JP2674086B2 - 排ガス処理装置 - Google Patents

排ガス処理装置

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JP2674086B2
JP2674086B2 JP63120995A JP12099588A JP2674086B2 JP 2674086 B2 JP2674086 B2 JP 2674086B2 JP 63120995 A JP63120995 A JP 63120995A JP 12099588 A JP12099588 A JP 12099588A JP 2674086 B2 JP2674086 B2 JP 2674086B2
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裕司 深田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は排ガス処理装置に関し、特に、セラミック
焼成炉から排出された有機物バインダを含むガスを燃焼
させて排出する、直接燃焼式の排ガス処理装置に関す
る。
〔従来技術〕
セラミック生ユニットの焼成に際して、セラミック生
ユニットが有機物バインダを含んでいる場合、200〜400
℃の温度でセラミック生ユニットを加熱し、セラミック
生ユニット中の有機物バインダを燃焼させて除去する脱
バインダ工程が採られる。しかし、この脱バインダ工程
で有機物バインダを完全燃焼させることは難しく、有機
物バインダの大部分は不完全燃焼のまま排ガスとして燃
焼炉から排出される。この排ガスは、異臭を放つ公害源
となるためそのまま大気へ放出することはできず、その
ため、従来でも、排ガスは直接燃焼式排ガス処理装置や
触媒燃焼式排ガス処理装置によって燃焼処理を施した後
で放出するようにしている。
第2図は従来の直接燃焼式排ガス処理装置を示す図解
図である。焼成炉1からの排ガスは、パイプ2を通し
て、ブロア3によって吸引され、空気と混合されて燃焼
室4に送り込まれ、バーナ5の火炎によって完全燃焼さ
れる。すなわち、バーナ5には、燃料供給装置6から燃
料ガスが供給される。そのガスをバーナ5によって排ガ
スとともに送り込まれた空気によって燃焼させる。
燃焼室4で完全燃焼させられた排ガスは、連通孔7を
通して冷却室8に送り込まれ、排出ブロア9によって大
気へ放出される。
一方、触媒燃焼式排ガス処理装置は、図示しないが、
白金等の酸化触媒によって排ガスを処理するものであ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第2図に示すような直接燃焼式排ガス処理装置では、
大掛りな設備を必要とするので初期コストが高いととも
に、燃料代すなわちランニングコストが高くなるという
欠点があった。また、高温で燃焼させるため、NOxやSOx
が発生するという新たな問題も生じた。
一方、触媒燃焼式排ガス処理装置では、排ガスは300
〜400℃の比較的定温で処理されるので、新たな有害ガ
ス発生の問題は生じないけれども、処理効率が悪いばか
りでなく、使用回数が増えるに従って触媒の活性が低下
してくるため処理能力も次第に低下するという問題があ
った。
なお、バーナ5の代わりに棒状のヒータを用いた直接
燃焼式排ガス処理装置もあるが、この従来技術では、排
ガスと棒状ヒータとの間の熱交換率が低く、排ガスが十
分燃焼しないという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、より小型でし
かも安価な、直接燃焼式排ガス処理装置を提供すること
である。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、セラミック焼成炉から排出されたガスを
処理するための排ガス処理装置であって、空気とともに
入口から送り込まれた排ガスを燃焼させるための燃焼室
と、隔壁を通して燃焼室に連通する冷却室と、冷却室に
空気を送り込んで燃焼済みの排ガスを冷却して出口に導
くための送風手段とを含む装置において、燃焼室内を複
数段の燃焼部に区分する多孔質の撹拌板、および複数段
の燃焼部の各々に散在する複数のスパイラルヒータを備
えることを特徴とする、排ガス処理装置である。
〔作用〕
空気とともに燃焼室に送り込まれる排ガス中の有害物
質は、各々の燃焼部においてスパイラルヒータないしそ
れによって加熱される撹拌板に接触することによって効
果的に燃焼する。つまり、燃焼室内に複数の燃焼部を形
成するとともに、各燃焼部の内部に複数のスパイラルヒ
ータを散在させることによって、排ガスが高温に加熱さ
れる機会は高められる。そして、効果的に燃焼した排ガ
スは、隔壁を通して冷却室に導かれ、撹拌板に接触する
またはそこに取り込まれる空気と混合されるなどして冷
却された後、大気中に放出される。
〔発明の効果〕
この発明によれば、多孔質の撹拌板によって燃焼室内
に複数の燃焼部を形成し、さらに各燃焼部の内部に複数
のスパイラルヒータを散在させたので、排ガスが高温に
晒される機会を多くして燃焼効率の構造が図れる。しか
も、ガシバーナなどの火焔手段を必要とすることなく装
置本体をコンパクトとすることができるとともに、初期
コストやランニングコストは少なくて済む。また、棒状
ヒータを用いた従来の直接燃焼式排ガス処理装置に比べ
ても、熱交換率が高く、効率的である。さらに、触媒燃
焼式排ガス処理装置のように、処理効率が低くしかも処
理能力が経時的に低下するという問題も生じない。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利
点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示す図解図である。排
ガス処理装置10は本体12を含み、この本体12は焼成炉14
の上に取り付けられる。
焼成炉14で生じた排ガスは、ダクト16に集められ、パ
イプ18を通り、吸引ブロア20によってダクト16に形成さ
れた孔を通して吸引される空気とともに燃焼室22に送り
込まれる。すなわち、吸引ブロア20が駆動されると、吸
引ブロア20から燃焼室22に空気が送り込まれるので、ダ
クト16には負圧が生じる。この負圧によって燃焼炉14の
排ガスも燃焼室22に送り込まれる。
本体12は全体として断熱材料によって形成され、内部
には隔壁24で仕切られかつ互いに連通する燃焼室22と冷
却室26とを有する。
燃焼室22内には、耐酸性材料からなり、かつ比較的広
い表面積を有するスパイラルヒータ28が配置される。こ
のスパイラルヒータ28の断面形状は、第1図のように、
いわゆる千鳥形にされる。スパイラルヒータ28をこのよ
うに千鳥形に配置することによって、燃焼室22内に送り
込まれた排ガスとの接触の機会を多くして、排ガスの均
一な加熱を可能にしている。
燃焼室22内には、さらに、排ガスが流通可能な多孔質
のセラミック材料で形成されたフィルタ30および32が配
置され、したがって、燃焼室22には複数段の燃焼部22a
〜22cが形成される。これらのフィルタ30および32は、
スパイラルヒータ28によって加熱されて排ガスの熱交換
に寄与する。すなわち、燃焼室22の燃焼部22aに送り込
まれた排ガスは、スパイラルヒータ28からの熱をある程
度吸収した後に、フィルタ30の孔を通って次段の燃焼部
22bに移動する。このとき、フィルタ30がスパイラルヒ
ータ28によって加熱されているので、排ガスがこのフィ
ルタ30を通過する際にも熱交換が行われ、さらに次段の
燃焼部22cにもたらされる。このときにも、スパイラル
ヒータ28およびフィルタ32の効果によって、排ガスをよ
り一層高温にして、完全燃焼させる。
燃焼室22内において、フィルタ30および32で囲まれる
燃焼部22b内には、燃焼室22の温度を検出するための熱
電対34が設けられる。熱電対34で検出した温度によっ
て、スパイラルヒータ28の加熱温度をフィードバック制
御し、結果的には燃焼室22内の温度を制御する。
冷却室26内には、フィルタ30および32と同じ材料で形
成されたフィルタ36が設けられる。フィルタ36で仕切ら
れた冷却部26aには、排出ブロア38から空気が送り込ま
れる。この空気によって冷却部26a内に若干の負圧が生
じ、この負圧によって燃焼部22a内で完全燃焼の状態に
された排ガスが流入する。そして、冷却部26a内では、
排ガスがその送り込まれた空気によって冷却されるとと
もに、フィルタ36の熱交換作用によってさらに冷却され
た後、冷却部26bへ送られる。こうして、冷却部26b内の
排ガスは冷却部26a内の排ガスよりさらに温度が下げら
れており、出口40を通ってそのまま大気に放出されても
何ら支障はない。
このような構成によれば、排ガスとの接触面積が大き
いスパイラルヒータ28とセラミックフィルタ30および32
とによって、排ガスの熱交換率が高くされているので、
燃焼室22としては必要最小限の容量があればよく、また
冷却室26においてもセラミックフィルタ36による効率的
な冷却が行われるのでその容量は小さくてよい。そのた
めに、本体12を小形化でき、しかも従来のような配管部
品等が不要のため、この実施例のように、焼成炉14上に
設置することも可能となる。したがって、排出パイプ18
から燃焼室22までの管路長も短くでき、排ガスが高温の
まま燃焼室22へ送り込まれるので、熱効率が一層改善さ
れ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図解図である。 第2図は従来の直接燃焼式排ガス処理装置を示す図解図
である。 図において、12は本体、14は焼成炉、22は燃焼室、24は
隔壁、26は冷却室、28はスパイラルヒータ、30,32およ
び36はフィルタ、34は熱電対、38は排出ブロアを示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック焼成炉から排出されたガスを処
    理するための排ガス処理装置であって、空気とともに入
    口から送り込まれた前記排ガスを燃焼させるための燃焼
    室と、隔壁を通して前記燃焼室に連通する冷却室と、前
    記冷却室に空気を送り込んで燃焼済みの前記排ガスを冷
    却して出口に導くための送風手段とを含む装置におい
    て、 前記燃焼室内を複数段の燃焼部に区分する多孔質の撹拌
    板、および 前記複数段の燃焼部の各々に散在する複数のスパイラル
    ヒータを備えることを特徴とする、排ガス処理装置。
  2. 【請求項2】前記冷却室にさらに多孔質の撹拌板を設
    け、前記冷却室に複数段の冷却部を形成したことを特徴
    とする、請求項1記載の排ガス処理装置。
JP63120995A 1988-05-18 1988-05-18 排ガス処理装置 Expired - Lifetime JP2674086B2 (ja)

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