JP2674565B2 - 機械式駐車場の運転方法及び機械式駐車場 - Google Patents

機械式駐車場の運転方法及び機械式駐車場

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JP2674565B2 JP11813095A JP11813095A JP2674565B2 JP 2674565 B2 JP2674565 B2 JP 2674565B2 JP 11813095 A JP11813095 A JP 11813095A JP 11813095 A JP11813095 A JP 11813095A JP 2674565 B2 JP2674565 B2 JP 2674565B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、機械式の駐車場、特に
スタッカクレーンを用いた立体駐車場に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】スタッカクレーン式の立体駐車場は、特
開昭51−141178号公報に示す如く、スタッカク
レーンと、多数の格納棚をスタッカクレーンの走行路の
両脇に設けた棚群とからなり、棚群(スタッカクレーン
の走行路)の一端に入庫口、他端に出庫口を設けてい
る。スタッカクレーンは、走行体と、走行体を昇降する
昇降体と、昇降体から格納棚側に対して進退するフォー
クとからなる。フォークは1組であり、入庫や出庫は車
両1台単位で行われる。 【0003】また、車両はパレットに載せて格納するよ
うになっている。このため、入庫口の近傍にはデパレタ
イザを設け、段積みしてあるパレットを分割して1枚づ
つ入庫口に供給している。また出庫口の近傍にはパレタ
イザを設け、車両の出庫によって不要となったパレット
を回収し段積みしている。 【0004】なお、一般の立体倉庫において、2組のフ
ォークをスタッカクレーンに設け、2台単位で入出庫を
行い、荷役を早くすることが知られている。例えば、特
開昭57−107303号公報がある。 【0005】また、実開昭56−154903号公報に
示すものは倉庫であり、建屋の2階以上に棚群とスタッ
カクレーンを設置し、棚の最下部に荷のさばき場を設
け、この荷さばき場と1階とを荷昇降搬送手段で接続し
ている。荷昇降搬送手段は棚の下方にある。1階が入出
庫口になっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】立体駐車場では、入庫
を希望してから実際に入庫できるまでの時間、及び、出
庫を希望してから実際に出庫できるまでの時間はできる
だけ短いことが望ましい。 【0007】入庫や出庫のパターンには色々ある。しか
し、店舗等一般用途用の立体駐車場では、大きく分ける
と次の三つのパターンになることが判明した。 【0008】(1)開店時の如く、入庫が連続するパタ
ーン (2)閉店時の如く、出庫が連続するパターン (3)中間の時間帯の如く、入庫と出庫が混在するパタ
ーン 本発明の目的は、これらのパターンに応じて、多くの車
両をできるだけ短時間で入出庫させるようにすることに
ある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的は、棚群等の格
納部に対して入庫及び出庫を可能な2つの入出庫口を設
け、車両の進入路と車両の退出路とをそれぞれ独立して
それぞれの入出庫口に設け、そして、入庫数と出庫数と
を比較して一方が他方よりも多いと予想される場合にお
いて、前記2つの入出庫口を主として前記一方のために
用い、その他の場合において、一方の入出庫口を入庫
口、他方の入出庫口を出庫口として用いることにより、
達成できる。 【0010】 【作用】これによれば、2つの入出庫口を需要に応じて
切換えて用いるので、その需要を短時間で処理できるも
のである。 【0011】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4により
説明する。本実施例は、スタッカクレーンを用いると共
に、車両をパレットに載せて格納する方式である。 【0012】図1において、1は公知の搬送手段として
のスタッカクレーンであり、走行体と、走行体を昇降す
る昇降体と、昇降体に設けた2組のフォーク2,2とか
らなる。フォーク2,2は、それぞれ両側に突出可能で
ある。 【0013】スタッカクレーン1の走行路3の両脇に
は、多数の格納棚からなる棚群4,5,4A,5Aを設
けている。ここではスタッカクレーン1、その両脇の棚
群4,5または棚群4A,5Aを一組として、2組を並
設している。この2組の入出庫系は同一なので、棚群
4,5について説明する。また、棚群4と棚群5の入出
庫系も同一なので、主として棚群4について説明する。 【0014】各棚群4,5,4A,5Aの格納棚の数
は、スタッカクレーン1の走行方向にそって8箇ある。
棚の段数は4段である。 【0015】図2,図3において、9はスタッカクレー
ン1の走行路3や棚群4,5,4A,5Aを支持する床
であり、駐車するための車両34の進入路35,退出路
36、図3の乗員のための退場用の通路37、同じく入
場用の通路38の面G.L.よりも上方に設置してい
る。スタッカクレーン1は床9の上面を走行する。床9
は、車両34の走行の邪魔にならない位置に設置した柱
(図示せず)で支持されている。 【0016】即ち、1階部分が入出庫口のための領域と
なり、2階以上の部分が車両の格納領域となっている。
1階の入出庫口13A,13Bに車両を乗入れ、乗員が
下車すると、公知の搬送手段としてのリフタ12A,1
2Bで2階部分に上昇させ、格納する。また、車両を出
庫する場合には、2階部分からリフタ12A,12Bで
入出庫口13A,13Bに出庫する。なお、リフタ12
Bは図示していないが、入出庫口13Bのリフタである
ことを示すために用いる。 【0017】リフタ12A,12Bの上面には、それぞ
れコンベヤ10A,10Bを設けている。該リフタはコ
ンベヤ10A,10Bを第1段目の棚まで上昇させる。 【0018】リフタ12A,12Bは棚群4,5の第4
行目に設けている。棚群4,5の第5行目、第6行目の
第1段目の棚の底部には、入出庫用のコンベヤ11A〜
11Dを設けている。 【0019】前記コンベヤ10A,10B,11A〜1
1Dはスタッカクレーン1のフォークが入ることができ
るように設けてある。該部の棚は、スタッカクレーン1
との間の移載口である。 【0020】21A,21Bはパレタイザの機能および
デパレタイザの機能を有するパレットマガジンであり、
棚群4,5の第3行目の棚にそれぞれ設置している。パ
レットマガジン21A,21Bは周知の如く、段積みパ
レットの収納部22,段積みパレットを支持する支持装
置23,コンベヤ24を昇降させるリフタ25とからな
る。 【0021】パレットマガジン21A,21Bの動作の
要点を、棚群4側のパレットマガジン21Aについて簡
単に説明する。 【0022】空のパレット39を段積みするパレタイザ
として用いる場合について説明する。入出庫口13Aか
ら車両が出庫すると、リフタ12Aを上昇させ、その上
面のパレットをコンベヤ10Aを用いてパレットマガジ
ン21Aのコンベヤ24に供給する。次にリフタ25を
上昇させて支持装置23上のパレットを押上げ、次に支
持装置23を後退させ、次にさらにリフタ25を上昇さ
せ、次に支持装置23を突出させ、次にリフタ25を下
降させるものである。以上の動作によってパレット39
を下方から段積みできる。 【0023】空のパレット39を1枚づつ出庫するデパ
レタイザとして用いる場合について説明する。リフタ2
5を上昇させて段積みパレットを持上げ、次に支持装置
23を後退させ、次にリフタ25を下降させ、次に支持
装置23を突出させて2段目のパレットを支持可能と
し、次にリフタ25を下降すれば1枚のパレットを取出
すことができる。このパレットは、上昇したリフタ12
Aのコンベヤ10Aに供給する。 【0024】図3において、30は駐車場への車両の入
口、31は出口である。32は乗員の出口、33は入口
である。 【0025】入出庫口13A,13Bはリフタ12A,
12Bの周囲を安全のため棚または壁44,45で囲っ
ている。車両の走行方向におけるリフタの右側と、右側
の壁44との間には、乗員の乗降用のプラットフォーム
43がある。40は入庫する車両の入口ドアであり、降
車した乗員の出口ともなる。41は出庫する車両の出口
ドアであり、乗車する乗員の入口ともなる。 【0026】プラットフォーム43が右側にあるのは、
車両の運転席が右側にあるためである。左側に運転席を
有する車両が主体の場合は、出口31側を入口とし、入
口30側を出口とする。 【0027】入出庫口13A,13Bの壁44に乗員の
出入口を設けてもよい。入出庫口13Aのプラットフォ
ーム43は、走行路3の下方にある。入出庫口13Bの
プラットフォーム43は、並設されている棚群4Aの下
方に位置している。 【0028】50は入車の可否を指示する表示器であ
り、それぞれの入出庫口13A,13Bの進入路35の
上方に設置している。該当の入出庫口から入庫可能な場
合には青色となり、入庫できない場合には赤色及び“満
車”等を表示する。 【0029】また、それぞれの入出庫口の進入路35に
は入庫希望の車両の有無を検出する検出器52を設けて
いる。検出器52は光電式又は音波式により構成され
る。 【0030】図4において、立体駐車場の制御装置の全
体の構成を説明する。制御装置60は、各入出庫口10
A,10Bの近傍に設けた入庫指令器62、歩行者用入
口33に設けた出庫指令器63、運転モードを指令する
指令器64、入庫希望車両の検出器52、及び入出庫口
やスタッカクレーン等からの信号に基づいて、スタッカ
クレーン1を制御する制御装置65、入出庫口13A,
13B、リフタ12A,12B、コンベヤ11A〜11
D、パレットマガジン21A,21B等を制御する制御
装置66、入庫誘導表示器50に制御信号を出力し、入
出庫を行う。 【0031】モード指令器64は管理室69にあり、管
理人によって運転モードを指令する。制御装置の運転モ
ードは表1に示す如く、通常モード、入庫優先モード、
出庫優先モード、及び自動設定モードの4つがある。 【0032】 【表1】 【0033】通常モードは、入庫を希望する車両数と出
庫を希望する車両数とがほぼ等しいと予想される時間帯
に用いるものである。通常モードを選択すると、入出庫
口13Aが入庫口となり、入出庫口13Bが出庫口とな
る。入出庫口13Aの上流の入車誘導表示器50は“入
庫可能”(青色点燈)を表示し、入出庫口13Bの上流
の入車誘導表示器50は“入庫不可能”(赤色、満車の
点燈)を表示する。入出庫口13Bの進入路35に進入
禁止の立札や棚等を設ければ確実である。 【0034】通常モードにおいて、入庫口となる入出庫
口13Aに連なるリフタ12Aやパレットマガジン21
A等の各機器(以下、入出庫口の系という)は、入出庫
口13Aを入庫口とするように、入庫優先の状態で動作
している。このため、入庫が連続していないとき、リフ
タ12Aはパレットを載せて入出庫口13Aの高さで待
機している。このため、入庫を短時間で行うことができ
る。 【0035】同じく、出庫口となる入出庫口13Bに連
なるリフタ13Bやパレットマガジン21B等の各機器
(以下、入出庫口の系という)は、入出庫口13Bを出
庫口とするように、出庫優先の状態で動作している。こ
のため、出庫が連続していないとき、リフタ13Bはコ
ンベヤ11Cの高さで待機している。パレットはパレッ
トマガレジン21Aに回収している。このため、出庫を
短時間で行うことができる。 【0036】入庫優先モードは、入庫を希望する車両数
が出庫を希望する車両数よりも多いと予想される時間帯
(例えば、朝の開店時)に用いるものである。入庫優先
モードを選択すると、入出庫口13A,13Bが入庫口
となり、それぞれの入庫誘導表示器50,50は“入庫
可能”を表示する。車両の入庫口が2つとなるので、入
庫に要する時間を短縮できる。 【0037】入庫優先モードの時間帯における出庫口は
入出庫口13Bのみとする。このモードにおいて、出庫
の要求があると、入出庫口13Bから入庫作業を中断し
て、出庫させる。入出庫口13Aは入庫口としての作業
を継続している。これによっても入庫が優先される。 【0038】入庫優先モードにおいて、入庫口となる入
出庫口13A,13Bの系は、通常モードの項で説明し
たように、入庫優先の状態で動作している。即ち、入庫
や出庫がないとき、リフタ12A,12Bはパレットを
載せて入出庫口13A,13Bの高さで待機している。
このため、入庫が優先的に行われる。入出庫口13A,
13Bはそれぞれ単独で動作する。 【0039】出庫優先モードは、出庫を希望する車両数
が入庫を希望する車両数よりも多いと予想される時間帯
(例えば、夕方の閉店時)に用いるものである。出庫優
先モードを選択すると、入出庫口13A,13Bが出庫
口となる。車両の出庫口が2つとなるので、出庫に要す
る時間を短縮できる。 【0040】出庫優先モードの時間帯における入庫口は
入出庫口13Aのみとする。このモードにおいて、入庫
の要求があると、入出庫口13Aからの出庫作業を中断
して入庫させる。入出庫口13Bは出庫口としての作業
を継続している。これによっても出庫が優先される。 【0041】出庫優先モードにおいて、入出庫口13A
の上流の入車誘導表示器50は“入庫可能”を表示し、
入出庫口13Bの上流の入車誘導表示器50は、“入庫
不可能”を表示している。 【0042】出庫優先モードにおいて、出庫口となる入
出庫口13A,13Bの系は、通常モードの項で説明し
たように、出庫優先の状態で動作している。即ち、入庫
や出庫がないとき、リフタ12A,12Bはパレットを
載せない状態でコンベヤ11A,11Cの高さで待機し
ている。このため、出庫が優先的に行われる。入出庫口
13A,13Bはそれぞれ単独で動作する。 【0043】自動設定モードは、通常モードと出庫優先
モードとの両方の機能を有し、出庫指令器63からの出
庫指令数が所定数よりも大きい場合に出庫優先モードと
し、出庫予約が少い場合に通常モードとするものであ
る。 【0044】モード指令器64からは、時間帯毎にいず
れのモードを選択するかを指令する。時間帯も設定でき
るようにすると好都合である。通常モード及び自動設定
モードは入庫優先モード及び出庫優先モードでは不適当
な場合に選択する。尚、実際のモード設定において、4
つのモードの全てを用いる必要はなく、適当と思われる
もののみを用いればよい。 【0045】かかる構成において、入庫運転について、
棚群4について説明する。運転モードは問わない。 【0046】入口30から入った車両は、進入路35か
ら入車誘導表示器50の指示に従って走行し、入出庫口
13Aの前方で一旦停止し、同乗者を降車させる。 【0047】パレットマガジン21Aから供給された空
パレット39を載せたリフタ12Aが下降すると共に、
検出器52による車両の検出によって入口ドア40が開
くので、車両を入出庫口13Aに進入させる。運転者は
降車後入口ドア40を通って入出庫口13Aの外に出た
のち、入庫指令器62を操作して入庫運転を指令する。
また、駐車カードを受領する。運転者および同乗者は、
通路37を通って出口32に至る。 【0048】入庫運転が指令されると、入口ドア40が
閉じ、リフタ12Aが上昇する。リフタ12Aの車載パ
レット39はコンベヤ10Aからコンベヤ11A,11
Bに供給する。 【0049】リフタ12Aは、パレットマガジン21A
から空パレットを受取ったのち、下降する。 【0050】コンベヤ11A,11Bにそれぞれ車載パ
レットが載ると、スタッカクレーン1はフォーク2が棚
群4の第5行目、第6行目に位置するように停止する。
そしてフォーク2,2をコンベヤ11A,11Bへ同時
に突出させ、車載パレットをスタッカクレーン1側に同
時に取込む。次に、スタッカクレーン1は空棚に車載パ
レットを格納する。 【0051】このように、スタッカクレーン1が2台の
車載パレットを同時に搬送するのは、入庫が連続してい
る場合であり、その他の場合は一台毎に搬送する。 【0052】次に、出庫運転を棚群4について説明す
る。運転モードは問わない。出庫を要求する運転者は、
入口33に設置した出庫指令器63に駐車カードを挿入
し、出庫を指令する。出庫指令器63からは車両が出庫
される入出庫口の位置(番号)が指示されるので、その
指示に従って通路38を通って所定の入出庫口に行く。
各入出庫口の表示器には、駐車カードの番号が出庫順序
で表示されている。 【0053】スタッカクレーン1は、出庫指令の出され
た2箇の棚から車載パレットを取出し、フォーク2が棚
群4の第5行目,第6行目に位置するように停止する。
そしてフォーク2,2を同時に突出させ、コンベヤ11
A,11Bに載せる。コンベヤ11Aの車載パレットは
上昇して待機しているリフタ12Aの上面のコンベヤ1
0Aに移す。 【0054】次に、リフタ12Aが下降すると、出口ド
ア41が開き、運転者が乗車して出庫させる。そして一
旦停止し、通路38を通ってきた同乗者を乗車させ、通
路36を通って出口31に至る。 【0055】車両が出庫すると出口ドア41が閉じ、リ
フタ12Aが上昇し、空パレット35をパレットマガジ
ン21Aに段積する。また、コンベヤ11Bに出庫され
た車載パレットを同様に出庫する。 【0056】このように、スタッカクレーン1が2台の
車載パレットを同時に搬送するのは、出庫が連続してい
る場合であり、その他の場合は1台毎に搬送する。 【0057】次に、表1の入庫優先モードを選択した場
合について説明する。入庫優先モードを選択すると、入
出庫口13A,13Bのそれぞれの機器は前記の如く入
庫口として動作する。 【0058】入庫優先モードにおいて、出庫指令器63
によって出庫を指令すると、出庫指令器63は出庫口が
入出庫口13Bであることを表示する。制御装置60
は、入出庫口13Aからの入庫運転を継続させるが、入
出庫口13Bの入庫を一時中断し、指令された車両を入
出庫口13Bに出庫する。 【0059】出庫要求があった場合は、図5のフローチ
ャートを実行する。図5において、出庫要求があり、し
かも入出庫口13Bの上流の一時停止位置に車両が到着
していない場合(検出器52からの指令がない場合、即
ち、入庫要求がない場合)は出庫作業を開始する(ステ
ップS11,S15)。但し、実際の出庫作業はリフタ
12B及びコンベヤ11C,11Dの入庫すべき車両を
棚に格納した後である。 【0060】一方、出庫要求があると共に検出器52に
よって入庫要求があった場合(ステップS11)、これ
から入庫作業を開始する車両について入庫要求のあった
時刻と出庫要求のあった時刻とを比較し(ステップS1
3)、出庫要求のあった時刻の方が早い場合は出庫作業
を行う(ステップS15)。 【0061】出庫の車両数は1台又は2台である。要求
数が複数のとき、ステップS13は最初に要求された車
両の要求時刻で判断する。 【0062】尚、実際の出庫作業はリフタ12B及びコ
ンベヤ11C,11D、スタッカクレーン1の入庫すべ
き車両を棚に格納した後である。一方、出庫要求の方が
遅かった場合は入出庫口13Bの手前の1台又は2台の
車両を入庫させた後、出庫作業を行う(ステップS1
7)。 【0063】尚、前記「これから入庫作業を開始する車
両」とは、コンベヤ10B,11C,11Dやスタッカ
クレーン1に載っている車両を除くことを意味し、未だ
入出庫口13Bの手前で停止している車両をいう。 【0064】入庫要求のあった時刻とは、入出庫口13
Bの上流の検出器52が車両を検出した時刻であり、記
憶している。出庫要求にあった時刻とは出庫指令器63
で出庫要求した時刻であり、記憶している。 【0065】上記実施例では出庫要求のあった時点でス
テップS13を実行しているが、リフタ12Bが入庫作
業を終了した時点、即ち、例えば、車載パレットを載せ
たリフタ12Bがコンベヤ11Cの高さまで上昇した時
点で、ステップS13を実行するようにしてもよい。 【0066】ステップS15の出庫作業はコンベヤ10
B,11C,11Dから入庫すべき車両が無くなってか
ら行っているが、出庫すべき車両が1台であれば、入庫
すべき車両をコンベヤ10Bからコンベヤ11Cに移せ
ばコンベヤ10Bに出庫することができる。出庫すべき
車両が2台であれば、コンベヤ10B,11Cから入庫
すべき車両が無くなればここに出庫させることができ
る。 【0067】全ての棚に車両が格納されると、入車誘導
表示器50は“入庫不可能”を表示する。 【0068】次に、表1の出庫優先モードを選択した場
合について説明する。出庫優先モードが選択すると、入
出庫口13A,13Bのそれぞれの機器は前記の如く出
庫口として動作する。 【0069】出庫優先モードにおいて、入出庫口13B
は常に出庫口として運転される。一方、入出庫口13A
の上流の検出器52によって入庫の要求を検出すると、
入出庫口13Aの系は図6を実行する。入庫の要求はあ
るが出庫要求がない場合は、入庫作業を開始する(ステ
ップS21,S25)。出庫の要求があると共に入庫の
要求があった場合(ステップS21)は、これから出庫
作業を開始する車両について出庫の要求のあった時刻と
入庫の要求のあった時刻とを比較し(ステップS2
3)、入庫要求のあった時刻の方が早い場合は入庫作業
を行う(ステップS25)。 【0070】ステップS25の入庫作業によるリフタ1
2Aの上昇中に検出器52が次の車両を検出すると、次
の車両の入庫作業を継続する。検出器52を2個設置し
て、2台の車両を連続して入庫させるようにすることが
できる。 【0071】コンベヤ11A,11Bに1台又は2台の
車両が入庫されると、スタッカクレーン1は適宜な時点
でこれを棚に格納する。 【0072】尚、ステップS25の実際の入庫作業は入
出庫口13Aに出庫しようとする車両を有するスタッカ
クレーン1,コンベヤ11B,11A,10Aの車両を
入出庫口13Aから出庫した後である。 【0073】一方、入庫要求の方が遅かった場合は出庫
要求のあった1台又は2台の車両を出庫させた後、入庫
作業を行う(ステップS27)。 【0074】前記「これから出庫作業を開始する車両」
とは、入出庫口13A向けとしてスタッカクレーン1に
載っている車両や、コンベヤ11B,11A,10Aに
載っている車両を除くことを意味し、未だ棚に格納され
ている車両をいう。 【0075】入庫要求のあった時刻とは、入出庫口13
Aの上流の検出器52が車両を検出した時刻であり、記
憶している。 【0076】上記実施例では入庫要求のあった時点でス
テップS23を実行しているが、スタッカクレーン1が
コンベヤ11A,11Bに一組の車両を排出した時点等
においてステップS23を実行するようにしてもよい。 【0077】通常モードでは入庫口と出庫口が固定され
ているので、説明は省略する。尚、2つの入出庫口13
A,13Bの一方が故障すると、他方の入出庫口で入庫
と出庫を行う。 【0078】上記実施例では、ステップS13,S23
は要求時刻の比較のみで判断している。しかし、このモ
ードは一方の優先モードであるので、他の条件で判断す
るようにしてもよい。例えば、入庫優先モードにおい
て、図7の如く複数台(例えば、2台)の車両の出庫の
要求があった場合に、出庫を実行するようにする。但
し、一台目の出庫を要求してから所定時間内に2台目の
出庫要求がない場合は、一台のみで出庫する。一方、出
庫優先モードにおいて、図8の如く複数台(例えば、2
台)の車両の入庫の要求があった場合に、入庫を実行す
るようにする。但し、一台目の入庫を要求してから所定
時間内に2台目の入庫要求がない場合は、一台のみで入
庫する。 【0079】また、入庫や出庫の優先モードにおいて、
図5や図6を図7や図8よりも優先度大のモードとして
設定しておき、時間帯に応じてモード指令器64で選択
するようにしてもよい。但し、図5や図6の方が図7や
図8よりも利用者にとって公平感を満足させる。 【0080】以上の説明の如く、一方の入出庫口を入庫
口、他方の入出庫口を出庫口とした通常モードと、2つ
の入出庫口を入庫可能状態で待機させる入庫優先モード
と、2つの入出庫口を出庫可能状態で待機させる出庫優
先モードとに分けているので、入出庫口が2つであって
も入出庫の要求に合せて比較的短時間に入出庫させるこ
とができるものである。 【0081】また、入庫と出庫の両方を行う通常モード
において、2つの入出庫口において、一方を入出庫口専
用とし、他方を出庫口専用としている。このため、入庫
口となる位置のリフタは次の入庫作業が最も短時間で行
える状態で待機できる。例えば、入庫口の位置のリフタ
は上昇した位置でコンベヤ11A,11Cに車載パレッ
トを搬送すると共に、パレットマガジンから空のパレッ
トを受取り、そして下降して待機している。一方、出庫
口となる位置のリフタは次の出庫作業が最も短時間で行
える位置で待機できる。例えば、空のパレットを載せて
上昇してパレットマガジンに空のパレットを供給すると
共に、コンベヤ11A,11Cと同一高さで停止して待
機している。従って、入庫や出庫の時間を短縮できるも
のである。 【0082】上記効果を次の場合と比較して説明する。
通常モードにおいて、2つの入出庫口のいずれも入庫と
出庫を行うようにした場合(以下、比較例という)は、
一つの入出庫口のリフタが入庫や出庫の作業を行った
後、次の作業が何であるかが不明の場合が多い。例え
ば、次の作業を出庫作業と予測して待機した状態で入庫
要求があると、パレットマガジンからパレットを取出
し、そしてリフタが下降することが必要となる。このパ
レットの取出し及び下降作業時間だけ、入庫に要する時
間が長くなる。一方、次の作業を入庫作業と予測して待
機した状態で出庫の要求があると、リフタを上昇させる
時間だけ、出庫に要する時間が長くなる。 【0083】また、入庫優先モードにおいて、出庫を行
う口は一方の入出庫口13Bに限定されている。このた
め、ほぼ同一時期に2台の車両の出庫の要求があったと
き、一方の入出庫口13Bの系に出庫可能となれば、直
ちにスタッカクレーン1は2台の車両を入出庫口13B
の系に出庫できる。両方の入出庫口13A,13Bに一
台づつ出庫しようとする場合は、両方の出庫口の系が出
庫可能状態とならなければ、スタッカクレーン1から出
庫できない。従って、出庫口を一方の入出庫口13Bに
限定した場合の方が、一般的に出庫時間を短くできもる
のである。 【0084】また、出庫優先モードにおいて、入庫を行
う口は一方の入出庫口13Aに限定されている。このた
め、連続して2台の車両の入庫車要求があったとき、一
方の入出庫口13Aの系が入庫可能になれば、2台の車
両を連続して入庫させ、スタッカクレーン1で2台の車
両を棚に格納できるものである。両方の入出庫口13
A,13Bを入庫口にした場合は、それぞれの入出庫口
の系が入庫可能にならなければ、入庫できない。従っ
て、入庫口を一方の入出庫口に限定した方が、一般的に
入庫時間を短くできるものである。 【0085】次に、表1の自動設定モードについて説明
する。このモードは、通常モードの機能と出庫優先モー
ドの機能とを有し、出庫指令器63からの出庫要求数に
よっていずれのモードとするかをきめる。図9におい
て、現在の出庫要求数Noが所定数K1以上であれば出
庫優先モードとする。(ステップS30,S40)一
方、現在の出庫要求数N0が所定数K2未満であれば通常
モードとする。(ステップS30,S50)このチェッ
クを所定時間毎に行い、いずれかを決める。「現在の出
庫要求数No」は各組毎(棚群4と5とが1組を構成
し、棚群4Aと5Aとが1組を構成する)の出庫要求数
(残数)である。所定数K1は例えば“4”(棚数等によ
って異なる)である。 【0086】ステップS40の出庫優先モードは例えば
図6のとおりである。ステップS40の出庫優先モード
の一例を図10により説明する。出庫要求数Noが所定数
2(K2≧K1)以上であれば、連続して出庫を行わせ
る。(ステップS43,S45),No<K2であれば、
図6や図8で示した出庫優先モードを実行させる。(ス
テップS43,S47)尚、ステップS40を図10を
用いないで図6や図8で行うようにしてもよい。 【0087】図10を用いると、連続出庫が可能とな
り、より出庫優先となる。しかし、入庫希望と出庫希望
者の公平度を阻害する。 【0088】ステップS50は前記した通常モードのと
おりである。入庫優先モードと通常モードとを自動切替
える場合には、図9,図10の出庫要求数を入庫要求数
とすればよい。 【0089】次に、通常モード,入庫優先モード,出庫
優先モードの三者を自動的に切替えるようにした一例を
図11,図12により説明する。 【0090】図11は立体駐車場と公共道路との関係を
示すものである。80は図1〜図4に示した立体駐車場
であり、図において横方向にスタッカクレーン1が走行
する。立体駐車場80の入出庫口13から退出した車両
は図において左端に向けて直進して立体駐車場80の前
方の退出路81を通り、歩道83を横断し、公共道路8
5に至る。駐車しようとする車両は立体駐車場80に平
行な進入路87を通り、立体駐車場の右端でUターンし
て入出庫口13に至る。進入路87の入口には車両の通
過数を検出する検出器90を設けている。この検出器は
光学式等の公知のものを用いることができる。 【0091】図12によりモードの切替えについて説明
する。このモード切替は各組毎に行う。これは所定時間
毎に実行する。 【0092】出庫要求数Noが所定数Koよりも少く、
かつNiが所定数Kiよりも少い場合は、通常モードで
運転を行う。(ステップS61,S63,S73) 出庫要求数Noは各組毎の出庫要求数である。入庫要求
数Niは、進入路87の入口から入出庫口13の直前ま
での待機領域に待機している車両数を基準として定め
る。即ち、入庫要求数Niは前記待機している車両のう
ち、それぞれの組で入庫可能な数である。例えば待機し
ている車両数よりも2つの組で入庫可能な数の方が大き
ければ、待機している車両数を2で除した値がそれぞれ
の組の入庫要求数Niとなる。但し、一方の組の入庫可
能数が少く、他方の組の入庫可能数が多い場合があるの
で、この両者の比で待機している車両数を除し、それぞ
れの組の入庫要求数Niを求めるのが良い。待機してい
る車両数の方が入庫可能数よりも大きい場合は、待機し
ている車両数は入庫可能である。 【0093】待機している車両数は、進入路87の入口
の検知器90が検出した車両の通過数の累計値と入庫さ
せた車両の累計値との差により求める。 【0094】出庫要求数Noか所定数Koよりも大きい
か又は入庫要求数Niが所定数Kiよりも大きい場合
は、ステップS67に移る。No/Niが所定値K3
満の場合は入庫優先モードで運転させる。(ステップS
71)No/NiがK3以上でK4(K4>K3)以下の場
合は通常モードで運転させる。(ステップS73)No
/NiがK4よりも大きければ出庫優先モードで運転さ
せる。(ステップS75)入庫優先モードは例えば図
5,図7に示すとおりである。出庫優先モードは例えば
図6,図8に示すとおりである。利用者の公平を考慮し
なければ、出庫優先モードで出庫のみを連続させてもよ
いし、入庫優先モードで出庫のみを連続させてもよい。 【0095】例えば、Koは10,Niは10,K3
0.6,K4は1.5である。これらは各組の棚数,公平
感の検討,経験により定める。 【0096】これによれば、入庫数の要求量に応じてモ
ードを自動的に切換えるので、最適のモードで運転でき
るものである。 【0097】待機している車両数は進入路35,87上
の最後尾の車両の位置等によってもほぼ認識できる。 【0098】通常モード,入庫優先モード及び出庫優先
モードのうち、いずれを自動切替えの対象とするかは立
体駐車場の用途によって定める。 【0099】上記実施例では、一組の入出庫口13A,
13Bを同一行に設けているが、近接していれば異行
(例えば、隣接した行)に設けてもよい。 【0100】また、立体駐車場の用途においては、優先
モードは入庫又は出庫の一方のみとなる。 【0101】また、格納領域よりも入出庫領域を上方に
設けた場合にも利用できるものである。この場合、スタ
ッカクレーンの移載口は棚群の最上段となる。 【0102】また、棚群が1組であれば、棚群の側方に
入出庫口を設置してもよい。また、スタッカクレーンを
用いた機械式の立体駐車場以外の機械式の駐車場、例え
ば平面循環式の機械式駐車場等にも用いることができる
ものである。 【0103】 【発明の効果】以上の如く本発明によれば、2つの入出
庫口を優先モードと通常モードとに分けて用いているの
で、少い入出庫口でも入出庫時間を短くできるものであ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の機械式駐車場の平面図であ
る。 【図2】図1の2−2断面図である。 【図3】図2の3−3断面図である。 【図4】本発明の一実施例の制御装置の構成図である。 【図5】入庫優先モードにおいて出庫要求のあった場合
の一実施例のフローチャートである。 【図6】出庫優先モードにおいて入庫要求のあった場合
の一実施例のフローチャートである。 【図7】入庫優先モードにおいて出庫要求のあった場合
の他の実施例のフローチャートである。 【図8】出庫優先モードにおいて入庫要求のあった場合
の他の実施例のフローチャートである。 【図9】通常モードと出庫優先モードとを自動的に切換
える場合の一実施例のフローチャートである。 【図10】図9の出庫優先モードのフローチャートであ
る。 【図11】公共道路に対する立体駐車場の配置を示す平
面図である。 【図12】通常モード,入庫優先モード及び出庫優先モ
ードとを自動的に切換える場合の一実施例のフローチャ
ートである。 【符号の説明】 1…スタッカクレーン、4,4A,5,5A…棚群、1
0A,10B,11A〜11D…コンベヤ、12A,1
2B…リフタ、13A,13B…入出庫口、21A,2
1B…パレットマガジン、35…進入路、36…退出
路、50…入車誘導用表示器、52…車両検出器、62
…入庫指令器、63…出庫指令器、64…モード指令
器、80…立体駐車場、81…退出路、83…公共道
路、87…進入路、90…検出器。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.多数の車両を格納することのできる格納部と、 入庫及び出庫を行うことのできる2つの入出庫口と、 前記格納部と前記2つの入出庫口との間で車両を搬送す
    るための2つの搬送装置と、 前記2つの入出庫口に車両が進入するためにそれぞれに
    設けた2つの進入路と、 前記2つの入出庫口のそれぞれの車両が退出するための
    通路であって、前記進入路とは別個に設けた2つの退出
    路と、からなり、 入庫希望数と出庫希望数とを比較して一方が他方よりも
    多いと予想される時間帯において、前記2つの入出庫口
    を主として前記一方のために用い、 その他の時間帯において、一方の入出庫口を入庫口、他
    方の入出庫口を出庫口として用いること、 を特徴とする機械式駐車場の運転方法。 2.多数の車両を格納することのできる格納部と、 入庫及び出庫を行うことのできる2つの入出庫口と、 前記格納部と前記2つの入出庫口との間で車両を搬送す
    るための2つの搬送装置と、 前記2つの入出庫口に車両が進入するためにそれぞれに
    設けた2つの進入路と、 前記2つの入出庫口のそれぞれの車両が退出するための
    通路であって、前記進入路とは別個に設けた2つの退出
    路と、 前記2つの進入路に設置され、入庫可能なときにその旨
    を表示する2つの表示器と、からなり、 入庫希望数が出庫希望数よりも多いと予想される第1の
    時間帯において、前記2つの入出庫口を入庫口として用
    いると共に、前記2つの表示器を入庫可能の状態に表示
    させ、 入庫希望数が出庫希望数よりも少いと予想される第2の
    時間帯において、前記2つの入出庫口を出庫口として用
    いると共に、一方の入出庫口の上流の前記表示器を入庫
    可能の状態に表示させ、 その他の第3の時間帯において、一方の入出庫口を入庫
    口、他方の入出庫口を出庫口として用いると共に、前記
    入庫口として用いる入出庫口の上流の前記表示器を入庫
    可能の状態に表示させること、 を特徴とする機械式駐車場の運転方法。 3.多数の車両を格納することのできる格納部と、 入庫及び出庫を行うことのできる2つの入出庫口と、 前記格納部と前記2つの入出庫口との間で車両を搬送す
    るための2つの搬送装置と、 前記2つの入出庫口に車両が進入するためにそれぞれに
    設けた2つの進入路と、 前記2つの入出庫口のそれぞれの車両が退出するための
    通路であって、前記進入路とは別個に設けた2つの退出
    路と、からなり、 入庫希望数と出庫希望数とを比較して一方が他方よりも
    多い場合において、前記2つの入出庫口を主として前記
    一方のために用い、 前記入庫希望数と前記出庫希望数とがほぼ同一の場合に
    おいて、一方の入出庫口を入庫口、他方の入出庫口を出
    庫口として用いること、 を特徴とする機械式駐車場の運転方法。 4.多数の車両を格納することのできる格納部と、 入庫及び出庫を行うことのできる2つの入出庫口と、 前記格納部と前記2つの入出庫口との間で車両を搬送す
    るための2つの搬送装置と、 前記2つの入出庫口に車両が進入するためにそれぞれに
    設けた2つの進入路と、 前記2つの入出庫口のそれぞれの車両が退出するための
    通路であって、前記進入路とは別個に設けた2つの退出
    路と、 前記2つの進入路に設置され、入庫可能なときにその旨
    を表示する2つの表示器と、からなり、 入庫希望数が出庫希望数よりも多い第1の場合におい
    て、前記2つの入出庫口を入庫口として用いると共に、
    前記2つの表示器を入庫可能の状態に表示させ、 入庫希望数が出庫希望数よりも少い第2の場合におい
    て、前記2つの入出庫口を出庫口として用いると共に、
    一方の入出庫口の上流の前記表示器を入庫可能の状態に
    表示させ、 入庫希望数と出庫希望数とがほぼ同一の第3の場合にお
    いて、一方の入出庫口を入庫口、他方の入出庫口を出庫
    口として用いると共に、前記入庫口として用いる入出庫
    口の上流の前記表示器を入庫可能の状態に表示させるこ
    と、 を特徴とする機械式駐車場の運転方法。 5.多数の車両を格納することのできる格納部と、 入庫及び出庫を行うことのできる2つの入出庫口と、 前記格納部と前記2つの入出庫口との間で車両を搬送す
    るための2つの搬送装置と、 前記2つの入出庫口に車両が進入するためにそれぞれに
    設けた2つの進入路と、 前記2つの入出庫口のそれぞれの車両が退出するための
    通路であって、前記進入路とは別個に設けた2つの退出
    路と、 前記2つの入出庫口のうち、一方の入出庫口を入庫口、
    他方の入出庫口を出庫口に限定して車両の入出庫を行う
    ための通常モードと、前記2つの入出庫口をそれぞれ入
    庫口として用いると共に、出庫の要求によって少くとも
    一方の前記入出庫口を出庫口として用いる入庫優先モー
    ドと、前記2つの入出庫口をそれぞれ出庫口として用い
    ると共に、入庫の要求によって少くとも一方の前記入出
    庫口を入庫口として用いる出庫優先モードとの3つのモ
    ードのうち、少くとも2つのモードを実行可能に備え、
    この2つのモードのうちいずれかを選択して実行させる
    ための制御装置と、 からなる機械式駐車場。 6.特許請求の範囲第5項において、前記入庫優先モー
    ドにおいて出庫口として用いる入出庫口は一方の入出庫
    口のみであり、前記出庫優先モードにおいて入庫口とし
    て用いる入出庫口は一方の入出庫口のみであること、を
    特徴とする機械式駐車場。 7.特許請求の範囲第5項において、前記制御装置は前
    記入庫優先モードと前記出庫優先モードとの少くとも一
    方と前記通常モードとを備えており、前記入庫優先モー
    ドにおいて出庫口として用いる入出庫口は一方の入出庫
    口のみであり、該一方の入出庫口は前記通常モードにお
    いて出庫口となる入出庫口と同一とし、前記出庫優先モ
    ードにおいて入庫口として用いる入出庫口は一方の入出
    庫口のみであり、該一方の入出庫口は前記通常モードに
    おいて入庫口となる入出庫口と同一に設けていること、
    を特徴とする機械式駐車場。 8.特許請求の範囲第5項において、前記制御装置は、
    前記通常モード、前記入庫優先モード、前記出庫優先モ
    ードの3つを実行可能に備えていること、を特徴とする
    機械式駐車場。 9.特許請求の範囲第5項において、前記通常モード
    は、入庫の要求のないとき、前記一方の入出庫口の前記
    搬送装置にパレットを載せて該搬送装置を該一方の入出
    庫口に待機させ、出庫の要求のないとき、前記他方の入
    出庫口の前記搬送装置にパレットを載せないで該搬送装
    置を前記格納部に待機させていること、を特徴とする機
    械式駐車場。 10.多数の車両を格納することのできる格納部と、 入庫及び出庫を行うことのできる2つの入出庫口と、 前記格納部と前記2つの入出庫口との間で車両を搬送す
    る2つの搬送装置と、 前記2つの入出庫口に車両が進入するためにそれぞれに
    設けた2つの進入路と、 前記2つの入出庫口のそれぞれの車両が退出するための
    通路であって、前記進入路とは別個に設けた2つの退出
    路と、 前記2つの入出庫口のうち、一方の入出庫口を入庫口、
    他方の入出庫口を出庫口に限定して車両の入出庫を行う
    ための通常モードと、前記2つの入出庫口をそれぞれ入
    庫口として用いる入庫優先モードと、前記2つの入出庫
    口をそれぞれ出庫口として用いる出庫優先モードとの3
    つのモードのうち、少なくとも2つのモードを実行可能
    に備え、入庫の要求数と出庫の要求数との少なくとも一
    方から前記備えているモードの一つを選択して実行させ
    るための制御装置と、 からなる機械式駐車場。 11.特許請求の範囲第10項において、前記制御装置
    は通常モードと出庫優先モードとを備え、該制御装置は
    入庫要求が所定数以上の場合に前記出庫優先モードを実
    行し、出庫要求数が所定数未満の場合に通常モードを実
    行するように前記制御装置を設けていること、を特徴と
    する機械式駐車場。 12.特許請求の範囲第10項において、前記制御装置
    は通常モードと入庫優先モードと出庫優先モードとを備
    え、該制御装置は入庫要求数が第1の所定数よりも多い
    か、又は出庫要求数が第2の所定数よりも多い場合にお
    いて、出庫要求数を入庫要求数で除した値が第1の所定
    値よりも大きい場合に出庫優先モードを実行し、前記値
    が前記第1の所定値よりも小さい第2の所定値よりも小
    さい場合に入庫優先モードを実行し、前記値が前記第1
    の所定値と前記第2の所定値との間である場合、及び前
    記入庫要求数が前記第1の所定数よりも小さくかつ前記
    出庫要求数が前記第2の所定数よりも小さい場合に前記
    通常モードを実行すること、を特徴とする機械式駐車
    場。 13.多数の車両を格納することのできる格納部と、 入庫及び出庫を行うことのできる2つの入出庫口と、 前記格納部と前記2つの入出庫口との間で車両を搬送す
    るための2つの搬送装置と、 前記2つの入出庫口に車両が進入するためにそれぞれに
    設けた2つの進入路と、 前記2つの入出庫口のそれぞれの車両が退出するための
    通路であって、前記進入路とは別個に設けた2つの退出
    路と、 前記2つの入出庫口のうち、一方の入出庫口を入庫口、
    他方の入出庫口を出庫口に限定して車両の入出庫を行う
    ための通常モードと、前記2つの入出庫口をそれぞれ入
    庫口として用いると共に、出庫の要求によって少くとも
    一方の前記入出庫口を出庫口として用いる入庫優先モー
    ドと、前記2つの入出庫口をそれぞれ出庫口として用い
    ると共に、入庫の要求によって少くとも一方の前記入出
    庫口を入庫口として用いる出庫優先モードとの3つのモ
    ードのうち、少くとも2つのモードを実行可能に備える
    制御装置と、 前記少くとも2つのモードのうちいずれかを実行させる
    ための指令器と、 からなる機械式駐車場。 14.特許請求の範囲第13項において、前記指令器は
    時間帯毎にモードを設定できるように設けていること、
    を特徴とする機械式駐車場。 15.特許請求の範囲第13項において、前記指令器は
    前記時間帯を設定できるように設けていること、を特徴
    とする機械式駐車場。 16.特許請求の範囲第13項において、前記入庫優先
    モードは、入庫の要求がないとき、前記2つの搬送装置
    は車両を載せるためのパレットを載せてそれぞれの入出
    庫口に待機しており、前記出庫優先モードは、出庫の要
    求がないとき、前記2つの搬送装置はパレットを載せな
    いで前記格納部に待機していること、を特徴とする機械
    式駐車場。 17.多数の車両を格納することのできる格納部と、 入庫及び出庫を行うことのできる2つの入出庫口と、 前記格納部と前記2つの入出庫口との間で車両を搬送す
    るための2つの搬送装置と、 前記2つの入出庫口に車両が進入するためにそれぞれに
    設けた2つの進入路と、 前記2つの入出庫口のそれぞれの車両が退出するための
    通路であって、前記進入路とは別個に設けた2つの退出
    路と、 前記2つの進入路に設置され、入庫可能なときにその旨
    を表示する2つの表示器と、 前記2つの入出庫口のうち、一方の入出庫口を入庫口、
    他方の入出庫口を出庫口に限定して車両の入出庫を行う
    ための通常モードと、前記2つの入出庫口を入庫口とし
    て用いると共に、一方の入出庫口を出庫口としても用い
    る入庫優先モードと、前記2つの入出庫口を出庫口とし
    て用いると共に、一方の入出庫口を入庫口として用いる
    出庫優先モードとの3つのモードを備え、該3つのモー
    ドのいずれかを選択して実行させると共に、選択したモ
    ードにおいて入庫口となる入出庫口の上流の前記表示器
    の表示を入庫可能状態とする制御装置と、 からなる機械式駐車場。 18.多数の車両を格納することのできる格納部と、 入庫及び出庫を行うことのできる2つの入出庫口と、 前記格納部と、前記2つの入出庫口との間で車両を搬送
    するための2つの搬送装置と、 前記2つの入出庫口に車両が進入するためにそれぞれに
    設けた2つの進入路と、 前記2つの入出庫口の少なくとも一方の入出庫口に設け
    られ、該入出庫口の車両が退出するための通路であっ
    て、前記進入路とは別個に設けた退出路と、 前記2つの入出庫口のうち、一方の入出庫口を入庫口、
    他方の入出庫口を出庫口に限定して車両の入出庫を行う
    ための通常モードと、前記2つの入出庫口を入庫口とし
    て用い、入庫がないとき前記2つの搬送装置を前記2つ
    の入出庫口でそれぞれ待機させている入庫優先モードと
    を備え、前記通常モードと前記入庫優先モードとのいず
    れかを選択して実行させるための制御装置と、 からなる機械式駐車場。 19.多数の車両を格納することのできる格納部と、 入庫及び出庫を行うことのできる2つの入出庫口と、 前記格納部と前記2つの入出庫口との間で車両を搬送す
    るための2つの搬送装置と、 前記2つの入出庫口のそれぞれの車両が退出するための
    2つの退出路と、 前記2つの入出庫口の少なくとも一方の入出庫口に設け
    られ、該入出庫口に車両が進入するための通路であっ
    て、前記退出路とは別個に設けた進入路と、 前記2つの入出庫口のうち、一方の入出庫口を入庫口、
    他方の入出庫口を出庫口に限定して車両の入出庫を行う
    ための通常モードと、前記2つの入出庫口を出庫口とし
    て用い、出庫がないとき前記2つの搬送装置を前記2つ
    の移載口でそれぞれ待機させている出庫優先モードとを
    備え、 前記通常モードと前記出庫優先モードとのいずれかを選
    択して実行させるための制御装置と、 からなる機械式駐車場。
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