JPH0829905B2 - 昇降路足場装置 - Google Patents
昇降路足場装置Info
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- JPH0829905B2 JPH0829905B2 JP63045895A JP4589588A JPH0829905B2 JP H0829905 B2 JPH0829905 B2 JP H0829905B2 JP 63045895 A JP63045895 A JP 63045895A JP 4589588 A JP4589588 A JP 4589588A JP H0829905 B2 JPH0829905 B2 JP H0829905B2
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- frame
- scaffolding
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エレベータの据付作業に用いられる昇降路
足場装置に関する。
足場装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、エレベータの昇降路足場装置として、例えば特
開昭57-165562号公報に示すように、昇降路出入口の階
床に設置される取付台と、この取付台から昇降路内に突
出する足場板と、前記取付台に固設されるパイプサポー
トと、このパイプサポートと前記足場板の先端との間に
張設される張り綱とを設けたものが提案されている。
開昭57-165562号公報に示すように、昇降路出入口の階
床に設置される取付台と、この取付台から昇降路内に突
出する足場板と、前記取付台に固設されるパイプサポー
トと、このパイプサポートと前記足場板の先端との間に
張設される張り綱とを設けたものが提案されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、上記のような従来の昇降路足場装置にあつ
ては、足場板が階床に等しい高さ位置で設けられてお
り、この階床よりかなり上方に配置される出入口上部機
器や芯出し用基板などの高さ位置には、足場板上に立つ
作業員の手が届かず、この足場板上に梯子や脚立を立て
る必要があつた。そして、この梯子や脚立などの上での
作業では、足場状態が不安定で転落事故などの危険を伴
うとともに、作業員の作業動作が上半身に限られ、作業
効率が低いという問題があつた。
ては、足場板が階床に等しい高さ位置で設けられてお
り、この階床よりかなり上方に配置される出入口上部機
器や芯出し用基板などの高さ位置には、足場板上に立つ
作業員の手が届かず、この足場板上に梯子や脚立を立て
る必要があつた。そして、この梯子や脚立などの上での
作業では、足場状態が不安定で転落事故などの危険を伴
うとともに、作業員の作業動作が上半身に限られ、作業
効率が低いという問題があつた。
本発明は、このような従来技術における実情に鑑みて
なされたもので、その目的は、昇降路の出入口の階床よ
り上方の高さ位置に足場板を容易に設置でき、安全かつ
効率良く出入口上部機器や芯出し用基板などの据付作業
を行うことのできる昇降路足場装置を提供することにあ
る。
なされたもので、その目的は、昇降路の出入口の階床よ
り上方の高さ位置に足場板を容易に設置でき、安全かつ
効率良く出入口上部機器や芯出し用基板などの据付作業
を行うことのできる昇降路足場装置を提供することにあ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本発明のこうした目的は、エレベータ昇降路の途中階
および最上階の少なくとも一方の出入口部分に備えら
れ、前記昇降路の内部に配置される足場板を有する昇降
路足場装置において、上端が前記出入口の上壁部に、下
端が該出入口の階床にそれぞれ当接され、該出入口に立
設される取付体と、この取付体に取付けられ、前記昇降
路の内部に突出する取付台と、この取付台の昇降路内に
突出する部分および前記取付体との間を連結する取付台
保持手段と、この取付台保持手段により保持される取付
台の上部に装着され、前記足場板を設置する枠体と、こ
の枠体の足場板近傍に立設される安全柵と、操作手段の
操作により突出量を調節することができ、その操作によ
り先端をエレベータ昇降路壁に当接させる振れ止め手段
とを備えたことを特徴とする特許請求の範囲に記載され
ているとおりの昇降路足場装置により達成される。
および最上階の少なくとも一方の出入口部分に備えら
れ、前記昇降路の内部に配置される足場板を有する昇降
路足場装置において、上端が前記出入口の上壁部に、下
端が該出入口の階床にそれぞれ当接され、該出入口に立
設される取付体と、この取付体に取付けられ、前記昇降
路の内部に突出する取付台と、この取付台の昇降路内に
突出する部分および前記取付体との間を連結する取付台
保持手段と、この取付台保持手段により保持される取付
台の上部に装着され、前記足場板を設置する枠体と、こ
の枠体の足場板近傍に立設される安全柵と、操作手段の
操作により突出量を調節することができ、その操作によ
り先端をエレベータ昇降路壁に当接させる振れ止め手段
とを備えたことを特徴とする特許請求の範囲に記載され
ているとおりの昇降路足場装置により達成される。
〈作用〉 本発明の昇降路足場装置は、このような構成を備えて
いるので、昇降路の出入口に立設される取付体は、上端
を出入口の上壁部に下端を出入口の階床にそれぞれ当接
することにより固定することができ、また、この取付体
に一端が取付けられる取付台は、昇降路内に突出して取
付台保持手段で保持することができる。その取付台等に
設けられる振れ止め手段は、操作手段の操作により突出
量を調節することができ、その操作により、先端を昇降
路壁に当接させて昇降路足場装置を振れ止めさせること
ができる。こうした操作は、取付台を取付台保持手段で
保持した状態において行えるので、作業員がその取付台
に乗って振れ止め手段の突出状態を監視することが可能
となり、その作業員の監視のもとに、振れ止め手段の先
端を昇降路壁に確りと当接させることができる。その結
果、本発明の昇降路足場装置は、取付台保持手段による
取付台の保持と相俟って、昇降路内に、振れ止めされた
安定状態で堅固に設置される。さらに、取付台の上部に
装着された枠体を利用することにより、昇降路の出入口
の階床より上方の高さ位置に足場板を容易に設置するこ
とができる。そして、作業員が作業をする場合、作業員
は、この足場板上で出入口上部機器や芯出し用基板など
の据付作業を行うことができるとともに、この枠体の足
場板近傍に立設された安全柵内を、自由に移動しながら
安全に作業を行うことができる。こうした作業は、足場
の揺れが振れ止め手段で防止されることにより作業動作
に伴う揺れが生じず、足元および作業姿勢が安定した状
態で行うことができる。
いるので、昇降路の出入口に立設される取付体は、上端
を出入口の上壁部に下端を出入口の階床にそれぞれ当接
することにより固定することができ、また、この取付体
に一端が取付けられる取付台は、昇降路内に突出して取
付台保持手段で保持することができる。その取付台等に
設けられる振れ止め手段は、操作手段の操作により突出
量を調節することができ、その操作により、先端を昇降
路壁に当接させて昇降路足場装置を振れ止めさせること
ができる。こうした操作は、取付台を取付台保持手段で
保持した状態において行えるので、作業員がその取付台
に乗って振れ止め手段の突出状態を監視することが可能
となり、その作業員の監視のもとに、振れ止め手段の先
端を昇降路壁に確りと当接させることができる。その結
果、本発明の昇降路足場装置は、取付台保持手段による
取付台の保持と相俟って、昇降路内に、振れ止めされた
安定状態で堅固に設置される。さらに、取付台の上部に
装着された枠体を利用することにより、昇降路の出入口
の階床より上方の高さ位置に足場板を容易に設置するこ
とができる。そして、作業員が作業をする場合、作業員
は、この足場板上で出入口上部機器や芯出し用基板など
の据付作業を行うことができるとともに、この枠体の足
場板近傍に立設された安全柵内を、自由に移動しながら
安全に作業を行うことができる。こうした作業は、足場
の揺れが振れ止め手段で防止されることにより作業動作
に伴う揺れが生じず、足元および作業姿勢が安定した状
態で行うことができる。
〈実施例〉 以下、本発明の昇降路足場装置を図に基づいて説明す
る。
る。
第１図および第２図は本発明の昇降路足場装置の一実
施例の全体構成を示す説明図で、第１図は側面図、第２
図は正面図である。
施例の全体構成を示す説明図で、第１図は側面図、第２
図は正面図である。
第１図の昇降路１には、例えば、最上階の階床２およ
び上部壁３間に出入口４が形成され、この出入口４に対
向して昇降路１に後壁５が設けられている。そして、出
入口４に立設される取付体６は、階床２に当接する基材
７、この基材７の上部に固設される外枠８、この外枠８
に装着され、この外枠８に沿う方向に移動可能な内枠
９、この内枠９を外枠８に固定するピン10、内枠９の上
端に取付けられるハンドル11、このハンドル11に螺合し
て上端が上部壁３の下面および側面に当接するジヤツキ
12などからなつている。この取付体６に平行して立設さ
れる第２図の取付体6aは、同様に、基材7a、外枠8a、内
枠9a、ピン10a、ハンドル11a、ジヤツキ12aから構成さ
れている。
び上部壁３間に出入口４が形成され、この出入口４に対
向して昇降路１に後壁５が設けられている。そして、出
入口４に立設される取付体６は、階床２に当接する基材
７、この基材７の上部に固設される外枠８、この外枠８
に装着され、この外枠８に沿う方向に移動可能な内枠
９、この内枠９を外枠８に固定するピン10、内枠９の上
端に取付けられるハンドル11、このハンドル11に螺合し
て上端が上部壁３の下面および側面に当接するジヤツキ
12などからなつている。この取付体６に平行して立設さ
れる第２図の取付体6aは、同様に、基材7a、外枠8a、内
枠9a、ピン10a、ハンドル11a、ジヤツキ12aから構成さ
れている。
これらの取付体６の基材７、取付体6aの基材7aに一端
がそれぞれ取付けられる一対の取付台13、13aは、昇降
路１内に突出しており、この一対の取付体13、13aのそ
れぞれは、第１図に示すように、一端が基材７、7aにピ
ン14を介し着脱可能に取付けられるとともに、他端が取
付体６の外枠８、取付体6aの外枠8aの上部との間を連結
する取付台保持手段、例えば張り綱15等の吊り具を介し
保持される外枠16と、この外枠16の内部に装着され、こ
の外枠16に沿う方向に移動可能な内枠17と、この内枠17
を外枠16に固定するピン18などから構成されている。こ
れらの取付台13、13aの先端に取付けられる振れ止め19
として、内枠17に固設されるガイド20と、このガイド20
に併設されるハンドル21と、このハンドル21に螺合し、
先端が後壁５に当接するジヤツキ22とがそれぞれ備えら
れている。
がそれぞれ取付けられる一対の取付台13、13aは、昇降
路１内に突出しており、この一対の取付体13、13aのそ
れぞれは、第１図に示すように、一端が基材７、7aにピ
ン14を介し着脱可能に取付けられるとともに、他端が取
付体６の外枠８、取付体6aの外枠8aの上部との間を連結
する取付台保持手段、例えば張り綱15等の吊り具を介し
保持される外枠16と、この外枠16の内部に装着され、こ
の外枠16に沿う方向に移動可能な内枠17と、この内枠17
を外枠16に固定するピン18などから構成されている。こ
れらの取付台13、13aの先端に取付けられる振れ止め19
として、内枠17に固設されるガイド20と、このガイド20
に併設されるハンドル21と、このハンドル21に螺合し、
先端が後壁５に当接するジヤツキ22とがそれぞれ備えら
れている。
この一対の取付台13、13aの上部に枠体23が装着さ
れ、この枠体23は、取付台13の外枠16に立設される前枠
24と、取付台13aの外枠16に立設される前枠24aと、取付
台13の内枠17に立設される後枠25と、取付台13aの内枠1
7に立設される後枠25aと、これらの前枠24、24aの上部
に取付けられる前受材26と、後枠25、25aの上部に取付
けられる後受材27と、前枠24、24a間を連結する継ぎ材2
8、29と、後枠25、25a間を連結する継ぎ材30、31と、前
枠24と後枠25間に設けられる伸縮可能な横枠32と、前枠
24aと後枠25a間に設けられる伸縮可能な横枠32aと、前
受材26、後受材27のそれぞれの端部の間を連結する一対
の伸縮可能な上部枠33、33aなどとから構成されてい
る。
れ、この枠体23は、取付台13の外枠16に立設される前枠
24と、取付台13aの外枠16に立設される前枠24aと、取付
台13の内枠17に立設される後枠25と、取付台13aの内枠1
7に立設される後枠25aと、これらの前枠24、24aの上部
に取付けられる前受材26と、後枠25、25aの上部に取付
けられる後受材27と、前枠24、24a間を連結する継ぎ材2
8、29と、後枠25、25a間を連結する継ぎ材30、31と、前
枠24と後枠25間に設けられる伸縮可能な横枠32と、前枠
24aと後枠25a間に設けられる伸縮可能な横枠32aと、前
受材26、後受材27のそれぞれの端部の間を連結する一対
の伸縮可能な上部枠33、33aなどとから構成されてい
る。
そして、取付台13、13a上に、外枠16、16aに沿つて固
設される外枠34と、この外枠34に装着され、この外枠34
の沿う方向に移動可能な内枠35からなる下部足場板36が
備えられるとともに、枠体23上に、上部枠33、33aに沿
つて固設される外枠37と、この外枠37に装着され、この
外枠37の沿う方向に移動可能な内枠38とからなる足場板
39が設置されている。さらに、枠体23上に、上部33の両
端にそれぞれ立設される前部材40、後部材41と、これら
の前部材40の上部および後部材41の上部を連結する伸縮
可能な上部材42と、上部材33aの両端にそれぞれ立設さ
れる前部材40a、後部材41aと、これらの前部材40aの上
部および後部材41aの上部を連結する伸縮可能な上部材4
2aと、前部材40、40aのそれぞれの上部を連結する上部
材43と、後部材41、41aのそれぞれの上部を連結する上
部材44とからなる安全柵45が設けられている。
設される外枠34と、この外枠34に装着され、この外枠34
の沿う方向に移動可能な内枠35からなる下部足場板36が
備えられるとともに、枠体23上に、上部枠33、33aに沿
つて固設される外枠37と、この外枠37に装着され、この
外枠37の沿う方向に移動可能な内枠38とからなる足場板
39が設置されている。さらに、枠体23上に、上部33の両
端にそれぞれ立設される前部材40、後部材41と、これら
の前部材40の上部および後部材41の上部を連結する伸縮
可能な上部材42と、上部材33aの両端にそれぞれ立設さ
れる前部材40a、後部材41aと、これらの前部材40aの上
部および後部材41aの上部を連結する伸縮可能な上部材4
2aと、前部材40、40aのそれぞれの上部を連結する上部
材43と、後部材41、41aのそれぞれの上部を連結する上
部材44とからなる安全柵45が設けられている。
この実施例にあつて、エレベータの据付を行う際に
は、まず、取付体６の基材７を出入口４の階床２上に配
置し、外枠８、内枠９などを立設させ、この内枠９を伸
縮することにより取付体６の上部を上部壁３の下面の直
下に配置させて、内枠９をピン10を介し外枠10に固定
し、ハンドル11を回転することによりジヤツキ12の上端
を上部壁３に当接させる、このようにして、出入口４に
取付体６を立設し、同様に、他の取付体6aも立設させ
る。
は、まず、取付体６の基材７を出入口４の階床２上に配
置し、外枠８、内枠９などを立設させ、この内枠９を伸
縮することにより取付体６の上部を上部壁３の下面の直
下に配置させて、内枠９をピン10を介し外枠10に固定
し、ハンドル11を回転することによりジヤツキ12の上端
を上部壁３に当接させる、このようにして、出入口４に
取付体６を立設し、同様に、他の取付体6aも立設させ
る。
次いで、取付体６の基材７に取付台13の外枠16の一端
をピン14により取付け、この外枠16の他端と取付体６の
外枠８の上端に張り綱15を張設し、内枠17を伸縮するこ
とにより取付台13の長さ寸法を昇降路１の奥行寸法に合
わせて調整して内枠17をピン18を介し外枠16に固定す
る。これにより、取付台13は昇降路１内に突出するとと
もに、張り綱15を介し保持されている。同様に、他の取
付台13aを取付体6aの基材7aに取付け、昇降路１内に突
出させるとともに、張り綱15aを介し保持する。このよ
うにして、昇降路１内に併置された取付台13、13a上
に、下部足場板36の外枠34を固設し、この外枠34に装着
される内枠35を移動させ、先端を取付台13の内枠35の先
端近傍に配置させて、この内枠35を固定する。こうして
取付台13,13aを張り綱15、15aで保持し下部足場板36を
設置した状態において、作業員がその下部足場板36上に
乗り、振れ止め19の突出操作を行う。すなわち、作業員
は、内枠17、17a先端における振れ止め19のハンドル21
を回転させてジャッキ22の突出量を調節し、下部足場板
36上でジャッキ22の突出状態を監視しながらその先端を
昇降路１の後壁５に確りと当接させる。これにより、取
付台13、13aは後壁５、階床２間に固設され、作業員の
動作に伴う振れが防止される。
をピン14により取付け、この外枠16の他端と取付体６の
外枠８の上端に張り綱15を張設し、内枠17を伸縮するこ
とにより取付台13の長さ寸法を昇降路１の奥行寸法に合
わせて調整して内枠17をピン18を介し外枠16に固定す
る。これにより、取付台13は昇降路１内に突出するとと
もに、張り綱15を介し保持されている。同様に、他の取
付台13aを取付体6aの基材7aに取付け、昇降路１内に突
出させるとともに、張り綱15aを介し保持する。このよ
うにして、昇降路１内に併置された取付台13、13a上
に、下部足場板36の外枠34を固設し、この外枠34に装着
される内枠35を移動させ、先端を取付台13の内枠35の先
端近傍に配置させて、この内枠35を固定する。こうして
取付台13,13aを張り綱15、15aで保持し下部足場板36を
設置した状態において、作業員がその下部足場板36上に
乗り、振れ止め19の突出操作を行う。すなわち、作業員
は、内枠17、17a先端における振れ止め19のハンドル21
を回転させてジャッキ22の突出量を調節し、下部足場板
36上でジャッキ22の突出状態を監視しながらその先端を
昇降路１の後壁５に確りと当接させる。これにより、取
付台13、13aは後壁５、階床２間に固設され、作業員の
動作に伴う振れが防止される。
そして、これらの取付台13、13a上に、前枠24、24a、
後枠25、25aをそれぞれ立設し、これらの前枠24、24a間
に前受材26、継ぎ材28、29を取付け、一方、後枠25、25
a間に後受材27、継ぎ材30、31を取付け、前枠24、後枠2
5間に長さ寸法を調節した横枠32を装着し、他の前枠24
a、後枠25a間にも長さ寸法を調整した横枠32aを装着す
る。また、前受材26、後受材27の両端上部に、長さ寸法
を調節した上部枠33、33aをそれぞれ設置する。そこ
で、これらの上部枠33、33a上に足場板39の外枠37を固
設し、この外枠37に装着される内枠38を移動することに
よりこの内枠38の先端を上部枠33、33aの端部近傍に配
置させて、この内枠38を固定する。
後枠25、25aをそれぞれ立設し、これらの前枠24、24a間
に前受材26、継ぎ材28、29を取付け、一方、後枠25、25
a間に後受材27、継ぎ材30、31を取付け、前枠24、後枠2
5間に長さ寸法を調節した横枠32を装着し、他の前枠24
a、後枠25a間にも長さ寸法を調整した横枠32aを装着す
る。また、前受材26、後受材27の両端上部に、長さ寸法
を調節した上部枠33、33aをそれぞれ設置する。そこ
で、これらの上部枠33、33a上に足場板39の外枠37を固
設し、この外枠37に装着される内枠38を移動することに
よりこの内枠38の先端を上部枠33、33aの端部近傍に配
置させて、この内枠38を固定する。
さらに、上部枠33、33a上に前部材40、40a、後部材4
1、41aをそれぞれ立設し、これらの前部材40、40aの上
部間に上部材43、後部材41、41aの上部間に上部材44を
それぞれ設け、前部材40の上部と後部材41の上部間に長
さ寸法が調節された上部材42、前部材40aの上部と後部
材41aの上部間に長さ寸法が調節された上部材42aをそれ
ぞれ取付ける。
1、41aをそれぞれ立設し、これらの前部材40、40aの上
部間に上部材43、後部材41、41aの上部間に上部材44を
それぞれ設け、前部材40の上部と後部材41の上部間に長
さ寸法が調節された上部材42、前部材40aの上部と後部
材41aの上部間に長さ寸法が調節された上部材42aをそれ
ぞれ取付ける。
このように構成した実施例では、昇降路１の出入口４
の階床２より上方の高さ位置に足場板39を設置でき、梯
子や脚立をもうけることなく、足場板39上に立つ作業員
が安全柵45内を移動したりしながら、安全かつ効率良く
出入口４の上部などへの取付作業を行うことができる。
また、組立時には、ジヤツキ12、12aなどによる固定
や、ピン10、18などによる取付けを要するが、溶接や機
械加工を要せず、容易に組立て、分解することができる
ばかりか、出入口４の高さ寸法に合わせて、取付体６、
6aの高さ寸法を調節でき、昇降路１の奥行寸法に合わせ
て、取付台13、13a、下部足場板36、枠体23、足場板3
9、安全柵45のいずれの長さ寸法を調節できるので、容
易に昇降路１に設置できる。さらに、取付台13、13aが
張り綱15、15aを介し保持されるとともに、振れ止め19
を介し先端が後壁５に固定されるので、足場板39上など
で作業員が動作しても、足場板39が振れることがなく、
より安全に作業することができる。そして、前部枠24、
24aに継ぎ材28、29を設けたので、階床２と足場板39間
の作業員の昇降を安全にかつ容易に行うことができる。
の階床２より上方の高さ位置に足場板39を設置でき、梯
子や脚立をもうけることなく、足場板39上に立つ作業員
が安全柵45内を移動したりしながら、安全かつ効率良く
出入口４の上部などへの取付作業を行うことができる。
また、組立時には、ジヤツキ12、12aなどによる固定
や、ピン10、18などによる取付けを要するが、溶接や機
械加工を要せず、容易に組立て、分解することができる
ばかりか、出入口４の高さ寸法に合わせて、取付体６、
6aの高さ寸法を調節でき、昇降路１の奥行寸法に合わせ
て、取付台13、13a、下部足場板36、枠体23、足場板3
9、安全柵45のいずれの長さ寸法を調節できるので、容
易に昇降路１に設置できる。さらに、取付台13、13aが
張り綱15、15aを介し保持されるとともに、振れ止め19
を介し先端が後壁５に固定されるので、足場板39上など
で作業員が動作しても、足場板39が振れることがなく、
より安全に作業することができる。そして、前部枠24、
24aに継ぎ材28、29を設けたので、階床２と足場板39間
の作業員の昇降を安全にかつ容易に行うことができる。
なお、この実施例では、取付台13、13aに振れ止め19
を設けたが、これらの取付台13、13aの代わりに、枠体2
3に設けてもよい。また、この実施例では、最上階の出
入口４に取付体６、6aを立設する場合を示したが、途中
階の出入口にも同様に取付体６、6aを立設することがで
きる。
を設けたが、これらの取付台13、13aの代わりに、枠体2
3に設けてもよい。また、この実施例では、最上階の出
入口４に取付体６、6aを立設する場合を示したが、途中
階の出入口にも同様に取付体６、6aを立設することがで
きる。
〈発明の効果〉 本発明は、昇降路足場装置において、特に、上端がエ
レベータ昇降路の出入口の上壁部に、下端が該出入口の
階床にそれぞれ当接され、該出入口に立設される取付体
と、この取付体に取付けられ、前記昇降路の内部に突出
する取付台と、この取付台の昇降路内に突出する部分お
よび前記取付体との間を連結する取付台保持手段と、こ
の取付台保持手段により保持される取付台の上部に装着
され、足場板を設置する枠体と、この枠体の足場板近傍
に立設される安全柵と、操作手段の操作により突出量を
調節することができ、その操作により先端をエレベータ
昇降路壁に当接させる振れ止め手段とを備えるようにし
たので、足場板を設置する枠体を利用することにより、
足場板を、昇降路の出入口の階床より上方の高さ位置に
容易に設置でき、そのため、作業員は、この足場板上で
出入口上部機器や芯出し用基板などの据付作業を行うこ
とができることとなり、下部足場板上に梯子や脚立を設
ける従来のものに比べ、足場状態が良好となる。また、
こうして据付作業をする場合、この枠体の足場板近傍に
安全柵が立設されることとなり、足場板上に立つ作業員
が安全柵内を自由に移動しながら安全に作業を行うこと
ができる。こうした効果に加え、昇降路足場装置は、特
に、振れ止め手段を設けたことにより、取付台保持手段
による取付台の保持と相俟って、昇降路内に、振れ止め
された安定状態で設置されるため、作業員の作業動作に
伴う足場の揺れを防止できることとなって、どのような
作業をする場合でも、足元および作業姿勢が安定した状
態で作業をすることができる。この振れ止め手段は、操
作手段の操作により突出量を調節することができるの
で、昇降路足場装置を水平断面が異なる昇降路で用いて
も、その突出量を調節することにより昇降路壁に当接さ
せて振れ止め機能を確実に発揮させることができる。ま
た、こうした振れ止め手段の操作は、取付台を取付台保
持手段で保持した状態において行えるので、作業員がそ
の取付台に乗って振れ止め手段の突出状態を監視するこ
とが可能となり、その作業員の監視のもとに、振れ止め
手段の先端を昇降路壁に確りと当接させることができ
る。その結果、取付台保持手段により保持されるだけで
なく、振れ止め手段によっても昇降路壁に強固に固定さ
れため、取付台保持手段で保持するのみの場合に比べて
堅固に設置することができる。本発明によれば、以上の
ような優れた効果を発揮する昇降路足場装置が得られる
ので、昇降路の出入口の階床よりも上方の高さ位置に足
場板を容易に設置できることに加えて、安全かつ効率良
く出入口上部機器や芯出し用基板などの据付作業を行え
るようにするという所期の目的をより効果的に達成する
ことができる。
レベータ昇降路の出入口の上壁部に、下端が該出入口の
階床にそれぞれ当接され、該出入口に立設される取付体
と、この取付体に取付けられ、前記昇降路の内部に突出
する取付台と、この取付台の昇降路内に突出する部分お
よび前記取付体との間を連結する取付台保持手段と、こ
の取付台保持手段により保持される取付台の上部に装着
され、足場板を設置する枠体と、この枠体の足場板近傍
に立設される安全柵と、操作手段の操作により突出量を
調節することができ、その操作により先端をエレベータ
昇降路壁に当接させる振れ止め手段とを備えるようにし
たので、足場板を設置する枠体を利用することにより、
足場板を、昇降路の出入口の階床より上方の高さ位置に
容易に設置でき、そのため、作業員は、この足場板上で
出入口上部機器や芯出し用基板などの据付作業を行うこ
とができることとなり、下部足場板上に梯子や脚立を設
ける従来のものに比べ、足場状態が良好となる。また、
こうして据付作業をする場合、この枠体の足場板近傍に
安全柵が立設されることとなり、足場板上に立つ作業員
が安全柵内を自由に移動しながら安全に作業を行うこと
ができる。こうした効果に加え、昇降路足場装置は、特
に、振れ止め手段を設けたことにより、取付台保持手段
による取付台の保持と相俟って、昇降路内に、振れ止め
された安定状態で設置されるため、作業員の作業動作に
伴う足場の揺れを防止できることとなって、どのような
作業をする場合でも、足元および作業姿勢が安定した状
態で作業をすることができる。この振れ止め手段は、操
作手段の操作により突出量を調節することができるの
で、昇降路足場装置を水平断面が異なる昇降路で用いて
も、その突出量を調節することにより昇降路壁に当接さ
せて振れ止め機能を確実に発揮させることができる。ま
た、こうした振れ止め手段の操作は、取付台を取付台保
持手段で保持した状態において行えるので、作業員がそ
の取付台に乗って振れ止め手段の突出状態を監視するこ
とが可能となり、その作業員の監視のもとに、振れ止め
手段の先端を昇降路壁に確りと当接させることができ
る。その結果、取付台保持手段により保持されるだけで
なく、振れ止め手段によっても昇降路壁に強固に固定さ
れため、取付台保持手段で保持するのみの場合に比べて
堅固に設置することができる。本発明によれば、以上の
ような優れた効果を発揮する昇降路足場装置が得られる
ので、昇降路の出入口の階床よりも上方の高さ位置に足
場板を容易に設置できることに加えて、安全かつ効率良
く出入口上部機器や芯出し用基板などの据付作業を行え
るようにするという所期の目的をより効果的に達成する
ことができる。
第１図及び第２図は本発明の昇降路足場装置の一実施例
の全体構成を示す説明図で、第１図は側面図、第２図は
正面図である。 １……昇降路、２……階床、３……上部壁、４……出入
口、５……後壁、６、6a……取付体、13、13a……取付
台、15、15a……張り綱（吊り具）、19……振れ止め、2
3……枠体、36……下部足場板、39……足場板、45……
安全柵。
の全体構成を示す説明図で、第１図は側面図、第２図は
正面図である。 １……昇降路、２……階床、３……上部壁、４……出入
口、５……後壁、６、6a……取付体、13、13a……取付
台、15、15a……張り綱（吊り具）、19……振れ止め、2
3……枠体、36……下部足場板、39……足場板、45……
安全柵。
Claims (1)
- 【請求項１】エレベータ昇降路の途中階および最上階の
少なくとも一方の出入口部分に備えられ、前記昇降路の
内部に配置される足場板を有する昇降路足場装置におい
て、上端が前記出入口の上壁部に、下端が該出入口の階
床にそれぞれ当接され、該出入口に立設される取付体
と、この取付体に取付けられ、前記昇降路の内部に突出
する取付台と、この取付台の昇降路内に突出する部分お
よび前記取付体との間を連結する取付台保持手段と、こ
の取付台保持手段により保持される取付台の上部に装着
され、前記足場板を設置する枠体と、この枠体の足場板
近傍に立設される安全柵と、操作手段の操作により突出
量を調節することができ、その操作により先端をエレベ
ータ昇降路壁に当接させる振れ止め手段とを備えたこと
を特徴とする昇降路足場装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63045895A JPH0829905B2 (ja) | 1988-03-01 | 1988-03-01 | 昇降路足場装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63045895A JPH0829905B2 (ja) | 1988-03-01 | 1988-03-01 | 昇降路足場装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01226687A JPH01226687A (ja) | 1989-09-11 |
| JPH0829905B2 true JPH0829905B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=12731979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63045895A Expired - Fee Related JPH0829905B2 (ja) | 1988-03-01 | 1988-03-01 | 昇降路足場装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0829905B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110709345A (zh) * | 2017-06-02 | 2020-01-17 | 因温特奥股份公司 | 相对于作业平台的附加平台 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4260106B2 (ja) | 2002-07-12 | 2009-04-30 | シュティングル、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング | 作業架台 |
| CN100336713C (zh) * | 2003-07-22 | 2007-09-12 | 三菱电机株式会社 | 电梯的作业脚手架装置 |
| EP1910208A1 (en) * | 2005-08-04 | 2008-04-16 | Otis Elevator Company | Support bridge for elevator installation and the system thereof |
| GB2452269B (en) * | 2007-08-29 | 2012-08-01 | Aire Valley Metal Products Ltd | Lift shaft work platform |
| CA2645460C (en) | 2008-11-28 | 2015-12-29 | Ray Arbesman | Piston-side brake shim |
| GB2516813A (en) * | 2013-06-17 | 2015-02-11 | Cj Phillips Welding & Fabricating Contractors Ltd | Working platform locating apparatus |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5873839U (ja) * | 1981-11-12 | 1983-05-19 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タ据付作業用足場 |
| JPS60191632U (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-19 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タの据付作業用足場 |
-
1988
- 1988-03-01 JP JP63045895A patent/JPH0829905B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110709345A (zh) * | 2017-06-02 | 2020-01-17 | 因温特奥股份公司 | 相对于作业平台的附加平台 |
| CN110709345B (zh) * | 2017-06-02 | 2022-05-13 | 因温特奥股份公司 | 相对于作业平台的附加平台 |
| US11518651B2 (en) | 2017-06-02 | 2022-12-06 | Inventio Ag | Additional platform for a working platform |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01226687A (ja) | 1989-09-11 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |