JPH1147745A - 軟水器における排水工程の制御方法 - Google Patents

軟水器における排水工程の制御方法

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JPH1147745A
JPH1147745A JP9220832A JP22083297A JPH1147745A JP H1147745 A JPH1147745 A JP H1147745A JP 9220832 A JP9220832 A JP 9220832A JP 22083297 A JP22083297 A JP 22083297A JP H1147745 A JPH1147745 A JP H1147745A
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尚史 伊田
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洋司 小田
Yoshiyuki Fukuoka
好之 福岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水ライン等の詰まりや原水の圧力低下が発
生しても、所定の排水工程を確実に行う。 【解決手段】 原水ラインまたは排水ラインに水流検出
手段を設けた軟水器において、排水工程時、前記水流検
出手段が水流を検知した時間を積算し、この積算時間が
所定時間に達したとき、排水工程を終了させることを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軟水器における
排水工程の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、水道水等の硬水を軟水とし、たと
えば一般家庭用の風呂水等に利用する家庭用軟水器が開
発されている。この家庭用軟水器は、主に原水タンク,
塩水タンクおよびイオン交換樹脂を充填した樹脂筒によ
り構成されている。
【0003】ところで、軟水器の排水工程は、軟水器を
長時間使用しないときに樹脂筒内に繁殖した雑菌を系外
へ排出することを目的としたものと、再生後のイオン交
換樹脂を洗浄することを目的としたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の軟水器の排水工
程の制御方法には、以下のような課題がある。従来の排
水工程では、排水ラインに設けた電磁弁を所定時間開い
て行うが、この所定時間は、単位時間あたりの排水量,
すなわち排水速度が、所定の速度で変化しないことを前
提として決めている。つまり、所定の排水速度で、所定
時間電磁弁を開くことにより、一定の排水量を確保する
ようにしている。しかし、水道水等の原水圧力が低下し
たり、排水ラインが詰まると、排水速度が低下する。こ
の結果、前記電磁弁を所定時間開いていても、所定の排
水量が確保できないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたものであって、原水ラインまた
は排水ラインに水流検出手段を設けた軟水器において、
排水工程時、前記流量検出手段が水流を検知した時間を
積算し、この積算時間が所定時間に達したとき、排水工
程を終了させることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明は、原水ラインまたは排水ラ
インに水流検出手段(例えば、フロースイッチ)を設け
た軟水器に好適に実施できる。そして、この発明の実施
の対象は、長時間軟水器を使用しなかった場合の排水工
程と、再生後のイオン交換樹脂の洗浄のための排水工程
における制御方法である。
【0007】前記水流検出手段を設ける位置は、原水ラ
インのみ、あるいは原水ラインと排水ラインの両方のど
ちらでもよい。原水ラインのみに設ける場合の水流検出
手段は、通水工程における水流検出に使用されるととも
に、排水工程における水流検出と排水時間の積算にも使
用される。また、原水ラインと排水ラインの両方に設け
る場合、原水ラインに設けられた水流検出手段は、通水
工程における水流検出に使用される。一方、排水ライン
に設けられた水流検出手段は、排水工程における水流検
出と排水時間の積算に使用される。
【0008】ここで、この発明を実施した軟水器におけ
る排水工程の制御方法を詳細に説明する。排水工程を開
始して、軟水器の制御器が原水ライン,排水ライン等に
設けた電磁弁をそれぞれ開状態とすると、原水ライン,
排水ラインにそれぞれ水流が発生する。水流が発生する
と、前記水量検出手段がONとなり、このON信号が制
御器に出力される。このON信号を受けた制御器は、こ
のON信号を積算する。これと同時に、制御器は、給水
ポンプへON信号を出力する。
【0009】排水工程の途中で、原水圧力の低下,ある
いは電磁弁や排水ライン等の詰まりが発生すると、排水
速度が低下し、前記水量検出手段がOFFとなり、この
OFF信号が制御器に出力される。このOFF信号を受
けた制御器は、前記水量検出手段からのON信号の積算
を中止する。これと同時に、制御器は、給水ポンプへO
FF信号を出力する。
【0010】そして、原水圧力が元の状態に復帰すると
ともに、電磁弁等の詰まりが解消されると、再び排水速
度が増加し、前記水流検出手段がONとなり、このON
信号が制御器に出力される。このON信号を受けた制御
器は、前記水流検出手段からのON信号の積算を再開す
る。これと同時に、制御器は、給水ポンプへ再びON信
号を出力する。
【0011】そして、積算時間が所定時間に達したと
き、制御器は前記各電磁弁をそれぞれ閉状態とする。こ
の結果、水流が無くなって、前記水量検出手段がOFF
となり、このOFF信号が制御器に出力される。このO
FF信号を受けた制御器は、給水ポンプへOFF信号を
出力する。以上のような過程を経て、排水工程が完了す
る。
【0012】つぎに、この発明を実施した別の形態の軟
水器について説明する。この軟水器は、原水ラインの給
水ポンプを省いている点で、前記形態の軟水器と異なっ
ている。したがって、この軟水器における排水工程の制
御方法においては、前記形態の軟水器のような給水ポン
プの駆動,停止に関する制御は行われない。
【0013】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて説明する。まず、この発明の第一実施例を示す図1
について説明する。図1は、第一実施例のフロー説明図
である。
【0014】図1において、樹脂筒1の上方には原水タ
ンク2と塩水タンク3とが並列状態で配置されている。
樹脂筒1の下部に設けられた原水入口部4と原水タンク
2の下部とを原水ライン5で接続し、この原水ライン5
には、給水ポンプ6,フロースイッチ(水流検出手段)
7および第一電磁弁V1が上流側から順次設けられてい
る。また、樹脂筒1の上部に軟水出口部8を設け、この
軟水出口部8に軟水ライン(処理水ライン)9を接続
し、途中に第二電磁弁V2を設けている。そして、原水
ライン5と軟水ライン9とをバイパスライン10で接続
している。このバイパスライン10と原水ライン5との
接続地点X1は、フロースイッチ7と第一電磁弁V1と
の間となっている。また、このバイパスライン10と軟
水ライン9との接続地点X2は、第二電磁弁V2の下流
側となっている。さらに、このバイパスライン10の途
中に、第三電磁弁V3を設けている。このバイパスライ
ン10は、樹脂筒1内のイオン交換樹脂の再生中におけ
る断水を回避するものである。
【0015】さて、前記塩水タンク3の下部と前記軟水
ライン9とは、塩水流下ライン(再生液ライン)11で
接続されている。この塩水流下ライン11と前記軟水ラ
イン9との接続地点X3は、前記軟水出口部8と前記第
二電磁弁V2との間となっている。また、この塩水流下
ライン11には、前記塩水タンク3方向への流れを阻止
する第一逆止弁G1および第四電磁弁V4が上流側から
順次設けられている。そして、前記原水タンク2の下部
と前記塩水流下ライン11とは、原水流下ライン12で
接続されている。この原水流下ライン12と前記塩水流
下ライン11との接続地点X4は、前記第四電磁弁V4
と前記接続地点X3との間となっている。この原水流下
ライン12の途中に、前記原水タンク2方向への流れを
阻止する第二逆止弁G2を設けている。さらに、前記原
水入口部4に排水ライン13を接続し、その途中に第五
電磁弁V5を設けている。
【0016】そして、前記原水タンク2には、図1に示
すように、水位制御装置14(例えば、ボールタップ方
式)が設けてあり、この水位制御装置14により水道水
等の原水を供給する原水供給ライン15が接続してあ
る。前記原水タンク2と前記塩水タンク3とは、前記原
水タンク2方向への流れを阻止する第三逆止弁V3を設
けた補水ライン16により連通されている。
【0017】さらに、前記給水ポンプ6,前記フロース
イッチ7および前記第一電磁弁V1〜前記第五電磁弁V
5は、それぞれ信号線17,17,…を介して制御器1
8にそれぞれ接続されている。
【0018】つぎに、第一実施例における排水工程の制
御方法を説明する。以下の説明において、正常とは、排
水工程中に、前記第五電磁弁V5を含む前記排水ライン
13に詰まりが発生しない状態を意味し、また異常と
は、詰まりが発生した状態を意味する。
【0019】正常時の排水工程は以下のように行われ
る。まず、制御器18は、第一電磁弁V1〜第五電磁弁
V5に対し、第一電磁弁V1:閉,第二電磁弁V2:
開,第三電磁弁V3:開,第四電磁弁V4:閉および第
五電磁弁V5:開の信号をそれぞれ出力する。その結
果、原水タンク2内の原水が原水ライン5を流下するこ
とに伴い、フロースイッチ7がONとなる。フロースイ
ッチ7は、このON信号を制御器18へ出力する。この
ON信号を受けた制御器18は、給水ポンプ6へON信
号を出力し、給水ポンプ6は駆動される。これと同時
に、制御器18は、フロースイッチ7からのON信号の
時間を積算する。この積算時間が所定の排水工程の時間
Tに達したとき、制御器18は第一電磁弁V1〜第五電
磁弁V5に対し、第一電磁弁V1:開,第二電磁弁V
2:開,第三電磁弁V3:閉,第四電磁弁V4:閉およ
び第五電磁弁V5:閉の信号をそれぞれ出力する。その
結果、原水タンク2内の原水の原水ライン5への流下が
停止し、フロースイッチ7がOFFとなる。フロースイ
ッチ7は、このOFF信号を制御器18へ出力する。こ
のOFF信号を受けた制御器18は、給水ポンプ6へO
FF信号を出力し、給水ポンプ6は停止される。
【0020】さて、図2は、前記正常時の排水工程を示
す説明図であり、フロースイッチ7のON,OFF作動
と、制御器18によるフロースイッチ7からのON信号
の積算時間との関係を示す。図2に示すように、フロー
スイッチ7がON状態をA時間継続すると、制御器18
はフロースイッチ7からのON信号の時間をA時間積算
する。この排水時間が所定の排水工程の時間Tに達した
とき、フロースイッチ7はOFFとなり、排水工程が完
了する。このように、正常時は、フロースイッチ7のO
N状態の時間Aが所定の排水工程の時間Tと等しくな
る。
【0021】つぎに、異常時の排水工程について説明す
る。まず、制御器18は、第一電磁弁V1〜第五電磁弁
V5に対し、第一電磁弁V1:閉,第二電磁弁V2:
開,第三電磁弁V3:開,第四電磁弁V4:閉および第
五電磁弁V5:開の信号をそれぞれ出力する。その結
果、原水タンク2内の原水が原水ライン5を流下するこ
とに伴い、フロースイッチ7がONとなる。フロースイ
ッチ7は、このON信号を制御器18へ出力する。この
ON信号を受けた制御器18は、給水ポンプ6へON信
号を出力し、給水ポンプ6は駆動される。これと同時
に、制御器18は、フロースイッチ7からのON信号の
時間を積算する。ここまでは正常時と同じ制御方法であ
る。
【0022】ここで、図3に基づいて異常時の排水工程
を詳細に説明すると、図3は異常時の排水工程を示す説
明図であり、フロースイッチ7のON,OFF作動と、
制御器18によるフロースイッチ7からのON信号の積
算時間との関係を示している。さて、排水工程を開始し
て、B時間経過後異常が発生すると、原水タンク2内の
原水が原水ライン5を流下する水量が減少することに伴
い、フロースイッチ7がOFFとなる。フロースイッチ
7は、このOFF信号を制御器18へ出力する。このO
FF信号を受けた制御器18は、給水ポンプ6へOFF
信号を出力し、給水ポンプ6は停止される。これと同時
に、制御器18は、フロースイッチ7からのON信号の
時間の積算を中断する。そして、C時間経過後正常状態
に戻ると、再び原水タンク2内の原水が原水ライン5を
流下する水量が増加することに伴い、フロースイッチ7
がONとなる。フロースイッチ7は、このON信号を制
御器18へ出力する。このON信号を受けた制御器18
は、給水ポンプ6へON信号を出力し、給水ポンプ6は
駆動される。これと同時に、制御器18は、前記のフロ
ースイッチ7からのON信号の時間を再び積算するとと
もに、中断前に積算した「B時間」に加算する。
【0023】そして、D時間経過後再び異常が発生する
と、原水タンク2内の原水が原水ライン5を流下する水
量が減少することに伴い、フロースイッチ7がOFFと
なる。フロースイッチ7は、このOFF信号を制御器1
8へ出力する。このOFF信号を受けた制御器18は、
給水ポンプ6へOFF信号を出力し、給水ポンプ6は停
止される。これと同時に、制御器18は、フロースイッ
チ7からのON信号の時間の積算を中断する。そして、
E時間経過後正常状態に戻ると、再び原水タンク2内の
原水が原水ライン5を流下する水量が増加することに伴
い、フロースイッチ7がONとなる。フロースイッチ7
は、このON信号を制御器18へ出力する。このON信
号を受けた制御器18は、給水ポンプ6へON信号を出
力し、給水ポンプ6は駆動される。これと同時に、制御
器18は、フロースイッチ7からのON信号の時間を再
び積算するとともに、中断前に積算した「B+D時間」
に加算する。
【0024】そして、F時間経過後、制御器18による
フロースイッチ7からのON信号の時間の積算時間,す
なわち「B+D+F時間」が、所定の排水工程の時間T
に達したとき、制御器18は第一電磁弁V1〜第五電磁
弁V5に対し、第一電磁弁V1:開,第二電磁弁V2:
開,第三電磁弁V3:閉,第四電磁弁V4:閉および第
五電磁弁V5:閉の信号をそれぞれ出力する。その結
果、原水タンク2内の原水の原水ライン5への流下が停
止し、フロースイッチ7がOFFとなる。フロースイッ
チ7は、このOFF信号を制御器18へ出力する。この
OFF信号を受けた制御器18は、給水ポンプ6へOF
F信号を出力し、給水ポンプ6は停止される。
【0025】以上のごとく、図3に示すように、フロー
スイッチ7がON状態をB時間,D時間,F時間,…と
断続的に繰り返すと、制御器18はフロースイッチ7か
らのON信号の時間を「B時間+D時間+F時間+…」
と積算する。この積算時間が所定の排水工程の時間Tに
達したとき、フロースイッチ7はOFFとなり、排水工
程が完了する。このように、異常時は、フロースイッチ
7のON状態の時間,すなわち「B+D+F+…時間」
が所定の排水工程の時間Tと等しくなる。
【0026】つぎに、この発明の第二実施例を示す図4
について説明する。図4は、第二実施例のフロー説明図
である。第二実施例は、第一実施例中の給水ポンプ6を
省き、原水圧力が、直接、樹脂筒1にかかるように構成
したものである。すなわち、給水ポンプ6を除く樹脂筒
1から制御器18までの構成は、前記第一実施例と同一
であり、したがってその詳細な説明は省略する。
【0027】さて、第二実施例における排水工程の制御
方法を説明すると、以下の説明における正常とは、排水
工程中に、第五電磁弁V5を含む排水ライン13に詰ま
りが発生しない状態,あるいは原水圧力が低下しない状
態を意味する。また、異常とは、詰まりが発生した状
態,あるいは原水圧力が低下した状態を意味する。
【0028】そして、第二実施例における正常時の排水
工程は以下のように行われる。まず、制御器18は、第
一電磁弁V1〜第五電磁弁V5に対し、第一電磁弁V
1:閉,第二電磁弁V2:開,第三電磁弁V3:開,第
四電磁弁V4:閉および第五電磁弁V5:開の信号をそ
れぞれ出力する。その結果、原水が原水ライン5を流下
することに伴い、フロースイッチ7がONとなる。フロ
ースイッチ7は、このON信号を制御器18へ出力す
る。このON信号を受けた制御器18は、このON信号
の時間を積算する。この積算時間が所定の排水工程の時
間Tに達したとき、制御器18は第一電磁弁V1〜第五
電磁弁V5に対し、第一電磁弁V1:開,第二電磁弁V
2:開,第三電磁弁V3:閉,第四電磁弁V4:閉およ
び第五電磁弁V5:閉の信号をそれぞれ出力する。その
結果、原水の原水ライン5への流下が停止し、フロース
イッチ7がOFFとなる。
【0029】ここにおいて、第二実施例の前記正常時の
排水工程におけるフロースイッチ7のON,OFF作動
と、制御器18によるフロースイッチ7からのON信号
の積算時間との関係は、前記第一実施例について説明し
た図2と同じ関係となる。したがって、図2と同様の説
明は省略する。
【0030】つぎに、第二実施例における異常時の排水
工程について説明する。まず、制御器18は、第一電磁
弁V1〜第五電磁弁V5に対し、第一電磁弁V1:閉,
第二電磁弁V2:開,第三電磁弁V3:開,第四電磁弁
V4:閉および第五電磁弁V5:開の信号をそれぞれ出
力する。その結果、原水が原水ライン5を流下すること
に伴い、フロースイッチ7がONとなる。フロースイッ
チ7は、このON信号を制御器18へ出力する。このO
N信号を受けた制御器18は、このON信号の時間を積
算する。ここまでは正常時と同じ制御方法である。
【0031】さて、排水工程を開始して、B時間経過後
異常が発生すると、原水が原水ライン5を流下する水量
が減少することに伴い、フロースイッチ7がOFFとな
る。フロースイッチ7は、このOFF信号を制御器18
へ出力する。このOFF信号を受けた制御器18は、フ
ロースイッチ7からのON信号の時間の積算を中断す
る。そして、C時間経過後正常状態に戻ると、原水が原
水ライン5を流下する水量が増加することに伴い、フロ
ースイッチ7がONとなる。フロースイッチ7は、この
ON信号を制御器18へ出力する。このON信号を受け
た制御器18は、このON信号の時間を再び積算すると
ともに、中断前に積算した「B時間」に加算する。
【0032】そして、D時間経過後再び異常が発生する
と、原水が原水ライン5を流下する水量が減少すること
に伴い、フロースイッチ7がOFFとなる。フロースイ
ッチ7は、このOFF信号を制御器18へ出力する。こ
のOFF信号を受けた制御器18は、フロースイッチ7
からのON信号の時間の積算を中断する。そして、E時
間経過後正常状態に戻ると、再び原水が原水ライン5を
流下する水量が増加することに伴い、フロースイッチ7
がONとなる。フロースイッチ7は、このON信号を制
御器18へ出力する。このON信号を受けた制御器18
は、このON信号の時間を再び積算するとともに、中断
前に積算した「B+D時間」に加算する。
【0033】そして、F時間経過後、制御器18による
フロースイッチ7からのON信号の時間の積算時間,す
なわち「B+D+F時間」が、所定の排水工程の時間T
に達したとき、制御器18は第一電磁弁V1〜第五電磁
弁V5に対し、第一電磁弁V1:開,第二電磁弁V2:
開,第三電磁弁V3:閉,第四電磁弁V4:閉および第
五電磁弁V5:閉の信号をそれぞれ出力する。その結
果、原水の原水ライン5への流下が停止し、フロースイ
ッチ7がOFFとなる。
【0034】以上のように、第二実施例の異常時の排水
工程におけるフロースイッチ7のON,OFF作動と、
制御器18によるフロースイッチ7からのON信号の積
算時間との関係は、前記第一実施例について説明した図
3と同じ関係となる。したがって、図3と同様な説明は
省略する。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、排水
工程時、原水ラインまたは排水ラインに設けた水流検出
手段が水流を検知した時間を積算し、この積算時間が所
定の排水工程の時間に達したとき、排水工程を終了させ
たので、排水工程時に水道水等の原水圧力の低下や排水
ラインに詰まりが発生しても、排水工程を確実に行うこ
とができる。したがって、通水時に軟水に塩水が混入す
ることがなく、また樹脂筒内に増殖した雑菌を系外へ排
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する軟水器の第一実施例のフロ
ー説明図である。
【図2】この発明の正常時の排水工程の説明図で、フロ
ースイッチのON,OFF作動と、制御器によるフロー
スイッチからのON信号の積算時間との関係を示す説明
図である。
【図3】この発明の異常時の排水工程の説明図で、フロ
ースイッチのON,OFF作動と、制御器によるフロー
スイッチからのON信号の積算時間との関係を示す説明
図である。
【図4】この発明を実施する軟水器の第二実施例のフロ
ー説明図である。
【符号の説明】
1…樹脂筒 2…原水タンク 3…塩水タンク 4…原水入口部 5…原水ライン 6…給水ポンプ 7…フロースイッチ 8…軟水出口部 9…軟水ライン(処理水ライン) 10…バイパスライン 11…塩水流下ライン(再生液ライン) 12…原水流下ライン 13…排水ライン 14…水位制御装置 15…原水供給ライン 16…補水ライン 17…信号線 18…制御器 G1〜G3…第一〜第三電磁弁 V1〜V5…第一〜第五電磁弁 X1〜X4…第一〜第四接続地点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 洋司 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 福岡 好之 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 田坂 英司 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水ラインまたは排水ラインに水流検出
    手段を設けた軟水器において、排水工程時、前記水流検
    出手段が水流を検知した時間を積算し、この積算時間が
    所定時間に達したとき、排水工程を終了させることを特
    徴とする軟水器における排水工程の制御方法。
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