JP2668398B2 - 練状化粧剤用多色充填機 - Google Patents

練状化粧剤用多色充填機

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JP2668398B2
JP2668398B2 JP63171597A JP17159788A JP2668398B2 JP 2668398 B2 JP2668398 B2 JP 2668398B2 JP 63171597 A JP63171597 A JP 63171597A JP 17159788 A JP17159788 A JP 17159788A JP 2668398 B2 JP2668398 B2 JP 2668398B2
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光雄 嵐田
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    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/16Refill sticks; Moulding devices for producing sticks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B3/00Packaging plastic material, semiliquids, liquids or mixed solids and liquids, in individual containers or receptacles, e.g. bags, sacks, boxes, cartons, cans, or jars
    • B65B3/04Methods of, or means for, filling the material into the containers or receptacles
    • B65B3/10Methods of, or means for, filling the material into the containers or receptacles by application of pressure to material
    • B65B3/12Methods of, or means for, filling the material into the containers or receptacles by application of pressure to material mechanically, e.g. by pistons or pumps

Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、化粧剤充填用の容器内に各種の練状化粧剤
を順次効率良く充填するための多色充填機に関するもの
である。
(従来における技術) 従来、練状の化粧剤を容器内に充填し、これを固化す
るための手段として諸種の方法が考えられているが、そ
の一例として、容器の裏面から化粧剤を充填する方法が
多用されている。
上記手段とは、容器の裏面から化粧剤を充填すると同
時に容器の表面側からバキューム吸引機構を働かせて、
化粧剤中に含まれる溶剤を吸引除去する方法に係るもの
であり、化粧剤を効率良く充填し固化することが出来る
ものとして利用されている。
上記手段における練状化粧剤は、予め加圧された化粧
剤タンク又は化粧剤の圧送装置に収納されていて、容器
への充填時に化粧剤タンク又は圧送装置から適量の練状
化粧剤が供給管を介して充填ノズルへ給送され、容器内
に充填されると同時にバキューム吸引機構を働かせて化
粧剤が固化されるようになっている。
(本発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述したような従来の練状化粧剤の充
填方法においては、練状化粧剤が予め加圧された化粧剤
タンク又は化粧剤の圧送装置に収納されていたために、
化粧剤の充填に要する装置が多くの機構及び部品から構
成されて装置全体が大型なものとなり、その重量及びコ
ストの増大を招来してしまうとともに、化粧剤の定量性
が完壁でなく、また、色替え等の際の練状化粧剤の変更
時に極めて多くの時間と手間を要するという課題があっ
た。
更に、前記従来の充填方法においては、化粧剤の圧送
に圧縮空気を使用していたために、充填密度、充填速度
等の調整が極めて困難であって、製品の表面に陥没部の
発生或いは充填口の跡が残る等の問題があり、製品の不
良率が高くなるという難点があった。特に、化粧剤の充
填密度は圧縮空気の圧力(約8Kg/cm2)以上に上げるこ
とができないので、所望する高密度の充填を実施するこ
とができなかった。また、充填と同時にバキューム吸引
を行うと、充填された化粧剤の表面部分にある溶剤のみ
が吸引されてしまうので、製品内部の充填密度にばらつ
き現象が発生したり、更に、従来の充填方法では充填真
空度を必要以上に高めなければならないことから、乾燥
後に内容物が収縮して容器から離脱してしまい所定の落
下強度を保持することができず、練状化粧剤の処方に限
定条件が付与されてしまうという課題もあった。
そこで、本発明は、このような従来の練状化粧剤の多
色充填機が有している問題点を解消するために開発され
たものである。即ち、本発明の目的とするところは、装
置全体を小型化、軽量化するとともに、化粧剤充填時の
定量性を完全とし、且つ、充填密度を高めることにより
製品内部に充填密度のばらつき現象が発生することもな
く低真空度で充填でき、しかも、色替え時等における練
状化粧剤の変更時の時間及び手間を短縮することが出来
る練状化粧剤用多色充填機を提供することにある。
〔本発明の構成〕
(前記課題を解決するための手段) この発明は、上記目的を達成するために、練状化粧剤
の撹拌機構を備えたタンクと、該タンクから導出されて
いる管体に接続された自吸式吐出型プランジャーポンプ
と、該自吸式吐出型プランジャーポンプの隣接部位に配
置され当該自吸式吐出型プランジャーポンプによって送
り込まれた練状化粧剤を給送する充填バルブシリンダを
備えた充填機本体と、この充填機本体に連結され内方に
練状化粧剤の充填通路が形成された充填マニホールド
と、該充填マニホールド上方にセットされた容器を挟持
する部位に配置され被充填練状化粧剤中から押し出され
る溶剤の導通路が形成された溶剤導通プレートとを具備
した構成とし、更に、前記溶剤導通プレートの底面に紙
若しくは布材を添着する一方、前記充填機本体に、所定
量の練状化粧材を供給する通路が形成されている充填マ
ニホールドと、該充填マニホールドにノズルを介して連
結されていると共に練状化粧材が充填される容器がセッ
トされるワークホルダとを配置した構成としてあり、
又、前記ワークホルダ上に、被充填練状化粧剤中から押
し出される溶剤が連続的に導出可能とした複数本の溶剤
導通路が形成されると共に、バキューム等の吸引源に連
結され、且つ、上記溶剤導通路から導出された溶剤が貯
留される溶剤貯留部を有するアタッチメントを具備した
溶剤導通プレートを配置した構成としてある。
(作用) 以下、上記構成に係る本発明の作用について説明す
る。
即ち、この発明によれば、タンクから導出された練状
化粧剤は、自吸式吐出型プランジャーポンプを介して充
填機本体に送り込まれ、該充填機本体に具備された充填
バルブシリンダから所定量の練状化粧剤が充填マニホー
ルド側に給送され、この充填マニホールド内に形成され
た通路を経由して、ワークホルダにセットされた容器の
裏面側から順次に充填供給される。更に、容器裏面から
充填された練状化粧剤に含まれ且つ化粧剤中から押し出
される溶剤は、該容器を挟持する位置の上面に配置され
複数の溶剤導通路を有する溶剤導通プレートの当該溶剤
導通路から瞬時、出力、導出されつつ、上記溶剤導通プ
レートに付設されてバキューム等の吸引源に連結された
アタッチメント内に形成した溶剤貯留部に貯留される。
そして、この溶剤貯留部内に貯留された溶剤は、容器へ
の充填完了時、アタッチメントに連結された吸引源の吸
引作用をもって溶剤排出口から機外に排出されて化粧剤
が固化される。
(本発明の実施例) 以下、添付した図面を参照して本発明に係る練状化粧
剤用多色充填機の実施例について詳細に説明する。
第1図(a)、第1図(b)は、それぞれ本発明を適
用する際に使用する装置の全体を示す平面図である。第
1図(a)は後記の如く8つの各ワークステーションを
設定した状態例の平面図であり、第1図(b)は6つの
ワークステーションを設定した状態例の平面図である。
本発明においては、当該ワークステーションの設定個数
が限定されるものでないことは勿論である。
先ず、第1図(a)を参照して図中の各部を説明す
る。
同図中の符号1はユニットベースであり、該ユニット
ベース1上に円形状のターンテーブル2が配設されてい
る。このターンテーブル2は、Oを回転中心として所定
のスピードで回転するように設計されている。符号3は
上記ターンテーブル2の周縁部に沿って設定された第1
のワークステーションであり、以下夫々第2のワークス
テーション4、第3のワークステーション5・・・第8
のワークステーション10が前記ターンテーブル2の周縁
部に沿って設定されている。符号11、12、13はターンテ
ーブル2の所定部位に配置された操作台である。
前記第1のワークステーション3は、練状化粧剤を充
填するための容器を供給するステーションであり、第2
のワークステーション4は、容器有無の確認及び容器の
セットミス有無の確認用ステーションである。そして、
第3のワークステーション5又は第4のワークステーシ
ョン6は、練状化粧剤の充填を実施し被充填化粧剤中の
溶剤を回収するステーションであり、第5のワークステ
ーション7又は第6のワークステーション8若しくは第
7のワークステーション9は、充填された化粧剤のプレ
ス成形を施すステーションである。更に、第8のワーク
ステーション10は容器の自動取出し用ステーションであ
る。
なお、上記第1のワークステーション3〜第8のワー
クステーション10は、上記の如く容器供給から容器の取
り出しまでが行われるならば、上述した作業例に限られ
るものでないことは勿論である。
このような構成によれば、先ず、第1のワークステー
ション3に所定の容器を載置することにより、以下の工
程が自動的に遂行される。即ち、所定のスピードで回転
する円形状のターンテーブル2の動きによって、容器は
第2のワークステーション4に運ばれ、この第2のワー
クステーション4にて容器の有無及びそのセットミスが
確認される。次に、第3のワークステーション5又は第
4のワークステーション6にて、後記第2図に示す多色
充填機を利用して練状化粧剤が順次充填され被充填化粧
剤中の溶剤が回収される。そして、第5のワークステー
ション7又は第6のワークステーション8若しくは第7
のワークステーション9にて化粧剤のプレス成形が行わ
れ、第8のワークステーション10にて容器が自動的に取
り出されて全ての工程が完了する。
第1図(b)は、前記した通りターンテーブル2に6
つのワークステーションを設定した例である。この場
合、ターンテーブル2には、第1のワークステーション
61、第2のワークステーション62、第3のワークステー
ション63、第4のワークステーション64、第6のワーク
ステーション65、第6のワークステーション66の各ワー
クステーションが配置されている。
上記第1図(b)のようなワークステーション構成に
よれば、第1のワークステーション61に所定の容器が載
置され、所定のスピードで回転する円形状のターンテー
ブル2の動きによって、容器は第2のワークステーショ
ン62に運ばれ、この第2のワークステーション62にて容
器の有無及びそのセットミスが確認される。次に、第3
のワークステーション63にて、後記第2図に示す多色充
填機を利用して練状化粧剤が順次充填されて充填完了後
に図外のバキューム吸引機構により化粧剤中に含まれて
いる溶剤が回収される。そして、第4又は第5のワーク
ステーション64、65にて化粧剤のプレス成形が行われ、
第6のワークステーション66にて容器が自動的に取り出
されて全ての工程が完了する。
なお、第1図(b)における第1のワークステーショ
ン61〜第6のワークステーション66に関しても、前述し
た通り、これら各ステーションで容器供給から容器の取
り出しまでが行われるならば、上述した作業例に限られ
るものでないことは勿論である。
第2図は本発明の要部である多色充填機15を全体的に
示す断面図であり、前記第1図(a)中の第3及び第4
のワークステーション5、6或いは第1図(b)中の第
3のワークステーション63において使用される充填機の
構成例を示すものである。
この多色充填機15の構成において、符号17は練状化粧
剤16が収納されたタンクであり、該タンク17上には撹拌
モータ18が配置されているとともに該撹拌モータ18に付
設された撹拌翼19がタンク17内に延びている。符号20は
安全弁である。
前記タンク17の下側部からは管体22が導出されてい
て、この管体22はワンタッチ継手23を介して自吸式吐出
型プランジャーポンプ25に連結されている。この自吸式
吐出型プランジャーポンプ25は、シリンダ26と、このシ
リンダ26内に摺動自在に配置されたフリーピストン27
と、壁部28を貫通して前記シリンダ26内に挿通されてい
る。そして、この自吸式吐出型プランジャーポンプ25
は、前記フリーピストン27の中央孔27aに挿脱自在なロ
ッド29と、該ロッド29の先端部に支持杆30を介して固定
されたガイド部材31と、ロッド29の中途部に固定された
フランジ32と、シリンダ26内へ練状化粧剤16を送り込む
供給口34a及びシリンダ26内の練状化粧剤16を次段の工
程に送り出す吐出口34bと、前記ロッド29をシリンダ26
内に出没させる駆動源33とを主要な構成要素としてい
る。なお、自吸式吐出型プランジャーポンプ25の具体的
な動作に関しては、第4図、第5図及び第6図をもって
後述する。
前記ガイド部材31は、第3図に示す如く長片状を有し
ていて、ロッド29と連動してシリンダ26内を往復移動す
る。
第2図中の符号35は、前記自吸式吐出型プランジャー
ポンプ25と隣接する部位に配置された充填機本体であ
り、該充填機本体35には充填バルブシリンダ36が具備さ
れている。上記充填バルブシリンダ36から突出するロッ
ド37は、充填機本体35内に延びてニードル38に当接して
いる。
符号40、41は充填機本体35に固定された充填マニホー
ルドであり、一方の充填マニホールド40には複数本の通
路42、43が形成されており、他方の充填マニホールド41
にはノズル44、45が設けられている。上記ノズル44、45
としては、オープンノズル又は圧入用ノズル或いはこれ
以外の適宜ノズルを使用することができる。
符号46はワークホルダである。第2図中においては、
上記ワークホルダ46に形成された凹部中に皿状の容器47
がセットされている。図中の符号48は被充填化粧剤中の
溶剤が導通される溶剤導通プレートであり、この溶剤導
通プレート48内には、通常、容器47の開口範囲に適合す
る複数本の溶剤導通路49、49・・・が形成されている。
符号50は図外の吸引源に連結されたアタッチメントであ
り、該アタッチメント50内に形成された空間からなる溶
剤貯留部51には、容器47へ充填された化粧剤に含まれる
溶剤が、充填中の瞬時、溶剤導通プレート48の溶剤導通
路49から吐出、貯留されるようになっている。該溶剤貯
留部51内に吐出、貯留された溶剤は、容器47への充填完
了時、アタッチメント50に連結された吸引源の吸引作用
をもって溶剤排出口52から機外に排出される。
そして、通常、上記ワークホルダ46と溶剤導通プレー
ト48間には適当な薄紙又は布材等が添着される。
なお、前記充填機本体35には温度センサー及びヒータ
ーが装備されており、当該充填機本体35内の温度を常時
一定に保持するようになっている。また、図中の符号R
はOリングを示すものである。
このような構成によれば、練状化粧剤の充填に際し、
先ず、タンク17内に練状化粧剤16を収納し、撹拌モータ
18及び撹拌翼19によって当該練状化粧剤16を充分に撹拌
する。この状態の下で、前記自吸式吐出型プランジャー
ポンプ25の駆動源33の作動を開始すると、練状化粧剤16
が管体22から自吸式吐出型プランジャーポンプ25の吸引
作用に基いて充填機本体35内に送り込まれる。
上記自吸式吐出型プランジャーポンプ25の動作は以下
の通りである。
即ち、第4図は、駆動源33の駆動力によってロッド29
の中途部に固定されたフランジ32がフリーピストン27を
右方向に押動し、該ロッド29及びフリーピストン27が最
も右方向に移動した状態を示している。従って、シリン
ダ26内で且つフリーピストン27の右側にある練状化粧剤
16が吐出口34bから充填機本体35に吐出されると同時
に、該フリーピストン27の吸引作用に基いて供給口34a
から、新たな練状化粧剤16がシリンダ26内に吸入され
る。
次に、駆動源33を駆動させてロッド29を左方向に移動
すると、第5図に示す如く、ロッド29の中途部に固定さ
れているフランジ32がフリーピストン27から離れると同
時に、ロッド29の先端部に固定されたガイド部材31がフ
リーピストン27に当接し、駆動源33の駆動力によりロッ
ド29が更に左方向に移動すると、第6図中の矢印Aに示
す如く、練状化粧剤16がフリーピストン27の中央孔27a
を通過して該フリーピストン27の右側へ流入する。即
ち、第6図はロッド29及びフリーピストン27が最も左方
向に移動した状態を示している。この状態から再びロッ
ド29を右方向へ移動させると、シリンダ26内に吸入され
た練状化粧剤16が吐出口34bから充填機本体35の側へ吐
出され、以下同じ動作が繰り返されて、タンク17内の練
状化粧剤16が、順次、充填機本体35に供給される。
このようにして、自吸式吐出型プランジャーポンプ25
内を給送された練状化粧剤16は、充填機本体35に送り込
まれるが、次に、充填機本体35に付設された充填バルブ
シリンダ36を駆動してロッド37を伸長すると、該ロッド
37及びニードル38に押動されて所定量の練状化粧剤16が
充填マニホールド40内に送り込まれ、この充填マニホー
ルド40に形成された複数本の通路42及び43を経由し他方
の充填マニホールド41に設けられたノズル44、45を介し
てワークホルダ46内にセットされた容器47に練状化粧剤
16が供給される。これと同時に、アタッチメント50に連
結された図外のバキューム等の吸引源を駆動することに
よって、溶剤導通プレート48の溶剤導通路49、49・・・
から化粧剤に含まれる溶剤が連続的に導出され、練状化
粧剤の一回分の充填が完了する。
なお、前述した通り、アタッチメント50内の溶剤貯留
部51には、容器47へ充填された練状化粧剤16に含まれる
溶剤が、充填中の瞬時、溶剤導通プレート48の溶剤導通
路49、49・・・から吐出、貯留され、この溶剤貯留部51
内に吐出、貯留された溶剤は、容器47への充填完了時、
アタッチメント50に連結された吸引源の吸引作用をもっ
て溶剤排出口52から機外に排出されることになる。
上記の作業を継続することによって、新たな容器47内
に、順次、練状化粧剤16を充填することができる。
作業中は、充填機本体35に装備された温度センサーの
検知に基いてヒーターが働き、充填機本体35内の温度を
常時一定に保っている。
自吸式吐出型プランジャーポンプ25は、駆動源33の駆
動力を調整することにより、練状化粧剤16の充填密度を
変更することができる。
しかして、この充填機を用いることにより、化粧剤の
充填量及び充填密度が調整可能であると共に充填速度の
調整が可能となり、しかも、化粧剤の色替えが極めて簡
単で且つ定量性の良好な多色充填機が得られる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものでは
なく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であること
は勿論である。例えば、前記自吸式吐出型プランジャー
ポンプ25における練状化粧剤16の吐出口34bと該吐出口3
4bが連通される充填機本体35の連通部位とは、必ずしも
第2図に示すような当接状態として連通する場合だけで
なく、上記吐出口34bとこれが連通される充填機本体35
の連通部位とを適宜のホース等をもって接続し連通する
ようにしても良い。
〔本発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明に係る練状化粧剤用多色充
填機は、練状化粧剤の撹拌機構を具備したタンクと、該
タンクから導出された管体に接続されている自吸式吐出
型プランジャーポンプと、該自吸式吐出型プランジャー
ポンプの隣接部位に配置されて該自吸式吐出型プランジ
ャーポンプによって送り込まれた練状化粧剤を給送する
充填バルブシリンダを備えた充填機本体と、この充填機
本体に連結されつつ内方に複数本の通路が形成された充
填マニホールドと、該充填マニホールド上方のワークホ
ルダにセットされた容器を挟持する部位に配置され化粧
剤中に含まれる溶剤の導通路が形成された溶剤導通プレ
ートとを具備した構成であり、更に、前記溶剤導通プレ
ートの底面に適宜の紙又は布材等を添着する一方、充填
機本体に所定量の練状化粧剤が供給される通路が形成さ
れた前記充填マニホールドと、該充填マニホールドにノ
ズルを介して連結されつつ練状化粧剤を充填する容器が
セットされる前記ワークホルダとを配置した構成にして
あり、更にまた、前記ワークホルダの上方に、化粧剤に
含まれる溶剤が連続的に導出される複数本の導通路が形
成され、且つ、バキューム等の吸引源に連結されたアタ
ッチメントを具備した溶剤導通プレートを配置した構成
としたので、本発明に係る練状化粧剤用多色充填機によ
れば、以下の各作用効果がもたらされる。
即ち、タンクから導出された練状化粧剤は、自吸式吐
出型プランジャーポンプの吸引作用に基いて充填機本体
に送り込まれ、該充填機本体に具備された充填バルブシ
リンダから所定量の練状化粧剤が充填マニホールド側に
給送されるので、練状化粧剤の充填密度及び充填速度を
極めて簡単に調整することができる他、定量性を高め、
且つ、前記従来装置の如く練状化粧剤に対する加圧機構
が不要であるために、装置の簡易化を図ることができる
と共に重量及びコストを低減することができる。そし
て、従来の如く充填化粧剤用の加圧タンク機構を全く必
要としないので、タンク爆発等の危険もなく安全性が保
持される。
また、色替えの際等における練状化粧剤の変更時にあ
っては、その段取り時間を極めて短縮することができ、
操作性を向上させることが可能となる。
更に、充填機本体に固定されている充填マニホールド
内に形成された複数本のそれぞれの通路を経由して、ワ
ークホルダにセットされた容器の裏面側から化粧剤を、
順次、圧入供給した後、この容器を挟持する位置に配置
された溶剤導通プレートと、この溶剤導通プレートに付
設されバキューム等の吸引源に連結されたアタッチメン
トとの作用をもって、練状化粧剤中より押し出される溶
剤を溶剤導通路より溶剤貯留部に導通、吐出、貯留し、
該溶剤を溶剤貯留部から吸引排出することにより、低真
空度での充填が可能で、しかも、製品内部の充填密度が
平均化されて乾燥後の落下強度を高めることが可能とな
る。また、充填マニホールドを交換することにより、充
填用の通路及びこの通路に設けられたノズルを変更する
ことが可能となり、容器の形状及び化粧剤の種類等々に
応じて自在且つ迅速な対応を採ることができる。
そして、製品の表面に陥没部若しくは充填口の跡が残
るようなことがなく、製品の不良率を著しく減少するこ
とができ、練状化粧剤の処方の範囲を広くすることがで
きるという利点がある。
一方、このような本発明にあっては、化粧剤充填用の
容器を円形状のターンテーブルの周縁部に設定された第
1のワークステーションに載置するだけの操作を行うこ
とにより、該第1以下の各ワークステーションにおいて
全工程が、順次、自動的に遂行されて、容器内への練状
化粧剤の充填作業が簡易化されるという利点がある。更
に、本発明では、練状化粧剤の充填中又は充填完了時に
化粧剤から押し出される溶剤を、瞬時に貯留してバキュ
ーム吸引するようにしているので、充填後の化粧剤の表
面に陥没等の現象が発生することがないことから、二次
充填等の作業を全く要しないという効果をもたらすもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、第1図(b)は本発明を適用する際に使
用する装置の全体を示し夫々ワークステーションの設定
数を異にする状態の平面図、第2図は本発明で使用した
練状化粧剤用多色充填機の要部断面図、第3図は第2図
の一部分を示す斜視図、第4図、第5図及び第6図は本
発明で採用した自吸式吐出型プランジャーポンプの動作
を説明する断面図である。 図中の符号 1……ユニットベース 2……ターンテーブル 3、61……第1のワークステーション 4、62……第2のワークステーション 5、63……第3のワークステーション 6、64……第4のワークステーション 7、65……第5のワークステーション 8、66……第6のワークステーション 9……第7のワークステーション 10……第8のワークステーション 11、12、13……操作台 15……多色充填機 16……練状化粧剤 17……タンク 18……撹拌モータ 19……撹拌翼 20……安全弁 22……管体 25……自吸式吐出型プランジャーポンプ 26……シリンダ 27……フリーピストン 29……ロッド 30……支持杆 31……ガイド部材 32……フランジ 33……駆動源 34a……供給口 34b……吐出口 35……充填機本体 36……充填バルブシリンダ 37……ロッド 38……ニードル 40、41……充填マニホールド 42、43……練状化粧剤の通路 44、45……ノズル 46……ワークホルダ 47……容器 48……溶剤導通プレート 49……溶剤導通路 50……アタッチメント 51……溶剤貯留部 52……溶剤排出口。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】練状化粧剤の撹拌機構を備えたタンクと、
    該タンクから導出されている管体に接続された自吸式吐
    出型プランジャーポンプと、該自吸式吐出型プランジャ
    ーポンプの隣接部位に配置され当該自吸式吐出型プラン
    ジャーポンプによって送り込まれた練状化粧剤を給送す
    る充填バルブシリンダを備えた充填機本体と、この充填
    機本体に連結され内方に練状化粧剤の充填通路が形成さ
    れた充填マニホールドと、該充填マニホールド上方にセ
    ットされた容器を挟持する部位に配置され被充填練状化
    粧剤中から押し出される溶剤の導通路が形成された溶剤
    導通プレートとを具備して成ることを特徴とする練状化
    粧剤用多色充填機。
  2. 【請求項2】前記溶剤導通プレートの底面に、紙若しく
    は布材等を添着して成る請求項1記載の練状化粧材用多
    色充填機。
  3. 【請求項3】前記充填機本体に、所定量の練状化粧材を
    供給する通路が形成されている充填マニホールドと、該
    充填マニホールドにノズルを介して連結されていると共
    に練状化粧剤が充填される容器がセットされるワークホ
    ルダとを配置して成る請求項1乃至請求項2記載の練状
    化粧剤用多色充填機。
  4. 【請求項4】前記ワークホルダ上に、被充填練状化粧剤
    中から押し出される溶剤が連続的に導出可能とした複数
    本の溶剤導通路が形成されると共に、バキューム等の吸
    引源に連結され且つ上記溶剤導通路から導出された溶剤
    が貯留される溶剤貯留部を有するアタッチメントを具備
    した溶剤導通プレートを配置して成る請求項1乃至請求
    項3記載の練状化粧剤用多色充填機。
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