JP3446940B2 - 軟水器 - Google Patents

軟水器

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JP3446940B2 JP08814498A JP8814498A JP3446940B2 JP 3446940 B2 JP3446940 B2 JP 3446940B2 JP 08814498 A JP08814498 A JP 08814498A JP 8814498 A JP8814498 A JP 8814498A JP 3446940 B2 JP3446940 B2 JP 3446940B2
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  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、硬度分を含む原水を
軟水にイオン交換処理する軟水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ボイラ,温水器あるいは
冷却器等の冷熱機器類への給水ラインには、冷熱機器内
でのスケール付着を防止する必要から、給水に含まれる
硬度分を除去するための装置が接続されており、なかで
も、イオン交換樹脂を用いて硬度分を除去する方式の自
動再生式軟水器が広く普及している。この種の軟水器
は、図6に示すように、塩水タンクとイオン交換樹脂を
充填した樹脂筒からなり、この樹脂筒の上部に載設した
コントロールバルブを操作して、(1) 通水工程,(2) 逆
洗工程,(3) 塩水再生工程,(4) 水洗工程および(5) 補
水工程の5サイクルを制御している。
【0003】ところで、近時、前述の工業用として使用
している軟水器を用いて、水道水等の硬水を軟水とし、
たとえば一般家庭用の風呂水等に利用するようになっ
た。しかしながら、前記図6に示す工業用軟水器は、樹
脂筒と塩水タンクとも比較的大型のものが多く、制御方
法も前述のように5サイクルからなり、比較的簡便なも
のとしての汎用性に乏しく、一般家庭用としては、適用
されにくいものとなっている。ところが、制御方法が簡
単で,かつ構成が比較的コンパクトで、しかも家庭用と
しても簡便に利用できる軟水器が要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記問題
点に鑑み、制御方法が簡単で、かつ構成が比較的コンパ
クトな軟水器を提供することを目的とするものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この発明は、前記課題
を解決するためになされたものであって、請求項1に記
載の発明は、イオン交換樹脂を浮上,沈降自在に収容し
た樹脂筒の上方に原水タンクと塩水タンクとを配置した
軟水器であって、通水工程時、前記原水タンクから原水
を前記樹脂筒内へ当該樹脂筒の下部から上向流として流
入し、塩水再生工程時、前記塩水タンクから塩水を前記
樹脂筒内へ当該樹脂筒の上部から流下させ、さらに水洗
工程時、前記原水タンクから原水を前記樹脂筒内へ当該
樹脂筒の上部から流下させるように構成したことを特徴
としており、また請求項2に記載の発明は、塩水再生工
程時、前記原水タンクの原水と前記塩水タンクの飽和塩
水とを混合して所定濃度の塩水とし、この塩水を前記樹
脂筒内へ流下させることを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明によれば、原水を樹脂筒の下部から上
向流として通水し、樹脂層を浮上させながら硬水を軟水
とする。また、イオン交換樹脂の再生は、塩水タンク
ら塩水を樹脂筒の上部から下向流として流下させ、この
流下過程においてイオン交換樹脂を再生する。さらに、
再生時の塩水の流下に際して、原水タンクの原水と塩水
タンクの飽和塩水を混合して所定濃度の塩水とし、この
塩水を流下して再生を行う。
【0007】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、この発明を実施した軟水
器の構成を示す概略説明図である。図1において、符号
1は、樹脂筒であって、この樹脂筒1内の下部に所定量
の硅石2が収容されており、この硅石2の上方部に設置
した金網33との間に所定量のイオン交換樹脂3を収容
している。前記樹脂筒1の上部には、原水タンク4と塩
水タンク5が並列に設けられている。前記樹脂筒1の下
部に設けた原水入口部6と前記原水タンク4の下部を原
水ライン7で接続し、この原水ライン7中に、給水ポン
プ8,第一逆止弁9,圧力センサ10,アキュームレー
タ11,流量センサ12および第一電磁弁13を上流側
から順次設けている。前記樹脂筒1の上部に軟水出口部
14を設け、この軟水出口部14に軟水ライン15を接
続し、途中に第二電磁弁16を設けている。そして、こ
の第二電磁弁16の下流側の軟水ライン15には、前記
流量センサ12と前記第一電磁弁13との間において、
前記原水ライン7から分岐したバイパスライン17が接
続されており、その途中に第三電磁弁18を設けてい
る。このバイパスライン17は、前記樹脂筒1内の前記
イオン交換樹脂3の再生中における断水を回避するもの
である。また、前記アキュームレータ11は、前記軟水
ライン15の蛇口(図示省略)からのチョロもれ,チョ
ロ出し等による前記給水ポンプ8の発停回数を減らすた
めのものである。
【0008】前記塩水タンク5の下部と前記軟水出口部
14に近接した位置の前記軟水ライン15とを塩水流下
ライン19で接続し、この塩水流下ライン19中に第二
逆止弁20および第四電磁弁21を上流側から順次設け
ている。そして、前記塩水流下ライン19を前記軟水ラ
イン15に接続した箇所の下流側で、かつ前記第二電磁
弁16の上流側との間の前記軟水ライン15と、前記原
水タンク4の下部とを原水流下ライン22で接続し、途
中に第三逆止弁23を設けている。すなわち、この実施
例における原水流下ライン22は、前記第四電磁弁21
と前記樹脂筒1の上部との間において、前記軟水ライン
15に接続している。そして、前記樹脂筒1の下部に設
けた原水入口部6にドレンライン24を接続し、途中に
第五電磁弁25を設けている。
【0009】前記原水タンク4には、水位制御装置26
(たとえば、ボールタップ方式)が設けてあり、この水
位制御装置26に水道水等の原水を供給する原水供給ラ
イン27が接続してある。また、この原水タンク4と前
記塩水タンク5とを連結管28で接続し、原水を前記塩
水タンク5へ供給するようにしている。この連結管28
には第四逆止弁29が設けられている。そして、前記塩
水タンク5内には、ネット30が設けてあって、このネ
ット30上に塩31を蓄えており、前記原水タンク4か
ら供給される原水に溶解して飽和塩水を生成する。さら
に、前記給水ポンプ8,前記圧力センサ10,前記流量
センサ12および前記各電磁弁13,16,18,2
1,25は、それぞれ回線(図示省略)を介して制御器
(図示省略)に接続されている。
【0010】つぎに、前記構成の軟水器の制御方法を説
明する。まず、軟水ライン15の蛇口(図示省略)を開
き、軟水を通水する通水工程においては、第一電磁弁1
3および第二電磁弁16は開弁し、第三電磁弁18,第
四電磁弁21および第五電磁弁25は閉弁し、原水タン
ク4内の原水を原水ライン7を介して樹脂筒1の原水入
口部6から供給する。すなわち、前記原水ライン7の流
量センサ12の信号により、制御器(図示省略)は給水
ポンプ8を駆動し、原水を前記樹脂筒1の下部から上向
流として通水し、この通水過程において、イオン交換樹
脂3の作用によって硬水を軟水化し、前記樹脂筒1の上
部に設けた軟水出口部14から前記軟水ライン15を介
して軟水を供給する。前記通水工程において、前記イオ
ン交換樹脂3は、原水の上向流により浮上し、原水の供
給停止により沈降する。したがって、原水の供給,停止
を繰り返すことにより、前記イオン交換樹脂3はほぐさ
れるので、従来のような逆洗工程は不用となる。
【0011】つぎに、前記イオン交換樹脂3を再生する
塩水再生工程について説明する。この塩水再生工程にお
いては、前記第一および第二電磁弁13,16を閉弁
し、前記第三〜第五電磁弁18,21,25を開弁する
ことにより、前記塩水タンク5内の飽和塩水が塩水流下
ライン19を介して流下する。一方、前記原水タンク4
内の原水が原水流下ライン22を介して流下し、前記軟
水出口部14において、前記飽和塩水と原水が混合して
所定濃度(約10%)の塩水となり、前記樹脂筒1の上
部から流下して前記イオン交換樹脂3を再生する。再生
後の塩水は、ドレンライン24を介して系外へ排出され
る。そして、所定量の塩水を流下させて、前記イオン交
換樹脂3の再生が完了すると、つぎの水洗工程(押出し
工程)に移る。前記制御器は、前記塩水流下ライン19
の前記第四電磁弁21を閉弁し、前記原水流下ライン2
2からの原水で前記イオン交換樹脂3内に残留する塩分
を押出して水洗し、水洗後の原水は前記ドレンライン2
4を介して系外へ排出される。そして、所定量の原水を
流下させて塩分を押し出し、水洗工程を完了する。水洗
工程の完了後は、前記通水工程の状態に前記各電磁弁1
3,16,18,21,25を復帰させる。なお、前記
塩水再生工程中において、前記軟水ライン15の蛇口
(図示省略)が開き、前記流量センサ12からの信号が
発信されると、前記制御器は前記給水ポンプ8を駆動
し、原水をバイパスライン17を介して供給し、断水を
回避する。
【0012】さて、前記水洗工程が完了し、前記通水工
程状態になると、つぎの補水工程に移る。すなわち、前
記原水タンク4から原水が連結管28を介して前記塩水
タンク5内へ流入(補水)し、次回再生時の飽和塩水を
生成し、所定量を貯留する。また、前記原水タンク4の
水位制御装置26の作用により、原水供給ライン27か
ら原水が前記原水タンク4内の所定水位まで流入する。
【0013】以上のように、この発明における軟水器の
制御方法にあっては、(1) 通水工程,(2) 塩水再生工
程,(3) 水洗工程および(4) 補水工程の4サイクルの制
御でよく、従来のような、(1) 通水工程,(2) 逆洗工
程,(3) 塩水再生工程,(4) 水洗工程および(5) 補水工
程の5サイクル制御を簡略化することができる。
【0014】つぎに、前記図1の実施例に代わる実施例
を図2に基づいて説明する。なお、図1と同一部材には
同一符号を付し、重複する説明は省略する。図2は、こ
の発明を実施した軟水器の構成を示す概略説明図である
が、ここでは、前記図1に示す実施例と相違する構成に
ついてのみ説明する。図2に示す実施例は、樹脂筒1の
上部に軟水ライン15を接続し、塩水タンク5と前記樹
脂筒1の上部とを第四電磁弁21を設けた塩水流下ライ
ン19で接続し、前記第四電磁弁21と前記樹脂筒1の
上部との間に、原水タンク4から原水を供給する原水流
下ライン22を接続したものである。すなわち、この実
施例における原水流下ライン22は、前記第四電磁弁2
1と前記樹脂筒1の上部との間において、前記塩水流下
ライン19に接続している。
【0015】つぎに、前記図1および図2に代わる実施
例を図3に基づいて説明する。図3は、この発明を実施
した軟水器の構成を示す概略説明図である。図3におい
て、符号1は、樹脂筒であって、この樹脂筒1内の下部
に所定量の硅石2が収容されており、この硅石2の上方
部に設置した金網33との間に所定量のイオン交換樹脂
3を収容している。前記樹脂筒1の上方には、原水タン
ク4と塩水タンク5が並列に設置されている。前記樹脂
筒1内に、この樹脂筒1の上部から底部近傍まで延在す
る通水管32を挿入し、この通水管32の上端部32a
と前記原水タンク4の下部を原水ライン7で接続し、こ
の原水ライン7中に、給水ポンプ8,第一逆止弁9,圧
力センサ10,アキュームレータ11,流量センサ12
および第一電磁弁13を上流側から順次設けている。前
記樹脂筒1の上部に軟水ライン15を接続し、途中に第
二電磁弁16を設けている。そして、この軟水ライン1
5に設けた第二電磁弁16の下流側と、前記原水タンク
4に接続した原水供給ライン27とをバイパスライン1
7で接続し、途中に第三電磁弁18を設けている。この
バイパスライン17は、前記樹脂筒1内の前記イオン交
換樹脂3の再生中における断水を回避するものである。
また、前記アキュームレータ11は、前記軟水ライン1
5の蛇口(図示省略)からのチョロもれ,チョロ出し等
による前記給水ポンプ8の発停回数を減らすためのもの
である。
【0016】前記塩水タンク5の下部と前記樹脂筒1の
上部を塩水流下ライン19で接続し、この塩水流下ライ
ン19中に第二逆止弁20および第四電磁弁21を上流
側から順次設けている。そして、前記第四電磁弁21と
前記樹脂筒1の上部との間に、前記原水タンク4から原
水を供給する原水流下ライン22を接続し、途中に第三
逆止弁23を設けている。また、前記樹脂筒1の下部に
ドレンライン24を接続し、途中に第五電磁弁25を設
けている。
【0017】前記原水タンク4には、水位制御装置26
(たとえば、ボールタップ方式)が設けてあり、この水
位制御装置26に水道水等の原水を供給する原水供給ラ
イン27が接続してある。また、この原水タンク4と前
記塩水タンク5とを連結管28で接続し、原水を前記塩
水タンク5へ供給するようにしている。この連結管28
には第四逆止弁29が設けられている。そして、前記塩
水タンク5内には、ネット30が設けてあって、このネ
ット30上に塩31を蓄えており、前記原水タンク4か
ら供給される原水に溶解して飽和塩水を生成する。さら
に、前記給水ポンプ8,前記圧力センサ10,前記流量
センサ12および前記各電磁弁13,16,18,2
1,25は、それぞれ回線(図示省略)を介して制御器
(図示省略)に接続されている。
【0018】つぎに、前記構成の軟水器の制御方法を説
明する。まず、軟水ライン15の蛇口(図示省略)を開
き、軟水を通水する通水工程においては、第一電磁弁1
3および第二電磁弁16は開弁し、第三電磁弁18,第
四電磁弁21および第五電磁弁25は閉弁し、原水タン
ク4内の原水を原水ライン7を介して樹脂筒1内の通水
管32から供給する。すなわち、前記原水ライン7の流
量センサ12の信号により、制御器(図示省略)は給水
ポンプ8を駆動し、原水を前記通水管32を介して上向
流として通水し、この通水過程において、イオン交換樹
脂3の作用によって硬水を軟水化し、前記樹脂筒1の上
部に設けた前記軟水ライン15を介して軟水を供給す
る。前記通水過程において、前記イオン交換樹脂3は、
原水の上向流により浮上し、原水の供給停止により沈降
する。したがって、原水の供給,停止を繰り返すことに
より、前記イオン交換樹脂3はほぐされるので、従来の
ような逆洗工程は不用となる。
【0019】つぎに、前記イオン交換樹脂3の再生時に
ついて説明する。この再生時においては、前記第一およ
び第二電磁弁13,16を閉弁し、前記第三〜第五電磁
弁18,21,25を開弁することにより、前記塩水タ
ンク5内の飽和塩水が塩水流下ライン19を介して流下
する。一方、前記原水タンク4内の原水が原水流下ライ
ン22を介して流下し、前記塩水流下ライン19の下方
において前記飽和塩水と原水が混合して所定濃度(約1
0%)の塩水となり、前記樹脂筒1の上部から流下して
前記イオン交換樹脂3を再生する。再生後の塩水は、ド
レンライン24を介して系外へ排出される。そして、所
定量の塩水を流下させて、前記イオン交換樹脂3の再生
が完了すると、前記制御器は、前記塩水流下ライン19
の第四電磁弁21を閉弁し、前記原水ライン22からの
原水で前記イオン交換樹脂3内に残留する塩分を水洗
し、水洗した原水は前記ドレンライン24を介して系外
へ排出される。そして、所定量の原水を流下させて塩分
を水洗し、再生を完了する。完了後は、前記通水工程の
状態に前記各電磁弁13,16,18,21,25を復
帰させる。なお、前記再生時において、前記軟水ライン
15の蛇口(図示省略)が開き、給水要求があるとき
は、原水をバイパスライン17を介して供給し、断水を
回避する。
【0020】さて、前記再生が完了し、前記通水工程状
態になると、前記原水タンク4から原水が連通管28を
介して前記塩水タンク5内へ流入(補水)し、次回再生
時の飽和塩水を生成し、所定量を貯留する。また、前記
原水タンク4の水位制御装置26の作用により、原水供
給ライン27から原水が前記原水タンク4内の所定水位
まで流入する。
【0021】以上のように、前記イオン交換樹脂3の再
生は、(1) 塩水再生,(2) 水洗および(3) 補水の3サイ
クルでよく、従来のような、(1) 逆洗,(2) 塩水再生,
(3)水洗および(4) 補水の4サイクルを簡略化すること
ができる。
【0022】前記軟水器を長時間使用しないときは、つ
ぎの通水工程時に有機物がでる場合があるので、前記給
水ポンプ8が所定時間(たとえば、24時間)作動しな
いときは、前記制御器は、つぎのようなブロー工程を行
い、清浄な軟水を供給するように制御することも実施に
応じて好適である。すなわち、図1および図2に示す実
施例では、前記制御器は、前記第一電磁弁13および前
記第四電磁弁21を閉弁し、前記第二電磁弁16,第三
電磁弁18および前記第五電磁弁25を開弁し、前記給
水ポンプ8を駆動して、前記原水タンク4内の原水を前
記樹脂筒1の上部から流入し、有機物を前記ドレンライ
ン24から系外へ排出する。また、図3に示す実施例で
は、前記第二〜第四電磁弁16,18,21を閉弁し、
前記第一電磁弁13および前記第五電磁弁25を開弁
し、前記給水ポンプ8を駆動して、前記原水タンク4内
の原水を前記樹脂筒1内の前記通水管32を介して流入
し、有機物を前記ドレンライン24から系外へ排出す
る。
【0023】また、図4は、前記原水タンク4と前記塩
水タンク5を一体構造とし、よりコンパクトにした実施
例で、前記図1〜図3に示す軟水器の実施例において適
用することも実施に応じて好適である。
【0024】前記図1〜図3の実施例において、発明者
等は、前記軟水通水時における原水の上向流により、前
記イオン交換樹脂3が浮上し、前記金網33に接触して
目詰まりを起こし、軟水の供給に不具合が生じることを
知見した。そこで、その対策として、図5に示すよう
に、前記樹脂筒1内の前記金網33の下方に、この金網
33の網目よりも大きくて、前記イオン交換樹脂3より
も軽い粒子34を所定量収容し、前記金網33の下方に
粒子層34aを形成した構造としている。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、原水の上向流通水による軟水化と、塩水の下向流通
水によるイオン交換樹脂の再生とを行うことができるの
で、高価なコントロールバルブを不要とすることができ
るとともに、軟水器全体の制御を簡略化することができ
る。また、軟水器とは別配置されていた塩水タンクの一
体化も可能となり、コンパクトな軟水器を実現すること
ができる。したがって、一般家庭用として、制御方法が
簡単でしかも比較的コンパクトな構成であり、簡便に利
用することができ、家庭用軟水器として頗る効果的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した軟水器の構成を示す概略説
明図である。
【図2】図1の実施例に代わる軟水器の構成を示す概略
説明図である。
【図3】図1および図2の実施例に代わる軟水器の構成
を示す概略説明図である。
【図4】原水タンクと塩水タンクを一体構造とした実施
例の概略説明図である。
【図5】樹脂筒内の金網下方に粒子を配した構成を示す
説明図である。
【図6】従来の軟水器の概略説明図である。
【符号の説明】
1 樹脂筒 2 硅石 3 イオン交換樹脂 4 原水タンク 5 塩水タンク 7 原水ライン 8 給水ポンプ 11 アキュームレータ 12 流量センサ 13 第一電磁弁 15 軟水ライン 16 第二電磁弁 17 バイパスライン 18 第三電磁弁 19 塩水流下ライン 21 第四電磁弁 22 原水流下ライン 24 ドレンライン 25 第五電磁弁 32 通水管 32a 上端部 33 金網 34 粒子 34a 粒子層
フロントページの続き (72)発明者 上田 公史 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株 式会社 内 (72)発明者 米田 剛 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株 式会社 内 (72)発明者 小原 重人 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株 式会社 内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン交換樹脂を浮上,沈降自在に収容
    した樹脂筒の上方に原水タンクと塩水タンクとを配置
    た軟水器であって、通水工程時、前記原水タンクから原
    水を前記樹脂筒内へ当該樹脂筒の下部から上向流として
    流入し、塩水再生工程時、前記塩水タンクから塩水を前
    記樹脂筒内へ当該樹脂筒の上部から流下させ、さらに水
    洗工程時、前記原水タンクから原水を前記樹脂筒内へ当
    該樹脂筒の上部から流下させるように構成したことを特
    徴とする軟水器。
  2. 【請求項2】 塩水再生工程時、前記原水タンクの原水
    と前記塩水タンクの飽和塩水とを混合して所定濃度の塩
    水とし、この塩水を前記樹脂筒内へ流下させることを特
    徴とする請求項1に記載の軟水器。
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