JP2676237B2 - シリコーンゴム複合シート用繊維マット - Google Patents
シリコーンゴム複合シート用繊維マットInfo
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- JP2676237B2 JP2676237B2 JP63308566A JP30856688A JP2676237B2 JP 2676237 B2 JP2676237 B2 JP 2676237B2 JP 63308566 A JP63308566 A JP 63308566A JP 30856688 A JP30856688 A JP 30856688A JP 2676237 B2 JP2676237 B2 JP 2676237B2
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- JP
- Japan
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- fiber
- composite sheet
- silicone rubber
- fiber mat
- rubber composite
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- Laminated Bodies (AREA)
- Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、放熱特性及びクッション性を必要とする電
子機器部品、耐熱クッション材、ガスケット、パッキン
材等に使用されるシリコーンゴム複合シート（以下、複
合シートと略称する）に用いる繊維マットに関する。
子機器部品、耐熱クッション材、ガスケット、パッキン
材等に使用されるシリコーンゴム複合シート（以下、複
合シートと略称する）に用いる繊維マットに関する。
（従来の技術） 従来、この種の複合シート用基材としては、ポリエス
テル繊維や芳香族ポリアミド繊維等の有機繊維ウェブに
ニードルパンチ加工処理を施してフェルト化したものが
用いられている。
テル繊維や芳香族ポリアミド繊維等の有機繊維ウェブに
ニードルパンチ加工処理を施してフェルト化したものが
用いられている。
（本発明が解決しようとする課題） しかし、上記有機繊維から成るフェルトは、クッショ
ン性や断熱性の点で優れているが、熱伝導性が悪いた
め、複合シートの放熱性が悪くなるばかりか、複合シー
ト内部に蓄熱されるという、問題がある。
ン性や断熱性の点で優れているが、熱伝導性が悪いた
め、複合シートの放熱性が悪くなるばかりか、複合シー
ト内部に蓄熱されるという、問題がある。
また、複合シートの熱伝導率を向上するために、シリ
コーンゴムコンパウンド柱に無機質充填剤を高配合する
ことも行われているが、シートとして満足のいく熱伝導
特性が得られていないのが実情である。
コーンゴムコンパウンド柱に無機質充填剤を高配合する
ことも行われているが、シートとして満足のいく熱伝導
特性が得られていないのが実情である。
本発明の目的は、従来技術の課題を解決するためにな
したもので、優れた熱伝導率と弾性回復率を有して、複
合シートに優れた放熱特性とクッション性を付与する、
シリコーンゴム複合シート用繊維マットを提供するにあ
る。
したもので、優れた熱伝導率と弾性回復率を有して、複
合シートに優れた放熱特性とクッション性を付与する、
シリコーンゴム複合シート用繊維マットを提供するにあ
る。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明に係るシリコーン
ゴム複合シート用繊維マットは、シリコーンゴムと複合
する、機械的絡合処理を施した繊維マットにおいて、上
記繊維マットが繊維径20μｍ以上の芳香族ポリアミド繊
維と繊維径５〜50μｍの金属繊維とから成り、かつ芳香
族ポリアミド繊維と金属繊維との混率（重量部）を60〜
80:40〜20である。
ゴム複合シート用繊維マットは、シリコーンゴムと複合
する、機械的絡合処理を施した繊維マットにおいて、上
記繊維マットが繊維径20μｍ以上の芳香族ポリアミド繊
維と繊維径５〜50μｍの金属繊維とから成り、かつ芳香
族ポリアミド繊維と金属繊維との混率（重量部）を60〜
80:40〜20である。
ところで、芳香族ポリアミド繊維の繊維径を20μｍ以
上にしたのは、複合シートに優れた弾性回復率を付与し
てクッション性の機能を十分に発揮するためであり、20
μｍ未満にすると、弾性回復率が低下してクッション性
の点で好ましくない。
上にしたのは、複合シートに優れた弾性回復率を付与し
てクッション性の機能を十分に発揮するためであり、20
μｍ未満にすると、弾性回復率が低下してクッション性
の点で好ましくない。
なお、芳香族ポリアミド繊維として、潜在三次元クリ
ンプを有するものを使用すると、より一層弾性回復率を
向上することができる。
ンプを有するものを使用すると、より一層弾性回復率を
向上することができる。
また、金属繊維の繊維径を５〜50μｍとしたのは、５
μｍ未満の場合、繊維損傷が激しく、分散性に問題が生
じて好ましくなく、50μｍを越えると、解繊機の部品の
磨耗が激しくなって、生産性の問題が生じて、好ましく
ない。
μｍ未満の場合、繊維損傷が激しく、分散性に問題が生
じて好ましくなく、50μｍを越えると、解繊機の部品の
磨耗が激しくなって、生産性の問題が生じて、好ましく
ない。
更に、芳香族ポリアミド繊維と金属繊維の混率（重量
部）を60〜80:40〜20にしたのは、金属繊維の混率が20
％未満になると、十分な熱伝導率が得られず、40％を越
えると、クッション性が低下して好ましくないからであ
る。
部）を60〜80:40〜20にしたのは、金属繊維の混率が20
％未満になると、十分な熱伝導率が得られず、40％を越
えると、クッション性が低下して好ましくないからであ
る。
ところで、上記金属繊維としては、熱伝導率が高い、
アルミニウム繊維、スチール繊維、ステンレス繊維、銅
合金繊維等を用いると、熱の拡散がよくなり、好まし
い。
アルミニウム繊維、スチール繊維、ステンレス繊維、銅
合金繊維等を用いると、熱の拡散がよくなり、好まし
い。
（作用） 本発明に係るシリコーンゴム複合シート用繊維マット
によるときは、主構成繊維を繊維径20μｍ以上のポリア
ミド繊維で、従構成繊維を繊維径５〜50μｍの金属繊維
で構成しているため、主構成繊維が優れた弾性回復率を
有し、従構成繊維が優れた熱伝導率を有して、複合シー
トとして優れたクッション性と放熱特性の機能を発揮す
ることができる。
によるときは、主構成繊維を繊維径20μｍ以上のポリア
ミド繊維で、従構成繊維を繊維径５〜50μｍの金属繊維
で構成しているため、主構成繊維が優れた弾性回復率を
有し、従構成繊維が優れた熱伝導率を有して、複合シー
トとして優れたクッション性と放熱特性の機能を発揮す
ることができる。
（実施例） 以下、本発明の実施例につき、図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
繊維径30μｍのメタ系芳香族ポリアミド繊維（１）70
重量部と、繊維系12μｍのステンレス繊維（２）（熱伝
導率14kca/m・hr・℃）30重量部とからなる嵩高繊維集
合体（３）の両面から700p/cm2のニードルパンチ処理
（４）を施して、厚さ3mm、目付700g/m2の繊維マットを
得た。
重量部と、繊維系12μｍのステンレス繊維（２）（熱伝
導率14kca/m・hr・℃）30重量部とからなる嵩高繊維集
合体（３）の両面から700p/cm2のニードルパンチ処理
（４）を施して、厚さ3mm、目付700g/m2の繊維マットを
得た。
＜比較例＞ 繊維径15μｍのメタ系芳香族ポリアミド繊維100％の
嵩高繊維体の両面から1000p/cm2のニードルパンチ処理
（４）を施して、厚さ3mm、目付700g/m2のニードルパン
チフェルトを得た。
嵩高繊維体の両面から1000p/cm2のニードルパンチ処理
（４）を施して、厚さ3mm、目付700g/m2のニードルパン
チフェルトを得た。
実施例及び比較例より得られた各複合シート基材の熱
伝導率を測定したところ、表１に示す結果を得た。
伝導率を測定したところ、表１に示す結果を得た。
表１から明らかなように、実施例が十分な熱伝導率を
有していたのに対し、金属繊維を含有しなかった比較例
は、熱伝導率が極端に劣っていた。
有していたのに対し、金属繊維を含有しなかった比較例
は、熱伝導率が極端に劣っていた。
次に、実施例及び比較例より得られた複合シート基材
を用いて、各試料に1kg/cm2の荷重を24時間加え、各試
料について、初期厚みＡ、荷重時の厚みＢ、化を取り除
いた直後の厚みＣを夫々測定し、次式によって算出した
弾性回復率を表２に示す。弾性回復率＝（Ａ−Ｃ）／
（Ａ−Ｂ）×100 表２から、実施例は、金属繊維が含有しているのに、
比較例と同等の弾性回復率を有していることが確認でき
た。
を用いて、各試料に1kg/cm2の荷重を24時間加え、各試
料について、初期厚みＡ、荷重時の厚みＢ、化を取り除
いた直後の厚みＣを夫々測定し、次式によって算出した
弾性回復率を表２に示す。弾性回復率＝（Ａ−Ｃ）／
（Ａ−Ｂ）×100 表２から、実施例は、金属繊維が含有しているのに、
比較例と同等の弾性回復率を有していることが確認でき
た。
（発明の効果） 本発明は、優れた熱伝導率と弾性回復率を有している
ため、シリコーンゴム複合シートに用いると、優れた放
熱特性とクッション性を発揮することができ、電子機器
部品、耐熱クッション性、ガスケット、パッキン材等に
使用することができる等の優れた効果を奏する。
ため、シリコーンゴム複合シートに用いると、優れた放
熱特性とクッション性を発揮することができ、電子機器
部品、耐熱クッション性、ガスケット、パッキン材等に
使用することができる等の優れた効果を奏する。
図面は本発明の１実施例を示す熱伝導性フェルトの概略
構成説明図である。 （１）……芳香族ポリアミド繊維、（２）……金属繊
維、（３）……繊維集合体、（４）……ニードルパンチ
処理。
構成説明図である。 （１）……芳香族ポリアミド繊維、（２）……金属繊
維、（３）……繊維集合体、（４）……ニードルパンチ
処理。
Claims (1)
- 【請求項１】シリコーンゴムと複合する、機械的絡合処
理を施した繊維マットにおいて、上記繊維マットが繊維
径20μｍ以上の芳香族ポリアミド繊維と繊維径５〜50μ
ｍの金属繊維とから成り、かつ芳香族ポリアミド繊維と
金属繊維との混率（重量部）を60〜80:40〜20にしたこ
とを特徴とするシリコーンゴム複合シート用繊維マッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63308566A JP2676237B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | シリコーンゴム複合シート用繊維マット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63308566A JP2676237B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | シリコーンゴム複合シート用繊維マット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02154049A JPH02154049A (ja) | 1990-06-13 |
| JP2676237B2 true JP2676237B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=17982565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63308566A Expired - Lifetime JP2676237B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | シリコーンゴム複合シート用繊維マット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2676237B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6919117B1 (en) * | 1999-08-04 | 2005-07-19 | Global Material Technologies, Incorporated | Composite nonwoven fabric and method for making same |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB0803277D0 (en) * | 2008-02-22 | 2008-04-02 | Rollastop Ltd | Secure blind |
| US8803183B2 (en) | 2010-10-13 | 2014-08-12 | Ho Cheng Industrial Co., Ltd. | LED heat-conducting substrate and its thermal module |
| CN107700235A (zh) * | 2017-09-21 | 2018-02-16 | 泫泽工业传动系统（上海）有限公司 | 一种耐高温毛毡 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52152516A (en) * | 1976-06-11 | 1977-12-19 | Nippon Gasket Kk | Inorganic fibrous material and its manufacture |
| JPS58144155A (ja) * | 1982-02-15 | 1983-08-27 | 帝人株式会社 | 芳香族ポリアミド不織布の製造法 |
-
1988
- 1988-12-06 JP JP63308566A patent/JP2676237B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6919117B1 (en) * | 1999-08-04 | 2005-07-19 | Global Material Technologies, Incorporated | Composite nonwoven fabric and method for making same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02154049A (ja) | 1990-06-13 |
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