JP2668006B2 - コンソールボックス - Google Patents

コンソールボックス

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JP2668006B2
JP2668006B2 JP8026090A JP8026090A JP2668006B2 JP 2668006 B2 JP2668006 B2 JP 2668006B2 JP 8026090 A JP8026090 A JP 8026090A JP 8026090 A JP8026090 A JP 8026090A JP 2668006 B2 JP2668006 B2 JP 2668006B2
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JP
Japan
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box
cup holder
door
divided body
console box
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朱実 島田
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンソールボックスに係り、特に物品を収納
するボックス本体の上部開口部を覆うボックスドアの構
造を改良したコンソールボックスに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、自動車の座席間、特に乗用車の前部座席の間
には、物品を収納するためのコンソールボックスが設け
られている。
このコンソールボックスには、座席間にコンソールボ
ックスのみが単体で設けられているものと、変速用レバ
ーや計器等を配置する中間パネルに一体席に設けられた
ものとがある。
第10図は従来のコンソールボックスの一例を示すもの
である。
図示されているように、コンソールボックス1は、物
品の収納スペースを区画形成する上部が開口されたボッ
クス本体2と、該ボックス本体2の上部開口部を覆うボ
ックスドア3とからなっている。
このボックスドア3は、上記ボックス本体2の一端部
にヒンジ4により開閉自在に取り付けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、この種のコンソールボックス1にあって
は、通常、物品を収納する機能しか有しておらず、これ
を設けるスペースの有効利用が図られていない。
しかし、コンソールボックス1を設けるスペースの有
効利用を図るべく、上記ボックスドア3を飲料容器を置
く台として使用すると、安定性が無いため、走行中等に
容器が倒れて飲料が溢れる虞れがあった。
したがって、上記コンソールボックス1に飲料容器を
支持するためのカップホルダー(図示せず)を備える必
要があるが、上記ボックスドア3の表面にカップホルダ
ーを取り付けると、見栄えが悪いという問題があった。
一方、コンソールボックス1内にカップホルダ−を取
り付けると、物品の収納容量が減少するので好ましくな
い。
本発明は、以上の点に鑑み、ボックスドアにカップホ
ルダ−の機能を持たせることにより、従来使用されてい
ないスペースを有効利用することができ、且つ、上記カ
ップホルダーの機能を有しても見栄えや物品の収納容量
に悪影響のないコンソールボックスを提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、本発明のコンソールボックスによれば、
自動車の座席間に設けられ物品の収納空間を区画形成す
る上部が開口されたボックス本体と、このボックス本体
に開閉自在に取り付けられ上記開口部を覆ってこれに収
納された物品を隠蔽するボックスドアとからなるコンソ
ールボックスにおいて、上記ボックスドアの一部を表裏
転換自在に形成し、この裏転させたドア部分に飲料容器
を支持するためのカップホルダーを備えることにより、
達成される。
上記構成において、好ましくは、上記裏転させたドア
部分にカップホルダーが係脱する構成とし得る。
〔作 用〕 この発明によれば、ボックスドアの一部が表裏転換自
在に形成されているが、上記ボックスドアの一部を裏転
させないで表面のままで使用すれば、通常のコンソール
ボックスとして使用することができる。
また、ボックスドアの一部を裏転させると、この裏転
させたドア部分にはカップホルダーが備えられるので、
飲料容器を該カップホルダーに支持して立てることがで
きる。
このように、ボックスドアにカップホルダーの機能を
持たせることにより、従来使用されていないスペースが
有効利用され得る。
そして、このカップホルダーは上記裏転させたドア部
分に備えられるので、ボックスドアの表面からは見えな
いため、コンソールボックスの見栄えを損なうことがな
い。
さらに、上記裏転させたドア部分にカップホルダーが
系脱するように構成すると、上記ドア部分を裏転させて
いない通常の状態では、これにカップホルダーは係脱し
ないので、物品の収納容量が減少することはない。
〔実施例〕
以下、本発明のコンソールボックスの一実施例を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
本発明のコンソールボックスは、従来同様に自動車の
座席間に設けられている。
第1図に示されているように、本発明のコンソールボ
ックス10は、車両デッキ11上に固定された物品の収納ス
ペースを区画形成する上部が開口されたボックス本体12
と、このボックス本体12開閉自在に取付けられ上記開口
部を覆ってこれに収納された物品を隠蔽するボックスド
ア13とを備えている。
上記ボックス本体12は、前後の側壁が後方側に傾斜し
た断面形状が矩形の筒体によって形成されている。
また、上記ボックスドア13は、矩形の皿を倒立させた
形状を呈している。
そして第2図に示されているように、上記ボックス本
体12の上部の後端には、上記ボックスドア13がヒンジ14
により取り付けられており、前方側が開放されるように
なっている。
このボックス本体12は、例えば合成樹脂によって形成
され、変速用レバーや計器等を配置する中間パネル(図
示せず)と一体的に成形されている。
また、上記ボックスドア13の一部は、表裏転換自在に
形成されている。
具体的には、このボックスドア13は、上記ヒンジ14を
有する部分と有しない部分との二つの分割体に形成され
ている。すなわち、上記ボックスドアは、その長手方向
の略中央部で前方側(ヒンジを有しない部分の分割体)
と後方側(ヒンジを有す部分の分割体)との二つの分割
体13a,13bに形成されている。
そして、第3図及び第4図に示されているように、こ
れら分割体13a,13bは回転軸15で接続されている。
具体的には、これら分割体13a,13bの相隣接した縁部
にはフランジ部16a,16bがそれぞれ下方へ屈曲して形成
されており、前方側の分割体13aのフランジ部16aにはガ
イド孔17が開口され、このガイド孔17には後方側の分割
体13bのフランジ部え16bに形成された回転軸15が挿通さ
れている。上記ガイド孔17に回転軸15を挿通させた後、
該回転軸15にワッシャ18を介してナット19が螺合され
る。
これにより、上記前方側の分割体13aは、後方側の分
割体13bに対して回転自在に形成されている。
そして、第4図及び第5図に示されているように、上
記前方側の分割体13aを回転させて、裏転させたドア部
分には、カップホルダー20が備えられる。
本実施例にあっては、上記カップホルダー20は裏転さ
せたドア部分に係脱するようになっている。
具体的には、上記カップホルダー20は上記後方側の分
割体13bの天部に形成したスライドガイド21内に摺動自
在に設けられており、該後方側の分割体13bから裏転さ
せた前方側の分割体13aに進退するようになっている。
上記スライドガイド21は、上記後方側の分割体13bが
天部が二重天部となるように、矩形平面状のスリットを
介して形成されている。
また、上記前方側の分割体13aを裏転させたとき上部
となる部分の前方の端部には、上記後方側の分割体13b
から前方側の分割体13aに進出してきたカップホルダー2
0を係合して支持するためのスライドホルダー22が形成
されている。このススライドホルダー22は上記前方側の
分割体13aが裏転した状態で、上方にカギ状に屈曲して
形成されている。
また、上記カップホルダー20は、矩形の平板にて形成
されたカップホルダープレート20aと、このカップホル
ダープレート20aに開口した飲料容器を挿通させるため
のホルダー孔20bと、このホルダー孔20b内縁部全周に取
り付けられたカップ保持用ゴム20cとによって構成され
ている。
このカップ保持用ゴム20cは、上記ホルダー孔20bに沿
って波状に形成されている。
従って、第6図に示されているように、上記ホルダー
孔20bの内径Dを想定されるカップや瓶、缶等の飲料容
器23の最大径に合わせて形成し、上記カップ保持用ゴム
20cの内径dを飲料容器23の最小径に合わせて形成すれ
ば、様々の飲料容器に対応させることができる。
さらに第4図に示したように、上記カップホルダープ
レート20aの前方端部には、上記前方側の分割体13aに形
成されたスライドホルダー21と係合するためのホルダー
係合部20dが形成されている。
そして第5図に示したように、上記前方側の分割体13
aを裏転させた状態の上縁部近傍には、その長手方向に
沿って上記カップホルダープレート20aを案内するため
のガイド溝24が形成されている。
次に、上記実施例の作用を述べる。
上記ボックスドア13を前方側と後方側との二つの分割
体13a,13bに形成しこれらを回転軸で接続しているが、
第1図乃至第3図に示したように、上記前方側の分割体
13aを裏転させないで表面のままで使用すれば、通常の
コンソールボックス10として使用することができる。
また、上記カップホルダー20を使用する時には、まず
第7図及び第8図に示されているように、上記前方側の
分割体13aを回転させて裏転させる。
この裏転させた前方側の分割体13aの裏面にはカップ
ホルダー20が備えらる。
具体的には、第4図及び第5図に示したように、上記
カップホルダー20が上記後方側の分割体13bから前方側
の分割体13aの裏面に進退するように備えられている。
従って第9図に示されているように、上記後方側の分
割体13bのスライドガイド21内から前方側の分割体13aの
裏面にそのガイド溝24に沿って上記カップホルダー20を
進出させ、上記カップホルダープレート20aのホルダー
係合部20dを上記前方側の分割体13aのスライドホルダー
22に係合させれば、該カップホルダー20を前方側の分割
体13aに固定して備えることができ、該第9図及び第4
図に示したように、これに飲料容器23を支持して立てる
ことができる。
このように、本実施例によれば、ボックスドア13にカ
ップホルダー20の機能を持たせることにより、従来使用
されていないスペースの有効利用を図ることができる。
このカップホルダー20は、通常は上記後方側の分割体
13bのスライドガイド21内に収納されており、該カップ
ホルダー20の使用時に上記前方側の分割体13aの裏面に
進出するので、コンソールボックス10にカップホルダー
20の機能を備えても見栄えや収納容量に影響を与えるこ
とがない。
そして、上述したように、上記ホルダー孔20bの内径
Dを想定されるカップや瓶、缶等の飲料容器23の最大径
に合わせて形成し、上記カップ保持用ゴム20cの内径d
を飲料容器23の最小径に合わせて形成すれば、様々な飲
料容器23に対応させることができる。
特に本実施例によれば、上記ボックスドア13を前方側
と後方側との二つの分割体13a,13bに形成しこれらの回
転軸で接続して、ボックスドア13の内側を埋めてしまう
ことなくカップホルダー機能を備えたので、第3図及び
第4図に示されているように、該カップホルダー20の使
用時においても後方側の分割体13bは、常にコンソール
高さを充分に維持して使用し収縮することが可能であ
る。
尚、本実施例にあっては、上記カップホルダー20は、
後方側の分割体13bから裏転させた前方側の分割体13aに
進退するようになっているが、上記前方側の分割体13a
の裏側に固定して形成しても良い。但し、この場合に
は、コンソールボックス10の物品の収納容量がやや減少
することになる。
また、上記カップホルダー20は、裏転させた前方側の
分割体13aに取り付け、取り外しできるように形成して
も良い。この場合には、コンソールボックス10の物品の
収納容量を減少させることはない。
さらに、本実施例にあっては、上記ボックスドア13を
前方側と後方側との二つの分割体13a,13bに形成しこれ
らを回転軸15で接続したが、上記前方側の分割体13aを
後方側の分割体13bから取り外せるように形成し、該取
り外した前方側の分割体13aを裏転させた後上記後方側
の分割体13bに取り付けることができるように形成して
も良い。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明のコンソールボックスによ
れば、ボックスドアにカップホルダーの機能を持たせる
ことにより、従来使用されていないスペースを有効利用
することができ、且つ、上記カップホルダーの機能を有
しても見栄えや物品の収納容量に悪影響を与えないとい
う、優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコンソールボックスの外観状況を示す
斜視図、 第2図は本発明のコンソールボックスの開蓋状態を示す
斜視図、 第3図は本発明のコンソールボックスの物品収納状態を
示す側段面図、 第4図は本発明のコンソールボックスのカップホルダー
使用時の状態を示す側断面図、 第5図は本発明のコンソールボックスにおけるカップホ
ルダーの進退状態を示す分解斜視図、 第6図は本発明のコンソールボックスのカップホルダー
の要部を示す概略図、 第7図は本発明のコンソールボックスのボックスドアの
分割体の回転状況を示す斜視図、 第8図は本発明のコンソールボックスのボックスドアの
分割体の裏転状態を示す斜視図、 第9図は本発明のコンソールボックスのカップホルダー
使用時の状態を示す斜視図である。 第10図は従来のコンソールボックスを示す斜視図であ
る。 10……コンソール、ボックス;12……ボックス本体;13…
…ボックスドア;13a……ヒンジを有しない部分の分割体
(前方側の分割体);13b……ヒンジを有する部分の分割
体(後方側の分割体);14……ヒンジ。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−120451(JP,U) 実開 昭62−10153(JP,U) 実開 平2−147334(JP,U) 実開 平1−83639(JP,U) 実開 昭60−158945(JP,U) 実開 昭58−156046(JP,U) 実開 平1−123951(JP,U) 実開 昭64−14440(JP,U) 実開 昭63−8136(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の座席間に設けられ物品の収納スペ
    ースを区画形成する上部が開口されたボックス本体と、
    該ボックス本体に開閉自在に取り付けられ上記開口部を
    覆ってこれに収納された物品を隠蔽するボックスドアと
    からなるコンソールボックスにおいて、上記ボックスド
    アの一部を表裏転換自在に形成し、該裏転させたドア部
    分にカップホルダ−が備えられることを特徴とする、コ
    ンソールボックス。
  2. 【請求項2】自動車の座席間に設けられ物品の収納スペ
    ースを区画形成する上部が開口されたボックス本体と、
    該ボックス本体に開閉自在に取り付けられ上記開口部を
    覆ってこれに収納された物品を隠蔽するボックスドアと
    からなるコンソールボックスにおいて、上記ボックスド
    アの一部を表裏転換自在に形成し、該裏転させたドア部
    分にカップホルダ−が係脱するようにしたことを特徴と
    する、コンソールボックス。
  3. 【請求項3】前記ボックス本体の一端にボックスドアが
    ヒンジにより取り付けられ、該ボックスドアを上記ヒン
    ジを有する部分と有しない部分との二つの分割体に形成
    すると共に、これら分割体を回転軸で接続し、上記ヒン
    ジを有する部分の分割体から裏転させたヒンジを有しな
    い部分の分割体にカップホルダ−が進退するようにした
    ことを特徴とする、請求項2記載のコンソールボック
    ス。
JP8026090A 1990-03-27 1990-03-27 コンソールボックス Expired - Lifetime JP2668006B2 (ja)

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