JP2666064B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

Info

Publication number
JP2666064B2
JP2666064B2 JP63038653A JP3865388A JP2666064B2 JP 2666064 B2 JP2666064 B2 JP 2666064B2 JP 63038653 A JP63038653 A JP 63038653A JP 3865388 A JP3865388 A JP 3865388A JP 2666064 B2 JP2666064 B2 JP 2666064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
guide
mounting opening
mounting
guided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63038653A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6438325A (en
Inventor
徹 姫城
清孝 新井
雅裕 村上
Original Assignee
三田工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三田工業株式会社 filed Critical 三田工業株式会社
Publication of JPS6438325A publication Critical patent/JPS6438325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2666064B2 publication Critical patent/JP2666064B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6502Supplying of sheet copy material; Cassettes therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は、給紙装置、更に詳しくは、着脱自在に装着
されるカセットを備えた給紙装置に関する。
<従来技術> 一般に、静電複写機又は静電印刷機の如き画像形成機
は、複写紙又は記録紙の如きシート部材を一枚毎送給す
るための給紙装置を装備している。給紙装置としては、
装置ハウジング内に規定されたカセット受部とこのカセ
ット受部に着脱自在に装着されるカセットから成るもの
が広く実用に供されている。
しかし、従来の給紙装置においては、次の通りの解決
すべき問題が存在する。即ち、カセットを装置ハウジン
グ内に導入するための装着開口(特に上下方向幅)が比
較的小さく、それ故にカセットをカセット受部に装着す
るのが容易でない。特に、その内部に多くのシート部材
を収容するものにあってはカセットの重量も相当重くな
り、また装着開口が操作位置に対して横側にあるもので
はカセットの装着時この装着開口を容易に見ることがで
きず、カセットの装着は一層容易でない。更に、受皿の
下方にカセットが着脱自在に装着される形態のものにあ
っては、上記受皿によって装置ハウジングに規定された
装着開口を見ることが一層困難になり、また多段式に複
数個のカセットが着脱自在に装着される形態のものにあ
っては、上側に装着されているカセットによって下側に
装着されるカセットのための装着開口を見ることが一層
困難になり、上述したカセットの装着は一層煩らわしい
ものになる。
<発明の目的> 本発明の主目的は、カセットを装置ハウジングに規定
された装着開口を通してカセット受部に容易に装着する
ことができる給紙装置を提供することである。
本発明の他の目的は、小型の画像形成機等に好都合に
適用することができる給紙装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、複数個のカセットが多段式
に装着される形態の画像形成機に好都合に適用すること
ができる給紙装置を提供することである。
<発明の要約> 本発明によれば、上述した目的を達成するために、装
置ハウジング内に規定されたカセット受部と該装置ハウ
ジングに規定された装着開口を通して該カセット受部に
着脱自在に装着されるカセットから成る給紙装置に次の
とおりの改良が加えられる。
即ち、本発明の一局面においては、該カセットの前端
部には、該装置ハウジングが載置されている表面に沿っ
て装着方向に移動される該カセットを該装着開口に導く
ための傾斜部が設けられ、該傾斜部は該装着方向に向け
て上方に傾斜する傾斜被案内面を規定し、該傾斜被案内
面の下端から上端までの高さは該装置ハウジングが載置
されている該表面から該装着開口の下縁までの高さと実
質上同一又はそれより大きくせしめられる。
本発明の他の局面においては、該装置ハウジングに
は、該装置ハウジングが載置されている表面に沿って装
着方向に移動される該カセットを該装着開口に導くため
の傾斜部が設けられ、該傾斜部は該装置ハウジングが載
置されている表面から該装着方向に向けて上方に傾斜し
て該装着開口まで延びる傾斜案内面を規定し、該カセッ
トはその前端部下端が該傾斜案内面に案内されることに
よって該装置ハウジングが載置されている該表面から該
装着開口に導かれる。
本発明の更に他の局面においては、該カセットの両側
端には夫々被案内突部が設けられ、該カセット受部は該
装着開口の下縁から装着方向に延びる第1の案内部と該
第1の案内部の両端部上方にて該装着方向に延びる一対
の第2の案内部と該カセットの該被案内突部を夫々対応
する該第2の案内部に導く傾斜案内部を備え、該装着開
口を通して該カセットを該カセット受部に挿入せしめ
て、該カセットの前端部下面を該第1の案内部上に載置
し、次いで該カセットを該装着方向に移動せしめると、
該カセットはその前端部下面が該第1の案内部に案内さ
れ、次いで該被案内突部が該傾斜案内部及び該第2の案
内部に案内されて、該第2の案内部の所定位置に装着さ
れる。
<発明の好適具体例> 以下、添付図面を参照して更に詳細に説明する。
第1図乃至第3図は、本発明に従って構成された給紙
装置の第1の具体例を装備した静電複写機を示してい
る。
静電複写機の概要 第1図を参照して静電複写機の概要について説明する
と、図示の静電複写機は、全体を番号2で示す略直方体
状の装置ハウジング2を備えている。このハウジング2
の上面上には、原稿載置台4が往復動自在に配設されて
いる。原稿載置台4は、支持枠体6と、支持枠体6に固
定された透明板8と、透明板8及びその上に載置された
複写すべき原稿を覆うカバー部材10を備えている。この
原稿載置台4は、第1図に二点鎖線4Aで示す走査露光開
始位置と二点鎖線4Bで示す走査露光移動限界位置との間
を往復動自在に装着されている。
装置ハウジング2の略中央部には、周表面に感光体を
有する回転ドラム12が回転自在に配設されている。矢印
14で示す方向に回転される回転ドラム12の周囲には、そ
の回転方向に見て順次に、充電用コロナ放電器16,現像
装置18,転写用コロナ放電器20,剥離用コロナ放電器22及
びクリーニング装置24が配設されている。そして、回転
ドラム12,充電用コロナ放電器16,現像装置18及びクリー
ニング装置24が、装置ハウジング2内に着脱自在に装着
されるユニット枠26に装着されている。
ハウジング2内の上部には、光学系28が配設されてい
る。光学系28は、照射ランプ30,反射鏡32及び複数のロ
ッド状レンズから成る光学要素34を備えている。照射ラ
ンプ30は透明板8上に載置された原稿を照射し、原稿か
らの反射光は光学要素34を通って露光域(充電用コロナ
放電器16と現像装置18の間に存在する領域)にて感光体
に投射される。
装置ハウジング2内の下部には、全体を番号36で示す
複写紙搬送機構が配設されている。そして、この搬送機
構36の一端、具体例においてハウジング2内の底部に
は、本発明に従う第1の具体例の給紙装置が配設され、
その他端には複写紙受皿38が配設されている。給紙装置
については後述する。従って、給紙装置から送給された
通常の紙でよいシート状複写紙は、案内板対40,送給ロ
ーラ対42,案内板対44,送給ローラ対46及び案内板対47の
作用によって回転ドラム12と転写用コロナ放電器20及び
剥離用コロナ放電器22との間に搬送される。次いで、搬
送ベルト機構48の作用によって定着ローラ対50に搬送さ
れ、しかる後排出ローラ対52の作用によってハウジング
2外に排出され受皿38上に受入れられる。上述した種々
の構成要素によって規定される搬送経路の上流端部は分
岐されており、分岐された一端部は第1図において右方
に延び、その一端には手差し用送給機構54が付設されて
いる。この送給機構54は、テーブル56,テーブル56の先
端部上方に配設された送給ローラ58及び分離ローラ機構
60を備えている。
かくの通り静電複写機においては、回転ドラム12が矢
印14で示す方向に回転せしめられる間に、充電用コロナ
放電器16が感光体を特定極性に実質上均一に充電し、次
いで光学系28を通して原稿の像が感光体上に投射され、
かくして感光体上に原稿に対応した静電潜像が形成され
る。しかる後、現像装置18が感光体上の静電潜像にトナ
ー粒子を施して静電潜像をトナー像に現像する。次い
で、給紙装置(又は送給機構54)から送給された複写紙
が感光体に接触せしめられ、転写用コロナ放電器20の作
用によって感光体上のトナー像が複写紙に転写される。
しかる後に、剥離用コロナ放電器22の作用によって感光
体から複写紙が剥離される。かく剥離された複写紙は、
定着ローラ対50間を通って搬送され、かかる搬送中にト
ナー像が複写紙に定着され、しかる後受皿38に排出され
る。一方、回転ドラム12は更に回転を続け、クリーニン
グ装置24の作用によって感光体上に残留するトナー粒子
が除去される。
上述の静電複写機は、本発明に従う給紙装置が適用さ
れる一例を示したものにすぎず、それ故に、その詳細な
構成及び作用は省略する。
第1の具体例の給紙装置 次いで、第1図と共に第2図及び第3−A図を参照し
て、給紙装置について説明する。図示の給紙装置62は、
装置ハウジング2内の底部に規定されたカセット受部64
とこのカセット受部64に着脱自在に装着されるカセット
66を備えている。ハウジング2の第1図において左面底
部には、細長い矩形状の装着開口68が規定されており、
カセット受部64はこの装着開口68から第1図において右
方に実質上水平に延びている。カセット受部64は、装着
開口68の下縁から水平に延びるハウジング2の底壁70、
装着開口68の上縁から略水平に延びる仕切壁72及び底壁
70に設けられた突出壁74等によって規定され、その上方
には送給ローラ76が配設され、送給ローラ76の配設部位
には仕切壁72は存在しない。
主として第2図を参照して、図示のカセット66は上面
が開放された箱状のカセット本体78を具備し、カセット
本体78の前部には乗載板80が配設されている。乗載板80
の後端部には上方に突出する一対の突起部82(第2図に
おいて片方のみ示す)が設けられており、かかる突起部
82が夫々カセット本体78の側壁84及び86の内面にピンを
介して旋回自在に連結されている。また、カセット本体
78の前部両側部には幅方向(第1図において紙面に垂直
な方向、第2図において右下から左上の方向)に間隔を
置いて一対の支持プレート88が配設され、各支持プレー
ト88には揺動部材90が上下方向に幾分揺動自在に装置さ
れている。揺動部材90の先端部には、夫々、爪部材92が
一体に設けられており、かかる爪部材92はカセット本体
78の前端部角部において乗載板80上に載置された複写紙
の前端部両角部に作用する。また、カセット本体78の底
壁94の略中央部には、後端規制部材96が配設されてい
る。かかるカセット本体78内には、第2図に一点鎖線で
示す如く、積層状態のシート状複写紙Pが装填される。
即ち、積層状態の複写紙Pは乗載板80上に載置され、そ
れらの前端は一対の爪部材92によって規制され、それら
の後端は後端規制部材96によって規制され、またそれら
の両側端は一対の支持プレート88によって規定される。
尚、カセット本体78の底壁94と乗載板80の間には、乗載
板80の前部を上方に向けて弾性的に偏倚せしめるコイル
ばねの如き弾性偏倚手段(図示せず)が介在されてい
る。
かかるカセット66は、第1図に示す如く、装置ハウジ
ング2に規定された装着開口68を通してカセット受部64
に着脱自在に装着される。具体例においては、装着開口
68は装置ハウジング2における受皿38の取付部位の下方
に配設されており、それ故にかかる受皿38が装着開口68
の上方を覆うようになる。従って、操作者はこの装着開
口68を容易に見ることができず、カセット66の装着が容
易でない。そこで、かかる第1の具体例では、カセット
66の装着を著しく容易にするために、更に、次の通り構
成されている。第2図及び第3−A図において、カセッ
ト本体78の前端部下端に、カセット66を装置ハウジング
2の装着開口68に導くための傾斜部98が設けられてい
る。傾斜部98は、カセット本体78の底壁94と前壁100の
接続部に存在し、矢印103(第3−A図)で示すカセッ
ト66の装着方向に向けて上方に直線状に傾斜する傾斜被
案内面102を規定する。傾斜被案内面102はカセット本体
78の実質上全幅に渡って設けられており、第3−A図に
示す通り、その下端から上端までの高さLは、ハウジン
グ2が載置される例えば、テーブル台の表面104から装
着開口68の下縁までの高さlと実質上同一又はこれより
大きくなるように設定するのが好ましく、かくすること
によってカセット66は確実に装着開口68に導かれる。そ
して、具体例の如く、傾斜被案内面102が下端から上端
まで一直線状に延びる場合には、傾斜被案内面102の傾
斜角度(表面104からの傾斜角度)αを1乃至45度に設
定するのが好ましく、かくすることによって後述する矢
印103で示す方向の移動に伴ってこのカセット66が装着
開口68に向けて容易に上昇せしめられる。尚、傾斜被案
内面102は一端から他端まで一直線に延びる必要はな
く、途中で傾斜角度が変わる形状、例えば、傾斜角度が
一度変化する鈍角状或いは傾斜角度が連続的に変化する
円弧状でもよい。具体例の静電複写機では、ハウジング
2の底壁70の4角部には脚部106(第1図において2個
示す)が設けられ、かかる脚部106が上下方向に高さ調
整自在になっている(例えば、脚部106の全てを高さ調
整自在にしてもよく、また4個のうち任意の2又は3個
を高さ調整自在にしてもよい)。そして、このことに関
連して、高さ調整自在な脚部106を最も伸張せしめた状
態においても、傾斜被案内面102の高さLが上記表面104
から装着開口68の下縁までの高さlと実質上同一又はそ
れより大きくなるように設定するのが好ましい。
次に、第3−A図乃至第3−C図を参照して、上述の
給紙装置62におけるカセット66の装着操作及び離脱操作
について説明する。
カセット66を装着する際には、第3−A図に示す如
く、複写紙が装填されたカセット66を、装置ハウジング
2が載置されているテーブル台の表面104上に位置付け
る。
次いで、このカセット66を矢印103で示す装着方向に
移動せしめる。かくすると、第3−A図及び第3−B図
から理解される如く、カセット66に設けられた傾斜被案
内面102がハウジング2の底壁70の第3−B図(第1
図,第3−A図)において左端に当接し、傾斜被案内面
102の作用によってカセット66の矢印103の移動に伴って
カセット66自体が上方に持上げられ、装置ハウジング2
に規定された装着開口68に導かれる。
そして、カセット66を更に矢印103で示す方向に移動
せしめると、第3−B図に示す如く、カセット66の底壁
94の前端部が上記装着開口68を通して底壁70に位置付け
られ、カセット66の前端部はカセット受部64に所要の通
り導入される。しかる後、第3−C図に示す如く、カセ
ット66を矢印103で示す方向に移動せしめ、カセット66
の前壁100が突出壁74に当接することによって、このカ
セット66はカセット受部64に着脱自在に装着される(第
1図)。かかる装着状態においては、乗載板80上に載置
された複写紙が弾性偏倚手段の作用によって送給ローラ
76に圧接され、かくして送給ローラ76が回動することに
よってカセット66内から複写紙が一枚毎送給される。
一方、カセット受部64からカセット66を離脱せしめる
には、カセット66を矢印103と反対の離脱方向に移動せ
しめればよく、かく移動せしめることによって、離脱さ
れたカセット66は装置ハウジング2が載置されているテ
ーブル台の表面104上に位置する。
尚、カセット66は第1図に示す装着位置に解除自在に
ロックされるのが好ましく、このため具体例では、カセ
ット66の底壁94の下面に突起107が設けられていると共
に、装置ハウジング2の底壁70の上面に上記突起107を
離脱自在に受入れる凹部108(第3−A図)が設けられ
ており、カセット66を幾分上方に持上げることによって
突起107と凹部108の係合を解除することができる。
かくの通りの第1具体例においては、カセット66の装
着時にはカセット66を装着ハウジング2が載置された例
えばテーブル台の表面104上に位置付けて装着方向に移
動せしめればよく、またカセット66の離脱時にはカセッ
ト66を離脱方向に移動せしめればよく、それ故に、装着
及び離脱時においてカセット66を実質上持上げる必要が
なく、従来に比してカセットの装着及び離脱作業が著る
しく容易である。特に、第1図に示す形態(受皿38の下
方にカセット受部64の装着開口68が配置される形態)の
静電複写機にあっては、受皿38によって装着開口68の上
方が覆われる故にカセット66を持上げて装着開口68を通
してカセット受部64に導入することが容易でなく、従来
その装着作業が煩雑であったが、上述した如く構成する
ことによってカセット66を実質上持上げる必要がなくな
り、その装着作業が著るしく容易になる。
尚、第1図から容易に理解される如く、装着するカセ
ット66を例えばテーブル台の表面104に載置することな
く、従来同様これを上方に持上げて直接装着開口68を通
してカセット受部64に装着することができる。この際に
も、カセット66に設けられた傾斜部98が有効に作用し、
傾斜部98の傾斜被案内面102は上述したと同様カセット6
6を装着開口68に向けて導くように働く。
第4図は、カセット受部に装着されるカセットの変形
例を示している。第1図乃至第3図においてはカセット
66の底壁94が比較的厚く、底壁94と前壁100の接続部に
傾斜部98が設けられているが、この変形例ではカセット
の底壁に突条が設けられ、これら突条に傾斜部が設けら
れている。
第4図において、変形例のカセット66′は、上面が開
放された箱状のカセット本体78′を備え、カセット本体
78′の底壁94′に幅方向(装着方向に対して実質上垂直
な方向)に間隔をおいて複数個(5個)の突条110′が
一体に設けられている。各突条110′は実質上平行に前
後方向に延び、それらの前端部下部に傾斜部98′が設け
られている。傾斜部98′は各突条110′に規定された傾
斜被案内面102′から構成され、各傾斜被案内面102′は
カセット66′の前端に向けて上方に直線状に延びてい
る。
かかる変形例のカセット66′は第1図乃至第3図に示
すカセット66に代えて使用することができ、上述したと
同様の効果が達成される。加えて、カセット本体78′の
底壁94′を比較的薄くすることができるにもかかわら
ず、複数個の突条110′によって十分な強度を得ること
ができる。
第2の具体例の給紙装置 次に、第5図及び第6図を参照して、本発明に従う給
紙装置の第2の具体例について説明する。第2の具体例
では、カセットを装着開口に導くための傾斜部が装置ハ
ウジングに設けられている。
静電複写機に設けられた装着開口及びその近傍を示す
第5図及び第6図において、装置ハウジング202の第5
図及び第6図において左面底部には矩形状の装着開口20
4が設けられており、カセット受部206は上記装着開口20
4から右方に実質上水平に延びている。カセット受部206
の底面を規定する装置ハウジング202の底壁208の一端
(装着開口204の下縁を規定する部位)は外方に向けて
下方に傾斜する傾斜取付面210を規定し、かかる傾斜取
付面210の両端部に一対の受部212及び214が設けられて
いる(第6図)。受部212及び214は実質上矩形の受凹部
216及び218から構成され、受凹部216及び218の開口内側
下角部には、開口の一部を塞ぐ突出片220及び222が一体
に設けられている。この装置ハウジング202には、更
に、底壁208の上面に、カセット224(第5図)に設けら
れた一対のロック用突起(図示せず)を離脱自在に受入
れる一対の凹部226(第6図において片方のみ示す)が
設けられている。また、カセット受部206の上面を規定
する仕切壁228の一端(装着開口204の上縁を規定する部
位)には、受皿に設けられた装着用突起(図示せず)を
離脱自在に受入れる一対の受部230(第6図)が設けら
れている。
第2の具体例では、傾斜部232は、略L字状の案内部
材234から構成されている。図示の案内部材234は傾斜案
内面236を規定する案内部238と案内部238の下端から実
質上水平に延びる当接部240を有し、案内部238の両端部
には装置ハウジング202に規定された一対の受部212及び
214に対応して取付突部242及び244が設けられ、取付突
部242及び244には係合被案内部246及び248が一体に形成
されている。従って、案内部材234を第5図に二点鎖線
で示す最上位置に位置付けることによって、取付突部24
2及び244の係合被案内部246及び248を装置ハウジング20
2に規定された受部212及び214に着脱及びそれらから離
脱せしめることができる。そして、第5図に示す装着状
態においては、案内部材234は二点鎖線で示す最上位置
(取付突部242及び244が受部212及び214の上端に当接す
る位置)と実線で示す最下位置(取付突部242及び244が
受部212及び214の下端に当接する位置)の間を突出片22
0及び222の内面に沿って矢印250(第5図)で示す斜め
方向に移動自在である。
第2の具体例の給紙装置が適用された静電複写機にお
いても、装置ハウジング202の底面4角部に設けられた
脚部252(第5図において1個示す)が高さ調整自在に
なっている。各脚部252は、例えばその軸部254に形成さ
れた雄ねじ部を装置ハウジング202の底壁208に螺合せし
めることによって、高さ調整自在に装着される。
かく構成されているので、第5図から容易に理解され
る如く、案内部材234は、装置ハウジング202が載置され
ている例えばテーブル台の表面256に当接部240の下面が
当接することによって所定位置に保持され、脚部252の
高さを調整して装着開口204が上方(又は下方)に幾分
変位するとそれに伴って底壁208に対して幾分下方(又
は上方)に移動する。そして、案内部材234の傾斜案内
面236は、表面256に接触する一端から他端に向けて一直
線状に上方に傾斜して延び、カセット224を装着開口204
に向けて案内する作用をする。
尚、脚部252を長くして装着開口104を最も高くしたと
きには案内部材234が上記最下位置に位置し、脚部252を
短くして装着開口204を最も低くしたときには案内部材2
34が上記最上位置より幾分下の位置に位置するようにな
っており、それ故に、案内部材234の当接部240は上記表
面256に接触し、傾斜案内面236は上記表面256に接触す
る一端から上方に傾斜して延び、かくしてカセット224
は傾斜案内面236に沿って確実に案内れさる。
主として第5図を参照してカセット224の装着操作に
ついて説明すると、この場合においてもカセット224を
装置ハウジング202が載置されている例えばテーブル台
の表面256上に載置し、しかる後矢印258で示す装着方向
に移動せしめる。かくすると、カセット224の前端部下
端が案内部材234の傾斜案内面236に当接し、矢印258で
示す方向の移動に伴ってカセット224自体が傾斜案内面2
36に沿って装着開口204に向けて持上げられる。そし
て、カセット224を更に移動せしめると、傾斜案内面236
に導かれてカセット224の前端部が装着開口204を通して
カセット受部206に受入れられ、上述したと同様にして
このカセット受部206に着脱自在に装着される。カセッ
ト224を装着開口204に導く際においては、案内部材234
が上記最上位置にあるときにはカセット224は傾斜案内
面236に案内されて直接カセット受部206に導入される
が、案内部材234が上記最上位置より下方にあるときに
はカセット224は傾斜案内面236に案内され、更に底壁20
8の傾斜取付面210に案内された後カセット受部206に導
入される。かくの通りであるので、この第2の具体例に
おいても、第1の具体例と同様の効果が達成される。
この第2の具体例においても、カセット224を装着開
口204に向けて一層確実に導くために、第5図に示す通
り、カセット224の前端部下端に矢印258で示す装着方向
に向けて上方に傾斜する傾斜面260を設けるのが好まし
い。
また、第2の具体例では、案内部材234を矢印250で示
す斜め方向に滑動自在に装着しているが、この案内部材
234を上下方向に旋回自在に装着してもよい。かく装着
した場合には、脚部252を調整して装着開口204が上方
(又は下方)に変位したときには案内部材234が下方
(又は上方)に幾分旋回し、これによって案内部材234
は下端が常時上記表面256に接触する状態に保持され
る。また、上述した構成に代えて案内部材234を装置ハ
ウジング202に一体に設ける或いはボルト等によって装
置ハウジング202に着脱自在に装着するようにしてもよ
い。
第3の具体例の給紙装置 次に、第7図乃至第11図を参照して、本発明に従う給
紙装置の第3の具体例について説明する。
第7図及び第8図において、図示の静電複写機も略直
方体形状の装置ハウジング302を備えており、この装置
ハウジング302の右下部に給紙装置が装備されている。
図示の給紙装置は、装置ハウジング302内において上
下方向に間隔を置いて配設された下カセット受部304及
び上カセット受部306を備えており、下カセット受部304
には第9図に示すカセット308が着脱自在に装着され、
また上カセット受部306にはカセット308と略同様の構成
のカセット309(第8図)が着脱自在に装着される。下
カセット受部304の上方には矢印310で示す方向に回動さ
れる送給ローラ312が配設され、また上カセット受部306
の上方には矢印314で示す方向に回動される送給ローラ3
16が配設されている。従って、送給ローラ312が回動さ
れると、下カセット受部304に装着されているカセット3
08から複写紙が送出され、かく送出された複写紙は案内
板318及び320並びに搬送ローラ対322間を通って転写域
(図示せず)に送給される。一方、送給ローラ316が回
動されると、上カセット受部306に装着されているカセ
ット309から複写紙が送出され、かく送出された複写紙
は案内板320及び324並びに搬送ローラ対322間を通って
転写域(図示せず)に送給される。
上述した給紙装置においては、下カセット受部304及
びこのカセット受部304に着脱自在に装着されるカセッ
ト308に関連して本発明が適用されており、それ故に、
以下下カセット受部304及びカセット308について詳述す
る。
装置ハウジング302の右面底部には略矩形状の装着開
口326が規定されており、下カセット受部304は上記装着
開口326から第7図において左方に延びている。装着開
口326の下縁は装置ハウジング302の底壁328の一端によ
って規定され、底壁328は、上記一端から実質上水平に
延びる案内部329、案内部329から第7図において左方に
向けて上方に傾斜する傾斜部330及び傾斜部330から実質
上水平に延びる水平部332を有している。また、装着開
口326の上縁は右壁334における開口を規定する下縁によ
り規定されている。下カセット受部304の両側端部に
は、第7図において紙面に垂直な方向に間隔を置いて一
対のカセット保持部材336及び338が配設されている(第
7図においては向う側のカセット保持部材338を示し、
第11−A図乃至第11−C図においては手前側のカセット
保持部材336を示し、第8図においては双方のカセット
保持部材336及び338を示す)。これらカセット保持部材
336及び338は、装置ハウジング302内に間隔を置いて配
設される一対の支持基板(図示せず)の内面にボルト等
によって相互に対向するように取付けられる(第8
図)。カセット保持部材336及び338は実質上同一の構成
であり、それ故に第10図を参照してカセット保持部材33
8(336)について説明する。図示のカセット保持部材33
8(336)は、支持基板(図示せず)に取付けられる略矩
形状の本体部340を備えている。本体部340の内面下部に
は矢印342で示すカセット装着方向に延びる傾斜案内部3
44及びこの傾斜案内部344に続いて更に延びる案内部346
が一体に形成されている。傾斜案内部344は上端に矢印3
42で示す装着方向に向けて上方に一直線状に傾斜して延
びる傾斜案内面348を規定し、また案内部346は上端に実
質上水平に延びる水平案内面350を規定し、この案内部3
44の上端部にはロック用凹部352が設けられている。ま
た、案内部346における矢印342で示す装着方向下流端に
は、上方に突出する移動阻止片354が一体に形成されて
いる。更に、本体部340における上記装着方向下流端部
には上方に突出する突起部356が設けられ、かかる突起
部356の上端に旋回阻止片358が一体に設けられている。
第9図を参照して、一対のカセット保持部材336及び3
38間に着脱自在に装着されるカセット308は、上面が開
放された箱状のカセット本体360を備えている。カセッ
ト本体360内には、第2図に示すカセットと同様に、乗
載板362が上下方向に旋回自在に装着され、その前端両
角部に一対の爪部材364が上下方向に幾分旋回自在に装
着されている。また、カセット本体360の上面後部は、
着脱自在に装着されたカバー部材366によって覆われて
いる。かかるカセット本体360の両側壁368及び370の外
面上部には、一対のカセット保持部材336及び338に設け
られた傾斜案内部344及び案内部346に対応して、被案内
突部372及び374が設けられている。被案内突部372及び3
74はカセット本体360の前端から後端まで延びており、
それらの前端部には、夫々、カセット保持部材336及び3
38に形成されたロック用凹部352に離脱自在に受入れら
れる係合突起376(第9図,第11−A図において片方の
み示す)が設けられている。
第11−A図乃至第11−C図を参照して、カセット308
の下カセット受部304への装着及び離脱操作を説明する
と、次の通りである。
カセット308を装着する際には、まず、装置ハウジン
グ302に規定された装着開口326を通ってカセット308の
前端部を下カセット受部304内に導入し、下カセット受
部304の下面を規定する底壁328の案内部329(カセット3
08を装着する際の第1の案内部として作用する)上に載
置する(第11−A図)。かくすると、カセット308の片
側壁368に設けられた被案内突部372がカセット保持部材
336(第11−A図)の本体部340の内側に位置すると共に
カセット308の他側壁370に設けられた被案内突部374が
カセット保持部材338(第7図)の本体部340の内側に位
置する。
しかる後、カセット308を矢印342で示す装着方向に移
動せしめる。かく移動せしめるとカセット308の被案内
突部372及び374の前端部下端がカセット保持部材336及
び338の傾斜案内面348に当接し、第11−B図に示す如
く、カセット308の矢印342で示す装着方向の移動に伴っ
て傾斜案内面348の作用によってカセット308自体が上方
に持上げられる(これによって、カセット308は底壁328
の案内部329から離れてその上方に位置する)。そし
て、更に装着方向に移動せしめると、被案内突部372及
び374の前端が傾斜案内面348を起えて案内部346(カセ
ット308を装着する際の第2の案内部として作用する)
の水平案内面350に位置付けられる。
しかる後、カセット308を水平案内面350に沿って上記
装着方向に第11−C図に示す所定位置まで移動せしめる
と、カセット308の被案内突部372及び374の前端面がカ
セット保持部材336及び338の移動阻止片354に当接し、
かくしてカセット308の所定の装着位置を越える移動が
阻止される。また、かく装着位置まで移動せしめると、
被案内突部372及び374に設けられた係合突部376がカセ
ット保持部材336及び338に形成された凹部352に離脱自
在に受入れられ、かくしてカセット308は上記装着位置
に解除自在にロックされる。かかる装着状態において
は、第11図に示す通り、カセット308の被案内突部372及
び374はカセット保持部材336及び338の水平案内面350に
支持され、またカセット308の両側壁368及び370の前端
部上面はカセット保持部材336及び338の旋回阻止片358
に当接し、かくして下カセット受部304に装着されたカ
セット308は第11−C図に示す状態に保持される。尚、
矢印342で示す方向に移動せしめる際には、カセット308
はカセット保持部材336及び338の本体部340間をそれら
の内面に沿って移動される。
一方、下カセット受部304からカセット308を離脱せし
めるには、カセット308を幾分上方に持上げてロック用
の係合突起376と凹部352との係合を解除した後このカセ
ット308を矢印342と反対の離脱方向に移動せしめればよ
い。
かくの通りの第3の具体例においてはカセット308の
装着時にはカセット308を装着開口326を通して底壁328
の案内部329上に一担載置した後装着方向に移動せしめ
ればよく、その装着操作が簡単である。また、第7図及
び第8図から理解される如く、装置ハウジング302の底
壁328の下面に設けられている脚部378の存在により装置
ハウジング302が載置される例えばテーブル台(図示せ
ず)の表面と底壁328の間に生成される空間を有効に利
用して下カセット受部304の開口部、即ち装着開口326の
上下方向の幅を従来に比して大きくすることができ、そ
れ故にカセット308の前部を装着開口326を通して下カセ
ット受部304に容易に導入することができる。特に、第
7図及び第8図に示す形態(上下方向に間隔を置いて複
数個のカセット受部304及び306が配設されこれらカセッ
ト受部304及び306にカセット308及び309が着脱自在に装
着される形態)の静電複写機にあっては、上カセット受
部306に装着されたカセット309によって下カセット受部
304の装着開口326の上方が覆われる故にカセット308を
装着開口326を通して下カセット受部304を導入すること
が容易でなかったが、上述した如く構成することによっ
て装着開口326の上下方向の幅を従来のものに比して大
きくすることができ、かくして装着開口326の上方が上
カセット受部306に装着されたカセット309に覆われるに
もかかわらずカセット308を下カセット受部304に容易に
装着することができる。
尚、第7図から容易に理解される如く、カセット308
を底壁328の案内部329に載置することなく直接カセット
保持部材336及び338間に装着することもできる。この際
にも、カセット保持部材336及び338に設けられた傾斜案
内面348はカセット308の被案内突部372及び374を案内部
346の水平案内面350に導く作用をする。
第4の具体例の給紙装置 次いで、第12図及び第13図を参照して、本発明に従う
給紙装置の第4の具体例について説明する。
静電複写機の一部を示す第12図及び第13図において、
第4の具体例においては装置ハウジング402に規定され
た下カセット受部404の底面を規定する底壁406は、装着
開口414の内側に配設された傾斜部410及び水平部412を
有し、この底壁406の第12図及び第13図において右端部
には、装着開口414の長手方向の実質上全幅に渡って矩
形状の切欠き416が形成されている。傾斜部410は装着開
口408の内側から矢印418で示すカセット装着方向に向け
て上方に傾斜して延び、また水平部412は傾斜部410の上
端から実質上水平に延びている。
この第4の具体例では、底壁406に形成された切欠き4
16の下方に、装着開口414の下縁を規定する支持プレー
ト420が配設されている。更に詳述すると、支持プレー
ト420は矩形状の支持本体422を備え、支持本体422の第1
2図において右側縁及び左側縁には下方に折曲された折
曲部424及び426が設けられている。一方、支持プレート
420を取付けるための取付部材428は、両端部に孔430が
形成されていると共に、中間部に凹部が設けられてい
る。支持プレート420は、その支持本体422を取付部材42
8の凹所に位置付けた後取付ねじ432によって取付部材42
8を底壁406の下面に螺着することによって、底壁406に
矢印434で示す方向に移動自在に装着される。従って、
第12図に示す通り、支持プレート420は二点鎖線420Aで
示す最大収納位置(かかる最大収納位置においては支持
プレート420の片方の折曲部424が取付部材428に当接す
る)と二点鎖線420Bで示す最大引出位置(かかる最大引
出位置においては支持プレート420の他方の折曲部426が
取付部材428に当接する)の間を移動自在であり、両位
置間の任意の位置に位置付けることができる。
第4の具体例のその他の構成は、第7図乃至第11図に
示す第3の具体例と実質上同一であり、その詳細は省略
する。
第4の具体例におけるカセット436の装着操作を説明
すると、次の通りである。
まず、カセット436を装置ハウジング402に規定された
装着開口414を通して第1の案内部として作用する支持
プレート420の支持本体422上に載置する。支持プレート
420は、静電複写機の運搬時等においては上記最大収納
位置に位置付けることができ、そして静電複写機の設置
時、或いはカセット436の装着時等において外側に引出
して例えば実線で示す所望位置に位置付けることができ
る。第12図から理解される如く、支持プレート420を上
記最大引出位置に向けて比較的大きく引出したときに
は、支持プレート420が装着開口414を通して外方に突出
するようになり、それ故に、カセット436を支持プレー
ト420上に容易に載置することができる。
しかる後、このカセット436を矢印418で示す方向に移
動せしめる。かくすると、第3の具体例と実質上同様
に、カセット436の両側壁438に設けられた被案内突部44
0がカセット保持部材442の傾斜案内部444(傾斜案内面4
46を規定する)及び第2の案内部として作用する案内部
448(水平案内面450を規定する)に案内され、カセット
保持部材442間に着脱自在に支持される(第12図におい
ては、これらの部材の片方のみを示す)。
以上の通りであるので、第4の具体例においても第3
の具体例と実質上同様の効果が達成される。加えて、支
持プレート420が矢印434で示す方向に移動自在である故
に、支持プレート420を引出すことによってカセットの
装着が一層容易になる。
第5の具体例の給紙装置 次いで、第14図を参照して、本発明に従う給紙装置の
第5の具体例について説明する。
静電複写機の一部を示す第14図において、装置ハウジ
ング502内に規定されたカセット受部504は、ハウジング
502の底壁506及び底壁506に間隔を置いて取付けられた
一対の支持基板(図示せず)の内面に装着された横規制
部材508(第14図に片方のみ示す)によって規定され、
装置ハウジング502の右面に存在する装着開口510から左
方に延びている。底壁506は、装着開口510の下縁を規定
する一端から実質上水平に延びる第1の案内部512、第
1の案内部512から矢印518で示すカセット装着方向に向
けて上方に直線状に傾斜して延びる傾斜案内部514及び
傾斜案内部514から実質上水平に延びる第2の案内部516
を備えている。また、カセット520の両側壁522を案内す
る横規制部材508は矩形状の案内部524を備え、案内部52
4の一端には内方に突出する移動阻止片525が設けられて
いると共に上方に突出する突起部526が設けられ、この
突起部526の上端にはカセット520の前端角部上端に作用
し得る旋回阻止片528が設けられている。
かかる第5の具体例のその他の構成は、第7図乃至第
11図に示す第3の具体例と実質上同一でよい。
第5の具体例においてカセット520を装着するには、
まずカセット520を実線で示す如く装着開口510を通して
底壁506の第1の案内部512上に載置する。第1の案内部
512は第2の案内部516より下方に位置して装着開口510
の上下方向の幅が比較的大きい故に、上述したカセット
520の位置付けは容易に行うことができる。
次いで、カセット520を第1の案内部512に沿って矢印
518で示す装着方向に移動せしめる。かく移動せしめる
とカセット520の前端部下端が傾斜案内部514に当接し、
二点鎖線520Aで示す如く、カセット520の装着方向の移
動に伴って傾斜案内部514の作用によってカセット520自
体が上方に持上げられる(これによって、カセット520
は第1の案内部512から離れてその上方に位置する)。
そして、更に、装着方向に移動せしめると、カセット52
0の前端部下端が傾斜案内部514を越えて第2の案内部51
6に位置付けられる。
しかる後、カセット520を第2の案内部516に沿って二
点鎖線520Bで示す所定位置まで移動せしめる。かくする
と、カセット520の前端が一対の横規制部材508に設けら
れた移動阻止片525に当接し、カセット520の上記所定位
置を越える移動が阻止される。また、かく所定位置まで
移動せしめると、一対の横規制部材508に設けられた旋
回阻止片528がカセット520の両側壁522の前端部上面に
作用して、かくしてカセット受部504に装着されたカセ
ット520の第14図において時計方向の旋回動も阻止され
る。
かくの通りであるので、この第5の具体例において
も、上記第3の具体例と同様の効果が達成される。
尚、カセット520の装着移動をよりスムーズにするた
めには、カセット520の前端部下端に、カセット受部504
における傾斜案内部514の傾斜に対応した傾斜面530を設
けるのが好ましい。
また、第12図及び第13図に示す第4の具体例と同様
に、底壁506における第1の案内部512を省略し、第1の
案内部として作用する支持プレートを底壁506の下面に
収納位置と引出し位置の間を移動自在に装着するように
することもできる。
変形例 第1図乃至第6図に示す形態(受皿の下方に装着開口
が配設されこの装着開口にカセットが着脱自在に装着さ
れる形態)の静電複写機に上述した第3B乃至第5の具体
例を適用することもでき、また第7図乃至第14図に示す
形態(カセット受部が上下方向に間隔を置いて複数配設
されこれらカセット受部にカセットが着脱自在に装着さ
れる形態)の静電複写機(特にその最下位に配設された
カセット受部)に上述した第1及び第2の具体例を適用
することもできる。
また、第3乃至第5の具体例は、カセット受部が上下
方向に3個以上配設されるものにも同様に適用すること
ができ、その際最下位のカセット受部のみならずその他
任意のカセット受部に関連して適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う給紙装置の第1の具体例を装備
した静電複写機を簡略的に示す断面図。 第2図は、第1図の給紙装置におけるカセットを示す斜
視図。 第3−A図乃至第3−C図は、夫々、第1図の静電複写
機においてカセット受部にカセットを装着するときの動
作を説明するための部分断面図。 第4図は、カセットの変形例を示す斜視図。 第5図は、本発明に従う給紙装置の第2の具体例を装備
した静電複写機の一部を拡大して示す簡略断面図。 第6図は、第5図の静電複写機の装置ハウジングに規定
された装着開口及びその近傍を分解して示す拡大斜視
図。 第7図は、本発明に従う給紙装置の第3の具体例を装備
した静電複写機の一部を示す断面図。 第8図は、第7図の静電複写機の一部を、カセットを離
脱せしめた状態で示す斜視図。 第9図は、第7図の静電複写機のカセット受部に装着さ
れるカセットを示す斜視図。 第10図は、第7図の静電複写機のカセット受部に配設さ
れたカセット保持部材を拡大して示す斜視図。 第11−A図乃至第11−C図は、夫々、第3の具体例にお
いてカセット受部にカセットを装着するときの動作を説
明するための部分断面図。 第12図は、本発明に従う給紙装置の第4の具体例を装備
した静電複写機の一部を示す断面図。 第13図は、第12図の静電複写機の一部を分解して示す部
分分解斜視図。 第14図は、本発明に従う給紙装置の第5の具体例を装備
した静電複写機の一部を示す断面図。 2,202,302,402及び502……装置ハウジング 64,206、304,404及び504……カセット受部 66,224,308,436及び520……カセット 68,204,326,414及び510……装着開口 98,98′及び232……傾斜部 329及び512……第1の案内部 348,446及び514……傾斜案内部 350,450及び516……第2の案内部 420……支持プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−238620(JP,A) 実開 昭61−83633(JP,U) 実開 昭61−206530(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置ハウジング内に規定されたカセット受
    部と該装置ハウジングに規定された装着開口を通して該
    カセット受部に着脱自在に装着されるカセットから成る
    給紙装置において; 該カセットの前端部には、該装置ハウジングが載置され
    ている表面に沿って装着方向に移動される該カセットを
    該装着開口に導くための傾斜部が設けられており、 該傾斜部は該装着方向に向けて上方に傾斜する傾斜被案
    内面を規定し、該傾斜被案内面の下端から上端までの高
    さは該装置ハウジングが載置されている該表面から該装
    着開口の下縁までの高さと実質上同一又はそれより大き
    い、 ことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】装置ハウジング内に規定されたカセット受
    部と該装置ハウジングに規定された装着開口を通して該
    カセット受部に着脱自在に装着されるカセットから成る
    給紙装置において; 該装置ハウジングには、該装置ハウジングが載置されて
    いる表面に沿って装着方向に移動される該カセットを該
    装着開口に導くための傾斜部が設けられており、 該傾斜部は該装置ハウジングが載置されている表面から
    該装着方向に向けて上方に傾斜して該装着開口まで延び
    る傾斜案内面を規定し、該カセットはその前端部下端が
    該傾斜案内面に案内されることによって該装置ハウジン
    グが載置されている該表面から該装着開口に導かれる、 ことを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】装置ハウジング内に規定されたカセット受
    部と該装置ハウジングに規定された装着開口を通して該
    カセット受部に着脱自在に装着されるカセットから成る
    給紙装置において; 該カセットの両側端には夫々被案内突部が設けられてお
    り、 該カセット受部は該装着開口の下縁から装着方向に延び
    る第1の案内部と該第1の案内部の両端部上方にて該装
    着方向に延びる一対の第2の案内部と該カセットの該被
    案内突部を夫々対応する該第2の案内部に導く傾斜案内
    部を備えており、 該装着開口を通して該カセットを該カセット受部に挿入
    せしめて、該カセットの前端部下面を該第1の案内部上
    に載置し、次いで該カセットを該装着方向に移動せしめ
    ると、該カセットはその前端部下面が該第1の案内部に
    案内され、次いで該被案内突部が該傾斜案内部及び該第
    2の案内部に案内されて、該第2の案内部の所定位置に
    装着される、 ことを特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】該カセットの該被案内突部には下方に突出
    する係合突起が形成されており、該第2の案内部の上面
    にはロック用凹部が形成されており、該カセットが該第
    2の案内部の該所定位置に装着されると、該係合突起が
    該ロック用凹部に受け入れられて、該カセットが該装着
    方向に対して反対方向に移動することが阻止される、請
    求項3記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】該装置ハウジングの下端部には該装着開口
    の下縁を規定する支持プレートが該装着方向に移動自在
    に装着されており、該支持プレートが該第1の案内部と
    して作用する、請求項3又は4記載の給紙装置。
JP63038653A 1987-03-02 1988-02-23 給紙装置 Expired - Lifetime JP2666064B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3015987 1987-03-02
JP62-30686 1987-03-03
JP62-30159 1987-03-03
JP3068687 1987-03-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6438325A JPS6438325A (en) 1989-02-08
JP2666064B2 true JP2666064B2 (ja) 1997-10-22

Family

ID=26368454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63038653A Expired - Lifetime JP2666064B2 (ja) 1987-03-02 1988-02-23 給紙装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US4915370A (ja)
EP (1) EP0281097B1 (ja)
JP (1) JP2666064B2 (ja)
DE (1) DE3886790T2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4915370A (en) * 1987-03-02 1990-04-10 Mita Industrial Co., Ltd. Paper feeding device
US5232214A (en) * 1989-03-08 1993-08-03 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Paper supplying apparatus and method using a detachable cassette
JP3030722B2 (ja) * 1991-01-09 2000-04-10 株式会社リコー 給紙カセット装置
US5184906A (en) * 1991-10-01 1993-02-09 Pitney Bowes Inc. Adjustable envelope cassette
US5419645A (en) * 1991-11-04 1995-05-30 Pitney Bowes Inc. Envelope cassette tray
US5277418A (en) * 1992-09-29 1994-01-11 Hewlett-Packard Company Printer paper pullout apparatus
US5605323A (en) * 1995-03-21 1997-02-25 Eastman Kodak Company Imaging apparatus with sheet media tray having partial sides
US5711517A (en) * 1996-03-07 1998-01-27 Hewlett-Packard Company Sheet media handling system
CN1091691C (zh) * 1996-09-18 2002-10-02 松下电器产业株式会社 图像印制装置
JP2006248649A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 給紙装置及び画像形成装置
JP4622894B2 (ja) * 2006-03-10 2011-02-02 船井電機株式会社 画像形成装置および用紙トレイ
JP4869854B2 (ja) * 2006-10-02 2012-02-08 Ntn株式会社 シール構造
JP4968933B2 (ja) * 2007-08-31 2012-07-04 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6087232B2 (ja) * 2013-07-12 2017-03-01 ダイニチ工業株式会社 加湿装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3635334A (en) * 1968-03-18 1972-01-18 Omal Group Ltd Cartridge for sheet-feeding arrangements
JPS5742862B2 (ja) * 1974-05-18 1982-09-10
US4219192A (en) * 1978-01-03 1980-08-26 Pitney Bowes Inc. Sheet loading and storing assembly
JPS56147450U (ja) * 1980-04-04 1981-11-06
JPS571133A (en) * 1980-05-28 1982-01-06 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Paper supply device for picture recorder
JPS5991235U (ja) * 1982-12-10 1984-06-20 株式会社東芝 給紙装置
JPS59190129A (ja) * 1983-04-12 1984-10-27 Mita Ind Co Ltd 複写機における給紙装置
US4610445A (en) * 1983-09-20 1986-09-09 Ziyad Incorporated Integrated printer and tray paper feeding apparatus
US4540169A (en) * 1983-10-03 1985-09-10 Xerox Corporation Cassette sheet feed apparatus
JPS6180733U (ja) * 1984-11-02 1986-05-29
JPH0124036Y2 (ja) * 1984-11-05 1989-07-21
JPS61238620A (ja) * 1985-04-12 1986-10-23 Hitachi Ltd 画像記録装置
JPH07110711B2 (ja) * 1986-10-23 1995-11-29 三田工業株式会社 給紙装置
US4915370A (en) * 1987-03-02 1990-04-10 Mita Industrial Co., Ltd. Paper feeding device
JPS63218437A (ja) * 1987-03-03 1988-09-12 Seikosha Co Ltd プリンタ用給紙装置

Also Published As

Publication number Publication date
US4915370A (en) 1990-04-10
EP0281097A2 (en) 1988-09-07
EP0281097A3 (en) 1990-04-18
DE3886790D1 (de) 1994-02-17
DE3886790T2 (de) 1994-05-19
JPS6438325A (en) 1989-02-08
EP0281097B1 (en) 1994-01-05
US5013025A (en) 1991-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2666064B2 (ja) 給紙装置
US4702587A (en) Shell-type electrostatic copying apparatus
US5055878A (en) Image forming apparatus
US5974287A (en) Non-contacting photoreceptor cover
JPS60258030A (ja) 画像形成装置
JPH0734043Y2 (ja) カセット形式給紙機構
JP2536023Y2 (ja) 電子写真装置の排紙装置
JPH03114065A (ja) 画像形成装置
JP2729376B2 (ja) 画像形成装置
JPH0443889Y2 (ja)
JPH0623874B2 (ja) 複写機
JP4406269B2 (ja) 配線基板ユニットの装着構造
KR930012270B1 (ko) 화상 형성장치
JP2512699Y2 (ja) 画像形成装置
JPS6151160A (ja) 画像形成装置
JPS6199168A (ja) 画像形成装置
JPH0331962Y2 (ja)
JP2632481B2 (ja) 画像生成機
JPH0447725Y2 (ja)
JPH0733235Y2 (ja) 吊り下げ可能な手差し複写装置
JPS6260731A (ja) 複写紙カセツトを備えた給紙機構
JPH0527489A (ja) 画像形成装置
JPS6126059A (ja) 画像形成装置
JPH0447724Y2 (ja)
JP3008173B2 (ja) 自動原稿搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 11