JP2534230Y2 - カップホルダ - Google Patents

カップホルダ

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JP2534230Y2
JP2534230Y2 JP1569691U JP1569691U JP2534230Y2 JP 2534230 Y2 JP2534230 Y2 JP 2534230Y2 JP 1569691 U JP1569691 U JP 1569691U JP 1569691 U JP1569691 U JP 1569691U JP 2534230 Y2 JP2534230 Y2 JP 2534230Y2
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side wall
cup
holder
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成行 能角
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のフロアコンソー
ルに設けられたコンソールボックスに装備されるカップ
ホルダに関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】車両のフロアコンソール等に
カップホルダを備えていると、例えばコーヒーやジュー
ス等のカップを置くことができ、便利である。図8は従
来のカップホルダを示し、トレー状のカップホルダ1に
は、カップ等(図示せず)が入る程度の直径の浅い窪み
1a,1aが形成されている。このカップホルダ1は、
コンソールボックス2を塞ぐように配設されている。従
って、各種のスイッチ類等が取り付けられるフロアコン
ソールにカップホルダを装備する必要がなくなり、フロ
アコンソールのレイアウト設計の自由度が向上すると共
に、フロアコンソールに取り付けられたスイッチ類の操
作性の向上を図ることができる。
【0003】しかしながら、上記従来のカップホルダ1
を装備するコンソールボックス2は、このカップホルダ
1で塞がれてしまうために、カップホルダ1を使用する
場合には、コンソールボックス2のリッド2aを開扉さ
せても、コンソールボックス2内の小物等を取り出すこ
とが、あるいは、コンソールボックス2内に小物等を収
納することができないとの問題があった。
【0004】本考案は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、コンソールボックスの使用に支障をき
たすことがないカップホルダを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案によれば、車両のフロアコンソールより上方に
向けて延出して形成されると共に、第1の側壁並びにこ
れに隣合う第2及び第3の側壁を有するコンソールボッ
クスに備えられ、第1の側壁の前方側でカップを支持す
るカップホルダにおいて、略コ字状をなし、一方のアー
ム部が第2の側壁に、他方のアーム部が第3の側壁に沿
ってそれぞれ水平に延びると共に、これら第2及び第3
の側壁に水平方向に変位可能に取り付けられて、第1の
側壁より出没するホルダ本体と、略コ字状をなし、一方
のアーム部が第2の側壁に、他方のアーム部が第3の側
壁に沿ってそれぞれ延び、ホルダ本体の下面に重ね合わ
せに配置されて両端がホルダ本体に回動自在に連結さ
れ、第1の側壁よりホルダ本体が伸出した場合に自重で
下方に回動するカップ底面支持部材と、略コ字状をな
し、一方のアーム部が第2の側壁に、他方のアーム部が
第3の側壁に沿ってそれぞれ水平に延び、ホルダ本体の
上面に重ね合わせに配置されて両端がホルダ本体に回動
自在に連結され、第1の側壁よりホルダ本体が伸出した
場合に第1の側壁に向けて裏返すことができる反転部材
と、ホルダ本体及び反転部材に設けられ、反転部材を裏
返した場合に、ホルダ本体の出没方向両側よりカップの
周面を挟むように支持する第1及び第2のカップ周面支
持部とを具備して構成したものである。
【0006】
【作用】カップホルダのホルダ本体を第1の側壁から伸
出させると、カップ底面支持部材が自重で下方に回動す
る。そして、反転部材を第1の側壁側に向けて裏返す。
この状態で、ホルダ本体に設けられた第1のカップ周面
支持部と、反転部材に設けられた第2のカップ周面支持
部との間からカップを挿入すると、カップ底面支持部材
がカップの底面を、第1及び第2のカップ周面支持部材
がカップの周面を支持する。従って、カップをカップホ
ルダに置くことができる。
【0007】また、カップホルダよりカップを取り出
し、反転部材を戻すと共に、カップ底面支持部材をホル
ダ本体の下面に重ね合わせると、ホルダ本体を第1の側
壁に没入させることができ、カップホルダを収納するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。図1は、本考案を適用したカップホルダの
一実施例を示し、車両のコンソールボックス6に取り付
けられるカップホルダ10は、ホルダ本体11、回動部
材12、反転部材13、一対の連結手段14等より構成
されている。
【0009】コンソールボックス6は、車両の運転席と
助手席との間に配設されるフロアコンソール5に設けら
れている。コンソールボックス6は、フロアコンソール
5より上方に延出する前側壁6a、この前側壁6aに隣
合う左側壁6b及び右側壁6c、リッド6e等より構成
されている。前側壁6a、左側壁6b及び右側壁6cの
各上端には、これらにわたって連続している段部16が
形成されている。この段部16には、カップホルダ10
が収納される。
【0010】また、コンソールボックス6の左側壁6b
及び右側壁6cには、それぞれについてスリット17と
溝6fが形成されている。各スリット17は、段部16
の下方に所定の距離を存して形成され、水平に延びてい
る。また、各溝6fは、左側壁6b及び右側壁6cの各
裏面に、各スリット17に対向して形成されている(図
2に片側のみ図示)。
【0011】さらに、コンソールボックス6の前側壁6
aには、傾斜部18,18が形成されている。各傾斜部
18は、前側壁6aの両側にそれぞれ形成され、後述す
る各角棒部11bにそれぞれ対向している。各傾斜部1
8は、段部16の各所定部位を凹ませて形成されてい
る。ホルダ本体11は略コ字状をなしており、板部11
aの両側よりそれぞれアーム状の角棒部11bが後方に
向けて水平に延出している。板部11aの幅は前側壁6
aの幅と略同じ寸法に、また、各角棒部11bの長さ
は、左側壁6b及び右側壁6cの前後方向の長さと略同
じ寸法にそれぞれ設定されている。従って、ホルダ本体
11がコンソールボックス6の段部16に配置される
と、このホルダ本体11は、コンソールボックス6の各
側壁6a〜6cとリッド6eとの間に収納される(図
3)。
【0012】板部11aは、各角棒部11bに比べて薄
く成形されている。板部11aの後端は、幅方向に離間
した2箇所で半円形状に切り欠かれ、カップ周面支持部
とされている。各角棒部11bは、略中央位置に形成さ
れた取付壁20及びストッパ溝21をはさんで、後端側
が太く、前端側が細く設定されている。各取付壁20
は、各角棒部11bの幅方向外側の半部を、後端側より
前端側に向けて延出させて一体に形成されている。各取
付壁20には、シャフト挿通孔20aがそれぞれ穿設さ
れている(図4及び図5に片側のみ図示)。また、各ス
トッパ溝21は、各取付壁20に対向して各角棒部11
bの幅方向内側の半部に、上方に向けて凹むように形成
されている。各ストッパ溝21は、後述する回動部材1
2を回動させる。換言すると、回動部材12は、各スト
ッパ溝21が形成されている範囲で回動する。
【0013】各連結手段14の各々は、スライディング
プレート23及び連結片24より構成され、左側壁6b
及び右側壁6cに各角棒部11bをそれぞれ摺動可能に
連結している。各スライディングプレート23は、各角
棒部11bの後端近傍位置の下側に配置され、上面を角
棒部11bの下面に固着させている。従って、各スライ
ディングプレート23と各角棒部11bとは一体となっ
て変位する。また、各スライディングプレート23の下
端は、前記スリット17の前方にまで延びている。各ス
ライディングプレート23の表面には、図1及び図3に
示すような凹凸が成形されている。
【0014】各連結片24は、図2に示すように、コン
ソールボックス6の内側より各スリット17を介して各
スライディングプレート23に取り付けられている。従
って、スライディングプレート23及び連結片24は、
スリット17に沿って前後方向に変位する。各スライデ
ィングプレート23及び連結片24がスリット17に沿
って変位すると、各角棒部11bが各側壁6b,6cに
沿って摺動し、板部11aが前側壁6aより出没する。
【0015】なお、各スライディングプレート23は、
各角棒部11bと一体に形成しても良い。回動部材12
はコ字状をなしており、ロッド12aの両端よりアーム
状のステー12b,12bを延出させている。ロッド1
2aの長さは前記板部11aの幅と同じ寸法に、また、
各ステー12bの長さは、各角棒部11bの取付壁20
より前端側の長さと略同じ寸法にそれぞれ設定されてい
る。
【0016】各ステー12bの後端は、各角棒部11b
にシャフト25,25を介して回動自在に連結されてい
る。詳述する。各ステー12bの後端には取付壁26が
それぞれ一体に形成されている。各取付壁26は、各ス
テー12bの後端の幅方向内側に形成され、当該ステー
12bの軸線方向後側に向けて延出している(図4)。
各取付壁26には、シャフト挿通孔26aがそれぞれ穿
設されている。
【0017】各シャフト25は、角棒部11b及びステ
ー12bの各取付壁20,26の各シャフト挿通孔20
a,26aをそれぞれ挿通している。そして、各シャフ
ト25の両端は、抜け止めのために潰されている。この
回動部材12は、図3に示すように、ホルダ本体11が
段部16に配置されている場合には、ホルダ本体11の
下面に重なっている。このとき、回動部材12の下面
は、各角棒部11bの下面と面一になる。一方、ホルダ
本体11の板部11aが前側壁6aより伸出した場合に
は、ステー12bの取付壁26がストッパ溝21に当接
するまで、回動部材12は自重で下方に回動する(図
5)。
【0018】反転部材13は、ホルダ本体11の板部1
1aと同一形状に成形された薄板で、板部11aの上面
に配置される。反転部材13の後端は、板部11aと同
様に、幅方向に離間した2箇所で半円形状に切り欠か
れ、カップ周面支持部とされている。従って、反転部材
13の両側は後方に向けてアーム状に延びており、ヒン
ジ28,28を介して回動自在に各角棒部11bにそれ
ぞれ連結されている。この反転部材13は、板部11a
が前側壁6aより伸出した場合には、後方に向けて裏返
すことができる(図1)。そして、反転部材13が裏返
された場合には、反転部材13と板部11aとが並び、
略円形状の孔が幅方向に離間した2箇所に形成される。
【0019】次に、カップホルダ10を使用する場合に
ついて説明する。先ず、後側に在るスライディングプレ
ート23を前方に変位させる。これにより、コンソール
ボックス6の前側壁6aからホルダ本体11が伸出す
る。ホルダ本体11が伸出すると、回動部材12が自重
で下方に回動する。そして、反転部材13を後方に向け
て裏返した後、ホルダ本体11の板部11aと反転部材
13との間に形成される略円形状の孔に、上方よりカッ
プ29を挿入する。このカップ29は、図6に示すよう
に、底面29aを回動部材12のロッド12aで支持さ
れ、また、周面29bを板部11aと反転部材13とで
挟まれるようにして支持される。
【0020】この状態で、コンソールボックス6内の小
物等を取り出すことができ、また、コンソールボックス
6内に小物等を収納することができる。一方、カップ2
9の使用が終了しカップホルダ10を段部16に収納す
る場合には、先ず、反転部材13を前方に向けて回動さ
せて板部11aに重ねる。そして、スライディングプレ
ート23を後方に向けて変位させると、ホルダ本体11
が前側壁6aに没入する。このとき、図7に示すよう
に、回動部材12の各ステー12bは、前側壁6aに形
成された各傾斜部18に摺動しながら自動的に上方に向
けて回動し、折り畳まれる。そして、カップホルダ10
は段部16に収納される。
【0021】なお、カップ29に代えて、缶,瓶等の容
器をカップホルダ10に置いてもよいことは勿論であ
る。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば上
述のようにカップホルダを構成したので、カップホルダ
を小さなスペースに収納することができる。また、カッ
プを支持している場合にもコンソールボックスの使用に
支障をきたすことがない等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したカップホルダの一実施例を示
し、使用する状態の斜視図である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿う断面図である。
【図3】図1の収納状態のカップホルダの斜視図であ
る。
【図4】図1のホルダ本体と回動部材との連結状態を示
す一部切欠き平面図である。
【図5】図4の矢印Vよりみた側面図である。
【図6】図1のカップホルダのカップ保持状態を示す側
面図である。
【図7】図1の回動部材が折り畳まれる状態を示す側面
図である。
【図8】従来のカップホルダの斜視図である。
【符号の説明】
6 コンソールボックス 10 カップホルダ 11 ホルダ本体 12 回動部材 13 反転部材 14 連結手段 16 段部 29 カップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロアコンソールより上方に向け
    て延出して形成されると共に、第1の側壁並びにこれに
    隣合う第2及び第3の側壁を有するコンソールボックス
    に備えられ、第1の側壁の前方側でカップを支持するカ
    ップホルダにおいて、略コ字状をなし、一方のアーム部
    が第2の側壁に、他方のアーム部が第3の側壁に沿って
    それぞれ水平に延びると共に、これら第2及び第3の側
    壁に水平方向に変位可能に取り付けられて、第1の側壁
    より出没するホルダ本体と、略コ字状をなし、一方のア
    ーム部が第2の側壁に、他方のアーム部が第3の側壁に
    沿ってそれぞれ延び、ホルダ本体の下面に重ね合わせに
    配置されて両端がホルダ本体に回動自在に連結され、第
    1の側壁よりホルダ本体が伸出した場合に自重で下方に
    回動するカップ底面支持部材と、略コ字状をなし、一方
    のアーム部が第2の側壁に、他方のアーム部が第3の側
    壁に沿ってそれぞれ水平に延び、ホルダ本体の上面に重
    ね合わせに配置されて両端がホルダ本体に回動自在に連
    結され、第1の側壁よりホルダ本体が伸出した場合に第
    1の側壁に向けて裏返すことができる反転部材と、ホル
    ダ本体及び反転部材に設けられ、反転部材を裏返した場
    合に、ホルダ本体の出没方向両側よりカップの周面を挟
    むように支持する第1及び第2のカップ周面支持部とを
    具備することを特徴とするカップホルダ。
JP1569691U 1991-03-18 1991-03-18 カップホルダ Expired - Lifetime JP2534230Y2 (ja)

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JPH04112125U JPH04112125U (ja) 1992-09-29
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