JP2670950B2 - 合成樹脂製シ−ト - Google Patents
合成樹脂製シ−トInfo
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- synthetic resin
- sheet
- polyolefin
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Description
るいは野積資材の覆シ−ト及びレジャ−シ−ト等の合成
樹脂製シ−トに関するものである。
ジャ−シ−ト等は合成樹脂フィルムを細幅にスリット
し、これを延伸して得られたテ−プヤ−ンを経緯に密に
並べて製織し、これを基材として片面または両面に、前
記テ−プヤ−ンと同種の樹脂をコ−ティングして得られ
たものが使用されている。これらの合成樹脂製シ−ト
は、外周縁端部を折り返して縫着を行い周囲の補強と
し、折り返し縁上に所定間隔で複数の金属製の鳩目を設
けている。シ−トを取付及び固定する際は形成された鳩
目を利用し、組み紐や針金等を使用して支持体に縛り付
ける方法が一般的である。建築現場の足場に張設される
飛散や落下防止用のメッシュシ−トにおいても、補強縁
部に鳩目加工を施し、安全の観点からパイプ等の支持体
の多箇所への充分な強力をもって固定することが要求さ
れるが、外部方向への力が集中する鳩目部分の基布が最
も破断する恐れが大きいために、外周縁端部に形成され
た補強縁部にジュ−トや麻の組み紐等を折込み二重の補
強としたものも見られる。
環境保全の為にリサイクルの要求が高まっており、合成
樹脂製シ−トにおいても例外ではない。合成樹脂製シ−
トは、そのほとんどがオレフィン系の合成樹脂からなる
が、補強縁部を形成するためのロ−プや縫着に使用され
る糸は天然繊維やナイロン繊維を用いたものが多く、鳩
目は金属製であり、リサイクルの際は分離させる必要が
あり大変な手間となっている。
ートの基本的な機能を鑑み、リサイクルに好適な構成を
検討した結果至ったもので、その構造は、ポリオレフィ
ン系の合成樹脂からなる基布の外周縁端部に、ポリオレ
フィン系の合成樹脂を原料とするロープを折込み補強縁
部を形成した合成樹脂製シートで、また、熱融着により
補強縁部を形成し、該補強縁部にはポリオレフィン系の
合成樹脂製鳩目を打設したものであり、更には、用いる
ポリオレフィン系の合成樹脂がポリエチレン系樹脂であ
り各部材を形成したものである。
フィン系の合成樹脂が多く用いられ、その中でも樹脂価
格が安価で加工方法の容易なポリエチレンがほとんどで
ある。一方、シ−ト外周の補強縁部に折込まれるロ−プ
は安価な点で麻やジュ−トの天然繊維や高強力の点でナ
イロンフィラメントの組紐が使用されリサイクルの阻害
物となるため、シ−ト基布と同種のポリオレフィン系樹
脂製のロ−プを補強縁部に折込むものとする。
折り返したり、または端部の回りを二つ折りにした縁テ
−プで被覆して天然繊維やナイロンフィラメントの糸で
縫着している。この糸は合成樹脂製シ−ト全体に占める
量はわずかであり差ほどリサイクル時の問題にはならな
いが、異物であるので混入しない方が好ましい。このた
めには縫着用の糸にシ−ト基布と同種の合成樹脂糸を用
いても良いが、オレフィン系の樹脂糸は柔軟性と強度の
点で問題があるので、糸を使うことなく縫着同様に補強
縁部を固定するために高周波ウエルダ−等による熱融着
が好適である。
あり、樹脂と金属は粉砕後の比重の差異を利用して比較
的容易に行えるが、分離工程が増すのでシ−ト基材と同
種の合成樹脂製の鳩目を高周波ウエルダ−により熱融着
させることが好ましい。
の合成樹脂からなる部材で構成されるので、回収再生す
る際の部材選別作業をする必要のないものとなる。
倍延伸して900テ゛ニ-ルのテ−プヤ−ンを得た。このテ
−プヤ−ンを経緯糸に用いて8×10本/インチ打込みで製
織した基材と、デザインの印刷された30μ厚みの高密
度ポリエチレン製フィルムを、サンド樹脂として低密度
ポリエチレンを20μ厚みで溶融押出して貼り合わせレ
ジャ−シ−トの原反を得た。
本束ね、3回/インチの仮撚をし、3本で組み紐としたもの
を用い、シ−ト端縁をロ−プを折込みながら約5cm折り
返し、ウェルダ−で溶着し、補強縁部を有するレジャ−
シ−ト製品を製造した。
チレンをそれぞれ使用し、6.5倍延伸して、500テ゛
ニ-ルの複合モノフィラメントヤ−ンを得た。この複合モ
ノフィラメントヤ−ンを経緯糸に用いて28×28本/イ
ンチ打込で製織し、110℃の加熱機中で経緯両糸の交叉
部を熱接着してメッシュシ−トの原反を得た。
端縁をロ−プを折込みながら約3cm折り返し、高密度
ポリエチレン製の縁テ−プ(7cm幅)を二つに折り返
し被覆した。折り返し部中央に熱風吹出しノズルを挟
み、ノズルから熱風を吹き出しながら熱接着し補強縁部
を形成した。更に、補強縁部に80cm間隔で高密度ポリ
エチレン製のリング状の鳩目を表裏から高周波ウエルダ
−で取り付け、メッシュシ−ト製品を製造した。
めに折り込まれるロ−プが基布と同種の合成樹脂を使用
したものであるから、合成樹脂製シ−トとして周囲の解
れがなく、シ−トにコシが発現し取り扱い易いくなる。
鳩目加工の施される合成樹脂製シ−トは、外部方向への
力の集中する鳩目部分の基布が破断し易いため、シ−ト
の縁端部に折りまれたロ−プで補強する。さらには外周
縁端部の折り返しを熱融着により加工し基布と同種の合
成樹脂製鳩目を打設すれば、補強用ロ−プが基布と接着
してズレや抜けがなく強固な鳩目部が形成できるばかり
でなく、リサイクル時に異種原料部材を取り除く手間が
ないのでより好適なものとして、多分野で使用される合
成樹脂製シ−トに応用することができるものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリオレフィン系の合成樹脂からなる基
布の外周縁端部に、ポリオレフィン系の合成樹脂を原料
とするロープを折込んだ補強縁部を形成したことを特徴
とする合成樹脂製シート。 - 【請求項2】 ポリオレフィン系の合成樹脂からなる基
布の外周縁端部に、ポリオレフィン系の合成樹脂を原料
とするロープを折込み、熱融着により補強縁部を形成
し、さらに該補強縁部にポリオレフィン系の合成樹脂製
鳩目を打設したことを特徴とする合成樹脂製シート。 - 【請求項3】 前記ポリオレフィン系の合成樹脂が、ポ
リエチレン系樹脂であり、各部材が形成される請求項1
乃至請求項2記載の合成樹脂製シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4318301A JP2670950B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 合成樹脂製シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4318301A JP2670950B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 合成樹脂製シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06158867A JPH06158867A (ja) | 1994-06-07 |
JP2670950B2 true JP2670950B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=18097677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4318301A Expired - Fee Related JP2670950B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 合成樹脂製シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2670950B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61187856U (ja) * | 1985-05-16 | 1986-11-22 | ||
JP3113055U (ja) * | 2005-05-11 | 2005-09-02 | アツギ株式会社 | 靴下類等小衣料品の陳列用吊下具 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP4318301A patent/JP2670950B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06158867A (ja) | 1994-06-07 |
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