JP2676440B2 - 図面管理装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水道，ガスの配管系統お
よび電気，電話の配線系統などの施設図面をディジタル
情報化して管理する図面管理装置に関する。
よび電気，電話の配線系統などの施設図面をディジタル
情報化して管理する図面管理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、水道，ガス，電気，電話などの配
管，配線系統などの施設の状況管理を紙やポリエステル
フィルムに描いた図面を用いて行なっている。この際、
施設に変更が生じると図面を修正することが必要とな
る。図面の修正作業は総て人手により行なわなければな
らず、多くの労力および時間を要すると共に誤記の生ず
る割合が高いという問題点を持っている。この問題点を
解決するため、例えば、特公昭61-9667号公報に記載さ
れてるように、施設図面をディジタル情報化して管理す
ることが提案されている。施設図面をディジタル情報化
して管理するには、ファイル装置に記憶されている多数
の施設図面(地形図、系統図、シンボル図など)をディス
プレイ装置にモニタ表示して行なっている。また、管路
デ−タベースを構築するのに必須である属性情報と図面
情報の論理結合作業や図面の修正作業もディスプレイ装
置に表示して対話操作により行なっている。
管，配線系統などの施設の状況管理を紙やポリエステル
フィルムに描いた図面を用いて行なっている。この際、
施設に変更が生じると図面を修正することが必要とな
る。図面の修正作業は総て人手により行なわなければな
らず、多くの労力および時間を要すると共に誤記の生ず
る割合が高いという問題点を持っている。この問題点を
解決するため、例えば、特公昭61-9667号公報に記載さ
れてるように、施設図面をディジタル情報化して管理す
ることが提案されている。施設図面をディジタル情報化
して管理するには、ファイル装置に記憶されている多数
の施設図面(地形図、系統図、シンボル図など)をディス
プレイ装置にモニタ表示して行なっている。また、管路
デ−タベースを構築するのに必須である属性情報と図面
情報の論理結合作業や図面の修正作業もディスプレイ装
置に表示して対話操作により行なっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、ディジタル情報
化した施設図面を検図する際、人間がＣＲＴ画面に表示
した施設図面あるいはそれを紙に出力した図面と紙の元
図面とを目視しながら行なっていた。しかし、これで
は、図面上の線や記号の微小のずれが見つけにくく、施
設間の接合関係を使った施設や属性情報の検索やシミュ
レーション等の応用機能が不可能である。本発明は、上
記事情に対処して成されたもので、その目的とするとこ
ろは、施設間の接合関係を自動的に検査する図面管理装
置を提供することにある。
化した施設図面を検図する際、人間がＣＲＴ画面に表示
した施設図面あるいはそれを紙に出力した図面と紙の元
図面とを目視しながら行なっていた。しかし、これで
は、図面上の線や記号の微小のずれが見つけにくく、施
設間の接合関係を使った施設や属性情報の検索やシミュ
レーション等の応用機能が不可能である。本発明は、上
記事情に対処して成されたもので、その目的とするとこ
ろは、施設間の接合関係を自動的に検査する図面管理装
置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的は、分割施設図
面情報中の図形情報に接合しているあるいは接近してい
る図形と図形情報の位置関係を検索する図形追跡手段
と、これにより検索された図形が理論的に接合していな
ければならない図形かどうか判断する施設論理接合検査
手段を設け、図形追跡手段により検索された図形群であ
って、施設論理接合検査手段の判断に基づいて、理論的
に正しく接合されている図形あるいは接合されなければ
ならない図形を強調表示する、ことによって達成され
る。
面情報中の図形情報に接合しているあるいは接近してい
る図形と図形情報の位置関係を検索する図形追跡手段
と、これにより検索された図形が理論的に接合していな
ければならない図形かどうか判断する施設論理接合検査
手段を設け、図形追跡手段により検索された図形群であ
って、施設論理接合検査手段の判断に基づいて、理論的
に正しく接合されている図形あるいは接合されなければ
ならない図形を強調表示する、ことによって達成され
る。
【０００５】
【作用】図形追跡手段は、施設図面上の施設情報の接合
関係及び位置関係を検索することから、対象となる図形
がユーザから指示されると、その図形に接合あるいは接
近している図形を検索し、これを繰り返すことにより、
指示された図形に接合あるいは接近している図形群を検
索する。また、施設論理接合検査手段は、検索された図
形が理論的に接合していなければならない図形かどうか
判断することから、この判断に基づいて、ユーザから指
示された図形に接合あるいは接近している図形群に理論
的に正しく接合されている図形あるいは接合されなけれ
ばならない図形があったとき、強調表示によりユーザに
指摘する。これにより、図面上の線や記号の微小のずれ
が自動的に検査され、施設情報の誤結合や未結合を容易
にかつ確実に検知できる。
関係及び位置関係を検索することから、対象となる図形
がユーザから指示されると、その図形に接合あるいは接
近している図形を検索し、これを繰り返すことにより、
指示された図形に接合あるいは接近している図形群を検
索する。また、施設論理接合検査手段は、検索された図
形が理論的に接合していなければならない図形かどうか
判断することから、この判断に基づいて、ユーザから指
示された図形に接合あるいは接近している図形群に理論
的に正しく接合されている図形あるいは接合されなけれ
ばならない図形があったとき、強調表示によりユーザに
指摘する。これにより、図面上の線や記号の微小のずれ
が自動的に検査され、施設情報の誤結合や未結合を容易
にかつ確実に検知できる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図２は本発明の一実施例である図面管理装置の
基本構成図である。図２においてファイル装置２０３に
は施設図面デ−タが格納されている。施設図面デ−タは
地形図や管路図などの図形デ−タと図形に関係する町
名，個人名，管理口径，管種などの文字・数値で表現さ
れる属性データとがある。格納されている図形データ
は、紙に書いた図面を一定間隔でスキャンして読み取
り、データの濃淡に応じて濃淡階調化し、ディジタル画
像を得てコード化したデータを得る図面入力装置２０４
から入力する。施設図面は、図３（ａ）に示すように、
複数図面から成り、各々分割して図形データファイルを
作る。図形データは図３（ｂ）のように直交座標系で示
され、図面サイズによりそのＸ，Ｙ軸方向の長さＸ0，
Ｙ0が決まる。これらの図形データは、図４（ｂ）〜
（ｄ）のように、道路，家枠，管路と階層分離したデー
タ記憶構造となっている。これらのデータを必要に応じ
て各階層を重ね合わせ、図４（ａ）のような図形データ
にする。 一方、属性データは、キーボード２０６また
はフロッピーディスクなど一括してデータを入力できる
データ入力装置２０８を用いてファイル装置２０３へ入
力する。オペレータがマウス２０７を操作して、ディス
プレイ装置（ＣＲＴ）２０５上に図面を表示するには、
まず、オペレータがマウス２０７を操作してＣＲＴ画面
上に表示してある機能選択用のアイコンへカーソルＣＵ
を移動して指定する。「図面読出し」のアイコンを指定
すると、中央処理装置（ＣＰＵ）２０１はファイル装置
２０３から該当の図面デ−タ（図形デ−タとその属性デ
−タ）を検索し、メインメモリ２０２に一時格納する。
メインメモリ２０２は、画面デ−タの検索や編集などの
処理を実行するためのプログラムや処理中のデ−タを記
憶する働きをする。メインメモリ２０２に一時記憶して
いる図面デ−タは、ＣＲＴ２０５の表示領域である有効
表示座標にあわせて、ＣＰＵ２０１でデータ編集された
後に、ＣＲＴ２０５に表示される。オペレータは、この
表示画面により、目的の図面内容を知ることができる。
なお、細かな部分を把握するには部分拡大して表示す
る。このためには、例えば、マウス２０７によりカーソ
ルＣＵを移動させて、ＣＲＴ表示領域から矩形の任意領
域を対角線上の両端で指定して、任意倍率に拡大あるい
は縮小させる。具体的には、メインメモリ２０２に格納
されている該当図面デ−タの一部をＣＰＵ２０１を介し
て拡大・縮小編集し、ＣＲＴ２０５に表示する。
明する。図２は本発明の一実施例である図面管理装置の
基本構成図である。図２においてファイル装置２０３に
は施設図面デ−タが格納されている。施設図面デ−タは
地形図や管路図などの図形デ−タと図形に関係する町
名，個人名，管理口径，管種などの文字・数値で表現さ
れる属性データとがある。格納されている図形データ
は、紙に書いた図面を一定間隔でスキャンして読み取
り、データの濃淡に応じて濃淡階調化し、ディジタル画
像を得てコード化したデータを得る図面入力装置２０４
から入力する。施設図面は、図３（ａ）に示すように、
複数図面から成り、各々分割して図形データファイルを
作る。図形データは図３（ｂ）のように直交座標系で示
され、図面サイズによりそのＸ，Ｙ軸方向の長さＸ0，
Ｙ0が決まる。これらの図形データは、図４（ｂ）〜
（ｄ）のように、道路，家枠，管路と階層分離したデー
タ記憶構造となっている。これらのデータを必要に応じ
て各階層を重ね合わせ、図４（ａ）のような図形データ
にする。 一方、属性データは、キーボード２０６また
はフロッピーディスクなど一括してデータを入力できる
データ入力装置２０８を用いてファイル装置２０３へ入
力する。オペレータがマウス２０７を操作して、ディス
プレイ装置（ＣＲＴ）２０５上に図面を表示するには、
まず、オペレータがマウス２０７を操作してＣＲＴ画面
上に表示してある機能選択用のアイコンへカーソルＣＵ
を移動して指定する。「図面読出し」のアイコンを指定
すると、中央処理装置（ＣＰＵ）２０１はファイル装置
２０３から該当の図面デ−タ（図形デ−タとその属性デ
−タ）を検索し、メインメモリ２０２に一時格納する。
メインメモリ２０２は、画面デ−タの検索や編集などの
処理を実行するためのプログラムや処理中のデ−タを記
憶する働きをする。メインメモリ２０２に一時記憶して
いる図面デ−タは、ＣＲＴ２０５の表示領域である有効
表示座標にあわせて、ＣＰＵ２０１でデータ編集された
後に、ＣＲＴ２０５に表示される。オペレータは、この
表示画面により、目的の図面内容を知ることができる。
なお、細かな部分を把握するには部分拡大して表示す
る。このためには、例えば、マウス２０７によりカーソ
ルＣＵを移動させて、ＣＲＴ表示領域から矩形の任意領
域を対角線上の両端で指定して、任意倍率に拡大あるい
は縮小させる。具体的には、メインメモリ２０２に格納
されている該当図面デ−タの一部をＣＰＵ２０１を介し
て拡大・縮小編集し、ＣＲＴ２０５に表示する。
【０００７】次に、施設間の関係を自動的に検査する施
設接合検査処理について、図１を用いて、説明する。図
１は、本発明の実施例の要部を示すものであり、ＣＰＵ
２０１の施設接合検査処理の一例を示した図である。図
１において、ディスプレイ表示面１０１は、目的の図面
を検索修正するための機能選択をするマウス操作用アイ
コン領域１０２、マウス操作により結合された図形を強
調表示する図面表示領域１０３、及び、属性や一覧表を
表示する属性表示領域１０４からなる。マウス２０７
は、マウス操作用アイコン領域１０２からの機能選択と
図面表示領域１０３に表示された図面の位置の指示に用
いられる。キーボード２０６は、属性の変更に用いら
れ、マウス２０７、キーボード２０６からの入力は、Ｃ
ＰＵ２０１内の操作入力部１１１に取り込まれる。ファ
イル装置２０３内には、図面ファイル１２１、属性ファ
イル１２２及び論理接合条件テーブル１２３が格納され
ている。
設接合検査処理について、図１を用いて、説明する。図
１は、本発明の実施例の要部を示すものであり、ＣＰＵ
２０１の施設接合検査処理の一例を示した図である。図
１において、ディスプレイ表示面１０１は、目的の図面
を検索修正するための機能選択をするマウス操作用アイ
コン領域１０２、マウス操作により結合された図形を強
調表示する図面表示領域１０３、及び、属性や一覧表を
表示する属性表示領域１０４からなる。マウス２０７
は、マウス操作用アイコン領域１０２からの機能選択と
図面表示領域１０３に表示された図面の位置の指示に用
いられる。キーボード２０６は、属性の変更に用いら
れ、マウス２０７、キーボード２０６からの入力は、Ｃ
ＰＵ２０１内の操作入力部１１１に取り込まれる。ファ
イル装置２０３内には、図面ファイル１２１、属性ファ
イル１２２及び論理接合条件テーブル１２３が格納され
ている。
【０００８】図面上で必ず接合つまり座標点が重なって
いなければならない配水管，給水管，給水メータ，弁等
の階層の図形情報の接合検査処理は、ＣＰＵ２０１にお
いて、次のような手順で行なう。 ステップ１．初めに、マウス２０７を用いてアイコン領
域１０２上から「施設接合検査」を選択する。 ステップ２．この選択指示は、操作入力部１１１に入力
され、図形追跡制御部１１２に送られる。 ステップ３．図形追跡制御部１１２は図面検索部１１３
を起動する。 ステップ４．図面検索部１１３は、キーボード２０６か
ら入力される図面番号に基づいて、該当図面データを図
面ファイル１２１から検索し、あるいは、図面表示領域
１０１に表示される索引図面をマウスで指示し、該当図
面データをメインメモリ２０２に格納する。 スッツプ５．図形位置テーブル作成処理部１１４は、メ
インメモリ２０２に格納している図面データを一定矩形
領域に複数分割する。つまり、二次元のメッシュデータ
に図面データを対応付ける。そのメッシュに含まれる各
図形データの線分、線分の端点及び屈曲点等の特徴点を
各メッシュに対応付け、その図形データのポインタ情報
としてメッシュつまり位置テーブルに格納する。図５
に、図面データとその位置テーブルを示す。図面データ
線ｉ、線ｊに注目すると、各線を分割して複数のメッシ
ュに対応付ける。そして、各メッシュ毎に各線の線分、
線分の端点及び屈曲点等の特徴点を図形データとして対
応付け、この図形データをポインタ情報としてメッシュ
つまり位置テーブルに格納する。位置テーブルの一部を
拡大すると、図示のように、複数のポインタからなる図
形データの空間として形成され、各ポインタには線ｉ、
線ｊの特徴点を図形データとして記憶する。ここで、例
えば、線ｉを検索する場合、位置テーブルの各メッシュ
に格納されている線ｉの特徴点つまりポインタ情報を検
索し、このポインタ情報から線ｉの図形を検索する。特
に、図示のように同一メッシュに線ｉと線ｊが交叉し、
線ｉの特徴点がＸ−Ｙ軸上の図面であり、線ｊの特徴点
が深さつまりＺ軸上の図面であるとして、ポインタ情報
が位置テーブルに格納されているとき、このポインタ情
報の検索から、線ｊはＸ−Ｙ軸上の図面でないので除外
され、線ｉの図形のみが検索される。このような画面の
検索は、メッシュに格納されているポインタ情報から図
形を直接検索するので、高速検索が可能である。
いなければならない配水管，給水管，給水メータ，弁等
の階層の図形情報の接合検査処理は、ＣＰＵ２０１にお
いて、次のような手順で行なう。 ステップ１．初めに、マウス２０７を用いてアイコン領
域１０２上から「施設接合検査」を選択する。 ステップ２．この選択指示は、操作入力部１１１に入力
され、図形追跡制御部１１２に送られる。 ステップ３．図形追跡制御部１１２は図面検索部１１３
を起動する。 ステップ４．図面検索部１１３は、キーボード２０６か
ら入力される図面番号に基づいて、該当図面データを図
面ファイル１２１から検索し、あるいは、図面表示領域
１０１に表示される索引図面をマウスで指示し、該当図
面データをメインメモリ２０２に格納する。 スッツプ５．図形位置テーブル作成処理部１１４は、メ
インメモリ２０２に格納している図面データを一定矩形
領域に複数分割する。つまり、二次元のメッシュデータ
に図面データを対応付ける。そのメッシュに含まれる各
図形データの線分、線分の端点及び屈曲点等の特徴点を
各メッシュに対応付け、その図形データのポインタ情報
としてメッシュつまり位置テーブルに格納する。図５
に、図面データとその位置テーブルを示す。図面データ
線ｉ、線ｊに注目すると、各線を分割して複数のメッシ
ュに対応付ける。そして、各メッシュ毎に各線の線分、
線分の端点及び屈曲点等の特徴点を図形データとして対
応付け、この図形データをポインタ情報としてメッシュ
つまり位置テーブルに格納する。位置テーブルの一部を
拡大すると、図示のように、複数のポインタからなる図
形データの空間として形成され、各ポインタには線ｉ、
線ｊの特徴点を図形データとして記憶する。ここで、例
えば、線ｉを検索する場合、位置テーブルの各メッシュ
に格納されている線ｉの特徴点つまりポインタ情報を検
索し、このポインタ情報から線ｉの図形を検索する。特
に、図示のように同一メッシュに線ｉと線ｊが交叉し、
線ｉの特徴点がＸ−Ｙ軸上の図面であり、線ｊの特徴点
が深さつまりＺ軸上の図面であるとして、ポインタ情報
が位置テーブルに格納されているとき、このポインタ情
報の検索から、線ｊはＸ−Ｙ軸上の図面でないので除外
され、線ｉの図形のみが検索される。このような画面の
検索は、メッシュに格納されているポインタ情報から図
形を直接検索するので、高速検索が可能である。
【０００９】以下の手順は、図６を用いて説明する。な
お、施設図面として管路図を例とする。 ステップ６．図形追跡処理部１１５は、メインメモリ２
０２に格納されている図形データより、配水管階層図形
に近接している図形データを、その配水管階層図形を含
む全メッシュの位置テーブルに格納されているポインタ
情報から、検索する。 ステップ７．施設論理接合検査部１１６は、図形追跡処
理部１１５において検索された図形データの階層と論理
接合条件テーブル１２３を比較し、図形追跡処理部１１
５において検索された図形データの内、論理接合条件テ
ーブル１２３に該当する図形を抽出する。論理接合条件
テーブル１２３は、論理的に接合しなければならない接
合線階層及び接合終了記号階層からなり、検索された図
形データの階層が接合線階層であれば、図形の抽出を繰
返し、接合終了記号階層図形が存在すれば、検索を終了
する。また、両階層に該当しないときは検索対処から外
す。 図７に、図形データテーブル１２１及び論理接合条件テ
ーブル１２３の構成例を示す。図形データテーブルは、
図３（ａ）の一例であり、図形ＮＯ．が［ｎ］、線ｉと
して図形階層が［配水管］、図形構成点数が［３］つま
り構成点座標ＸＹがそれぞれ［Ｘ1］、［Ｙ1］、
［Ｘ2］、［Ｙ2］、［Ｘ3］、［Ｙ3］であることを示
す。構成点座標ＸＹは図３（ｂ）の図形座標の原理によ
り設定する。なお、図形データテーブルとして、図形階
層が［給水管］、…［送水管］、［給水メータ］、［仕
切弁］、…［管種変更点］（いずれも図示せず）等があ
る。また、図示の論理接合条件テーブルは、接合線階層
を［配水管］、［給水管］、…［送水管］としている。
つまり、配水管と給水管と…送水管が接合しなければな
らないことを意味する。また、接合終了記号階層を［給
水メータ］、［仕切弁］、…［管種変更点］とし、給水
メータ、仕切弁、…管種変更点を検索の終了とすること
を意味する。 ステップ８．抽出された図形に対し、２次式により計算
をし、接合されているか判定する。 ステップ９．表示編集部１１７において、接合されてい
る場合は、既表示の図面データにハイライト等の強調表
示をい、離れている場合は、その部分を丸メッシュ表示
等により強調表示する。図８は強調表示の表示例であ
る。
お、施設図面として管路図を例とする。 ステップ６．図形追跡処理部１１５は、メインメモリ２
０２に格納されている図形データより、配水管階層図形
に近接している図形データを、その配水管階層図形を含
む全メッシュの位置テーブルに格納されているポインタ
情報から、検索する。 ステップ７．施設論理接合検査部１１６は、図形追跡処
理部１１５において検索された図形データの階層と論理
接合条件テーブル１２３を比較し、図形追跡処理部１１
５において検索された図形データの内、論理接合条件テ
ーブル１２３に該当する図形を抽出する。論理接合条件
テーブル１２３は、論理的に接合しなければならない接
合線階層及び接合終了記号階層からなり、検索された図
形データの階層が接合線階層であれば、図形の抽出を繰
返し、接合終了記号階層図形が存在すれば、検索を終了
する。また、両階層に該当しないときは検索対処から外
す。 図７に、図形データテーブル１２１及び論理接合条件テ
ーブル１２３の構成例を示す。図形データテーブルは、
図３（ａ）の一例であり、図形ＮＯ．が［ｎ］、線ｉと
して図形階層が［配水管］、図形構成点数が［３］つま
り構成点座標ＸＹがそれぞれ［Ｘ1］、［Ｙ1］、
［Ｘ2］、［Ｙ2］、［Ｘ3］、［Ｙ3］であることを示
す。構成点座標ＸＹは図３（ｂ）の図形座標の原理によ
り設定する。なお、図形データテーブルとして、図形階
層が［給水管］、…［送水管］、［給水メータ］、［仕
切弁］、…［管種変更点］（いずれも図示せず）等があ
る。また、図示の論理接合条件テーブルは、接合線階層
を［配水管］、［給水管］、…［送水管］としている。
つまり、配水管と給水管と…送水管が接合しなければな
らないことを意味する。また、接合終了記号階層を［給
水メータ］、［仕切弁］、…［管種変更点］とし、給水
メータ、仕切弁、…管種変更点を検索の終了とすること
を意味する。 ステップ８．抽出された図形に対し、２次式により計算
をし、接合されているか判定する。 ステップ９．表示編集部１１７において、接合されてい
る場合は、既表示の図面データにハイライト等の強調表
示をい、離れている場合は、その部分を丸メッシュ表示
等により強調表示する。図８は強調表示の表示例であ
る。
【００１０】階層の図形情報の接合検査処理について、
図８を用いて、その具体例を説明する。図８（ａ）にお
いて、１１は配水管、２２、３３は給水管、４４、５５
は給水メータを示す。図形データテーブルは、図形階層
が［配水管１１］、［給水管２２］、［給水管３３］、
［給水メータ４４］、［給水メータ５５］が対象とな
り、メインメモリ２０２に記憶される。なお、それぞれ
構成点座標ＸＹ（図示せず）を有する。また、論理接合
条件テーブルは、接合線階層を［配水管］、［給水管］
とし、また、接合終了記号階層を［給水メータ］とす
る。一方、図形位置テーブル作成処理部１１４におい
て、メインメモリ２０２に格納している図面データテー
ブルを図形階層毎に図８（ａ）のように一定矩形領域に
複数分割する。つまり、二次元のメッシュデータに図面
データを対応付け、そのメッシュに含まれる各図形デー
タの線分、線分の端点及び屈曲点等の特徴点をポインタ
情報として位置テーブルに格納する。まず、図形追跡処
理部１１５において、メインメモリ２０２に格納されて
いる図形データより［配水管１１］の階層図形の図形デ
ータを、位置テーブルに格納されているポインタ情報か
ら、検索する（追跡順序１）。つぎに、配水管１１の階
層図形に近接している［給水管２２］の階層図形の図形
データを、その配水管１１の階層図形を含むメッシュの
位置テーブルに格納されているポインタ情報から、検索
する（追跡順序２）。つぎに、施設論理接合検査部１１
６において、［給水管２２］の図形データの階層と論理
接合条件テーブルを比較する。［給水管２２］の図形階
層は、階層の分類上、接合線階層であるので、再度、配
水管１の階層図形に近接している［給水管３］の階層図
形の図形データを、その配水管１１の階層図形を含むメ
ッシュの位置テーブルに格納されているポインタ情報か
ら、検索する（追跡順序３）。同様に、［給水管３３］
の図形データの階層と論理接合条件テーブルを比較す
る。［給水管３３］の図形階層は、階層の分類上、接合
線階層であるので、ついで、配水管１１の階層図形に近
接している［給水メータ４４］の階層図形の図形データ
を、その配水管１の階層図形を含むメッシュの位置テー
ブルに格納されているポインタ情報から、検索する。
［給水メータ４４］の図形データの階層と論理接合条件
テーブルを比較する。階層の分類が接合終了信号階層で
あるので、検索を終了し、［配水管１１］に対し［給水
管２２］が接合しているか否かを２次式により２本の直
線の交点計算を行う。［配水管１１］に対し［給水管２
２］が接合しているので、表示編集部１１７を介してデ
ィスプレイ表示面１０１に、図８（ｂ）のように、強調
表示する。同様に、配水管１１の階層図形に近接してい
る［給水メータ５５］の階層図形の図形データを、その
配水管１１の階層図形を含むメッシュの位置テーブルに
格納されているポインタ情報から、検索する。［給水メ
ータ５５］の図形データの階層と論理接合条件テーブル
を比較する。階層の分類が接合終了信号階層であるの
で、検索を終了し、［配水管１１］に対し［給水管３
３］が接合しているか否かを２次式により２本の直線の
交点計算を行う。［配水管１１］に対し［給水管３３］
が接合していないので、図８（ｂ）のように、その部分
を丸メッシュ表示等により強調表示する。ここで、表示
編集部１１７は、図面デ−タの位置関係の情報に基づい
て、ＣＲＴ２０５の表示領域である有効表示座標にあわ
せて、データ編集された後に、ＣＲＴ２０５に表示され
る。以上、配管系統の施設図面について説明したが、電
気、電話の配線系統などの施設図面に適用できることは
云うまでもない。
図８を用いて、その具体例を説明する。図８（ａ）にお
いて、１１は配水管、２２、３３は給水管、４４、５５
は給水メータを示す。図形データテーブルは、図形階層
が［配水管１１］、［給水管２２］、［給水管３３］、
［給水メータ４４］、［給水メータ５５］が対象とな
り、メインメモリ２０２に記憶される。なお、それぞれ
構成点座標ＸＹ（図示せず）を有する。また、論理接合
条件テーブルは、接合線階層を［配水管］、［給水管］
とし、また、接合終了記号階層を［給水メータ］とす
る。一方、図形位置テーブル作成処理部１１４におい
て、メインメモリ２０２に格納している図面データテー
ブルを図形階層毎に図８（ａ）のように一定矩形領域に
複数分割する。つまり、二次元のメッシュデータに図面
データを対応付け、そのメッシュに含まれる各図形デー
タの線分、線分の端点及び屈曲点等の特徴点をポインタ
情報として位置テーブルに格納する。まず、図形追跡処
理部１１５において、メインメモリ２０２に格納されて
いる図形データより［配水管１１］の階層図形の図形デ
ータを、位置テーブルに格納されているポインタ情報か
ら、検索する（追跡順序１）。つぎに、配水管１１の階
層図形に近接している［給水管２２］の階層図形の図形
データを、その配水管１１の階層図形を含むメッシュの
位置テーブルに格納されているポインタ情報から、検索
する（追跡順序２）。つぎに、施設論理接合検査部１１
６において、［給水管２２］の図形データの階層と論理
接合条件テーブルを比較する。［給水管２２］の図形階
層は、階層の分類上、接合線階層であるので、再度、配
水管１の階層図形に近接している［給水管３］の階層図
形の図形データを、その配水管１１の階層図形を含むメ
ッシュの位置テーブルに格納されているポインタ情報か
ら、検索する（追跡順序３）。同様に、［給水管３３］
の図形データの階層と論理接合条件テーブルを比較す
る。［給水管３３］の図形階層は、階層の分類上、接合
線階層であるので、ついで、配水管１１の階層図形に近
接している［給水メータ４４］の階層図形の図形データ
を、その配水管１の階層図形を含むメッシュの位置テー
ブルに格納されているポインタ情報から、検索する。
［給水メータ４４］の図形データの階層と論理接合条件
テーブルを比較する。階層の分類が接合終了信号階層で
あるので、検索を終了し、［配水管１１］に対し［給水
管２２］が接合しているか否かを２次式により２本の直
線の交点計算を行う。［配水管１１］に対し［給水管２
２］が接合しているので、表示編集部１１７を介してデ
ィスプレイ表示面１０１に、図８（ｂ）のように、強調
表示する。同様に、配水管１１の階層図形に近接してい
る［給水メータ５５］の階層図形の図形データを、その
配水管１１の階層図形を含むメッシュの位置テーブルに
格納されているポインタ情報から、検索する。［給水メ
ータ５５］の図形データの階層と論理接合条件テーブル
を比較する。階層の分類が接合終了信号階層であるの
で、検索を終了し、［配水管１１］に対し［給水管３
３］が接合しているか否かを２次式により２本の直線の
交点計算を行う。［配水管１１］に対し［給水管３３］
が接合していないので、図８（ｂ）のように、その部分
を丸メッシュ表示等により強調表示する。ここで、表示
編集部１１７は、図面デ−タの位置関係の情報に基づい
て、ＣＲＴ２０５の表示領域である有効表示座標にあわ
せて、データ編集された後に、ＣＲＴ２０５に表示され
る。以上、配管系統の施設図面について説明したが、電
気、電話の配線系統などの施設図面に適用できることは
云うまでもない。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、施設情報の接合関係及
び位置関係を図形追跡手段を用いて検索し、これにより
検索された図形が理論的に接合していなければならない
図形かどうかを施設論理接合検査手段を用いて判断する
ようにしたので、ユーザから指示された図形に接合ある
いは接近している図形群に理論的に正しく接合されてい
る図形あるいは接合されなければならない図形があった
とき、強調表示によりユーザに指摘することができる。
これにより、図面上の線や記号の微小のずれが自動的に
検査され、施設情報の誤結合や未結合を容易にかつ確実
に検知することが可能となる。この結果、施設図面の検
図に要する時間が大巾に短縮され、検図の効率が著しく
向上する。
び位置関係を図形追跡手段を用いて検索し、これにより
検索された図形が理論的に接合していなければならない
図形かどうかを施設論理接合検査手段を用いて判断する
ようにしたので、ユーザから指示された図形に接合ある
いは接近している図形群に理論的に正しく接合されてい
る図形あるいは接合されなければならない図形があった
とき、強調表示によりユーザに指摘することができる。
これにより、図面上の線や記号の微小のずれが自動的に
検査され、施設情報の誤結合や未結合を容易にかつ確実
に検知することが可能となる。この結果、施設図面の検
図に要する時間が大巾に短縮され、検図の効率が著しく
向上する。
【図１】本発明の一実施例の要部を示す構成図
【図２】本発明の一実施例を示す全体構成図
【図３】ファイル装置に格納されている図面構成と図形
座標位置の関係を示す図
座標位置の関係を示す図
【図４】図形デ−タの階層構成図
【図５】図面と位置テーブルの関係を示す図
【図６】接合検査処理を示すフロー図
【図７】図形データと論理接合条件テーブルを示す図
【図８】接合強調表示例
１０１ ディスプレイ表示面 １０２ アイコン領域 １０３ 図面表示領域 １１１ 操作入力部 １１２ 図形追跡制御部 １１３ 図面検索部 １１４ 図形位置テーブル作成処理部 １１５ 図形追跡処理部 １１６ 論理接合検査部 １１７ 表示編集部 １２１ 図形ファイル １２２ 属性ファイル １２３ 論理接合条件テーブル ２０１ ＣＰＵ ２０２ メインメモリ ２０３ ファイル装置 ２０４ 図面入力装置 ２０５ ＣＲＴ ２０６ キーボード ２０７ マウス ２０８ データ入力装置
Claims (3)
- 【請求項１】 管理領域単位毎に複数に分割した施設全
体の施設図面情報を入力する図面入力手段と、図面毎の
属性情報および施設論理結合条件情報を入力するデータ
入力手段と、分割施設図面情報、属性情報および施設論
理結合条件情報を格納するファイル装置と、分割施設図
面を表示する図面表示手段と、これら各手段の制御を司
るディジタル処理装置を具備した図面管理システムにお
いて、分割施設図面情報中の図形情報に接合しているあ
るいは接近している図形と図形情報の位置関係を検索す
る図形追跡手段と、これにより検索された図形が理論的
に接合していなければならない図形かどうか判断する施
設論理接合検査手段を設けることを特徴とする図面管理
装置。 - 【請求項２】 管理領域単位毎に複数に分割した施設全
体の施設図面情報を入力する図面入力手段と、図面毎の
属性情報および施設論理結合条件情報を入力するデータ
入力手段と、分割施設図面情報、属性情報および施設論
理結合条件情報を格納する第１格納手段と、前記第１記
憶手段に格納されているこれら各情報を一時記憶する第
２記憶手段と、該第２記憶手段に記憶された情報を表示
するディスプレイ装置と、前記第２記憶手段に一時記憶
される分割施設図面の位置座標から前記ディスプレイ装
置に分割施設図面を表示する図面表示手段と、これら各
手段の制御を司るディジタル処理装置を具備し、該ディ
ジタル処理装置は、分割施設図面情報中の図形情報に接
合しているあるいは接近している図形と図形情報の位置
関係を検索する図形追跡手段と、これにより検索された
図形が理論的に接合していなければならない図形かどう
か判断する施設論理接合検査手段を有することを特徴と
する図面管理装置。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２において、検索
された図形群であって、理論的に正しく接合されている
図形あるいは接合されなければならない図形または接合
されなければならない部分のみを強調表示する手段を有
することを特徴とする図面管理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3232491A JP2676440B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 図面管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3232491A JP2676440B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 図面管理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0554088A JPH0554088A (ja) | 1993-03-05 |
| JP2676440B2 true JP2676440B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=16940153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3232491A Expired - Lifetime JP2676440B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 図面管理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2676440B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3800916B2 (ja) * | 2000-03-17 | 2006-07-26 | 株式会社日立製作所 | 解析モデル生成装置、解析モデル生成プログラムを記憶した記憶媒体及び記憶装置 |
| JP4585323B2 (ja) * | 2005-01-25 | 2010-11-24 | 株式会社東芝 | プラント配管エンジニアリング計算用リスト出力装置およびプラント配管エンジニアリング計算装置 |
| CN102663181B (zh) * | 2012-03-28 | 2014-05-28 | 广东电网公司佛山供电局 | 配电网络图自动绘图方法 |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP3232491A patent/JP2676440B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0554088A (ja) | 1993-03-05 |
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