JP2670018B2 - 被覆チューブの製造方法およびチューブ被覆装置 - Google Patents

被覆チューブの製造方法およびチューブ被覆装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、自動車等のブレ
ーキ系、燃料系の配管のために車体に取り付けて使用さ
れる被覆チューブを製造する方法およびチューブ被覆装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記目的に供せられる配管用チ
ューブとしては、自動車走行中の飛び石による破損の防
止や、腐食からの保護のために、鋼管の外周面に保護用
被覆層を施した被覆チューブが使用されている。従来の
一般的な被覆チューブとしては、鋼管材の外周面にメッ
キや塗装などの表面処理を施した後、被覆層として、た
とえば塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂などから
なるチューブ状の被覆材を熱収縮させて被着したものが
ある。また、鋼管材の外周面にメッキや塗装などの表面
処理を施した後、その上に押出成形により熱可塑性樹脂
を溶融状態で被覆したものもある。
【0003】このようにして形成された被覆チューブ
は、例えば図8に示すようにチューブTの外周面に被覆
層Sを有している。この被覆チューブは、それを配管に
連結する前にチューブの端末加工を行う必要がある。そ
のためには、チューブTの端末部を、図9に示すよう
に、端末加工に影響を与えない程度の長さだけ被覆層S
を剥ぐことによって露出させる。そして、露出した端末
部T1に図10または図11に示すように端末加工を施
す。なお、図10および図11の端末加工の例はゴムホ
ースへの連結のための加工例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
一旦被覆したものを剥離するのは余計な作業であり、ま
た作業を機械化したにしても時間を要し、製造コストを
増加させる要因にもなる。
【0005】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたもので、その目的は、被覆を剥離する作業を必要
としないため製造コストが安く、剥離長さを正確に定め
ることができる被覆チューブを形成することができる方
法およびチューブ被覆装置を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、請求項1による被覆チューブの製造方法は、チュー
ブの外周面に、その長手方向に沿って被覆材を送り込み
ながら被覆を施し、その被覆材送り込み工程の途中で被
覆材の送り込みを中断して、被覆の存在しない所定長さ
のチューブ露出部分を形成し、ついで被覆材送り込みを
再開して、チューブの外周面に、その長手方向に沿って
被覆材を送り込みながら被覆を施し、このようにして形
成された部分被覆チューブを前記チューブ露出部分の途
中で切断して、一端部でチューブが露出した被覆チュー
ブを得ることを特徴とする。
【0007】また、請求項2による被覆チューブの製造
方法は、チューブの外周面に、その長手方向に沿って一
定流量の被覆材を送り込みながら一定厚さの被覆を施
し、その被覆材送り込み工程の途中で被覆材の送り込み
流量を少なくして、前記一定厚さより薄い被覆をもつ所
定長さの部分を形成し、ついで被覆材の送り込み量を前
記一定流量に戻し、チューブの外周面に、その長手方向
に沿って被覆材を送り込みながら前記一定厚さの被覆を
施し、このようにして形成された被覆チューブを前記所
定長さ部分の途中で切断して、一端部で被覆が薄くなっ
た被覆チューブを得ることを特徴とする。
【0008】さらに、請求項3によるチューブ被覆装置
は、ほぼ円錐状内面を先端部にもつ内孔を有し、円錐状
内面の頂点部にチューブ導出口を備えるダイ本体と、前
記内孔内にその軸線方向に進退可能に収容され、前進時
に前記円錐状内面に密着する円錐状外面をもつニップル
を先端に有し、円錐状外面の頂点部を貫通する軸線方向
のチューブ案内貫孔を内部に有するダイマンドレルと、
ダイマンドレルの後退時に前記チューブ導出口に連通す
るように、前記円錐状内面と円錐状外面との間に形成さ
れる円錐状隙間に接続されている流動性被覆材供給路と
を備え、ダイマンドレルの後退時に、前記流動性被覆材
供給路から前記円錐状隙間および前記チューブ導出口を
経て送り出される流動性被覆材が、チューブ案内貫孔内
を通って送られるチューブの外周面に供給されて、チュ
ーブに被覆が施されるように構成され、ダイマンドレル
の前進時には、前記円錐状内面に円錐状外面が密着して
前記円錐状隙間が消失し、チューブ外周面への流動性被
覆材の供給が停止し、ダイマンドレルの前進が少ない時
には前記円錐状隙間が薄くなり、チューブ外周面への流
動性被覆材の供給量が減り薄い被覆が施されることを特
徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の被覆チューブ製造方法では、チュー
ブの外周面に被覆材が形成される工程の途中で被覆材の
供給が中断され、その供給中断の間に被覆のないチュー
ブ露出部分が形成される。このチューブ露出部分を途中
で切断すると、端末部に被覆のない被覆チューブが得ら
れる。
【0010】また、請求項2の被覆チューブ製造方法で
は、チューブの外周面に被覆材が形成される工程の途中
で被覆材の供給が減少させられ、この供給減少の間に被
覆の薄い部分が形成される。この被覆の薄い部分を途中
で切断すると、端末部のみの被覆が薄い被覆チューブが
得られる。
【0011】請求項3のチューブ被覆装置では、ダイマ
ンドレルおよびニップルを後退させた状態で、流動性被
覆材がチューブ外周面に供給される。チューブはダイマ
ンドレルのチューブ案内貫孔からチューブ導出口を経て
先へ送られつつ、その外周面に被覆が連続的に施され
る。一方、ダイマンドレルおよびニップルを前進させる
と、円錐状隙間が消失するかまたは薄くなり、被覆材の
供給が断たれるかまたは減少して、被覆が無いかまたは
薄い所定長さの部分が形成される。
【0012】
【実施例】図1および図2は本発明の被覆チューブ製造
方法の一実施例を示す。
【0013】この方法によれば、図1に示すように、管
径約20mm程度またはそれ以下のチューブTの外周面
に、その長手方向に沿って、熱可塑性合成樹脂の被覆S
のある部分と、被覆Sのないチューブ露出部分2とが交
互に形成される。熱可塑性合成樹脂は例えば前述の塩化
ビニル樹脂である。被覆材である熱可塑性合成樹脂は、
後述のようにチューブを囲んでいるダイの被覆材押出し
隙間から供給されてチューブの外周面に施される。チュ
ーブはダイに対して相対的に送られ、チューブの送りに
よりその外周面に漸時被覆Sが施されていく。
【0014】所定長さだけ被覆Sを形成したところで、
被覆材押出し隙間からの被覆材の送り込み、すなわち押
出しを中断すると、その中断の間だけ被覆材の送り込
み、すなわち押出しを中断すると、その中断の間だけ被
覆が形成されないので、図1に示すチューブ露出部分2
が残される。そして、被覆材押出し隙間からの被覆材の
押出しを再開すると、再び被覆Sが形成される。チュー
ブ露出部分2の長さLは、チューブの送り速度と被覆材
の押出し中断時間とによって正確に制御することができ
る。
【0015】図1のように隣接する被覆Sの間にチュー
ブ露出部2のある部分被覆チューブが得られたら、各チ
ューブ露出部2をその長さLの途中、例えば中間部で線
Cで示すように切断する。これによって、図2に示すよ
うに露出した端末部T1 をもつ被覆チューブが得られ
る。よって、この被覆チューブの端末部T1 に、図10
および図11に示したような端末加工を施すことができ
る。
【0016】図1および図2に示す加工は、すべて工場
内で自動作業により行うことができる。したがって、図
8に示す状態の被覆チューブを工場生産した後、それに
図9に示す被覆剥離を別工程で施す従来の方法に比べる
と、製造コストが安くつき、また前記チューブ露出長さ
Lを正確に定められることにより、図2に示す端末部T
1 の長さを正確にとることができる。したがって、被覆
チューブを車等に設置した後の錆や飛び石による損傷を
防ぐことができる。
【0017】以上に述べたチューブTは単なる金属管、
例えば鋼管であるが、一般にこの種チューブは表面処理
を施したチューブであり、図3に示すように、メッキま
たは塗装により得た表面処理層3を外周面に有してい
る。このような表面処理チューブについても、図1およ
び図2について説明したと同様な工程により、端末部を
もつ被覆チューブを得ることができる。
【0018】図1ないし図3に示した方法では、被覆S
の間にチューブ露出部2を形成したが、チューブ露出部
2の代りに、図4に示すように、被覆が薄い部分2Aを
形成してもよい。図4に示すように、この部分2Aでは
被覆の厚さtは他の被覆Sの厚さより小となっている。
このような薄い被覆を部分的に形成するには、図1のよ
うな部分被覆チューブを形成する被覆材押出し工程にお
いて、押出し中断工程の代りに被覆材押出し流量を、通
常の被覆Sの形成時の押出し流量よりも少くすればよ
い。この場合においても、チューブの送り量と、被覆材
押出し流量減少時間が定まれば、被覆の薄い部分2Aの
長さLが決まる。
【0019】この実施例の場合には、端末部のみの被覆
が他の部分に比べて薄い被覆チューブが得られる。この
ように被覆が薄い端末部は、被覆の厚さが例えば0.3
mm以下であるので、被覆のあるままで端末加工を施す
ことができ、耐食性の高いものとなる。
【0020】次に、図5から図7を参照して、図1また
は図4に示す被覆チューブを製造する装置について説明
する。
【0021】図5において、チューブ被覆装置10は被
覆材押出装置であって、ダイ本体10aを有し、このダ
イ本体10aの内部にダイマンドレル10bが軸線方向
(図の左右方向)に進退可能に挿入されている。ダイ本
体10aは外側ケーシング11を備え、このケーシング
11の中空穴内に、ほぼ円錘形状のダイ本体内側体12
が図の右方から左右へ向かって挿入固定され、ケーシン
グ11と内側体12との間に流動性被覆材供給通路13
が形成されている。
【0022】この供給通路13の下流端部(左端部)1
3aは円錐面状に形成されている。供給通路13の上流
端部(右端部)には、被覆材としての熱可塑性合成樹脂
を溶融状態で送る通路15をもつアダプタ16が接続さ
れている。前記供給通路13が前記通路15に接続され
る領域は、らせん状溝17となっており、これにより通
路15を経て送り込まれた流動性被覆材は内側体12の
回りで旋回しつつ供給通路13内を左方へ送られること
になる。
【0023】内側体12はその基端(右端)にフランジ
19を備え、このフランジ19はケーシング11の右端
側壁に当接し、ボルト20により固定されている。内側
体11はその内部に軸方向の内孔21をもち、この内孔
21内に前記ダイマンドレル10bが摺動可能に挿入さ
れている。ダイマンドレル10bの外周面に摺接するよ
うに、内側体12の基端部内側にはガスケット23がは
め込まれ、止め部材24によって止められている。
【0024】ダイマンドレル10bの進退を行うため
に、ダイ本体内側体12のフランジ19の部位に取付板
25がボルト26により固定され、この取付板25に油
圧シリンダ28のピストンロッド29の一端が固定され
ている。油圧シリンダ28の本体は固定板30に固定さ
れ、固定板30は前記ダイマンドレル10bの基端突出
部に螺合されて、両側からナット31により挾持され固
定されている。したがって、油圧シリンダ28の収縮に
よりダイマンドレル10bは図の左方へ前進し、油圧シ
リンダ28の伸長によりダイマンドレル10bは図の右
方へ後退する。ダイマンドレル10bの後退限度位置を
規定するために、固定板30に調節自在の衝接ボルト3
3が螺入されている。前進限度位置で、衝接ボルト33
の後端は図示しないストッパーに当接する。
【0025】ケーシング11の前端には、ダイ本体10
aの一部をなすノズル40が、ボルト41およびノズル
押さえ42によって固定されている。ノズル押さえ42
はボルト43によってケーシング11の前端面に固定さ
れている。また、ノズル40のまわりには、被覆材の固
化を防ぐためのヒータ44が設けられている。ノズル4
0はその内部に円錐状内面46を備えている。
【0026】一方、前記ダイマンドレル10bの先端に
は、前記円錐状内面46に沿う円錐状外面48をもつニ
ップル49が螺入等により固定されている。円錐状外面
48の先端寄り部分は前記円錐状内面46に密着しうる
形状をもっており、円錐状外面48の基部寄り部分は、
図から明らかなように円錐状外面先端寄り部分が円錐状
内面46に密着するように前進した状態でも、円錐状内
面46から離れているように僅かに凹入している。ニッ
プル49は、ダイマンドレル10b内部に軸線方向に形
成したチューブ案内貫孔51と連通する貫孔52を備え
ている。この貫孔52の先端寄り部は円錐面に形成され
ている。
【0027】図5に示す状態ではダイマンドレル10b
およびニップル49は前進位置より後退しており、円錐
状内面46と円錐状外面48との間に円錐状隙間53が
形成されている。そして、この円錐状隙間53は前記供
給通路13に連通している。円錐状隙間53の出口は円
形のチューブ導出口54となっている。
【0028】なお、図において、56、57は被覆材の
冷却を防ぐヒータであり、60は通路15に連通する圧
力計接続孔であり、61は圧力逃がし弁を示す。
【0029】次に、以上に述べたチューブ被覆装置10
の作用を説明する。
【0030】チューブの被覆を行う場合には、チューブ
Tをチューブ案内貫孔51内に通し、図5の右方から左
方へ送りつつ、通路15、供給通路13および円錐状隙
間53を経て流動状態の被覆材を押し出す。これによ
り、図6に示すように、チューブ導出口54を通るチュ
ーブTの部分の外周面に被覆材が施されて図1に示すよ
うな被覆Sが連続的に形成される。
【0031】図1に示すようなチューブ露出部分2を形
成するには、油圧シリンダ28を収縮させる。これによ
って、ダイマンドレル10bが前進し、図7に示すよう
に、その先端のニップル49の円錐状外面48がノズル
40の円錐状内面46に密着する。これによって、円錐
状隙間53が閉じ被覆材の供給が停止する。一方、チュ
ーブTは送られ続けるので、チューブTの送り速度と円
錐状隙間53の閉鎖時間に応じた長さL(図1)のチュ
ーブ露出部分2が形成される。そして、油圧シリンダ2
8を再び伸長させてニップル49を図5の位置へ後退さ
せると、円錐状隙間53が再び開き、被覆Sが形成され
る。
【0032】以上に述べた工程は、図3の表面処理され
たチューブについても同様に行うことができる。
【0033】図4に示すように薄い被覆部分2Aを形成
する場合には、油圧シリンダ28の収縮によるニップル
49の前進を少なくし、ニップルの円錐状外面48がノ
ズル40の円錐状内面46に達しないようにし、円錐状
隙間53を通る被覆材の流量が通常より少ないようにす
る。これによって、薄い被覆が形成される。
【0034】以上に述べた構成を有するチューブ被覆装
置では、送られて来る被覆材を、チューブ導出口54の
直前のニップル49で遮断したり、供給再開したり、ま
たは絞ったりできるので、ダイマンドレル10bの前進
後退動が瞬時にチューブ導出口での被覆材の供給、遮断
等に反映する。したがって、チューブ露出部分2や被覆
の薄い部分2Aを正確なタイミングで正確な長さをもっ
て形成することができる。
【0035】
【発明の効果】以上に述べたように、請求項1の発明に
よれば、被覆チューブの製造段階で既に端末部のチュー
ブを必要量正確に剥ぎ取ったものが得られ、したがって
端末部にのみ被覆のない被覆チューブを安価に製造する
ことができる。
【0036】請求項2の発明によれば、端末部のみの被
覆が薄くなることにより、錆や飛び石による損傷等の問
題を解消することができる。
【0037】また、請求項3の発明によれば、被覆チュ
ーブ露出部分または薄い被覆を有する部分を間欠的に所
定の長さで正確に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被覆チューブ製造方法の一実施例の最
初の段階を示す断面図。
【図2】本発明の被覆チューブ製造方法の、図1の段階
に続くチューブ切断段階を示す断面図。
【図3】本発明の被覆チューブ製造方法の他の例の最初
の段階を示す断面図。
【図4】本発明の被覆チューブ製造方法のさらに他の例
の最初の段階を示す断面図。
【図5】本発明の被覆チューブ製造方法に用いられるチ
ューブ被覆装置を示す長手方向断面図。
【図6】図5に示すチューブ被覆装置の一作動状態を示
す拡大断面図。
【図7】図5に示すチューブ被覆装置の異なる作動状態
を示す拡大断面図。
【図8】従来の被覆チューブを示す断面図。
【図9】図8の被覆チューブの端末部を剥離した状態を
示す断面図。
【図10】被覆チューブの端末部を剥離したものへの端
末加工の一例を示す断面図。
【図11】被覆チューブの端末部を剥離したものへの端
末加工の他の例を示す断面図。
【符号の説明】
T チューブ S 被覆 2 チューブ露出部分 C 切断線 2A 薄い被覆をもつ部分 L 所定長さ 10 チューブ被覆装置 10a ダイ本体 10b ダイマンドレル 11 ケーシング 12 内側体 13 被覆材供給通路 15 被覆材供給通路 21 内孔 25 取付板 28 油圧シリンダ 30 固定板 40 ノズル 46 円錐状内面 48 円錐状外面 49 ニップル 51 チューブ案内貫孔 53 円錐状隙間 54 チューブ導出口

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブの外周面に、その長手方向に沿っ
    て被覆材を送り込みながら被覆を施し、その被覆材送り
    込み工程の途中で被覆材の送り込みを中断して、被覆の
    存在しない所定長さのチューブ露出部分を形成し、つい
    で被覆材送り込みを再開して、チューブの外周面に、そ
    の長手方向に沿って被覆材を送り込みながら被覆を施
    し、このようにして形成された部分被覆チューブを前記
    チューブ露出部分の途中で切断して、一端部でチューブ
    が露出した被覆チューブを得ることを特徴とする被覆チ
    ューブの製造方法。
  2. 【請求項2】チューブの外周面に、その長手方向に沿っ
    て一定流量の被覆材を送り込みながら一定厚さの被覆を
    施し、その被覆材送り込み工程の途中で被覆材の送り込
    み流量を少なくして、前記一定厚さより薄い被覆をもつ
    所定長さの部分を形成し、ついで被覆材の送り込み量を
    前記一定流量に戻し、チューブの外周面に、その長手方
    向に沿って被覆材を送り込みながら前記一定厚さの被覆
    を施し、このようにして形成された被覆チューブを前記
    所定長さ部分の途中で切断して、一端部で被覆が薄くな
    った被覆チューブを得ることを特徴とする被覆チューブ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】ほぼ円錐状内面を先端部にもつ内孔を有
    し、円錐状内面の頂点部にチューブ導出口を備えるダイ
    本体と、 前記内孔内にその軸線方向に進退可能に収容され、前進
    時に前記円錐状内面に密着する円錐状外面をもつニップ
    ルを先端に有し、円錐状外面の頂点部を貫通する軸線方
    向のチューブ案内貫孔を内部に有するダイマンドレル
    と、 ダイマンドレルの後退時に前記チューブ導出口に連通す
    るように、前記円錐状内面と円錐状外面との間に形成さ
    れる円錐状隙間に接続されている流動性被覆材供給通路
    と、を備え、 ダイマンドレルの後退時に、前記流動性被覆材供給通路
    から前記円錐状隙間および前記チューブ導出口を経て送
    り出される流動性被覆材が、チューブ案内貫孔内を通っ
    て送られるチューブの外周面に供給されて、チューブに
    被覆が施されるように構成され、 ダイマンドレルの前進時には、前記円錐状内面に円錐状
    外面が密着して前記円錐状隙間が消失し、チューブの外
    周面への流動性被覆材の供給が停止し、ダイマンドレル
    の前進が少ない時には前記円錐状隙間が薄くなり、チュ
    ーブ外周面への流動性被覆材の供給量が減り薄い被覆が
    施される、ことを特徴とするチューブ被覆装置。
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