JP3104136B2 - クランクシャフトの研磨装置 - Google Patents

クランクシャフトの研磨装置

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JP3104136B2
JP3104136B2 JP03114832A JP11483291A JP3104136B2 JP 3104136 B2 JP3104136 B2 JP 3104136B2 JP 03114832 A JP03114832 A JP 03114832A JP 11483291 A JP11483291 A JP 11483291A JP 3104136 B2 JP3104136 B2 JP 3104136B2
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美智男 羽地
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランクシャフトのジ
ャーナル部あるいはピン部を砥石で研磨する研磨装置に
関し、特に、回転するクランクシャフトの軸線に対して
接近・離間自在であり且つ前記軸線方向に往復駆動され
る基台と、この基台に前記軸線と平行に支持した枢軸
と、この枢軸に前記軸線に垂直な面内で揺動し得るよう
に基端を支持した揺動アームと、この揺動アームの先端
に設けられて前記クランクシャフトのジャーナル部ある
いはピン部を把持する砥石と備えたクランクシャフトの
研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クランクシャフトのジャーナル部
等を研磨仕上げする場合、無端状に形成した布製のラッ
ピング帯を回転するジャーナル部に巻き掛けて研磨する
方法、あるいは複数に分割した砥石を回転するジャーナ
ル部に接触させて軸方向に僅かに往復運動させて研磨す
る方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ラ
ッピング帯を用いる方法では、ラッピング帯の張り方で
仕上げ面が波状になったり、ラッピン帯に付着させた砥
粒の脱落や磨耗によって面粗度の異なる製品が発生する
等の問題があった。また上記砥石を用いる方法では、図
5に示すようにジャーナル部Jの軸方向中央部が両端部
に比べて過剰に研磨されるため、その仕上げ面が凹形状
になってしまう問題がある。この様に凹形状に研磨され
たジャーナル部Jの直径を測定する場合、作業者は最も
直径が小さい軸方向中央部の直径を測定するため、その
測定された直径に合致する内径を有する耐磨耗用メタル
Mをジャーナル部Jに装着すると、前記メタルMの軸方
向両端部に焼き付きが発生する虞れがある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、クランクシャフトのジャーナル部やピン部を砥石を
用いて研磨する際、図6に示すように、その軸方向中央
部の直径が両端部の直径よりも僅かに大きくなるように
凸形状に研磨することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、回転するクランクシャフトの軸線に対し
て接近・離間自在であり且つ前記軸線方向に往復駆動さ
れる基台と、この基台に前記軸線と平行に支持した枢軸
と、この枢軸に前記軸線に垂直な面内で揺動し得るよう
に基端を支持した揺動アームと、この揺動アームの先端
に設けられて前記クランクシャフトのジャーナル部ある
いはピン部を把持する砥石と備えたクランクシャフトの
研磨装置において、揺動アームがクランクシャフトの軸
線を含む面内で首振り可能となるように前記枢軸を基台
に揺動自在に支持するとともに、前記枢軸に設けた規制
部材と基台間に弾発部材を配設し、その弾発部材で前記
揺動アームを前記軸線に垂直な面内に位置するように付
勢したことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は前述の第1の特徴に加えて、
前記枢軸を球面継手を介して基台に支持したことを第2
の特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1〜図4は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は研磨装置の全体正面図、図2は図1の2方
向矢視図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図3の
4−4線断面図である。
【0009】図1に示すように、旋盤の主軸台1に設け
たチャック2と心押し台3に設けたセンタ4間にワーク
であるクランクシャフトWの両端が支持され、軸線CL
回りに回転するクランクシャフトWのジャーナル部Jあ
るいはピン部Pが往復台5に装着した研磨ユニットUに
より研磨される。
【0010】図2および図3に示すように、研磨ユニッ
トUは往復台5に固着された固定ベース6を備え、その
固定ベース6の上面に設けた1対のガイドレール7には
可動ベース8が前記往復台5の往復方向に直交する方
向、すなわちクランクシャフトWに接近・離間する方向
にスライダ9を介して摺動自在に支持される。可動ベー
ス8の上面には、連結板10、水平板11、垂直板1
2、軸受板13、および前記垂直板12から後方に一体
に突出するバー14より構成される基台15が固設され
る。
【0011】前記基台15の軸受板13には、クランク
シャフトWの軸線CLと平行に配設された枢軸16の中
央部が首振り自在に支持される。すなわち枢軸16の中
央部は球状部が膨出形成され、その球状部を前記軸受板
13の球状支持面に嵌合させることにより球面継手17
が形成される。
【0012】枢軸16には一対のベアリング18を介し
て平面視コ字状のアーム支持部材19が上下方向、すな
わちクランクシャフトWの軸線CLに直交する面内で揺
動自在に支持される。アーム支持部材19の前端にはシ
リンダ20が接続され、そのシリンダ20の前端には側
面視コ字状の砥石支持部材21が接続される。そして前
記アーム支持部材19、シリンダ20、および砥石支持
部材21により揺動アーム22が構成される。砥石支持
部材の前端には一対の固定砥石23が固設されるととも
に、シリンダ20から砥石支持部材21の内部に延出す
るシリンダロッド201 の先端には、前記固定砥石23
に対向する一対の可動砥石24が装着される。
【0013】枢軸16の両端部には平面視コ字状の規制
部材25が固定され、その規制部材25の受圧板26に
形成した通孔261 には前記バー14が充分な隙間を有
して貫通する。バー14に摺動自在に嵌合するカラー2
7の前端に形成したフランジ271 の前面には、前記受
圧板26の後面に当接する一対の突起272 ,273
形成される。そして、バー14の後端にナット28で支
持したバネ座29と前記カラー27のフランジ271
間にはコイルばね30が縮設される。
【0014】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用を説明する。
【0015】旋盤のチャック2とセンタ4にクランクシ
ャフトWの両端部を支持し、枢軸16にベアリング18
を介して支持された揺動アーム22を図3の鎖線位置か
ら実線位置に下降させる。続いてシリンダ20を伸長駆
動して可動砥石24を固定砥石23に対して接近させる
と、クランクシャフトWのジャーナル部Jは前記固定砥
石23と可動砥石24により把持される。このとき、両
砥石23,24がクランクシャフトWから受ける反力に
よって揺動アーム22がクランクシャフトWの軸線CL
から離間する方向に押圧されるが、その動きは可動ベー
ス8がガイドレール7に沿って摺動することにより吸収
される。
【0016】次に、主軸台1を駆動してクランクシャフ
トWを回転させながら往復台5を図示せぬ駆動装置によ
り前記軸線CL方向に微少振幅(例えば1.5mm)で
往復動させる。往復台5が図2の矢印A方向に移動した
場合を考えると、この往復台5に一体に支持された基台
15は矢印A方向に同一速度で移動するが、揺動アーム
22の先端部はクランクシャフトWに係合する両砥石2
3,24の摩擦により自由な移動を規制されているた
め、該揺動アーム22の基端部のみが基台15と共に矢
印A方向に移動する、このとき揺動アーム22は図2に
おいて時計方向に僅かに首振り運動し、その首振り運動
は球面継手17により吸収される。
【0017】上述のように揺動アーム22が首振り運動
すると、その揺動アーム22と共に枢軸16と規制部材
25が一体に揺動する。すると矢印A方向に平行移動す
る基台15のバー14と前記規制部材25との間に角変
位が発生し、コイルバネ30により付勢されたカラー2
7の一方の突起272 が規制部材25の受圧面26から
離れ、他方の突起273 のみが受圧板26に当接するこ
とになる。その結果、前記コイルバネ30の付勢力によ
って規制部材25に反時計方向のモーメントが作用し、
一旦首振りした揺動アーム22は一瞬の時間遅れをもっ
て垂直姿勢、すなわち軸線CLに直交する姿勢に復帰す
る。
【0018】続いて基台15が矢印A′方向に移動する
と、前述とは逆に反時計方向に僅かに首振り運動した揺
動アーム22が、コイルバネ30の付勢力によって一瞬
の時間遅れで垂直姿勢に復帰する。この様にして揺動ア
ーム22の基端部の往復動に追随して先端部が往復運動
するため、図4に示すように揺動アーム22の先端部に
設けた両砥石23,24は円弧状に往復動し、クランク
シャフトWのジャーナル部Jを、その軸線CL方向中間
部の直径が両端部の直径よりも大きくなるように凸形状
に研磨する。その結果、クランクシャフトWのジャーナ
ル部Jに装着したメタルMの焼き付きが防止される。
【0019】クランクシャフトWの軸線CLに対して偏
心するピン部Pを研磨する場合には、該ピン部Pの回転
運動に伴って揺動アーム22の先端が上下動および前後
動するが、その上下動は揺動アーム22のベアリング1
8回りの揺動により、前後動は可動ベース8の固定ベー
ス6に対するスライドにより吸収される。
【0020】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく、種々の小
設計変更を行うことが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、揺動アームの基端を枢軸を介して支持する基台をク
ランクシャフトの軸線方向に往復駆動すると、揺動アー
ムはクランクシャフトの軸線を含む面内で首振り運動
し、砥石を支持する揺動アームの先端は僅かな時間遅れ
をもって基端に追随するように往復動する。その結果、
前記砥石は円弧状に揺動運動し、クランクシャフトのジ
ャーナル部あるいはピン部をその軸方向中央部の直径が
両端部の直径よりも大きくなるように凸形状に研磨する
ことができる。
【0022】また本発明の第2の特徴によれば、球面継
手を用いたことによって揺動アームをスムーズに首振り
運動させることができ、前記ジャーナル部あるいはピン
部の精密な研磨が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による研磨装置の全体正面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】クランクシャフトのジャーナル部の不適切な研
磨形状を示す図
【図6】クランクシャフトのジャーナル部の適切な研磨
形状を示す図
【符号の説明】
15・・・・基台 16・・・・枢軸 22・・・・揺動アーム 23・・・・固定砥石(砥石) 24・・・・可動砥石(砥石) 25・・・・規制部材 30・・・・コイルバネ(弾発部材) CL・・・・軸線 J・・・・・ジャーナル部 P・・・・・ピン部 W・・・・・クランクシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 5/42 B24B 19/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するクランクシャフト(W)の軸線
    (CL)に対して接近・離間自在であり且つ前記軸線
    (CL)方向に往復駆動される基台(15)と、この基
    台(15)に前記軸線(CL)と平行に支持した枢軸
    (16)と、この枢軸(16)に前記軸線(CL)に垂
    直な面内で揺動し得るように基端を支持した揺動アーム
    (22)と、この揺動アーム(22)の先端に設けられ
    て前記クランクシャフト(W)のジャーナル部(J)あ
    るいはピン部(P)を把持する砥石(23,24)と備
    えたクランクシャフトの研磨装置において、揺動アーム
    (22)がクランクシャフト(W)の軸線(CL)を含
    む面内で首振り可能となるように前記枢軸(16)を基
    台(15)に揺動自在に支持するとともに、前記枢軸
    (16)に設けた規制部材(25)と基台(15)間に
    弾発部材(30)を配設し、その弾発部材(30)で前
    記揺動アーム(22)を前記軸線(CL)に垂直な面内
    に位置するように付勢したことを特徴とする、クランク
    シャフトの研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記枢軸(16)を球面継手(17)を
    介して基台(15)に支持したことを特徴とする、請求
    項1記載のクランクシャフトの研磨装置。
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JP2007260811A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Nachi Fujikoshi Corp テープラップ装置
JP2007260812A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Nachi Fujikoshi Corp モジュール化したマルチテープラップ装置
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