JPH07196381A - セラミックスファイバー成形品の製造方法 - Google Patents

セラミックスファイバー成形品の製造方法

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JPH07196381A JP35025393A JP35025393A JPH07196381A JP H07196381 A JPH07196381 A JP H07196381A JP 35025393 A JP35025393 A JP 35025393A JP 35025393 A JP35025393 A JP 35025393A JP H07196381 A JPH07196381 A JP H07196381A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体劣化しにくく,嵩密度が大きく,所望の
形状及び寸法に成形可能なセラミックスファイバー成形
品の製造方法を提供すること。 【構成】 有機アルミニウム化合物,アルミニウムオキ
シフロライト等のアルミニウム塩と有機増粘剤とからな
る繊維前駆体溶液21を紡糸して生繊維22を作成し,
該生繊維22を500〜1200℃において加熱焼成し
てセラミックスファイバー23となす。次に,該セラミ
ックスファイバー23と水とバインダーとを混合して混
合液となし,該混合液に凝集剤を添加して,スラリー2
4状となし,次いで,吸引成形型を用いて抄造法によ
り,所望形状の抄造品を作り,その後上記抄造品を吸引
成形型により脱型し,乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば排気ガス触媒コ
ンバーター用の断熱材などの,セラミックスファイバー
成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来,例えば,加熱炉,製鋼炉等において
は,その外周にセラミックスファイバー成形品からなる
ブランケットが用いられている。上記ブランケットは断
熱材としての役割を有し,上記セラミックスファイバー
としては,例えばアルミナ繊維が用いられている。上記
アルミナ繊維のセラミックスファイバー成形品よりな
る,ブランケットの製造方法としては,例えば,特開昭
60−173151号が挙げられる。
【0003】上記製造方法においては,まず,アルミニ
ウムを含有する繊維前駆体溶液を作成し,これを吹出法
により生繊維とする。次に,上記生繊維を焼成し,セラ
ミックスファイバーを得る。そして,上記セラミックス
ファイバーを集積し,層状集積物とした後,これにニー
ドルパンチ処理を施す。上記ニードルパンチ処理によっ
て,上記層状集積物はこれを構成するセラミックスファ
イバー同士が複雑に絡み合い,不織布状となる。しかる
のち,上記不織布を所望の形状に成型し,焼成する。こ
れにより,セラミックスファイバー成形品のブランケッ
トを得る。なお,上記製造方法により製造されたセラミ
ックスファイバー成形品は,その嵩密度が0.1g/c
3 程度である。
【0004】
【解決しようとする課題】ところで,近年,車両用の排
気ガス触媒コンバーターにおいては,触媒担体とこれを
保持する金属シェルとの間に,上記セラミックスファイ
バー成形品のブランケットを配設することが行われてい
る(後述の図6参照)。しかしながら,上記従来方法で
製造されたブランケットは,上記排気ガス触媒コンバー
ターにおいては,その使用が難しい。
【0005】即ち,上記排気ガス触媒コンバーターは,
車両の走行と共に振動する。このため,上記ブランケッ
トは,金属シェル及び触媒担体との間に常時摩擦が生
じ,上記ブランケットが徐々に粉体化してしまう恐れが
ある。また,上記ブランットの嵩密度は0.1g/cm
3 程度である。このため,ブランケットの内部を排気ガ
スが貫流通過してしまう。更に,上記ブランケットは復
元力が低く,触媒担体を金属シェル内で動かないように
保持することができず,両者の間に隙間を生じさせてし
まう。
【0006】更に,上記従来製造方法においては,層状
集積物に対して,ニードルパンチング処理を施してい
る。そのため,上記製造方法はコストが高い。また,所
望形状に成形した後に,焼成を行う。よって,焼成時の
収縮により,成形品の寸法が狂う等の問題点が生じる。
本発明は,かかる問題点に鑑み,粉体劣化しにくく,嵩
密度が大きく,所望の形状及び寸法に成形可能な,セラ
ミックスファイバー成形品の製造方法を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,有機アルミニウム化合
物,アルミニウムオキシフロライト等のアルミニウム塩
と有機増粘剤とからなる繊維前駆体溶液を紡糸して生繊
維を作成し,該生繊維を500〜1200℃において加
熱焼成してセラミックスファイバーとなし,該セラミッ
クスファイバーと,水と,バインダーとを混合して混合
液となし,該混合液に凝集剤を添加してスラリー状とな
し,次いで,吸引成形型を用いて抄造法により,所望形
状の抄造品を作り,その後上記抄造品を吸引成形型より
脱型し,乾燥することを特徴とするセラミックスファイ
バー成形品の製造方法にある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,上
記生繊維を加熱焼成してセラミックスファイバーとな
し,その後上記セラミックスファイバーを含有したスラ
リーを作って,抄造法によって成形することにある。上
記アルミニウム塩は生繊維を形成するための材料であ
り,例えば有機アルミニウム化合物,アルミニウムオキ
シフロライトなどがある。上記有機増粘剤としては,有
機重合体を用いることが好ましい。上記有機重合体とし
ては,例えば,酢酸化澱粉,ヒドロキシエチル澱粉,メ
チルセルロース,ポリビニルアルコール,ポリエチレン
グリコール,ポリアクリルアミド等を使用する。
【0009】上記繊維前駆体溶液を紡糸するには,吹出
法,延伸法,押出法,遠心法等によることが好ましい。
但し,上記各方法に適した粘度に繊維前駆体溶液を調整
しておく必要がある。また,上記生繊維の焼成温度は5
00〜1200℃とする必要がある。焼成温度が500
℃より低い場合,及び1200℃より高い場合には,共
に焼成後の繊維強度が弱く,長期使用に耐えない。
【0010】上記スラリーを作成するためのバインダー
としては,例えばコロイダルシリカ,コロイダルアルミ
ナ,あるいはモンモリロナイト等の粘土鉱物等を使用す
る。また,凝集剤としては,例えば硫酸アルミニウム,
ポリアクリルアマイド,デンプン等を使用する。上記抄
造法においては,例えば外部に設けた吸引ポンプ等と接
続された吸引成形型を用い,これを上記スラリー内に投
入し,上記成形型の周囲にスラリー内のセラミックスフ
ァイバーを吸引積層させる。これにより成形品が得られ
る。上記乾燥は,100〜150℃とすることが好まし
い。100℃未満では乾燥不充分となり,150℃を越
えると有機バインダーの熱変質等の問題を生ずるおそれ
がある。
【0011】次に,上記抄造品は,脱型に先立って,ラ
バープレスを行うことが好ましい。上記ラバープレス
は,その型面がラバーよりなるものを使用する。上記ラ
バープレスは,加圧源として空圧または水圧を用い,ラ
バーの材質としてはNBR等,高弾性のものを用い,2
kg/cm2 以上の圧力をかけながら吸引成形型側より
吸引ポンプ等で脱水することが好ましい。これにより,
抄造品を十分に脱水することができる。また,上記ラバ
ープレス時に,抄造品は圧縮されるので,より稠密なセ
ラミックスファイバー成形品を得ることができる。
【0012】次に,上記ラバープレスに先立って,抄造
品に有機バインダーを含浸させておくことが好ましい。
上記有機バインダーとしては抄造のスラリー作成時に添
加できるエマルジョンラテックスなどを用いることが好
ましい。これにより,抄造品をラバープレスから解放
し,かつ乾燥しても,抄造品の厚みが復元してしまうこ
とがなく,所望の厚みが得られる。また,抄造後ラバー
プレスに先立ち,エマルジョンラテックス等の希釈溶液
に含浸させることも可能である。
【0013】
【作用及び効果】本発明のセラミックスファイバー成形
品の製造方法は,上記のごとく生繊維を作り,これをま
ず加熱焼成してセラミックスファイバーとなし,その後
抄造法により所望形状に成形している。そのため,各生
繊維は,所望する成形品に成形する前に,強度の高いセ
ラミックスファイバーの各繊維となっている。そのた
め,粉体劣化し難い状態にある。
【0014】次に,上記セラミックスファイバーと水と
バインダーとの混合液に凝集剤を添加することにより,
これらをスラリー状となす。このスラリー状態では,セ
ラミックスファイバーが互いに絡み合った状態にある。
そこで吸引成形型を使用した抄造法により,上記セラミ
ックスファイバーが絡み合った状態を維持しつつ所望形
状に成形する。吸引成形時には,上記セラミックスファ
イバーは成形型近傍のものを中心に,ランダムに,吸引
成形型に吸引積層される。よって,セラミックスファイ
バー成形品の嵩密度を大きくすることができる。
【0015】更に,一度所望の形状に成形した抄造品に
対しては,焼成処理を行う必要がない。このため,焼成
に伴う成形品の収縮が防止でき,所望形状のセラミック
スファイバー成形品を製造することができる。上記のご
とく,本発明によれば,粉体劣化しにくく,嵩密度が大
きく,所望の形状及び寸法に成形可能なセラミックスフ
ァイバー成形品の製造方法をを提供することができる。
【0016】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかるセラミックスファイバー成形品
の製造方法につき,図1〜図6を用いて説明する。な
お,本例において得られるセラミックスファイバー成形
品1は,排気ガス触媒コンバーター4に使用される筒状
の成形品である(図6)。
【0017】上記製造に当たっては,まず図1(A)に
示すごとく,アルミニウム塩と増粘剤を混合した繊維前
駆体溶液21から,吹出法により,図1(B)に示すご
とく生繊維22を作成する。次に,上記生繊維22を加
熱焼成することにより,図1(C)に示すごとく,セラ
ミックスファイバー23を得る。
【0018】更に,図1(D)に示すごとく,上記セラ
ミックスファイバー23と水とバインダーと混合した混
合液に凝集剤を添加して,スラリー24とする。上記ス
ラリー24内にはセラミックスファイバー23が絡み合
いつつ浮遊している。
【0019】次に,図2に示すごとく,抄造法により筒
状の抄造体,即ちセラミックスファイバー成形品を製造
する。即ち,上記抄造法においては,スラリー24内に
吸引ポンプ34から吸引管33を介して接続された吸引
成形型3を配置する。その後,上記吸引ポンプ34を作
動させることにより,吸引成形型3の周囲にスラリー2
4中に浮遊しているセラミックスファイバー23を吸引
積層させる。
【0020】上記吸引成形型3は,図3に示すごとく,
断面楕円の円筒状の本体部30とその両端を封止する前
板31及び後板32によって構成されている。上記本体
部30は金網を巻重ねたものである。上記前板31側に
は吸引管33に接続するためのノズル310を設けてい
る。本体部30の外径は,後述の排気ガス触媒コンバー
タの外径よりも若干大きい。
【0021】上記抄造法により,図4に示すごとく,本
体部30の外方に積層された抄造体10が得られる。次
に,上記抄造体10を上記成形型3から脱型し,乾燥さ
せる。これにより,図5に示すごとく,内腔15を有す
る,円筒状のセラミックスファイバー成形品1を得る。
【0022】次に,上記セラミックスファイバー成形品
1を使用して,図6に示すごとく,排気ガス触媒コンバ
ーター4を作製する。上記排気ガス触媒コンバーター4
は,その両端に排気パイプへの取付用フランジ401,
402を有する筒状の金属シェル40と,その内部に配
設されたセラミック製の触媒担体41とを有する。
【0023】上記セラミックスファイバー成形品1は,
上記金属シェル40と触媒担体41の間に配設されてい
る。上記排気ガス触媒コンバーター4においては,図面
に記された矢印の方向に排気ガスが流通する。上記セラ
ミックスファイバー成形品1は,金属シェル41と触媒
担体40との間において,断熱材,シール材としての役
割を果たしている。
【0024】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例のセラミックスファイバー成形品の製造方法
は,上記のごとく,生繊維を作り,これをまず加熱焼成
してセラミックスファイバーとなし,その後抄造法によ
り所望形状に成型している。そのため,各生繊維は,所
望する成形品に成形する前に,強度の高いセラミックス
ファイバーの各繊維となっている。そのため,粉体劣化
し難い状態にある。
【0025】次に,上記セラミックスファイバーと水と
バインダーとの混合液に凝集剤を添加することにより,
これらをスラリー状となす。このスラリー状態では,セ
ラミックスファイバーが互いに絡み合った状態にある。
そこで,吸引成形型を利用した抄造法により,上記セラ
ミックスファイバーの絡み合った状態を維持しつつ所望
形状に成形する。上記吸引成形時には,上記セラミック
スファイバーは成形型近傍のものを中心に,ランダムに
吸引成形型に吸引積層される。よって,成形品の嵩密度
を大きくすることができる。また,嵩密度の増加によ
り,成形品の復元力も向上する。
【0026】また,一度所望の形状に成形した抄造品に
対しては,焼成処理を行う必要がない。このため,焼成
に伴う成形品の収縮が防止でき,所望形状の成形品を製
造することができる。上記のごとく,本例によれば,粉
体劣化しにくく,嵩密度が大きく,所望の形状及び寸法
に成形可能なセラミックスファイバー成形品の製造方法
をを提供することができる。また,本例に示した排気ガ
ス触媒コンバータにおいては,上記セラミックスファイ
バー成形品は金属シェルと触媒担体の間の隙間を緻密に
シールするので上記隙間より排気ガスを透過させない。
【0027】実施例2 本例は,実施例1に示したセラミックスファイバー成形
品の製造方法についてその具体例を示すものである。即
ち,本例においては,アルミニウム塩としてのポリ塩化
アルミニウムの水溶液(アルミニウム含有量50g/リ
ットル,Al/Cl(原子比)=1.8)1リットル
に,有機増粘剤としての30%コロイダルシリカ溶液2
70g,5%ポリビニルアルコール水溶液300gを添
加し,これらを混合した。上記混合溶液を減圧下,50
℃で濃縮して前駆体溶液を作成する(図1(A))。
【0028】上記前駆体溶液を原料として,遠心法によ
り生繊維を得る。即ち,上記前駆体溶液を2000rp
mの円盤上に流し,円盤の遠心力により前駆体溶液を繊
維化する(図1(B))。更に,上記生繊維を1150
℃の条件において加熱焼成し,セラミックスファイバー
を得る(図1(C))。上記セラミックスファイバー5
00gに対し,水50リットルと,バインダーとしての
30%シリカゾル溶液を混合し,これを攪拌する。その
後,凝集剤ポリアクリルアマイド0.5%溶液を50ミ
リリットル添加してフロック状態のスラリーを得る(図
1(D))。
【0029】次に,上記スラリーより抄造体を作成す
る。まず,上記スラリー内に吸引成形型を投入する。次
に,上記吸引成形型に連結されている吸引ポンプを作動
させ,本体内部を約720mmHgの圧力下に減圧す
る。これにより,スラリー内のセラミックスファイバー
が吸引され,成形型の外周に約6mmに堆積する。上記
成形型は断面楕円形の円柱形であるため,上記セラミッ
クスファイバー成形体は筒状の抄造体を形成する。
【0030】その後,上記成形型より抄造体を脱型し
て,120〜130℃で乾燥させる。これにより,嵩密
度約0.3g/cm3 ,肉厚み6mmの筒状のセラミッ
クスファイバー成形品を得た。
【0031】実施例3 本例は,図7に示すごとく,実施例1に示した製造方法
において,脱型前に行なうラバープレス処理について説
明する。上記ラバープレス処理は,抄造品の脱型に先立
って行う。図7に示すごとく,上記ラバープレス処理
は,まず抄造体10を堆積させたままの吸引成形型30
をラバープレス型5の下型52に載置し,上記抄造体1
0の上方を上型51により覆う。上記上型51及び下型
52は,共に金属製の背板511,521とラバー51
2,522よりなるラバー型面53からなる。上記ラバ
ー型面53が上記抄造体10と直接接触する。上記のセ
ットをした後,上記ラバープレス型5を圧力2kg/c
2 でプレスする。
【0032】上記ラバープレス処理を抄造体10に行う
ことによって,上記抄造品10は矢線方向に力が加わり
圧縮される。これにより,上記抄造体10の中の水を吸
引成形型3の中に排出させ,脱水を促進させる。本例に
よれば抄造体10の乾燥工程が短時間で済む。また,上
記抄造品10が圧縮されることにより,嵩密度の大き
い,稠密な成形品を得ることができる。その他は,実施
例1と同様の効果を有する。
【0033】実施例4 本例は,図8に示すごとく,実施例2に示した製造方法
の途中に,抄造品に対して有機バインダーを含浸させる
工程を設けたものである。上記含浸工程は,実施例3に
示したラバープレスに先立って行う。図8に示すごと
く,抄造法により作成した直後の抄造品10を吸引成形
型3ごと,有機バインダー6の水溶液中に投入する。次
いで,吸引成形型3内を減圧して,抄造品10の中に有
機バインダー6を含浸させる。
【0034】上記有機バインダー6は,NBRラテック
ス(固形分41%)を水により20倍に希釈した溶液を
用いた。含浸後は,脱型し,乾燥し,有機バインダー6
をセラミックスファイバー成形品中に残留させる。これ
により,可撓性に富み,嵩密度の高い,優れたセラミッ
クスファイバー成形品を得ることができる。その他,実
施例1と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるセラミックスファイバー成形
品の製造方法の工程説明図。
【図2】実施例1におけるセラミックスファイバー成形
品の抄造時の説明図。
【図3】実施例1における抄造法用の吸引成形型の斜視
図。
【図4】実施例1における抄造品の斜視図。
【図5】実施例1におけるセラミックスファイバー成形
品の斜視図。
【図6】実施例1における排気ガス触媒コンバーターの
断面図。
【図7】実施例3におけるラバープレス型の断面図。
【図8】実施例4における有機バインダーの含浸を示す
説明図。
【符号の説明】
1...セラミックスファイバー成形品, 10...抄造品, 21...繊維前駆体溶液, 22...生繊維, 23...セラミックスファイバー, 24...スラリー, 3...吸引成形型, 5...ラバープレス金型, 6...有機バインダー,

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機アルミニウム化合物,アルミニウム
    オキシフロライト等のアルミニウム塩と有機増粘剤とか
    らなる繊維前駆体溶液を紡糸して生繊維を作成し,該生
    繊維を500〜1200℃において加熱焼成してセラミ
    ックスファイバーとなし,該セラミックスファイバー
    と,水と,バインダーとを混合して混合液となし,該混
    合液に凝集剤を添加してスラリー状となし,次いで,吸
    引成形型を用いて抄造法により,所望形状の抄造品を作
    り,その後上記抄造品を吸引成形型より脱型し,乾燥す
    ることを特徴とするセラミックスファイバー成形品の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記抄造品は,脱型
    に先立って,ラバープレスを行うことを特徴とするセラ
    ミックスファイバー成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記ラバープレスに
    先立って,抄造品に有機バインダーを含浸させておくこ
    とを特徴とするセラミックスファイバー成形品の製造方
    法。
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