JP2669752B2 - 支柱部材同士の連結部構造 - Google Patents

支柱部材同士の連結部構造

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哲郎 森
全興 藁科
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裕明 池田
修 村上
孝則 川原
秀治 三宅
哲夫 塚本
修三 斉藤
章 山梶
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支柱部材同士の連結部
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、支柱部材の端部同士を取り外し可
能に連結する場合には、ボルトを使用して互いの連結が
行われていた。
【0003】ところで、最近、高層構造物例えば高層ビ
ルディングの鉄骨材を構築する場合、組立作業の容易化
を図るとともに、気候などの影響を受けずに組立作業を
行い得る構築方法が既に提案されている。
【0004】この鉄骨材の構築方法の要旨は、高層構造
物の骨組みを構築する際に、予め組み立てられた高層構
造物の最上階部となる作業階に設けられた揚重装置を使
用して順次鉄骨材を組み立てていく方法である。
【0005】すなわち、図3に示すように、作業階51
は高層構造物の最上階部となるように組み立てられてお
り、揚重装置52により、鉄骨材61に対して上昇され
るように構成されている。この揚重装置52は、高層構
造物の骨組み材である各支柱部材62に対応する位置に
設けられたガイド筒53内に昇降可能に配置された昇降
用ロッド54と、この昇降用ロッド54を昇降させるラ
ック・ピニオン機構などの昇降駆動部55とから構成さ
れている。そして、この揚重装置52により、作業階5
1は、鉄骨材61上に支持されるとともに、風荷重、地
震荷重などによる水平荷重も支持するような構成にされ
ていた。
【0006】したがって、作業階51を順次上昇させる
のに、既に組み立てられた鉄骨材61の上端部に、昇降
用ロッド54の下端部を取り外し可能に連結する必要が
あり、すなわちボルトを使用して、鉄骨材61と昇降用
ロッド54とを連結する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、作業階51は
1階ごとに順次上昇されていくため、鉄骨材61の上端
部と昇降用ロッド54の下端部とを、作業階51の上昇
の度に、ボルトを締め付けたり、取り外したりする作業
は、非常に手間が掛かるとともに、その作業場所が高所
であるため、危険が伴うという問題があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題を解消し得る支
柱部材同士の連結部構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の支柱部材同士の連結部構造は、下部支柱部
材と上部支柱部材とを取り外し可能に連結するための連
結部構造であって、上部支柱部材に中間材を水平方向で
移動可能に吊持するとともに、この中間材にガイド材を
吊持し、上記上部支柱部材と中間材との互いの当接面を
平行に配置し、下部支柱部材の上面に接触する上記ガイ
ド材の下面中央に、下部支柱部材の上端部に形成された
ガイド穴に嵌脱自在な突起を設け、かつ上記中間材とガ
イド材との接触面を球面となしたものである。
【0010】
【作用】上記の構成によると、下部支柱部材に上部支柱
部材を連結する際に、下部支柱部材に形成されたガイド
穴内に嵌脱自在な突起を有するガイド材と、上部支柱部
材側に水平方向で移動可能に吊持された中間材とを設
け、かつこれらガイド材と中間材とを、球面を介して互
いに摺動可能に接触させたので、下部支柱部材の軸心と
上部支柱部材の軸心とが水平方向でずれている場合に
は、上部支柱部材と中間材との間でそのずれが吸収さ
れ、また両者の軸心が互いに傾いている場合には、中間
材とガイド材との球面の接触面により吸収される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
基づき説明する。なお、本実施例においては、従来例で
説明したように、高層構造物の最上階部となるように組
み立てられるとともに揚重装置が設置された作業階側
と、鉄骨材側との連結部に適用した場合について説明す
る。
【0012】1は例えば既に組み立てられた鉄骨材側の
下部支柱部材で、その上端部には水平支持板2が設けら
れるとともに、この水平支持板2の中央部にはガイド穴
2aが形成されている。
【0013】そして、この下部支柱部材1の上端部に、
作業階側の揚重装置の昇降用ロッド(上部支柱部材の一
例)3が、取り外し可能に連結されるように構成されて
いる。
【0014】すなわち、昇降用ロッド3の下端部には、
中間材4が第1吊持具(例えば、チェーン、ワイヤーな
どが使用される)5を介して吊持されるとともに、この
中間材4には第2吊持具(例えば、ロッドが使用され
る)6を介してガイド材7が吊持されている。
【0015】上記昇降用ロッド3の下端部には、中央部
に挿通穴11aが形成された上側水平板11が固着され
ている。そして、上記中間材4は、上面が上記昇降用ロ
ッド3側の上側水平板11と平行にかつ当接可能にされ
るとともに中央部に筒状体21が挿通して固定された下
側水平板22と、この下側水平板22の下面に固着され
て中央部に挿通穴23aが形成されるとともに下面が下
側に膨出する凸状球面23bにされた環状摺動部23と
から構成されている。なお、上記筒状体21は上側水平
板11の挿通穴11a内を挿通するように設けられ、ま
たガイド材7を吊持する第2吊持具6は、上記筒状体2
1内を挿通されるとともにその上端面に保持されてい
る。
【0016】また、上記ガイド材7は、上面が上記中間
材4の環状摺動部23の凸状球面23bに合致する凹状
球面31aが形成された受け座31と、この受け座31
の下面に取り付けられて、下部支柱部材1の水平支持板
2に当接可能な当接面を有する環状の当接板32と、同
じく受け座31の下面中央部に取り付けられて、下部支
柱部材1の水平支持板2に形成されたガイド穴2aに嵌
脱自在にされたガイドピン(突起)33とから構成され
ている。
【0017】そして、中間材4は、昇降用ロッド3の内
面に設けられたブラケット8に第1吊持具5を介して吊
持されているが、この第1吊持具5の長さ、すなわちチ
ェーンの長さは、中間材4の下側水平板22の上面と、
昇降用ロッド3の上側水平板11の下面との間に、僅か
の隙間(例えば、中間材4がチェーンにより吊持された
状態において、昇降用ロッド3に対して、中間材4が水
平方向に少し移動し得る程度の隙間である)δが形成さ
れるような長さにされている。
【0018】したがって、上記構成において、既に組み
立てられた鉄骨材側の下部支柱部材1の上端部に、作業
階側の昇降用ロッド3を連結する場合、昇降用ロッド3
を下降させて、ガイド材7のガイドピン33を、下部支
柱部材1の水平支持板2に形成されたガイド穴2a内に
挿入させる。
【0019】そして、この時、図2に示すように、下部
支柱部材1側の軸心aと、昇降用ロッド3の軸心bとが
水平方向において少しずれている場合には、ガイド材7
はガイドピン33により下部支柱部材1側に位置決めさ
れるとともに中間材4は互いの球面23b,31aによ
りガイド材7側と一緒に位置決めされることになるが、
中間材4の下側水平板22と昇降用ロッド3側の上側水
平板11とには少し隙間δが設けられているため、ガイ
ド材7は水平方向に移動して、両者の軸心a,b同士の
ずれが吸収されることになる。
【0020】また、下部支柱部材1側の軸心aと、昇降
用ロッド3の軸心bとが少し傾斜している場合には、ガ
イド材7側の凹状球面31aと中間材4側の凸状球面2
3bとが互いに摺動するため、互いの接触を保持しつつ
連結が行われる。すなわち、両者の軸心a,b同士が互
いに傾いている場合でも、その傾きが吸収されることに
なる。
【0021】そして、上述したように、両者の軸心a,
bのずれおよび/または傾きが吸収された後、昇降用ロ
ッド3を更に下降させて、昇降用ロッド3の上側水平板
11を、中間材4の下側水平板22に当接させれば、ボ
ルトなどの連結具を使用せずに、下部支柱部材1と昇降
用ロッド3とを確実に連結することができる。
【0022】ここで、この連結部構造における、水平力
の伝達について説明する。下部支柱部材1とガイド材7
との水平方向の力、すなわちせん断力は、水平支持板2
のガイド穴2aとガイドピン33とにより伝達され、ま
たガイド材7と中間材4との水平方向の力は、凹状球面
31aと凸状球面23bとにより伝達され、さらに中間
材4と昇降用ロッド3とは、下側水平板22と上側水平
板11との当接面の摩擦力(昇降用ロッドの自重および
昇降用ロールに加わる軸力による)により伝達される。
なお、この場合、水平板22,11同士の摩擦力よりも
大きい水平力が作用した場合には、昇降用ロッド3側の
上側水平板11に形成された挿通穴11aが、中間材4
側の筒状体21の側部に当接することにより、過度の水
平移動が規制される。すなわち、筒状体21がストッパ
ーの役割を果たすことになる。
【0023】このように、鉄骨材側の下部支柱部材1に
昇降用ロッド3を連結する際に、下部支柱部材1の水平
支持板2に形成されたガイド穴2a内に嵌脱自在なガイ
ドピン33を有するガイド材7と、昇降用ロッド3側に
水平方向で移動可能にされた中間材4とを設け、かつこ
れらガイド材7と中間材4とを、球面23b,31aを
介して互いに摺動可能に接触させたので、下部支柱部材
1の軸心aと昇降用ロッド3の軸心bとが水平方向でず
れている場合には、昇降用ロッド3と中間材4との間で
そのずれが吸収され、また両者の軸心a,bが互いに傾
いている場合には、中間材4とガイド材7との球面23
b,31aの接触面により吸収される。
【0024】したがって、従来のように、ボルトによる
締め付け作業を必要とせずに、単に、ガイド材7のガイ
ドピン33を、下部支柱部材1側のガイド穴2aに挿入
するだけで、極めて容易にかつ取り外し可能に、両者を
連結することができる。
【0025】なお、上記実施例においては、鉄骨材側と
揚重装置側との連結に際しての連結部構造として説明し
たが、勿論、この場合に限定されるものではなく、通常
の柱材と柱材との連結部などにも適用し得るものであ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、下
部支柱部材に上部支柱部材を連結する際に、下部支柱部
材に形成されたガイド穴内に嵌脱自在な突起を有するガ
イド材と、上部支柱部材側に水平方向で移動可能にされ
た中間材とを設け、かつこれらガイド材と中間材とを、
球面を介して互いに摺動可能に接触させたので、下部支
柱部材の軸心と上部支柱部材の軸心とが水平方向でずれ
ている場合には、上部支柱部材と中間材との間でそのず
れが吸収され、また両者の軸心が互いに傾いている場合
には、中間材とガイド材との球面の接触面により吸収さ
れる。
【0027】したがって、従来のように、ボルトによる
締め付け作業を必要とせずに、単に、ガイド材の突起を
下部支柱部材側のガイド穴に挿入するだけで、極めて容
易にかつ安全にしかも取り外し可能に、両者を連結する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における連結部構造を示す要
部断面図である。
【図2】同実施例における連結動作を説明する要部断面
図である。
【図3】従来例における高層構造物の構築方法を説明す
る概略断面図である。
【符号の説明】
1 下部支柱部材 2 水平支持板 2a ガイド穴 3 昇降用ロッド 4 中間材 7 ガイド材 11 上側水平板 11a 挿通穴 21 筒状体 22 下側水平板 23 環状摺動部 23b 凸状球面 31 受け座 31a 凹状球面 33 ガイドピン
フロントページの続き (72)発明者 山田 真人 東京都千代田区神田司町2−3 株式会 社大林組 東京本社内 (72)発明者 池田 裕明 東京都千代田区神田司町2−3 株式会 社大林組 東京本社内 (72)発明者 村上 修 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 川原 孝則 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 三宅 秀治 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 塚本 哲夫 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 斉藤 修三 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 山梶 章 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−209465(JP,A) 特開 平5−195629(JP,A) 特開 平4−366277(JP,A) 特開 平4−228739(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部支柱部材と上部支柱部材とを取り外し
    可能に連結するための連結部構造であって、上部支柱部
    材に中間材を水平方向で移動可能に吊持するとともに、
    この中間材にガイド材を吊持し、上記上部支柱部材と中
    間材との互いの当接面を平行に配置し、下部支柱部材の
    上面に接触する上記ガイド材の下面中央に、下部支柱部
    材の上端部に形成されたガイド穴に嵌脱自在な突起を設
    け、かつ上記中間材とガイド材との接触面を球面となし
    たことを特徴とする支柱部材同士の連結部構造。
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