JP2675642B2 - 易崩壊性の繊維成形体及びその製造方法 - Google Patents
易崩壊性の繊維成形体及びその製造方法Info
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- JP2675642B2 JP2675642B2 JP1286122A JP28612289A JP2675642B2 JP 2675642 B2 JP2675642 B2 JP 2675642B2 JP 1286122 A JP1286122 A JP 1286122A JP 28612289 A JP28612289 A JP 28612289A JP 2675642 B2 JP2675642 B2 JP 2675642B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水により容易に崩壊する繊維成形体及びその
製造方法に関する。
製造方法に関する。
活性炭素繊維はその優れた吸着能により気相及び液相
用の吸着材として広く利用されている。
用の吸着材として広く利用されている。
例えば空気の清浄化、脱臭、気相中の溶剤の回収及び
水の浄化、脱色、溶解不純物の除去、あるいはガス分離
などに使用されている。
水の浄化、脱色、溶解不純物の除去、あるいはガス分離
などに使用されている。
これらの用途において、フィルター等として容器に活
性炭素繊維や炭素繊維を充填する場合がしばしばある
が、所定量の綿状活性炭素繊維や炭素繊維を緻密に充填
する作業は煩雑であり、簡単に操作できて、しかも一定
量の活性炭素繊維や炭素繊維を均一に緻密に充填し得る
方法が強く望まれていた。
性炭素繊維や炭素繊維を充填する場合がしばしばある
が、所定量の綿状活性炭素繊維や炭素繊維を緻密に充填
する作業は煩雑であり、簡単に操作できて、しかも一定
量の活性炭素繊維や炭素繊維を均一に緻密に充填し得る
方法が強く望まれていた。
この様な活性炭素繊維や炭素繊維の充填法の一つとし
て、所定量の活性炭素繊維や炭素繊維を予め充填すべき
容器の形状に合わせて成形しておき、この成形体を容器
に装填した後、注水することにより成形体が崩壊して活
性炭素繊維や炭素繊維のみを残すカートリッジ方式が考
えられる。しかしながら、成形体として取り扱う時は適
度の機械的強度を有し、水と接触すると容易に均一崩壊
を起こし、不純物を残さず又活性炭素繊維や炭素繊維の
性能を阻害することなく元の繊維状に戻る様な易崩壊性
の繊維成形体はこれまで得られておらず、従って実用化
されていなかった。
て、所定量の活性炭素繊維や炭素繊維を予め充填すべき
容器の形状に合わせて成形しておき、この成形体を容器
に装填した後、注水することにより成形体が崩壊して活
性炭素繊維や炭素繊維のみを残すカートリッジ方式が考
えられる。しかしながら、成形体として取り扱う時は適
度の機械的強度を有し、水と接触すると容易に均一崩壊
を起こし、不純物を残さず又活性炭素繊維や炭素繊維の
性能を阻害することなく元の繊維状に戻る様な易崩壊性
の繊維成形体はこれまで得られておらず、従って実用化
されていなかった。
本発明は活性炭素繊維又は炭素繊維の新しい充填法を
開発するという目的を達成するための、易崩壊性の繊維
成形体及びその製造方法を提供することを目的とする。
開発するという目的を達成するための、易崩壊性の繊維
成形体及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、炭素繊維又は黒鉛繊維のフェルトに炭化可能な
樹脂を含浸させ、含浸フェルトを積層圧縮しつつ所望の
厚さと嵩密度を有する成形体とした後、その成形体を焼
成する成形断熱材の製造方法が提案されている(特開昭
50−35930号公報)。
樹脂を含浸させ、含浸フェルトを積層圧縮しつつ所望の
厚さと嵩密度を有する成形体とした後、その成形体を焼
成する成形断熱材の製造方法が提案されている(特開昭
50−35930号公報)。
しかし、この方法で得られる成形体はそのままの形態
で断熱材として使用するため、被断熱機器が複雑な形状
をしている場合、成形断熱材が被断熱機器の複雑な形状
になじまず、被断熱機器と断熱材の間に空隙ができると
いう欠点があった。このため、複雑な形状の被断熱機器
にもなじみが良く、空隙を作らない断熱材が望まれてい
た。
で断熱材として使用するため、被断熱機器が複雑な形状
をしている場合、成形断熱材が被断熱機器の複雑な形状
になじまず、被断熱機器と断熱材の間に空隙ができると
いう欠点があった。このため、複雑な形状の被断熱機器
にもなじみが良く、空隙を作らない断熱材が望まれてい
た。
本発明はかかる課題を解決する成形断熱材を提供する
ことも目的としている。
ことも目的としている。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究し
た結果、本発明を完成するに至った。
た結果、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、活性炭素繊維、炭素繊維及び黒鉛
繊維のうち、少なくとも1種類に繊維が絡み合ってお
り、且つ絡み合った繊維の交点に、5%水溶液の粘度
(25℃、B型粘度計、60rpm)が50〜100cpsのカルボキ
シメチルセルロースナトリウム塩が付着していることを
特徴とする水に対して易崩壊性の繊維成形体、及び活性
炭素繊維、炭素繊維及び黒鉛繊維のうち、少なくとも1
種類の繊維を、5%水溶液の粘度(25℃、B型粘度計、
60rpm)が50〜100cpsのカルボキシメチルセルロースナ
トリウム塩の水溶液に分散懸濁させ、充分繊維を絡ませ
た後、脱水成形し、80〜120℃で0.5〜4時間乾燥するこ
とを特徴とする上記水に対して易崩壊性の繊維成形体の
製造方法を提供するものである。
繊維のうち、少なくとも1種類に繊維が絡み合ってお
り、且つ絡み合った繊維の交点に、5%水溶液の粘度
(25℃、B型粘度計、60rpm)が50〜100cpsのカルボキ
シメチルセルロースナトリウム塩が付着していることを
特徴とする水に対して易崩壊性の繊維成形体、及び活性
炭素繊維、炭素繊維及び黒鉛繊維のうち、少なくとも1
種類の繊維を、5%水溶液の粘度(25℃、B型粘度計、
60rpm)が50〜100cpsのカルボキシメチルセルロースナ
トリウム塩の水溶液に分散懸濁させ、充分繊維を絡ませ
た後、脱水成形し、80〜120℃で0.5〜4時間乾燥するこ
とを特徴とする上記水に対して易崩壊性の繊維成形体の
製造方法を提供するものである。
本発明に用いる活性炭素繊維、炭素繊維及び黒鉛繊維
はその出発物質によって限定されるものではなく、レー
ヨン系、ポリアクリロニトリル系、フェノール系、石炭
ピッチ系、石油ピッチ系等のいずれの繊維を用いること
もできる。
はその出発物質によって限定されるものではなく、レー
ヨン系、ポリアクリロニトリル系、フェノール系、石炭
ピッチ系、石油ピッチ系等のいずれの繊維を用いること
もできる。
これらの繊維の断面の形状(円形、楕円形、多角形
等)、長さは問わないが、繊維直径が2〜30μm、繊維
の長さが0.2〜20mmのものが好ましい。繊維が長すぎる
場合は成形がスムーズに行なえない。また、活性炭素繊
維の場合、比表面積も問わないが、通常300〜2500m2/g
程度のものが使用される。
等)、長さは問わないが、繊維直径が2〜30μm、繊維
の長さが0.2〜20mmのものが好ましい。繊維が長すぎる
場合は成形がスムーズに行なえない。また、活性炭素繊
維の場合、比表面積も問わないが、通常300〜2500m2/g
程度のものが使用される。
本発明では炭素繊維、活性炭素繊維、黒鉛繊維以外に
補強材としてガラス繊維、アルミナ繊維等の無機繊維、
ポリアミド繊維、高融点ポリエチレン繊維、高融点ポリ
プロピレン繊維、高融点ポリアクリロニトリル繊維等の
合成繊維、レーヨン等の半合成繊維、パルプ繊維等を目
的に応じて適当量配合することもできる。
補強材としてガラス繊維、アルミナ繊維等の無機繊維、
ポリアミド繊維、高融点ポリエチレン繊維、高融点ポリ
プロピレン繊維、高融点ポリアクリロニトリル繊維等の
合成繊維、レーヨン等の半合成繊維、パルプ繊維等を目
的に応じて適当量配合することもできる。
本発明においては、5%水溶液の粘度(25℃、B型粘
度計、60rpm)が50〜100cpsのカルボキシメチルセルロ
ースナトリウム塩(以下CMCと表記する場合もある)が
水溶性糊剤として用いられる。
度計、60rpm)が50〜100cpsのカルボキシメチルセルロ
ースナトリウム塩(以下CMCと表記する場合もある)が
水溶性糊剤として用いられる。
CMC水溶液の濃度は一般的に1〜10重量%、好ましく
は2〜5重量%である。1重量%以下では、十分なバイ
ンダー効果がなく、10重量%以上では水溶液の粘度が高
く、繊維を分散懸濁させるのが困難である。
は2〜5重量%である。1重量%以下では、十分なバイ
ンダー効果がなく、10重量%以上では水溶液の粘度が高
く、繊維を分散懸濁させるのが困難である。
繊維(補強繊維を使用するときは補強繊維を含む)の
CMC水溶液に対する割合は1〜20重量%、好ましくは5
〜15重量%の範囲である。
CMC水溶液に対する割合は1〜20重量%、好ましくは5
〜15重量%の範囲である。
成形は公知の吸引脱水成形法が好ましい。
具体的にはCMC水溶液に所定量の活性炭素繊維、炭素
繊維、黒鉛繊維のうちの少なくとも1種類の繊維を分散
懸濁させる。補強繊維を使用する場合は補強繊維も分散
懸濁させる。この分散懸濁液の中に、多孔板を備えた成
形器を浸漬し、多孔板から分散懸濁液を吸引して多孔板
表面に繊維成形体を形成させる。
繊維、黒鉛繊維のうちの少なくとも1種類の繊維を分散
懸濁させる。補強繊維を使用する場合は補強繊維も分散
懸濁させる。この分散懸濁液の中に、多孔板を備えた成
形器を浸漬し、多孔板から分散懸濁液を吸引して多孔板
表面に繊維成形体を形成させる。
或いは、多孔板を有する回転形成機に分散懸濁液を流
し込みつつ、遠心力を利用して繊維成形体を形成させて
も良いし、成形に時間がかかることを許容すれば多孔板
を有する成形器に分散懸濁液を流し込み、自然脱水で繊
維成形体を形成させても良いし、また多孔板を有する成
形器に分散懸濁液を流し込みつつ多孔板から分散懸濁液
を吸引し繊維成形体を形成させても良い。特開昭63−28
3749号公報は吸引脱水成形法の一例を開示しており、こ
の方法を用いることもできる。
し込みつつ、遠心力を利用して繊維成形体を形成させて
も良いし、成形に時間がかかることを許容すれば多孔板
を有する成形器に分散懸濁液を流し込み、自然脱水で繊
維成形体を形成させても良いし、また多孔板を有する成
形器に分散懸濁液を流し込みつつ多孔板から分散懸濁液
を吸引し繊維成形体を形成させても良い。特開昭63−28
3749号公報は吸引脱水成形法の一例を開示しており、こ
の方法を用いることもできる。
成形器又は成形機(以下成形器という)で成形された
繊維の成形体はそのまま又は成形器から取り出して乾燥
する。乾燥は自然乾燥、強制乾燥のいずれでもよいが、
80〜120℃で強制乾燥することが好ましい。120℃を超え
るとCMCが熱分解を起こしたり、架橋反応を起こして一
部水不溶性となるので好ましくない。乾燥時間は通常0.
5〜4時間である。これ以上長時間乾燥するとやはり一
部分解、架橋等を超こすので好ましくない。
繊維の成形体はそのまま又は成形器から取り出して乾燥
する。乾燥は自然乾燥、強制乾燥のいずれでもよいが、
80〜120℃で強制乾燥することが好ましい。120℃を超え
るとCMCが熱分解を起こしたり、架橋反応を起こして一
部水不溶性となるので好ましくない。乾燥時間は通常0.
5〜4時間である。これ以上長時間乾燥するとやはり一
部分解、架橋等を超こすので好ましくない。
本発明の易崩壊性の繊維成形体は、絡み合った繊維を
特定粘度を有するCMCで固着してあるため、乾燥状態で
は適度の強度を有しており、多少の振動や外力を与えて
も容易に崩れることがなく取扱いも容易である。
特定粘度を有するCMCで固着してあるため、乾燥状態で
は適度の強度を有しており、多少の振動や外力を与えて
も容易に崩れることがなく取扱いも容易である。
更に、本発明の易崩壊性の繊維成形体は繊維の機能を
活用するための機器の所定の空間に挿入された後、水を
加えるだけで容易に崩壊し、前記の空間の形状に再成形
されるため、複雑な空間に対しても空隙を作ることなく
繊維を充填することができる。また、その充填密度が高
いため、高温用断熱材として使用する場合は断熱効果が
より大きくなる。
活用するための機器の所定の空間に挿入された後、水を
加えるだけで容易に崩壊し、前記の空間の形状に再成形
されるため、複雑な空間に対しても空隙を作ることなく
繊維を充填することができる。また、その充填密度が高
いため、高温用断熱材として使用する場合は断熱効果が
より大きくなる。
かかる易崩壊性の繊維成形体は本発明の製造方法によ
って容易に得ることができる。
って容易に得ることができる。
以下実施例にてさらに詳しく説明するが、本発明はこ
の実施例に限定されるものではない。
の実施例に限定されるものではない。
実施例1 5%水溶液粘度(25℃、B型粘度計、60rpm)が50〜1
00cpsの粉末カルボキシメチルセルロースナトリウム塩
(ダイセル化学工業(株)製CMCダイセル〈1105〉)を
水に溶解して、2%の水溶液を調製した。このカルボキ
シメチルセルロースナトリウム塩水溶液1000mlを業務用
カッターミキサーにとり、これに綿状活性炭繊維(繊維
径10〜15μm、比表面積700〜2500m2/g、ピッチ系)35g
及び炭素繊維(繊維径13μm、引張り強度80kg/mm2、比
重1.65、ピッチ系)65gを投入し、業務用カッターミキ
サーを撹拌して繊維長が1〜5mmとなるよう叩解しつ
つ、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩水溶液中
に分散懸濁させ均一なスラリーを得た。次いでこのスリ
ラーを底部に吸引脱水用の多孔板を備えた円筒状の成形
用型(外径50φ、内径46φ、高さ300mm)に注入した
後、底部より吸引脱水して成形した。成形した湿潤状態
の円柱体を型から抜き取り、100℃で4時間、加熱乾燥
した。
00cpsの粉末カルボキシメチルセルロースナトリウム塩
(ダイセル化学工業(株)製CMCダイセル〈1105〉)を
水に溶解して、2%の水溶液を調製した。このカルボキ
シメチルセルロースナトリウム塩水溶液1000mlを業務用
カッターミキサーにとり、これに綿状活性炭繊維(繊維
径10〜15μm、比表面積700〜2500m2/g、ピッチ系)35g
及び炭素繊維(繊維径13μm、引張り強度80kg/mm2、比
重1.65、ピッチ系)65gを投入し、業務用カッターミキ
サーを撹拌して繊維長が1〜5mmとなるよう叩解しつ
つ、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩水溶液中
に分散懸濁させ均一なスラリーを得た。次いでこのスリ
ラーを底部に吸引脱水用の多孔板を備えた円筒状の成形
用型(外径50φ、内径46φ、高さ300mm)に注入した
後、底部より吸引脱水して成形した。成形した湿潤状態
の円柱体を型から抜き取り、100℃で4時間、加熱乾燥
した。
得られた炭素繊維配合活性炭繊維成形体の寸法は、外
径45.65mm、長さ40mmで、嵩密度0.21g/cc、空孔率87.4
%であり、その圧縮強度は3.5kg/cm2であった。水崩壊
性は無加圧時は30秒で崩壊し、水道水圧1kg/cm2時の水
道水圧下では瞬時に崩壊した。
径45.65mm、長さ40mmで、嵩密度0.21g/cc、空孔率87.4
%であり、その圧縮強度は3.5kg/cm2であった。水崩壊
性は無加圧時は30秒で崩壊し、水道水圧1kg/cm2時の水
道水圧下では瞬時に崩壊した。
実施例2 実施例1で使用したカルボキシメチルセルロースナト
リウム塩の2%水溶液5000mlに黒鉛繊維(繊維径9〜14
μm、繊維長1〜5mm)を100g投入し、実施例1と同様
に撹拌懸濁した。
リウム塩の2%水溶液5000mlに黒鉛繊維(繊維径9〜14
μm、繊維長1〜5mm)を100g投入し、実施例1と同様
に撹拌懸濁した。
次いで、図1に示す筒が多孔板でできた成形器1(外
径46φ、長さ200mm)でこの分散懸濁液2を吸引成形し
た後、取り出して乾燥機に入れ100℃で乾燥し、易崩壊
性の円筒状の黒鉛繊維の成形断熱材3(図2)を得た。
径46φ、長さ200mm)でこの分散懸濁液2を吸引成形し
た後、取り出して乾燥機に入れ100℃で乾燥し、易崩壊
性の円筒状の黒鉛繊維の成形断熱材3(図2)を得た。
この成形断熱材3を空間部の外側直径が60φ、内側直
径が40φ、長さが210mmで一端面が細かい穴のあるフラ
ンジでできている型4(図3)に入れ、水を加えたとこ
ろ成形断熱材3は崩壊し、型4になじんだものとなっ
た。乾燥後、これを取り出してその嵩密度を測定すると
0.24g/cm2であり、高温真空炉用の断熱材として十分使
用できるものであった。
径が40φ、長さが210mmで一端面が細かい穴のあるフラ
ンジでできている型4(図3)に入れ、水を加えたとこ
ろ成形断熱材3は崩壊し、型4になじんだものとなっ
た。乾燥後、これを取り出してその嵩密度を測定すると
0.24g/cm2であり、高温真空炉用の断熱材として十分使
用できるものであった。
図1は本発明の易崩壊性の繊維成形体の製造に用いる成
形器の一例を示す略示図、図2は得られた易崩壊性の黒
鉛繊維の成形体を示す斜視図、図3は黒鉛繊維の成形体
の崩壊性を試験するために用いた型の断面略示図であ
る。 1……多孔板付成形器 2……分散懸濁液 3……黒鉛繊維成形体 4……型
形器の一例を示す略示図、図2は得られた易崩壊性の黒
鉛繊維の成形体を示す斜視図、図3は黒鉛繊維の成形体
の崩壊性を試験するために用いた型の断面略示図であ
る。 1……多孔板付成形器 2……分散懸濁液 3……黒鉛繊維成形体 4……型
フロントページの続き (72)発明者 進戸 規文 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2 号 (72)発明者 前田 武士 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2 号 (72)発明者 徳久 浩一 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2 号 (72)発明者 上田 秀丸 神奈川県川崎市中原区上丸子山王町2― 1373 (56)参考文献 特開 昭56−9271(JP,A) 特開 昭62−170441(JP,A) 特開 昭62−196342(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】活性炭素繊維、炭素繊維及び黒鉛繊維のう
ち、少なくとも1種類の繊維が絡み合っており、且つ絡
み合った繊維の交点に、5%水溶液の粘度(25℃、B型
粘度計、60rpm)が50〜100cpsのカルボキシメチルセル
ロースナトリウム塩が付着していることを特徴とする水
に対して易崩壊性の繊維成形体。 - 【請求項2】活性炭素繊維、炭素繊維及び黒鉛繊維のう
ち、少なくとも1種類の繊維を、5%水溶液の粘度(25
℃、B型粘度計、60rpm)が50〜100cpsのカルボキシメ
チルセルロースナトリウム塩の水溶液に分散懸濁させ、
充分繊維を絡ませた後、脱水成形し、80〜120℃で0.5〜
4時間乾燥することを特徴とする水に対して易崩壊性の
繊維成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1286122A JP2675642B2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | 易崩壊性の繊維成形体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1286122A JP2675642B2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | 易崩壊性の繊維成形体及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03146750A JPH03146750A (ja) | 1991-06-21 |
JP2675642B2 true JP2675642B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=17700216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1286122A Expired - Fee Related JP2675642B2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | 易崩壊性の繊維成形体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2675642B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0023380D0 (en) * | 2000-09-23 | 2000-11-08 | Sutcliffe Speakman Carbons Ltd | An improved composition and apparatus for transferring heat to or from fluids |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4297307A (en) * | 1979-06-29 | 1981-10-27 | Union Carbide Corporation | Process for producing carbon-carbon fiber composites suitable for use as aircraft brake discs |
JPS62170441A (ja) * | 1986-01-22 | 1987-07-27 | Honda Motor Co Ltd | 強化用筒状繊維成形体の製造方法 |
JPH064899B2 (ja) * | 1986-02-20 | 1994-01-19 | 三菱化成株式会社 | 複合材用炭素繊維プリフオ−ムの製造方法 |
-
1989
- 1989-11-02 JP JP1286122A patent/JP2675642B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03146750A (ja) | 1991-06-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |