JP2670431B2 - 濁水侵入防止装置 - Google Patents

濁水侵入防止装置

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JP2670431B2
JP2670431B2 JP6328007A JP32800794A JP2670431B2 JP 2670431 B2 JP2670431 B2 JP 2670431B2 JP 6328007 A JP6328007 A JP 6328007A JP 32800794 A JP32800794 A JP 32800794A JP 2670431 B2 JP2670431 B2 JP 2670431B2
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耕助 大橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は水道本管側から受水槽
への濁水の侵入を防止するのに好適な濁水侵入防止装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル等においては図7に示すよう
に受水槽5に溜められた水道水をポンプPで高層水槽5
00に圧送し、高層水槽500から各階の蛇口500
a,500a…に水道水を供給している。
【0003】受水槽5への給水は水道本管4側から止水
弁2および水位調節手段11を介して行われる。なお止
水弁2を操作すると、受水槽5への給水を停止すること
ができ、また水位調節手段11は受水槽5の水位を一定
に調節するために設けられている。
【0004】このような給水システムでは、水道工事等
により濁水が発生するとの知らせがあった場合、当該ビ
ルの管理人等が止水弁2を手動で操作し、水道本管4側
から受水槽5への給水を停止し、これにより濁水が知ら
ない間に受水槽5へ侵入するのを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように受水槽5への濁水の侵入防止が止水弁2の手動操
作によるのでは、濁水の発生日時にあわせて止水弁2を
間違いなく確実に操作・管理する者が必要となり、人件
費がかかるばかりでなく、止水弁2の操作ミスや操作忘
れ等により、水道本管4側から受水槽5へ濁水が侵入す
る等の不具合もある。
【0006】この発明は上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは水道本管側から受水槽へ
の濁水の侵入を防止するのに好適な濁水侵入防止装置を
適用することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、水道本管側から受水槽に水
道水を導く給水管と、上記給水管内の水道水が濁水であ
るか否かの水質情報を出力する水質情報出力手段と、上
記水質情報出力手段からの水質情報が、濁水である場合
は給水管を閉とする一方、濁水でない場合は給水管を開
とする給水管開閉手段と、上記給水管の水道水を受水槽
の外部に排出する排水管と、上記給水管開閉手段が給水
管を閉じた後これを開とする前に、予め上記排水管を開
閉する排水管開閉手段とを備えてなることを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、情報出力手段が、濁水の発生日時を予め入
力するための入力部を備えるとともに、この入力部より
入力された濁水の発生日時が到来したとき、その後は濁
水であるとの水質情報を出力するスケジュールタイマか
らなることを特徴とする
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、情報出力手段が、給水管内の水道水が濁水
であるか否かを検知し、この検知結果を水質情報として
出力する濁水センサー部と、濁水の発生日時を予め入力
するための入力部を備えるとともに、この入力部より入
力された濁水の発生日時が到来したとき、その後は濁水
であるとの水質情報を出力するスケジュールタイマとを
備えることを特徴とする
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、給水管の途中に、受水槽の水位を一定に調
節するための水位調節手段を有し、上記水位調節手段
が、空気圧の信号に基づき給水管を開閉するダイアフラ
ム弁本体と、ダイアフラム弁本体に空気圧の信号を送出
する信号送出通路と、受水槽の水位増減に反応して信号
送出通路を開閉する水位反応弁とからなり、給水管開閉
手段が、上記信号送出通路の途中に設置した圧力制御弁
からなることを特徴とする
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】この発明では、水質情報出力手段から給水管内
の水道水が濁水であるとの水質情報が出力されると、給
水管開閉手段が給水管を閉じ、水道本管側から受水槽へ
の濁水の侵入を防止する。
【0015】特に、給水管開閉手段が給水管を閉じた後
これを開とする前に、予め排水管開閉手段が排水管を開
閉する、つまり水道本管側から給水管を介し受水槽へ給
水が再開される前に、予め給水管内に残存する濁水が排
水管から受水槽の外部に排出される。
【0016】
【実施例】以下、この発明に係る濁水侵入防止装置の実
施例について図1ないし図6を用いて詳細に説明する。
【0017】この濁水侵入防止装置は図1に示す如く給
水管1を備えており、給水管1の一端は水道局が管理す
る止水弁2および分岐管3を介して水道本管4側に接続
されている一方、給水管1の他端は受水槽5に開口して
おり、水道本管4を流れる水道水は止水弁2側から給水
管1を介して受水槽5に導かれる。
【0018】給水管1の途中には水質情報出力手段とし
て濁水センサ部6、および給水管開閉手段として給水制
御弁7が設けられている。
【0019】濁水センサ部6は止水弁2の近傍に設置さ
れているとともに、給水管1内の水道水が濁水であるか
否かを検知し、この検知結果を水質情報としてコントロ
ールボックス8へ出力する。
【0020】給水制御弁7は濁水センサ部6の設置場所
より下流側に位置し、かつ濁水センサ部6での検知結果
が濁水である場合は給水管1を閉とする一方、当該検知
結果が濁水でない場合は給水管1を開とする。
【0021】このような給水制御弁7による給水管1の
開閉動作はコントロールボックス8が実行する。
【0022】コントロールボックス8は、濁水センサ部
6からの検知結果を基に給水管1内の水道水が濁水であ
るか否かを判断し、かつ判断結果に基づき給水制御弁7
に開閉信号S1 ,S2 を送出するように構成されてお
り、濁水であると判断した場合は給水制御弁7に閉信号
2 を出力し、また濁水でないと判断した場合は給水制
御弁7に開信号S1 を出力する。
【0023】給水管1の途中には水道水を受水槽5の外
部に導くための排水管9が設けられており、排水管9の
一端は給水管1に開口・接続されている一方、排水管9
の他端は受水槽5の外部に開口されている。
【0024】排水管9の途中には排水管開閉手段として
排水弁10が設置されており、排水弁10は給水制御弁
7が給水管1を閉じた後これを開とする前に、予め排水
管9を開閉する。
【0025】このような排水弁10による排水管9の開
閉動作についてもコントロールボックス8が実行する。
【0026】すなわち、コントロールボックス8は上記
のような濁水であるか否かの判断等の他、給水制御弁7
に閉信号S2 を出力した後、開信号S1 を出力する前
に、予め排水弁10に対し開閉信号S3 ,S4 を送出す
る。なお閉信号S4 の送出から開信号S3 が送出される
までの時間についてはコントロールボックス8に内蔵の
排水弁用タイマ(図示省略)により定められる。
【0027】給水管1の途中には受水槽5の水位を一定
に調節するための水位調節手段11が設けられており、
水位調節手段11は給水制御弁7の設置場所より下流側
に位置し、かつダイアフラム弁本体12、信号送出通路
13および水位反応弁14から構成されている。
【0028】ダイアフラム弁本体12は空気圧の信号に
基づき内蔵ダイアフラムを変位させて給水管1を開閉す
る周知の弁装置からなり、このような空気圧の信号は信
号送出通路13を介してダイアフラム弁本体12側に送
出される。
【0029】水位反応弁14は反応弁本体140と、こ
れに操作棒141を介して連結されたフロート体142
とから構成されており、フロート体142が受水槽5の
水位増減に反応して上下動すると、反応弁本体140が
作動し、信号送出通路13を開閉するように構成されて
いる。
【0030】つまり、この水位調節手段11は、受水槽
5の水位が下がり、フロート体142が基準レベルH0
以下に下降すると、反応弁本体140が信号送出通路1
3を開放するとともに、信号送出通路13からダイアフ
ラム弁本体12に空気圧の信号が送出され、これにより
ダイアフラム弁本体12が作動し、給水管1を開に設定
する。
【0031】このようにして、給水管1が開となり、給
水管1から受水槽5に水道水が連続供給され、その結
果、受水槽5の水位が上昇し、フロート体142が基準
レベルH0 に戻ったときには、反応弁本体140が信号
送出通路13を閉鎖するとともに、上記のようなダイア
フラム弁本体12への空気圧の信号送出が止まり、これ
によりダイアフラム弁本体12が作動し、給水管1を閉
に設定する。
【0032】次に、上記の如く構成された濁水侵入防止
装置の動作について図1および図2を基に説明する。
【0033】この濁水侵入防止装置によれば、運転を開
始すると、濁水センサ部6による検知が行われ(ステッ
プ100)、その検知結果に基づき水道水が濁水である
か否かの判断がなされる。この判断はコントロールボッ
クス8において行われる(ステップ102)。
【0034】そして、ステップ102において濁水でな
いと判断した場合はステップ100の処理に戻り(ステ
ップ102・NO)、濁水センサ部6による水道水の再
検知が行われる。
【0035】このようなステップ100およびステップ
102の処理が繰り返し行われている最中に、たとえば
水道管工事等のため給水管1内の水道水が濁水に変わる
と、これを濁水センサ部6が検知し、その検知結果に基
づき水道水が濁水であるとの判断がなされる(ステップ
102・YES)。
【0036】上記のように濁水であるとの判断がなされ
ると、コントロールボックス8から給水制御弁7に閉信
号S2 が送出され(ステップ104)、これにより給水
制御弁7が作動して給水管1を閉鎖し、給水管1から受
水槽5への水道水の供給が停止する(ステップ10
6)。
【0037】次に、コントロールボックス8に内蔵の排
水弁用タイマ(図示省略)が作動し(ステップ10
8)、コントロールボックス8から排水弁10に開閉信
号S3 ,S4 が一定時間送出される(ステップ11
0)。これによりその時間だけ排水弁10が排水管9を
開放した後(ステップ112)、当該排水弁10が排水
管9を閉鎖する(ステップ114)。
【0038】このようにして排水管9が一定時間開放さ
れると、給水管1内の濁水は排水管9を経て受水槽5の
外部に排出されるが、完全に濁水が排出されたか否かは
定かでない。
【0039】そこで、濁水が完全に排出されたか否かを
確認する観点から、上記のような排水管9の開放・閉鎖
後においては、濁水センサ部6による検知が行われ(ス
テップ116)、その検知結果を基に水道水が濁水であ
るか否かの判断、つまり水道水が濁りのないきれいな水
となったかどうかの判断がなされる。この判断もコント
ロールボックス8において行われる(ステップ11
8)。
【0040】そして、ステップ118において濁水であ
ると判断したときには、濁水が完全に排出されてなく、
水道水が元の清浄状態に戻っていないので、未だ給水管
1から受水槽5への給水はせず、ステップ108の処理
に戻り(ステップ118・NO)、ステップ108から
ステップ118までの処理を再実行する。
【0041】このようにしてステップ108からステッ
プ118までの処理が繰り返し行われ、その結果、濁水
が完全に排出され、水道水が元の清浄状態に戻ると、こ
れを濁水センサ部6が検知し、その検知結果に基づき水
道水が濁水でないとの判断がなされる(ステップ118
・YES)。
【0042】上記のように濁水でないとの判断がなされ
ると、コントロールボックス8から給水制御弁7に開信
号S1 が送出され(ステップ120)、これにより給水
制御弁7が作動して給水管1を開放し、給水管1から受
水槽5への水道水の供給が再開される(ステップ12
2)。
【0043】その後はステップ100に戻り、上記のよ
うなステップ100ないし122の処理が再び行われ
る。
【0044】このように本実施例の濁水侵入防止装置は
濁水センサ部6での検知結果に基づき濁水侵入防止の完
全自動化が図られている。
【0045】したがって、上記実施例の濁水侵入防止装
置にあっては、濁水センサ部6での検知結果が濁水であ
るとき、給水制御弁7が給水管1を閉じ、水道本管4側
から受水槽5への濁水の侵入を防止するように構成した
ものである。このため濁水侵入防止のための手動による
止水弁2の操作を省略でき、濁水侵入防止の自動化を図
れることから、人件費を削減できるとともに、止水弁2
の操作ミスや操作忘れ等による受水槽5への濁水の侵入
もなく、濁水侵入防止に好適である。
【0046】また、この実施例装置は、水道本管4側か
ら給水管1を介し受水槽5へ給水が再開される前に、予
め給水管1内に残存する濁水を排水管9から受水槽5の
外部に排出するように構成したものである。このため給
水管1内に残存する濁水が受水槽5に侵入するのも排除
でき、濁水侵入防止の強化を図れる。
【0047】特に、この実施例装置によると、水位調節
手段11とは独立して給水制御弁7を設けたものである
から、水位調節手段11がどのようなものであっても、
給水制御弁7の動作に影響を与えることがなく、水位調
節手段11を自由に選択できる等の利点を有する。
【0048】図3はこの発明に係る濁水侵入防止装置の
他の実施例を示すもので、同図に示す濁水侵入防止装置
が上記実施例と異なるところは、コントロールボックス
8が情報出力手段としてスケジュールタイマ15を備え
る点にある。
【0049】スケジュールタイマ15は入力部150を
備えており、入力部150は濁水が発生する前に、予め
濁水の発生日時等を入力するのに用いられる。
【0050】また、スケジュールタイマ15は濁水の発
生日時が到来すると、その後は濁水であるとの水質情報
として、閉信号S2 を給水制御弁7に送出するように構
成されている。
【0051】このような構成の濁水侵入防止装置は図4
に示すフローチャートに従って動作する。
【0052】すなわち、この濁水侵入防止装置にあって
は、図4に示す通り濁水が発生する前に、予め濁水の発
生日時(以下「濁水始期」ともいう。)、および濁水が
止まる日時(以下「濁水終期」ともいう。)を入力部1
50に入力・予約する(ステップ200)。
【0053】その後、予約した濁水始期が到来すると、
スケジュールタイマ15から給水制御弁7に閉信号S2
が送出され(ステップ202)、これにより給水制御弁
7が作動して給水管1を閉鎖し、給水管1から受水槽5
への水道水の供給が停止する(ステップ204)。
【0054】次に、濁水終期が到来したら、コントロー
ルボックス8に内蔵の排水弁用タイマ(図示省略)が作
動し(ステップ206)、コントロールボックス8から
排水弁10に開閉信号S3 ,S4 が一定時間送出される
(ステップ208)。これによりその時間だけ排水弁1
0が排水管9を開放した後(ステップ210)、当該排
水弁10が排水管9を閉鎖する(ステップ212)。な
お排水管9が一定時間開放されると、給水管1内の濁水
は排水管9を経て受水槽5の外部に排出される。
【0055】その後、スケジュールタイマ15から給水
制御弁7に開信号S1 が送出され(ステップ214)、
これにより給水制御弁7が作動して給水管1を開放し、
給水管1から受水槽5への水道水の供給が再開される
(ステップ216)。
【0056】次の濁水の発生日時が分かっている場合は
ステップ200の処理に戻り、当該発生日時を入力すれ
ばよく、また入力部150にはこのような濁水の発生日
時を一度に複数入力・予約することもできる。
【0057】したがって、この実施例の濁水侵入防止装
置は、濁水の発生日時を手動で入力するだけで、後はそ
の発生日時に基づき自動で受水槽5への濁水の侵入を防
止するものである。このため上記実施例と同じく、濁水
侵入防止のための手動による止水弁2の操作を省略で
き、止水弁2の操作ミスや操作忘れ等による受水槽5へ
の濁水の侵入もない点で、濁水侵入防止に好適である。
【0058】また、この実施例装置にあっても、上記実
施例と同様に受水槽5へ給水が再開される前に、予め給
水管1内に残存する濁水を排水管9から受水槽5の外部
に排出するものであるから、濁水侵入防止の強化を図れ
るとともに、水位調節手段11とは独立して給水制御弁
7を設けたものであるから、水位調節手段11を自由に
選択できる等の利点を有する。
【0059】なお、図1に示す濁水侵入防止装置では給
水管開閉手段として給水制御弁7を用いたが、これに代
えて図5に示すように圧力制御弁16を適用することも
できる。
【0060】すなわち、図5に示す濁水侵入防止装置は
信号送出通路13の途中に圧力制御弁16を備えてお
り、圧力制御弁16は電磁弁等から構成されるととも
に、濁水センサ部6での検知結果が濁水である場合は信
号送出通路13を閉とする一方、当該検知結果が濁水で
ない場合は信号送出通路13を開とする。
【0061】圧力制御弁16が信号送出通路13を閉鎖
すると、反応弁本体140による信号送出通路13の閉
鎖と同じく、信号送出通路13からダイアフラム弁本体
12への空気圧の信号送出が止まり、これによりダイア
フラム弁本体12が作動し、給水管1が閉じられる。
【0062】逆に、圧力制御弁16が信号送出通路13
を開放すると、反応弁本体140による信号送出通路1
3の開放と同じく、上記のような空気圧の信号送出が再
開され、これによりダイアフラム弁本体12が作動し、
給水管1が開かれる。
【0063】つまり、この圧力制御弁16にあっても、
濁水センサ部6での検知結果が濁水である場合は給水管
1を閉とする一方、当該検知結果が濁水でない場合は給
水管1を開とすることができる。
【0064】また、圧力制御弁16による給水管1の開
閉動作はコントロールボックス8が実行する。すなわち
コントロールボックス8は、濁水センサ部6での検知結
果が濁水であるときは圧力制御弁17に閉信号S2 を出
力し、また検知結果が濁水でないときは圧力制御弁16
に開信号S1 を出力する。
【0065】この濁水侵入防止装置は図2に示すフロー
チャートに従って動作するが、本実施例は前述の通り給
水管開閉手段を圧力制御弁16により構成したものであ
るから、同図のステップ104における処理はコントロ
ールボックス8から給水制御弁7でなく圧力制御弁16
に閉信号S2 を送出し、またステップ120における処
理にあってもコントロールボックス8から給水制御弁7
でなく圧力制御弁16に開信号S1 を送出するものとな
る。その他の動作は上記と同様なため、その詳細説明は
省略する。
【0066】図3に示す濁水侵入防止装置にあっても給
水管開閉手段として給水制御弁7を用いたが、これに代
えて図6に示すように上記と同様な構成の圧力制御弁1
6を適用することができる。
【0067】すなわち、図6に示す濁水侵入防止装置は
信号送出通路13の途中に給水管開閉手段として圧力制
御弁16を備えており、圧力制御弁16はスケジュール
タイマ15からの開閉信号S1 ,S2 により作動して信
号送出通路13を開閉する。なおスケジュールタイマ1
5が開閉信号S1 ,S2 を出力するタイミングは図3に
示す装置と同様である。
【0068】この濁水侵入防止装置は図4に示すフロー
チャートに従って動作するが、本実施例は前述の通り給
水管開閉手段を圧力制御弁16により構成したものであ
るから、同図のステップ202における処理はスケジュ
ールタイマ15から給水制御弁7でなく圧力制御弁16
に閉信号S2 を送出し、またステップ214における処
理にあってもスケジュールタイマ15から給水制御弁7
でなく圧力制御弁16に開信号S1 を送出するものとな
る。その他の動作は上記と同様なため、その詳細説明は
省略する。
【0069】ところで、濁水が発生した場合でも水道本
管4には常に流れが存在するのに対し、給水管1は濁水
が発生すると閉鎖され、流れが生じないことから、給水
管1への濁水の侵入は少なく、給水管1に残存する濁水
の量は少量であるものと考えられる。
【0070】このような観点からすると、上記実施例は
排水管9および排水弁10を具備するものであるが、こ
れらは給水管1内に残存する濁水を外部に排出するため
の構成であるから、排水管9および排水弁10を省略す
ることもできる。
【0071】上記実施例は濁水センサー部6およびスケ
ジュールタイマ15のうちいずれか一方を情報出力手段
として備えるものであるが、濁水センサー部6およびス
ケジュールタイマ15の両者を情報出力手段として具備
することも可能である。
【0072】上記実施例にあっては濁水が発生すると、
受水槽5への給水が自動的に停止するため、受水槽5の
水位が異常に低下することも考えられるが、この場合の
水位異常低下は受水槽5等の欠陥によるものではなく、
濁水侵入防止のために生じた正常な現象であるから、水
位異常低下を出力する警報装置を備える場合には当該警
報出力を遮断し、異常でないことを知らせるように構成
するのが望ましい。
【0073】
【発明の効果】この発明に係る濁水侵入防止装置にあっ
ては、水質情報出力手段から給水管内の水道水が濁水で
あるとの水質情報が出力されると、給水管開閉手段が給
水管を閉じ、水道本管側から受水槽への濁水の侵入を防
止するように構成したものである。このため濁水侵入防
止のための手動による止水弁の操作を省略でき、濁水侵
入防止の自動化を図れることから、人件費を削減できる
とともに、止水弁の操作ミスや操作忘れ等による受水槽
への濁水の侵入もなく、濁水侵入防止に好適である。
【0074】特に、水道本管側から給水管を介し受水槽
へ給水が再開される前に、予め給水管内に残存する濁水
を排水管から受水槽の外部に排出するように構成したも
のである。このため給水管内に残存する濁水が受水槽へ
侵入するのも排除でき、濁水侵入防止の強化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】図1に示す実施例装置の動作説明図。
【図3】この発明の他の実施例を示すブロック図。
【図4】図3に示す実施例装置の動作説明図。
【図5】この発明の他の実施例を示すブロック図。
【図6】この発明の他の実施例を示すブロック図。
【図7】従来の濁水侵入防止を説明するためのブロック
図。
【符号の説明】
1 給水管 6 濁水センサー部(水質情報出力手段) 7 給水制御弁(給水管開閉手段) 9 排水管 10 排水弁(排水管開閉手段) 11 水位調節手段 12 ダイアフラム弁本体 13 信号送出通路 14 水位反応弁 15 スケジュールタイマ 16 圧力制御弁 150 入力部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道本管側から受水槽に水道水を導く給
    水管と、 上記給水管内の水道水が濁水であるか否かの水質情報を
    出力する水質情報出力手段と、 上記水質情報出力手段からの水質情報が、濁水である場
    合は給水管を閉とする一方、濁水でない場合は給水管を
    開とする給水管開閉手段と、 上記給水管の水道水を受水槽の外部に排出する排水管
    と、 上記給水管開閉手段が給水管を閉じた後これを開とする
    前に、予め上記排水管を開閉する排水管開閉手段と を備
    えてなることを特徴とする濁水侵入防止装置。
  2. 【請求項2】 情報出力手段が、 濁水の発生日時を予め入力するための入力部を備えると
    ともに、この入力部より入力された濁水の発生日時が到
    来したとき、その後は濁水であるとの水質情報を出力す
    るスケジュールタイマ からなることを特徴とする請求項
    1記載の 濁水侵入防止装置。
  3. 【請求項3】 情報出力手段が、 給水管内の水道水が濁水であるか否かを検知し、この検
    知結果を水質情報として出力する濁水センサー部と、 濁水の発生日時を予め入力するための入力部を備えると
    ともに、この入力部より入力された濁水の発生日時が到
    来したとき、その後は濁水であるとの水質情報を出力す
    るスケジュールタイマと を備えることを特徴とする請求
    項1記載の 濁水侵入防止装置。
  4. 【請求項4】 給水管の途中に、受水槽の水位を一定に
    調節するための水位調節手段を有し、 上記水位調節手段が、 空気圧の信号に基づき給水管を開閉するダイアフラム弁
    本体と、 ダイアフラム弁本体に空気圧の信号を送出する信号送出
    通路と、 受水槽の水位増減に反応して信号送出通路を開閉する水
    位反応弁と からなり、 給水管開閉手段が、 上記信号送出通路の途中に設置した圧力制御弁 からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の 濁水侵入防止装置。
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