JP2669293B2 - 複写機 - Google Patents

複写機

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JP2669293B2
JP2669293B2 JP5061545A JP6154593A JP2669293B2 JP 2669293 B2 JP2669293 B2 JP 2669293B2 JP 5061545 A JP5061545 A JP 5061545A JP 6154593 A JP6154593 A JP 6154593A JP 2669293 B2 JP2669293 B2 JP 2669293B2
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亘 濱川
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は複写機に関し、特に複数
の原稿画像を1枚の複写紙上に合成複写可能な複写機に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来、複写紙の消費を減らすこと、ある
いは、複写によって作成される書類の容積を減らすた
め、2枚の原稿を1枚の複写紙の表裏に複写する両面複
写機能を備えた複写機が種々提供されている。このよう
な複写機では、2枚の原稿が1枚の複写紙に収まるた
め、片面複写に比べて、その複写紙の消費が1/2にな
るとともに、その複写物の容積も1/2になるといった
優れた利点を有する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、書類の使用
勝手等によっては、裏面に画像があっては不都合な場合
があった。例えば、裏面の画像が表面に写り書類が見づ
らい等々。 【0004】そこで本発明は、1枚の複写紙の同一面に
2枚の原稿画像を複写することを可能とし、複写紙の消
費を低減するとともに、複写によって作成される複写物
の容積を減らすことが可能な複写機を提供することを目
的とする。さらに、本発明は、1枚の複写紙の同一面に
2枚の原稿画像を複写する際、複写倍率の設定を容易に
行えるようにすることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の複写機は、選択された複写倍率によって、
2枚の原稿を1枚の複写紙の同一面に並べて複写する複
写機において、自動倍率選択モードを設定する設定手段
と、複写紙の同一面に並べて複写される2枚の原稿の
内、第1枚目の原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出
手段と、自動倍率選択モードにおいて、原稿サイズ検出
手段によって検出された第1枚目の原稿サイズと複写紙
の半分のサイズとから複写倍率を選択する倍率選択手段
とを備えたことを特徴とする。 【0006】 【作用】本発明の複写機においては、原稿サイズ検出手
段によって検出された原稿サイズと複写紙の半分のサイ
ズとから複写倍率を選択し、この選択された複写倍率に
よって2枚の原稿を1枚の複写紙の同一面に並べて複写
する。 【0007】 【実施例】まず、本発明に特に関係する後述の合成第2
モードでの複写動作の概要を図1によって説明する。自
動原稿給送装置30は、複写すべき面を下に向けて原稿
トレイ32上に置かれた原稿の一番上から順に、原稿O
R2、OR1を給送ローラによりピンチローラ38の手
前まで給送する。まず、1枚目(奇数枚目)の原稿OR
2、即ち、2ページからなる原稿では2ページ目の原稿
OR2が、ピンチローラと搬送ベルトにより原稿台39
に向けて搬送される。原稿OR2の後端がセンサ37で
検出されると、原稿は一定距離l1搬送された後停止さ
れ、同図Aの位置に位置決めされる。この状態で走査露
光されて複写されるが、複写は複写像の2倍の複写紙上
に形成され同図COPY1に示すものとなり、半分が白
紙となっている。この複写紙は、一旦複写機本体内の再
給紙トレイに収容される。こうして原稿OR2の所要部
数の複写が終了すると、第2枚目(偶数枚目)の原稿O
R1、即ち、2ページからなる原稿では1ページ目の原
稿OR1が給送される。原稿OR1の後端がセンサ37
で検出されると、今回は偶数枚目であると判断され一定
距離l1と原稿の巾l2との合計距離(l1+l2)だ
け搬送された後停止され、同図Bの位置に位置決めされ
る。この状態で走査露光され複写が行われるが、この
時、先に奇数枚目の原稿OR2が複写された複写紙を再
給紙トレイより給紙するため、同図COPY2として示
されたものとなり、一枚の複写用紙上に奇数頁、偶数頁
の原稿が複写されることになる。 【0008】以下に、本発明の実施例について具体的に
説明する。図2はこの発明の自動原稿給送装置30を設
置して使用するに適した合成コピーモードの複写モード
を備えた複写機の主要構成部を示す断面図である。図に
おいて、1は複写機本体、2は走査光学系、3は感光体
ドラム、4は現像器、5は第1の給紙台、6は第2の給
紙台、7、8はそれぞれ第1、第2の給紙台上の複写用
紙を1枚ずつ給送する給紙ローラ、9、10、11は複
写用紙を転写位置へ搬送する搬送ローラ、12は搬送
路、13はトナー像が転写された複写紙を搬送する搬送
ベルト、14、15は一対の定着ローラ、69はイレー
サである。 【0009】また、16は定着された複写紙の搬送路、
17は複写紙を排出するかあるいは再給紙トレイ20へ
搬送するかを切換える切換爪、18は再給紙トレイへの
搬送路、19は複写用紙に両面コピーをおこなう場合と
合成コピーをおこなう場合とで、用紙の表裏の向きを変
えるための搬送路切換爪で、合成コピーの場合は直接再
給紙トレイ20へ搬送し、両面コピーの場合は反転搬送
路21を経て再給紙トレイへ搬送するよう切換るための
ものである。20は再給紙トレイ、22は再給紙トレイ
上の複写用紙を給紙する給送ローラ、23、24は再給
紙トレイのガイド板で、用紙寸法に応じて適正位置に設
定される。また、これらのガイド板23、24はキー入
力された所定部数に相当する枚数の複写紙が収納される
と給紙ローラ22を上方に退避させて、複写用紙を給送
ローラの下に移動させ、給紙可能状態にする機能を有す
る。30は自動原稿給送装置で複写機1の原稿台25上
に設置される。その構成は後程説明する。また50は公
知のソータである。 【0010】次に自動原稿給送装置30について、図3
に基いて説明する。31は原稿給送部、32は原稿トレ
イ、33は給送ローラ、34、35は原稿を1枚ずづ分
離して給送する分離ローラ、36は原稿が1枚ずつ確実
に給送されたか否かを検出する分離センサ、37は給送
された原稿の停止位置を制御するために原稿の後端通過
時期を検出する入口センサ、39は原稿を搬送する搬送
ベルトで、駆動ローラ40、テンションローラ41の間
に架設される。42は搬送ベルトを原稿台に押し付ける
ローラである。45は原稿排出部、46は排出原稿給送
ガイド、47、48はガイドローラ、49は排紙トレイ
で、露光が終了した原稿を受けるものである。なお、4
4は排出される原稿の後端を検出する排紙センサであ
る。 【0011】図4は自動原稿給送装置30の操作パネル
を示すもので、プリントキー73、2枚の原稿の境目の
イレースを要求する境目イレースキー72、複写モード
として合成第2モードを選択するときの合成第2モード
キー71、原稿寸法からこれに適した複写用紙を自動的
に選択するAPSモード、選択した複写用紙寸法に合せ
て複写倍率を自動的に選択するAMSモード、あるいは
複写倍率、複写用紙をマニュアルで選択するMULモー
ドのいずれかを選択する選択キー70と、これらのモー
ドを表示するランプ65−1、65−2、65−3、6
5−4、65−5が設けられている。なお、複写モード
としての合成モードには、合成第1モードと合成第2モ
ードがあり、合成第1モードは通常の合成、すなわち、
一旦、複写した複写紙上に重ね合わせて別の原稿を複写
するものであり、合成第2モードとはこの発明にかかる
複写モードで自動原稿給送装置30と連動する複写シス
テムにおいて連続して供給される2枚の原稿を1枚の複
写用紙の同一面に複写するモードである。 【0012】次に、その動作について説明する。まず複
写機の操作パネルのキー71を操作して合成第2モード
を選択し、さらに選択キー70を操作してモードとして
APS、AMS、MULモードのいずれかを選択してお
く。また、自動原稿給送装置30の原稿トレイ32には
原稿面を下にして置き、原稿の一番上にある最終頁から
給送されるよう準備する。 【0013】操作パネルのプリントキー73を押し、複
写動作にはいると、原稿トレイ32上の原稿ORの一番
上の原稿が給送ローラ33によって送り出され、分離ロ
ーラ34、35で一枚ずつ分離され、まず第1枚目(奇
数枚目)の原稿OR2がピンチローラ38まで送り出さ
れる。公知のタイミング調整手段により送出時期がくる
とピンチローラ38は回転し、原稿OR2を搬送ベルト
39の下に送り込む。搬送ベルト39は駆動ローラ40
により矢印aの方向に移動しており、原稿OR2を摩擦
力により保持して矢印aの方向に搬送する。 【0014】ピンチローラ38を駆動するモータ軸には
図示してないパルス発生円板が取付けられており、原稿
の後端が入口センサ37で検出されてから所定の時間経
過を計数し、原稿後端が基準点Pを超えた後ピンチロー
ラ38、搬送ベルト39を停止させ、更に、搬送ベルト
を先のタイマで計数した時間と移動量から決まる所定量
逆方向(矢印bの方向)に移動させ、原稿の後端を原稿
台25上の基準点P(図1では入口センサ37により距
離l1の位置)に停止させる。 【0015】原稿が原稿台25上の所定の第1位置(図
1では位置A)に位置決めされたので、自動原稿給送装
置30から複写機本体に対し露光、現像、定着の一連の
複写動作が指令される。走査光学系2が原稿を走査し、
感光体ドラム3上に静電潜像を形成する。静電潜像は現
像され、給紙台5、又は6から搬送ローラ9、10、1
1搬送路12を経て給送された複写用紙上に転写され
る。トナー像が転写された複写紙は搬送ベルト13によ
り定着ローラ14、15に搬送され、トナー像は複写紙
に定着される。以上は通常の複写機の複写工程で、ここ
では説明を省いてあるが、複写機には帯電器、転写器、
除電器、クリーナ等公知の複写機の備える構成があるこ
とはもちろんである。 【0016】定着の終了した複写紙は定着ローラ14、
15から排出されるが、複写モードとして合成第2モー
ドが選択されている場合は、搬送路の途中に設けられて
いる切換爪17が搬送路16を再給紙トレイ20方向に
切換えている。したがって複写紙は搬送路18に入る。
搬送路18の出口には両面コピーモードの場合に紙の表
面を反転させるための反転搬送路21へ、あるいは合成
第1、又は第2モードの場合に直接再給紙トレイ20へ
搬入する切換爪19があり、この説明の場合は複写モー
ドとして合成第2モードが選択されているので、切換爪
19は複写紙が直接再給紙トレイ20に入る方向に切り
換えられている。搬入された複写紙はガイド板23、2
4により再給紙トレイ20上の所定の位置に収納され
る。かくして、設定された部数だけの複写動作が繰返さ
れ、第1枚目(奇数枚目)の原稿の複写が終了する。 【0017】次に、再給紙トレイ20上の給送ローラ2
2は上方に待避し、再給紙トレイ20上の複写紙はガイ
ド板23、24により図3で左方に移動せしめられて給
紙位置に設定される。そして給送ローラ22が下降して
さきに第1枚目の原稿がコピーされている複写紙の余白
部に第2枚目の原稿をコピーする複写用紙として給送す
る準備を完了する。 【0018】複写機側から出力される1枚目(奇数枚
目)の原稿の複写終了信号を自動原稿給送装置30が受
けると、自動原稿給送装置30は原稿交換動作に入る。
まず搬送ベルト39が図3矢印aの方向に移動し、第1
枚目(奇数枚目)の原稿は原稿給送ガイド46とガイド
ローラ47、48との間を搬送されて排紙トレイ49上
に排出される。このとき排出センサ44で排出が検出さ
れる。排出センサ44で排出が検知されると、ついで次
の原稿が給送ローラ33によって送り出される。今回は
2枚目(偶数枚目)の原稿であるから原稿後端が入口セ
ンサ37で検出されたあと計数を開始するタイマは原稿
の後端を原稿台上の基準点P(図1では入口センサ37
より距離l1の位置)よりも更に原稿の幅l2に相当す
る距離だけ図3で左の位置に停止させるよう計数して原
稿を停止させる。 原稿が原稿台25上の所定の第2位
置(図1では位置B)に位置決めされたので、自動原稿
給送装置30から複写機本体に対し露光、現像、定着の
一連の複写動作が指令される。走査光学系2が原稿を走
査し、感光体ドラム上に静電潜像を形成する。この場
合、光学系2は原稿台全面を走査するフルスキャンをお
こなうので、感光体ドラム上の原稿の第1位置に相当す
る部分には自動原稿給送装置30の搬送ベルト39の表
面の汚れなども静電潜像として形成されてしまうから、
これを除くため、この部分をイレーサランプを点灯して
消去しておく。この際、第1枚目(奇数枚目)の原稿と
第2枚目(偶数枚目)の原稿の境界に線像が形成される
ことがあるから、イレーサランプで消去する幅を広めに
しておくとよい。感光体ドラム上の静電潜像は現像さ
れ、そのトナー像は、給送ローラ22で給送される再給
紙トレイ2上の複写用紙、即ち先に第1枚目の原稿がコ
ピーされている用紙上の白紙部分に転写される。 【0019】トナー像の転写された複写紙は搬送ベルト
13により定着ローラ14、15に搬送され、トナー像
は複写紙上に定着される。定着された複写紙は排出され
るが、第2枚目(偶数枚目)の原稿の処理であるから切
換爪17は搬送路16をソータ50に向かう排出方向に
切り換えている。したがって複写紙は複写機本体から排
出され、ソータに入り、公知の手段でソートされる。か
くして設定された所定部数だけの複写動作が繰り返さ
れ、第2枚目(偶数枚目)の原稿の複写が終了する。 【0020】第3枚目以降も前記第1枚目(奇数枚
目)、第2枚目(偶数枚目)の原稿の複写動作と同じ動
作が繰り返されて全部の原稿の複写が終了して一連の複
写作業が完了する。 【0021】なお、原稿の奇数枚目、偶数枚目の判断は
入口センサ37で検出された原稿端部の通過を示す信号
を自動原稿給送装置30の制御用マイクロコンピュ−タ
(以下、ADF制御CPUと称する。)60内のカウン
タで計数し、その計数結果で判断する。 【0022】図5は自動原稿給送装置30と複写機本体
を制御する制御回路のブロック図であって、合成第2モ
ードに関連する部分のみ示してある。自動原稿給送装置
30、複写機本体共に制御用マイクロプロセッサを備
え、それぞれのマイクロプロセッサで実行されるプログ
ラムにより自動原稿給送装置30、複写機本体の機能動
作が制御される。 【0023】まず自動原稿給送装置(ADF)側から説
明すると、60はADF制御CPUであって、その入力
ポートI1にはプリントキー72、I2にはAPS/A
MS/MULモードの選択キー70、I3には合成第2
モード選択キー71、I4には境目イレースキー72か
らの信号が入力される。入力ポートI5、I6にはそれ
ぞれ原稿の給送状態を検出する入口センサ37、排出セ
ンサ44の信号SEN・IN、SEN・OUTが入力さ
れる。また、出力ポートO1、O2、O3からは搬送ベ
ルト駆動モータ制御回路62に対し、高速駆動信号H
I、低速駆動信号LO、正逆転切換信号が出力される。
63は搬送ベルト駆動モータで搬送ベルト駆動モータ制
御回路62により速度、回転方向が制御されると共に、
モータ軸に設けられたパルス発生器からのパスルを制御
回路62を介してADF制御CPU60の入力ポートI
Pに入力する。また、ADF制御CPU60の出力ポー
トO4からはドライブ回路64に対し、ピンチローラへ
動力を伝達するクラッチのON/OFF信号やブレーキ
作動信号、そしてキー入力されたAPS/AMS/MU
Lモードの表示、合成第2モードの表示のための信号が
出力され、クラッチ、ブレーキの作動、表示部65の表
示ランプの表示などを行う。 【0024】一方、複写本体制御CPU61の入力ポー
トIa、Ib、Ic、Idには原稿寸法と原稿の向き
(以下、用紙の長辺が用紙搬送方向にセットされている
向きを縦、短辺が用紙搬送方向にセットされている向き
を横と称する。)がA4横かB5横か等を検知するセン
サの検知信号SEN・OR、複写機の給紙台、給紙カセ
ットに収納されている用紙寸法信号SEN・PA、走査
光学系2の走査終了の検知信号SEN・SC、そして感
光体ドラムの回転角位置の検知信号SEN・DMが入力
される。また、出力ポートOa、Obからは走査光学系
駆動モータ制御回路66に対し走査光学系駆動信号、正
逆転切換信号が出力される。67は走査光学系駆動モー
タで上記制御回路により回転停止、正逆転の制御がなさ
れると共に、モータ軸に設けられたパルス発生器からの
パルスを制御回路67を介して複写機本体制御CPU6
1の入力ポートISに入力する。また、複写機本体制御
CPU61の出力ポートOcからはドライブ回路68に
対しイレースランプ69の点灯制御信号が出力される。 【0025】ADF制御CPU60と複写本体制御CP
U61との間は、各種の制御信号の授受がなされ、AD
F制御CPU60の出力ポートO5、O6、O7、O8
からは原稿寸法信号ORSZ、コピー開始信号CPS
T、原稿が偶数ページであることを示す偶数ページ信号
EVPG、合成第2モードを示すCOM2信号が出力さ
れ、複写本体制御CPU61の入力ポートIe、If、
Ig、Ihに入力される。また、複写本体制御CPU6
1の出力ポートOd、Oeからは複写用紙寸法信号PA
SZ、コピー終了信号CPFNが出力され、ADF制御
CPU60の入力ポートI7、I8に入力される。 【0026】次に、ADF制御CPU60、複写本体制
御CPU61で実行される制御プロセスを図6により図
12までのフローチャートにより説明する。 【0027】図6はADF制御CPU60によって実行
されるプログラムの主ルーチンの概略を示すフローチャ
ートである。電源の投入と共にメモリのクリヤ、フラグ
のリセット等の初期化をおこなう(ステップS1)。つ
いで主ルーチンの動作を管理する内部タイマをセットす
る(ステップS2)。各種センサから入力される信号及
び駆動モータの作動指令など出力信号の処理を行う(ス
テップS3)。 【0028】自動原稿給送装置30の使用か否かを調べ
(ステップS4)、自動原稿給送装置30使用であれば
複写モードとして入力されているモード、例えば通常モ
ード、合成モード等の入力信号に応じて所要のフラグ等
をセットするモード設定をおこなう(ステップS5)。
原稿の給送を開始し、原稿はピンチローラまで給送され
て停止する(ステップS6)。 【0029】複写モードが合成第2モードが否かを調べ
(ステップS7)、合成第2モードでないときはステッ
プS11に進み、後で詳しく説明するが搬送モード1サ
ブルーチンを実行し、ステップS12に進む。また、合
成第2モードの時はステップS8に進み、原稿が偶数ペ
ージであることを示すフラグがセットされているか否か
を調べる。 【0030】原稿が偶数ページであることを示すフラグ
がセットされているときは搬送モード2サブルーチン
(ステップS9)を実行し、ステップS12に進む。ま
た、上記のフラグがセットされていないとき、即ち、原
稿が奇数ページのときは搬送モード1サブルーチン(ス
テップS10)を実行し、ステップS12に進む。 【0031】原稿寸法の検出をキー入力、あるいは給送
した原稿をセンサで検出しておこない(ステップS1
2)、内部タイマの終了を待って(ステップS13)、
次のサイクルの処理に移るためステップS2に戻る。 【0032】ステップS4で自動原稿給送装置30を使
用していないときは、原稿台25に原稿を載置してない
ことを示す表示などの原稿忘れ処理をして(ステップS
14)ステップS13に進む。 【0033】次に、図6のフローチャートでステップS
10、S11及びS9として示した搬送モード1、搬送
モード2のサブルーチンについて説明する。 【0034】まず、図7a、bのフローチャートにより
搬送モード1サブルーチンについて説明する。搬送され
る原稿が1枚目か否かを図示してない給送カウンタ等で
調べ(ステップS21)、1枚目でないときはステップ
S30に移る。1枚目であれば入口センサ37が原稿先
端を検出したか否かを調べ(ステップS22)、検出さ
れたときは原稿のピンチローラ入口までの給送が終了し
たか否かを調べる(ステップS23)。原稿の給送が終
了したときはステップS24に進む。ステップS22、
S23で判断結果が否定的であるときは主ルーチンに戻
る。 【0035】ステップS24では、原稿トレイにセット
された複写すべき原稿の総枚数が奇数枚か否かを調べ
る。これは原稿の総枚数が奇数枚のとき、合成第2モー
ドの複写において、最後にコピーされる原稿は1枚だけ
であるから、複写紙上には左側が白紙(図1でCOPY
1として示した状態のもの)のものとなり、体裁が良く
ないので、この場合は最初にコピーする原稿、即ち、最
後のページの原稿については複写紙上の左側に複写し、
複写紙の右側に白紙部分が形成されるようにするための
判定である。なお、原稿トレイにセットされた原稿の総
枚数が奇数枚か偶数枚かは図示してない原稿枚数入力手
段、例えば操作パネルのキースイッチなどから入力する
こともでき、また、別に設けた原稿枚数計数手段から入
力することもできる。 【0036】ステップS24の判定の結果、原稿の総枚
数が奇数枚のときはピンチローラのクラッチをONと
し、搬送ベルト39を低速駆動して原稿を原稿台25上
Bの位置(図1参照)に搬送し、次の原稿のための偶数
ページフラグをセットする(ステップS25、S26、
S27)。これにより、以後の処理は、搬送モード2サ
ブルーチンにて処理される。また、ステップS24の判
断の結果、奇数枚でないときはピンチローラのクラッチ
をONとし、搬送ベルトを高速駆動して原稿を原稿台2
5上Aの位置(図1参照)に搬送する(ステップS2
8、S29)。 【0037】ステップS30に進み、原稿台25に位置
決めされた原稿に対しての所望枚数のコピーの終了を調
べる。コピーの終了であれば搬送ベルト39を高速駆動
して原稿を排出部45へ搬送すると共に、次の原稿を給
送するタイミングを調整するタイマTM3をセットする
(ステップS31、S32)。コピーの終了でないとき
はステップS31、S32は省かれ、ステップS33に
進む。 【0038】ステップS33ではタイマTM3の計時終
了調べ、終了していないときはステップS41に移る
が、終了しているときはステップS34に進み、原稿ト
レイ32の原稿が全部給送済か否かを調べる。給送済で
あればステップS35に進み、原稿排出部の排出センサ
44が原稿の後端を検出したか否かを調べ、検出してい
るときは原稿が完全に排紙トレイ49に収納されるまで
のタイミング調整用タイマTM6をセットし(ステップ
S36)、タイマTM6の計時終了を調べ(ステップS
37)、計時終了しているときは搬送ベルト39を停止
して主ルーチンに戻る(ステップS38)。ステップS
35で原稿排出部の排出センサ44が原稿の後端を検出
していないときはステップS36を省き、またステップ
S37でタイマTM6が計時終了していないときはステ
ップS38は省かれる。 【0039】ステップS34で原稿が全部給送されてい
ないときはステップS40に進み、ピンチローラのクラ
ッチをONとして原稿を搬送する。搬送される原稿の後
端が入口センサ37で検出されたか否かを調べ(ステッ
プS41)、検出されたときは搬送ベルト39が原稿を
原稿台25上の所定位置まで搬送するタイミング調整用
タイマTM7をセットする(ステップS42)。原稿が
検出されないときはステップS42は省かれる。 ステ
ップS43に進み、タイマTM7の計時終了を調べる。
計時終了していないときはステップS50に移るが、計
時終了のときは、搬送ベルト39の停止、ピンチローラ
のクラッチOFF、ブレーキをONとして原稿搬送駆動
部分を停止させ(ステップS44〜S46)、原稿トレ
イ32から次の原稿をピンチローラ38まで給送する原
稿給紙フラグをセットする(ステップS47)。更に、
多少正規位置よりも先に出て停止している原稿を正規位
置(原稿後端がP点に一致する位置)まで搬送ベルト3
9を逆方向へ移動させるタイミング調整用タイマTM8
をセットし、コピー開始フラグをセットする(ステップ
S48、S49)。 【0040】タイマTM8の計時終了を調べ(ステップ
S50)、計時終了しているときは搬送ベルト39のブ
レーキをOFFとし、搬送ベルト39を逆転駆動し、コ
ピー開始フラグをリセットし、搬送ベルトの逆転駆動時
間計時タイマTM9をセットする(ステップS51〜S
54)。逆転駆動時間は先に原稿がピンチローラ38で
給送されたときピンチローラ駆動軸についているパルス
発生器で計数した回転数に基づいて原稿の正規位置を越
えて送られた長さが判明しているので、この長さを補正
する分だけ搬送ベルト39を逆転駆動するよう時間を設
定する。 【0041】タイマTM9の計時終了を調べ、計時終
了、即ち原稿が正規位置に設定されたときは搬送ベルト
39の逆転を停止し、次の原稿のために奇数ページフラ
グをリセットし、偶数ページフラグをセットして(ステ
ップS57、S58、S59)、主ルーチンに戻る。 【0042】ステップS50においてタイマTM8の計
時が終了していないときはステップS51〜S54は省
かれてステップS56に移り、またステップS56にお
いてタイマTM9の計時が終了していないときはステッ
プS57〜S59は省かれ、直ちに主ルーチンに戻る。 【0043】次に図8のフローチャートにより搬送モー
ド2サブルーチンについて説明する。まず、コピーの終
了を調べ(ステップS61)、コピーの終了であれば搬
送ベルト39を低速駆動して原稿を排出部45へ搬送す
ると共に、次の原稿を給送するタイミングを調整するタ
イマTM3セットする(ステップS62、S63)。 【0044】ここで搬送ベルトを低速駆動する点につい
て説明する。第1枚目の原稿は図1でAの位置に停止す
るため、基準点Pに原稿を位置させるが、通常この位置
は原稿台(原稿ガラス)端部であり、位置決め部材によ
って基準位置を設定することが可能であるから高速駆動
する。 【0045】一方、原稿をBの位置に停止させる場合は
停止位置がサイズによって異なり、位置決め用部材を設
けることが困難であるため、搬送された原稿を停止させ
る位置の精度を高めるために低速駆動する。実施例では
高速駆動は1000mm/sec、低速駆動は200m
m/secとしている。 【0046】ステップS61においてコピーの終了でな
いときはステップS62、S63は省かれる。ステップ
S64に進み、タイマTM3の計時終了を調べ、終了し
ているときはステップS65に進み、原稿トレイの原稿
が全部給送済か否かを調べる。給送済であれば原稿排出
部の排出センサ44が原稿の後端を検出したか否かを調
べる(ステップS66)。原稿後端が検出されたときは
原稿が完全に排紙トレイ49に収納されるまでのタイミ
ング調整用タイマTM6をセットし(ステップS6
7)、タイマの計時終了を調べ(ステップS68)、計
時終了しているときは搬送ベルト39を停止し、偶数ペ
ージフラグをリセットし、奇数ページフラグをセットし
て主ルーチンに戻る(ステップS69、S70、S7
1)。ステップS66で原稿排出部の排出センサ44が
原稿後端を検出していないときはステップS67を省
き、またステップS68でタイマTM6が計時終了して
いないときはステップS69は省かれる。 【0047】ステップS65で原稿が全部給送されてい
ないときはステップS72に進み、ピンチローラのクラ
ッチをONとして原稿を給送する。給送される原稿の後
端が入口センサ37で検出されたか否かを調べ(ステッ
プS73)、検出されたときは搬送ベルト39が原稿を
原稿台上の所定位置まで搬送するタイミング調整用タイ
マTM4をセットする(ステップS74)。このタイマ
TM4は原稿のサイズによって異なる。原稿が検出され
ないときはステップS74は省かれる。 【0048】ステップS75に進み、タイマTM4の計
時終了を調べる。計時終了していないときはステップS
82に移るが、計時終了のときは、搬送ベルト39の停
止、ピンチローラのクラッチOFF、ブレーキをONと
して原稿搬送駆動部分を停止させ(ステップS76〜S
78)、更にブレーキをOFFとするタイミング調整用
タイマTM5のセット、コピー開始フラグセット、原稿
給紙フラグのセットをおこなう(ステップS79〜S8
1)。 【0049】タイマTM5の計時終了を調べ(ステップ
S82)、終了のときはブレーキをOFF、コピー開始
フラグリセット、偶数ページフラグリセット、奇数ペー
ジフラグをセットし(ステップS83〜S86)、主ル
ーチンに戻る。また、ステップS82においてタイマT
M5の計時終了していないときは直ちに主ルーチンに戻
る。 【0050】図9は複写本体制御CPU62の実行する
プログラムの主ルーチンの概略を示すフローチャートで
ある。電源の投入と共にメモリのクリヤ、フラグのリセ
ット等の初期化をおこなう(ステップS101)。つい
で主ルーチンの動作を管理する内部タイマをセットする
(ステップS102)。給紙カセットその他の各種セン
サから入力される信号及び各種駆動系の動作指令など出
力信号の処理をおこなう(ステップS103)。 次に
複写モードの設定をおこなう(ステップS104)。複
写モードの設定の詳細は後で詳しく説明する。次に、走
査光学系2を移動して所定の複写倍率を設定し(ステッ
プS105)、選択された複写用紙寸法に合せて再給紙
トレイ20のガイド板23、24を設定する(ステップ
S106)。 【0051】複写モードが合成第2モードか否かを調べ
(ステップS107)、合成第2モードのときは合成予
備動作を行う(ステップS108)。これは再給紙トレ
イ20への搬送路切換爪17の設定、トレイのガイド板
23、24の設定などをおこなうものである。合成第2
モードでないときはステップS108は省かれる。 【0052】自動原稿給送装置30より出力されるコピ
ー開始信号CPSTがONか否かを調べ(ステップS1
09)、ONであれば一連の複写動作に入る。即ち、複
写用紙の給紙、感光体への帯電、現像、転写、除電イレ
ース等の複写プロセス、走査光学系による原稿の走査と
露光、合成第2モードに伴う感光体上の静電潜像のうち
余白部、境界部のイレース、合成第2モードに伴う搬送
路の切換、再給紙トレイからの給紙、複写紙の排出等の
動作の制御がおこなわれる(ステップS110〜S11
6)。 【0053】内部タイマの計時終了を待って(ステップ
S117)、次のサイクルに移るためステップS102
に戻る。ステップS109においてコピー開始信号がO
Nでないときは複写動作に入らずステップS117に移
る。 【0054】次に図9のフローチャートにおけるステッ
プS104で設定した複写モードのうち、操作パネルの
キー71から合成第2モードが設定されている場合につ
いて図10a、bのフローチャートに基づいて説明し、
他の場合の説明のついては省略する。なお、ここでは原
稿がA4サイズのものについて説明してあるが、これは
一例であって、これに限られるものではない。 【0055】まず合成第2モードか否かを調べ(ステッ
プS121)、合成第2モードでなければ、他のモード
設定の為の処理を実行した後主ルーチンに戻るが、合成
第2モードのときは原稿が奇数ページか否かを調べ(ス
テップS122)、奇数ページでないときはステップS
132に移り、走査光学系が原稿を走査する巾を原稿台
全面に相当するA3サイズにセットし、イレースモード
2をセットして(ステップS133)主ルーチンに戻
る。イレースモードについては後で詳しく説明する。 【0056】ステップS122の判断の結果、奇数ペー
ジのときはステップS123に進み、原稿の寸法がA4
横置きか否かを調べる。これは図示しない自動原稿給送
装置30のセンサで調べる。A4横置きでないときは他
の寸法、例えばB5横置きか否かの判断に入るが、合成
第2モードの可能な寸法であれば、以降はこれから説明
するフローチャートと同様のフローチャートとなり、使
用する複写用紙寸法等が異なるだけであるから説明を省
略する。 【0057】原稿の寸法がA4横置きの場合はステップ
S124に進み、APSモードか否かを調べる。APS
モードとは原稿寸法から、これに適した複写用紙を自動
的に選択するモードで、操作パネルのキー70から入力
して設定しておくものである。APSモードのときは、
別途キー入力された複写倍率を調べ、等倍のときは複写
用紙としてA3縦を選び、複写倍率が0.816のとき
は用紙としてB4縦を選び、また複写倍率が0.707
のときは用紙としてA4縦を選ぶ(ステップS125〜
S129)。ついで選択した用紙が給紙台、給紙カセッ
トにあるか否かを調べ、用紙がないときは警告表示をし
て主ルーチンに戻る(ステップS130、131)。 【0058】このようにして、合成第2モードのとき、
通常のAPSで選択する適合サイズの2倍の大きさを選
択することによって2枚の原稿の合成コピーを可能とす
る。 【0059】ステップS124でAPSモードでないと
きはステップS141に移り(図10b)、AMSモー
ドか否かを調べる。AMSモードとは操作パネルのキー
から入力して選択したモードであって、別途キー入力し
た複写用紙寸法に合せて複写倍率を自動的に選択するモ
ードである。AMSモードの場合はキー入力された複写
用紙寸法に応じて複写倍率を選択するが、原稿がA4横
置きであるのに対し用紙寸法がA3縦の場合は複写倍率
1.00、用紙寸法がA4縦の場合は複写倍率0.70
7、用紙寸法がB4縦の場合は複写倍率0.816を選
択する(ステップS142〜S146)。設定された倍
率範囲が設定可能か否かを調べ(ステップS147)、
設定不能のときは警告処理して主ルーチンに戻るが(ス
テップS148)、設定できるときはステップS154
に移り、光学系が原稿を走査する巾をA4巾にセット
し、更にイレースモード1をセットして(ステップS1
55)、主ルーチンに戻る。 【0060】このようにして合成第2モードのとき、通
常のAMSで選択される適合倍率に対し、1/2の倍
率、即ちコピー用紙の半分に相当する倍率を選択して2
枚の原稿の合成コピーを可能とする。 【0061】ステップS141の判断でAMSでないと
きは、ステップS151に移る。これはマニュアルモー
ドで用紙寸法、複写倍率を選択するものであり、この実
施例の説明では用紙寸法としてA4縦を選択し、複写倍
率0.707を選択する(ステップS151、S15
2)。A4寸法の用紙が給紙台、又は給紙カセットにあ
るか否かを調べ(ステップS153)、あればステップ
S154に移る。また、用紙がないときは警告処理して
主ルーチンに戻る(ステップS156)。 【0062】ステップS130において選択した用紙が
あるときもステップS154に移る。 図10a、bの
フローチャートにおいてステップS155、S133と
して示したイレースモード1、イレースモード2につい
て図11a、bのフローチャートに基づいて説明する。
図11aはイレースモード1を示すフローチャートで、
まず合成モードで複写したとき、2枚の原稿の境目に線
が現れることがあるが、これをイレースする要求が操作
キー72から入力されているか否かを調べる(ステップ
S161)。要求がなければ直ちに元のルーチンに戻る
が、要求があるときは設定された複写倍率を調べ、複写
倍率に応じてイレース巾を決定するタイマT1に所定の
時間をセットするよう要求するフラグをセットする。即
ち、複写倍率が1.00のときはフラグAをセットし、
複写倍率が0.816のときはフラグBをセットし、複
写倍率が0.707のときはフラグCをセットし(ステ
ップS162〜S166)、元のルーチンに戻る。 【0063】また、図11bはイレースモード2を示す
フローチャートであるが、このイレースモードでは複写
される原稿が第2位置(図1でBの位置)にあるから、
その前半分の原稿台上の汚れ等が感光体ドラム上に静電
潜像として表われ、これが複写紙上の既にコピーのなさ
れた画像上に再度転写されることを防ぐため、前半分、
即ち用紙のA4寸法巾だけイレースする必要がある。そ
のため境目イレース要求が操作キー72から入力されて
いないときはA4寸法巾でイレースするよう要求フラグ
をセットする(ステップS177)。その他の部分、即
ち複写倍率を調べ、複写倍率に応じたタイマに所定時間
のセットを要求するフラグをセットする部分(ステップ
S172〜S176)はイレースモード1と同一であ
る。 【0064】次に図9のフローチャートでステップS1
13として示したイレース制御のうち、先に説明したイ
レースモードと関連した部分を図12a、bに示すフロ
ーチャートで説明する。 【0065】まず、感光体ドラム上に形成された静電潜
像の画像先端がイレーサ下に来たか否かを感光体ドラム
の回転角信号SEN、DMなどから調べ(ステップS1
81)、イレーサ下に来ていなければステップS190
に移るが、イレーサ下に来ていればステップS182に
移り、A4巾でのイレース要求フラグを調べる(ステッ
プS182)。イレース要求フラグがセットされていれ
ばイレースランプ69を点灯する(ステップS18
3)。イレース要求フラグがセットされていないときは
ステップS184に移り、タイマ要求フラグを調べる
(ステップS184)。タイマ要求フラグがセットされ
ていなければ直ちにステップS190に移るが、タイマ
要求フラグがセットされているときは、フラグがAかB
かCかを調べ、それぞれに応じた時間をタイマT1にセ
ットし、計時を開始する(ステップS185〜S18
9)。即ち、下記の時間をセットする。 【0066】(1)フラグAのとき T1=(TA−A) (2)フラグBのとき T1=(TB−B) (3)フラグCのとき T1=(TC−C) ここで TA:A4寸法を複写倍率等倍で走査するに要する時間 TB:A4寸法を複写倍率0.816で走査するに要す
る時間 TC:A4寸法を複写倍率0.707で走査するに要す
る時間 A、B、C:定数。各複写倍率に応じて定まる値で、境
目のイレース巾の1/2に相当する時間 を表す。 【0067】ステップS190に進み、タイマT1の計
時終了を調べ、タイマの計時終了であれば、これは境目
のイレースを開始する時期に達したことを意味するから
イレースランプ69を点灯する(ステップS191)。
計時終了していないときはこのステップは省かれる。 【0068】ステップS192に進み、感光体ドラム上
に形成された静電潜像の画像後端がイレーサ下に来たか
否かを感光体ドラムの回転角信号などから調べる。イレ
ーサ下に来ていなければステップS203に移るが、イ
レーサ下に来ていればA4巾でのイレース要求フラグを
調べる(ステップS193)。イレース要求フラグがセ
ットされていなければステップS202に移り、イレー
スランプ69を点灯する。セットされているときはタイ
マ要求フラグがセットされているか否かを調べ、セット
されていなければステップS201に移り、イレースラ
ンプ69を消灯する。また、タイマ要求フラグがセット
されているときはそのフラグがAかBかCかを調べ、そ
れぞれに応じた時間をタイマT2にセットし、計時を開
始する(ステップS195〜S199)。即ち、下記の
時間をセットする。この時間は時間A、B、Cに相当す
る長さだけイレース巾を延長するものである。 【0069】(1)フラグAのとき T2=A (2)フラグBのとき T2=B (3)フラグCのとき T2=C ここでA、B、Cは先に説明したのと同じ定数である。 【0070】ステップS200に進み、A4巾イレース
要求フラグをリセットし、ステップS203に進む。 【0071】ステップS203ではタイマT2の計時終
了を調べ、計時終了のときはイレースランプを消灯する
(ステップS204)。計時終了していないときはステ
ップS204は省かれ先に進む。更に原稿の走査終了を
調べ、終了しているときもイレースランプを消灯し、主
ルーチンに戻る(ステップS205、S206)。走査
が終了していないときはステップS206は省かれ、主
ルーチンに戻る。 【0072】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の複写機においては、原稿サイズ検出手段によって検出
された原稿サイズと複写紙の半分のサイズとから複写倍
率を選択し、この選択された複写倍率によって2枚の原
稿を1枚の複写紙の同一面に並べて複写する。従って、
複写紙の消費を低減するとともに、複写によって作成さ
れる複写物の容積を減らすことが可能となる。また、1
枚の複写紙の同一面に複数の原稿画像を複写する際、複
写倍率の設定を容易に行える。加えて、複写倍率の選択
に用いられる原稿サイズは、複写紙の同一面に並べて複
写される2枚の原稿の内、第1枚目の原稿のサイズとし
たため、2枚目の原稿サイズの検出を待たずに複写倍率
の設定を行うことが可能となり、複写速度が向上する。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の自動原稿給送装置の動作の説明図で
ある。 【図2】この発明の自動原稿給送装置を設置して使用す
るに適した複写機の主要構成を示す断面図である。 【図3】自動原稿給送装置の主要構成を示す断面図であ
る。 【図4】自動原稿給送装置の操作パネルの正面図であ
る。 【図5】自動原稿給送装置と複写機本体を制御する制御
回路のブロック図である。 【図6】自動原稿給送装置及び複写機本体の動作を制御
するCPUで実行される制御プロセスのフローチャート
である。 【図7】自動原稿給送装置及び複写機本体の動作を制御
するCPUで実行される制御プロセスのフローチャート
である。 【図8】自動原稿給送装置及び複写機本体の動作を制御
するCPUで実行される制御プロセスのフローチャート
である。 【図9】自動原稿給送装置及び複写機本体の動作を制御
するCPUで実行される制御プロセスのフローチャート
である。 【図10】自動原稿給送装置及び複写機本体の動作を制
御するCPUで実行される制御プロセスのフローチャー
トである。 【図11】自動原稿給送装置及び複写機本体の動作を制
御するCPUで実行される制御プロセスのフローチャー
トである。 【図12】自動原稿給送装置及び複写機本体の動作を制
御するCPUで実行される制御プロセスのフローチャー
トである。 【符号の説明】 25:原稿台 30:自動原稿給送装置 32:原稿トレイ 37:入口センサ 38:ピンチローラ 39:搬送ベルト OR1、OR2:原稿 COPY1、COPY2:複写物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 104 G03G 15/00 104 107 107 21/00 378 21/00 378 (56)参考文献 特開 昭61−62088(JP,A) 特開 昭61−196263(JP,A) 特開 昭60−235169(JP,A) 特開 昭60−98460(JP,A) 特開 昭59−109072(JP,A) 特開 昭60−2942(JP,A) 特開 昭60−93462(JP,A) 特開 昭60−186878(JP,A) 特開 昭63−21668(JP,A) 特開 昭62−80673(JP,A) 特開 昭52−115218(JP,A) 特開 昭58−117564(JP,A) 特開 平7−13465(JP,A) 特開 昭63−74844(JP,A) 実開 昭60−84945(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.選択された複写倍率によって、2枚の原稿を1枚の
    複写紙の同一面に並べて複写する複写機において、自動
    倍率選択モードを設定する設定手段と、複写紙の同一面
    に並べて複写される2枚の原稿の内、第1枚目の原稿の
    サイズを検出する原稿サイズ検出手段と、自動倍率選択
    モードにおいて、原稿サイズ検出手段によって検出され
    た第1枚目の原稿サイズと複写紙の半分のサイズとから
    複写倍率を選択する倍率選択手段とを備えたことを特徴
    とする複写機。
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