JP3108249B2 - 無線電話システムの無線基地局 - Google Patents
無線電話システムの無線基地局Info
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- JP3108249B2 JP3108249B2 JP12946693A JP12946693A JP3108249B2 JP 3108249 B2 JP3108249 B2 JP 3108249B2 JP 12946693 A JP12946693 A JP 12946693A JP 12946693 A JP12946693 A JP 12946693A JP 3108249 B2 JP3108249 B2 JP 3108249B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線周波信号で携帯電
話機と無線通信を行う無線基地局を介して、携帯電話機
と回線制御装置との間でデジタル信号により相互通信を
行い、更に交換局を介して一般の電話機と通話できる無
線電話システムに関し、特に同一無線ゾーン内に於ける
不感地帯対策として無線基地局を追加設置する場合の構
成に関する。
話機と無線通信を行う無線基地局を介して、携帯電話機
と回線制御装置との間でデジタル信号により相互通信を
行い、更に交換局を介して一般の電話機と通話できる無
線電話システムに関し、特に同一無線ゾーン内に於ける
不感地帯対策として無線基地局を追加設置する場合の構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレポイントシステム等で使用さ
れるデジタルコードレス電話装置は、回線を介して交換
機に接続される基地局(回線制御装置、無線基地局)と
複数の移動無線端末(携帯電話機)とからなり、これら
の間の無線送受信方式は、無線チャネルを時分割多重
(TDM)した周波数チャネルを複数有し、かつその無
線チャネルをTDM内スロットとして制御信号用と通話
用のスロットを合わせ持つ周波数チャネルFC1と全ての
スロットが通話用スロットである周波数チャネルF 1で
構成されるTDMA/TDDシステムが一般的である。
れるデジタルコードレス電話装置は、回線を介して交換
機に接続される基地局(回線制御装置、無線基地局)と
複数の移動無線端末(携帯電話機)とからなり、これら
の間の無線送受信方式は、無線チャネルを時分割多重
(TDM)した周波数チャネルを複数有し、かつその無
線チャネルをTDM内スロットとして制御信号用と通話
用のスロットを合わせ持つ周波数チャネルFC1と全ての
スロットが通話用スロットである周波数チャネルF 1で
構成されるTDMA/TDDシステムが一般的である。
【0003】日本国内においても、公衆目的から全国統
一規格でこれらのシステムを運用するため、平成4年6
月22日に電気通信技術審議会より一部答申された「簡
易型携帯電話システム(パーソナル・ハンディーホン)
の技術的条件」(平成4年6月22日)及び、平成5年
3月17日策定のRCR規格「第二世代コードレス電話
システム標準規格(RCR STD−28)」に従った
システム設計が行われている。
一規格でこれらのシステムを運用するため、平成4年6
月22日に電気通信技術審議会より一部答申された「簡
易型携帯電話システム(パーソナル・ハンディーホン)
の技術的条件」(平成4年6月22日)及び、平成5年
3月17日策定のRCR規格「第二世代コードレス電話
システム標準規格(RCR STD−28)」に従った
システム設計が行われている。
【0004】このような無線電話システムの基地局の構
成としては、利用目的により、家庭内、又は事業所等で
の利用を主とする自営用の屋内基地局、公衆用として
は、駅、デパートなどのビル内に設置される屋内公衆基
地局、及び公園、街角等に設置される屋外公衆基地局に
分類される。特に、駅、デパートなどのビル内に設置さ
れる屋内公衆基地局における無線基地局とその無線ゾー
ン、携帯電話機の位置関係の一例を図5に示す。図5に
おいて、51aは携帯電話機、52a、52b、52
c、52m、52nは無線基地局、58a、58b、5
8c、58m、58nは各無線基地局の無線ゾーン、5
3a、53nは前記無線基地局が接続される回線制御装
置、54は交換局、55a、55bは公衆網、56a、
56b、56c、56m、56nは回線制御装置53と
無線基地局52との間でデータ伝送を行うツイストペア
線、57a、57nは交換局54と回線制御装置53と
を接続するデジタル回線を示している。携帯電話機51
は無線ゾーン58内で通話を行っている。
成としては、利用目的により、家庭内、又は事業所等で
の利用を主とする自営用の屋内基地局、公衆用として
は、駅、デパートなどのビル内に設置される屋内公衆基
地局、及び公園、街角等に設置される屋外公衆基地局に
分類される。特に、駅、デパートなどのビル内に設置さ
れる屋内公衆基地局における無線基地局とその無線ゾー
ン、携帯電話機の位置関係の一例を図5に示す。図5に
おいて、51aは携帯電話機、52a、52b、52
c、52m、52nは無線基地局、58a、58b、5
8c、58m、58nは各無線基地局の無線ゾーン、5
3a、53nは前記無線基地局が接続される回線制御装
置、54は交換局、55a、55bは公衆網、56a、
56b、56c、56m、56nは回線制御装置53と
無線基地局52との間でデータ伝送を行うツイストペア
線、57a、57nは交換局54と回線制御装置53と
を接続するデジタル回線を示している。携帯電話機51
は無線ゾーン58内で通話を行っている。
【0005】図3は従来の無線基地局の構成を示す図で
ある。図3において、31a、31bは携帯電話機と無
線信号の送受信を行うアンテナであり、ダイバーシチ送
受信を行うため2本のアンテナになっている。32は前
記アンテナ31に接続され、無線処理、ベースバンド処
理、インターフェース処理がなされるチューナユニット
33a、33b、33c、33dに無線信号を分配、又
は前記チューナユニット33a、33b、33c、33
dからの無線信号を合成するアンテナユニット、34は
選局、増幅等の無線信号の処理が行われる無線部、35
は変復調等の処理が行われるベースバンド部、36はデ
ータ多重化等の処理が行われるインターフェース部、3
7は各部の制御が行われる制御部、38a、38b、3
8c、38dは回線制御装置との制御・音声データの伝
送路となるツイストペア線である。
ある。図3において、31a、31bは携帯電話機と無
線信号の送受信を行うアンテナであり、ダイバーシチ送
受信を行うため2本のアンテナになっている。32は前
記アンテナ31に接続され、無線処理、ベースバンド処
理、インターフェース処理がなされるチューナユニット
33a、33b、33c、33dに無線信号を分配、又
は前記チューナユニット33a、33b、33c、33
dからの無線信号を合成するアンテナユニット、34は
選局、増幅等の無線信号の処理が行われる無線部、35
は変復調等の処理が行われるベースバンド部、36はデ
ータ多重化等の処理が行われるインターフェース部、3
7は各部の制御が行われる制御部、38a、38b、3
8c、38dは回線制御装置との制御・音声データの伝
送路となるツイストペア線である。
【0006】無線基地局は、ダイバーシチ送受信を行う
ための2本のアンテナ31が、アンテナユニット32に
接続されている。1つのチューナユニットでは、1TD
Mフレームの送受信を行い、最大4スロットの送受信無
線チャネルを有する。インターフェース部36は、ベー
スバンド部35からの受信データを最大4チャネル分と
ベースバンド部35を介して送信するデータを最大4チ
ャネル分までを多重し、38a、38b、38c、38
dのツイストペア線を介して回線制御装置と制御・音声
データの送受信を行う。サービスの立ち上がり等の初期
設置では、無線基地局内には、チューナユニットを1ユ
ニットのみ実装している。しかし、需要の増加に伴った
トラヒック量に対応するため、4ユニットのチューナユ
ニットが実装できるように構成されており、そのための
回線制御装置とのデータ送受信に用いるツイストペア線
は、増設設置工事の簡易化のため、あらかじめ4本まと
めて敷設してある。而して、同時通話のTDMチャネル
を増やすには、チューナユニット33b、33c、33
dを追加するだけで、敷設工事は不要となっている。
ための2本のアンテナ31が、アンテナユニット32に
接続されている。1つのチューナユニットでは、1TD
Mフレームの送受信を行い、最大4スロットの送受信無
線チャネルを有する。インターフェース部36は、ベー
スバンド部35からの受信データを最大4チャネル分と
ベースバンド部35を介して送信するデータを最大4チ
ャネル分までを多重し、38a、38b、38c、38
dのツイストペア線を介して回線制御装置と制御・音声
データの送受信を行う。サービスの立ち上がり等の初期
設置では、無線基地局内には、チューナユニットを1ユ
ニットのみ実装している。しかし、需要の増加に伴った
トラヒック量に対応するため、4ユニットのチューナユ
ニットが実装できるように構成されており、そのための
回線制御装置とのデータ送受信に用いるツイストペア線
は、増設設置工事の簡易化のため、あらかじめ4本まと
めて敷設してある。而して、同時通話のTDMチャネル
を増やすには、チューナユニット33b、33c、33
dを追加するだけで、敷設工事は不要となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したシステムで
は、駅、デパート等のビル内に設置される屋内公衆基地
局を設置した場合には、ビル内の改装工事、パーテーシ
ョン(仕切り)の増設等により、携帯電話機の送受信不
感地帯が発生した場合に、既存の無線基地局のチューナ
ユニットの追加だけでは対応ができないため、新たに無
線基地局を追加設置する必要がある。この場合に、図4
のように回線制御装置43xと追加する無線基地局42
xの間で制御・音声データを送受信するツイストペア線
46xも追加して敷設する工事が必要という問題点があ
る。
は、駅、デパート等のビル内に設置される屋内公衆基地
局を設置した場合には、ビル内の改装工事、パーテーシ
ョン(仕切り)の増設等により、携帯電話機の送受信不
感地帯が発生した場合に、既存の無線基地局のチューナ
ユニットの追加だけでは対応ができないため、新たに無
線基地局を追加設置する必要がある。この場合に、図4
のように回線制御装置43xと追加する無線基地局42
xの間で制御・音声データを送受信するツイストペア線
46xも追加して敷設する工事が必要という問題点があ
る。
【0008】本発明は、無線基地局に於て追加可能なチ
ューナユニットに接続されるツイストペア線を利用する
ことにより、隣接する無線基地局を追加しても新たに回
線制御装置と無線基地局間のツイストペア伝送路の追加
を無くし、無線基地局の追加設置工事の簡易化を目的と
する。
ューナユニットに接続されるツイストペア線を利用する
ことにより、隣接する無線基地局を追加しても新たに回
線制御装置と無線基地局間のツイストペア伝送路の追加
を無くし、無線基地局の追加設置工事の簡易化を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の点に鑑み、本発明
は、交換局に回線を介して接続される回線制御装置と、
前記回線制御装置と有線路にて接続される無線基地局
と、前記無線基地局と複数の無線チャネルから選択指定
された無線チャネルを介して接続された複数の携帯電話
機とにより構成された無線電話システムの無線基地局で
あって、前記携帯電話機との無線チャネルを増設するた
めのチューナユニット手段と前記回線制御装置とを接続
するための接続手段と、この接続手段に設けられた切換
え手段と、この切換え手段に接続され、隣接する無線基
地局と前記接続手段を接続するコネクタ手段とを具備し
たことを特徴とする。
は、交換局に回線を介して接続される回線制御装置と、
前記回線制御装置と有線路にて接続される無線基地局
と、前記無線基地局と複数の無線チャネルから選択指定
された無線チャネルを介して接続された複数の携帯電話
機とにより構成された無線電話システムの無線基地局で
あって、前記携帯電話機との無線チャネルを増設するた
めのチューナユニット手段と前記回線制御装置とを接続
するための接続手段と、この接続手段に設けられた切換
え手段と、この切換え手段に接続され、隣接する無線基
地局と前記接続手段を接続するコネクタ手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0010】又、本発明は、交換局に回線を介して接続
される回線制御装置と、前記回線制御装置と有線路にて
接続される無線基地局と、前記無線基地局と複数の無線
チャネルから選択指定された無線チャネルを介して接続
された複数の携帯電話機とにより構成された無線電話シ
ステムの無線基地局であって、前記携帯電話機との無線
チャネルを増設するためのチューナユニット手段と前記
回線制御装置とを接続するための接続手段と、この接続
手段に設けられた切換え手段と、この切換え手段に接続
され、隣接する無線基地局と前記接続手段を接続するコ
ネクタ手段と、前記チューナユニット手段の前記接続手
段への接続に応じて前記切換え手段に制御信号を供給
し、この制御信号に応じて回線制御装置とチューナユニ
ット手段とを接続する制御手段とを具備したことを特徴
とする。
される回線制御装置と、前記回線制御装置と有線路にて
接続される無線基地局と、前記無線基地局と複数の無線
チャネルから選択指定された無線チャネルを介して接続
された複数の携帯電話機とにより構成された無線電話シ
ステムの無線基地局であって、前記携帯電話機との無線
チャネルを増設するためのチューナユニット手段と前記
回線制御装置とを接続するための接続手段と、この接続
手段に設けられた切換え手段と、この切換え手段に接続
され、隣接する無線基地局と前記接続手段を接続するコ
ネクタ手段と、前記チューナユニット手段の前記接続手
段への接続に応じて前記切換え手段に制御信号を供給
し、この制御信号に応じて回線制御装置とチューナユニ
ット手段とを接続する制御手段とを具備したことを特徴
とする。
【0011】上記のような無線基地局装置を駅、デパー
トなどのビル内に設置される屋内公衆基地局として設置
した場合の構成において、回線制御装置と複数本のツイ
ストペア伝送路を介して接続される無線基地局を携帯電
話機の収容台数の増加、ビル内の改装工事、パーテーシ
ョンの増設などにより、携帯電話機の送受信不感地帯が
発生し、無線基地局を追加する場合、回線制御装置から
新たにツイストペア伝送路を敷設せずに新たに設置する
無線基地局に隣接する既設置の無線基地局からツイスト
ペア線を接続することにより無線基地局を設置すること
を特徴とする。
トなどのビル内に設置される屋内公衆基地局として設置
した場合の構成において、回線制御装置と複数本のツイ
ストペア伝送路を介して接続される無線基地局を携帯電
話機の収容台数の増加、ビル内の改装工事、パーテーシ
ョンの増設などにより、携帯電話機の送受信不感地帯が
発生し、無線基地局を追加する場合、回線制御装置から
新たにツイストペア伝送路を敷設せずに新たに設置する
無線基地局に隣接する既設置の無線基地局からツイスト
ペア線を接続することにより無線基地局を設置すること
を特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、無線電話システムの送受信不
感地帯の対策として無線基地局を追加する場合に回線制
御装置から新たに伝送路を敷設せずに、隣接する既設置
の無線基地局からの伝送路と接続することにより無線基
地局の設置が可能となる。このため、携帯電話機の需要
増加に対応したシステムアップの工事が簡単に行える。
感地帯の対策として無線基地局を追加する場合に回線制
御装置から新たに伝送路を敷設せずに、隣接する既設置
の無線基地局からの伝送路と接続することにより無線基
地局の設置が可能となる。このため、携帯電話機の需要
増加に対応したシステムアップの工事が簡単に行える。
【0013】
【実施例】図1は、本発明による無線基地局の一実施例
を示す図である。図1において、11a、11bは携帯
電話機と無線信号の送受信を行うアンテナであり、ダイ
バーシチ送受信を行うため、2本のアンテナになってい
る。12は前記アンテナ11に接続され、無線処理、ベ
ースバンド処理、インターフェース処理がなされるチュ
ーナユニット13a、13b、13c、13dに無線信
号を分配、又は前記チューナユニット13a、13b、
13c、13dからの無線信号を合成するアンテナユニ
ット、14は選局、増幅等の無線信号の処理が行われる
無線部、15は変復調等の処理が行われるベースバンド
部、16はデータ多重化等の処理が行われるインターフ
ェース部、17は各部の制御が行われる制御部、18
a、18b、18c、18dは回線制御装置との制御・
音声データの伝送路となるツイストペア線、19b、1
9c、19dは前記チューナユニット13b、13c、
13dに接続される前記ツイストペア線18b、18
c、18dをコネクタ10の接続に切り換える切換え回
路、前記コネクタ10は隣接する無線基地局に接続する
ための物である。
を示す図である。図1において、11a、11bは携帯
電話機と無線信号の送受信を行うアンテナであり、ダイ
バーシチ送受信を行うため、2本のアンテナになってい
る。12は前記アンテナ11に接続され、無線処理、ベ
ースバンド処理、インターフェース処理がなされるチュ
ーナユニット13a、13b、13c、13dに無線信
号を分配、又は前記チューナユニット13a、13b、
13c、13dからの無線信号を合成するアンテナユニ
ット、14は選局、増幅等の無線信号の処理が行われる
無線部、15は変復調等の処理が行われるベースバンド
部、16はデータ多重化等の処理が行われるインターフ
ェース部、17は各部の制御が行われる制御部、18
a、18b、18c、18dは回線制御装置との制御・
音声データの伝送路となるツイストペア線、19b、1
9c、19dは前記チューナユニット13b、13c、
13dに接続される前記ツイストペア線18b、18
c、18dをコネクタ10の接続に切り換える切換え回
路、前記コネクタ10は隣接する無線基地局に接続する
ための物である。
【0014】無線基地局は、ダイバーシチ送受信を行う
ための2本のアンテナ11が、アンテナユニット12に
接続されている。1つのチューナユニットでは、1TD
Mフレームの送受信を行い、最大4スロットの送受信無
線チャネルを有する。インターフェース部16は、ベー
スバンド部15からの受信データを最大4チャネル分と
ベースバンド部15を介して送信するデータを最大4チ
ャネル分までを多重し、18a、18b、18c、18
dのツイストペア線を介して回線制御装置と制御・音声
データの送受信を行う。初期設置では、無線基地局内に
は、チューナユニットを1ユニットのみ実装している。
しかし、需要の増加に伴ったトラヒック量に対応するた
め、更に3つのチューナユニット13b、13c、13
dを追加して実装できるように構成されており、そのた
めの回線制御装置とのデータ送受信に用いるツイストペ
ア線は、増設設置工事の簡易化のため、あらかじめ4本
まとめて敷設してある。従って、同時通話のTDMチャ
ネルを増やすには、チューナユニット13b、13C、
13dを追加するだけで、敷設工事は不要となってい
る。
ための2本のアンテナ11が、アンテナユニット12に
接続されている。1つのチューナユニットでは、1TD
Mフレームの送受信を行い、最大4スロットの送受信無
線チャネルを有する。インターフェース部16は、ベー
スバンド部15からの受信データを最大4チャネル分と
ベースバンド部15を介して送信するデータを最大4チ
ャネル分までを多重し、18a、18b、18c、18
dのツイストペア線を介して回線制御装置と制御・音声
データの送受信を行う。初期設置では、無線基地局内に
は、チューナユニットを1ユニットのみ実装している。
しかし、需要の増加に伴ったトラヒック量に対応するた
め、更に3つのチューナユニット13b、13c、13
dを追加して実装できるように構成されており、そのた
めの回線制御装置とのデータ送受信に用いるツイストペ
ア線は、増設設置工事の簡易化のため、あらかじめ4本
まとめて敷設してある。従って、同時通話のTDMチャ
ネルを増やすには、チューナユニット13b、13C、
13dを追加するだけで、敷設工事は不要となってい
る。
【0015】又、回線制御装置と制御・音声データを送
受信するためのツイストペア線の伝送路の内18b、1
8c、18dに関して、予備のチューナユニット13
b、13c、13dと接続する代わりに切換え回路19
b、19c、19dを設けて、コネクタ10より外部と
信号をやり取りできる構成とする。実際には、隣接無線
基地局と接続されたツイストペア線による伝送路が同時
に追加チューナユニットに接続される様な増設工事は行
わない。このために、切換え回路19b、19c、19
dは、ツイストペア線を分岐してチューナユニットとコ
ネクタに接続する分岐回路でも良い。
受信するためのツイストペア線の伝送路の内18b、1
8c、18dに関して、予備のチューナユニット13
b、13c、13dと接続する代わりに切換え回路19
b、19c、19dを設けて、コネクタ10より外部と
信号をやり取りできる構成とする。実際には、隣接無線
基地局と接続されたツイストペア線による伝送路が同時
に追加チューナユニットに接続される様な増設工事は行
わない。このために、切換え回路19b、19c、19
dは、ツイストペア線を分岐してチューナユニットとコ
ネクタに接続する分岐回路でも良い。
【0016】該構成の無線基地局を用いることにより、
ビル内の改装工事、パーテーション(仕切り)の増設、
変更等の原因による携帯電話機の送受信不感地帯が発生
した場合、既存の無線基地局にチューナユニットを追加
しただけでは対応できないため、新たに無線基地局を追
加して設置する必要がある。本発明に係るこの場合のシ
ステム構成の実施例を図2に示す。
ビル内の改装工事、パーテーション(仕切り)の増設、
変更等の原因による携帯電話機の送受信不感地帯が発生
した場合、既存の無線基地局にチューナユニットを追加
しただけでは対応できないため、新たに無線基地局を追
加して設置する必要がある。本発明に係るこの場合のシ
ステム構成の実施例を図2に示す。
【0017】図2において、21a、21mは携帯電話
機(PS)、22a、22b、22c、22d、22
e、22f、22l、22m、22nは無線基地局、2
8a、28b、28c、28m、28nは各無線基地局
の無線ゾーン、23a、23nは前記無線基地局が接続
される回線制御装置、24は交換局、25a、25bは
公衆網、26a、26b、26c、26m、26nは回
線制御装置23と無線基地局22との間でデータ伝送を
行うツイストペア線、27a、27nは交換局24と回
線制御装置23とを接続するデジタル回線、29a1、
29c1、29c2、29n1は拡張される無線基地局と
接続するためのツイストペア線である。
機(PS)、22a、22b、22c、22d、22
e、22f、22l、22m、22nは無線基地局、2
8a、28b、28c、28m、28nは各無線基地局
の無線ゾーン、23a、23nは前記無線基地局が接続
される回線制御装置、24は交換局、25a、25bは
公衆網、26a、26b、26c、26m、26nは回
線制御装置23と無線基地局22との間でデータ伝送を
行うツイストペア線、27a、27nは交換局24と回
線制御装置23とを接続するデジタル回線、29a1、
29c1、29c2、29n1は拡張される無線基地局と
接続するためのツイストペア線である。
【0018】更に、28a1、28c1、28c2、28
n1は、無線基地局22a、22d、22mがカバーし
ている無線ゾーン内にできた送受信不感地帯を示してい
る。これらの不感地帯の対策として、各不感地帯のゾー
ン28a1、28c1、28c2、28n1にそれぞれ無線
基地局を配置する必要がある。この場合、本発明による
図1の実施例の無線基地局では予備のツイストペア線の
伝送路が前記コネクタ10から使うことができるので、
例えば、送受信不感地帯28a1のゾーンに設置する無
線基地局22bは、無線基地局22aとツイストペア線
29a1で接続することにより、無線基地局22bと回
線制御装置23aとの間で制御・音声データの送受信が
可能となる。無線基地局22e、22f、22nの設置
に関しても同様である。
n1は、無線基地局22a、22d、22mがカバーし
ている無線ゾーン内にできた送受信不感地帯を示してい
る。これらの不感地帯の対策として、各不感地帯のゾー
ン28a1、28c1、28c2、28n1にそれぞれ無線
基地局を配置する必要がある。この場合、本発明による
図1の実施例の無線基地局では予備のツイストペア線の
伝送路が前記コネクタ10から使うことができるので、
例えば、送受信不感地帯28a1のゾーンに設置する無
線基地局22bは、無線基地局22aとツイストペア線
29a1で接続することにより、無線基地局22bと回
線制御装置23aとの間で制御・音声データの送受信が
可能となる。無線基地局22e、22f、22nの設置
に関しても同様である。
【0019】斯くして本発明による動作は達成される
が、本発明は必要に応じて変更可能であることを付言し
ておく。例えば、チューナユニットが装着される位置ま
たはツイストペア線のチューナユニット側にチューナユ
ニットの装着を検出するスイッチを設け、当該チューナ
ユニットの装着検出に応じて切換え回路を自動的に切り
換えるように構成するようにしても良い。
が、本発明は必要に応じて変更可能であることを付言し
ておく。例えば、チューナユニットが装着される位置ま
たはツイストペア線のチューナユニット側にチューナユ
ニットの装着を検出するスイッチを設け、当該チューナ
ユニットの装着検出に応じて切換え回路を自動的に切り
換えるように構成するようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、回線制御装置と接続さ
れた無線基地局を介して携帯電話機と通信を行う無線電
話システムにおいて、無線基地局が増設分の回線制御装
置との伝送路を分岐させる切換え回路を備えて、増設分
の伝送路を使えるようにしたので、トラヒック量の増
加、ビル内の改装工事、パーテーションの増設等により
発生する携帯電話機の送受信不感地帯の対応として無線
基地局を追加する場合に、回線制御装置から新たにツイ
ストペア線の伝送路を敷設せずに、隣接する既設置の無
線基地局と接続することにより無線基地局の設置が可能
となる。而して、携帯電話機の需要増加に対応したシス
テムアップの工事を簡単に行うことができる。
れた無線基地局を介して携帯電話機と通信を行う無線電
話システムにおいて、無線基地局が増設分の回線制御装
置との伝送路を分岐させる切換え回路を備えて、増設分
の伝送路を使えるようにしたので、トラヒック量の増
加、ビル内の改装工事、パーテーションの増設等により
発生する携帯電話機の送受信不感地帯の対応として無線
基地局を追加する場合に、回線制御装置から新たにツイ
ストペア線の伝送路を敷設せずに、隣接する既設置の無
線基地局と接続することにより無線基地局の設置が可能
となる。而して、携帯電話機の需要増加に対応したシス
テムアップの工事を簡単に行うことができる。
【図1】本発明による無線基地局の構成を示す。
【図2】本発明の無線基地局を用いた場合のシステム構
成図を示す。
成図を示す。
【図3】従来の方法による無線基地局の構成を示す。
【図4】従来の方法による無線基地局を用いた場合のシ
ステム構成図を示す。
ステム構成図を示す。
【図5】従来の方法による屋内公衆の無線電話システム
における無線基地局とその無線ゾーン、携帯電話機の位
置関係を示す。
における無線基地局とその無線ゾーン、携帯電話機の位
置関係を示す。
11a、11b アンテ
ナ 12 アンテ
ナユニット 13a、13b、13c、13d チュー
ナユニット 14 無線部 15 ベース
バンド部 16 インタ
ーフェース部 17 制御部 18a、18b、18c、18d ツイス
トペア線 19b、19c、19d 切換え
回路 10 コネク
タ 21a、21m 携帯電
話機 22a、22b、22c、22d、22e、22f、2
2l、22m、22n
無線基地局 23a、23n 回線制
御装置 24 交換局 25a、25b 公衆網 26a、26b、26c、26m、26n ツイス
トペア線 27a、27n デジタ
ル回線 28a、28b、28c、28m、28n 無線ゾ
ーン 28a1、28c1、28c2、28n1 送受信
不感地帯 29a1、29c1、29c2、29n1 ツイス
トペア線 31a、31b アンテ
ナ 32 アンテ
ナユニット 33a、33b、33c、33d チュー
ナユニット 34 無線部 35 ベース
バンド部 36 インタ
ーフェース部 37 制御部 38a、38b、38c、38d ツイス
トペア線 41a、41m 携帯電
話機 42a、42b、42c、42d、42e、42f、4
2l、42m、42n
無線基地局 43a、43n 回線制
御装置 44 交換局 45a、45b 公衆網 46a、46b、46c、46d、46e、46f、4
6l、46m、46n
ツイストペア線 47a、47n デジタ
ル回線 51a 携帯電
話機 52a、52b、52c、52m、52n 無線基
地局 53a、53n 回線制
御装置 54 交換局 55a、55b 公衆網 56a、56b、56c、56m、56n ツイス
トペア線 57a、57n デジタ
ル回線 58a、58b、58c、58m、58n 無線ゾ
ーン
ナ 12 アンテ
ナユニット 13a、13b、13c、13d チュー
ナユニット 14 無線部 15 ベース
バンド部 16 インタ
ーフェース部 17 制御部 18a、18b、18c、18d ツイス
トペア線 19b、19c、19d 切換え
回路 10 コネク
タ 21a、21m 携帯電
話機 22a、22b、22c、22d、22e、22f、2
2l、22m、22n
無線基地局 23a、23n 回線制
御装置 24 交換局 25a、25b 公衆網 26a、26b、26c、26m、26n ツイス
トペア線 27a、27n デジタ
ル回線 28a、28b、28c、28m、28n 無線ゾ
ーン 28a1、28c1、28c2、28n1 送受信
不感地帯 29a1、29c1、29c2、29n1 ツイス
トペア線 31a、31b アンテ
ナ 32 アンテ
ナユニット 33a、33b、33c、33d チュー
ナユニット 34 無線部 35 ベース
バンド部 36 インタ
ーフェース部 37 制御部 38a、38b、38c、38d ツイス
トペア線 41a、41m 携帯電
話機 42a、42b、42c、42d、42e、42f、4
2l、42m、42n
無線基地局 43a、43n 回線制
御装置 44 交換局 45a、45b 公衆網 46a、46b、46c、46d、46e、46f、4
6l、46m、46n
ツイストペア線 47a、47n デジタ
ル回線 51a 携帯電
話機 52a、52b、52c、52m、52n 無線基
地局 53a、53n 回線制
御装置 54 交換局 55a、55b 公衆網 56a、56b、56c、56m、56n ツイス
トペア線 57a、57n デジタ
ル回線 58a、58b、58c、58m、58n 無線ゾ
ーン
Claims (3)
- 【請求項1】 交換局に回線を介して接続される回線制
御装置と、前記回線制御装置と有線路にて接続される無
線基地局と、前記無線基地局と複数の無線チャネルから
選択指定された無線チャネルを介して接続された複数の
携帯電話機とにより構成された無線電話システムの無線
基地局であって、 前記携帯電話機との無線チャネルを増設するためのチュ
ーナユニット手段と前記回線制御装置とを接続するため
の接続手段と、この接続手段に設けられた切換え手段
と、この切換え手段に接続され、隣接する無線基地局と
前記接続手段を接続するコネクタ手段とを具備したこと
を特徴とする無線電話システムの無線基地局。 - 【請求項2】 交換局に回線を介して接続される回線制
御装置と、前記回線制御装置と有線路にて接続される無
線基地局と、前記無線基地局と複数の無線チャネルから
選択指定された無線チャネルを介して接続された複数の
携帯電話機とにより構成された無線電話システムの無線
基地局であって、 前記携帯電話機との無線チャネルを増設するためのチュ
ーナユニット手段と前記回線制御装置とを接続するため
の接続手段と、この接続手段に設けられた切換え手段
と、この切換え手段に接続され、隣接する無線基地局と
前記接続手段を接続するコネクタ手段と、前記チューナ
ユニット手段の前記接続手段への接続に応じて前記切換
え手段に制御信号を供給し、この制御信号に応じて回線
制御装置とチューナユニット手段とを接続する制御手段
とを具備したことを特徴とする無線電話システムの無線
基地局。 - 【請求項3】 前記接続手段が、ツイストペア伝送路で
構成されていることを特徴とする請求項1または2記載
の無線電話システムの無線基地局。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12946693A JP3108249B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 無線電話システムの無線基地局 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12946693A JP3108249B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 無線電話システムの無線基地局 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06339172A JPH06339172A (ja) | 1994-12-06 |
JP3108249B2 true JP3108249B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=15010194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12946693A Expired - Fee Related JP3108249B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 無線電話システムの無線基地局 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3108249B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3124229B2 (ja) | 1996-06-28 | 2001-01-15 | 富士通株式会社 | Phsを利用したwllシステムにおける無線基地局、その運用方法およびインタフェース変換装置 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP12946693A patent/JP3108249B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06339172A (ja) | 1994-12-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |