JP2011110503A - 軟水器 - Google Patents

軟水器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011110503A
JP2011110503A JP2009269492A JP2009269492A JP2011110503A JP 2011110503 A JP2011110503 A JP 2011110503A JP 2009269492 A JP2009269492 A JP 2009269492A JP 2009269492 A JP2009269492 A JP 2009269492A JP 2011110503 A JP2011110503 A JP 2011110503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
softening tank
ion exchange
exchange resin
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009269492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5463877B2 (ja
Inventor
Akira Maekawa
旭 前川
Takashi Obata
恭士 小幡
Takahito Hishida
隆人 菱田
Yuji Nakatsuka
祐次 中塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2009269492A priority Critical patent/JP5463877B2/ja
Publication of JP2011110503A publication Critical patent/JP2011110503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5463877B2 publication Critical patent/JP5463877B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/30Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
    • Y02W10/37Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy

Landscapes

  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Abstract

【課題】非通水時に行われる軟水化槽の洗浄運転のタイミングを最適化し、洗浄運転に伴う捨て水の量を少なくする軟水器を提供する。
【解決手段】イオン交換樹脂が充填された軟水化槽2に被処理水を通水させて軟水化処理を行う軟水器1であって、軟水化槽2への非通水状態が所定時間継続したときに軟水化槽2の洗浄運転を行うものにおいて、イオン交換樹脂の再生運転からの経過時間および/または再生運転後の積算通水量に応じて、再生運転の直後は洗浄運転が行われる間隔を長く設定し、洗浄運転が頻繁に行われることによる捨て水を抑制する。
【選択図】図1

Description

この発明は軟水器に関し、より詳細には、イオン交換樹脂が充填された軟水化槽に被処理水を通水させて軟水化処理を行う軟水器に関する。
この種のイオン交換樹脂を用いた軟水器は、通水を行わずに軟水化槽内に被処理水が滞留した状態(非通水状態)が長時間継続すると、軟水化槽内の被処理水にイオン交換樹脂から無害の有機物等が浸出し、これら有機物等によって軟水化槽内の被処理水が着色されてしまうことから、軟水化槽への非通水状態が一定時間継続すると自動的に軟水化槽の洗浄運転を行うように構成されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−246376号公報
しかしながら、このように軟水化槽の洗浄運転を一定時間ごとに行う軟水器においては、以下のような問題があり、その改善が望まれていた。
すなわち、非通水状態時にイオン交換樹脂から浸出する有機物等の量は軟水器の使用条件によって異なるところ、従来の軟水器では、非通水状態が一定時間経過すると一律に軟水化槽の洗浄運転を行うように構成されていることから、有機物等の浸出量が少ない使用条件下での使用(換言すれば、洗浄運転が未だ必要ない状態)であっても一定時間の経過によって洗浄運転が行われるので、無駄に水が消費される場合があった。
特に、有機物等の浸出量が多い使用条件下での使用においても有機物等により着色された水が出ないようにするためには、非通水状態にあるときに洗浄運転を行う間隔(つまり、上記一定時間)はいきおい短く設定されることになるので、無駄な捨て水が多くなる傾向があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、非通水時に行われる軟水化槽の洗浄運転のタイミングを最適化し、洗浄運転に伴う捨て水の量を少なくする軟水器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る軟水器は、イオン交換樹脂が充填された軟水化槽に被処理水を通水させて軟水化処理を行う軟水器であって、上記軟水化槽への非通水状態が所定時間継続したときに上記軟水化槽の洗浄運転を行うように構成された軟水器において、上記イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間および/または再生運転後の軟水化槽への積算通水量に応じて、上記所定時間の設定が変更されることを特徴とする。
この請求項1に係る軟水器においては、非通水状態の継続による軟水化槽の洗浄運転を行うタイミングが、軟水化槽内のイオン交換樹脂に対する再生運転との関係で決定される。すなわち、この種の軟水器は使用に伴ってイオン交換樹脂の化学的性能が低下することから、その性能回復を図る再生処理(再生運転)が定期的または適時に行われる。出願人の実験によれば、イオン交換樹脂からの有機物等の浸出量(具体的には、単位時間当たりの浸出量)は、この再生運転直後が最も少なく、再生運転終了後からの時間の経過や軟水化槽への積算通水量の増加に伴って有機物等の浸出量が増加する。請求項1に係る軟水器は、このような実験結果を、非通水状態が継続したときに行う軟水化槽の洗浄運転の開始タイミングに反映させることによって洗浄運転の最適化を図るもので、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間または再生運転後の軟水化槽への積算通水量、あるいは、これらの双方に応じて、洗浄運転開始のタイミングを決定する所定時間の設定を変更することにより、有機物等の浸出量に応じた適切なタイミングで洗浄運転を行えるようにしている。
本発明の請求項2に係る軟水器は、請求項1に記載の軟水器において、上記イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間および/または再生運転後における軟水化槽への積算通水量が所定値未満である場合における上記所定時間の設定が、これら経過時間および/または積算通水量が上記所定値以上である場合よりも長く設定されていることを特徴とする。
すなわち、この請求項2に係る軟水器では、洗浄運転開始のタイミングを決定する上記所定時間が、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間および/または再生運転後における軟水化槽への積算通水量があらかじめ設定される所定値未満であるか否かによって変更する。具体的には、これらの値(再生運転後の経過時間や積算通水量)が上記所定値未満である場合、つまり、再生運転からの経過時間や積算通水量が少ない場合には、上述した実験結果に基づけば、イオン交換樹脂から浸出する有機物等の量も少ないので、そのような状態にあるときには洗浄運転を行う間隔(上記所定時間)を長く設定することで、洗浄運転が頻繁に行われるのを回避する。なお、再生運転後の経過時間や積算通水量が上記所定値以上となった場合、つまり、再生運転からの経過時間や積算通水量が多くなった場合には、非通水時の洗浄運転の間隔(上記所定時間)は短くなる。
本発明の請求項3に係る軟水器は、請求項1または2に記載の軟水器において、上記所定時間は、軟水化槽の周囲温度および/または被処理水の水温が低いほど長く設定されることを特徴とする。
すなわち、イオン交換樹脂から浸出する有機物等は、軟水化槽の周囲温度が低いほど少なく、また、被処理水の水温が低いほど少ないことから、この請求項3に係る軟水器では、非通水時の洗浄運転の間隔(上記所定時間)を決定するにあたり、これらの温度が低ければそれに応じて上記所定時間を長く設定するので、洗浄運転に伴う無駄な捨て水の発生をより少なくすることができる。
本発明によれば、非通水状態の継続に伴う軟水化槽の洗浄運転を、イオン交換樹脂からの有機物等の浸出量に応じた適切なタイミングで行うことができるので、洗浄運転が必要ない状態にあるときに無駄な洗浄運転が行われるのが防止され、洗浄運転に伴う捨て水を少なくすることができる。
本発明に係る軟水器の一例を示す概略構成図である。 同軟水器におけるイオン交換樹脂の再生運転と非通水状態継続時における軟水化槽の洗浄運転の実施タイミングを示すフローチャートである。 同軟水器におけるイオン交換樹脂の再生運転と非通水状態継続時における軟水化槽の洗浄運転の実施タイミングの他の一例を示すフローチャートである。 同軟水器におけるイオン交換樹脂の再生運転と非通水状態継続時における軟水化槽の洗浄運転の実施タイミングの他の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施形態1
図1は、本発明に係る軟水器の一例を示す概略構成図である。この軟水器1は、一般家庭や飲食店・理髪店等の店舗などにおいて、上水道から供給される水道水を軟水にするために用いる軟水器であって、図示しない水道本管から引き込まれる給水配管の最上流側(より詳細には、水道メータの下流側)に配設される。
この軟水器1は、イオン交換樹脂を充填した軟水化槽2と、水道本管から供給される水道水(被処理水)を軟水化槽2に取り込むための入水流路3と、軟水化槽2を経由して軟水化処理された被処理水(軟水)を器具外部に供給するための出水流路4と、軟水化槽2を経由させずに迂回して水道水を出水流路4に供給するバイパス流路5と、イオン交換樹脂を再生する再生液(塩水)生成用の水道水を薬液タンク10に供給するためのタンク補水流路6と、器具内部の不要な水を器具外部に排出するための排水流路7と、軟水器1の各部を制御する制御部8とを主要部として備えている。
軟水化槽2は、内部にイオン交換樹脂が充填された有底筒型の容器で構成されており、入水流路3から供給される水道水が上部フィルタ11を介して軟水化槽2内に導入可能とされ、軟水化槽2を通過することによって軟水化処理された被処理水(軟水)が下部フィルタ12から分岐ヘッド9を介して出水流路4に流出できるように構成されている。
入水流路3は、入水口13と軟水化槽2とを繋ぐ流路であって、一端に上記水道本管からの配管を接続する入水口13を備えるとともに、その他端が上記分岐ヘッド9の一端に接続された配管で構成されている。この入水流路3には、入水口13からの入水流量を検出する入水流量センサ14と、入水流路3の逆流を防止する一対の逆止弁15a,15bと、入水流路3の通水を制御する入水弁16とが直列に備えられている。
17は逆流防止機構である。この逆流防止機構17は、水道本管からの給水圧(入水圧)が低下したときに軟水器1側から水道本管側に水が逆流するのを防止するための機構であり、給水圧を利用してバネ18の弾性に抗して弁体19を閉止させるための第1の管路20と、給水圧の低下によって弁体19がバネ18の弾性に抗しきれずに開いたときに入水流路3(具体的には、逆止弁15a,15b間)内にある水を、水排出路21を介して外部に排出させるための第2の管路22とを備えて構成されている。
出水流路4は、軟水化槽2と出水口23とを繋ぐ流路であって、一端に軟水を供給する家屋等に通ずる給水配管を接続する出水口23を備えるとともに、その他端が上記下部フィルタ12に連通する分岐ヘッド9の一端に接続された配管で構成されている。この出水流路4には、異物除去用のストレーナ25と、出水流路4の通水(軟水の出水)を制御する採水弁26とが直列に備えられている。
バイパス流路5は、入水口13と出水口23を連通させる流路であって、一端が上記入水流路3における逆止弁15bと入水弁16との間に接続され、その他端が上記出水流路4における出水口23と採水弁26との間に接続された配管で構成されており、このバイパス流路5には、バイパス流路5の通水を制御するバイパス弁27が備えられている。
タンク補水流路6は、薬液タンク10の再生液流出口を介さずに薬液タンク10に補水するための流路であって、その一端が上記入水流路3における入水口13と入水流量センサ14との間に接続されるとともに、その他端が上記薬液タンク10の上端に設けられた補水口28に接続された配管で構成されている。このタンク補水流路6には、電磁弁で構成された補水弁29が備えられている。
薬液タンク10は、イオン交換樹脂の再生液を貯留するためのタンクであって、その内部にイオン交換樹脂の再生液を生成するための薬剤(たとえば、工業塩)を投入する薬剤かご30を収容する大気開放の箱型の容器で構成されている。具体的には、この薬剤かご30は、図1に示すように、その底部が薬液タンク10の底部から浮いた状態で薬液タンク10内に保持されており、薬液タンク10内の水位がこの薬剤かご30の底部の高さを越えて上昇したときに薬剤かご30内の薬剤が水に浸漬されて溶け出し、薬液タンク10内で再生液(塩水)が生成されるように構成されている。
この薬液タンク10には、該タンク10内の水位を検出するための水位電極31と、再生液の濃度を検出するための濃度検知電極32とが備えられている。そして、後述するタンク補水運転時には、薬液タンク10内の水位と再生液の濃度を制御部8で監視しながら補水弁29の開閉制御が行われる。また、上記補水口28の下方にはオーバーフロー排出口33が備えられており、薬液タンク10内の水位がこのオーバーフロー排出口33の高さにまで上昇すると、このオーバーフロー排出口33から器具外部に排出されるように構成されている。
薬液タンク10の下部には、再生液を上記軟水化槽2に供給するための薬液流路35が接続されている(この薬液流路35と薬液タンク10との接続部分が薬液タンク10における再生液流出口を構成する)。この薬液流路35は、その一端が薬液タンク10の下部に連通し、その他端が上記分岐ヘッド9の他端に接続された配管で構成されており、この薬液流路35には薬液流路35の通水を制御する薬液弁36が備えられている。
排水流路7は、その一端に排水を器具外部に導出するための排水口40が備えられるとともに、その他端が分岐されて、分岐された一端が上記入水流路3における入水弁16と上部フィルタ11との間に接続されるとともに、分岐された他端が上記薬液流路35における薬液弁36と分岐ヘッド9との間に接続されている。そして、この排水流路7の入水流路3側の分岐配管41には、該分岐配管41の通水を制御する逆洗排水弁42が備えられており、薬液流路35側の分岐配管43には、該分岐配管43の通水を制御する順洗排水弁44が備えられている。
上記制御部8は、軟水器1の各部を制御するマイコン(図示せず)を備えた制御基板で構成されている。この制御部8は、上記入水流量センサ14、水位電極31、濃度検知電極32等の各種センサ類と電気的に接続され、これらセンサ類で検出される各種情報の取り込みが可能に構成されるとともに、上記入水弁16、採水弁26、バイパス弁27、補水弁29、薬液弁36、逆洗排水弁42、順洗排水弁44の各駆動源(図示せず)とも電気的に接続され、これらの駆動源を個々に制御できるように構成されている。
また、この制御部8は、後述するイオン交換樹脂の再生運転や、軟水化槽2への非通水状態の継続に伴う洗浄運転を実施するための計時手段(具体的には、前者用の計時手段としてタイマAと、後者用の計時手段としてタイマB)を備えている(詳細は後述する)。
次に、このように構成された軟水器1の動作について説明する。この軟水器1は、家屋などに軟水を供給する軟水運転のほかに、ストレーナ洗浄運転、逆洗浄運転、タンク補水運転、通薬運転、順洗浄運転などの各種の運転モードを備えており、制御部8の制御によって、定期的または適時にイオン交換樹脂の再生運転を行うほか、軟水化槽2への非通水状態が一定期間継続すると軟水化槽2の洗浄運転を自動的に行うように構成されている。
そこで、まず上述した各運転モードについて簡単に説明した後、イオン交換樹脂の再生運転や非通水状態時における洗浄運転の実施タイミングについて詳細に説明する。
A:軟水運転
軟水運転は、軟水器1により軟水の生成を行うための運転モードである。この軟水器1では、図示しない操作部の操作等によって軟水運転が選択されると、制御部8が、バイパス弁27を全閉、入水弁16及び採水弁26を全開に制御する(その他の流路制御弁は全閉を維持)。これにより、入水口13から供給される水道水が入水流路3、上部フィルタ11を介して軟水化槽2内に導入され、軟水化槽2内のイオン交換樹脂によって軟水化処理された被処理水(軟水)が下部フィルタ12、分岐ヘッド9、出水流路4を経て出水口23から家屋などに向かう給水配管に供給される。
B:ストレーナ洗浄運転
ストレーナ洗浄運転は、ストレーナ25に逆方向から通水を行ってストレーナ25に溜まった異物(たとえば、イオン交換樹脂片など)を排出するための運転モードであって、この運転モードの下では、上記制御部8は、バイパス弁27を全開に制御して家屋などへの給水を確保しつつ、採水弁26と順洗排水弁44を全開、その他の流路制御弁(入水弁16、薬液弁36及び逆洗排水弁42)を全閉に制御して、入水口13から供給される水道水が、採水弁26、ストレーナ25、分岐ヘッド9、順洗排水弁44から分岐配管43、排水流路7を経て器具外部に排出されるようにする。
C:逆洗浄運転
逆洗浄運転は、軟水化槽2に軟水運転時と逆方向の通水を生じさせてイオン交換樹脂をときほぐしながら異物を排出するための運転モードであって、この運転モードの下では、上記制御部8は、バイパス弁27を全開に制御して家屋などへの給水を確保しつつ、採水弁26と逆洗排水弁42を全開、その他の流路制御弁(入水弁16、薬液弁36及び順洗排水弁44)を全閉に制御する。これにより、入水口13から供給される水道水が、採水弁26、分岐ヘッド9、下部フィルタ12を介して軟水化槽2内に導入され、軟水化槽2内に上向きの水流を生じさせてイオン交換樹脂を吹きあげつつ上部フィルタ11から逆洗排水弁42、分岐配管41、排水流路7を経て器具外部に排出されるようにする。
D:タンク補水運転
タンク補水運転は、イオン交換樹脂の再生運転に先立って再生液を生成するための運転モードである。この運転モードでは、制御部8は、軟水化槽2への通薬(再生運転)に先立って、補水弁29を開く一方、バイパス弁27を全開に制御して家屋などへの給水を確保しつつ、その他の流路制御弁(入水弁16、採水弁26、薬液弁36、逆洗排水弁42及び順洗排水弁44)を全閉に制御する。これにより、入水口13から供給される水道水がタンク補水流路6を通じて薬液タンク10に供給され、薬液タンク10内で再生液が生成される。
E:通薬運転(再生運転)
通薬運転は、軟水化槽2内のイオン交換樹脂に対して再生処理を行うための運転モードである。すなわち、薬液タンク10で生成された再生液を軟水化槽2に通薬させるための運転モードであって、この運転モードの下では、上記制御部8は、バイパス弁27を全開に制御して家屋などへの給水を確保しつつ、薬液弁36と逆洗排水弁42を全開、その他の流路制御弁(入水弁16、採水弁26及び順洗排水弁44)を全閉に制御する。これにより、薬液タンク10内の再生液が薬液流路35、分岐ヘッド9、下部フィルタ12を介して軟水化槽2に通薬され、軟水化槽2内のイオン交換樹脂の再生処理を行いつつ上部フィルタ11から分岐配管41、排水流路7を経て器具外部に排出される。
F:順洗浄運転
順洗浄運転は、軟水化槽2に軟水運転時と同方向の通水を生じさせて配管内に残った再生液などを洗浄・排出するための運転モードであって、この運転モードの下では、上記制御部8は、バイパス弁27を全開に制御して家屋などへの給水を確保しつつ、入水弁16と順洗排水弁44を全開、その他の流路制御弁(採水弁26、薬液弁36及び逆洗排水弁42)を全閉に制御する。これにより、入水口13から供給される水道水が、入水弁16、上部フィルタ11を介して軟水化槽2内に導入され、下部フィルタ12から分岐ヘッド9、順洗排水弁44、分岐配管43、排水流路7を経て器具外部に排出される。
図2は、軟水器1におけるイオン交換樹脂の再生運転と非通水状態継続による軟水化槽2の洗浄運転の実施タイミングを示すフローチャートである。
図2に示すように、軟水器1での軟水運転が開始(運転ON)されると、軟水器1の制御部8は、再生運転用のタイマAのカウントを開始する(図2ステップS1参照)。このタイマAは、イオン交換樹脂の再生運転を行うタイミングを決定するためのタイマであって、本実施形態では再生運転を10日ごとに行うように設定されており、制御部8は、このタイマAのカウント値Taが10日未満であるか否かを判断する(図2ステップS2参照)。なお、図2ステップS2では、イオン交換樹脂の再生運転を一般の家庭での平均的な軟水の使用量をモデルとして10日ごとに行う場合を示したが、再生運転を行う間隔は軟水の使用量などに応じて適宜設定変更可能である。たとえば、店舗などのように軟水の使用量が比較的多い場所に設置される場合には、7日ごとや8日ごとなど短い間隔で再生運転が行われるように設定し、軟水の使用量が少ない場合には12日や13日などより長い間隔で再生運転を行うように設定することも可能である。
この判断の結果、タイマAのカウント値Taが10日以上(図2ステップS2の判断が「No」)になると、制御部8はイオン交換樹脂の自動再生を行う(図2ステップS3参照)。この自動再生においては、上記制御部8が、上述したストレーナ洗浄運転、逆洗浄運転、タンク補水運転、通薬運転(再生運転)、順洗浄運転からなる一連の処理を実行してイオン交換樹脂の再生処理を行う。そして、イオン交換樹脂の再生処理が終了すると、制御部8は上記タイマAおよび後述するタイマBの双方をリセットし、これらタイマA,Bのカウント値Ta,Tbをいずれも0にセットする(図2ステップS3参照)。なお、これによりタイマAは再びカウントを開始することとなり(図2ステップS1参照)、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間の計測を行う。
これに対して、上記タイマAのカウント値Taが10日未満(図2ステップS2の判断が「Yes」)である場合には、上記制御部8は、上記入水流量センサ14の検出値に基づいて軟水化槽2に通水がないか否かを判断する(図2ステップS4参照)。なお、この図2ステップS4の判断が行われるときには、軟水器1は軟水運転を行っている状態にあるので、入水流量センサ14で通水が検出されれば軟水化槽2にも通水があるとみなすことができる。
そして、この図2ステップS4の判断の結果、軟水化槽2に通水があれば(図2ステップS4の判断が「No」であれば)、被処理水との接触によってイオン交換樹脂から浸出する有機物等は軟水化槽2内に留まることなく流出しているので軟水化槽2の洗浄は不要であり、この場合、上記制御部8は上記タイマBのカウント値Tbをリセットする(図2ステップS5参照)。一方、軟水化槽2に通水がない場合(図2ステップS4の判断が「Yes」の場合)には、軟水化槽2内の被処理水は流出せずに軟水化槽2内に留まっており、この状態での経過時間(軟水化槽2への通水が停止している非通水状態の経過時間)が長くなると、イオン交換樹脂から浸出する有機物等によって軟水化槽2内の被処理水が着色されてしまうので、軟水化槽2内の洗浄運転を行う必要が生じる。
このような軟水化槽2の洗浄運転の必要性に対して、本実施形態の軟水器1では、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間(つまり、タイマAのカウント値Ta)に応じて、軟水化槽2の洗浄運転を開始する間隔(換言すれば、軟水化槽2への通水が停止して非通水状態が始まってから軟水化槽2の洗浄運転を開始させるまでの間隔として制御部8に設定される所定時間T)を変更するように構成されている。
具体的には、制御部8は、軟水化槽2への通水が停止すると、上記タイマBのカウントを開始させるとともに(図2ステップS6参照)、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間があらかじめ設定された所定値X1(図示例では所定値X1=5日)未満であるか否かをタイマAのカウント値Taに基づいて判断する(図2ステップS7参照)。
そして、この経過時間(タイマAのカウント値Ta)が上記所定値X1以上(図2ステップS7の判断が「Yes」)であれば、上記制御部8は上記所定時間T、つまり、軟水化槽2の非通水状態開始から洗浄運転開始までの間隔を12時間に設定し(図2ステップS8参照)、タイマBのカウント値Tbが12時間に達すると(図2ステップS8の判断が「No」になれば)、軟水化槽2の洗浄運転(具体的には、上記順洗浄運転)を行う(図2ステップS9参照)。すなわち、再生運転後の経過時間が5日以上である場合には、軟水化槽2の非通水状態が12時間継続すると軟水化槽2の洗浄運転が行われる。
これにより、軟水化槽2内に留まっている被処理水は、下部フィルタ12から分岐ヘッド9、順洗排水弁44、分岐配管43、排水流路7を経て器具外部に排出される。なお、洗浄運転を行うと、制御部8は上記タイマBをリセットする。すなわち、このタイマBは、軟水化槽2への非通水状態が継続したときに行う洗浄運転の実施タイミングを決定するためのタイマであるから、軟水化槽2の洗浄運転を行ったときはリセットする。したがって、洗浄運転を行った後も軟水化槽2の非通水状態が継続する場合は、後述する図2ステップS7の判断が否定的である場合を除き、非通水状態が12時間継続することにより再び洗浄運転が行われる。
これに対して、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間が5日未満(図2ステップS7の判断が「No」)である場合には、上記制御部8は、上記所定時間Tを30時間に設定し(図2ステップS10参照)、タイマBのカウント値Tbが30時間に達すると(図2ステップS10の判断が「No」になれば)、軟水化槽2の洗浄運転(順洗浄運転)を行う(図2ステップS11参照)。すなわち、再生運転後の経過時間が5日未満である場合には、軟水化槽2の非通水状態に伴う洗浄運転の開始タイミングを、再生運転後の経過時間が5日以上の場合よりも長く設定して、長い周期で軟水化槽2内に留まっている被処理水の排出を行う。なお、この場合も洗浄運転の終了により、制御部8は上記タイマBをリセットする。
このように、本実施形態では、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間に応じて、その経過時間が所定値X1未満、つまり再生運転を行ってからの経過時間が短いときには、軟水化槽2の非通水状態の継続に伴う洗浄運転の間隔を長いスパン(30時間)で行う一方、再生運転後の経過時間が所定値X1以上、つまり再生運転を行ってからの経過時間が長いときは、軟水化槽2の非通水状態の継続に伴う洗浄運転の間隔を短いスパン(12時間)で行うように構成されている。したがって、イオン交換樹脂の再生直後のようにイオン交換樹脂からの有機物等の浸出量(単位時間当たりの浸出量)が少ないときには、軟水化槽2の非通水状態の継続に伴う洗浄運転の実施回数を少なくすることができ、洗浄運転に伴う捨て水の量を抑制することができる。
なお、本実施形態では、上記所定値X1を5日とした場合を示したが、この値はイオン交換樹脂の性能に応じて適宜設定変更可能である。すなわち、比較的に短期間で有機物等の浸出量が増加するイオン交換樹脂を用いる場合には上記所定値X1を5日よりも短く設定することができる一方、有機物等の浸出量の増加が遅いイオン交換樹脂の場合には5日よりも長く設定することも可能である。また、洗浄運転を行う間隔(上記所定値T)についても、上述した実施形態では12時間と30時間を用いたが、再生運転を行ってからの経過時間が短いときに行われる洗浄運転の間隔が、再生運転後の経過時間が長いときに行われる洗浄運転の間隔よりも長く設定されるのであれば、イオン交換樹脂の性能に応じてこれらの値も適宜設定変更可能である。
実施形態2
次に、本発明の第2の実施形態を図3に基づいて説明する。本実施形態は、軟水化槽2の洗浄運転の間隔(上記所定時間T)の切り替えを、イオン交換樹脂の再生運転後における軟水化槽2への積算通水量に応じて変更するように構成したものであり、その他の構成は上述した実施形態1と共通するので、共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、軟水器1での軟水運転が開始(運転ON)されると、軟水器1の制御部8は、再生運転用のタイマAのカウントを開始するとともに、軟水化槽2への積算通水量(積算流量)のカウントを開始する(図3ステップS1参照)。ここで、この積算通水量は入水流量センサ14の検出値に基づいて制御部8の積算流量カウンタCにおいて積算する。
そして、制御部8は、タイマAのカウント値Taが10日に達すると(図3ステップS2の判断が「No」になると)、イオン交換樹脂の自動再生を行う(図3ステップS3参照)。なお、イオン交換樹脂の再生処理が終了すると、制御部8は上記タイマAおよびタイマBの双方をリセットするとともに、積算通水量のカウントもリセットする(図3ステップS3参照)。
これに対して、上記タイマAのカウント値Taが10日に満たない場合(図3ステップS3の判断が「Yes」の場合)には、上記制御部8は、軟水化槽2に通水がないか否かを判断し(図3ステップS4参照)、軟水化槽2に通水があれば(図3ステップS4の判断が「No」であれば)、上記タイマBのカウント値Tbをリセットする(図3ステップS5参照)。一方、軟水化槽2に通水がない場合(図3ステップS4の判断が「Yes」の場合)には、上記タイマBのカウントを開始させるとともに(図3ステップS6参照)、イオン交換樹脂の再生運転後の積算通水量があらかじめ設定された所定値X2(図示例では所定値X2=5000L)未満であるか否かを積算通水量カウンタCのカウント値Tcに基づいて判断する(図3ステップS7参照)。
そして、この積算通水量(タイマCのカウント値Tc)が上記所定値X2以上(図3ステップS7の判断が「Yes」)であれば、上記制御部8は上記所定時間T、つまり、軟水化槽2の非通水状態開始から洗浄運転開始までの間隔を12時間に設定し(図3ステップS8参照)、タイマBのカウント値Tbが12時間に達すると(図3ステップS8の判断が「No」になれば)、軟水化槽2の洗浄運転(順洗浄運転)を行い、タイマBをリセットする(図3ステップS9参照)。すなわち、本実施形態では、再生運転後の積算通水量が5000L以上である場合には、軟水化槽2の非通水状態が12時間継続すると軟水化槽2の洗浄運転が行われる。
これに対して、イオン交換樹脂の再生運転後の積算通水量が5000L未満(図3ステップS7の判断が「No」)である場合には、上記制御部8は、上記所定時間Tを30時間に設定し(図3ステップS10参照)、タイマBのカウント値Tbが30時間に達すると(図3ステップS10の判断が「No」になれば)、軟水化槽2の洗浄運転(順洗浄運転)を行う(図3ステップS11参照)。すなわち、再生運転後の積算通水量が5000L未満である場合には、軟水化槽2の非通水状態に伴う洗浄運転の開始タイミングを、再生運転後の積算通水量が5000L以上の場合よりも長く設定して、長い周期で軟水化槽2内に留まっている被処理水の排出を行う。なお、この場合も洗浄運転の終了により、制御部8は上記タイマBをリセットする。
このように、本実施形態では、イオン交換樹脂の再生運転後の積算通水量に応じて、積算通水量が所定値X2未満、つまり再生運転を行ってからの軟水使用量が少ないときには、軟水化槽2の非通水状態の継続に伴う洗浄運転の間隔を長いスパン(30時間)で行う一方、再生運転後の積算通水量が所定値X2以上、つまり再生運転を行ってからの軟水使用量が多いときは、軟水化槽2の非通水状態の継続に伴う洗浄運転の間隔を短いスパン(12時間)で行うように構成されている。したがって、イオン交換樹脂の再生直後のようにイオン交換樹脂からの有機物等の浸出量(単位時間当たりの浸出量)が少ないときには、軟水化槽2の非通水状態の継続に伴う洗浄運転の実施回数を少なくすることができ、洗浄運転に伴う捨て水の量を抑制することができる。
なお、本実施形態では、上記所定値X2を5000Lとした場合を示したが、この値はイオン交換樹脂の性能に応じて適宜設定変更可能である。すなわち、比較的に少ない通水量で有機物等の浸出量が増加するイオン交換樹脂を用いる場合には上記所定値X2を5000Lよりも少なく設定することができる一方、有機物等の浸出量の増加が遅いイオン交換樹脂の場合には5000Lよりも多く設定することができる。また、洗浄運転を行う間隔(上記所定値T)についても、上述した実施形態1と同様に適宜設定変更可能である。
実施形態3
次に、本発明の第3の実施形態を図4に基づいて説明する。本実施形態は、軟水化槽2の洗浄運転の間隔(上記所定時間T)の切り替えを、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間と再生運転後における軟水化槽2への積算通水量の双方に応じて変更するように構成したものであり、その他の構成は上述した実施形態1及び2と共通するので、共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、軟水器1での軟水運転が開始(運転ON)されると、軟水器1の制御部8は、再生運転用のタイマAのカウントを開始するとともに、軟水化槽2への積算通水量(積算流量)のカウントを開始する(図4ステップS1参照)。
そして、制御部8は、タイマAのカウント値Taが10日に達すると(図4ステップS2の判断が「No」になると)、イオン交換樹脂の自動再生を行う(図4ステップS3参照)。なお、イオン交換樹脂の再生処理が終了すると、制御部8は上記タイマAおよびタイマBの双方をリセットするとともに、積算通水量のカウントもリセットする(図4ステップS3参照)。
これに対して、上記タイマAのカウント値Taが10日に満たない場合(図4ステップS3の判断が「Yes」の場合)には、上記制御部8は、軟水化槽2に通水がないか否かを判断し(図4ステップS4参照)、軟水化槽2に通水があれば(図4ステップS4の判断が「No」であれば)、上記タイマBのカウント値Tbをリセットする(図3ステップS5参照)。一方、軟水化槽2に通水がない場合(図4ステップS4の判断が「Yes」の場合)には、上記タイマBのカウントを開始させる(図4ステップS6参照)。
そして、タイマBのカウントを開始させた後、制御部8は、まず、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間が上記所定値X1(図示例では所定値X1=5日)以上であるか否かを判断するとともに(図4ステップS7参照)、これに続いて、イオン交換樹脂の再生運転後の積算通水量が上記所定値X2(図示例では所定値X2=5000L)以上であるか否かも判断する(図4ステップS8参照)。
そして、これらの判断がともに肯定的(図4ステップS7及びS8の判断がともに「Yes」)であれば、上記制御部8は上記所定時間T、つまり、軟水化槽2の非通水状態開始から洗浄運転開始までの間隔を12時間に設定し(図4ステップS9参照)、タイマBのカウント値Tbが12時間に達すると(図4ステップS9の判断が「No」になれば)、軟水化槽2の洗浄運転(順洗浄運転)を行い、タイマBをリセットする(図4ステップS10参照)。すなわち、本実施形態では、再生運転後の経過時間が5日以上で、かつ、積算通水量が5000L以上である場合には、軟水化槽2の非通水状態が12時間継続すると軟水化槽2の洗浄運転が行われる。
これに対して、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間が5日未満または積算通水量が5000L未満(図4ステップS7またはS8の判断が「No」)である場合には、上記制御部8は、上記所定時間Tを30時間に設定し(図4ステップS11参照)、タイマBのカウント値Tbが30時間に達すると(図4ステップS11の判断が「No」になれば)、軟水化槽2の洗浄運転(順洗浄運転)を行う(図4ステップS12参照)。すなわち、再生運転後の経過時間が5日未満または積算通水量が5000L未満である場合には、軟水化槽2の非通水状態に伴う洗浄運転の開始タイミングを、再生運転後の経過時間が5日以上かつ積算通水量が5000L以上の場合よりも長く設定して、長い周期で軟水化槽2内に留まっている被処理水の排出を行う。なお、この場合も洗浄運転の終了により、制御部8は上記タイマBをリセットする。
このように、本実施形態では、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間と積算通水量の双方に応じて、再生運転を行ってからの経過時間が短いときあるいは軟水使用量も少ないときには、軟水化槽2の非通水状態の継続に伴う洗浄運転の間隔を長いスパン(30時間)で行う一方、再生運転後の経過時間が長くかつ積算通水量が多いときは、軟水化槽2の非通水状態の継続に伴う洗浄運転の間隔を短いスパン(12時間)で行うように構成されている。したがって、イオン交換樹脂の再生直後のようにイオン交換樹脂からの有機物等の浸出量(単位時間当たりの浸出量)が少ないときには、軟水化槽2の非通水状態の継続に伴う洗浄運転の実施回数を少なくすることができ、洗浄運転に伴う捨て水の量を抑制することができる。
なお、本実施形態においても、上述した実施形態1,2と同様に、上記所定値X1、X2の値はイオン交換樹脂の性能に応じて適宜設定変更可能である。また、洗浄運転を行う間隔(上記所定値T)についても、上述した実施形態1,2と同様に適宜設定変更可能である。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなく発明の範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、軟水化槽2の非通水状態の継続に伴う洗浄運転の間隔(所定時間T)を長短2通りに設定した場合を示したが、この間隔は、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間および/または再生運転後の軟水化槽2への積算通水量に応じて変更されるものであれば、2通り以上に設定することができるのはもちろんのこと、再生運転後の経過時間や再生運転後の積算通水量に応じて比例的して変更するように構成することも可能である。
また、上述した実施形態では、イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間が所定値X1以上および/または再生運転後における軟水化槽2への積算通水量が所定値X2以上である場合には、制御部8が上記所定時間T(軟水化槽2の非通水状態開始から洗浄運転開始までの間隔)を12時間に設定して、12時間経過により軟水化槽2の洗浄運転(順洗浄運転)を行うように構成しているが、このときの上記所定時間Tは、軟水化槽2の周囲温度および/または被処理水の水温に応じてこれらの温度が低いほど長く設定することもできる。具体的には、上述した実施形態は、軟水化槽2の周囲温度が35℃である場合を想定しているが、タイマBカウント期間中における軟水化槽2の周囲温度の最高値が所定温度Th1(たとえば20℃)未満である場合には、図4においてステップS8の判断が「Yes」であっても、これに続く図4ステップS9の判断では、タイマBのカウント値Tbが30時間に達するまで軟水化槽2の洗浄運転(順洗浄運転)を行わないように構成することができる。なお、ここで軟水化槽2の周囲温度に代えて、またはこれと併用して被処理水の水温が所定温度Th2未満であることを条件に上記所定時間Tを長くすることもできるが、被処理水の温度は直射日光の影響により変動幅が大きいので、被処理水の水温を用いる場合には軟水化槽2の周囲温度と併用して両方の温度を考慮するのが望ましい。
1 軟水器
2 軟水化槽
3 入水流路
4 出水流路
5 バイパス流路
6 タンク補水流路
7 排水流路
8 制御部
10 薬液タンク
13 入水口
16 入水弁
23 出水口
26 採水弁
27 バイパス弁
29 補水弁
30 薬剤かご
35 薬液流路
36 薬液弁
42 逆洗排水弁
44 順洗排水弁

Claims (3)

  1. イオン交換樹脂が充填された軟水化槽に被処理水を通水させて軟水化処理を行う軟水器であって、前記軟水化槽への非通水状態が所定時間継続したときに前記軟水化槽の洗浄運転を行うように構成された軟水器において、
    前記イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間および/または再生運転後の軟水化槽への積算通水量に応じて、前記所定時間の設定が変更されることを特徴とする軟水器。
  2. 前記イオン交換樹脂の再生運転後の経過時間および/または再生運転後における軟水化槽への積算通水量が所定値未満である場合における前記所定時間の設定が、これら経過時間および/または積算通水量が前記所定値以上である場合よりも長く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の軟水器。
  3. 前記所定時間は、軟水化槽の周囲温度および/または被処理水の水温が低いほど長く設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の軟水器。
JP2009269492A 2009-11-27 2009-11-27 軟水器 Expired - Fee Related JP5463877B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009269492A JP5463877B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 軟水器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009269492A JP5463877B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 軟水器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011110503A true JP2011110503A (ja) 2011-06-09
JP5463877B2 JP5463877B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=44233274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009269492A Expired - Fee Related JP5463877B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 軟水器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5463877B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190035294A (ko) * 2017-09-26 2019-04-03 코웨이 주식회사 연수기의 재생 수행 방법
KR20190035298A (ko) * 2017-09-26 2019-04-03 코웨이 주식회사 연수기의 케어 모드 수행 방법 및 이를 포함하는 연수기
CN110410528A (zh) * 2018-04-28 2019-11-05 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 软水阀及软水机

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01170493U (ja) * 1988-05-24 1989-12-01
JPH09294978A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Miura Co Ltd 水処理装置及び水処理方法
JPH09294983A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Miura Co Ltd 水処理装置の制御方法
JPH1119643A (ja) * 1997-07-02 1999-01-26 Miura Co Ltd 軟水器の排水制御方法
JPH1147745A (ja) * 1997-07-31 1999-02-23 Miura Co Ltd 軟水器における排水工程の制御方法
JP2001246376A (ja) * 2001-02-13 2001-09-11 Miura Co Ltd 家庭用軟水装置の制御方法
JP2003117550A (ja) * 2001-10-12 2003-04-22 Hitachi Electric Systems Ltd 水道水軟水化装置
JP2004042046A (ja) * 2003-11-17 2004-02-12 Miura Co Ltd 家庭用軟水器の排水制御方法
JP2009056383A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Noritz Corp 軟水器
JP2009106882A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Noritz Corp 軟水器
JP2009178666A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Noritz Corp 水処理装置
JP2010158651A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Miura Co Ltd 軟水装置
JP2010158652A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Miura Co Ltd 軟水装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01170493U (ja) * 1988-05-24 1989-12-01
JPH09294978A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Miura Co Ltd 水処理装置及び水処理方法
JPH09294983A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Miura Co Ltd 水処理装置の制御方法
JPH1119643A (ja) * 1997-07-02 1999-01-26 Miura Co Ltd 軟水器の排水制御方法
JPH1147745A (ja) * 1997-07-31 1999-02-23 Miura Co Ltd 軟水器における排水工程の制御方法
JP2001246376A (ja) * 2001-02-13 2001-09-11 Miura Co Ltd 家庭用軟水装置の制御方法
JP2003117550A (ja) * 2001-10-12 2003-04-22 Hitachi Electric Systems Ltd 水道水軟水化装置
JP2004042046A (ja) * 2003-11-17 2004-02-12 Miura Co Ltd 家庭用軟水器の排水制御方法
JP2009056383A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Noritz Corp 軟水器
JP2009106882A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Noritz Corp 軟水器
JP2009178666A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Noritz Corp 水処理装置
JP2010158651A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Miura Co Ltd 軟水装置
JP2010158652A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Miura Co Ltd 軟水装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190035294A (ko) * 2017-09-26 2019-04-03 코웨이 주식회사 연수기의 재생 수행 방법
KR20190035298A (ko) * 2017-09-26 2019-04-03 코웨이 주식회사 연수기의 케어 모드 수행 방법 및 이를 포함하는 연수기
KR102592788B1 (ko) * 2017-09-26 2023-10-23 코웨이 주식회사 연수기의 재생 수행 방법
KR102642328B1 (ko) * 2017-09-26 2024-03-04 코웨이 주식회사 연수기의 케어 모드 수행 방법 및 이를 포함하는 연수기
CN110410528A (zh) * 2018-04-28 2019-11-05 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 软水阀及软水机
CN110410528B (zh) * 2018-04-28 2024-02-20 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 软水阀及软水机

Also Published As

Publication number Publication date
JP5463877B2 (ja) 2014-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1199973B1 (en) Household appliance using water, namely a washing machine, with improved device for softening the water
JP4844724B2 (ja) イオン交換装置の制御方法
US6766812B1 (en) Household appliance using water, namely, a washing machine, with improved device for reducing the water hardness
EP2113602B1 (en) Washing machine with a waterway system
WO2016188263A1 (zh) 一种絮凝洗衣机及其控制方法
JP5463877B2 (ja) 軟水器
JP6136751B2 (ja) イオン交換装置
JP2010274222A (ja) 軟水システムおよび軟水器
JP2009106882A (ja) 軟水器
KR20110128773A (ko) 자동으로 필터 세척이 가능한 정수기
CN112704447A (zh) 一种洗碗机进水方法及洗碗机
JP2009178641A (ja) 軟水化装置、並びに、給湯システム
CN100553544C (zh) 具冲洗功能的饮水机及其冲洗方法
CN214495813U (zh) 软水系统
JP5152087B2 (ja) 軟水器
JP2010247103A (ja) 軟水器
KR20050095422A (ko) 자동 이온교환수지 재생이 가능한 연수 세탁기
CN112551642A (zh) 软水系统及其树脂再生方法
JP2010104907A (ja) 軟水化システム、並びに、給湯システム
JP5041240B2 (ja) 軟水化システム
JP2776279B2 (ja) 軟水器の制御方法
JPH11104635A (ja) 軟水器
JP4419178B2 (ja) 軟水器における排水工程の制御方法
WO2020050381A1 (ja) 軟水器
JP2020039992A (ja) 軟水器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131008

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees