JP2668123B2 - 光通信用コネクタ部材の端面研磨装置 - Google Patents

光通信用コネクタ部材の端面研磨装置

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JP2668123B2 JP63162329A JP16232988A JP2668123B2 JP 2668123 B2 JP2668123 B2 JP 2668123B2 JP 63162329 A JP63162329 A JP 63162329A JP 16232988 A JP16232988 A JP 16232988A JP 2668123 B2 JP2668123 B2 JP 2668123B2
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光通信用ファイバーケーブルを軸線部に装
着した光通信用コネクタ部材の端面をR面に研磨する研
磨装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、既に先端部がテーパ状に研削加工された光
通信用コネクタ部材の尖頭を研磨して、先端面をR面に
形成するような研磨装置を、小型、軽量、かつ高精度の
ものに改良しようとするものである。
〔従来の技術〕
光通信用ファイバーケーブルは、その接続部で互いの
芯ずれを数ミクロンメートル以下に押さえる必要がある
ため、光通信用ファイバーケーブルの端部に接続具(コ
ネクタ部材)を装着し、両者端面をともに凸球面に研
削、研磨し、接続ファイバーの両端を弾圧突合せにより
接続することが行われている。
この凸球面状の加工には、凸レンズの研磨と同様に、
断面が凹状に形成された研磨盤を用い、これの断面形状
をコネクタ部材の端面に転写する方法が用いられている
が、この方法は端面をいきなり凹状に研磨するものであ
るために加工に長時間を要するという問題点がある。
この問題点を解決するために、コネクタ部材の端面を
まずテーパ状に研削加工し、それからその尖頭部のファ
イバーケーブルとその周囲近傍のコネクタ部材を研磨す
る方法がある。このような方法を採ることにより研磨加
工体積を最少限に抑えて、初めから研磨仕上げを行った
場合に比較して加工時間を著しく短縮するすることが可
能となる。しかしながら、このような研磨仕上げは作業
員が作業現場に行って行う場合が多く、そのため持ち運
びに便利なものが求められる。従来の研磨装置はこの点
において大きすぎるとともに重過ぎ、持ち運びに不便で
あるという問題点があった。
〔目的〕
そこで本発明は、作業員が作業現場に行くときに持ち
運びに便利な、小型、軽量で、しかも高精度の、光通信
用コネクタ部材の端面研磨装置を提供することを目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による光通信用コネクタ部材の端面研磨装置
は、光通信用コネクタ部材を保持する保持手段と、この
保持手段を横方向に揺動させると共に上下方向に駆動さ
せる第1駆動系と、回転により前記光通信用コネクタ部
材の端面を研磨する研磨手段と、この研磨手段を回転駆
動させる第2駆動系と、所定位置で前記保持手段を左右
に微小揺動する第3駆動系と、前記保持手段を所定位置
で往復回転させる第4駆動系と、前記光通信用コネクタ
部材の前記保持手段に対する先端高さを決める基準面を
有する位置決め手段とを備えた構成としたものである。
〔作 用〕
このような光通信用コネクタ部材の端面研磨装置は、
保持手段により光通信用コネクタ部材を保持し、位置決
め手段により光通信用コネクタ部材の先端高さを決めた
後、第1駆動系により保持手段を上昇させた後横方向に
揺動させて研磨手段の上に運び、保持手段を下降させる
とともに第2駆動系により研磨手段を回転させ、保持手
段を所定の位置まで下降させた後保持した光通信用コネ
クタ部材の先端部の研磨を行う。この研磨中に、第3駆
動系により保持手段を横方向に微小揺動させるととも
に、第4駆動系により保持手段を往復回転させることに
より、光通信用コネクタ部材の先端部の研磨の効率を向
上させるとともに、回転方向に均一に研磨する。このよ
うな構成、作用により、光通信用コネクタ部材の端面研
磨装置を小型、軽量化することができるとともに、光通
信用コネクタ部材を高精度で研磨することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明す
る。第1〜12図は本発明による光通信用コネクタ部材の
端面研磨装置の一実施例を示す図である。
第1図は光通信用コネクタ部材の端面研磨装置の正面
断面図であり、同図において、1は光通信用ファイバー
ケーブルの端部に取付けられたコネクタ部材であり、2
はこのコネクタ部材1を保持する保持用チャック(保持
手段)である。保持用チャック2は第2図に示すような
ほぼL字型のフレーム4の一端部に設けられ、このフレ
ーム4の折曲り部の中心位置Cは第1図に示す軸5の上
端部に固定して支持されている。軸5はフレーム10に固
定された筒部材11内に、回転自在および軸方向に移動可
能に支持されている。
軸5の下端部には第3図に示すようなリテーナ13を介
して従動コロ14が設けられ、この従動コロ14の外周面は
中高の弧状断面を有するよう形成されている。従動コロ
14の近傍にはカム16が軸6の端部に設けられており、こ
のカム16が軸6とともに回転することにより従動コロ14
は軸5の軸中心の回りに揺動し、このとき軸5もリテー
ナ13を介してともに回転する。軸6は歯車列18を介して
モータ20により回転駆動される。
軸6のカム16より少し中央寄りには第4図に示すよう
なカム17が設けられ、このカム17の下方近傍には同図に
示すように揺動リンク21が設けられている。揺動リンク
21はフレーム10に支持された軸7の回りに揺動可能に設
けられ、その両端部にはコロ23,24が取付けられてい
る。コロ23はバネ25のバネ力によりカム17に常に接触
し、コロ24は軸5の下端に設けられた受圧部26の下端面
に常に接触しているため、カム17が回転することにより
揺動リンク21を介して軸5は上下動するようになってい
る。
フレーム4が第2図に実線で示す位置にあるときの保
持用チャック2の下方には第1図に示すように、研磨手
段を構成するシート部材27が配置されている。このシー
ト部材27は可撓性を有するプラスチック材料で形成さ
れ、その全周端部を上下から挾み込まれて取付部材30上
に取付けられ、その中央部は下方に撓むことができるよ
うになっている。取付部材30は軸8の上端部に固定さ
れ、軸8の下端部にはプーリ部33aが一体的に形成され
たリテーナ33が固定して設けられている。リテーナ33の
プーリ部33aにはベルト34が掛渡されており、このベル
ト34は第5図に示すようにプーリ36を介してモータ31に
より回転駆動されるようになっている。
軸8の途中にはウオーム37が設けられ、このウオーム
37には第6図に示すようにウオームホイール40が噛み合
っている。ウオームホイール40はその周囲のハウジング
41に回転自在に支持された軸43に一体的に固定されてお
り、軸43の一端部には第7図に示すように所定量d偏心
してコロ44が設けられている。
リテーナ13の側部には第4図に示すように、サブフレ
ーム46が上方に伸びて設けられており、その途中には第
6図に示すような腕47が設けられている。腕47の先端部
には引張スプリング50の一端部が係止されており、引張
スプリング50の他端部はフレーム10側の静止部材に係止
されている。
また、サブフレーム46の上端部には、第1図に示すよ
うに所定長さを有する円柱状のコロ52が設けられてい
る。そして、従動コロ14は常にカム16側に接触するよう
引張スプリング50により引っ張られているが、カム16の
最小径部に近付いてくると、コロ52がコロ44に接触して
それ以上のカム16への追従を妨げられ、従動コロ14はカ
ム16と離隔する。
フレーム4の保持用チャック2と反対側の他端部には
ステッピングモータ55がフレーム10側に設けられ、フレ
ーム4に対してフレーム10と反対側のモータ出力軸55a
にはプーリ56が固定して設けられている。また、フレー
ム4の一端部の保持用チャック2の外周部にはプーリ部
2aが形成され、このプーリ部2aとプーリ56との間にはベ
ルト58が掛渡されている。ステッピングモータ55は第3
図に示すコントローラ部57により、所定角度ごとに往復
回転するよう制御される。
第5図においてフレーム10の上には上端面に基準面60
aが形成された位置決めゲージ(位置決め手段)60が設
けられており、この位置決めゲージ60の基準面60aはフ
レーム4に対し、所定角度(たとえば1.8゜)傾いてい
る。また、軸5も所定方向に所定角度傾いている。さら
に、保持用チャック2の中心軸線も後述するように所定
角度傾いている。
軸6の途中には第1図に示すように3つのタイミング
カム61〜63が設けられており、これらのタイミングカム
61〜63のそれぞれの近傍にはスイッチ65〜67が設けられ
ていて、それぞれタイミングカム61〜63の大径部に押圧
されることによりスイッチがONされるようになってい
る。スイッチ65〜67は後述するように種々の動作のタイ
ミングを取るようになっている。
次に作用について説明する。フレーム4は当初は第2
図に二点鎖線で示すような位置で停止しているが、この
ときは従動コロ14はカム16の大径部に押されて第3図に
二点鎖線で示すような位置にある。この状態で保持用チ
ャック2に保持するコネクタ部材1の先端を位置決めゲ
ージ60の基準面60aに当てて先端高さを決め、それから
保持用チャック2に堅く締め付けて保持する。
次に電源を入れてモータ20を回転させ、歯車列18,軸
6を介してカム17に回転を伝達させる。そしてカム17に
コロ23を介して追従している揺動リンク21が第4図中少
し時計回り方向に揺動することにより、コロ24,受圧部2
6,軸5,フレーム4,保持用チャック2を介してコネクタ部
材1の先端が位置決めゲージ60の基準面60aから所定量h
1(たとえば0.5mm位)上昇する(第8図(b)のh1,同
図(a)の0点)。
すると軸6の回転によりこの時点でカム16が従動コロ
14に接触しながら第3図中下方に戻り始め、引張スプリ
ング50,腕47,サブフレーム46,リテーナ13,軸5,フレーム
4を介して保持用チャック2が第2図中時計回り方向に
揺動し、シート部材27上方の所定位置に停止する(第8
図(a)のP点)。このとき、上記所定位置でコロ52が
コロ44に接触するため、サブフレーム46,リテーナ13を
介して従動コロ14はカム16と離隔する。
さらに軸6の回転により今度はカム17がコロ23を介し
て揺動リンク21を第4図中反時計回り方向に揺動するこ
とにより、コロ24,受圧部26,軸5,フレーム4,保持用チャ
ック2を介してコネクタ部材1の先端がシート部材27に
向かって所定量h2(たとえば5mm位)下降する(第8図
(b)のh2)。このときコネクタ部材1の先端が所定量
h2下降する途中でタイミングカム61によりスイッチ65が
ONされ(第8図(e)のON)、このことを検知したコン
トローラ部57はモータ31を回転させれ、プーリ36,ベル
ト34,リテーナ33,軸8,取付部材30を介してシート部材27
をたとえば800rpm位で回転させる。このため、コネクタ
部材1の先端は回転しているシート部材27の上に下降す
ることができる。
また、軸8の回転によりウオーム37が回転し、さらに
ウオームホイール40,軸43へと回転が伝達される。とこ
ろで軸43の端部のコロ44の回転中心は軸43の軸線と所定
量d(たとえば1mm位)偏心しているため、軸43の回転
によりコロ44は偏心回転し、腕47を介して引張スプリン
グ50により引張られているコロ52を、約800/30rpm位
で、微小量(たとえば2mm位)揺動させることになる。
このため、サブフレーム46,リテーナ13,軸5,フレーム4,
保持用チャック2を介してコネクタ部材1の先端も前記
所定位置を中心に微小量(たとえば5mm位)揺動するの
で、コネクタ部材1の先端は微小揺動しながらシート部
材27上に下降して接触することになる。このとき、コロ
52は所定長さを有する円柱状のため、軸5とともに多少
下降してもコロ44との接触が外れることはない。
さらに、シート部材27が回転するときにはコントロー
ラ部57によりステッピングモータ55が正逆回転を始め、
所定回転角毎に回転方向を反転させる。このため、プー
リ56,ベルト58を介して保持用チャック2をたとえば1
秒間に2,3回の割りで往復回転させるので、コネクタ部
材1の先端は微小揺動とともに往復回転しながら、回転
中のシート部材27上に下降することになる。シート部材
27上にはたとえば水で解いたダイヤモンドパウダのよう
な砥粒が供給されて、コネクタ部材1の先端との間で擦
られることによりその先端をR面(たとえば20mmR)に
研磨する。
このようにして研磨が開始されると間も無くタイミン
グカム62によりスイッチ66がONされ(第8図(c)のO
N)、このことを検知したコントローラ部57は内部タイ
マを作動開始させて、所定時間T(たとえば1分半位)
の間その研磨状態を保持する。このとき、モータ20を停
止することにより軸6を停止している。モータ20が回転
し、そして所定時間Tが経過すると、それから間も無く
カム17がコロ23を介して揺動リンク21を第4図中時計回
り方向に揺動することにより、コロ24,受圧部26,軸5,フ
レーム4,保持用チャック2を介してコネクタ部材1の先
端がシート部材27から離れるよう所定量h2上昇する。
このとき、コネクタ部材1の先端が所定量h2上昇する
途中でタイミングカム61によりスイッチ65がOFFされ
(第8図(e)のOFF)、このことを検知したコントロ
ーラ部57はモータ31の回転を停止させて、シート部材27
の回転を途中で停止させる。このため、コネクタ部材1
の先端は回転中のシート部材27から離れて上昇すること
ができる。またこの上昇途中において、ウオーム37の回
転も停止するのでコネクタ部材1の先端の微小揺動も停
止するとともに、コントローラ部57によりステッピング
モータ55も停止されてコネクタ部材1の往復回転も停止
される。
このようにして、コネクタ部材1の先端が完全に所定
量h2だけ上がりきると、この時点(第8図(a)のQ
点)で、軸6の回転によりカム16が従動コロ14を第3図
中上方に押し始め、引張スプリング50に抗して、リテー
ナ13,軸5,フレーム4を介して保持用チャック2が第2
図中反時計回り方向に揺動し、位置決めゲージ60の基準
面60aの上方位置に停止する(第8図(a)のR点)。
さらに軸6の回転によりカム17にコロ23を介して追従
している揺動リンク21が第4図中少し反時計回り方向に
揺動することにより、コロ24,受圧部26,軸5,フレーム4,
保持用チャック2を介してコネクタ部材1の先端が所定
量h1下降する(第8図(b)のS点)。
このようにしてコネクタ部材1の先端の研磨の1サイ
クルが終了するとタイミングカム63によりスイッチ67が
ONされ(第8図(d)のE点)、このことを検知したコ
ントローラ部57はモータ20を介して軸6の回転を停止さ
せ、保持用チャック2を次の研磨の1サイクルに待機さ
せる。
ところで、前述のように位置決めゲージ60の基準面60
aはフレーム4の中心位置C側に所定角度傾いている
が、この角度はコネクタ部材1の先端が前加工において
研削されたテーパ角度と同一に設定することにより、第
9図に示すように、コネクタ部材1の先端が基準面60a
に接触したときに丁度そのテーパ面が線接触する。この
ため、第10図に示すように基準面60aが傾いていなけれ
ば、テーパ中心の尖った頭部が基準面60aに衝突して破
損するという不都合を防止することができる。なお、こ
の実施例のように基準面60aがフレーム4の中心位置C
側に傾くのが最も好ましいが、特に傾く方向は限定する
必要はない。
また、前述のように軸5も所定方向に所定角度傾いて
いるため、第11図に示すように、保持用チャック2に保
持されるコネクタ部材1の先端もシート部材27に対して
水平より傾けることができる。このため、コネクタ部材
1の先端が振幅Wで微小揺動したときの、振幅両端部の
シート部材27との接触部における押付力F1とF2を等しく
できるほか、その振幅加工範囲における接触条件を略均
等にすることができる。
また、これは、軸5と軸8が相対的に傾いていればよ
いことであり、軸8だけを傾けてもよいことはいうまで
もない。
さらに、前述のように保持用チャック2の中心軸線も
所定角度傾けることにより第12図に示すように、コネク
タ部材1の軸線をL1からL2に傾きを修正することがで
き、このことにより振幅Wの両端部におけるシート部材
27との角度θ1とθ2とを等しくすることができる。こ
のため、コネクタ部材1の先端のシート部材27との接触
量をその加工範囲において略均等にすることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、構成において無
駄な空間を省き、少ない空間を効率的に用いることによ
り、光通信用コネクタ部材の端面研磨装置を小型、軽量
化することができるとともに、作用においても光通信用
コネクタ部材を高精度で研磨することができるよう考慮
されている。
すなわち、前記実施例においては、位置決めゲージ60
の基準面60aがフレーム4の中心位置C側に所定角度傾
いているため、コネクタ部材の先端のテーパ中心の尖っ
た頭部が基準面60aに衝突して破損するという不都合を
防止することができる。
研磨シート部材が可撓性を有することから、コネクタ
部材端面従って光ファイバ端面を球面にするのが容易で
ある。また、フレーム4,保持用チャック2を介してコネ
クタ部材の先端を支持する軸5も、所定角度傾いている
ため、微小の振幅加工範囲における接触条件を略均等に
することができる。
さらに、保持用チャック2の中心軸線も所定角度傾け
ることにより、コネクタ部材1の先端のシート部材27と
の接触量をその加工範囲において略均等にすることがで
きる。
このようなことから、コネクタ部材1の先端のR面が
偏心したりあるいは完全なR曲面にならないというよう
なことを防止して、光通信用コネクタ部材の先端を高精
度で所望の形状に研磨することが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
第1〜12図は本発明による光通信用コネクタ部材の端面
研磨装置の一実施例を示す図であり、第1図はその正面
断面図、第2図はその平面図、第3図は第1図における
III−III矢視断面図、第4図は第3図におけるIV−IV矢
視拡大図、第5図は第1図におけるV矢視図、第6図は
第1図におけるVI−VI矢視断面図、第7図はウオームホ
イールが固定された軸およびその端部に偏心して設けら
れたコロの拡大図、第8図(a)〜(e)はそれぞれコ
ネクタ部材の先端の横方向の揺動量、同じく上下方向の
移動量、各スイッチのON,OFF時期を示すタイミングチャ
ート、第9図、第10図はそれぞれコネクタ部材の先端と
位置決めゲージの基準面との接触状態を示す側面図、第
11図、第12図はコネクタ部材の先端とシート部材27との
接触状態を示す概念図である。 1……光通信用ファイバーケーブルのコネクタ部材 2……保持用チャック 4,10……フレーム 5〜8,43……軸 11……筒部材 13,33……リテーナ 14……従動コロ 16,17……カム 18……歯車列 20,31……モータ 21……揺動リンク 23,24,44,52……コロ 25……バネ 26……受圧部 27……シート部材 30……取付部材 33a……プーリ部 34,58……ベルト 36……プーリ 37……ウオーム 40……ウオームホイール 41……ハウジング 46……サブフレーム 47……腕 50……引張スプリング 55……ステッピングモータ 55a……モータ出力軸 57……コントローラ部 60……位置決めゲージ 60a……基準面 61〜63……タイミングカム 65〜67……スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 和夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 土肥 俊郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 小森 治之 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイ コー電子工業株式会社内 (72)発明者 今井 伸一 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイ コー電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−188260(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光通信用コネクタ部材を保持する保持手段
    と、この保持手段を横方向に揺動させると共に上下方向
    に駆動させる第1駆動系と、回転により前記光通信用コ
    ネクタ部材の端面を研磨する研磨手段と、この研磨手段
    を回転駆動させる第2駆動系と、所定位置で前記保持手
    段を左右に微小揺動する第3駆動系と、前記保持手段を
    所定位置で往復回転させる第4駆動系と、前記光通信用
    コネクタ部材の前記保持手段に対する先端高さを決める
    基準面を有する位置決め手段とを備えた光通信用コネク
    タ部材の端面研磨装置において、前記位置決め手段の基
    準面は、あらかじめテーパ状に研削加工されたコネクタ
    部材の端面尖頭部が基準面に接触した時破損しないよう
    に、所定角度傾いていることを特徴とする光通信用コネ
    クタ部材の端面研磨装置。
  2. 【請求項2】光通信用コネクタ部材を保持する保持手段
    と、この保持手段を横方向に揺動させると共に上下方向
    に駆動させる第1駆動系と、回転により前記光通信用コ
    ネクタ部材の端面を研磨する、可撓性を有するシート部
    材が載置された研磨手段と、この研磨手段を回転駆動さ
    せる第2駆動系と、所定位置で前記保持手段を左右に微
    小揺動する第3駆動系と、前記保持手段を所定位置で往
    復回転させる第4駆動系と、前記光通信用コネクタ部材
    の前記保持手段に対する先端高さを決める基準面を有す
    る位置決め手段とを備えた光通信用コネクタ部材の端面
    研磨装置において、前記コネクタ部材は、前記微小揺動
    方向に、かつ、研磨手段の回転中心方向に所定角度傾い
    て保持されていることを特徴とする光通信用コネクタ部
    材の端面研磨装置。
  3. 【請求項3】光通信用コネクタ部材を保持する保持手段
    と、この保持手段を横方向に揺動させると共に上下方向
    に駆動させる第1駆動系と、回転により前記光通信用コ
    ネクタ部材の端面を研磨する研磨手段と、この研磨手段
    を回転駆動させる第2駆動系と、所定位置で前記保持手
    段を左右に微小揺動する第3駆動系と、前記保持手段を
    所定位置で往復回転させる第4駆動系と、前記光通信用
    コネクタ部材の前記保持手段に対する先端高さを決める
    基準面を有する位置決め手段とを備えた光通信用コネク
    タ部材の端面研磨装置において、前記研磨手段の光コネ
    クタ部材端面を研磨する部分には可撓性シートが設けら
    れていることを特徴とする光通信用コネクタ部材の端面
    研磨装置。
JP63162329A 1988-06-28 1988-06-28 光通信用コネクタ部材の端面研磨装置 Expired - Fee Related JP2668123B2 (ja)

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