JP2671864B2 - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2671864B2
JP2671864B2 JP7114333A JP11433395A JP2671864B2 JP 2671864 B2 JP2671864 B2 JP 2671864B2 JP 7114333 A JP7114333 A JP 7114333A JP 11433395 A JP11433395 A JP 11433395A JP 2671864 B2 JP2671864 B2 JP 2671864B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/14WLL [Wireless Local Loop]; RLL [Radio Local Loop]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換局の有する無線ポ
ートと固定設置型無線端末および移動無線端末との間で
通信を行う無線通信システムに係わり、特に1つの無線
ポートで固定設置型無線端末と移動無線端末の双方と通
信することのできる無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムにおける端末には、固
定的に設置される固定設置型無線端末と、設置場所の移
動される移動端末がある。固定設置型無線端末は、その
加入者から見れば有線で交換局と接続された端末と同様
にいつでも通話回線を確保できるようにする必要性があ
る。移動無線端末は、たとえば携帯電話のように歩行中
や移動中に通話することが可能な端末であり、移動先の
受信電界強度などの関係からいつでも通信できるとは限
らない。
【0003】図7は、従来から使用されている無線通信
システムの構成の概要を表わしたものである。この無線
通信システムは第1および第2のサービスエリア101
1 、1012 内に存在する無線端末との間で通信を行う
ものである。第1の無線ポート1021 は、固定設置型
無線端末1031 〜1033 との間で通信を行う通信ポ
ートであり、第1のサービスエリア1011 をカバーし
ている。第2の無線ポート1022 は、移動無線端末1
041 〜1043 との間で通信を行う通信ポートであ
り、第2のサービスエリア1012 がそのサービス範囲
になっている。無線ポート制御装置105は、これら無
線ポート1021 、1022 の使用する周波数および各
無線端末との通信に割り当てるチャネルの管理を行う制
御装置である。また無線ポート制御装置105は図示し
ない網と接続されており、網を介して他の端末と通信で
きるようになっている。
【0004】無線ポート制御装置105は、第1の無線
ポート1021 と各固定設置型無線端末1031 〜10
3 との間の上り回線に周波数f1を、下り回線に周波
数f1′を割り当てている。また、第2の無線ポート1
022 と各移動無線端末1041 〜1043 との間の上
り回線に周波数f2を、下り回線に周波数f2′をそれ
ぞれ割り当てている。各周波数には、時分割により8つ
のタイムスロットが設けられている。そのうち第8スロ
ットは制御チャネルになっており、残りの第1〜第7ス
ロットは各無線端末との間の通話用に割り当てられてい
る。これら通話用のチャネルは、サービス要求を発した
無線端末にその都度割り当てられるようになっている。
【0005】無線ポート制御装置105は、各周波数の
使用中でない無線チャネルをサービス要求に応答できる
アクセス可能スロットとして無線端末に向けて通知して
いる。この情報は、該当周波数の制御チャネルを用いて
サービスエリア内に周期的に放送される。固定設置型無
線端末1031 〜1033 および移動無線端末104 1
〜1043 は、回線を確保する必要性が生じたとき、通
知されているアクセス可能スロットのうちのいずれかの
チャネルでのサービス要求を行う。また、固定設置型無
線端末1031 〜1033 は第1のサービスエリア10
1 内で、移動無線端末1041 〜1043 は第2のサ
ービスエリア1012 内でそれぞれ対応する無線ポート
との間で通信を行っている。このように、各周波数にお
けるアクセス可能チャネルを通知し、無線端末からのサ
ービス要求に応じてチャネルの割り当てを行う無線通信
システムについては以下の文献に詳細に開示されてい
る。(“Generic Criteria for Version0.1 Wireless A
ccess Communications Systemc”、TR-INS-001313 Issu
el Bellcore(1993))
【0006】
【発明が解決しようとする課題】移動無線端末は、移動
先で通信品質の良い周波数を選択して通信を行うように
なっているので、固定設置型無線端末とアクセス可能ス
ロットを取り合うことになる。このためアクセス可能ス
ロットが移動無線端末によって全て使用されてしまうこ
ともある。空きスロットの無い状態では固定設置型無線
端末からのサービス要求に答えることができず、有線で
接続されている場合と同等にいつでも通信可能な状況を
固定設置型無線端末に提供することができないという問
題がある。
【0007】また、固定設置型無線端末と移動無線端末
の加入者が同一でありこれらの端末の加入者番号が同一
のとき、これらの端末が同一エリア内に存在するとその
区別をつけることができなくなる。このため、固定設置
型無線端末のサービスエリア内で同一の加入者番号の移
動無線端末がサービス要求を行うことができないという
問題がある。
【0008】そこで本発明の第1の目的は、固定設置型
無線端末がいつでもチャネルを確保できる無線通信シス
テムを提供することにある。
【0009】また本発明の第2の目的は、固定設置型無
線端末と同一の加入者番号の移動無線端末を同一の無線
ポートのサービスエリア内で使用できるようにすること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、複数の無線チャネルに時分割多重された所定の無線
周波数を用いてサービスエリア内の無線端末と通信する
無線ポートと、この無線ポートのサービスエリア内に配
置され自端末に予め割り当てられている無線チャネルを
用いてこの無線ポートと通信を行うその設置場所の移動
しない任意数の固定設置型無線端末と、これら固定設置
型無線端末に予め割り当てられている無線チャネルを記
憶する固定端末用無線チャネル記憶手段と、この固定端
末用無線チャネル記憶手段の記憶内容をサービスエリア
内に報知する固定端末用無線チャネル報知手段と、移動
先のサービスエリアにおいて報知される情報を基にして
そのサービスエリアに配置されている固定設置型無線端
末に割り当てられていない無線チャネルを用いて移動先
のサービスエリアを管轄する無線ポートと通信を行う移
動無線端末とを無線通信システムに具備させている。
【0011】すなわち請求項1記載の発明では、各固定
設置型無線端末に予め固有のチャネルを割り当て、残り
のチャネルを移動無線端末用のチャネルにしている。そ
して、固定割当されているチャネルをサービスエリア内
に報知している。そのエリア内に移動してきた移動無線
端末は、報知された移動無線端末用のチャネルにより無
線ポートと通信する。固定設置型無線端末には固定的に
チャネルが割り当てられているので、移動無線端末によ
り全てのチャネルが使用されてしまうことがなく、いつ
でも無線チャネルを確保でき有線で接続されているのと
同等のサービスを提供することができる。
【0012】請求項2記載の発明では、複数の無線チャ
ネルに時分割多重された所定の無線周波数を用いてサー
ビスエリア内の無線端末と通信する無線ポートと、この
無線ポートのサービスエリア内に配置され自端末に予め
割り当てられている無線チャネルを用いてこの無線ポー
トと通信を行うとともに所定の無線周波数と異なる周波
数の中継用無線周波数を用いて自端末を含む所定の中継
エリア内に移動してきた移動無線端末との間で通信を行
いこれを所定の無線周波数の自端末用の無線チャネルに
より無線ポートに中継するその設置場所の移動しない任
意数の固定設置型無線端末と、これら固定設置型無線端
末のそれぞれに予め割り当てられている無線チャネルを
記憶する固定端末用無線チャネル記憶手段と、この固定
端末用無線チャネル記憶手段の記憶内容をサービスエリ
ア内に報知する固定端末用無線チャネル報知手段と、中
継エリア内に移動したときは中継用無線周波数により固
定設置型無線端末を中継して無線ポートと通信を行い、
中継エリアの外であって無線ポートのサービスエリア内
に移動したときは固定端末用無線チャネル報知手段によ
って報知された情報を基にして所定の無線周波数の中で
固定設置型無線端末に割り当てられていない無線チャネ
ルを用いて無線ポートと通信する移動無線端末とを無線
通信システムに具備させている。
【0013】すなわち請求項2記載の発明では、固定設
置型無線端末は自端末を含む中継エリアを有し、エリア
内に移動無線端末が移動してきたときは、無線ポートと
移動無線端末との間の通信を中継している。たとえば、
中継エリアが固定設置型無線端末の設置されている家屋
内およびその周辺であるとする。家屋の内部あるいは軒
先では無線ポートからの電波が弱くなるが、固定設置型
無線端末により中継しているので家屋内の移動無線端末
も良好な通信を行うことができる。
【0014】請求項3記載の発明では、複数の無線チャ
ネルに時分割多重された所定の無線周波数を用いてその
サービスエリア内の無線端末と通信する無線ポートと、
この無線ポートのサービスエリア内に配置され自端末に
予め割り当てられている無線チャネルを用いてこの無線
ポートと通信を行うとともに所定の無線周波数と異なる
周波数の中継用無線周波数を用いて自端末を含む所定の
中継エリア内に移動して来た移動無線端末との間で通信
しこれを所定の無線周波数の自端末用の無線チャネルに
より無線ポートに中継することのできるその設置場所の
移動しない任意数の固定設置型無線端末と、これら固定
設置型無線端末のそれぞれに予め割り当てられている無
線チャネルを記憶する固定端末用無線チャネル記憶手段
と、この固定端末用無線チャネル記憶手段の記憶内容を
サービスエリア内に報知する固定端末用無線チャネル報
知手段と、自端末と同一加入者番号を有する固定設置型
無線端末の中継エリア内に移動したときは中継用無線周
波数により固定設置型無線端末を中継して無線ポートと
通信を行い、それ以外のエリアでは固定端末用無線チャ
ネル報知手段によって報知された情報を基にして所定の
無線周波数の中で固定設置型無線端末に割り当てられて
いない無線チャネルを用いて無線ポートと通信する移動
無線端末とを無線通信システムに具備させている。
【0015】すなわち請求項3記載の発明では、自端末
と同一加入者番号を有する固定設置型無線端末の中継エ
リア内に移動したときは中継用無線周波数により固定設
置型無線端末を中継して無線ポートと通信を行ってい
る。また、それ以外のエリアでは報知された情報を基に
して固定設置型無線端末に割り当てられていない無線チ
ャネルを用いて無線ポートと通信している。
【0016】請求項4記載の発明では、中継用無線周波
数は、固定設置型無線端末を管轄する無線ポートの用い
る無線周波数と干渉の生じない周波数である。
【0017】すなわち請求項4記載の発明では、中継用
無線周波数は無線ポートの用いる無線周波数と干渉の生
じない周波数に選ばれている。これにより、中継エリア
内で良好な通信を確保することができる。
【0018】請求項5記載の発明では、固定端末用無線
チャネル報知手段は、固定設置型無線端末用に割り当て
た無線チャネルに加えてそのサービスエリアを管轄する
無線ポートの識別子を報知し、移動無線端末は、自端末
と同一加入者番号の固定設置型無線端末の用いる中継用
無線周波数とその固定設置型無線端末の配置されている
サービスエリアを管轄する無線ポートの識別子とを予め
記憶した記憶手段と、受信電界強度の最も強い無線周波
数を検出する最強受信感度無線周波数検出手段と、この
最強受信感度無線周波数検出手段によって検出された無
線周波数および報知された無線ポートの識別子を記憶手
段に記憶されている中継用無線周波数および同一加入者
番号の固定設置型無線端末を管轄する無線ポートの識別
子とそれぞれ比較する比較手段とを備え、受信感度の最
も強い無線周波数が記憶手段に記憶されている中継用無
線周波数と一致しかつ報知された無線ポートの識別子が
記憶手段に記憶されている無線ポートの識別子と一致し
たときは同一加入者番号を有する固定設置型無線端末の
中継エリア内に移動していると判別している。
【0019】すなわち請求項5記載の発明では、同一加
入者番号の固定設置型無線端末の使用する中継用無線周
波数と、同一加入者番号の固定設置型無線端末を管轄す
る無線ポートの識別子を移動無線端末が予め記憶してい
る。そして、受信電界強度を基に選択した無線周波数が
記憶していある中継用無線周波数と一致し、かつ報知さ
れる無線ポートの識別子が記憶していある値と一致する
とき同一加入者番号の固定設置型無線端末の中継エリア
内であると判別している。
【0020】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施例における無線通
信システムの構成を表わしたものである。この無線通信
システムのサービスエリアは第1および第2のサービス
エリア111 、112 である。第1の無線ポート121
は、固定設置型無線端末13 1 、132 および第1のサ
ービスエリア111 内に存在する移動無線端末141
の間で通信を行う通信ポートである。図では第1の移動
無線端末141 が第1のサービスエリア内に存在する
が、他の移動無線端末がこのエリア内に来れば第1の無
線ポート121 と通信を行うことになる。第2の無線ポ
ート122 は、移動無線端末142 、143 と第3の固
定設置型無線端末133 との間で通信を行う通信ポート
である。無線ポート制御装置15は、これら無線ポート
121 、122 の使用する周波数および各無線端末との
通信に割り当てるチャネルの管理を行う制御装置であ
る。また無線ポート制御装置15は図示しないISDN
(サービス総合ディジタル網)と接続されている。
【0022】無線ポート制御装置15は、第1の無線ポ
ート121 と第1のサービスエリア内の無線端末との間
の上り回線に周波数f1を、下り回線に周波数f1′を
割り当てている。また、第2の無線ポート122 とその
サービスエリア内にある無線端末との間の上り回線に周
波数f2を、下り回線に周波数f2′をそれぞれ割り当
てている。各サービスエリア内の無線端末はそのエリア
の無線ポートに割り当てられた周波数を用いて通信を行
うようになっている。
【0023】図2は、各周波数における無線チャネルの
割り当て状況の一例を表わしたものである。ここでは、
図1に示したように固定設置型無線端末が配置されてい
る場合の各周波数における無線チャネルの割り当てを示
してある。各周波数f1、f1′、f2、f2′はそれ
ぞれ時分割された8つのタイムスロットを持っている。
周波数f1とf1′、また周波数f2とf2はそれぞれ
同一のタイムスロット割り当てになっている。周波数f
1、f1′における繰り返し周期分のタイムスロット2
1のうちの第1のタイムスロット231 は、図1に示し
た第1の固定設置型無線端末131 との通信用に固定的
に割り当てられている。周波数f1、f1′における第
2のタイムスロット232 は、同様に第2の固定設置型
無線端末132 に固定的に割り当てられている。
【0024】周波数f1、f1′における第3〜第7の
タイムスロット233 〜237 は、第1のサービスエリ
ア内に存在する移動無線端末用に割り当てられている。
また、第8のタイムスロット238 は、チャネルの空き
状況など各種の情報を伝送するための制御チャネルに固
定的に割り当てられている。第1のサービスエリア11
1 内に配置されている第1および第2の固定設置型無線
端末131 、132 はそれぞれに固定的に割り当てられ
ている無線チャネルを通じて第1の無線ポート121
の間で通信を行う。また第1のサービスエリア111
に存在する移動無線端末は、第3〜第7のタイムスロッ
ト233 〜237 のうちのいずれかによりサービス要求
を行うようになっている。
【0025】第2の無線ポートの周波数f2、f2′に
おける第1のタイムスロット241は、第2のサービス
エリア112 内に固定設置されている第3の固定設置型
無線端末133 との通信用に固定的に割り当てられてい
る。また第2〜第7のタイムスロット242 〜247
ともに移動無線端末用のチャネルになっている。周波数
f2、f2′における第8のタイムスロット248 は、
制御チャネルに割り当てられている。第2のサービスエ
リア121 内に配置されている第3の固定設置型無線端
末133 は周波数f2、f2′の第1のチャネル241
を通じて通信を行い、第2のサービスエリア112 内に
存在する移動無線端末は、第2〜第7のタイムスロット
242 〜247 のうちのいずれかを確保して通信を行
う。
【0026】図3は、無線ポート制御装置の構成の概要
を表わしたものである。無線ポート制御装置31は、N
(Nは任意の正整数)個の無線ポートと接続することが
できる。無線ポートインターフェイス部321 〜32N
はそれぞれ対応する無線ポートとの間で信号の入出力を
行うための回路である。無線ポートインターフェイス部
321 〜32N はそれぞれ第1の多重分離部33と接続
されている。第1の多重分離部33は、各タイムスロッ
トごとに信号を時分割多重化し、また多重化されている
信号をそれぞれのタイムスロットごとに分離するための
回路である。第1の多重分離部33には、各無線ポート
ごとに対応して設けられた信号処理部341 〜34N
接続されている。
【0027】信号処理装置341 〜34N はそれぞれ上
り方向の無線チャネルの信号処理を行う上りチャネル処
理部351 〜35N と、下り方向の無線チャネルの信号
処理を行う下りチャネル処理部361 〜36N を備えて
いる。第2の多重分離部37は、ISDN交換機とのイ
ンターフェイス形式に合わせて信号を多重分離する回路
である。第2の多重分離部37には、ISDN交換機と
の間で信号の入出力を行ためのネットワークインターフ
ェイス部381 〜38N が接続されている。信号処理装
置341 〜34N は、共にチャネル割り当て情報処理部
39に接続されている。チャネル割り当て情報処理部3
9は、各無線チャネルの割り当て情報を記憶するもので
ある。図1に示した無線通信システムの場合には、第1
および第2の無線ポート121 122 の用いる周波数お
よび図2で示したそれぞれの周波数におけるタイムスロ
ットの割り当てが、チャネル割り当て情報処理部39に
記憶される。
【0028】それでは、このような構成の無線通信シス
テムにおいて各無線端末との間で無線チャネルを割り当
てる際の手順について説明する。
【0029】図4は、無線通信システムで無線チャネル
を確保する際に行われる通信シーケンスを表わしたもの
である。左側の縦線は、第1の固定設置型無線端末を、
中央の縦線は、第1の無線ポートを、右側の縦線は第1
の移動無線端末をそれぞれ表わしている。図の上から下
に向かって時間の経過が示されている。無線ポート制御
装置15は、チャネル割り当て情報処理部29を基にし
て、無線ポートを通じてチャネルの使用可否を表わした
報知情報41をそのエリア内に報知する。固定設置型無
線端末に関する情報としては、その固定設置型無線端末
が収容されている無線ポートの識別子、使用する周波数
およびその周波数において固定的に割り当てたタイムス
ロットの番号を通知する。
【0030】たとえば、図1に示した第1のサービスエ
リア内の第1の固定設置型無線端末131 の場合には、
無線ポートが第1の無線ポートであること、使用する周
波数は上りがf1で下りがf1′であること、割り当て
られた固定チャネルが第1のチャネルであることが通知
される。固定設置型無線端末は、報知情報によって通知
されたこれらの情報を記憶し、それ以降は、割り当てら
れたチャネルによってサービス要求を行うことになる。
【0031】次に、無線ポートから各スロットがアクセ
ス可能スロットであるかアクセス不可スロットであるか
を表わした空きスロット情報42が一定周期ごとに報知
される。固定設置型無線端末に固定的に割り当てられて
いるチャネルは、空き情報42においてアクセス不可ス
ロットとして取り扱われる。固定設置型無線端末は、空
き情報42においてアクセス不可スロットの表示が行わ
れていても、先に受けた報知情報41により通知された
自端末に割り当てられている無線チャネルを用いサービ
ス要求43を行う。
【0032】サービス要求を受けた無線ポート制御装置
15は、サービス要求を受けた無線周波数、タイムスロ
ットの番号およびサービス要求を行った無線端末の加入
者番号から、そのサービス要求の正常性を判別する。無
線ポート制御装置15は、チャネル割り当て処理部39
に、固定設置型無線端末に割り当てられている加入者番
号を予め記憶している。これを基に、サービス要求を受
けた加入者番号と無線チャネルとの整合性を判断する。
たとえば、移動無線端末から固定設置型無線端末用に割
り当ててある無線チャネルでのサービス要求を受けた場
合には、その供給を拒否するようになっている。正常な
サービス要求の場合には無線ポート制御装置15は、こ
れを受け付けたことを表わしたサービス受付44を無線
端末に通知する。
【0033】また、移動無線端末は、受信した空き情報
45を基にして、アクセス可能スロットになっているタ
イムスロットによりサービス要求46を行う。無線ポー
ト制御装置は、先程と同様にサービス要求の正常性を判
断し、正常な要求の場合には、サービス受付47を返送
する。無線ポート制御装置15は、サービス要求を受け
付けたタイムスロットを記憶しておき、以後そのチャネ
ルが通話中の間は、アクセス不可スロットとして報知す
る。このほか、無線ポート制御装置は、空き状態のスロ
ットであっても、伝送品質が劣化している場合にはこれ
をアクセス不可スロットとして通知するようになってい
る。
【0034】このように、1つの周波数の備えるタイム
スロットを固定設置型無線端末と移動無線端末に振り分
けているので、同一の無線ポートを通じて固定と移動の
双方の無線端末を取り扱うことができる。さらに、固定
設置型無線端末についてはそれぞれの端末に予め固定的
にチャネルを割り当てている。これにより、同一のサー
ビスエリア内に存在する移動無線端末が増え、多くのサ
ービス要求があっても固定設置型無線端末用のチャネル
を確保しておくことができる。
【0035】第1の変形例
【0036】第1の変形例では、固定設置型無線端末が
中継機能を備えるようになっている。中継エリアは比較
的狭く、たとえば、個人の家屋の内部と庭や軒先程度に
限られている。家屋の内部や軒先では、無線ポートから
の電波が比較的弱くなるので、移動無線端末がこの範囲
内にあるときに無線ポートとの間を中継するようになっ
ている。
【0037】図5は、第1の変形例における無線通信シ
ステムの構成の概要を表わしたものである。第1の無線
ポート511 はそのサービスエリア521 内の無線端末
との間の通信に無線周波数f1、f1′が割り当てられ
ている。また第2の無線ポート512 は第2のサービス
エリア522 内の無線端末との間の通信用に無線周波数
f2、f2′が割り当てられている。第1のサービスエ
リア521 に中に配置されている第1の固定設置型無線
端末531 は中継局の機能を備えている。第1の固定設
置型無線端末531 は第3のサービスエリア523 内に
存在する第1の移動無線端末541 との間で周波数f
3、f3′を用いて送受信を行い、これを周波数f1、
f1′のアクセス可能スロットを用いて第1の無線ポー
ト511 に中継するようになっている。無線ポート制御
装置56は、図1の無線ポート制御装置15と同様の機
能を備えている。このように移動無線端末との間で用い
る無線周波数を、固定・移動中継用周波数と呼ぶことに
する。移動無線端末の中継を行う際、固定設置型無線端
末は、自端末に固定的に割り当てられているチャネルを
通じて、無線ポートとの間の通信を行うようになってい
る。
【0038】図6は、図5に示した第1の固定設置型無
線端末の構成の概要を表わしたものである。無線周波数
送受信部61は、図5に示した第3のサービスエリア内
における移動無線端末との間で通信を行うための送受信
回路である。また、無線周波数送受信部62は、第1の
無線ポートとの間で無線周波数f1、f1′を用いて通
信を行うための送受信回路である。無線周波数送受信部
61には、固定・移動中継用周波数を選択するために、
複数用意された周波数における受信電界強度を測定する
受信電界強度測定部63が接続されている。変復調部6
1 、642 はそれぞれディジタル信号への変復調を行
う回路である。
【0039】加入者回線インターフェイス部65は、固
定端末66との間で信号の入出力を行うためのインター
フェイス回路である。データ解析部67は、受信したデ
ータについて各種の解析を行うための回路である。通話
路合成分離部68は、固定端末66との間の信号と無線
周波数送受信部61を介して移動無線端末との間の信号
とを合成あるいは分離を行う回路である。制御部69
は、図示しないCPU(中央処理装置)を備えており、
固定設置型無線端末の各回路部分を統括して各種制御を
行う回路部分である。制御部69は、図中点線で示した
制御信号線を通じて各回路部分と接続されている。
【0040】第1の固定設置型無線端末531 は、実施
例において説明した無線通信システムと同様に予め報知
情報により、無線ポート識別子および割り当て周波数f
1、f1′、さらに固定設置型無線端末に割り当てられ
ているタイムスロットを記憶している。まず、予め通信
用に用意されている複数の無線周波数の中から周波数f
1、f1′と異なりかつこれと干渉の生じない周波数に
ついてその受信電界強度を受信電界強度測定部63で測
定する。その中で最も受信電界強度の強い無線周波数
を、第3のサービスエリア523 内に存在する移動無線
端末との通信用に用いる固定・移動中継用周波数として
選択し、それを記憶しておく。ここでは固定・移動中継
用周波数として上り用に無線周波数f3が、下り用にf
3′がそれぞれ選択されたものとする。
【0041】固定設置型無線端末の通話路合成分離部6
8は、制御部69からの指示に基づき固定端末66の信
号と移動無線端末に中継する信号とを合成、分離する。
固定端末65側の信号は、周波数f1、f1′のうち報
知情報により通知された固定割り当てされているスロッ
トを用いて第1の無線ポート511 との間で通信され
る。第1の無線ポート511 から第1の移動無線端末に
対する信号を受信したときには、そのタイムスロットの
信号が通話路合成分離部68で分離され変復調部641
を介して無線周波数送受信部61に入力される。
【0042】無線周波数送受信部61は、予め記憶され
ている周波数f3を用いて、第3のサービスエリア52
3 内の第1の移動無線端末541 に対して中継すべき信
号を送信する。逆に第1の移動無線端末541 から周波
数f3′を用いて受信した情報は、無線周波数送受信部
61や通話路合成分離部68を通り、無線周波数送受信
部62から無線周波数f1′を使用して、無線ポート5
1 に送信される。この際、固定設置型無線移動端末と
無線ポートとの間に予め割り当てられている無線チャネ
ルを用いて、移動無線端末の中継が行われる。
【0043】移動無線端末は、移動先での受信電界強度
を調べ、最も品質の良い無線周波数を選択して通信を行
うようになっている。したがって、移動無線端末が第1
の固定設置型無線端末531 の近く、すなわち第3のサ
ービスエリア内に来たときは、固定設置型無線端末53
1 側で選択した固定・移動中継用周波数f3、f3′と
同一の無線周波数を移動無線端末でも選択するようにな
る。このため、移動無線端末は、無線ポートと通信して
いるのか、あるいは固定設置型無線端末を中継して通信
しているのかを特に識別することなく、通信を行うこと
ができる。
【0044】第2の変形例
【0045】第2の変形例では、移動無線端末が同一の
加入者番号を有する固定設置型無線端末の中継エリア内
にいるか否かを判別するようになっている。第2の変形
例における無線通信システムの構成は図5と同様であ
る。だたし、第1の固定設置型無線端末531 とそのサ
ービスエリア523 内に有る第1の移動無線端末541
は、互いに同一の加入者番号であるものとする。第1の
変形例と同様に、固定設置型無線端末531 は報知情報
により通知された、無線ポート識別子、割り当て周波数
f1、f1′、割り当てタイムスロットを予め記憶して
いる。さらに、固定・移動中継用周波数f3、f3′は
予め定められているものとする。また、移動無線端末
は、同一加入者番号の固定設置型無線端末が使用する固
定・中継用周波数f3、f3′と、設置されているサー
ビスエリアを管轄する無線ポートの識別子を予め記憶し
ている。
【0046】移動無線端末は、移動先のエリアで通知さ
れる無線ポートの識別子を認識する。また、受信電界強
度を基に選択した固定・中継用周波数を把握する。そし
て、予め記憶している同一加入者番号の固定設置型無線
端末の使用する固定・中継用周波数および無線ポートの
識別子と比較する。無線ポート識別子と無線周波数の両
者が一致したときは、同一加入者番号を有する固定設置
型無線端末の中継エリアである第3のサービスエリア内
に移動していることを認識する。また、固定・中継用周
波数は一致しないが無線ポートが一致する場合には、同
一加入者番号の固定設置型無線端末を管轄している無線
ポートのサービスエリア内であって、固定設置型無線端
末の中継エリアの外側にいることを識別する。またこれ
らの両者が一致しないときには、同一加入者番号の固定
設置型無線端末を管轄する無線ポートのサービスエリア
の外にいると判別する。
【0047】たとえば、無線ポート識別子と固定・移動
中継用周波数の2つの情報により図5の第3のサービス
エリア内にいることが判別できたときには、固定・中継
用周波数f3、f3′を用いて通信を行う。また移動無
線端末を中継するために行われる固定設置型無線端末と
無線ポートとの間の通信は、固定設置型無線端末に割り
当てられている固定チャネルを用いて行う。図5の第1
のサービスエリア52 1 内であって第3のサービスエリ
ア523 の外にいると判別したときは、第1の無線ポー
ト511 に対して無線周波数f1、f1′のうち移動無
線端末用のアクセス可能スロットに対してサービス要求
を行う。さらに、第1のサービスエリア521 および第
3のサービスエリア523 の双方の外にいるとき、たと
えば、第2のサービスエリア522 にいると判別したと
きは、第2の無線ポート512 の周波数f2 、f2 ′の
うちアクセス可能スロットで通信が行われるようにサー
ビス要求を行う。
【0048】固定設置型無線端末の設置されている家屋
の住人が、同一の加入者番号の移動無線端末を所有する
ことが多い。第2の変形例では、同一加入者番号の固定
設置型無線端末の中継エリア内に居るかどうかを移動無
線端末側で判別し、同一のときだけ固定・中継用周波数
でサービス要求を行うようになっている。このため、移
動無線端末を、同一加入者番号の固定設置型無線端末の
設置してある家屋内で使用するときは、無線チャネルが
必ず確保でき、固定無線端末と同等になる。すなわち固
定・中継用周波数は、同一加入者番号の移動無線端末だ
けが使用するので、他人の移動無線端末が、中継エリア
内に移動して来ても、固定設置型無線端末に割り当てら
れているチャネルを使用してしまうことがない。
【0049】また、同一加入者番号の固定設置型無線端
末の中継エリア外にいるとき移動無線端末と固定設置型
無線端末の使用する無線チャネルが相違するので、同一
の加入者番号であっても、無線ポート制御装置は、両者
の区別を行うことができる。同一加入者番号の中継エリ
ア内に移動無線端末が移動しているときは、無線ポート
制御装置には、その両者の区別ができないが、固定設置
型無線端末において判別できるので問題はない。また、
固定設置型無線端末は位置変更が無いので、着信を受け
るために行う位置登録は移動無線端末だけ行えばよい。
そして第1の無線エリア521 では、着信は移動無線端
末のみで行うなうようにすればよい。つまり、固定設置
型無線端末を単独で使用する場合は、発呼専用にすれば
良い。
【0050】以上説明した実施例および第1、第2の変
形例で示した各サービスエリアにおける固定設置型無線
端末、移動無線端末の位置および個数は一例でありこれ
に限るものではない。また無線周波数やタイムスロット
の割り当てについても同様である。
【0051】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明によれ
ば、固定設置型無線端末には予め固定的にチャネルを割
り当てているのでいつでも無線チャネルを確保でき、有
線で接続された場合と同等のサービスを提供することが
できる。また、移動無線端末はその移動先で固定設置型
無線端末に割り当てられているチャネルを報知により知
ることができ、それ以外のチャネルでサービス要求を行
うことができる。さらに、移動無線端末と固定設置型無
線端末の加入者番号が同一であっても、チャネルの違い
によりサービスの要求元が固定設置型無線端末であるか
移動無線端末であるかを無線ポート側で識別することが
できる。
【0052】また請求項2記載の発明によれば、固定設
置型無線端末は自端末を含む中継エリアを有し、エリア
内に移動無線端末が移動してきたときは、無線ポートと
移動無線端末との間の通信を中継している。たとえば、
家屋の内部あるいは軒先では無線ポートからの電波が弱
くなるが、その家屋に設置されている固定設置型無線端
末により中継すれば、家屋内でも移動無線端末により良
好な通信を行うことができる。
【0053】さらに請求項3記載の発明によれば、自端
末と同一加入者番号を有する固定設置型無線端末の中継
エリア内に移動したときだけ中継されるので、確保して
ある無線チャネルが他の加入者により使用されることが
ない。従って、移動無線端末は、同一加入者番号の固定
設置型無線端末の中継エリア内に来たときは、いつでも
チャネルを確保でき固定設置型無線端末と同様に有線で
接続されている場合と同等のサービスを受けることがで
きる。
【0054】また請求項4記載の発明によれば、中継用
無線周波数は無線ポートの用いる無線周波数と干渉の生
じない周波数に選ばれている。これにより、中継エリア
内において良好な通信を確保することができる。
【0055】さらに請求項5記載の発明によれば、同一
加入者番号の固定設置型無線端末の使用する中継用無線
周波数とこの端末を管轄する無線ポートの識別子を移動
無線端末側で予め記憶してある。そして移動先で検出し
た無線周波数と報知された無線ポートの識別子と記憶し
てある中継用無線周波数および無線ポート識別子とを比
較することにより同一加入者番号の中継エリア内である
かどうかを判別している。これにより、比較的容易に同
一加入者番号の固定設置型無線端末の中継エリア内にい
るかどうかを識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における無線通信システムの
構成を表わした説明図である。
【図2】無線チャネルの割り当て状況の一例を表わした
説明図である。
【図3】図1に示した無線ポート制御装置の構成の概要
を表わしたブロック図である。
【図4】無線チャネルを確保する際に行われる通信シー
ケンスを表わした説明図である。
【図5】第1の変形例における無線通信システムの構成
の概要を表わした説明図である。
【図6】図5に示した第1の固定設置型無線端末の構成
の概要を表わしたブロック図である。
【図7】従来から使用されている無線通信システムの構
成の概要を表わした説明図である。
【符号の説明】
11 無線ポートのサービスエリア 12 無線ポート 13 固定設置型無線端末 14 移動無線端末 32 無線ポートインターフェイス部 33、37 多重分離部 35、36 チャネル処理部 38 ネットワークインターフェイス部 39 チャネル割当情報処理部 61、62 無線周波数送受信部 63 受信電界強度測定部 65 加入者回線インターフェイス部 66 加入者端末 69 制御部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線チャネルに時分割多重された
    所定の無線周波数を用いてサービスエリア内の無線端末
    と通信する無線ポートと、 この無線ポートのサービスエリア内に配置され自端末に
    予め割り当てられている無線チャネルを用いてこの無線
    ポートと通信を行うその設置場所の移動しない任意数の
    固定設置型無線端末と、 これら固定設置型無線端末に予め割り当てられている無
    線チャネルを記憶する固定端末用無線チャネル記憶手段
    と、 この固定端末用無線チャネル記憶手段の記憶内容を前記
    サービスエリア内に報知する固定端末用無線チャネル報
    知手段と、 移動先のサービスエリアにおいて報知される情報を基に
    してそのサービスエリアに配置されている固定設置型無
    線端末に割り当てられていない無線チャネルを用いて移
    動先のサービスエリアを管轄する無線ポートと通信を行
    う移動無線端末とを具備することを特徴とする無線通信
    システム。
  2. 【請求項2】 複数の無線チャネルに時分割多重された
    所定の無線周波数を用いてサービスエリア内の無線端末
    と通信する無線ポートと、 この無線ポートのサービスエリア内に配置され自端末に
    予め割り当てられている無線チャネルを用いてこの無線
    ポートと通信を行うとともに前記所定の無線周波数と異
    なる周波数の中継用無線周波数を用いて自端末を含む所
    定の中継エリア内に移動してきた移動無線端末との間で
    通信を行いこれを前記所定の無線周波数の自端末用の無
    線チャネルにより前記無線ポートに中継するその設置場
    所の移動しない任意数の固定設置型無線端末と、 これら固定設置型無線端末のそれぞれに予め割り当てら
    れている無線チャネルを記憶する固定端末用無線チャネ
    ル記憶手段と、 この固定端末用無線チャネル記憶手段の記憶内容を前記
    サービスエリア内に報知する固定端末用無線チャネル報
    知手段と、 前記中継エリア内に移動したときは前記中継用無線周波
    数により固定設置型無線端末を中継して前記無線ポート
    と通信を行い、前記中継エリアの外であって前記無線ポ
    ートのサービスエリア内に移動したときは前記固定端末
    用無線チャネル報知手段によって報知された情報を基に
    して前記所定の無線周波数の中で固定設置型無線端末に
    割り当てられていない無線チャネルを用いて無線ポート
    と通信する移動無線端末とを具備することを特徴とする
    無線通信システム。
  3. 【請求項3】 複数の無線チャネルに時分割多重された
    所定の無線周波数を用いてそのサービスエリア内の無線
    端末と通信する無線ポートと、 この無線ポートのサービスエリア内に配置され自端末に
    予め割り当てられている無線チャネルを用いてこの無線
    ポートと通信を行うとともに前記所定の無線周波数と異
    なる周波数の中継用無線周波数を用いて自端末を含む所
    定の中継エリア内に移動して来た移動無線端末との間で
    通信しこれを前記所定の無線周波数の自端末用の無線チ
    ャネルにより前記無線ポートに中継することのできるそ
    の設置場所の移動しない任意数の固定設置型無線端末
    と、 これら固定設置型無線端末のそれぞれに予め割り当てら
    れている無線チャネルを記憶する固定端末用無線チャネ
    ル記憶手段と、 この固定端末用無線チャネル記憶手段の記憶内容を前記
    サービスエリア内に報知する固定端末用無線チャネル報
    知手段と、 自端末と同一加入者番号を有する固定設置型無線端末の
    中継エリア内に移動したときは前記中継用無線周波数に
    より固定設置型無線端末を中継して前記無線ポートと通
    信を行い、それ以外のエリアでは前記固定端末用無線チ
    ャネル報知手段によって報知された情報を基にして前記
    所定の無線周波数の中で固定設置型無線端末に割り当て
    られていない無線チャネルを用いて無線ポートと通信す
    る移動無線端末とを具備することを特徴とする無線通信
    システム。
  4. 【請求項4】 前記中継用無線周波数は、固定設置型無
    線端末を管轄する無線ポートの用いる無線周波数と干渉
    の生じない周波数であることを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記固定端末用無線チャネル報知手段
    は、固定設置型無線端末用に割り当てた無線チャネルに
    加えてそのサービスエリアを管轄する無線ポートの識別
    子を報知し、前記移動無線端末は、自端末と同一加入者
    番号の固定設置型無線端末の用いる中継用無線周波数と
    その固定設置型無線端末の配置されているサービスエリ
    アを管轄する無線ポートの識別子とを予め記憶した記憶
    手段と、受信電界強度の最も強い無線周波数を検出する
    最強受信感度無線周波数検出手段と、この最強受信感度
    無線周波数検出手段によって検出された無線周波数およ
    び報知された無線ポートの識別子を前記記憶手段に記憶
    されている中継用無線周波数および同一加入者番号の固
    定設置型無線端末を管轄する無線ポートの識別子とそれ
    ぞれ比較する比較手段とを備え、受信感度の最も強い無
    線周波数が前記記憶手段に記憶されている中継用無線周
    波数と一致しかつ報知された無線ポートの識別子が記憶
    手段に記憶されている無線ポートの識別子と一致したと
    きは同一加入者番号を有する固定設置型無線端末の中継
    エリア内に移動していると判別することを特徴とする請
    求項3記載の無線通信システム。
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