線で示す特性
はT6処理を施した実施例品の結果である。なお、図7
にはT6処理後のテストピースの平均結晶粒径を記入し
た。AZ80マグネシウム合金の平均結晶粒径は、T6
処理の前後で変化しない。
理を施さない比較品のものには、据え込み成形の効果が
認められず、図7、図9、図11に点線で示すようにT
5処理のみを施した比較品のものについても、然したる
効果が認められないが、図7図9、図11に実線で示す
ようにT6処理を施した実施例品のものは、引張強度、
伸び等の機械的性質が著しく改善され、かつ据え込み率
が高い程、すなわち、平均結晶粒径が小さくなる程、各
機械的性質の改善の度合が大きい。
をとり、縦軸に応力(引張強度、耐力)をとった特性
で、T6処理後の平均結晶粒径が100μm以下の時、
引張強度および耐力が大きく向上する。また図14は横
軸にT6処理後の平均結晶粒径をとり、縦軸に伸びをと
った特性で、T6処理後の平均結晶粒径が100μm以
下の時、伸びが大きく向上する。
理前の図とT6処理後の図とを図15乃至図20に示
す。図15は据え込み率0%で、T6処理を施した金属
組織であり、図16は据え込み率0%でT6処理を施さ
ない鋳造のままの部材(以下単にF材と略記する)の金
属組織である。同様に図17は据え込み率30%で、T
6処理を施した金属組織であり、図18は据え込み率3
0%の鍛造のままの部材(以下単にH材と略記する)の
金属組織である。同様に図19は据え込み率60%で、
T6処理を施した金属組織であり、図20は据え込み率
60%のH材の金属組織である。
に、AZ80マグネシウム合金はT6処理を施さないF
材、H材のもの(図16、図18、図20参照)は結晶
粒を観察するのが困難で、顕微鏡組織写真からのみ断定
し難いが、据え込み成形を受けたもの(図18、図20
参照)は微細化されているように見える。粒界に析出し
ているMg−Al金属間化合物は押し潰され、据え込み
方向(図の上下方向)と直交する方向に並んでいる。
17、図19参照)は、結晶粒を明確に観察することが
でき、据え込み率の増加と共に、結晶粒は微細となり、
粒界に析出したパーライト組織(図で黒く見えるとこ
ろ)は微細で、このパーライト組織の析出量は据え込み
率と共に増加する傾向にある。なお、パーライト組織の
増加により耐食性も向上することが判明した。
成形品(鍛造ブランク)の当初の平均結晶粒径の関係に
ついて述べる。図21は鍛造温度350℃で据え込みを
行った試験結果を示し、AZ80マグネシウム合金連続
鋳造成形品の当初の平均結晶粒径と、限界据え込み率と
の関係を示す。ここに、限界据え込み率とは上下のダイ
間で円柱状(いわゆる丸棒状)のテストピース(例えば
直径15mm、高さ30mm)を軸方向に据え込み、テスト
ピースの側面に肉眼観察できる微少割れが生じた時の高
さ減少率をいい、この限界据え込み率が高い方が素材の
鍛造成形性が良好である。なお、上述の限界据え込み率
は次の数1で表わされる。
が小さい程、限界据え込み率が高く、鍛造成形性がよ
い。同図には、据え込み後の結晶粒径を併記している
が、当初の平均結晶粒径が小さい時は、限界据え込み率
の範囲内で問題なく、100μm以下の平均結晶粒径に
まで微細化することができる。しかし、例えば当初の平
均結晶粒径が400μmのテストピースに対しては、1
回の据え込み成形で100μmの平均結晶粒径を得るた
めには、限界据え込み率の30%まで据え込む必要があ
る。
0μmを超える場合、1回の据え込み成形で100μm
以下の平均結晶粒径とすることは不可能で、焼きなまし
を挟んで複数回の据え込み成形をする必要があるので、
1回の据え込み成形で平均結晶粒径100μm以下の部
材(鍛造部材)を得ることが望ましく、そのためには鋳
造成形品(鋳造部材)の当初の平均結晶粒径を400μ
m以下に設定すると共に、据え込み成形の加工率を30
%以上に設定する必要がある。このような条件設定によ
り1回の据え込み成形で平均結晶粒径が100μm以下
の鍛造部材を得 ることができる。
(鋳造部材)を得るためには、冷却速度を大きくするこ
とや、微細化剤を添加することが有効である。図22に
AZ80マグネシウム合金鋳造成形品の平均結晶粒径と
冷却速度との関係を示し、図23に微細化剤としてCa
NCNを0.5%添加した時の冷却速度と平均結晶粒径
との関係を示す。
部材の製造方法に主眼をおいて検証したが、以下図24
乃至図29を参照してマグネシウム合金製部材の効果を
検証する。まず、次に表2で示す組成のAZ80マグネ
シウム合金の溶湯を用いて、テストピースを鋳造し、鋳
造後のテストピースを鍛造して比較品としての平均結晶
粒径が800μmのものと、実施例品としての平均結晶
粒径が150μmのものとをそれぞれ成形した後に、こ
れら各テストピースに対してT6処理を施し、さらにT
6処理後に腐食試験を実施した後の金属組織の図を図2
4、図25に示す。
晶粒径800μmのT6処理後のテストピースに対して
ナイタール濃度10wt%で約10秒間浸漬した顕微鏡
写真(倍率200倍)で、図25に示す実施例品のもの
は平均結晶粒径150μmのT6処理後のテストピース
に対してナイタール濃度10wt%で約60秒間浸漬し
た顕微鏡写真(倍率100倍)である。
造品を鍛造成形した後にT6処理を施したマグネシウム
合金製部材は、マグネシウムとアルミニウムとの金属間
化合物(Mg17Al12)とのα相との共晶組織(図にお
いて濃い灰色に見える部分)が生成されるが、図24に
示す平均結晶粒径が800μmの比較品は共晶組織が連
鎖状に繋がっておらず、途切れるため、この共晶組織が
途切れた粒界の部分から腐食が進行するが(図において
黒く見える部分)、図25に示す平均結晶粒径が150
μmの実施例品は上述の共晶組織が連鎖状に繋がってい
るため、この共晶組織により腐食の進行を食い止めるこ
とができ、耐食性の大幅な向上を図ることができる。
ウム合金の溶湯を用いて、鍛造ブランクを鋳造し、据え
込み率をそれぞれ異ならせて平均結晶粒径が400μ
m、300μm、200μm、100μmの図26に示
す形状(L=40mm、W=30mm、H=5mm)のテスト
ピース13をそれぞれ鍛造し、溶体化温度400℃で5
時間加熱した後に水冷する溶体化処理と、人工時効温度
177℃で20時間加熱した後に空冷する人工時効処理
とを施した比較品および実施例品に対して塩水噴霧腐食
試験を実行した結果を図27に示す。
の通りである。 図27から明らかなように平均結晶粒径が100μmの
実施例品Aおよび平均結晶粒径が200μmの実施例品
Bは、平均結晶粒径が300μmの比較品Cおよび平均
結晶粒径が400μmの比較品Dに対して腐食減量が大
幅に低下し、優れた耐食性を示す。
晶粒径が200μm以下においてマグネシウムとアルミ
ニウムとの金属間化合物(Mg17Al12)とα相の共晶
組織が連鎖状に分散して、この連鎖した共晶組織により
腐食の進行を食い止めるからである。なお、図27にお
いてmills =1/1000inchで、mills /yearは一年
間の腐食減量に換算した値である。
積率を示し、据え込み率が大きい程、共晶組織の面積率
が大となる。但し、図28の特性を得るための初期平均
結晶粒径(据え込み率0パーセント時の粒径)は300
μmとした。
み率と据え込み後の平均結晶粒径との関係を示す。例え
ば初期平均結晶粒径が300μmのものに対しては約1
0パーセントの据え込み率により据え込み後の平均結晶
粒径を約200μmとすることができる。以上の各テス
トピース12,13を用いての検証結果から実際の車両
用ホイール等のマグネシウム合金製部材とその製造方法
に適用できることが立証された。
部材によれば、鋳造品を鍛造成形した後にT6処理を施
して形成されたマグネシウム合金製部材であって、上記
部材の少なくとも表面部は、アルミニウムを6〜12重
量パーセント(上記実施例で示した表2のものはアルミ
ニウム含有量が7.8wt%)含有し、かつ上述のT6処
理時にマグネシウムとアルミニウムとの金属間化合物
(具体的にはMg17Al12)とα相の共晶組織を有する
と共に、上記鍛造時の塑性加工により平均結晶粒径が2
00μm以下で、かつ上記共晶組織が連鎖状に分散され
たマグネシウム合金製部材であるから、上述の連鎖状の
共晶組織によりそれ以上の腐食を食い止めることができ
る。したがって、耐食性の大幅な向上を図ることができ
る効果がある。
いることなく、鋳造品を鍛造成形した後にT6処理を施
して、上述のマグネシウム合金製部材を得るので、その
製造方法も簡単となる効果がある。
〜12重量パーセントとしたのは、6wt%以上の時、T
6処理の効果が大となり、12wt%を超過するとMg−
Al金属間化合物の生成量が過多となって、逆に脆くな
るためと、アルミニウムの含有量が6wt%未満の時は共
晶組織の晶出量が過少で好ましくなく、12wt%を超過
すると逆に延性が低下するからである。
ウムの含有量を増大させるために、アルミニウム拡散処
理を併用してもよく、アルミニウムの含有量が増大する
と共晶組織の晶出量が増加する。
金製部材として自動車用ホイールを例示したが、これは
サスペンションのアーム(例えばアッパアーム)その他
の部材であってもよい。
を示す工程図。
特性図。
す特性図。
図。
す特性図。
係を示す特性図。
図。
示す写真。
を示す写真。
を示す写真。
織を示す写真。
を示す写真。
織を示す写真。
示す特性図。
均結晶粒径と冷却速度との関係を示す特性図。
との関係を示す特性図。
写真。
写真。
す特性図。
係を示す特性図。
え込み後の平均結晶粒径との関係を示す特性図。
明図。
Claims (20)
- 【請求項1】マグネシウム合金から成り、鋳造により形
成された鋳造部材を準備し、 上記鋳造部材を 平均結晶粒径が100μm以下となるよ
う鍛造形成し、 鍛造形成された鍛造部材に T6熱処理を施すマグネシウ
ム合金製部材の製造方法。 - 【請求項2】上記マグネシウム合金はアルミニウムを6
〜12重量パーセント含有する請求項1記載のマグネシ
ウム合成製部材の製造方法。 - 【請求項3】上記マグネシウム合金は微細化剤を含有す
る請求項2記載のマグネシウム合金製部材の製造方法。 - 【請求項4】上記マグネシウム合金がAZ80に設定さ
れると共に、上記微細化剤がCaNCNに設定された請
求項3記載のマグネシウム合金製部材の製造方法。 - 【請求項5】上記鋳造部材が円柱形状に設定された請求
項2記載のマグネシウム合金製部材の製造方法。 - 【請求項6】上記鋳造部材が連続鋳造成形品に設定され
た請求項5記載のマグネシウム合金製部材の製造方法。 - 【請求項7】上記鋳造部材の準備工程は、連続鋳造成形
品から所定長さの鋳造部材に形成する工程を含む請求項
6記載のマグネシウム合金製部材の製造方法。 - 【請求項8】上記鋳造部材の平均結晶粒径が400μm
以下で、鍛造成形による据え込み加工率を30%以上に
設定した請求項2記載のマグネシウム合金製部材の製造
方法。 - 【請求項9】上記鍛造成形温度を300℃〜420℃の
範囲内に設定した請求項8記載のマグネシウム合金製部
材の製造方法。 - 【請求項10】鍛造成形の速度を約10mm/secに設定し
た請求項9記載のマグネシウム合金製部材の製造方法。 - 【請求項11】上記鍛造工程は1回の据え込み成形で鍛
造部材に加工する請求項8記載のマグネシウム合金製部
材の製造方法。 - 【請求項12】上記マグネシウム合金製部材を車両用ホ
イールに設定した請求項2記載のマグネシウム合金製部
材の製造方法。 - 【請求項13】上記車両用ホイールはディスク部とリム
部とが一体成形された請求項12記載のマグネシウム合
金製部材の製造方法。 - 【請求項14】上記マグネシウム合金は微細化剤を含有
し、上記鋳造部材が連続鋳造成形品に設定され、鋳造部
材の平均結晶粒径が400μm以下で、鍛造成形による
据え込み加工率を30%以上に設定した請求項13記載
のマグネシウム合金製部材の製造方法。 - 【請求項15】上記マグネシウム合金がAZ80に設定
されると共に、上記微細化剤がCaNCNに設定された
請求項14記載のマグネシウム合金製部材の製造方法。 - 【請求項16】上記鋳造部材の準備工程は、連続鋳造成
形品から所定長さの鋳造部材に形成す る工程を含み、上
記鍛造工程は1回の据え込み成形で鍛造部材に加工する
請求項15記載のマグネシウム合金製部材の製造方法。 - 【請求項17】マグネシウム合金から成り、鋳造により
成形された鋳造部材を設け、 上記鋳造部材の鍛造後にT6処理が施されたマグネシウ
ム合金製部材であって、上記鍛造時の塑性加工により平
均結晶粒径が200μm以下に設定されたマグネシウム
合金製部材。 - 【請求項18】上記マグネシウム合金はアルミニウムを
6〜12重量パーセント含有する請求項17記載のマグ
ネシウム合金製部材。 - 【請求項19】上記マグネシウム合金は微細化剤を含有
する請求項18記載のマグネシウム合金製部材。 - 【請求項20】上記マグネシウム合金製部材が車両用ホ
イールに設定された請求項18記載のマグネシウム合金
製部材。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5076163A JP2676466B2 (ja) | 1992-09-30 | 1993-03-09 | マグネシウム合金製部材およびその製造方法 |
US08/127,358 US5409555A (en) | 1992-09-30 | 1993-09-28 | Method of manufacturing a forged magnesium alloy |
US08/708,072 US5902424A (en) | 1992-09-30 | 1996-08-30 | Method of making an article of manufacture made of a magnesium alloy |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-286864 | 1992-09-30 | ||
JP28686492 | 1992-09-30 | ||
JP5076163A JP2676466B2 (ja) | 1992-09-30 | 1993-03-09 | マグネシウム合金製部材およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06172949A JPH06172949A (ja) | 1994-06-21 |
JP2676466B2 true JP2676466B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=26417316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5076163A Expired - Fee Related JP2676466B2 (ja) | 1992-09-30 | 1993-03-09 | マグネシウム合金製部材およびその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5409555A (ja) |
JP (1) | JP2676466B2 (ja) |
Families Citing this family (57)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5902424A (en) * | 1992-09-30 | 1999-05-11 | Mazda Motor Corporation | Method of making an article of manufacture made of a magnesium alloy |
JPH0748646A (ja) * | 1993-03-15 | 1995-02-21 | Toyota Motor Corp | 高強度マグネシウム基合金及びその製造方法 |
IT1279738B1 (it) * | 1995-09-29 | 1997-12-16 | Reynolds Wheels Spa | Procedimento di formatura di cerchi per pneumatici in lega metallica |
EP0945199B1 (en) | 1998-03-26 | 2003-11-26 | Tokyo Seitan Inc. | Thin, forged magnesium alloy casing and method for producing the same |
JP2000104137A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-11 | Mazda Motor Corp | マグネシウム合金鍛造素材、及び鍛造部材並びに該鍛造部材の製造方法 |
JP3597747B2 (ja) * | 1999-03-29 | 2004-12-08 | 株式会社栗本鐵工所 | ねじ部品の製造方法 |
JP3551121B2 (ja) * | 2000-04-07 | 2004-08-04 | マツダ株式会社 | 軽金属成形材の製造方法 |
US6487771B1 (en) * | 2000-05-09 | 2002-12-03 | Hui Chiu Lin | Method for manufacturing speaker bottom yoke |
US6539765B2 (en) | 2001-03-28 | 2003-04-01 | Gary Gates | Rotary forging and quenching apparatus and method |
JP3861720B2 (ja) * | 2002-03-12 | 2006-12-20 | Tkj株式会社 | マグネシウム合金の成形方法 |
US8403037B2 (en) | 2009-12-08 | 2013-03-26 | Baker Hughes Incorporated | Dissolvable tool and method |
US9682425B2 (en) | 2009-12-08 | 2017-06-20 | Baker Hughes Incorporated | Coated metallic powder and method of making the same |
US9109429B2 (en) | 2002-12-08 | 2015-08-18 | Baker Hughes Incorporated | Engineered powder compact composite material |
US9079246B2 (en) | 2009-12-08 | 2015-07-14 | Baker Hughes Incorporated | Method of making a nanomatrix powder metal compact |
US9101978B2 (en) | 2002-12-08 | 2015-08-11 | Baker Hughes Incorporated | Nanomatrix powder metal compact |
JP3884741B2 (ja) | 2004-03-15 | 2007-02-21 | 勝義 近藤 | マグネシウム合金顆粒状粉体原料の製造方法 |
JP2006042899A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-16 | Matsushita Electric Works Ltd | 往復式電気かみそりの内刃 |
JP4939841B2 (ja) * | 2006-05-31 | 2012-05-30 | 三井金属鉱業株式会社 | マグネシウム合金鍛造品及びその製造方法 |
CN100424216C (zh) * | 2006-10-14 | 2008-10-08 | 重庆工学院 | 一种用于Mg-Al系铸造镁合金热处理强化的固溶处理方法 |
JP2008173687A (ja) | 2006-12-20 | 2008-07-31 | Yamaha Motor Co Ltd | 鍛造成形品およびその製造方法 |
JP5288717B2 (ja) * | 2007-03-26 | 2013-09-11 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | 耐摩耗性マグネシウム合金 |
JP5215710B2 (ja) * | 2008-04-01 | 2013-06-19 | 株式会社神戸製鋼所 | 高温でのクリープ特性に優れたマグネシウム合金およびその製造方法 |
US9127515B2 (en) | 2010-10-27 | 2015-09-08 | Baker Hughes Incorporated | Nanomatrix carbon composite |
US9243475B2 (en) | 2009-12-08 | 2016-01-26 | Baker Hughes Incorporated | Extruded powder metal compact |
US10240419B2 (en) | 2009-12-08 | 2019-03-26 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Downhole flow inhibition tool and method of unplugging a seat |
US9090955B2 (en) | 2010-10-27 | 2015-07-28 | Baker Hughes Incorporated | Nanomatrix powder metal composite |
JP2012097309A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Sanden Corp | マグネシウム合金部材、エアコン用圧縮機及びマグネシウム合金部材の製造方法 |
US9080098B2 (en) | 2011-04-28 | 2015-07-14 | Baker Hughes Incorporated | Functionally gradient composite article |
US8631876B2 (en) | 2011-04-28 | 2014-01-21 | Baker Hughes Incorporated | Method of making and using a functionally gradient composite tool |
US9139928B2 (en) | 2011-06-17 | 2015-09-22 | Baker Hughes Incorporated | Corrodible downhole article and method of removing the article from downhole environment |
US9707739B2 (en) | 2011-07-22 | 2017-07-18 | Baker Hughes Incorporated | Intermetallic metallic composite, method of manufacture thereof and articles comprising the same |
US9643250B2 (en) | 2011-07-29 | 2017-05-09 | Baker Hughes Incorporated | Method of controlling the corrosion rate of alloy particles, alloy particle with controlled corrosion rate, and articles comprising the particle |
US9833838B2 (en) | 2011-07-29 | 2017-12-05 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Method of controlling the corrosion rate of alloy particles, alloy particle with controlled corrosion rate, and articles comprising the particle |
US9057242B2 (en) | 2011-08-05 | 2015-06-16 | Baker Hughes Incorporated | Method of controlling corrosion rate in downhole article, and downhole article having controlled corrosion rate |
US9033055B2 (en) | 2011-08-17 | 2015-05-19 | Baker Hughes Incorporated | Selectively degradable passage restriction and method |
US9109269B2 (en) | 2011-08-30 | 2015-08-18 | Baker Hughes Incorporated | Magnesium alloy powder metal compact |
US9856547B2 (en) | 2011-08-30 | 2018-01-02 | Bakers Hughes, A Ge Company, Llc | Nanostructured powder metal compact |
US9090956B2 (en) | 2011-08-30 | 2015-07-28 | Baker Hughes Incorporated | Aluminum alloy powder metal compact |
US9643144B2 (en) | 2011-09-02 | 2017-05-09 | Baker Hughes Incorporated | Method to generate and disperse nanostructures in a composite material |
US9133695B2 (en) | 2011-09-03 | 2015-09-15 | Baker Hughes Incorporated | Degradable shaped charge and perforating gun system |
US9347119B2 (en) | 2011-09-03 | 2016-05-24 | Baker Hughes Incorporated | Degradable high shock impedance material |
US9187990B2 (en) | 2011-09-03 | 2015-11-17 | Baker Hughes Incorporated | Method of using a degradable shaped charge and perforating gun system |
US9010416B2 (en) | 2012-01-25 | 2015-04-21 | Baker Hughes Incorporated | Tubular anchoring system and a seat for use in the same |
US9068428B2 (en) | 2012-02-13 | 2015-06-30 | Baker Hughes Incorporated | Selectively corrodible downhole article and method of use |
US9605508B2 (en) | 2012-05-08 | 2017-03-28 | Baker Hughes Incorporated | Disintegrable and conformable metallic seal, and method of making the same |
FR2990404B1 (fr) * | 2012-05-10 | 2014-05-16 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Procede de fabrication d’une roue de vehicule par traitement de surface mecanique et revelation de grains par attaque chimique |
US9816339B2 (en) | 2013-09-03 | 2017-11-14 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Plug reception assembly and method of reducing restriction in a borehole |
US10150713B2 (en) | 2014-02-21 | 2018-12-11 | Terves, Inc. | Fluid activated disintegrating metal system |
US11167343B2 (en) | 2014-02-21 | 2021-11-09 | Terves, Llc | Galvanically-active in situ formed particles for controlled rate dissolving tools |
CN104551691B (zh) * | 2014-12-19 | 2017-08-08 | 天津立中集团股份有限公司 | 一种铝合金车轮液态模锻及旋压加工系统 |
US9910026B2 (en) | 2015-01-21 | 2018-03-06 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | High temperature tracers for downhole detection of produced water |
US10378303B2 (en) | 2015-03-05 | 2019-08-13 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Downhole tool and method of forming the same |
US10221637B2 (en) | 2015-08-11 | 2019-03-05 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Methods of manufacturing dissolvable tools via liquid-solid state molding |
US10016810B2 (en) | 2015-12-14 | 2018-07-10 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Methods of manufacturing degradable tools using a galvanic carrier and tools manufactured thereof |
CA3012511A1 (en) | 2017-07-27 | 2019-01-27 | Terves Inc. | Degradable metal matrix composite |
CN110184551A (zh) * | 2019-06-26 | 2019-08-30 | 西北工业大学 | 提高原位AlN/AZ91镁基复合材料耐蚀性能的热处理方法 |
CN113843385A (zh) * | 2021-09-03 | 2021-12-28 | 中信戴卡股份有限公司 | 一种镁合金轮毂的锻造工艺 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2235415A (en) * | 1937-06-07 | 1941-03-18 | Magnesium Dev Corp | Production of light metal forgings |
US2294648A (en) * | 1940-08-01 | 1942-09-01 | Dow Chemical Co | Method of rolling magnesium-base alloys |
US2934462A (en) * | 1956-09-28 | 1960-04-26 | Dow Chemical Co | Rolling magnesium alloy |
JPS5967102A (ja) * | 1982-10-12 | 1984-04-16 | Toyota Motor Corp | デイスクホイ−ル |
JPH025550A (ja) * | 1988-06-24 | 1990-01-10 | Kawasaki Steel Corp | 半導体装置 |
US5087304A (en) * | 1990-09-21 | 1992-02-11 | Allied-Signal Inc. | Hot rolled sheet of rapidly solidified magnesium base alloy |
JPH04147938A (ja) * | 1990-10-11 | 1992-05-21 | Koji Hashimoto | 高耐食マグネシウム合金 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP5076163A patent/JP2676466B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-09-28 US US08/127,358 patent/US5409555A/en not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
軽金属学会発行 「軽金属」 (1988) Vol.38,No.8,PP.496−512 |
軽金属学会発行 「軽金属」 (1989) Vol.39,No.1,PP.52−57 |
軽金属学会発行 「軽金属」 (1989) Vol.39,No.2,PP.129−135 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5409555A (en) | 1995-04-25 |
JPH06172949A (ja) | 1994-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2676466B2 (ja) | マグネシウム合金製部材およびその製造方法 | |
US5902424A (en) | Method of making an article of manufacture made of a magnesium alloy | |
US6143097A (en) | Magnesium alloy cast material for plastic processing, magnesium alloy member using the same, and manufacturing method thereof | |
US10801089B2 (en) | Light metal cast component | |
KR100993840B1 (ko) | 고강도 마그네슘 합금 판재 및 그 제조방법 | |
JPS58213840A (ja) | 半固体半液体状態の形成に適した金属組成物の製造方法 | |
CN103361520A (zh) | 汽车用铝合金锻造材及其制造方法 | |
JP3525486B2 (ja) | 塑性加工用マグネシウム合金鋳造素材、それを用いたマグネシウム合金部材及びそれらの製造方法 | |
JP4822324B2 (ja) | アルミニウム合金製鍛造ロードホイール及びその製造方法 | |
JP3684313B2 (ja) | 自動車のサスペンション部品用高強度高靱性アルミニウム合金鍛造材 | |
JP2022512990A (ja) | 急速に時効した高強度かつ熱処理可能なアルミニウム合金製品、及びそれを製造する方法 | |
JP3467824B2 (ja) | マグネシウム合金製部材の製造方法 | |
KR101252784B1 (ko) | 고강도 고성형성 마그네슘 합금 판재 및 그 제조방법 | |
JP7459496B2 (ja) | アルミニウム合金鍛造材の製造方法 | |
JP3509163B2 (ja) | マグネシウム合金製部材の製造方法 | |
JPH06248402A (ja) | マグネシウム合金製部材の製造方法 | |
JPH07258784A (ja) | 鋳造性に優れた鍛造用Al合金材料および高強度Al合金鍛造品の製法 | |
JP2011106011A (ja) | 耐食性及び加工性に優れた高強度Al合金鍛造材及びその製造方法 | |
JPH1112675A (ja) | 熱間鍛造用アルミニウム合金及び熱間鍛造品の製造方法 | |
JP7396105B2 (ja) | アルミニウム合金鍛造材の製造方法 | |
CN115704070B (zh) | 通过锻造和旋压成型工艺形成轴对称镁制品的方法 | |
US20230383385A1 (en) | Methods of forming magnesium-based alloys having a bimodal microstructure and magnesium-based alloy components made therefrom | |
JP2003001357A (ja) | アルミニウム鋳造鍛造品の製造方法 | |
JP4479114B2 (ja) | スピニング加工用アルミニウム合金厚板の製造方法 | |
JP2003136199A (ja) | 輸送機器用アルミニウム合金の半溶融成型ビレットの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970617 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070725 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |