JP2652787B2 - 合成モードを備えた複写機 - Google Patents

合成モードを備えた複写機

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JP2652787B2 JP62231044A JP23104487A JP2652787B2 JP 2652787 B2 JP2652787 B2 JP 2652787B2 JP 62231044 A JP62231044 A JP 62231044A JP 23104487 A JP23104487 A JP 23104487A JP 2652787 B2 JP2652787 B2 JP 2652787B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自動原稿給送装置により原稿台上に給送さ
れる2枚の原稿を1枚の用紙上に複写する2枚合成モー
ドを備えた複写機に関する。
〔従来の技術〕
多数枚の原稿を複写する作業を効率的にすすめるため
自動的に原稿を複写機の原稿台上に搬送し、露光終了後
これを排出する自動原稿給送装置があり、複写機の原稿
台上に設置して複写機と連動して使用されている。
この装置では、原稿は給送トレイから順次給送される
が、一旦、入口側のピンチローラで停止し、給紙信号に
応答して作動するピンチローラと搬送ベルトにより原稿
台の所定位置に搬送される。そして露光の終了に応答し
て再び搬送ベルトにより搬送されて排出され、次の原稿
が搬送されるよう構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した従来の自動原稿給送装置では原稿の取扱いが
自動化され、効率よく複写作業がおこなわれるものの、
大量の複写物の保管、複写枚数の節約などのため、2枚
の原稿を1枚の用紙に複写したいというような要望に対
しては、原稿台上に搬送された原稿の停止位置が固定的
に決定されているため、対応することができなかった。
この問題への対処として、自動原稿給送装置により原
稿台上に設定するに際して、原稿が奇数枚目のときはそ
の原稿を原稿台上の第1の位置に設定し、偶数枚目のと
きはその原稿を原稿台上の第2の位置に設定するよう原
稿搬送手段を制御するとともに、原稿台上の第1の位置
に設定された原稿を複写紙上の位置に複写し、原稿台上
の第2の位置に設定された原稿を先に第1位置に複写画
像が形成された複写用紙上の第1位置に隣接する第2位
置に複写する合成モードを備えた複写機と連動させるこ
とで解決することが本出願人より提案されている(特願
昭61−217954号参照)。
これを第1図によって説明すると、図において30は自
動原稿給送装置(ADF)で、原稿の複写すべき面を原稿
トレイ32側に向けて原稿トレイ32上に置かれた原稿OR1,
OR2は一番上の原稿から、即ちOR2から順次給送ローラか
らなる給送手段によりピンチローラ38の手前まで給送さ
れる。原稿を原稿台に搬送すべき指令がADFの動作を制
御するマイクロプロセツサから出力されるとピンチロー
ラと搬送ベルトなどから構成される搬送手段により原稿
が原稿台25に向けて搬送される。1枚目(奇数枚目)の
原稿即ち、2ページの原稿では2ページ目の原稿OR2が
搬送される。その後端がセンサ37で検出されるとこの検
知信号は原稿の奇偶判断手段を構成するマイクロプロセ
ツサのカウンタで計数判断され、奇数枚目であると判断
されて、原稿は一定距離l1搬送された後停止し、同図A
の位置に設定する。この状態で露光をおこない、複写す
るが、複写紙は同図COPY 1に示すものとなり、半分が白
紙となっている。この複写機は複写紙の合成コピーモー
ドを選択しておくので、再給紙トレイに収納される。所
要部数の複写が終了すると、第2枚目(偶数枚目)の原
稿即ち2ページの原稿では1ページ目の原稿OR1が給送
されるが、その後端がセンサ37で検出されると、今回は
偶数枚目であると判断され一定距離l1と原稿の巾l2との
合計距離(l1+l2)だけ搬送された後停止し、同図Bの
位置に設定する。この状態で露光をおこない、複写する
が、複写用紙は先に2ページ目の原稿が複写され、再給
紙トレイに収納されている用紙上に複写されるので、同
図COPY 2として示されたものとなり、一枚の複写用紙上
に奇数頁、偶数頁の原稿が複写される。
ところで、複写機が上記した合成モードで複写すると
きは、走査光学系が原稿を走査するとき、原稿台上のA
の位置(第1位置)に設定された原稿OR2については原
稿台の端部から原稿の走査方向の巾に相当する距離だけ
走査すればよいが、原稿台上のBの位置(第2位置)に
設定された原稿OR1については原稿寸法によってその設
定位置が異なるため、原稿台全面を走査することにな
る。
このため、Bの位置に設定された原稿の走査では原稿
OR1のほか、Aの位置に面した搬送ベルト39表面の汚れ
等も感光体上に潜像として形成され、合成モードで複写
したとき、搬送ベルト39の汚れの画像が先に複写された
画像上に重畳して複写されるという不都合が生ずる。こ
の発明はこの不都合を解決することを目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記問題点を解決するため、第2の位置に
設定された原稿を走査して感光体ドラム上に潜像を形成
するとき、不用な画像部分を消去するようにしたもので
あって、自動原稿給送装置により搬送される連続する2
枚の片面原稿のうち、第1の原稿を走査光学系による走
査開始位置を一端とする原稿台上の第1位置に位置決め
して走査露光を行い、第1の原稿の排出後、第2の原稿
を前記原稿台上の第1位置の走査方向下流側に隣接する
第2位置に位置決めして走査露光を行い、1枚の複写紙
の同一面に並列して複写する合成モードを備えた複写機
において、走査光学系の走査範囲を、原稿台上の第1位
置に位置決めされた原稿に対しては原稿台上の第1位置
に相当する範囲とし、原稿台上の第2位置に位置決めさ
れた原稿に対しては第1位置及び第2位置に相当する範
囲とする走査制御手段と、走査光学系が前記第1位置及
び第2位置に相当する範囲を走査するときは、感光体上
に形成される画像のうち原稿台上の第1位置に相当する
範囲の画像を消去するようにイレーサを制御するイレー
サ制御手段とを備えたことを特徴とする。
〔作用〕
原稿台上の第2位置に設定された原稿の走査は原稿台
全面を走査しておこなわれるが、このため感光体ドラム
上に形成された画像のうち、原稿台上の第1位置に相当
する不用な画像部分、即ち原稿台の走査開始点から第2
位置に設定された原稿先端部までの画像部分を、現像器
の上流側に設けられたイレーサにより消去する。これに
より不用な画像部分にトナー像が形成されることがな
く、複写物を汚すことがない。
〔実 施 例〕
以下、この発明の実施例について説明する。
まず複写機の構成から説明する。第2図はこの発明の
自動原稿給送装置(ADF)を設置して使用するに適した
合成コピーモードの複写モードを備えた複写機の主要構
成部を示す断面図である。
図において、1は複写機本体、2は走査光学系、3は
感光体ドラム、4は現像器、5は第1の給紙台、6は第
2の給紙台、7,8はそれぞれ第1,第2の給紙台上の複写
用紙を1枚づつ給送する給紙ローラ、9,10,11は複写用
紙を転写位置へ搬送する搬送ローラ、12は搬送路、13は
トナー像が転写された複写紙の搬送ベルト、14,15は一
対の定着ローラ、69はイレーサである。
また、16は定着された複写紙の搬送路、17は複写紙を
排出するかあるいは再給紙トレイ20へ搬送するかを切換
える切換爪、18は再給紙トレイへの搬送路、19は複写用
紙に両面コピーをおこなう場合と、合成コピーをおこな
う場合とで、用紙の表裏の向きを変えるための搬送路切
換爪で、合成コピーの場合は直接再給紙トレイ20へ搬送
し、両面コピーの場合は反転搬送路21を経て再給紙トレ
イへ搬送するよう切換えるためのものである。20は再給
紙トレイ、22は再給紙トレイ上の複写用紙を給送する給
送ローラ、23,24は再給紙トレイのガイド板で、用紙寸
法に応じて適正位置に設定される。また、これらのガイ
ド板23,24はキー入力された所定部数に相当する枚数の
複写紙が収納されると給紙ローラ22を上方に待避させ
て、複写用紙を給送ローラの下に移動させ、給紙可能状
態にする機能を有する。30は自動原稿給送装置で複写機
1の原稿台25上に設置される。その構成は後程説明す
る。また50は公知のソータである。
次に自動原稿給送装置(ADF)について、第3図に基
いて説明する。31は原稿給送部、32は原稿トレイ、33は
給送ローラ、34,35は原稿を1枚づつ分離して給送する
分離ローラ、36は原稿が1枚づつ確実に給送されたか否
かを検出する分離センサ、37は給送された原稿の停止位
置を制御するために原稿の後端通過時期を検出する入口
センサ、39は原稿を搬送する搬送ベルトで、駆動ローラ
40、テンシヨンローラ41の間に架設される。42は搬送ベ
ルトを原稿台に押しつけるローラである。45は原稿排出
部、46は排出原稿給送ガイド、47,48はガイドローラ、4
9は排紙トレイで、露光が終了した原稿を受けるもので
ある。なお、44は排出される原稿の後端を検出する排紙
センサである。
第4図はADFの操作パネルを示すもので、プリントキ
ー73、2枚の原稿の境目のイレースを要求する境目イレ
ースキー72、複写モードとして合成第2モードを選択す
るときの合成第2モードキー71、原稿寸法からこれに適
した複写用紙を自動的に選択するモードAPS、選択した
用紙寸法に合せて複写倍率を選択するモードAMS、ある
いは複写倍率、複写用紙をマニユアルで選択するモード
MULのいづれかを選択する自動設定モード選択キ−70
と、これらのモードを表示するランプ65−1,65−2,65−
3,65−4,65−5が設けられている。なお、複写モードと
しての合成モードには、合成第1モードと合成第2モー
ドがあり、合成第1モードは通常の合成、即ち、一旦、
複写した複写紙上の余白部分に別の原稿を複写するもの
であり、合成第2モードとはこの発明に係る複写モード
でADFと連動する複写システムにおいて連続して供給さ
れる2枚の原稿を1枚の複写用紙に複写するモードであ
る。
次に、その動作について説明する。まず複写機の操作
パネルのキー71を操作して合成第2モードを選択し、さ
らにキー70を操作して自動設定モードとしてAPS,AMS,MU
Lのいづれかを選択しておく。また、ADFの原稿トレイ32
には原稿面を下にして置き、原稿の一番上にある最終頁
から給送されるよう準備する。
操作パネルのプリントキー73を押し、複写動作に入る
と、原稿トレイ32上の原稿ORの一番上の原稿が給送ロー
ラ33によって送り出され、分離ローラ34,35で1枚づつ
分離され、まず第1枚目(奇数枚目)の原稿OR2がピン
チローラ38まで送り出される。公知のタイミング調整手
段により送出時期がくるとピンチローラ38は回転し、原
稿OR2を搬送ベルト39の下に送り込む。搬送ベルト39は
駆動ローラ40により矢印aの方向に移動しており、原稿
OR2を摩擦力により保持して矢印aの方向に搬送する。
ピンチローラ38を駆動するモータ軸には図示してない
パルス発生円板が取付けられており、原稿の後端が入口
センサ37で検出されてから所定の時間経過を計数し、原
稿後端が基準点Pを越えた後ピンチローラ38、搬送ベル
ト39を停止させ、更に、搬送ベルトを先のタイマで計数
した時間と移動量から決まる所定量逆方向(矢印bの方
向)に移動させ、原稿の後端を原稿台25上の基準点P
(第1図では入口センサ37より距離l1の位置)に停止さ
せる。
原稿が、原稿台25上の所定の第1位置(第1図では位
置A)に設定されたので、ADFから複写機本体に対し露
光、現像、定着の一連の複写動作が指令される。走査光
学系2が原稿を走査し、感光体ドラム3上に静電潜像を
形成する。静電潜像は現像され、給紙台5、又は6から
搬送ローラ9,10,11,搬送路12を経て給送された複写用紙
上に転写される。トナー像が転写された複写紙は搬送ベ
ルト13により定着ローラ14,15に搬送され、トナー像は
複写紙に定着される。以上は通常の複写機の複写工程
で、ここでは説明を省いてあるが、複写機には帯電器、
転写器、除電器、クリーナ等公知の複写機の備える構成
があることはもちろんである。
定着の終了した複写紙は定着ローラ14,15から排出さ
れるが、複写モードとして合成第2モードが選択されて
いるので搬送路の途中に設けられている切換爪17が搬送
路16を再給紙トレイ方向に切換えている。したがって複
写紙は搬送路18に入る。搬送路18の出口には両面コピー
モードの場合に紙の表裏を反転させるための反転搬送路
21へ、あるいは合成第1、又は第2モードの場合に直接
再給紙トレイ20へ搬入する切換爪19があり、この説明の
場合は複写モードとして合成第2モードが選択されてい
るので、切換爪19は複写紙が直接再給紙トレイ20に入る
方向に切換えられている。搬入された複写紙はガイド板
23,24により再給紙トレイ20上の所定の位置に収納され
る。かくして、設定された部数だけの複写動作が繰返さ
れ、第1枚目(奇数枚目)の原稿の複写が終了する。
再給紙トレイ20上の給送ローラ22は上方に待避し、再
給紙トレイ20上の複写紙はガイド板23,24により第3図
で左方に移動せしめられて給紙位置に設定される。そし
て給送ローラ22が下降して先に第1枚目の原稿がコピー
されている複写紙の余白部に第2枚目の原稿をコピーす
る複写用紙として給送する準備を完了する。
複写機側から出力される1枚目(奇数枚目)の原稿の
複写終了信号をADFが受けると、ADFは原稿交換動作に入
る。まず搬送ベルト39が第3図矢印aの方向に移動し、
第1枚目(奇数枚目)の原稿は原稿給送ガイド46とガイ
ドローラ47,48との間を搬送されて排紙トレイ49上に排
出される。このとき排出センサ44で排出が検知される。
ついで次の原稿が給送ローラ33によって送り出される。
今回は2枚目(偶数枚目)の原稿であるから原稿後端が
入口センサ37で検出されたあと計数を開始するタイマは
原稿の後端を原稿台上の基準点P(第1図では入口セン
サ37より距離l1の位置)よりも更に原稿の巾l2に相当す
る距離だけ第3図で左側の位置に停止させるよう計数し
て原稿を停止させる。
原稿が原稿台25上の所定の第2位置(第1図では位置
B)に設定されたので、ADFから複写機本体に対し露
光、現像、定着の一連の複写動作が指令される。走査光
学系2が原稿を走査し、感光体ドラム上に静電潜像を形
成する。この場合、光学系2は原稿台全面を走査するフ
ルスキヤンをおこなうので、感光体ドラム上の原稿の第
1位置に相当する部分にはADFの搬送ベルト39の表面の
汚れなども静電潜像として形成されてしまうから、これ
を除くため、この部分をイレーサランプを点灯して消去
しておく。この際、第1枚目(奇数枚目)の原稿と第2
枚目(偶数枚目)の原稿の境界に線像が形成されること
があるから、イレーサランプで消去する巾を広めにして
おくとよい。感光体ドラム上の静電潜像は現像され、そ
のトナー像は、給送ローラ22で給送される再給紙トレイ
20上の複写用紙、即ち先に第1枚目の原稿がコピーされ
ている用紙上の白紙部分に転写される。
トナー像の転写された複写紙は搬送ベルト13により定
着ローラ14,15に搬送され、トナー像は複写紙上に定着
される。定着された複写紙は排出されるが、第2枚目
(偶数枚目)の原稿の処理であるから切換爪17は搬送路
16をソータ50に向う排出方向に切換えている。したがっ
て複写紙は複写機本体から排出され、ソータに入り、公
知の手段でソートされる。かくして設定された所定部数
だけの複写動作が繰返され、第2枚目(偶数枚目)の原
稿の複写が終了する。
第3枚目以降も前記第1枚目(奇数枚目)、第2枚目
(偶数枚目)の原稿の複写動作と同じ動作が繰返されて
全部の原稿の複写が終了して一連の複写作業が完了す
る。
なお、原稿の奇数枚目、偶数枚目の判断は入口センサ
37で検出された原稿端部の通過を示す信号をADF制御CPU
60内のカウンタで計数し、その計数結果で判断する。
第5図はADFと複写機を制御する制御回路のブロツク
図であって、この発明のADFが備える複写モードである
合成第2モードに関連する部分のみ示してある。
ADF、複写機共に制御マイクロプロセツサを備え、マ
イクロプロセツサで実行されるプログラムによりADF、
複写機の機能動作が制御される。
まずADF側から説明すると、60はADF制御CPUであっ
て、その入力ポートとI1にはプリントキー72,I2には自
動設定モードAPS/AMS/MUL選択キー70,I3には合成第2モ
ード選択キー71,I4には境目イレースキー72からの信号
が入力される。入力ポートI5,I6にはそれぞれ原稿の給
送状態を検出する入口センサ37,排出センサ44の信号SEN
・IN,SEN・OUTが入力される。また、出力ポートO1,O2,O
3からは搬送ベルト駆動モータ制御回路62に対し、高速
駆動信号HI,低速駆動信号LO,正逆転切換信号が出力され
る。
63は搬送ベルト駆動モータで搬送ベルト駆動モータ制御
回路62により速度、回転方向が制御されると共に、モー
タ軸に設けられたパルス発生器からのパルスを制御回路
62を介してADF制御用CPU60の入力ポートIPに入力する。
また、ADF制御用CPU60の出力ポートO4からはドライブ回
路64に対し、ピンチローラへ動力を伝達するクラツチの
ON/OFF信号やブレーキ作動信号、そしてキー入力された
自動設定モードAPS/AMS/MULの表示、合成第2モードの
表示のための信号が出力され、クラツチ、ブレーキの作
動、表示部65の表示ランプの表示などをおこなう。
一方、複写機制御CPU61の入力ポートIa,Ib,Ic,Idには
原稿寸法と位置がA4横かB5横か等を検知するセンサの検
知信号SEN・OR,複写機の給紙台、給紙カセツトに収納さ
れている用紙寸法信号SEN・PA,走査光学系2の走査終了
の検知信号SEN・SC,そして感光体ドラムの回転角位置の
検知信号SEN・DMが入力される。また、出力ポートOa,Ob
からは走査光学系駆動モータ制御回路66に対して走査光
学系駆動信号、正逆転切換信号が出力される。67は走査
光学系駆動モータで上記制御回路により回転停止、正逆
転の制御がなされると共に、モータ軸に設けられたパル
ス発生器からのパルスを制御回路67を介して複写機制御
用CPU61の入力ポーとISに入力する。また、複写機制御
用CPU61の出力ポートOcからはドライブ回路68に対しイ
レースランプ69の点灯制御信号が出力される。
ADF制御CPU60と複写機制御CPU61との間は、各種の制
御信号の授受がなされ、ADF制御CPU60の出力ポートO5,O
6,O7,O8からは原稿寸法信号ORSZ,コピー開始信号CPST,
原稿が偶数ページであることを示す偶数ページ信号EVP
G,合成第2モードを示すCOM2信号が出力され、複写機制
御CPU61の入力ポートIe,If,Ig,Ihに入力される。また、
複写機制御CPU61の出力ポートOd,Oeからは複写用紙寸法
信号PASZ,コピー終了信号CPFNが出力され、ADF制御CPU6
0の入力ポートI7,I8に入力される。
次に、ADF制御CPU60,複写機制御CPU61で実行される制
御プロセスを第6図より第12図までのフローチヤートに
より説明する。
第6図はADF主ルーチンの概略を示すフローチヤート
である。電源の投入と共にメモリのクリヤ、フラグのリ
セツト等の初期化をおこなう(ステツプS1)。ついで主
ルーチンの動作を管理する内部タイマをセツトする(ス
テツプS2)。各種センサから入力される信号及び駆動モ
ータの作動指令など出力信号の処理をおこなう(ステツ
プS3)。
ADFの使用か否かを調べ(ステツプS4)。ADF使用であ
れば複写モードとして入力されているモード、例えば通
常モード、合成モード等の入力信号に応じて所要のフラ
グ等をセツトするモード設定をおこなう(ステツプS
5)。原稿の給送を開始し、原稿はピンチローラまで給
送されて停止する(ステツプS6)。
複写モードが合成第2モードか否かを調べ(ステツプ
S7)、合成第2モードでないときはステツプS11に進
み、後で詳しく説明するが搬送モード1サブルーチンを
実行し、ステツプS12に進む。また、合成第2モードの
ときはステツプS8に進み、原稿が偶数ページであること
を示すフラグがセツトされているか否かを調べる。
原稿が偶数ページであることを示すフラグがセツトさ
れているときは搬送モード2サブルーチン(ステツプS
9)を実行し、ステツプS12に進む。また、上記のフラグ
がセツトされていないときは搬送モード1サブルーチン
(ステツプS10)を実行し、ステツプS12に進む。
原稿寸法の検出をキー入力、あるいは給送した原稿を
センサで検出しておこない(ステツプS12)、内部タイ
マの終了を待って(ステツプS13)、次のサイクルの処
理に移るためのステツプS2に戻る。
ステツプS4でADFを使用していないときは、ADFに原稿
を載置してないことを示す表示などの原稿忘れ処理をし
て(ステツプS14)ステツプS13に進む。
次に、第6図のフローチヤートでステツプS10,S11及
びS9として示した搬送モード1、搬送モード2のサブル
ーチンについて説明する。
まず、第7図(a),(b)のフローチヤートにより
搬送モード1サブルーチンについて説明する。搬送され
る原稿の1枚目か否かを図示してない給送カウンタ等で
調べ(ステツプS21)、1枚目でないときはステツプS30
に移る。1枚目であれば入口センサ37が原稿先端を検出
したか否かを調べ(ステツプS22)、検出されたときは
原稿のピンチローラ入口までの給送が終了したか否かを
調べる(ステツプS23)。原稿の給送が終了したときは
ステツプS24に進む。ステツプS22,S23で判断結果が否定
的であるときは主ルーチンに戻る。
ステツプS24では原稿トレイにセツトされた原稿枚数
が奇数枚か否かを調べる。これは原稿の枚数が奇数枚の
ときは最後にコピーされる原稿は1枚だけであるから、
複写紙上には左側が白紙(第1図でCOPY 1として示した
状態のもの)のものとなり、体裁が良くないので、この
場合は最初にコピーする原稿、即ち最後のページの原稿
については複写紙上の左側に原稿の複写が、右側に白紙
部分が来るようにするための判定である。
なお原稿トレイにセツトされた原稿枚数が奇数枚が偶
数枚かは図示してない原稿枚数入力手段、例えば操作パ
ネルのキースイツチなどから入力することもでき、ま
た、別に設けた原稿枚数計数手段から入力することもで
きる。
ステツプS24の判定の結果、原稿枚数が奇数枚のとき
はピンチローラのクラツチをONとし、搬送ベルト39を低
速駆動して原稿を原稿台25上Bの位置(第1図参照)に
搬送し、偶数ページフラグをセツトする(ステツプS25,
S26,S27)。また、ステツプS24の判断の結果、奇数枚で
ないときはピンチローラのクラツチをONとし、搬送ベル
トを高速駆動して原稿を原稿台25上Aの位置(第1図参
照)に搬送する(ステツプS28,S29)。
ステツプS30に進み、コピーの終了を調べる。コピー
の終了であれば搬送ベルト39を高速駆動して原稿を排出
部45へ搬送すると共に、次の原稿を給送するタイミング
を調整するタイマTM3をセツトする(ステツプS31,S3
2)。コピー終了でないときはステツプS31,S32は省か
れ、ステツプS33に進む。
ステツプS33ではタイマTM3の計時終了調べ、終了して
いないときはステツプS41に移るが、終了しているとき
はステツプS34に進み、原稿トレイ32の原稿が全部給送
済か否かを調べる。給送済であればステツプS35に進
み、原稿排出部の排出センサ44が原稿の後端を検出した
か否かを調べ、検出しているときは原稿が完全に排紙ト
レイ49に収納されるまでのタイミング調整用タイマTM6
をセツトし(ステツプS36)、タイマTM6の計時終了を調
べ(ステツプS37)、計時終了しているときは搬送ベル
ト39を停止して主ルーチンに戻る(ステツプS38)。ス
テツプS35で原稿排出部の排出センサ44が原稿の後端を
検出していないときはステツプS36を省き、またステツ
プS37でタイマTM6が計時終了していないときはステツプ
S38は省かれる。
ステツプS34で原稿が全部給送されていないときはス
テツプS40に進み、ピンチローラのクラツチをONとして
原稿を搬送する。搬送される原稿の後端が入口センサ37
で検出されたか否かを調べ(ステツプS41)、検出され
たときは搬送ベルト39が原稿を原稿台25上の所定位置ま
で搬送するタイミング調整用タイマTM7をセツトする
(ステツプS42)。原稿が検出されないときはステツプS
42は省かれる。
ステツプS43に進み、タイマTM7の計時終了を調べる。
計時終了していないときはステツプS50に移るが、計時
終了のときは、搬送ベルト39の停止、ピンチローラのク
ラツチOFF、ブレーキをONとして原稿搬送駆動部分を停
止させ(ステツプS44〜S46)、原稿トレイ32から次の原
稿をピンチローラ38まで給送する原稿給紙フラグをセツ
トする(ステツプS47)。更に、多少正規位置よりも先
に出て停止している原稿を正規位置(原稿後端がP点に
一致する位置)まで搬送ベルト39を逆方向へ移動させる
タイミング調整用タイマTM8をセツトし、コピー開始フ
ラグをセツトする(ステツプS48,S49)。
タイマTM8の計時終了を調べ(ステツプS50)、計時終
了しているときは搬送ベルト39のブレーキをOFFとし、
搬送ベルト39を逆転駆動し、コピー開始フラグをリセツ
トし、搬送ベルトの逆転駆動時間計時タイマTM9をセツ
トする(ステツプS51〜S54)。逆転駆動時間は先に原稿
がピンチローラ38で給送されたときピンチローラ駆動に
ついているパルス発生器で計数した回転数に基いて原稿
の正規位置を越えて送られた長さが判明しているので、
この長さを補正する分だけ搬送ベルト39を逆転駆動する
よう時間を設定する。
タイマTM9の計時終了を調べ、計時終了、即ち原稿が
正規位置に設定されたときは搬送ベルト39の逆転を停止
し、奇数ページフラグをリセツトし、偶数ページフラグ
をセツトして(ステツプS57,S58,S59)、主ルーチンに
戻る。
ステツプS50においてタイマTM8の計時が終了していな
いときはステツプS51〜S54は省かれてステツプS56に移
り、またステツプS56においてタイマTM9の計時が終了し
ていないときはステツプS57〜S59は省かれ、直ちに主ル
ーチンに戻る。
次に第8図のフローチヤートにより搬送モード2サブ
ルーチンについて説明する。
まず、コピーの終了を調べ(ステツプS61)、コピー
の終了であれば搬送ベルト39を低速駆動して原稿を排出
部45へ搬送すると共に、次の原稿を給送するタイミング
を調整するタイマTM3をセツトする(ステツプS62,S6
3)。
ここで搬送ベルトを低速駆動する点について説明す
る。第1枚目の原稿は第1図でAの位置に停止するた
め、基準点Pに原稿を位置させるが、通常この位置は原
稿台(原稿ガラス)端部であり、位置決め部材によって
基準位置を設定することが可能であるから高速駆動す
る。
一方、原稿をBの位置に停止させる場合は停止位置が
サイズによって異なり、位置決め用部材を設けることが
困難であるため、搬送された原稿を停止させる位置の精
度を高めるために低速駆動する。実施例では高速駆動は
1000mm/sec、低速駆動は200mm/secとしている。
ステツプS61においてコピーの終了でないときはステ
ツプS62,S63は省かれる。ステツプS64に進み、タイマTM
3の計時終了を調べ、終了しているときはステツプS65に
進み、原稿トレイの原稿が全部給送済か否かを調べる。
給送済であれば原稿排出部の排出センサ44が原稿の後端
を検出したか否かを調べる(ステツプS66)。原稿後端
が検出されたときは原稿が完全に排紙トレイ49に収納さ
れるまでのタイミング調整用タイマTM6をセツトし(ス
テツプS67)、タイマの計時終了を調べ(ステツプS6
8)、計時終了しているときは搬送ベルト39を停止し、
偶数ページフラグをリセツトし、奇数ページフラグをセ
ツトして主ルーチンに戻る(ステツプS69,S70,S71)。
ステツプS66で原稿排出部の排出センサ44が原稿後端を
検出していないときはステツプS67を省き、またステツ
プS68でタイマTM6が計時終了していないときはステツプ
S69は省かれる。
ステツプS65で原稿が全部給送されていないときはス
テツプS72に進み、ピンチローラのクラツチをONとして
原稿を給送する。給送される原稿の後端が入口センサ37
で検出されたか否かを調べ(ステツプS37)、検出され
たときは搬送ベルト39が原稿を原稿台上の所定位置まで
搬送するタイミング調整用タイマTM4をセツトする(ス
テツプS74)。このタイマTM4は原稿のサイズによって異
なる。原稿が検出されないときはステツプS74は省かれ
る。
ステツプS75に進み、タイマTM4の計時終了を調べる。
計時終了していないときはステツプS82に移るが、計時
終了のときは、搬送ベルト39の停止、ピンチローラのク
ラツチOFF、ブレーキをONとして原稿搬送駆動部分を停
止させ(ステツプS76〜S78)、更にブレーキをOFFとす
るタイミング調整用タイマTM5のセツト、コピー開始フ
ラグセツト、原稿給紙フラグのセツトをおこなう(ステ
ツプS79〜S81)。
タイマTM5の計時終了を調べ(ステツプS82)、終了の
ときはブレーキをOFF、コピー開始フラグリセツト、偶
数ページフラグリセツト、奇数ページフラグをセツトし
(ステツプS83〜S86)、主ルーチンに戻る。また、ステ
ツプS82においてタイマTM5の計時終了していないときは
直ちに主ルーチンに戻る。
第9図は複写機の主ルーチンの概略を示すフローチヤ
ートである。電源の投入と共にメモリのクリヤ、フラグ
のリセツト等の初期化をおこなう(ステツプS101)。つ
いで主ルーチンの動作を管理する内部タイマをセツトす
る(ステツプS102)。給紙カセツトその他の各種センサ
から入力される信号及び各種駆動系の動作指令など出力
信号の処理をおこなう(ステツプS103)。
次に複写モードの設定をおこなう(ステツプS104)。
ここでは操作パネルのキー71,70から合成第2モード
で、且つ自動設定モードの設定がなされているものにつ
いて説明する。自動設定モードの詳細は後で詳しく説明
する。自動設定モードで複写倍率が決まると、これに合
せて走査光学系2を移動して所定の複写倍率を設定し
(ステツプS105)、また、自動設定モードで選択された
複写用紙寸法に合せて再給紙トレイ20のガイド板23,24
を設定する(ステツプS106)。
複写モードが合成第2モードか否かを調べ(ステツプ
S107)、合成第2モードのときは合成予備動作をおこな
う(ステツプS108)。これは再給紙トレイ20への搬送路
切換爪17の設定、トレイのガイド板23,24の設定などを
おこなうものである。合成第2モードでないときはステ
ツプS108は省かれる。
ADFより出力されるコピー開始信号CPSTがONか否かを
調べ(ステツプS109)、ONであれば一連の複写動作に入
る。即ち、複写用紙の給紙、感光体への帯電、現像、転
写、除電イレース等の複写プロセス、走査光学系による
原稿の走査と露光、合成第2モードに伴う感光体上の静
電潜像のうち余白部、境界部のイレース、合成第2モー
ドに伴う搬送路の切換、再給紙トレイからの給紙、複写
紙の排出等の動作の制御がおこなわれる(ステツプS110
〜S116)。
内部タイマの計時終了をまって(ステツプS117)、次
のサイクルに移るためステツプS102に戻る。ステツプS1
09においてコピー開始信号がONでないときは複写動作に
入らずステツプS117に移る。
次に第9図のフローチヤートにおけるステツプS104で
設定した複写モードのうち、自動設定モードについて第
10図(a),(b)のフローチヤートに基いて説明す
る。なお、ここでは原稿がA4サイズのものについて説明
してあるが、これは一例であって、これに限られるもの
ではない。
まず合成第2モードか否かを調べ(ステツプS121)、
合成第2モードでなければ主ルーチンに戻るが、合成第
2モードのときは原稿が奇数ページか否かを調べ(ステ
ツプS122)、奇数ページでないときはステツプS132に移
り、走査光学系が原稿を走査する巾を原稿台全面に相当
するA3サイズにセツトし、イレースモード2をセツトし
て(ステツプS133)主ルーチンに戻る。イレースモード
については後で詳しく説明する。
ステツプS122の判断の結果、奇数ページのときはステ
ツプS123に進み、原稿の寸法がA4横置きか否かを調べ
る。これは図示しないADFのセンサで調べる。A4横置き
でないときは他の寸法、例えばB5横置きか否かの判断に
入るが、合成第2モードの可能な寸法であれば、以降は
これから説明するフローチヤートと同様のフローチヤー
トとなり、使用する複写用紙寸法等が異なるだけである
から説明を省略する。
原稿の寸法がA4横置きの場合はステツプS124に進み、
APSモードか否かを調べる。APSモードとは原稿寸法か
ら、これに適した複写用紙を自動的に選択するモード
で、操作パネルのキー70から入力して設定しておくもの
である。
APSモードのときは、別途キー入力された複写倍率を
調べ、等倍のときは複写用紙としてA3縦を選び、複写倍
率が0.816のときは用紙としてB4縦を選び、また複写倍
率が0.707のときは用紙としてA4縦を選ぶ(ステツプS12
5〜S129)。ついで選択した用紙が給紙台、給紙カセツ
トにあるか否かを調べ、用紙がないときは警告表示をし
て主ルーチンに戻る(ステツプS130,S131)。
このようにして、合成第2モードのとき、通常のAPS
で選択する適合サイズの2倍の大きさを選択することに
よって2枚の原稿の合成コピーを可能とする。
ステツプS124でAPSモードでないときはステツプS141
に移り(第10図(b))、AMSモードか否かを調べる。A
MSモードとは操作パネルのキーから入力して選択したモ
ードであって、別途キー入力した複写用紙寸法に合せて
複写倍率を自動的に選択するモードである。AMSモード
の場合はキー入力された複写用紙寸法に応じて複写倍率
を選択するが、原稿がA4横置きであるのに対し用紙寸法
がA3縦の場合は複写倍率1.00,用紙寸法がA4縦の場合は
複写倍率0.707,用紙寸法がB4縦の場合は複写倍率0.816
を選択する(ステツプS142〜S146)。設定された倍率範
囲が設定可能かを調べ(ステツプS147)、設定不能のと
きは警告処理して主ルーチンに戻るが(ステツプS14
8)、設定できるときはステツプS154に移り、光学系が
原稿を走査する巾をA4巾にセツトし、更にイレースモー
ド1をセツトして(ステツプS155)、主ルーチンに戻
る。
このようにして合成第2モードのとき、通常のAMSで
選択される適合倍率に対し1/2の倍率、即ちコピー用紙
の半分に相当する倍率を選択して2枚の原稿の合成コピ
ーを可能とする。
ステツプS141の判断でAMSでないときは、ステツプS15
1に移る。これはマニユアルモードで用紙寸法、複写倍
率を選択するものであり、この実施例の説明では用紙寸
法としてA4縦を選択し、複写倍率0.707を選択する(ス
テツプS151,S152)。A4寸法の用紙が給紙台、または給
紙カセツトにあるか否かを調べ(ステツプS153)、あれ
ばステツプS154に移る。また、用紙がないときは警告処
理して主ルーチンに戻る(ステツプS156)。
ステツプS130において選択した用紙があるときもステ
ツプS154に移る。
第10図(a),(b)のフローチヤートにおいてステ
ツプS155,S133として示したイレースモード1、イレー
スモード2について第11図(a),(b)のフローチヤ
ートに基いて説明する。
第11図(a)はイレースモード1を示すフローチヤー
トで、まず合成モードで複写したとき、2枚の原稿の境
目に線が表われることがあるが、これをイレースする要
求が操作キー72から入力されているか否かを調べる(ス
テツプS161)。要求がなければ直ちに元のルーチンに戻
るが、要求があるときは設定された複写倍率を調べ、複
写倍率に応じてイレース巾を決定するタイマT1に所定の
時間をセツトするよう要求するフラグをセツトする。即
ち複写倍率が1.00のときはフラグAをセツトし、複写倍
率が0.816のときはフラグBをセツトし、複写倍率が0.7
07のときはフラグCをセツトし(ステツプS162〜S16
6)、元のルーチンに戻る。
また、第11図(b)はイレースモード2を示すフロー
チヤートであるが、このイレースモードでは複写される
原稿が第2位置(第1図のBの位置)にあるから、その
前半分の原稿台上の汚れ等が感光体ドラム上に静電潜像
として表われ、これが複写紙上の既にコピーのなされた
画像上に再度転写されることを防ぐため、前半分、即ち
用紙のA4寸法巾だけイレースする必要がある。そのた
め、境目イレース要求が操作キーから入力されているか
否かを調べ(ステツプS171)、境目イレース要求がない
ときは、A4寸法巾でイレースするようA4巾イレース要求
フラグをセツトする(ステツプS177)。
また、境目イレース要求があるときは、イレースモー
ド1と同じく、複写倍率を調べ、複写倍率に応じてイレ
ース幅を決定するタイマに所定時間をセツトするよう要
求するフラグをセツトするとともに(ステツプS172〜S1
76)、A4巾イレース要求フラグをセツトする(ステツプ
S177)。
次に、第9図のフローチヤートでステツプS113として
示したイレース制御のうち、先に説明したイレースモー
ドと関連した部分を第12図(a),(b)に示すフロー
チヤートで説明する。
まず、感光体ドラム上に形成された静電潜像の画像先
端がイレーサ下に来たか否かを感光体ドラムの回転角信
号SEN・DMなどから調べ(ステツプS181)、イレーサ下
に来ていなければステツプS190に移るが、イレーサ下に
来ていればステツプS182に移り、A4巾でのイレース要求
フラグを調べる(ステツプS182)。イレース要求フラグ
がセツトされていればイレースランプ69を点灯する(ス
テツプS183)。イレース要求フラグがセツトされていな
いときはステツプS184に移り、タイマ要求フラグを調べ
る(ステツプS184)。タイマ要求フラグがセツトされて
いなければ直ちにステツプS190に移るが、タイマ要求フ
ラグがセツトされているときは、フラグがAかBかを調
べ、それぞれに応じた時間をタイマT1にセツトし、計時
を開始する。(ステツプS185〜S189)。即ち、下記の時
間をセツトする。
(1)フラグAのとき T1=(TA−A) (2)フラグBのとき T1=(TB−B) (3)フラグCのとき T1=(TC−C) ここでTA:A4寸法を複写倍率等倍で走査するに要する
時間 TB:A4寸法を複写倍率0.816で走査するに要する時間 TC:A4寸法を複写倍率0.707で走査するに要する時間 A,B,C:定数。各複写倍率に応じて定まる値で、境目イレ ース巾の1/2に相当する時間を表わす。
ステツプS190に進み、タイマT1の計時終了を調べ、タ
イマの計時終了であれば、これは境目のイレースを開始
する時期に達したことを意味するからイレースランプ69
を点灯する(ステツプS191)。計時終了していないとき
はこのステツプは省かれる。
ステツプS192に進み、感光体ドラム上に形成された静
電潜像の画像後端がイレーサ下に来たか否かを感光体ド
ラムの回転角信号などから調べる。イレーサの下に来て
いなければステツプS203に移るが、イレーサの下に来て
いればA4巾でのイレース要求フラグを調べる(ステツプ
S193)。イレース要求フラグがセツトされていなければ
ステツプS202に移り、イレースランプ69を点灯する。セ
ツトされているときはタイマ要求フラグがセツトされて
いるか否かを調べ、セツトされていなければステツプS2
01に移り、イレースランプ69を消灯する。また、タイマ
要求フラグがセツトされているときはそのフラグがAか
BかCかを調べ、それぞれに応じた時間をタイマT2にセ
ツトし、計時を開始する(ステツプS195〜S199)。即ち
下記の時間をセツトする。この時間はA,B,Cに相当する
長さだけイレース巾を延長するものである。
(1)フラグAのとき T2=A (2)フラグBのとき T2=B (3)フラグCのとき T2=C ここでA,B,Cは先に説明したと同じ定数である。
ステツプS200に進み、A4巾イレース要求フラグをリセ
ツトし、ステツプS203に進む。
ステツプS203ではタイマT2の計時終了を調べ、計時終
了のときはイレースランプを消灯する(ステツプS20
4)。計時終了していないときはステツプS204は省かれ
先に進む。さらに原稿の走査終了を調べ、終了している
ときもイレースランプを消灯し、主ルーチンに戻る(ス
テツプS205,S206)。走査が終了していないときはステ
ツプS206は省かれ、主ルーチンに戻る。
なお、以上の実施例では、感光体ドラム3の周辺に配
置されたイレーサ69は図示しない帯電器の下流側で、走
査光学系による露光部分の上流側に設けてあり、感光体
ドラム上に原稿の潜像が形成される前に消去したい画像
部分の電荷をイレーサで消去しているが、これを走査光
学系による露光部分の下流側に補助イレーサを設け、感
光体ドラム上に潜像を形成した後、消去したい画像部分
の電荷を補助イレーサで消去するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明した通り、この発明によれば、自動原稿給送
装置により搬送される連続する2枚の片面原稿のうち、
第1の原稿を走査光学系による走査開始位置を一端とす
る原稿台上の第1位置に位置決めして走査露光を行い、
第1の原稿の排出後、第2の原稿を前記原稿台上の第1
位置の走査方向下流側に隣接する第2位置に位置決めし
て走査露光を行い、1枚の複写紙の同一面に並列して複
写する合成モードを備えた複写機において、走査光学系
が原稿台上の第2位置に位置決めされた原稿を走査する
ため、第1位置及び第2位置に相当する範囲を走査する
ときは、感光体上に形成される画像のうち原稿台上の第
1位置に相当する範囲の画像を消去するようにイレーサ
を制御するものであるから、走査露光により原稿台上の
第1位置に相当する部分にある自動原稿給送装置の搬送
ベルトの裏面の汚れや原稿台ガラスの汚れなどの画像
が、複写紙上に形成された本来の画像の上に転写されて
画像を汚すというおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の自動原稿給送装置の動作の説明図、
第2図はこの発明の自動原稿給送装置を設置して使用す
るに適した複写機の主要構成を示す断面図、第3図は自
動原稿給送装置の主要構成を示す断面図、第4図は自動
原稿給送装置の操作パネルの正面図、第5図は自動原稿
給送装置と複写機を制御する制御回路のブロツク図、第
6図から第12図までは自動原稿給送装置及び複写機の動
作を制御するCPUで実行される制御プロセスのフローチ
ヤートである。 30:自動原稿給送装置、32:原稿トレイ、37:入口セン
サ、38:ピンチローラ、39:搬送ベルト、25:原稿台、OR
1,OR2:原稿、COPY1,COPY2:複写物。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−74844(JP,A) 特開 昭62−35376(JP,A) 特開 昭61−39065(JP,A) 特開 昭61−48828(JP,A) 特開 昭61−156039(JP,A) 特開 昭61−174559(JP,A) 特開 昭61−189573(JP,A) 特開 昭61−62066(JP,A) 特開 昭60−98452(JP,A) 特開 昭59−13231(JP,A) 特開 昭59−193439(JP,A) 特開 昭62−270974(JP,A) 特開 昭61−151572(JP,A) 実開 昭61−46560(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動原稿給送装置により搬送される連続す
    る2枚の片面原稿のうち、第1の原稿を走査光学系によ
    る走査開始位置を一端とする原稿台上の第1位置に位置
    決めして走査露光を行い、第1の原稿の排出後、第2の
    原稿を前記原稿台上の第1位置の走査方向下流側に隣接
    する第2位置に位置決めして走査露光を行い、1枚の複
    写紙の同一面に並列して複写する合成モードを備えた複
    写機において、 走査光学系の走査範囲を、原稿台上の第1位置に位置決
    めされた原稿に対しては原稿台上の第1位置に相当する
    範囲とし、原稿台上の第2位置に位置決めされた原稿に
    対しては第1位置及び第2位置に相当する範囲とする走
    査制御手段と、 走査光学系が前記第1位置及び第2位置に相当する範囲
    を走査するときは、感光体上に形成される画像のうち原
    稿台上の第1位置に相当する範囲の画像を消去するよう
    にイレーサを制御するイレーサ制御手段と を備えたこと を特徴とする合成モードを備えた複写機。
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