JP2675813B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

Info

Publication number
JP2675813B2
JP2675813B2 JP11471188A JP11471188A JP2675813B2 JP 2675813 B2 JP2675813 B2 JP 2675813B2 JP 11471188 A JP11471188 A JP 11471188A JP 11471188 A JP11471188 A JP 11471188A JP 2675813 B2 JP2675813 B2 JP 2675813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
layer
parts
intermediate layer
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11471188A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01315767A (ja
Inventor
謙二 関
康夫 鈴木
潔 増田
弘文 山南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP11471188A priority Critical patent/JP2675813B2/ja
Publication of JPH01315767A publication Critical patent/JPH01315767A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2675813B2 publication Critical patent/JP2675813B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/14Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
    • G03G5/142Inert intermediate layers
    • G03G5/144Inert intermediate layers comprising inorganic material
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/043Photoconductive layers characterised by having two or more layers or characterised by their composite structure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/06Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
    • G03G5/0601Acyclic or carbocyclic compounds
    • G03G5/062Acyclic or carbocyclic compounds containing non-metal elements other than hydrogen, halogen, oxygen or nitrogen

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明はPPC複写機、レーザープリンター、デジタル
複写機等に用いる電子写真感光体に関する。
[従来技術] 一般に電子写真感光体は繰返して使用すると、帯電性
が低下する傾向にある。特に有機光導電体を用いた感光
体においては近年、増々その耐久性向上が要求されるよ
うになり、帯電安定性が無視できない問題となってき
た。これを解決するために導電性基板と感光層との間に
中間層を設ける事が提案されている。この中間層として
は例えば (1)樹脂のみの薄い層 (2)樹脂中に導電性顔料を分散した層 (3)樹脂中に導電性顔料を分散した層の上に樹脂のみ
の層を設けたもの、 しかしながらこれらの中間層は次の欠点がある。
(1)、(3)はピンホールの無い樹脂の均一な膜を得
るためにある程度の厚さが必要となり、このため感光体
特性に環境依存性が生じ、低湿時に残留電位が上昇し、
高湿時に帯電時に低下する。(2)は帯電性が劣り、画
像劣化の原因となる。
このような中間層を設けるのみでは感光体の帯電安定
性に係わる耐久性を満足し、かつ、環境依存性の少ない
感光体は得られていない。
一方、感光体を実際に複写機中で使用した場合、帯電
器より発生するオゾンに暴露されるため感光体は強い酸
化作用をうける。特に有機感光体の場合、この影響は大
きく、感光層構成物質が徐々に酸化・分解していき、そ
の結果、感光体の性能の劣化や耐久性の低下を生ずるこ
とになる。その対策として特開昭57−122444号、特開昭
61−156052号、特開昭62−39863号にみられるように感
光層中への酸化防止剤の添加が提案されている。しかし
ながら、酸化防止剤は自らが酸化を受けることにより他
物質の酸化を防いでいることから酸化防止剤自身の経時
的な劣化はさけられず、特に高温下においてその劣化速
度は増大する。従って、酸化防止剤を含有した感光体に
おいても、高温下に長期保存された場合には酸化防止剤
の劣化により高耐久化という効果は激減する。つまり、
従来提案されているような形での酸化防止剤を含有した
感光体は、初期的には充分な耐久性を有するものの長期
保存後には、耐久性において著しい低下を生じるという
欠点をもつ。
[目 的] 本発明は、こうした実情に鑑み、繰返し使用における
帯電安定性に優れ、かつ環境依存性が少なく更に長期間
の保存においても感光体特性の劣化しない保存性の優れ
た電子写真感光体を提供することを目的とするものであ
る。
[構 成] 本発明者は、上記した課題を解決するため従来より研
究を重ねてきたが、中間層において顔料/結着剤の体積
比を特定の範囲に維持すると共に、光導電層にハイドロ
キノンまたはその誘導体、あるいはこれと有機ホスファ
イト化合物とを存在させることが有効であることを知見
し、本発明に至った。
すなわち、本発明は(1)導電性支持体上に中間層と
光導電層とを順に設けた電子写真感光体において、前記
中間層は無機顔料(P)と結着剤樹脂(R)との比率P/
Rが体積比で1/1〜3/1の範囲であり、かつ、前記光導電
層にハイドロキノン又はその誘導体の少なくとも一種を
含むことを特徴とする電子写真感光体および(2)導電
性支持体上に中間層と光導電層とを順に設けた電子写真
感光体において、前記中間層は無機顔料(P)と結着剤
樹脂(R)との比率P/Rが体積比で1/1〜3/1の範囲であ
り、かつ、前記光導電層にハイドロキノン又はその誘導
体の少なくとも一種と、有機ホスファイト化合物の少な
くとも一種とを含むことを特徴とする電子写真感光体で
ある。
上記体積比でP/Rを単に1以上としても、感光体特性
の湿度依存性を小さくすることはできる。
しかしこの場合感光体を長時間使用するとその特性は
劣化し、特に帯電性が低下してくる。
本発明はこの帯電性の低下を押えるためのものであ
り、かつ、長時間の保存後においても帯電性の安定した
耐久性の優れた感光体を提供するものである。
以下、本発明の構成を順次説明する。
本発明に使用する導電性基体としてはアルミニウム、
ニッケル、ステンレスなどの金属;カーボン等の導電性
顔料を分散したプラスチック;絶縁性支持体(プラスチ
ック又はプラスチックフィルムの如きもの)上に金属を
蒸着した又は導電性塗料を塗工したもの等が例示でき
る。
中間層に用いる無機顔料は一般に用いられている顔料
でよいが、可視光及び近赤外光に吸収のほとんど無い白
色又はこれに近いものが感光体の高感度化を考えた時に
望ましい。
例えば酸化チタン、亜鉛華、硫酸亜鉛、鉛白、リトポ
ン等の白色顔料、アルミナ、シリカ、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム等の体積顔料等であり、特にレーザー光の
ような可干渉光で画像の書き込みを行うレーザープリン
ター等に用いる感光体の場合はモアレの発生を防止する
ために屈折率の大きい白色顔料を用いる方が良い。
また、本発明に用いる結着剤樹脂としては適宜のもの
を用いることができるが、その上に感光層を溶剤で塗布
することを考え合わせると、一般の有機溶剤に対して耐
溶剤性の高い樹脂が望ましい。このような樹脂として
は、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸
ナトリウム等の水溶性樹脂;共重合ナイロン、メトキシ
メチル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂;ポリウレ
タン、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の三次元網目構造
を形成する硬化型樹脂などが挙げられる。中間層の膜厚
は0.1〜50μm程度が良く、特に好しくは0.3〜20μmで
ある。
本発明において中間層の無機顔料(P)と結着樹脂
(R)との比率P/Rは体積比で1/1〜3/1の範囲に保持す
る必要がある。中間層のP/R比が1/1未満であると、中間
層はバインダーの特性に左右され、特に温湿度の変化で
感光体特性が変化する。例えば低湿時に残留電位が大と
なり高湿時には帯電性が低下する。また、3/1こえると
中間層は層中に空間が多くなり空気がたまる。これが電
荷輸送層の塗布、乾燥時に気泡となり塗膜欠陥を生ず
る。
本発明に用いる光導電層としては、(1)電子供与性
化合物と電子受容性化合物との組合せにより電荷移動錯
体を形成したもの(USP 3484237に記載)、(2)有機
光導電体に染料を添加して増感したもの(特公昭48−25
658号公報に記載)、(3)正孔あるいは電子活性マト
リックスに顔料を分散したもの(特開昭47−30328号、
特開昭47−18545号などの公報に記載)、(4)電荷発
生層と電荷輸送層とに機能分離したもの(特開昭49−10
5537号公報に記載)、(5)染料及び樹脂からなる共晶
錯体を主成分とするもの(特開昭47−10785号公報に記
載)、(6)電荷移動錯体中に有機顔料ないしは無機電
荷発生材料を添加したもの(特開昭49−91648号公報に
記載)など従来から知られている有機光導電体のいずれ
で形成されていてもかまわない。
しかし、これらの中でも特に(4)のタイプの積層型
感光体は高感度であり、かつ、機能にあわせて多様に材
料が選択できる等から有利である。
電荷発生層はアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、ス
クエアリック顔料、インジゴ系顔料、ペリレン系顔料、
セレン粉末、セレン合金粉末、アモルファスシリコン粉
末、酸化亜鉛粉末、硫化カドミウム粉末の如き電荷発生
物質をポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルブ
チラール、アクリル樹脂などの結着樹脂溶液中に分散
し、これを中間層上に塗工することにより形成される、
電荷発生層の厚さは0.01〜2μmくらいが適当である。
電荷輸送層はα−フェニルスチルベン化合物(特開昭
58−198043号公報に記載)、ヒドラゾン化合物(特開昭
55−46760号公報に記載)などの電荷輸送性物質を成膜
性のある樹脂例えばポリエステル、ポリサルホン、ポリ
カーボネート、ポリメタクリル酸エステル類、ポリスチ
レンなどに溶解させ、これを電荷発生層上に厚さ10〜40
μm程度に塗工すればよい。ここで成膜性樹脂が用いら
れるのは、電荷輸送性物質が一般に低分子量でそれ自身
では成膜性に乏しいためである。
また電荷発生層と電荷輸送層の積層順を逆にして、正
帯電用の感光体とすることもできる。
光導電層に添加するハイドロキノン誘導体及び有機ホ
スファイト化合物は(4)以外の光導電層では層全体に
添加するが、(4)の光導電層の場合は電荷発生層、又
は電荷輸送層のうち、少なくともどちらか一方に添加す
ればよい。
ハイドロキノン誘導体としてはハイドロキノン、メチ
ルハイドロキノン、2,5−ジメチルハイドロキノン、2,6
−ジメチルハイドロキノン、2,3−ジメチルハイドロキ
ノン、トリメチルハイドロキノン、テトラメチルハイド
ロキノン、tert−ブチルハイドロキノン、2,5−ジ−ter
t−ブチルハイドロキノン、2,5−ジアミルハイドロキノ
ン、1,4−ジオールナフタレン、オクチルハイドロキノ
ン、ドデシルハイドロキノン等を例示できる。
ハイドロキノン系化合物の添加量は(4)以外のタイ
プの光導電層の場合、光電層全体に対し0.02〜15重量%
が良い。(4)のタイプの光導電層の場合、電荷発生層
への添加では電荷発生物質に対し0.01〜20重量%が良
く、電荷輸送層添加では電荷輸送物質に対し0.01〜5重
量%が良い。
ハイドロキノン系化合物の添加量が前記下限値より少
ない場合は添加による高耐久化の効果は得られず、前記
上限値よりも多い場合は、感度低下等悪影響をひきおこ
す。
有機ホスファイト化合物としてはトリス(ノニルフェ
ニル)ホスファイト、トリス(p−tert−オクチルフェ
ニルホスファイト、トリス[2,4,6−トリス(α−フェ
ニルエチル)]ホスファイト、トリス(P−2−ブテニ
ルフェニル)ホスファイト、ビス(p−ノニルフェニ
ル)シクロヘキシルホスファイト、トリス(2,4−ジ−t
ert−ブチルフェニル)ホスファイト、ジ(2,4−ジ−te
rt−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、4,4′−イソプロピリデン−ジフェノールアルキル
ホスファイト、テトラトリデシル−4,4′−ブチリデン
−ビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)ジ
ホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフ
ェニル)−4,4′−ビフェニレンジホスファイト、2,6−
ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル・フェニル・ペ
ンタエリスリトールジホスファイト、2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェニル・メチル・ペンタエリスリ
トールジホスファイト、2,6−ジ−tert−ブチル−4−
エチルフェニル・ステアリル・ペンタエリスリトールジ
ホスファイト、ジ(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチ
ルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、2,
6−ジ−tert−アミル−4メチルフェニル・フェニル・
ペンタエリスリトールジホスファイト等を例示できる。
有機ホスファイト化合物の添加量は、ハイドロキノン
系化合物の添加量に対して、25〜1000重量%が好まし
く、さらには50〜800重量%とするのが好ましい。これ
より少ない場合には添加による保存性向上の効果は得ら
れず、多い場合には感光層の相溶性から析出するおそれ
がある。
かくして製造された感光体は繰返し使用に適してお
り、かつ、長期間の保存後も充分な耐久性を有してお
り、必要であれば、感光層表面に従来と同様な保護層を
設けることが可能である。
以下に実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明する。
実施例1〜3 アルコール可溶性ポリアミド[アミランCM−8000(東
レ製)]1重量部をメタノール8重量部、n−ブタノー
ル5重量部の混合溶媒に溶解した。これに酸化チタン粉
末[タイペークA−100(石原産業製)]5重量部を加
えボールミルで12時間分散し、中間層用塗布液を作成し
た。これをアルミ蒸着ポリエステルフィルム上に塗布乾
燥し、厚さ2μmの中間層を形成した。本中間層の樹脂
は比重1.1、または酸化チタンは比重3.9であるため顔料
/樹脂比は体積比で約1.4/1となる。
次にブチラール樹脂[エスレックBLS(積水化学
製)]3重量部シクロヘキサノン150重量部に溶解し、
これを下記構造式のビスアゾ顔料6重量部を加え、 ボールミルで48時間分散し、更にシクロヘキサン210
重量部を加え12時間分散した。これを固型分が1wt%に
なるように更にシクロヘキサノンを加えた。こうして得
られた電荷発生層用塗布液を前記中間層上に塗布乾燥
し、厚さ約0.2μmの電荷発生層を作成した。
更に 下記構造式の電荷輸送物質 ポリカーボネート樹脂[パンライトK−1300(帝人化成
製)] 10 重量部 シリコンオイル[KF−50(信越化学工業製)] 0.002重
量部 下表に示したハイドロキノン誘導体 0.04 重量部 を86重量部のテトラヒドロフランに溶解した。こうして
得られた電荷輸送層用塗布液を前記電荷発生層上に塗布
乾燥し、厚さ20μmの電荷輸送層を形成し、電子写真用
感光体を作成した。
実施例4 実施例1の電荷発生層に、メチルハイドロキノンを電
荷発生物質に対し3重量%添加し、電荷輸送層からメチ
ルハイドロキノンを除去した以外は実施例1とまったく
同様に感光体を作成した。
比較例1〜3 実施例1〜3に用いたハイドロキノン誘導体のかわり
に下表に示した化合物を添加した以外は実施例1〜3と
まったく同様に感光体を作成した。
以上得られた感光体を周長460m、巾341mmのエンドレ
スベルト状に加工し、リコピーFT−2050で2万枚の画像
をコピーし、初期と3万枚後の画像品質を評価した。ま
た、画像コピー前と3万枚コピー後に、FT−2050の現像
位置に表面電位計算を取り付け、露光部と非露光部の表
面電位を測定した。評価結果を以下に示した。
実施例5〜7 アルキッド樹脂[ベッコゾール1307−60EL(大日本イン
キ化学工業社製固型分60重量%)] 15重量部 メラミン樹脂[スーパーベッカミンG821(大日本インキ
化学工業社製固型分60重量%)] 10重量部 をメチルケトン50重量部に溶解し、これに酸化チタン粉
末[タイペークCR−EL(石原産業製)]90重量部を加
え、ボールミルで12時間分散し、中間層用塗布液を作成
した。これを直径80mm、長さ360mmのアルミドラムに塗
布し、140℃で20分間乾燥し、厚さ2μmの中間層を形
成した。本中間層の樹脂は比重1.4、また酸化チタンは
比重4.2であるため顔料/樹脂比は体積比で約2/1とな
る。
次に ブチラール樹脂[エスレックBLS(積水化学製)] 5重
量部 をシクロヘキサノン150重量部に溶解し、これに下記構
造式のトリスアゾ顔料 を加えボールミルにて48時間分散した。
更にシクロヘキサノン210重量部を加え3時間分散を
行った。これを固形分が1.5wt%になるように撹拌しな
がら、シクロヘキサノンで希釈した。こうして得られた
電荷発生層用塗布液を前記中間層上に塗布乾燥し、厚さ
約0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に下記構造式の電荷輸送物質 ポリカーボネート樹脂[パンライトK−1300(帝人化成
製)] 10 重量部 シリコンオイル[KF−50(信越化学工業製)] 0.002重
量部 及び下記に示したハイドロキノン誘導体0.07重量部を
90重量部の塩化メチレンに溶解した。こうして得られた
電荷輸送層用塗布液を前記電荷発生層上に塗布乾燥し、
厚さ28μmの電荷輸送層を形成し、電子写真用感光体を
作成した。
比較例4〜6 実施例5〜7に用いたハイドロキノン誘導体のかわり
に下表に示した化合物を添加した以外は実施例5〜7と
まったく同様に感光体を作成した。
以上得られた感光体をイマジオ320[(株)リコー
製]で10万枚のコピーをし、初期と10万枚後の画像品質
を評価した。また画像コピー前と10万枚コピー後に現像
位置に表面電位計を取り付け露光部と非露光部の表面電
位を測定した、評価結果を以下に示した。
実施例8,9、比較例7,8 実施例5の中間層で酸化チタン粉末の量を下表に示し
たようにサンプルを作成した以外は実施例5とまったく
同様にサンプルを作成した。
比較例8は電荷輸送層、塗布乾燥時に中間層内に含ま
れる空気が原因となり電荷輸送層中に気泡が多数発生
し、電子写真感光体として、好ましいものではなかっ
た。
以上得られた感光体(比較例8以外のもの)を実施例
5と同様に評価した。結果を以下に示した。
実施例10〜13 アルコール可溶性ポリアミド[アミランCM−8000(東
レ製)]1重量部をメタノール8重量部、n−ブタノー
ル5重量部の混合溶媒に溶解した。これに酸化チタン粉
末[タイペークA−100(石原産業製)]5重量部を加
えボールミルで12時間分散し、中間層用塗布液を作成し
た。これをアルミ蒸着ポリエステルフィルム上に塗布乾
燥し、厚さ2μmの中間層を形成した。本中間層の樹脂
は比重1.1、または酸化チタンは比重3.9であるため顔料
/樹脂比は体積比で約1.4/1となる。
次にブチラール樹脂[エスレックBLS(積水化学
製)]3重量部はシクロヘキサノン150重量部に溶解
し、これに下記構造式のビスアゾ顔料6重量部を加え、 ボールミルで48時間分散し、更にシクロヘキサノン210
重量部を加え12時間分散した。これを固型分が1wt%に
なるように更にシクロヘキサノンを加えた。こうして得
られた電荷発生層用塗布液を前記中間層上に塗布乾燥
し、厚さ0.2μmの電荷発生層を作成した。
更に 下記構造式の電荷輸送物質 ポリカーボネート樹脂[パンライトK−1300(帝人化成
製)] 10 重量部 シリコンオイル[KF−50(信越化学工業製)] 0.002重
量部 下表に示したハイドロキノン誘導体 0.04 重量部 下表に示した有機ホスファイト化合物 0.10 重量部 を86重量部のテトラヒドロフランに溶解した。こうして
得られた電荷輸送層用塗布液を前記電荷発生層上に塗布
乾燥し、厚さ20μmの電荷輸送層を形成し、電子写真用
感光体を作成した。
比較例9 実施例12からハイドロキノン誘導体を除いた以外は実
施例12とまったく同様に感光体を作成した。
以上得られた感光体を周長460m、巾341mmのエンドレ
スベルト状に加工し、リコピーFT−2050[(株)リコー
製]で3万枚の画像をコピーし、初期と3万枚後の画像
品質を評価した。また、画像コピー前と3万枚コピー後
に、FT−2050の現像位置に表面電位計を取り付け、露光
部と非露光部の表面電位を測定した。
更に感光体を温度60℃で2ケ月間保存し、上記と同じ
評価を行った。評価結果を以下に示した。
実施例14 アルキッド樹脂[ベッコゾール1307−60EL(大日本イン
キ化学工業社製固型分60重量%)] 15重量部 メラミン樹脂[スーパーベッカミンG−821−60(大日
本インキ化学工業社製)] 10重量部 をメチルエチルケトン50重量部に溶解し、これに酸化チ
タン粉末[タイペークCR−EL(石原産業製)]90重量部
を加え、ボールミルで12時間分散し、中間層用塗布液を
作成した。これを直径80mm、長さ360mmのアルミドラム
に塗布し、140℃で20分間乾燥し、厚さ2μmの中間層
を形成した。本中間層の樹脂は比重1.4、または酸化チ
タンは比重4.2であるため顔料/樹脂比は体積比で約2/1
となる。
次に ブチラール樹脂[エスレックBLS(積水化学製)] 5重
量部 をシクロヘキサノン150重量部に溶解し、これに下記構
造式のトリスアゾ顔料 を加えボールミルにて48時間分散した。
更にシクロヘキサノン210重量部を加え3時間分散を
行った。これを固形分が1.5wt%になるように撹拌しな
がら、シクロヘキサノンで希釈した。こうして得られた
電荷発生層用塗布液を前記中間層上に塗布乾燥し、厚さ
約0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に下記構造式の電荷輸送物質 ポリカーボネート樹脂[パンライトK−1300(帝人化成
製)] 10 重量部 シリコンオイル[KF−50(信越化学工業製)] 0.002重
量部 2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン 0.05 重量部 トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト
0.10 重量部 を90重量部の塩化メチレンに溶解した。こうして得られ
た電荷輸送層用塗布液を前記電荷発生層上に塗布乾燥
し、厚さ28μmの電荷輸送層を形成し、電子写真用感光
体を作成した。
比較例10 実施例14の2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノンのか
わりに、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール
を添加した以外は実施例14とまったく同様に感光体を作
成した。
比較例11 実施例14の2,5−ジ−t−ブチルハドロキノンを除い
た以外は実施例14と同様に感光体を作成した。
比較例12 実施例14の中間層の酸化チタン粉末を40重量部に変え
た以外は実施例14とまったく同様に感光体を作成した。
(この場合中間層のP/R比は体積比で0.9/1となる) 比較例13 実施例14の中間層の酸化チタン粉末を160重量部に変
えた以外は、実施例14とまったく同様に感光体を作成し
たが電荷輸送層の塗布、乾燥時に中間層内部に含まれる
空気が原因となり電荷輸送層中に気泡が多数発生し、感
光体として好ましいものでは無かった。(この場合、中
間層のP/R比は体積比で0.9/1となる) 以上得られた感光体をイマジオ320で10万枚のコピー
をし、初期と10万枚後の画像品質を評価した。また画像
コピー前と10万枚コピー後に現像位置に表面電位計を取
り付け露光部と非露光部の表面電位を測定した。
更に感光体を温度60℃で2ケ月保存し、上記と同じ評
価を行った。評価結果を以下に示した。
[発明の効果] 以上説明したとおり、本発明の構成による電子写真感
光体は、繰返し資覆しても帯電性が低下することがな
く、これを使用することにより鮮明な画像を安定して得
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山南 弘文 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭63−298251(JP,A) 特開 昭63−234261(JP,A) 特開 昭61−204642(JP,A) 特開 昭60−32054(JP,A) 特開 昭61−204641(JP,A) 特開 昭57−122444(JP,A) 特開 昭62−234164(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性支持体上に中間層と光導電層とを順
    に設けた電子写真感光体において、前記中間層は無機顔
    料(P)と結着剤樹脂(R)との比率P/Rが体積比で1/1
    〜3/1の範囲であり、かつ、前記光導電層にハイドロキ
    ノン又はその誘導体の少なくとも一種を含むことを特徴
    とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】導電性支持体上に中間層と光導電層とを順
    に設けた電子写真感光体において、前記中間層は無機顔
    料(P)と結着剤樹脂(R)との比率P/Rが体積比で1/1
    〜3/1の範囲であり、かつ、前記光導電層にハイドロキ
    ノン又はその誘導体の少なくとも一種と、有機ホスファ
    イト化合物の少なくとも一種とを含むことを特徴とする
    電子写真感光体。
JP11471188A 1988-03-08 1988-05-13 電子写真感光体 Expired - Lifetime JP2675813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11471188A JP2675813B2 (ja) 1988-03-08 1988-05-13 電子写真感光体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-52722 1988-03-08
JP5272288 1988-03-08
JP11471188A JP2675813B2 (ja) 1988-03-08 1988-05-13 電子写真感光体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01315767A JPH01315767A (ja) 1989-12-20
JP2675813B2 true JP2675813B2 (ja) 1997-11-12

Family

ID=26393373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11471188A Expired - Lifetime JP2675813B2 (ja) 1988-03-08 1988-05-13 電子写真感光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2675813B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5139907A (en) * 1990-07-13 1992-08-18 Xerox Corporation Photosensitive imaging member

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01315767A (ja) 1989-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63289554A (ja) 電子写真感光体
JPH06123981A (ja) 単層型電子写真用感光体
JPH0619174A (ja) 電子写真感光体
JP2675813B2 (ja) 電子写真感光体
JP2707795B2 (ja) 電子写真用感光体
JPH08110648A (ja) 電子写真感光体
JPH0398054A (ja) 電子写真感光体
JPH0267565A (ja) 電子写真感光体
JP2537715B2 (ja) 電子写真感光体
JP3006329B2 (ja) 電子写真用感光体
JPS63243946A (ja) 電子写真感光体
JPH03259268A (ja) 電子写真感光体
JP2671544B2 (ja) 電子写真用感光体
JPH01210962A (ja) 電子写真感光体
JP2705089B2 (ja) 電子写真感光体
JP3345689B2 (ja) 単層型電子写真感光体
JPH03276158A (ja) 電子写真感光体
JP2898170B2 (ja) 電子写真感光体
JPH03163457A (ja) 電子写真感光体
JPH03101738A (ja) 電子写真感光体
JPH07175235A (ja) 単層型電子写真用感光体
JPH02301765A (ja) 電子写真感光体
JPH0756368A (ja) 電子写真用感光体
JPH06337528A (ja) 単層型電子写真感光体
JPH0118421B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070718

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

EXPY Cancellation because of completion of term