JP2670701B2 - ケーブル用ストレスコーン - Google Patents

ケーブル用ストレスコーン

Info

Publication number
JP2670701B2
JP2670701B2 JP1070961A JP7096189A JP2670701B2 JP 2670701 B2 JP2670701 B2 JP 2670701B2 JP 1070961 A JP1070961 A JP 1070961A JP 7096189 A JP7096189 A JP 7096189A JP 2670701 B2 JP2670701 B2 JP 2670701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stress cone
cable
tape
wound
cable core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1070961A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02250622A (ja
Inventor
二三男 中谷
健晴 小坂
益清 高橋
義喜 喜多
静穂 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP1070961A priority Critical patent/JP2670701B2/ja
Publication of JPH02250622A publication Critical patent/JPH02250622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2670701B2 publication Critical patent/JP2670701B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電力ケーブルの接続部や端末部においてケ
ーブルコアの外周に挿着するストレスコーンに関するも
のである。
[従来の技術] 電力ケーブルの接続部や端末部においては、ケーブル
の外部遮蔽層端部の電界つまり電位傾度を緩和しかつ絶
縁を補強するためにストレスコーンをケーブルコアの外
周上に密着するように挿着することが多い。
[発明が解決しようとする課題] ストレスコーンをケーブルコアに挿着するに当たって
は、ケーブルコアの表面にグリスを塗布して表面の滑り
を良くしてからストレスコーンをケーブルコア上に挿通
するが、このとき、作業者の手袋やストレスコーンがグ
リスにまみれるので、作業者がストレスコーンを把持
し、ケーブルコア上に差込み,挿通しようとしても手が
滑り易くストレスコーンの差込み,挿通作業に支障を生
じ易い。
また、ケーブルコア上に挿通したストレスコーンをケ
ーブルコア上に固定するためにストレスコーンの両端部
からケーブルコアにかけて保護用の絶縁テープを巻回す
るが、この絶縁テープの巻回に際しては、絶縁特性を一
定にするために所定の巻回数つまり所定の巻き厚にする
必要があり、このため作業者は絶縁テープの巻回数を数
えながら作業する必要があり、極めて煩わしい。そして
ストレスコーン上に巻回した絶縁テープは段状に盛り上
るので、後日に剥離し易い欠点もある。
更に、電力ケーブルの接続部や端末部においては例え
ば相識別のために複数のケーブルコアを個々に識別する
必要があり、着色テープ等の識別テープを施すが、従来
は識別テープをケーブルコア上に適宜に巻回する等、識
別テープの巻回位置が必ずしも一定せず、見難い場合が
あり、また巻回した識別テープが剥離,脱落する危険も
あった。
本発明は、上述の問題点一掃し、ストレスコーンをケ
ーブルコア上に挿着するときに手が滑り作業性が悪いの
を改善するとともに、ストレスコーン固定用の保護絶縁
テープを巻回するときに巻数を数える必要をなくして巻
回作業を容易とし、しかも盛上り段部のない滑らかな仕
上りとし、更にケーブルコア識別用の着色テープ等の識
別テープを一定の位置に取り付け、見易くすることを目
的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する本発明は、電力ケーブルの接続
部,端末部においてケーブルコア外周に挿着されるスト
レスコーンであって、両側をテーパー面としたほぼ紡錘
形をなし、その中央大径部の外表面には該表面から突出
し円周方向に周廻する滑り止め用の小凸状リングを複数
個設けるとともに、前記の両側のテーパー面には保護絶
縁テープ巻回用の凹部を備え、前記の小凸状リング間に
着色テープ等の識別用テープが巻回されることを特徴と
するものである。
[作用] 上記構成を有する本発明においては、ストレスコーン
の中央大径部に円周方向に周廻する複数状の微小凸状リ
ングを備えており、これが滑り止めとなるので、作業者
の手袋やストレスコーンの表面がグリースでまみれてい
ても、ストレスコーンをケーブルコア上に挿着する作業
に支障を生じることがない。
また、ストレスコーンの両側のテーパー面には保護絶
縁テープ巻回用の凹部を設けているので、この凹部の段
差を適当に設定することにより、テーパー面の凹部以外
の部分とほぼ面一となるように絶縁テープを巻回すれ
ば、絶縁テープの巻回数を数えなくても所定の巻回厚さ
となるようにするこができ、巻回作業を容易化できる。
しかも巻回した絶縁テープが段状に盛り上ることがなく
滑らかな仕上げとなり、後に、巻回した絶縁テープが剥
離する危険もない。
更に、ケーブルコア外周に挿着されたストレスコーン
の小凸状リングの間に着色テープ等の識別テープを巻回
するので、電力ケーゲルの接続部や端末部において複数
のケーブルコアを個々に識別する識別テープの巻回位置
を一定に揃えることができ、見易くかつ識別し易い。し
かも巻回された識別テープが剥離,脱落する危険がな
い。
[実施例] 本発明を図示の実施例並びに本発明のストレスコーン
の適用例に基づいて詳細に説明する。
第1図及び第2図は本発明のストレスコーンを用いた
例えば高圧電動機駆動用の電力ケーブルの接続部を表し
ており、第1図はその正面図、第2図はその側方から見
た断面図を示している。電力ケーブルは外装部1が取り
除かれ、3本のケーブルコア2a,2b,2cに分岐されてお
り、分岐の根本部分には三叉分岐管3が挿入固定されて
いて、その周囲には保護絶縁テープ4が巻回されてい
る。また、各ケーブルコア2a,2b,2cの先端部側にはEPゴ
ム等で形成され、例えば長さが70mm程度で両側をテーパ
ー面とした紡錘形のゴムストレスコーン5a,5b,5cが挿着
されている。
これらのストレスコーン5a,5b,5cは、第3図に示すよ
うにケーブルコアを挿通する中空部6を有すると共に、
ゴム絶縁部7と半導電層部8とから成り、ゴム絶縁部7
の中央大径部の外周表面には、ストレスコーンをケーブ
ルコア外周に挿着するときに滑り止めとして機能する小
凸状リング9が等間隔に例えば3本形成されている。こ
れらの小凸状リング9間の平坦部には、施工後にすなわ
ち、ストレスコーンをケーブルコアに挿着した後にスト
レスコーン5a,5b,5cごとに色の異なる例えば赤、青、白
の合成樹脂材料から成る着色テープがそれぞれ巻回され
る。小凸状リング9の高さは巻回した着色テープの厚み
とほぼ同等にすることが段差がなくなり好ましい。
これらのストレスコーン5a,5b,5cのテーパー面の一部
には、保護絶縁テープ巻回用の凹部10,11が形成されて
いる。第3図において、点線は従来のストレスコーンの
両端部のテーパー面の外形を示し、凹部10,11はこれよ
りも小径にされ、凹部の段差は保護絶縁テープを所定厚
さ凹部に巻いたときに凹部以外の部分と面一になるよう
に選ぶことができる。
ストレスコーンの半導電層部8は半導電性テープ13を
巻回することによりケーブルコア2a,2b,2cの各外部半導
電層12と接続されており、更にストレスコーン5a,5b,5c
の両端の凹部10,11には保護絶縁テープ14がテーパー面
の凹部以外の部分と面一になるように巻回され、ストレ
スコーン5a,5b,5cがそれぞれケーブルコア2a,2b,2cに固
定されている。一方、各ケーブルコア2a,2b,2cの端部か
らは導体15が露出されていて、接続用端子16を介して図
示しない高圧電動機の電動機側リード線17a,17b,17cに
それぞれ接続され、この接続部上に絶縁テープ18が巻回
されている。
このような構造とすることにより、ストレスコーン5
a,5b,5cをケーブルコア2a,2b,2cに挿着するに際して、
ストレスコーン5a,5b,5cや手袋にグリスが付着していて
も小凸状リング9により手の滑りが止められ、挿着の作
業性が改善され、更にはストレスコーン5a,5b,5c上に巻
回された保護絶縁テープ14は、凹部10、11以外のテーパ
ー面と面一になるまで巻き付けて凹部10,11を埋めるだ
けで巻数を数えなくとも絶縁特性を満足させることがで
き、しかも段部として盛り上ることもなく、滑らかな形
状を得ることができる。
また、施工後に着色テープを小凸状リング9間に巻回
することによりストレスコーンが挿着されるケーブルコ
アを識別するテープを一定位置に揃えて設けることがで
きるので、ケーブルコア2a,2b,2cの相識別等の見分けが
容易である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るケーブル用ストレス
コーンは、その中央大径部に円周方向に周廻する小凸状
リングを複数設けているので、ストレスコーンをケーブ
ルコア外周に挿着するときにグリースにより手が滑るの
を防止し、挿着の作業性がよい。また、両端部のテーパ
ー面の一部に凹部を設けているので、保護絶縁テープを
巻回しても段部が生ずることがなく、更には作業時にそ
の巻数を数えながら巻回しなくとも済み巻回作業性がよ
い。更に、ケーブルコアを個々に識別する着色テープ等
の識別テープを上記の小凸状リングの間に巻回すれば、
識別テープが一定位置に揃って巻回され、見易く、かつ
識別テープが剥離、脱落する危険がないという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るケーブル用ストレスコーンの一実施
例と適用例とを示し、第1図は本発明のストレスコーン
を用いた電力ケーブル接続部の正面図、第2図は側方か
ら見た断面図、第3図は本発明のストレスコーンの断面
図である。 符号2a,2b,2cはケーブル、4,14は保護絶縁テープ、5,5
a,5b,5cはゴムストレスコーン、6は中空部、7はゴム
絶縁部、8は半導電層部、9は小凸状リング、10,11は
凹部、16は接続用端子、17a,17b,17cはリード線であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 小坂 健晴 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 高橋 益清 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工 業株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 喜多 義喜 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工 業株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 前田 静穂 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工 業株式会社熊谷製作所内 (56)参考文献 特開 昭55−66208(JP,A) 実公 昭60−8510(JP,Y2) 実公 昭54−25030(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力ケーブルの接続部,端末部においてケ
    ーブルコア外周に挿着されるストレスコーンであって、
    両側をテーパー面としたほぼ紡錘形をなし、その中央大
    径部の外表面には該表面から突出し円周方向に周廻する
    滑り止め用の小凸状リングを複数個設けるとともに、前
    記の両側のテーパー面には保護絶縁テープ巻回用の凹部
    を備え、前記の小凸状リング間に着色テープ等の識別用
    テープが巻回されることを特徴とするケーブル用ストレ
    スコーン。
JP1070961A 1989-03-22 1989-03-22 ケーブル用ストレスコーン Expired - Lifetime JP2670701B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1070961A JP2670701B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 ケーブル用ストレスコーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1070961A JP2670701B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 ケーブル用ストレスコーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02250622A JPH02250622A (ja) 1990-10-08
JP2670701B2 true JP2670701B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=13446622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1070961A Expired - Lifetime JP2670701B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 ケーブル用ストレスコーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2670701B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04137438U (ja) * 1991-06-10 1992-12-22 古河電気工業株式会社 ストレスコーン

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425030U (ja) * 1977-07-22 1979-02-19
JPS5566208A (en) * 1978-11-14 1980-05-19 Hitachi Cable Method of inserting cable of insertion type molded article
JPS608510U (ja) * 1983-06-29 1985-01-21 日野自動車株式会社 緊締固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02250622A (ja) 1990-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4787705A (en) Composite optical fiber and power cable
JP2670701B2 (ja) ケーブル用ストレスコーン
JP2535723Y2 (ja) ケーブル用ストレスコーン
JPH0119332Y2 (ja)
JP2999801B2 (ja) モールドストレスコーンの形成方法
JPH03243108A (ja) Cvケーブル終端箱組立方法
JPS5845472Y2 (ja) ケ−ブルの管路引込具
JPS639063Y2 (ja)
JP2534682Y2 (ja) コンパクト形ストレスコーン
JP2514336Y2 (ja) 架空電線のクランプ取付部
JPH0621128Y2 (ja) ワイヤーシールドケーブル
JPH0488422U (ja)
JP3442275B2 (ja) ユニットケーブルの製造方法
JPS6416129U (ja)
JPS5882716U (ja) ケ−ブル
JPH10145929A (ja) ケーブル端末部におけるシース収縮防止構造
JPS623768Y2 (ja)
JP2003189453A (ja) 電力ケーブル終端接続部の組み立て方法
JPS583511A (ja) ケ−ブル接続部の防水方法
JPH0745845Y2 (ja) 電力・光複合ケーブル
JPH03230717A (ja) 電力ケーブル用三又分岐管
JPH0488423U (ja)
JPH0517643B2 (ja)
JPH06178432A (ja) 電力ケーブル用接続部
JPH0734620B2 (ja) 分岐接続部の形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711

Year of fee payment: 12