JP2675078B2 - 車両の床下配線構造 - Google Patents

車両の床下配線構造

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JP2675078B2 JP63152334A JP15233488A JP2675078B2 JP 2675078 B2 JP2675078 B2 JP 2675078B2 JP 63152334 A JP63152334 A JP 63152334A JP 15233488 A JP15233488 A JP 15233488A JP 2675078 B2 JP2675078 B2 JP 2675078B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の床下配線構造に係り、特に鉄道車両
に好適な床下配線構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、鉄道車両における床下配線作業は、車体の台枠
下面に、電線を布設した電線ダクトを上向姿勢で取付
け、その後、さらに上向姿勢で各種配線間の結線等の配
線作業を行なっていた。また、電線ダクトおよび該電線
ダクトに連結される枝ダクト等について、事前に電線を
布設した後、前述と同様に台枠下面に上向姿勢で取付
け、その後配線を行なう等作業が一般的であった。
なお、前述のような構成については、例えば特公昭47
−2642号等に記載されたものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、台枠に電線ダクトを取付けた後の配
線作業が上向姿勢で行なわれ、かつ、該配線作業におけ
る電線の引出し作業は全て入力によっていることから、
大多な労力および作業時間を要する作業であった。ま
た、台枠の下方に作業員が位置し、その作業位置が該作
業員の頭部附近に相当することになるため、この点から
も作業性が非常に悪いという問題点があった。
本発明の目的とするところは、床下配線作業が効率よ
く行なえる車両の床下配線方法および配線構造を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、 車両の台枠の下面に、車体の長手方向に沿って設けた
鈎状の2つの突起と、 上端側が前記2つの突起に係合しており、側方の外面
に車体の長手方向に沿って溝を有し、下端に電線受を支
持するつばを有する2つの側板と、 前記2つの側板の下端の前記つばに支持され、前記長
手方向に沿って短く設けた前記電線受と、 前記2つの側板の外であって一方の前記該側板に沿っ
てその近くに、前記台枠に設けた止め溝と、から車両の
床下配線構造を構成し、 前記突起に前記側板を係合する以前の状態において、
前記2つの側板に支持された前記電線受けを下方にした
状態から上方に反転できるように、前記止め溝と一方の
前記側板と前記溝とを回転治具で連結しており、該回転
治具によって前記止め溝側を基点として前記側板の上下
の向きを反転させること、 によって達成できる。
〔作用〕
かかる構造によれば、台枠を反転させて使用時の下面
を上面として電線の取付け作業行う。一対の側板と電線
受とから電線を収納するダクトが構成される。ダクトも
反転させて開口部が上方を向いているので、ダクトに電
線を容易に配置できるものである。電線をダクトに入れ
た後、ダクトの側板の側面の溝と台枠の止め溝との間に
回転治具を係合させて、ダクトを回転させれば側板の上
端が台枠の突起に係合する。このため、電線およびダク
トを容易に取付けることができるものである。
なお、前記構成の上下は使用時をいう。
〔実 施 例〕
以下、本発明による一実施例および他の実施例を第1
図ないし第5図によって説明する。
同図において、1はその下面に配線を行なおうとする
台枠、2は該台枠1をなす車端側に設けられた端はり、
3は前記台枠1をなす台車設置位置に設けられた枕はり
である。は前記台枠1の枕はり3よりも中央寄りの車
体長手方向中間部に取付けられる主ダクトで、該主ダク
の端部には直交配置された転線箱が接合される。
主ダクトに布設される電線は前記転線箱によって分
配されて車端側へ引通される。6a,6bは前記転線箱
よって分配された電線を車端側へ導くための分岐管で、
転線箱の側面に接続され、かつ、枕はり3を貫通する
貫通管7に接続され、さらに、車端側には車端転線箱8
が取付けられている。9は前記車端転線箱8まで引通さ
れてきた電線を運転台あるいは妻面桟器箱へ導くため、
台枠1を貫通して設置される立上穴である。
ところで、前記主ダクトの構成について説明する。
まず、両側には側板20が設けられ、該側板20の上辺には
台枠1の突起14に掛合する嵌合つば21が形成されてい
る。突起14とつば21とは係合するように鈎状である。各
側板の外板には溝26が形成されている。また、各側板20
の下辺には嵌合溝28が形成されており、該嵌合溝28に嵌
合するつばを両辺に設けた口出しカバー17が取付けられ
る構成となっている。前記両側の側板20の中間位置には
仕切板13から設置され、主ダクト内に布設される電線
を高圧線束11と低圧線束12に分けている。前記側板20の
下辺には前記嵌合溝28の反対側につばが設けられてお
り、該つばによって電線受27が支持される。この電線受
27によって前記高圧線束11と低圧線束12は支持固定され
る。次に、前記高圧線束11と低圧線束12から引出される
口出し線23は、前記口出しカバー17のクリート15によっ
て固定され、かつ、側板20の外面に設けられた溝26に取
付けられる支え25によって支持される。
次に、転線箱は箱型に形成されており、取付足16に
よって台枠1に取付けられ、内部には電線支え10が設け
られている。該転線箱の下辺にはフランジ29が形成さ
れており、このフランジ29に底ぶた(図示省略)をボル
トあるいは固着金具等によって取付ける構成となってい
る。また、転線箱内には、前記主ダクトの仕切板13
を延長した位置に仕切板13′が設けられている。
次に、分岐管6a,6bは前記転線箱5の両端側面に連結
されるもので、半円状の部材を組合せて構成する形状と
なっている。また、該分岐管6a,6bの転線箱5への接合
部は、塞ぎ板18によって開口部を塞ぐ構成となってい
る。
次に、24は前記主ダクトを台枠1への取付位置に位
置決めした状態で反転させるための反転治具である。該
反転治具24の一端は台枠1の止め溝22に取付けられ、回
動可能に構成された他端は側板20の外面の溝26に嵌合す
る構成となっている。したがって、該回転治具24を台枠
1に取付けた状態で、他端を主ダクトに嵌合すれば、
台枠1のダクト取付位置に対して該主ダクトは位置決
めされたことになり、主ダクトを反転すればダクト取
付位置に一致する。
このような構成において、以下、配線作業を詳細に説
明する。まず、主ダクトを組立て、その台枠1への取
付位置を上方に向けた後、高圧線束11および低圧線束12
を下向き作業で該主ダクト内へ布設して電線受27にバ
ンドあるいはひも等によって固定する。このようにして
電線の布設作業が終った主ダクトを台枠1に取付け
る。すなわち、主ダクトの嵌合つば21を台枠1の突起
14に掛合させ、固着用こまを嵌入することによって固着
する。このような状態で、台枠1を反転し主ダクト
取付けた面を上方に向ける。なお、前記台枠1には転線
および分岐管6a,6bの一方がすでに取付けられてい
る。そして、前記主ダクト1の高圧線束11および低圧線
束12から主ダクトの途中部分から引出される口出し線
23の引出し作業あるいは高圧線束11および低圧線束12の
転線箱内への分配引通し作業を行なう。さらに、転線
内から分岐管6a,6bに引通される電線の引通し作業
を行ない、かつ、車端転線箱18まで引通しを行なう。こ
のような各電線の引通しを行ない、かつ、各電線の固定
を行なう。このような状態で、転線箱に底ぶたを取付
け、かつ、分岐管6a,6bに反円状のふた部を取付ける。
このような構成および作業手順によれば、主ダクト
への電線布設が下向作業で行なえる。また、該主ダクト
からの各配線作業および転線箱、分岐管6a,6bへの
各配線作業もそれぞれ下向作業で行なえる。さらに、転
線箱および分岐管6a,6bへのふた部の取付け作業も下
向作業にて行なえる。このように床下配線作業で最も煩
雑な作業が前述のように下向作業で行なえるため、作業
を効率的に行なえる。また、作業員の作業姿勢にも無理
がない。
次に、前述の構成において配線作業の別の手順につい
て、以下説明する。まず、台枠1を反転し、各ダクトの
取付部を上方に向ける。そして、該台枠1の止め溝22に
回転治具24を取付ける。この状態で組立て済みの主ダク
を該回転治具24に掛合させて配置し、かつ、該主ダ
クトの台枠1への取付部を上方に向けておく。このよ
うな状態で主ダクト内に高圧線束11および低圧線束12
を布設し、かつ、バンド等によって電線受27に固定す
る。その後、前記主ダクトを回転治具24を利用して第
3図中に主ダクト19a,19b,19cと示すように反転させれ
ば、該主ダクトはすでに回転治具24によって位置決め
されているため、側板20の嵌合つば21は台枠1の突起14
に簡単に掛合させることができる。そして、前記主ダク
を台枠1に対して固着し、さらに、主ダクト1内か
ら口出し線23を引出した後、口出しカバー17を取付け、
前記口出し線23をクリート15で固定する。また、前記口
出し線23の支え25への固定もこの時点で行なう。
一方、転線箱および分岐管6a,6bの半円部の台枠1
への取付けは、該台枠1の反転前でもよいが反転後に行
なった方がより有利である。このように取付けられてい
る転線箱および分岐管6a,6bに前記主ダクトに布設
された高圧線束11よび低圧線束12から分配して、電線の
引通しおよび固定を行なう。その後、転線箱の底ぶた
を取付けるとともに、分岐管6a,6bの半円部を取付け
る。さらに、転線箱に分岐管6a,6bに対応して形成さ
れた塞ぎ板18を取付ける。このようにして、配線作業が
終了した後、台枠1を再度反転して作業を終了する。
このような構成および作業手順によれば、前述の作業
方法に比べて、主ダクトの台枠1への位置決めが容易
であり、さらに、反転させるのみで台枠1への取付作業
が完了するため、作業の効率向上が図れる。さらに、主
ダクトへの電線の布設および該主ダクトの台枠1へ
の取付け、さらに、その後の各種ふた類の取付けが全て
下向作業で行なえるため、作業の効率向上が図れる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、床下配線作業が
効率よく行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による配線構造の一実施例を備えた車両
の台枠の底面図、第2図は第1図の配線構造のA部を拡
大した斜視図、第3図は第2図の主ダクトへの電線の布
設状況を示す斜視図、第4図は第2図の主ダクトの作業
終了後の断面図である。 1……台枠、……転線箱、……主ダクト、6a,6b…
…分岐管、17……口出しカバー、20……側板、27……電
線受

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の台枠の下面に、車体の長手方向に沿
    って設けた鈎状の2つの突起と、 上端側が前記2つの突起に係合しており、側方の外面に
    車体の長手方向に沿って溝を有し、下端に電線受を支持
    するつばを有する2つの側板と、 前記2つの側板の下端の前記つばに支持され、前記長手
    方向に沿って短く設けた前記電線受と、 前記2つの側板の外であって一方の前記該側板に沿って
    その近くに、前記台枠に設けた止め溝と、からなり、 前記突起に前記側板を係合する以前の状態において、前
    記2つの側板に支持された前記電線受けを下方にした状
    態から上方に反転できるように、前記止め溝と一方の前
    記側板の前記溝とを回転治具で連結しており、該回転治
    具は前記止め溝側を基点として前記側板の上下の向きを
    反転させるものであること、 を特徴とする車両の床下配線構造。
JP63152334A 1988-06-22 1988-06-22 車両の床下配線構造 Expired - Lifetime JP2675078B2 (ja)

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