JP2675856B2 - 券発行方法及びその装置 - Google Patents

券発行方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、乗車券や定期券等の券類を印刷発行する券
発行方法及びその装置に係り、特に、自動改札に使用さ
れる乗車券,定期券などの自動化券と自動改札には使用
されない非自動化券とを選択的に印刷発行するものに関
する。
[従来の技術] 近年、鉄道関係における駅業務のうちで特に、出改札
の機械化の動向には目覚まいしものがあり、既に機械化
設備を導入して省力化に多大な効果をあげている例も多
く見られている。その反面、種々の理由により自動化が
未だ実現できない路線も多々あるのが実情である。本
来、出改札業務の自動化は、全路線一斉に行われなくて
はその目的機能を十二分に発揮できない難点がある。ま
た、出札においても自動化を有機的に活用するために
は、それに用いられる乗車券、定期券などの自動化券と
しての印刷発行が必須である。こうした目的を達成する
ために、乗車券印刷発行装置や定期券印刷発行装置が開
発され実用化されている。
しかるに、これら従来の印刷発行装置は、自動化券発
行用の専用機か、単に出札の機械化を目的した非自動化
券発行用の専用機かのいずれであった。このため、自動
化券専用の印刷発行装置においては、集改札が機械化さ
れていない駅間の乗車券や定期券を、装置の都合で全て
比較的コストの高い自動化券(一方が印刷面で他方の面
が磁気記録層)で発行せざるを得ず、ランニングコスト
が高くなるという欠点がある。従って、これらを考える
と自動化券専用機と非自動化券専用機とを並設したり、
あるいはこれらを一体化して自動化券と非自動化券とを
選択的に発行する装置を設けたりするなどしてランニン
グコストを下げるなどの手を打ちざるを得なかった。
[発明が解決しようとする課題] しかし、例えば自動化券と非自動化券とを選択的に発
行する装置を設置した場合には、これらの券用紙は通
常、同一形状で、ロール状に巻回されており、予め券種
別に設定された位置にそれぞれ装填されるようになって
いる。ところが、同一形状のロール状の自動化券用紙と
非自動化券用紙とを装填する場合、券用紙形状が同一で
あるため、注意していても、予め設定された位置とは逆
の位置に装填してしまうことがある。そのため異なった
券種にて誤発券したりするという問題があった。
このような、誤装填を防止するため、ロール状券用紙
の装填部分に該挿入防止用の機構を用いることも考えら
れた。例えば、ロール状券用紙を巻回した芯管が装着さ
れる設定位置側のシャフトに、軸方向に複数の突起を設
ける一方、芯管にはその突起に嵌合する溝を設ける。自
動化券用紙の場合には突起と溝との数を例えば2本づ
つ、非自動化券用紙の場合には3本づつというように、
券種によってその本数を異ならせる。このようにするこ
とによって、もし誤って2本の溝を持つ芯管に巻かれた
自動化券用紙を、3本の突起を持つ非自動化券用紙側の
シャフトに装着しようとすると、突起と溝の本数が合わ
ないため装着できなくなる。
したがって誤装填を未然に防止できる。
しかし、このような誤挿入防止用機構では、自動化券
用紙は自動化券用紙の芯管に巻回されていることを前提
としているため、自動化券用紙の芯管に誤って非自動化
券用紙が巻回されていたような場合には誤装填を防止で
きない。また、一般に装置が複雑化して価格高を招くと
共に、装置の信頼性低下という問題があった。
本発明の目的は、所定の位置にセットされた券用紙の
券種を自動的に識別することによって、上述した従来技
術の欠点を解消して、自動化券用紙と非自動化券用紙と
を何れの位置にセットした場合であっても、セット位置
の券種を検出できる券発行方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、自動化券用紙と非自動化券用
紙とを何れの位置にセットした場合であっても、誤発券
することなく、正しい発券を行うことが可能な券発行方
法を提供することにある。
また、本発明の目的は、簡単な構造でありながら、所
定の位置にセットした券用紙の券種を装置が識別する券
発行装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、簡単な構造でありながら、所
定の位置にセットした券用紙の券種に応じた発券が可能
な信頼性の高い券発行装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第1の方法発明は、片面に磁気記録層を有する自動化
券用紙と上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙とを
所定の位置にそれぞれセットし、これら各券用紙を入力
される発行指令に応じて選択的に発行する券発行方法に
おいて、セットされた各券用紙の一部に共に磁気的処理
を施して、自動化券用紙にはその磁気記録層に磁気デー
タを残し、上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙に
は上記磁気データが残らないようにし、磁気的処理を施
した各券用紙から磁気データの有無を検出し、この磁気
データの有無を、各位置にセットした券用紙に対応させ
て記憶し、この記憶した磁気データを読み出して、各位
置セットした券用紙が自動化券用紙であるか非自動化券
用紙であるかを識別するようにしたものである。
第2の方法発明は、片面に磁気記録層を有する自動化
券用紙と上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙とを
所定の位置にそれぞれセットし、これら各券用紙を入力
される発行指令に応じて選択的に発行する券発行方法に
おいて、セットされた各券用紙の一部に共に磁気的処理
を施して、自動化券用紙にはその磁気記録層に磁気デー
タを残し、上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙に
は上記磁気データが残らないようにし、 磁気的処理を施した各券用紙から磁気データの有無を
検出し、この磁気データの有無を、各位置にセットされ
た券用紙に対応させて記憶し、この記憶した磁気データ
を読み出して、各位置にセットした券用紙が自動化券用
紙であるか非自動化券用紙であるかを識別し、この識別
結果から、入力される発行指令に応じた券用紙を選択し
て発行するようにしたものである。
一方、第1の装置発明は、第1図に示すように、片面
に磁気記録層4を有する自動化券用紙2と上記磁気記録
層4を有さない非自動化券用紙5とを所定の位置aまた
はbにそれぞれセットし、これら各券用紙1(自動化券
用紙2であるか非自動化券用紙5であるかが、未だ特定
されていない券用紙を符号1で表している)を、入力さ
れる発行指令に応じて選択的に発行する券発行方法にお
いて、運用開始時、セットされた各券用紙1の一部に共
に磁気的処理を施して、自動化券用紙2にはその磁気記
録層4に磁気データを残し、上記磁気記録層4を有さな
い非自動化券用紙5には上記磁気データが残らないよう
にする磁気記録手段10と、磁気的処理を施した各券用紙
1から磁気データの有無を検出する検出手段20と、この
磁気データの有無を、各位置aまたはbにセットされた
券用紙1に対応させて記憶する記憶手段30とを備える。
また、運用開始時、この記憶した磁気データを読み出し
て、各位置aまたはbにセットした券用紙1が自動化券
用紙2であるか非自動化券用紙5であるかを識別する識
別手段40とを備えたものである。
第2の装置発明は、同じく第1図に示すように、片面
に磁気記録層4を有する自動化券用紙2と上記磁気記録
層4を有さない非自動化券用紙5とを所定の位置aまた
はbにそれぞれセットし、これら各券用紙1を、入力さ
れる発行指令に応じて選択的に発行する券発行装置にお
いて、電源投入時、セットされた各券用紙1の一部に共
に磁気的処理を施して、自動化券用紙2にはその磁気記
録層4に磁気データを残し、上記磁気記録層4を有さな
い非自動化券用紙5には上記磁気データが残らないよう
にする磁気記録手段10と、磁気的処理を施した各券用紙
1から磁気データの有無を検出する検出手段20と、この
磁気データの有無を、各位置aまたはbにセットされた
券用紙1に対応させて記憶する記憶手段30とを備える。
また、運用開始時、この記憶した磁気データを読み出
して、各位置aまたはbにセットした券用紙1が自動化
券用紙2であるか非自動化券用紙5であるかを識別する
識別手段40と、この識別結果から、入力される発行指令
に応じた券用紙1を選択して発行する発行手段50とを備
えたものである。
なお、ここで所定の位置とは、券用紙が自動化券用紙
であるか非自動化券用紙であるかを問わず、券用紙をセ
ットするために用意された取付け位置のことである。
また、セットする券用紙は、必ず自動化券用紙と非自
動化券用紙との2種類に限定するものではない。自動化
券用紙だけをセットしても、あるいは非自動化券用紙の
みをセットするようにしてもよい。
[作用] 自動化券用紙2と非自動化券用紙5とが所定の位置a
またはbに任意にセットされてから運用開始前に装置が
動作すると、各セット位置a,bから券用紙1が磁気記録
手段10に給送されて来る。
すると、給送されて来た各券用紙1は磁気記録手段10
によって共に磁気的処理が施される。このため、券用紙
1が自動化券用紙2であれば、その磁気記録層4に磁気
データが記録され、券用紙1が非自動化券用紙5であれ
ば、磁気記録層4を持っいないので、磁気データは記録
されない。
磁気的処理が施された券用紙1は検出手段20によって
磁気データの有無を検出される。ここで、例えばセット
位置aにセットされた券用紙1から磁気データが検出さ
れると、セット位置aにセットされた券用紙1は自動化
券用紙2であると判定される。また、例えばセット位置
bにセットされた券用紙1から磁気データが検出されな
いと、セット位置bにセットされた券用紙1は非自動化
券用紙5であると判定される。これら判定結果は記憶手
段30に記憶される。
そして、装置の運用に入ってから記憶手段10に記憶し
た判定結果が読み出され、識別手段30によって、所定の
位置にセットされている各券用紙1が自動化券用紙2で
あるのか非自動化券用紙5であるのかが識別される。
運用後、装置に入力され発行条件から発行しようとす
る券種が自動化券用紙2であるのか、非自動化券用紙5
であるのかが特定されるが、特定された券種として自動
化券用紙2が要求された場合には、上記識別結果に基づ
いて自動化券用紙2がセットされている位置の券用紙1
が給送されて、自動化券発行のための処理を経て自動化
券が発券される。また、同様に非自動化券用紙5が要求
された場合には、上記識別結果に基づいて非自動化券用
紙5がセットされている位置の券用紙1が給送されて、
非自動化券発行のための処理を経て非自動化券が発券さ
れる。
従って、セット位置に何れの券種の券用紙がセットさ
れているかを操作者に知らなくても、装置入力が要求す
る券種が間違いなく発券される。
なお、装置の運用前に上記識別手段40による識別が行
われるようにしてもよい。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第2図〜第5図を用いて説
明する。なお、本実施例では券用紙がロール状である場
合について説明するが、本発明の券用紙はロール状に限
定されるものではない。
券印刷発行装置の説明(第2図,第3図) 第2図は自動化券と非自動化券とを選択的に発行でき
る本発明の券発行方法を実施するための券印刷発行装置
の一例を示す。図において、a、bはロール状に収容さ
れた券用紙1を装填する装置の所定位置を示す。このロ
ール状券用紙1の一方の券用紙1aが装填されている所定
位置aには、本実施例では例えば第3図(a)で断面で
示すような自動化券用紙2が収容されている。この自動
化券用紙2は、基紙3とその片面に形成された磁気記録
層(例えば磁気コーティグ膜)4とから構成されてい
て、上記基紙3の印刷面3aは、印刷方式により異なる
が、例えば静電印刷方式であれば静電印刷用の処理が施
される。
また、ロール状券用紙1の他方の券用紙1bが装填され
ている所定位置bには、例えばこの実施例では上記自動
化券用紙2と同じロール状の非自動化券用紙5が収容し
てある。この非自動化券用紙5は第3図(b)に断面で
示すように自動化券用紙2とは異なり、基紙6のみから
成り、その印刷面6aは自動化券用紙2と同様の処理がな
されている。
8及び31はそれぞれロール状に収容されたロール状券
用紙1a,1bを送り出す送りローラである。9および32は
カッタで、これは送りローラ8および31で送り出された
ロール状券用紙1a,1bを定寸法に切断する装置である。1
2および33はカッタ9および32で切断された券用紙1を
後述する印刷部15へ送り出す搬送ローラであり、この搬
送ローラ12は電磁クラッチ13および34を介して駆動源に
伝動される。14は送り出された券用紙1を印刷部15へ送
り込む送りローラである。
15は印刷部で、ここでは例えば静電印刷方式(または
光学式などの他の方式)により券面印刷が行われる。16
は磁気記録部で、ここでは印刷部15で券面印刷が終了し
た自動化券用紙2に対して、その磁気記録層4に片面の
印刷項目に対応した自動改札用のコードデータを磁気的
に書込み、書き込んだらその書込みデータが正しいか否
かの読取りチェックを行う。17は印刷発行された自動化
券または非自動化券が搬出される搬出口である。
ところで、券印刷発行装置に沿って付けられた2つの
矢印A,Bは、本装置が選択しうる給送ルートを示してお
り、本例では矢印Aは自動化券を発行するルートを、矢
印Bは非自動化券を発行するルートを示している。
上記した券印刷発行装置は後述する制御部によって制
御される。
制御系の構成(第4図) 第4図は券印刷発行装置の制御部を示すもので、入力
部21は乗車券類の発行条件(例えば定期券であれば発駅
名,着駅名,経由駅名など)をキー操作などで入力す
る。この入力によって、発行される券が自動化券となる
のか、あるいは非自動化券となるのかの券種が自動的に
決定される。例えば特急券であれば非自動化券、乗車券
であれば自動化券というように券類によって券種が通常
一義的に決まるため、自動化券か非自動化券かの区別は
入力操作では要求されない。
22はデータ処理制御部で、入力部21から発行条件が入
力されると、それに応じて印刷発行するために各種運賃
計算,券面印刷のための印刷パターン編集,発行記録な
どのデータ編集,自動化券発行か非自動化券発行かの自
動判定、その他発行に必要な制御などを行う。このデー
タ処理制御部22が本発明の検出手段20,識別手段40を構
成する。
23はデータ処理制御部22が各種処理演算,編集するの
に必要な各駅データおよび各種文字パターンファイル用
の文字メモリで、データ処理制御部22が印刷パターンを
編集するのに必要な各種文字パターン等が収容されてい
る。このメモリ23が本発明の記憶手段30に相当する。
25は印刷制御部で、データ処理制御部22から供給され
る印刷指令および印刷パターンに応じて前記印刷部15を
制御する。
26は記録制御部で、データ処理制御部22から供給され
る記録指令および自動改札用コードデータに応じて前記
磁気記録部16を制御する。この記録制御部26と磁気記録
部16とが、本発明の磁気記録手段10を構成する。
27は機構制御部で、データ処理制御部22からの指示に
応じて前記送りローラ8,31、カッタ9,32、クラッチ13,3
4および送りローラ14などの機構部28を制御する。
なお、本発明の発行手段50は、データ処理制御部22に
よって制御される上記各構成部であって、これらのうち
で自動化券または非自動化券を発行するのに必要な構成
部を意味する。
フローチャートの説明(第5図) さて、上記構成に係る券印刷発行装置における非自動
化券用紙および自動化券用紙の装填位置を識別する方法
について、第5図のフローチャートに従って説明する。
券印刷発行装置に電源が投入されると、最初にロール
状券用紙1aの動作に入り、次いでにロール状券用紙5の
動作に入り、その後運用を開始する。
ロール状券用紙1の判定 先ず、データ処理制御部22から機構制御部27にロール
状券用紙1aの発行指令が供給される。すると、機構制御
部27は送りローラ31,カッタ32,クラッチ34および送りロ
ーラ33などを駆動する(ステップ51)。これにより、ロ
ール状に収容されているロール状券用紙1aは送りローラ
31で定寸法だけ送り出されてカッタ32で切断される(ス
テップ52)。切断されたロール状券用紙1aは搬送ローラ
33と送りローラ14で印刷部15へ送り込まれるが、ここで
は所定の印刷動作をせず、そのまま磁気記録部16へ送ら
れる(ステップ53)。ロール状券用紙1aが磁気記録部16
へ送り込まれると、磁気記録部16はデータ処理制御部22
からの記録指令を受けた記録制御部26によって動作を開
始し、データ処理制御部22からの所定の磁気データをロ
ール状券用紙1の印刷面3aまたは6aとは反対の面に書込
む。ここで、磁気データとしては運用上、即ち実際には
使われないデータを書き込むことが望ましい。
もし、ロール状券用紙1aが自動化券用紙2であれば、
磁気記録層4に磁気データが書き込まれるが、ロール状
券用紙1が非自動化券用紙5であれば、磁気記録層4が
存在しないので磁気データは書き込まれない(ステップ
54)。磁気記録部16は磁気記録後、磁気読取を実施し
て、搬出口17へ送り出し、これより排出する(ステップ
55,56)。その後、ステップ55での磁気読取にて読取出
力が生じたか否かをデータ処理制御部22にて判定し、読
取出力の有無をメモリ23に記録する(ステップ57,5
8)。この記録方法としては、所定位置aに割り当てら
れている領域に、例えば磁気データが有りのときはフラ
ッグ1を立て、磁気データが無いときはフラッグを立て
ないようにする。
ロール状券用紙5の判定 このようにして、所定位置aに装填されたロール状券
用紙1aの判定を行った後に、次にロール状券用紙1bの判
定動作に入る。データ処理制御部22から機構制御部27に
ロール状券用紙1b5の発行指令が供給される。すると、
機構制御部27は送りローラ8,カッタ12,クラッチ13およ
び送りローラ14などを駆動する(ステップ59)。これに
より、ロール状に収容されているロール状券用紙1bは送
りローラ8で定寸法送り出されてカッタ9で切断される
(ステップ60)。切断されたロール状券用紙1bは搬送ロ
ーラ12と送りローラ14で印刷部15へ送り込まれるが、こ
こでも印刷動作はせず、そのまま磁気記録部16へ送り込
まれる(ステップ61)。ロール状券用紙1bが磁気記録部
16へ送り込まれると、磁気記録部16はデータ処理制御部
22からの記録指令を受けた記録制御部26によって動作を
開始し、データ処理制御部22からの所定の磁気データを
ロール状券用紙5の印刷面3aまたは6aとは反対の面に書
込む。もし、ローラ状券用紙1bが非自動化券用紙5であ
れば、磁気記録層4が存在しないので磁気データは書き
込まれないが、ロール状券用紙1bが自動化券用紙2であ
れば、磁気記録層4に磁気データが書き込まれる(ステ
ップ54)。磁気記録部16は磁気記録後、磁気読取を実施
して、ロール状券用紙1bは搬出口17へ送り出し、これよ
り排出する。即ち、排出されたロール状券用紙1bは、1a
と同じくダミーとなる(ステップ63,64)。その後、ス
テップ63での磁気読取にて読取出力が生じたか否かをデ
ータ処理制御部22にて判定し、読取出力の有無をメモリ
23に記録する(ステップ65,66)。
ここで、電源投入時の事前準備処理が完了し、実際の
運用開始を待つ。運用は入力部21からの入力操作がある
と開始する(ステップ67,68,69)。
装填位置における券種の識別 運用開始によりデータ処理制御部22はメモリ23から判
定結果を読み出す。この読出し結果から次の4通りの何
れかに識別されることになる(ステップ70)。先ず読出
し結果からロール状券用紙1aについて、これが自動化券
用紙2か否かが判断される(ステップ712)。自動化券
用紙2と判定されたときは、次にロール状券用紙1bにつ
いてこれが非自動化券用紙5か否かが判断され、非自動
化券用紙5と判断された場合には、位置aには自動化券
用紙2が装填され、位置bには非自動化券用紙5が装填
されていると識別(I)される。また逆に非自動化券用
紙5ではないと判断された場合には、位置aには自動化
券用紙2が、位置bにも自動化券用紙2が装填されてい
ると識別(II)される(ステップ72)。
一方、ステップ71でロール状券用紙1aが自動化券用紙
2ではないと判断されると、次にロール状券用紙1bが自
動化券用紙2か否かの判断がなされる。自動化券用紙2
と判断された場合には、位置aには非自動化券用紙5が
装填され、位置bには自動化券用紙2が装填されている
と識別(III)される。また逆に自動化券用紙2でない
と判断された場合には、位置aには非自動化券用紙5
が、位置bには非自動化券用紙5が装填されていると識
別(IV)される(ステップ73)。
このようにして、所定位置a,bにセットされたロール
状券用紙1a,1bの識別が終了した段階で、入力部21から
入力された入力内容の判読が開始される(ステップ7
4)。
識別結果が(I)であった場合において、入力の発行
条件が自動化券であるときは、データ処理制御部22は、
位置aに自動化券用紙2が装着されていて自動化券用紙
2が給送されるルートA選択し、逆に非自動化券である
ときは、位置bに非自動化券用紙5が装着されていて非
自動化券用紙5が給送されるルートBを選択する(ステ
ップ75)。
識別結果が(II)であった場合において、入力の発行
条件が自動化券であるときは、位置aおよびbに自動化
券用紙2が共に装着されていて、どちらからでも自動化
券用紙2を給送することができると判断して、ルートA
またはBのいずれかを選択する。この選択条件は、例え
ば位置aの券用紙が空になっているときにルートBを選
ぶというように、券用紙の状態に応じて決めるようにし
てもよい。一方、入力の発行条件が非自動化券であると
判断されたときは、位置a,bのいずれにも非自動化券用
紙5が装着されていないため、非自動化券用紙5を発行
できないとしてデータ処理制御部22は警告を発する。こ
の警告は、例えば係員または客にブザーを鳴らす等によ
って行われる(ステップ76)。
識別結果が(III)であった場合において、入力の発
行条件が自動化券であるときは、データ処理制御部22
は、位置bに自動化券用紙2が装着されていて自動化券
用紙2が給送されるルートBを選択し、逆に非自動化券
であるときは、位置aに非自動化券用紙5が装着されて
いて非自動化券用紙5が給送されるルートAを選択する
(ステップ75)。
識別結果が(IV)であった場合において、入力の発行
条件が自動化券であるときは、位置a,bのいずれにも自
動化券用紙2が装着されていないため、自動化券用紙25
を発行できないとしてデータ処理制御部22は上述したよ
うに警告を発する。また、逆に非自動化券と判断された
ときは、位置aおよびbは非自動化券用紙52が共に装着
されていて、どちらかでも非自動化券用紙5を給送する
ことができると判断して、ルートAまたはBのいずれか
を選択する(ステップ78)。
なお、上述の例で所定位置a,bに同じ券種のロール状
券用紙1が装填されることを示唆しているが、このよう
に同じ券種を装填することは、一方の券種を使用する必
要がない駅にあっては、所定位置の何れかを予備の券用
紙に当てることを意味し、当然ありうることである。
実施例の効果 以上述べたように本実施例によれば、装置への電源投
入時に自動化券用紙2及び非自動化券用紙5のそれぞれ
を所定の順番に予め決められた長さに裁断し、共に磁気
記録処理を施し、その磁気記録の有無により自動化券用
紙2あるいは非自動化券用紙5が装填位置aまたはbの
いずれに装填されているかを識別し、その後の運用に備
えるように構成したものである。
このため、例えば所定の装填位置aまたはbに特定の
券種を装着するように取り決めた場合、勿論そのように
取り決める必要はないのであるが、予定した券種と異な
る種類のロール状券用紙1が誤って装填されあり、ある
いは、いずれの装填位置に何の種類のロール状券用紙1
が装填されているのか分からない場合であっても、装填
位置aまたはbに装填されているロール状券用紙1が自
動化券用紙2であるのか、非自動化券用紙5であるのか
を装置が知ることができる。したがって、予め設定され
た位置とは逆の位置にロール状券用紙を装填したとして
も、その逆装填を発券運用の前に知ることができるた
め、異なった券種にて誤発券することがない。また、操
作者ではなく、装置自身が所定位置に装填されている券
用紙の券種を自動的に識別するので、何れの位置にどの
種類の券用紙を装着したとしても不都合は生じない。
従って、たとえば自動化券用紙と非自動化券券用紙と
が同一形状であるゆえに両者の区別がつかず、予定した
券種を所定位置に装填しなかった場合であっても、誤発
券したりするということはない。また、誤装填を防止す
るために、ロール状券用紙の装填部分に誤挿入防止用の
機構を用いる必要もないので、例えば突起や溝をシャフ
トや芯管に設けるという誤挿入防止機構のように、自動
化券用紙の芯管に誤って非自動化券用紙が巻回されてい
た場合に誤装填を防止できないということも、また装置
が複雑化にて価格高を招いて、装置の信頼性が低下する
ということもない。
特に、本実施例では、自動化券用紙および非自動化券
用紙の装填位置を検出する手段として、既設の磁気記録
部を利用すると共に、検出対象となるダミー券を実際の
運用券用紙と同じルートに流しているので、電気部品や
機械部品を追加することなく、ソフトウェアの僅かな変
更だけで実現できる。
変形例 なお、上記した実施例では、電源投入時を行う事前準
備において発生する券用紙のダミーを搬出口17から装置
外に排出するようにした場合について説明したが、ダミ
ーに限って装置内に設けたダミー排出券収納庫を設け
て、これにダミー券を収納するようにしてもよい。これ
によれば、わざわざ係員が窓口に廻ってダミー券を取り
除きに行く必要がなく、係員は単に電源投入またはロー
ル状券用紙を取り替えるだけでよい。
また、上記実施例では、券用紙を装填する所定位置を
a,bの2カ所有している装置について説明したが、3カ
所以上でも、あるいは1カ所の場合にも本発明を適用す
ることができる。
[発明の効果] 本発明によれば次の効果を発揮する。
請求項1の券発行方法においては、所定位置にセット
された券用紙を自動的に識別するようにしたので、何れ
の所定位置に自動化券用紙と非自動化券用紙とをセット
した場合であっても、そのセット位置を確実に検出でき
る。
請求項2の券発行方法においては、磁気データの有無
に基づく識別結果から、入力される発行指令に応じた券
用紙を選択して発行するようにしたので、自動化券用紙
と非自動化券用紙とを何れの位置にセットした場合であ
っても、誤発券することなく、正しく発券を行うことが
できる。
請求項3の券発行装置においては、磁気記録手段とし
て既設の磁気記録部を利用することができるので、簡単
な構造でありながら、所定位置にセットした券用紙の券
種を識別することができる。
請求項4の券発行装置においては、磁気記録手段とし
て既設の磁気記録部を利用することができるので、簡単
な構造でありながら、所定位置にセットした券用紙の券
種に応じた正しい発券ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による券発行方法を実施するための券発
行装置を示す構成図、第2図は本実施例による券印刷発
行装置の構成図、第3図は券用紙の種類を示す説明図、
第4図は本実施例による券印刷発行装置の制御系を示す
ブロック図、第5図は本実施例の作動を説明するフロー
チャートである。 1は券用紙、2は自動化券用紙、4は磁気記録層、5は
非自動化券用紙、10は磁気記録手段、20は検出手段、30
は記憶手段、40は識別手段、50は発行手段、a,bは所定
の位置である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面に磁気記録層を有する自動化券用紙と
    上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙とを所定の位
    置にそれぞれセットし、入力される発行指令に応じて上
    記各券用紙を選択的に発行する券発行方法において、 セットした各券用紙の一部に共に磁気的処理を施して、
    自動化券用紙にはその磁気記録層に磁気データを残し、
    上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙には上記磁気
    データが残らないようにし、 磁気的処理を施した各券用紙から磁気データの有無を検
    出し、 この磁気データの有無を各位置にセットされた券用紙に
    対応させて記憶し、 この記憶した磁気データを読み出して、各位置にセット
    した券用紙が自動化券用紙であるか非自動化券用紙であ
    るかを識別するようにした ことを特徴とする券発行方法。
  2. 【請求項2】片面に磁気記録層を有する自動化券用紙と
    上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙とを所定の位
    置にそれぞれセットし、入力される発行指令に応じて上
    記各券用紙を選択的に発行する券発行方法において、 セットした各券用紙の一部に共に磁気的処理を施して、
    自動化券用紙にはその磁気記録層に磁気データを残し、
    上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙には上記磁気
    データが残らないようにし、 磁気的処理を施した各券用紙から磁気データの有無を検
    出し、 この磁気データの有無を各位置にセットされた券用紙に
    対応させて記憶し、 この記憶した磁気データを読み出して、各位置にセット
    した券用紙が自動化券用紙であるか非自動化券用紙であ
    るかを識別し 入力される発行指令に応じた券用紙を上記識別結果から
    選択して発行するようにした ことを特徴とする券発行方法。
  3. 【請求項3】片面に磁気記録層を有する自動化券用紙と
    上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙とを所定の位
    置にそれぞれセットし、入力される発行指令に応じて上
    記各券用紙を選択的に発行する券発行方法において、 電源投入時、 セットされた各券用紙の一部に共に磁気的処理を施し
    て、自動化券用紙にはその磁気記録層に磁気データを残
    し、上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙には上記
    磁気データが残らないようにする磁気記録手段と、 磁気的処理を施した各券用紙から磁気データの有無を検
    出する検出手段と、 この磁気データの有無を各位置にセットした券用紙に対
    応させて記憶する記憶手段と、 運用開始時、 この記憶した磁気データを読み出して、各位置にセット
    した券用紙が自動化券用紙であるか非自動化券用紙であ
    るかを識別する識別手段と を備えたことを特徴とする券発行装置。
  4. 【請求項4】片面に磁気記録層を有する自動化券用紙と
    上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙とを所定の位
    置にそれぞれセットし、入力される発行指令に応じて上
    記各券用紙を選択的に発行する券発行方法において、 電源投入時、 セットされた各券用紙の一部に共に磁気的処理を施し
    て、自動化券用紙にはその磁気記録層に磁気データを残
    し、上記磁気記録層を有さない非自動化券用紙には上記
    磁気データが残らないようにする磁気記録手段と、 磁気的処理を施した各券用紙から磁気データの有無を検
    出する検出手段と、 この磁気データの有無を各位置にセットした券用紙に対
    応させて記憶する記憶手段と、 運用開始時、 この記憶した磁気データを読み出して、各位置にセット
    した券用紙が自動化券用紙であるか非自動化券用紙であ
    るかを識別する識別手段と、 入力される発行指令に応じた券用紙を上記識別結果から
    選択して発行する発行手段と を備えたことを特徴とする券発行装置。
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