JP3236518B2 - 移動通信方式の無線割当制御方法 - Google Patents

移動通信方式の無線割当制御方法

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JP3236518B2 JP27964096A JP27964096A JP3236518B2 JP 3236518 B2 JP3236518 B2 JP 3236518B2 JP 27964096 A JP27964096 A JP 27964096A JP 27964096 A JP27964096 A JP 27964096A JP 3236518 B2 JP3236518 B2 JP 3236518B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の基地局によ
ってそれぞれ形成される複数の無線ゾーンにより移動局
に対する通信を行うサービスエリアを形成し、前記複数
の無線ゾーンの中の一部または全部の無線ゾーンにおい
て2つ以上の無線ゾーンを同一サービスエリア上に重ね
合わせるように配置する移動通信方式の無線回線割当制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このように同一サービスエリア上に2つ
以上の無線ゾーンを重ね合わせることを「オーバーラッ
プ」と定義する。従来、このようにオーバーラップさせ
た複数の無線ゾーン内の通話チャネルの割り当ては、該
複数の無線ゾーンの下り受信レベル強度がほぼ同等であ
るという条件を前提として提案がなされている。
【0003】しかしながら、オーバーラップ関係にある
複数の無線ゾーンを構成する基地局は、必ずしも同一の
基地局ではなく、複数の基地局で形成される場合もあ
り、また複数の基地局で形成される場合には、アンテナ
を共用しないようなシステム構成や、アンテナは共用で
あってもブースタを設置した無線ゾーン上に無線ゾーン
を重ね合わせたようなシステム構成等のように様々な構
成で運用することが考えられる。このようなシステム構
成の場合には、オーバーラップ関係にある複数の無線ゾ
ーン間の下り受信レベルの強度は同等とならない状況が
発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような構成に
おいては、制御チャネルを配置した無線ゾーンで測定し
た制御チャネルの下り受信レベルまたは通話中チャネル
の下り受信レベルを基にオーバーラップ関係にある制御
チャネルを配置しない無線ゾーンの通話チャネルを割り
当てると、移動局が在圏するエリアによっては通話品質
を保証できない場合が発生するという問題がある。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、下り受信レベル強度が異なる
無線ゾーンをオーバーラップさせた構成でも所定の通話
品質を満たし、オーバーラップ関係にある複数の無線ゾ
ーン間で通話チャネルを共有し得る移動通信方式の無線
回線割当制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動通信方
式の無線回線割当制御方法は、上記目的を達成するため
になされたものであり、複数の基地局によってそれぞれ
形成される複数の無線ゾーンにより移動局に対する通信
を行うサービスエリアを形成し、前記複数の無線ゾーン
の中の一部または全部の無線ゾーンにおいて2つ以上の
無線ゾーンを同一サービスエリア上に重ね合わせるよう
に配置することで、重ね合わせた無線ゾーン相互間で通
話チャネルを共有することを要旨とするものである
【0007】本発明に係る移動通信方式の無線回線割当
制御方法によれば、2つ以上の無線ゾーンを同一サービ
スエリア上に重ね合わせるように配置することにより、
重ね合わせた無線ゾーン相互間で通話チャネルを共用す
ることができる。
【0008】上述の移動通信方式の無線回線割当制御方
において、前記同一サービスエリア上にある複数の無
線ゾーンのいずれか1つのみに制御チャネルを配置し、
該同一サービスエリア上に重ね合わせた他の無線ゾーン
には通話チャネルのみを配置して制御チャネルは配置し
ないように無線ゾーンを構成し、通話チャネルのみしか
配置されない無線ゾーンの1つの周波数を常に電波送信
状態とすることが好ましい
【0009】この場合、同一サービスエリア上にある1
つの無線ゾーンのみに制御チャネルを配置し、他の無線
ゾーンには通話チャネルのみを配置して制御チャネルは
配置せずに、通話チャネルのみしか配置されない無線ゾ
ーンの1つの周波数を常に電波送信状態とする。
【0010】また上述の移動通信方式の無線回線割当
制御方法において、前記常に電波送信状態とされる周波
数に対して呼の割り当てを可能とすることが好ましい
【0011】また、上述の移動通信方式の無線回線割当
制御方法において、前記常に電波送信状態とされる周波
数を送信する送受信装置が電波送信不可能となった場
合、同一無線ゾーン内の他の任意の通話用の周波数また
は予め定められた候補内の通話用の周波数へ切り替えて
運用可能とすることが好ましい
【0012】さらに、上述の移動通信方式の無線回線割
当制御方法において、移動局からの接続要求が制御チャ
ネルを配置した無線ゾーンより、制御チャネルを用い
て、又は通話チャネルに付随された制御チャネルを用い
制御局へ通知され、前記無線ゾーンと同一サービス
エリア上にある通話チャネルのみを配置した無線ゾーン
から通話チャネルを選択した際には、制御局は移動局
に対して制御チャネル上または通話チャネルに付随
れた制御チャネル上で通話チャネルを選択した無線ゾー
ンに属する電波送信状態にある周波数を通知して、移動
局で測定した下り受信レベルを基に同一サービスエリア
上に重ね合わせた無線ゾーンの通話チャネルの割当可否
を判断することが好ましい
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態に係る無線回
線割当制御方法を適用される移動通信方式の構成を示す
図である。同図において、基地局10,40,50は最
初に設備設計して配置された基地局であり、基地局10
は無線ゾーン11,12,13を形成し、基地局40は
無線ゾーン41,42,43を形成し、基地局50は無
線ゾーン51,52,53を形成している。
【0015】これに対して、基地局20,30は、基地
局10がエリア形成する無線ゾーン11,12,13と
オーバーラップするために増設した基地局であり、基地
局20は無線ゾーン21,22,23を形成し、基地局
30は無線ゾーン31,32,33を形成している。
【0016】基地局20,30の増設は加入者の増加に
伴うトラヒック的な要因、新しい方式を現行システムに
混在させて導入する場合のシステム運用面の要因等が考
えられる。新方式を現行システムに導入する例として
は、800MHzの基地局に対する1.5GHzの基地
局の導入、あるいは3CH−TDMA基地局に対する6
CH−TDMA基地局の導入、更に今後の導入が予想さ
れるアナログ方式で使用中の800MHz帯域をデジタ
ル化した基地局の導入が考えられる。
【0017】また、図1に示す移動通信方式において、
基地局10,40,50は制御局70を介して交換局9
0に接続され、基地局20,30は制御局80を介して
交換局90に接続されている。
【0018】更に、基地局10によって形成される無線
ゾーン11の図において左寄りの部分には、例えば建物
などにより電波の届きにくい閉空間が存在するため、こ
の閉空間の電波を増強するためのブースタ60が設置さ
れているが、無線ゾーン11に対応する無線ゾーン2
1,31においては、ブースタ60の左部分に相当する
領域には無線ゾーンは形成されていないものとする。
【0019】図2は、オーバーラップされた無線ゾーン
構成の1例を示す。本例では、無線ゾーン11に対して
オーバーラップする無線ゾーンは21,31である。無
線ゾーン11には制御チャネルf1が配置され、無線ゾ
ーン21,31には制御チャネルは配置しないため、通
話チャネル用に割り当てられた周波数の中の任意の周波
数であるf2,f3をそれぞれ電波送信状態として配置
する。制御チャネルf1においては、オーバーラップさ
れた無線ゾーンエリア内の、位置登録に関する情報の授
受や発呼および着呼の要求に対して通話チャネルで同期
が確立するまでに必要な情報の授受が移動局との間で行
われる。また、電波送信状態であるf2,f3では、無
線ゾーン21,31内の通話チャネルを割り当てる際に
必要な下り受信レベル測定のための情報の授受が行われ
る。
【0020】図3(a)は、基地局10より形成される
無線ゾーン12の基地局中心部からの距離に応じた下り
受信レベルを示す。基地局10に近いほど下り受信レベ
ルは高く、基地局から遠ざかるほど下り受信レベルは低
くなる。また、距離xは無線ゾーン12で通話可能な最
低受信レベルを示す場所に当たる。無線ゾーン12と同
一エリア上に、基地局20で形成する無線ゾーン22と
基地局30で形成する無線ゾーン32がオーバーラップ
されている。ここで基地局10,20,30は1つのア
ンテナを共用することで、距離xが通話可能な各無線ゾ
ーンの終端となり、距離と下り受信レベルとの関係もほ
ぼ同一条件となる。
【0021】図3(b)は、基地局10により形成され
る無線ゾーン11の基地局中心部からの距離に応じた下
り受信レベルを示す。ここで基地局10,20,30も
アンテナを共用化したとしても、無線ゾーン11内には
ブースタ60が設置されているために、無線ゾーン11
はオーバーラップ関係にある無線ゾーン21,31より
も広いゾーンエリアとなり、距離yが通話可能な無線ゾ
ーン11の終端となる。
【0022】ここで、x地点からy地点までの間のエリ
アに着目すると、無線ゾーン11では通話可能である
が、無線ゾーン21,31では通話不可となりうるた
め、無線ゾーン11と同一条件で無線ゾーン21,31
内の通話チャネルを割り当てることはできないことがわ
かる。
【0023】本発明は、このような同一エリアのオーバ
ーラップされた複数の無線ゾーンが必ずしも同一エリア
サイズでないという条件のもとに、オーバーラップ関係
にある複数の無線ゾーン間での通話チャネルの共有化を
実現することを提案するものである。
【0024】図4(a)および(b)は、それぞれオー
バーラップされた無線ゾーンエリアのゾーン構成に関す
る情報テーブルであるテーブルaおよび無線ゾーンの種
類および電波送信状態の周波数に関する情報が設定され
たテーブルbを示す。2つのテーブルa,bは通話チャ
ネルの割り当ての機能を有するノードである制御局でも
つテーブルである。
【0025】テーブルaには、無線ゾーン毎に自無線ゾ
ーンに対しオーバーラップされた無線ゾーンがあるかど
うかの設置有無の情報と、設置有りであればオーバーラ
ップされた無線ゾーンの管理番号を格納する。本テーブ
ルは、オーバーラップ関係にある複数の無線ゾーン相互
間の関係を示すテーブルであり、オーバーラップ関係に
ある複数の無線ゾーンで形成されるサービスエリアにお
いて通話チャネルの割り当て条件はほぼ同等に近いとい
う前提のもとに通話チャネル割り当てのゾーン選択時に
使用される。
【0026】また、テーブルbには、無線ゾーン毎に電
波送信状態である周波数の設置有無の情報と、設置有り
であれば電波送信状態のチャネルの周波数コードおよび
通話チャネルの割り当て可能かどうかを判断するレベル
しきい値の情報が格納される。テーブルbもテーブルa
と同様に通話チャネルの割り当て時に使用されるテーブ
ルであるが、テーブルbに設定される情報は電波送信状
態の周波数に関するものであるため、ゾーン選択の次に
行われる通話チャネルの割り当て時に、選択した通話チ
ャネルが通話に支障のないような品質を満たしているか
どうかを判断するために使用される。
【0027】図5は、オーバーラップされた無線ゾーン
エリア内での通話チャネルの割り当て手順のシーケンス
フローについて示す。ここでは図2を例に、オーバーラ
ップされた無線ゾーン11,21,31に特定した通話
チャネルの割り当て手順を説明する。なお、オーバーラ
ップされた無線のゾーンの種類と移動局の種類の組み合
わせによって、例えば無線レートの違い等によって通話
チャネルの割り当てができない場合が想定されるが、本
例では無線ゾーン11,21,31全ての通話チャネル
を割り当て可能とする。
【0028】通話チャネルを割り当てる要求が発生した
場合(ステップS1)、まず、予め決められた優先順位
で無線ゾーンを選択する(ステップS2,S3)。本例
では、優先順位を高い順に11,21,31とする。ま
ず最初に無線ゾーン11に空きの通話チャネルがあるか
どうかを調べる(ステップS4)。空き通話チャネルが
あれば、次に無線ゾーン11に電波送信状態の周波数が
設置されているかどうかを判断する(ステップS5,S
6)。無線ゾーン11には電波送信状態の通話チャネル
が設置されていないため、通話チャネルの選択は完了と
する(ステップS6,S10)。仮に無線ゾーン11に
おいて、空き通話チャネルが見つからない場合には(ス
テップS4)、次に優先順位の高い無線ゾーン21から
通話チャネルを選択する(ステップS11,S2−
4)。無線ゾーン21において通話チャネルが選択可能
な場合、テーブルbより無線ゾーン21が電波送信状態
の周波数が設置されていることを認識し、電波送信状態
の周波数の周波数コードとレベルしきい値を取得して、
移動局にレベル測定の要求を依頼する(ステップS5−
8)。次に移動局から受けた下り受信レベルが取得した
レベルしきい値以上のレベルであった場合に無線ゾーン
21内の通話チャネルの割り当てが可能と判断する(ス
テップS9,S10)。
【0029】ここで、無線ゾーン21で選択した通話チ
ャネルが電波送信状態の周波数であり、仮に下り受信レ
ベルが取得したレベルしきい値を満たさない場合には、
次候補である無線ゾーン31より無線ゾーン21と同様
な手順で通話チャネルを選択する。無線ゾーン31に空
き通話チャネルがない場合には、本例においては候補先
の無線ゾーンは11,21,31であるために割り当て
可能な通話チャネルは無しとなる(ステップS11,S
12)。
【0030】図6は、オーバーラップされた無線ゾーン
エリアで呼が発生した場合のシーケンスを示す。本例で
は、無線ゾーン11で呼が発生し、通話チャネルは無線
ゾーン21より選択して無線ゾーン21で通話を行う例
である。移動局から発呼もしくは着呼の応答に対する呼
設定の要求は無線ゾーン11の制御チャネル上より発生
し、無線ゾーン11の呼管理を行う制御局80経由で交
換局90へ通知される。交換局90では呼発生の要求を
受け付けて通話チャネルの割り当ての要求を無線ゾーン
11へ通知し、通話で使用する無線チャネルの割り当て
を行う。ここで、無線ゾーン11に割り当て可能な無線
チャネルが存在しない場合、次候補の無線ゾーン21よ
り無線チャネルを割り当てるために、無線ゾーン11よ
り無線ゾーン21へチャネル選択の要求を通知する。無
線ゾーン21で通話用の無線チャネルの選択を行い、割
り当て可能な通話チャネルが存在した場合には通話チャ
ネルが選択できた旨とテーブルbより電波送信状態の周
波数コードとレベルしきい値を取得してチャネル選択応
答の信号に乗せ、無線ゾーン11へ通知する。
【0031】無線ゾーン21で通話チャネルが選択でき
たことを知ると、次に移動局でレベル測定が必要かどう
かを判断するためにテーブルaより無線ゾーン21が自
無線ゾーンとオーバーラップ関係にあるかどうかの情報
を取得する。無線ゾーン21は無線ゾーン11とオーバ
ーラップ関係にある無線ゾーンであるため、チャネル選
択の応答信号上より、電波送信状態の周波数コードとレ
ベルしきい値を取得して移動局へレベル測定の要求を依
頼する。移動局よりレベル測定応答を受信すると、移動
局で測定した下り受信レベルが無線ゾーン21より通知
されたしきい値とを比較して下り受信レベルの方が上回
っていれば、無線ゾーン21内の通話チャネルの割り当
て可能と判断して、無線ゾーン21で通話チャネルを選
択したことを交換局90へ通知して、以下に通話路を設
定するようなシーケンスとなる。
【0032】ここで、呼発生した移動局が、無線ゾーン
11内にブースタを設置したことで待ち受け可能となっ
たサービスエリアに在圏したとすると、無線ゾーン21
で無線チャネルを選択して移動局に割り当てても通話可
能な品質を満たすことができず、例えば移動局が無線チ
ャネルへの同期確立に失敗することが予想される。その
ような状況が発生しないために、オーバーラップされた
複数の無線ゾーンの中の制御チャネルを配置しない無線
ゾーンより無線チャネルを選択した際には、電波送信状
態のチャネルの下り受信レベルを移動局で測定させて、
選択した通話チャネルがある一定の通話品質を満たすこ
とを確認した後で、通話路の設定を行うようにする。
【0033】尚、本発明は、上述した実施形態の他、以
下に示す実施形態が想定され、それぞれの場合に同様の
効果が得られるのは言うまでもない。
【0034】まず、1つ目の事例として、移動局からの
接続要求が制御チャネルを配置した無線ゾーン11よ
り、制御局へ通知され、この無線ゾーン11と重ね合わ
せの関係にある通話チャネルのみを配置した無線ゾーン
31から通話チャネルを選択する場合である。本事例
は、先の事例と比較し、通話チャネルを選択する無線ゾ
ーンが21か31の違いがあるだけで、先の事例と同
様、制御局が、移動局に対して無線ゾーン31の常に電
波送信状態の周波数を移動局へ通知し、移動局が、通知
された周波数の受信レベルを測定しその結果を制御局へ
通知することで、ある一定の通信品質を満たした通話チ
ャネルを割り当てることができる。
【0035】 次に、2つ目の事例を挙げる。図1の無線
ゾーン11に設置しているブースタ が、無線ゾーン12
に近い場所に設置された場合には、無線ゾーン11と無
線ゾーン22,23は、部分的に重なることがあり得
る。このようなケースでは、無線ゾーン11からの接続
要求を受けた制御局は、無線ゾーン22,32の通話チ
ャネルを割り当てる場合があり、本ケースにおいても、
本発明の効果を期待することができる。
【0036】 3つ目の事例として、移動局からの接続要
求が、通話チャネルのみ配置された無線ゾーン21よ
り、制御局へ通知され、この無線ゾーン21と重ね合わ
せの関係にある通話チャネルのみを配置した無線ゾーン
31から通話チャネルを選択する場合がある。「接続要
求」は、移動局から、各無線ゾーンの基地局を介して制
御局に通知されるものであり、通常、発信要求及びハン
ドオーバ要求の二種類が考えられる。本事例において
は、接続要求が、制御チャネルの配置されていない無線
ゾーン21から制御局に通知されるものであるため、通
信中のハンドオーバ時の実施例となる。
【0037】 類似の事例として、移動局からの接続要求
(ハンドオーバ要求)が、通話チャネルのみ配置された
無線ゾーン21より、制御局へ通知され、通話チャネル
のみを配置した無線ゾーン22,32から通話チャネル
を選択する場合もある。このように、発信時のみでなく
ハンドオーバ時にも、本発明の手順を適用することで同
様な効果を期待できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御チャネルを配置しない無線ゾーンに電波送信状態の
通話チャネルを配置し、該無線ゾーンから通話チャネル
を割り当てる際には電波送信状態の通話チャネルの下り
受信レベルを移動局に測定させ、この測定結果に基づい
て通話チャネルの選択可否を判断するので、同一サービ
スエリア上のオーバーラップ関係にある複数の無線ゾー
ンの中に例えばブースタを設置した無線ゾーンが存在
し、オーバーラップ関係にある複数の無線ゾーン間の下
り受信レベル強度が必ずしも同一でない状況でも、所定
の通話品質を満たし た通話チャネルを割り当てることが
可能となり、オーバーラップ関係にある複数の無線ゾー
ン間で通話チャネルを共有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無線回線割当制御方
法を適用される移動通信方式の構成を示す図である。
【図2】図1に示す移動通信方式においてオーバーラッ
プされた無線ゾーンの構成を示す図である。
【図3】図1に示す移動通信方式の各無線ゾーンにおけ
る基地局中心からの距離に対する下り受信レベルを示す
グラフである。
【図4】図1に示す移動通信方式の各無線ゾーンのオー
バーラップ関係および電波送信状態を示すテーブルであ
る。
【図5】図1に示す移動通信方式においてオーバーラッ
プされた無線ゾーンエリア内での通話チャネルの割当手
順を示すフローチャートである。
【図6】図1に示す移動通信方式においてオーバーラッ
プされた無線ゾーンエリアで呼が発生した場合の処理を
示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
10,20,30,40,50 基地局 11−13,21−23,31−33,14−43,5
1−53 無線ゾーン 60 ブースタ 70,80 制御局 90 交換局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保田 佳之 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−67168(JP,A) 特開 平7−46650(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局によってそれぞれ形成され
    る複数の無線ゾーンにより移動局に対する通信を行うサ
    ービスエリアを形成し、前記複数の無線ゾーンのうち、
    一部または全部の無線ゾーンにおいて2つ以上の無線ゾ
    ーンを重ね合わせるように配置することで、重ね合わせ
    た無線ゾーン相互間で通話チャネルを共有する移動通信
    方式の無線回線割当制御方法において、 前記重ね合わせの関係にある複数の無線ゾーンのいずれ
    か1つのみに制御チャネルを配置し、 前記制御チャネルを配置した無線ゾーンと重ね合わせの
    関係にある無線ゾーンに、常に電波送信状態の周波数を
    配置することを特徴とする移動通信方式の無線割当制御
    方法。
  2. 【請求項2】 前記常に電波送信状態周波数に対し
    て、呼の割り当てを可能とすることを特徴とする請求項
    1に記載の移動通信方式の無線割当制御方法。
  3. 【請求項3】 前記常に電波送信状態周波数を送信す
    る送受信装置が、電波送信不可能となった場合、同一無
    線ゾーン内の他の任意の通話用の周波数または予め定め
    られた候補内の通話用の周波数へ切り替えて運用可能と
    することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方式の
    無線割当制御方法。
  4. 【請求項4】 移動局からの接続要求が、制御チャネル
    を配置した無線ゾーンから制御局へ通知される工程と、 前記制御局が、前記制御チャネルを配置した無線ゾーン
    と重ね合わせの関係にある他の無線ゾーンから、通話チ
    ャネルを選択する工程と、 前記制御局が、該通話チャネルを選択した無線ゾーンに
    属する前記常に電波送信状態の周波数を、前記移動局に
    対して通知する工程と、 前記移動局で測定した電波送信状態の周波数の下り受信
    レベルを基に、前記制御局が、該通話チャネルの割当可
    否を判断する工程と、 前記割当が可能な場合、前記制御局が、前記移動局に対
    して該通話チャネルを割り当てる工程とを有することを
    特徴とする請求項1に記載の移動通信方式の無線割当制
    御方法。
  5. 【請求項5】 移動局からの接続要求が、制御チャネル
    を配置しない無線ゾーンから、通話チャネルに付随され
    た制御チャネルを介して制御局へ通知される工程と、 前記制御局が、前記接続要求があった無線ゾーンと重ね
    合わせの関係にある制御チャネルを配置しない他の無線
    ゾーンから、通話チャネルを選択する工程と、 前記制御局が、該通話チャネルを選択した無線ゾーンに
    属する前記常に電波送信状態の周波数を、前記移動局に
    対して通知する工程と、 前記移動局で測定した前記常に電波送信状態の周波数の
    下り受信レベルを基に、前記制御局が、該通話チャネル
    の割当可否を判断する工程と、 前記割当が可能な場合、前記制御局が、前記移動局に対
    して該通話チャネルを割り当てる工程とを有することを
    特徴とする請求項1に記載の移動通信方式の無線割当制
    御方法。
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