JP4406269B2 - 配線基板ユニットの装着構造 - Google Patents

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Description

本発明は、静電複写機、レーザプリンタ、ファクシミリなどの複合機である画像形成装置に適用することができる配線基板ユニットの装着構造に関する。
複写機にプリンタの機能を併せ持たせたデジタル式の複合機である画像形成装置、あるいは、複写機にファクシミリ(以下、単にFAXと略称する)の機能を併せ持たせたデジタル式の複合機である画像形成装置は、すでに開発され、実用化されている。このうち、複写機にFAXの機能を併せ持たせたデジタル式の複合機である画像形成装置であって、いわゆる胴内排紙型と称されている画像形成装置も、すでに公知である(例えば、特許文献1参照)。
上記胴内排紙型の画像形成装置における装置下部には作像手段が内蔵され、装置上部には画像読取手段が内蔵されている。装置下部と装置上部との間に排紙空間が配設され、排紙空間には排紙トレイが配設されている。装置下部における作像手段の下方には給紙手段が配設されている。装置上部における、画像読取手段の上方にはコンタクトガラスとADFが配設されている。ADFは、コンタクトガラスの上方を開閉可能に配設されている。この画像形成装置が複写機として使用される場合には、ADFが利用されるか又はコンタクトガラスが直接利用されることによって周知のとおりに複写が行われる。また、FAXとして使用される場合には、ADFにより搬送された原稿又はコンタクトガラス上に戴置された原稿の画像を画像読取手段で読み取り、読み取った画像を外部に送信する。受信した画像情報は、作像手段によって、給紙手段により給紙された用紙に転写され、更に定着後、排紙トレイに排出される。
このように、複写機にFAXの機能を併せ持たせるためには、画像形成装置本体に、モデムに相当する機能を有するFAX用の配線基板ユニットをあらかじめ装着しておく必要がある。また、オプションとしてFAX用の配線基板ユニットを装着できるタイプの画像形成装置においては、必要に応じてFAX用の配線基板ユニットが画像形成装置本体に装着される。
一般的に、上記形態の画像形成装置本体には、制御系を含む各種の配線基板類を収容して電磁波などのノイズから保護するための金属製の静止枠体であるシールドボックスが配設されており、上記配線基板ユニットも、このようなシールドボックスに挿入することにより装着される。上記配線基板ユニットとしては、一対の配線基板が相互に間隔をおいて対向するよう配置された2枚構造のものが存在するが、2枚構造のものは1枚構造に較べて全体の構成をコンパクト化できるので、スペース的に有利である。使用者あるいはサービスマンが、画像形成装置の機能拡大あるいは交換時などにおいて、シールドボックスに上記配線基板ユニットを挿入する場合、装着位置に正しく装着されるよう挿入する必要があるが、上記2枚構造のものは、2枚の配線基板の位置が逆にされて挿入される、誤挿入のおそれがある。上記配線基板ユニットがシールドボックスに誤挿入されたことに気付かずに電源を投入すると、上記配線基板ユニットに配設されたコネクタ及びシールドボックス内に配設されたコネクタの連結部の故障、画像形成装置本体の電気回路系の故障などが発生するおそれがある。このような問題は、FAX用の配線基板ユニットに限らず、他の電子機器用の配線基板ユニットにおいても共通して存在するものである。
特開平8−339105号公報
本発明の目的は、2枚構造を有する配線基板ユニットがシールドボックスなどの静止枠体に誤挿入されることを確実に防止する、新規な配線基板ユニットの装着構造を提供することである。
本発明によれば、配線基板ユニットと、配線基板ユニットが離脱自在に装着される静止枠体とを備えた配線基板ユニットの装着構造において、配線基板ユニットは、相互に間隔をおいて対向する一対の配線基板を備え、片方の配線基板の幅は、他方の配線基板の幅よりも広く形成され、静止枠体は、相互に間隔をおいて前後方向に平行に延在する一対の支持壁と、支持壁の各々の前端間を延在する前壁とを備え、前壁には配線基板ユニットの挿入開口が形成され、支持壁の各々間には、配線基板ユニットが該挿入開口から誤挿入されたとき、該片方の配線基板の移動を阻止して配線基板ユニットの挿入を防止する誤挿入防止手段が配設されており
誤挿入防止手段は、配線基板ユニットが該挿入開口から誤挿入されたときの、該片方の配線基板の両側部の移動軌跡に対応する、支持壁の各々間の間隔であって、前壁の近傍位置における支持壁の各々間の間隔を、該他方の配線基板の幅よりは広いが該片方の配線基板の幅よりは狭く設定することにより構成される、
ことを特徴とする配線基板ユニットの装着構造、が提供される。
支持壁の各々の間隔は、配線基板ユニットの該片方の配線基板の幅よりも大きく設定され、支持壁の各々には、配線基板ユニットが、該挿入口から正しく挿入されたとき、該片方の配線基板の両側部をそれぞれ受け入れて、配線基板ユニットが手前から後方に所定の装着位置まで移動できるよう、引き出し自在にガイドするガイド手段が配設され、誤挿入防止手段は、配線基板ユニットが、該他方の配線基板の両側部がガイド手段側に位置付けられて、該挿入開口から誤挿入されたとき、該片方の配線基板の移動を阻止する、ことが好ましい。
静止枠体は金属板から形成され、支持壁の各々は実質的に平板形状をなし、支持壁の各々に配設されたガイド手段は、支持壁の各々における幅方向に一定の隙間をおいて内側に突出しかつ前後方向にほぼアーチ状に延在する一対の打出し部が、それぞれ前後方向に間隔をおいて複数対、直線状に配列されることにより構成され、打出し部の各対における該隙間は、該片方の配線基板の厚さよりも大きく設定されている、ことが好ましい。
誤挿入防止手段を構成する支持壁の各々間の該間隔は、片方の支持壁に内側に突出するよう形成された膨出部の内側面と他方の支持壁の内側面との間の間隔、又は両方の支持壁に内側に突出するよう形成された膨出部の内側面の各々間の間隔、により規定される、ことが好ましい。
静止枠体は金属板から形成され、支持壁の各々は実質的に平板形状をなし、該片方の支持壁の該膨出部、又は該両方の支持壁の該膨出部は、それぞれ内側に膨らむよう形成された絞り部からなる、ことが好ましい。
以下、本発明に従って構成された配線基板ユニットの装着構造の好適な実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、図1〜図11において、実質的に同一部分は同一符号で示してある。
図1を参照して、画像形成装置2は、装置本体下部4Lと装置本体上部4Uとを含む装置本体4を備えている。装置本体下部4Lと装置本体上部4Uとの間には排紙空間Sが配設され、排紙空間S内には排紙トレイ6が配設されている。装置本体下部4Lの上面であって排紙トレイ6の手前側には操作パネル8が配設されている。装置本体下部4Lには、給紙カセット、用紙の搬送路、各種搬送ローラ、作像手段など(いずれも図示せず)が配設されている。各種搬送ローラは、ピックアップローラ、給紙ローラ、レジストローラなどを含んでいる。作像手段は、感光体ドラム、感光体ドラムの周囲に配設された主帯電器、レーザスキャニングユニット、現像装置、転写ローラ、クリーニング装置などの作像エレメント、搬送路に配設された定着装置などを含んでいる。装置本体上部4U内には、図示しない原稿露光及び画像読取手段が配設されている。原稿露光及び画像読取手段は、装置本体上部4Uの上面に配設された図示しないコンタクトガラス上に戴置した原稿の読取走査を行うための光源、ミラー、レンズなどの各種構成要素、及びこれらを駆動する装置などを備えている。このようないわゆるスキャナの上方には図示しない自動原稿搬送装置(ADF)が装着される場合もある。図示の画像形成装置2は、複写機能だけではなく、プリンタ機能及びFAX機能をも備えた、いわゆる複合機として構成されている。画像形成装置2の上記構成は公知の構成を利用することでよく、またそれ自体は本発明の特徴をなすものではないので、更なる説明は省略する。
図1〜図3を参照して、装置本体下部4Lの内側は、適宜の合成樹脂から一体成形された装置本体下部枠体10(図3参照)から構成され、装置本体下部枠体10の後部(画像形成装置2を正面から見て後部)には、金属板からなる後部枠板12(図3参照)が直立状態で図示しないビスなどの固着手段によって離脱自在に固着されている。後部枠板12の後面であって、画像形成装置2を正面から見て右側領域には、後述するFAX用の配線基板ユニット100が離脱自在に装着される静止枠体であるシールドボックス200が図示しないビスなどの固着手段によって離脱自在に固着されている。画像形成装置2を正面から見て、装置本体下部枠体10の右側には、画像形成装置2の右側のカバーを兼用する右側壁16が直立して離脱自在に固着され、後部枠板12及びシールドボックス200の後側には、画像形成装置2の後側のカバーを兼用する後壁18が直立して離脱自在に固着されている。図2に示すように、右側壁16の後端部には矩形状の切欠き16aが形成され、シールドボックス200の前壁206(後述)が、右側壁16の切欠き16aから画像形成装置2の右側に露呈されている。
図9〜図11を参照して、FAX用の配線基板ユニット100は、相互に間隔をおいて対向する一対の配線基板102及び104を備えている。したがって、配線基板ユニット100は、2枚の配線基板(102及び104)を備えた2枚構造を有するといえる。配線基板102及び104は、それぞれ、実質的に矩形平板状であり、かつ縦方向長さが幅よりも若干長く形成されている。片方の配線基板102の幅102Lは、他方の配線基板104の幅104Lよりも広く形成されている。片方の配線基板102の長手方向長さは他方の配線基板104の長手方向長さよりも長く形成されている。図9から容易に理解されるように、配線基板102及び104は、配線基板102が下に、配線基板104が上に位置付けられて相互に鉛直方向に等間隔をおいて水平に延在するよう配置された状態において、各々の長手方向の一端(図9において左端)が共通の仮想鉛直面上に位置付けられるとともに、平面から見て、配線基板104の長手方向に延在する仮想中心線(配線基板104の幅方向の中心を通って長手方向に延在する仮想中心線)が、配線基板102の長手方向に延在する仮想中心線(配線基板102の幅方向の中心を通って長手方向に延在する仮想中心線)と一致するよう位置付けられ、配線基板102及び104間に配置された複数の(実施形態においては3個の)連結部材106を介して連結される。平面から見て、配線基板104の幅方向の片側と、配線基板102の幅方向の片側との間の幅方向長さL1と、配線基板104の幅方向の他側と、配線基板102の幅方向の他側との間の幅方向長さL2とは、相互に等しい。すなわち、L1=L2=1/2(102L−104L)である。
それぞれ金属板からチャンネル形状に形成された連結部材106は、配線基板104の長手方向の上記一端を含む一端部における両方の角部の内側と、対応する配線基板102の長手方向の上記一端を含む一端部における両側部の内側との間、及び、配線基板104の長手方向の他端部における片方の角部の内側と、対応する配線基板102の長手方向の他端部における一側部の内側との間において、相互に対向する側壁がそれぞれ配線基板102及び104の対向面に当接されるよう配置され、ビス108などの固着手段により固着されている。配線基板102及び104における長手方向の上記一端部側に配置された連結部材106の底壁の外側面が、配線基板102及び104における長手方向の上記一端と共通の上記仮想鉛直面上に位置付けられる。配線基板102及び104における長手方向の上記一端には、上記一端の各々を覆うよう、前壁110が連結部材106の上記底壁を介して図示しないビスなどの固着手段により固着されている。前壁110は、実質的に矩形平板状であり、配線基板102及び104の幅方向に細長く延びるとともに、配線基板102及び104の両外側面間の距離よりも広い幅を有しかつ配線基板102の幅よりも長い長手方向長さを有している。前壁110の長手方向両端部には、ビス止め用の穴110aが形成されている(図4をも参照)。配線基板102の長手方向の他端部の内側面にはコネクタ112が配設されている。図4及び図5に示すように、前壁110の手前側には挿入及び引出用の取っ手112が配設され、前壁110の内側には、電話回線用のコネクタ114と電話用のコネクタ116とが配設されて、それぞれ前壁110に形成された開口を通して外方に露呈されている。
図4〜図7を参照して、シールドボックス200は、枠本体200A(図7参照)と、配線基板200B(図8参照)とを備えている。図7に示すように、金属板から一体に形成されている枠本体200Aは、相互に上下方向に間隔をおいて前後方向に平行に延在する一対の支持壁202及び204と、支持壁202及び204の前端間を支持壁202及び204に対し直角に延在する前壁206と、支持壁202及び204の後端間を支持壁202及び204に対し直角に延在する後壁208とを備えている。前壁206及び後壁208は、それぞれ支持壁202及び204の前端及び後端を越えて上方に平行にほぼ同じ長さだけ延び出している。枠本体200Aは、更に、前壁206及び後壁208の上端間を支持壁202及び204に平行に延在する上壁210と、支持壁202及び204の幅方向の片側間を覆うとともに、前壁206、後壁208及び上壁210の幅方向の片側に沿って延在する片側壁212とを備えている。片側壁212は実質的に同一平面上に位置付けられている。
支持壁202及び204は、それぞれ実質的に矩形平板状であり、前後方向に細長く延びている。前壁206及び後壁208は、相互に前後方向に間隔をおいて上下方向に平行に延在し、かつ実質的に矩形平板状であるとともに、それぞれ上下方向に細長く延びている。前壁206は、後壁208よりも上下方向に長く、後壁208の下端よりも更に下方に延び出すよう形成されている。上壁210は、支持壁202の上方に間隔をおいて前後方向に平行に延在し、かつ実質的に矩形平板状であるとともに、前後方向に細長く延びている。片側壁212における、上下方向のほぼ中央よりも下方は、ほぼ矩形の領域を形成し、支持壁202及び204は、それぞれ片側壁212の該矩形の領域の上端及び下端から直角に同じ方向に向って折曲形成されている。片側壁212の該矩形の領域の下端から上方に延在する全領域の周縁はほぼ矩形であり、前壁206及び後壁208は、それぞれ片側壁212の該全領域の周縁における前縁及び後縁から直角に、支持壁202及び204が存在する内側に向って折曲形成されている。上壁210は、片側壁212の該全領域の周縁における上縁から直角に、支持壁202及び204が存在する内側に向って折曲形成されている。片側壁212の一部は、前壁206における、後壁208の下端よりも更に下方に延び出した部分の片側縁に沿って延在している。片側壁212における該矩形の領域よりも上方の領域には、前壁206、後壁208及び上壁210の片側に沿って延在する周縁領域を残して開口214が形成されている。
枠本体200Aにおける、片側壁212に対向する反対側は開放されているが、この開放領域は、配線基板200B(図8参照)が装着されることにより覆われる。配線基板200Bの内側には、画像形成装置2を制御するコントローラ、プリント配線、各種電気部品などが配設されている。配線基板200Bの内側にはまた、配線基板ユニット100のコネクタ112(図9参照)が離脱自在に連結されるコネクタ215が配設されている。
枠本体200Aの前壁206には、上述したFAX用の配線基板ユニット100の挿入開口216が形成されている。図10をも参照して、挿入開口216は、上端が、支持壁202及び204のうち上側に位置する支持壁202よりも若干上方に位置し、下端が、支持壁202及び204のうち下側に位置する支持壁204よりも若干下方に位置し、全体として上下方向に縦長のほぼ矩形状をなしている。挿入開口216の上端には、幅方向に間隔をおいて上方に延び出す一対の上溝216a及び216bが形成され、挿入開口216の下端には、幅方向に間隔をおいて下方に延び出す一対の下溝216c及び216dが形成されている。上溝216a及び216bの上端は挿入開口216の上端を規定し、下溝216c及び216dの下端は挿入開口216の下端を規定する。上溝216a及び216bと下溝216c及び216dとは、それぞれチャンネル形状をなしている。上溝216aと下溝216c、上溝216bと下溝216dは、それぞれ上下方向に対向するよう配置されている。前壁206における、上溝216a及び216b間を挿入開口216内に下方に突出する上中央領域216eと、下溝216c及び216d間を挿入開口216内に上方に突出する下中央領域216fとには、それぞれ、配線基板ユニット100の前壁110に形成された上記2個のビス止め用の穴110aに対応するビス止め用のねじ穴206aが形成されている。上記上中央領域216eと下中央領域216fとの間の上下方向間隔は、上記配線基板ユニット100における幅広の片方の配線基板102の幅102Lよりも小さく設定され、かつ幅の狭い他方の配線基板104の幅104Lよりも大きく設定されている。
なお、前壁206には、図7に示すように、ネットワークコネクタ用の開口218、USBコネクタ用の開口220、プリンタコネクタ用の開口222及びメモリカード用の開口(スロット)224がそれぞれ形成されている。前壁206にはまた、開口218、220、222及び224に対応して、ネットワークコネクタ218C、USBコネクタ220C、プリンタコネクタ222C及びメモリカードコネクタ(不図示)が配設されている(図4及び図5参照)。
図7及び図9〜図11を参照して、支持壁202及び204の間隔は、上記配線基板ユニット100における幅広の片方の配線基板102の幅102Lよりも若干大きく設定されている。支持壁202及び204には、配線基板ユニット100が、挿入開口216から正しく挿入されたとき、幅広の片方の配線基板102の幅方向の両側部をそれぞれ受け入れて、配線基板ユニット100が手前から後方に所定の装着位置まで移動できるよう、引き出し自在にガイドするガイド手段230が、それぞれ配設されている。ガイド手段230の各々は、支持壁202及び204における幅方向に一定の隙間をおいて内側に突出しかつ前後方向にほぼアーチ状に延在する一対の打出し部232が、それぞれ前後方向に間隔をおいて複数対(実施形態においてはそれぞれ3対)、直線状に配列されることにより構成されている。打出し部232の各々は、一定の幅を有し、相互に実質的に同じ形状及び大きさを有している。打出し部232の各対における該隙間は、片方の配線基板102の厚さよりも若干大きく設定されている。支持壁202の3対の打出し部232と、支持壁204の3対の打出し部232とは、相互に上下方向に対向する位置に配設されている。
支持壁202及び204の間には、配線基板ユニット100が挿入開口216から誤挿入されたとき、すなわち、配線基板ユニット100の、幅の狭い他方の配線基板104が、ガイド手段230の各々に対応する位置に位置付けられて、挿入開口216から誤挿入されたとき、幅広である片方の配線基板102の移動を阻止して配線基板ユニット100の挿入を防止する誤挿入防止手段が配設されている。誤挿入防止手段は、配線基板ユニット100が、幅の狭い他方の配線基板104の両側部がガイド手段230側に位置付けられて、挿入開口216から誤挿入されたとき、幅広である片方の配線基板102の移動を阻止するよう構成されている。誤挿入防止手段は、挿入開口216の近傍位置に配設されている。この構成は、配線基板ユニット100が挿入開口216から挿入された初期の段階で、画像形成装置2の使用者あるいはサービスマンが、誤挿入であることに気付かせることを可能にする。
誤挿入防止手段を構成する支持壁202及び204の各々間の該間隔は、片方の支持壁202又は204のいずれかの内側に突出するよう形成された膨出部240の内側面と他方の支持壁204又は202の内側面との間の間隔、又は両方の支持壁202及び204に内側に突出するよう形成された膨出部240の内側面の各々間の間隔、により規定される。実施形態において、誤挿入防止手段を構成する支持壁202及び204の各々間の該間隔は、両方の支持壁202及び204に内側に突出するよう形成された膨出部240の内側面の各々間の間隔、により規定されている。片方の支持壁202又は204の膨出部240、又は両方の支持壁202及び204の膨出部240は、それぞれ内側に膨らむよう形成された絞り部からなる。この絞り部は構成が簡単であり、また絞り加工により容易に形成することができる。実施形態において、膨出部240は、平面がほぼ矩形で頂面が平坦に形成されている。誤挿入防止手段を構成する支持壁202及び204の各々間の該間隔(実施形態においては、両方の支持壁202及び204に形成された膨出部240の内側面の各々間の間隔)は、配線基板ユニット100の、幅広の片方の配線基板102の幅102Lよりは狭く形成されているが、幅の狭い他方の配線基板104の幅104Lよりは若干広く形成されている。
図10に示されているように、シールドボックス200を前壁206の挿入開口216の手前側から後方に見た状態において、シールドボックス200の支持壁202及び204に配設されたガイド手段230の全幅は、それぞれ挿入開口216の上溝216a及び下溝216cの幅とほぼ同じに規定され、支持壁202及び204に配設された膨出部240の全幅は、それぞれ上溝216b及び下溝216dの幅よりも広く形成されている。この構成は、配線基板ユニット100が挿入開口104から後述するとおりにして誤挿入されたときに、上溝216b及び/又は下溝216d内において幅方向に移動させられたとしても、幅広の片方の配線基板102が膨出部240に確実に当接して挿入を阻止することを可能にする。
図4、図10及び図11を参照して、静止枠体であるシールドボックス200が装置本体4に装着された状態において、シールドボックス200の支持壁202及び204の間に、配線基板ユニット100が挿入開口216から正しく挿入されると(正しい位置で挿入されると)、幅広の片方の配線基板102の両側部は、それぞれシールドボックス200の支持壁202及び204に配設されたガイド手段230(打ち出部232の各対間の隙間)に受け入れられて手前から後方に所定の装着位置まで円滑かつ確実にガイドされる。また幅の狭い他方の配線基板104の両側部は、それぞれシールドボックス200の支持壁202及び204に配設された膨出部240の各々間を通って手前から後方に所定の装着位置まで挿入される。配線基板ユニット100のコネクタ112(図9参照)は、シールドボックス200の配線基板200Bに配設されたコネクタ215(図8参照)に離脱自在に連結される。配線基板ユニット100の前壁110は、シールドボックス200の前壁206の挿入開口216を手前側から実質的に覆うよう前壁206に重合して位置付けられる(図5参照)。配線基板ユニット100は、シールドボックス200に対し、相互に整合されたビス止め用の穴110aとビス止め用のねじ穴206aとを介してビス250(図5参照)により離脱自在に締結される。
他方、シールドボックス200の支持壁202及び204の間に、配線基板ユニット100が挿入開口216から誤挿入されると、すなわち、配線基板ユニット100の、幅の狭い他方の配線基板104が、ガイド手段230の各々に対応する位置に位置付けられて、挿入開口216から誤挿入されると、幅広である片方の配線基板102は、挿入開口216の上溝216b及び下溝216dから後方に向かって挿入されるが、誤挿入防止手段である膨出部240の各々に当接させられてその移動が阻止されるので、配線基板ユニット100のそれ以上の挿入が阻止される。その結果、配線基板ユニット100を挿入しようとする画像形成装置の使用者あるいはサービスマンが誤挿入に気付かされるので、挿入しかけた配線基板ユニット100を引き出し、再度正しい位置に挿入することができる。
このように本発明による配線基板ユニットの装着構造によれば、上記2枚構造の配線基板ユニット100が、2枚の配線基板102及び104の位置が、図10及び図11において左右逆にされて完全に所定の装着位置まで誤挿入されることが確実に防止されるので、配線基板ユニット100がシールドボックス200に誤挿入されたことに気付かずに電源を投入して、配線基板ユニット100に配設されたコネクタ112及びシールドボックス200内に配設されたコネクタ215の連結部の故障、画像形成装置本体4の電気回路系の故障などが発生するおそれは確実に回避される。すなわち、本発明によれば、2枚構造を有する配線基板ユニット100がシールドボックス200などの静止枠体に誤挿入されることが確実に防止される。なお、上記配線基板ユニット100は、FAX用の配線基板ユニット100であるが、他の電子機器用の配線基板ユニットであっても、本発明による上記効果は達成可能である。また、シールドボックス200などの静止枠体は、画像形成装置2の静止枠体に限定されるものではなく、他の装置における静止枠体であっても、本発明による上記効果は達成可能である。
本発明に従って構成された配線基板ユニットの装着構造の実施形態を備えた画像形成装置の斜視図。 図1に示す画像形成装置を別の角度から見た斜視図。 図1に示す画像形成装置の一部を分解して、画像形成装置本体に備えられているシールドボックスの部分を拡大して示す斜視図であって、ほぼ図2と同じ方向の斜め上方から見た斜視図。 図3に示すシールドボックスにシールドボックスの挿入開口から配線基板ユニットの一部が正しく挿入された状態を示す斜視図。 図4において、シールドボックスに配線基板ユニットが所定の装着位置まで挿入されて固着された状態を示す斜視図。 図4に示すシールドボックスを斜め下方から見た斜視図。 図4に示すシールドボックスの枠本体を斜め下方から見た斜視図。 図4に示すシールドボックスの一部を構成する配線基板を示す斜視図。 図4に示す配線基板ユニットの斜視図。 シールドボックスに配線基板ユニットが所定の装着位置まで正しく挿入された状態(図4に示す状態)において、シールドボックスの一部を挿入開口側から見た部分正面透視図であって、配線基板ユニットの一部を省略して示す部分正面透視図。 図10において、配線基板ユニットにおける一対の配線基板の、シールドボックスに対する相対位置関係を示す部分正面図。
符号の説明
100:配線基板ユニット
102、104:配線基板
200:シールドボックス
202、204:支持壁
206:前壁
216:挿入開口
230:ガイド手段
240:膨出部(誤挿入防止手段)

Claims (5)

  1. 配線基板ユニットと、配線基板ユニットが離脱自在に装着される静止枠体とを備えた配線基板ユニットの装着構造において、
    配線基板ユニットは、相互に間隔をおいて対向する一対の配線基板を備え、片方の配線基板の幅は、他方の配線基板の幅よりも広く形成され、
    静止枠体は、相互に間隔をおいて前後方向に平行に延在する一対の支持壁と、支持壁の各々の前端間を延在する前壁とを備え、前壁には配線基板ユニットの挿入開口が形成され、
    支持壁の各々間には、配線基板ユニットが該挿入開口から誤挿入されたとき、該片方の配線基板の移動を阻止して配線基板ユニットの挿入を防止する誤挿入防止手段が配設されており
    誤挿入防止手段は、配線基板ユニットが該挿入開口から誤挿入されたときの、該片方の配線基板の両側部の移動軌跡に対応する、支持壁の各々間の間隔であって、前壁の近傍位置における支持壁の各々間の間隔を、該他方の配線基板の幅よりは広いが該片方の配線基板の幅よりは狭く設定することにより構成される、
    ことを特徴とする配線基板ユニットの装着構造。
  2. 支持壁の各々の間隔は、配線基板ユニットの該片方の配線基板の幅よりも大きく設定され、支持壁の各々には、配線基板ユニットが、該挿入口から正しく挿入されたとき、該片方の配線基板の両側部をそれぞれ受け入れて、配線基板ユニットが手前から後方に所定の装着位置まで移動できるよう、引き出し自在にガイドするガイド手段が配設され、
    誤挿入防止手段は、配線基板ユニットが、該他方の配線基板の両側部がガイド手段側に位置付けられて、該挿入開口から誤挿入されたとき、該片方の配線基板の移動を阻止する、請求項1記載の配線基板ユニットの装着構造。
  3. 静止枠体は金属板から形成され、支持壁の各々は実質的に平板形状をなし、支持壁の各々に配設されたガイド手段は、支持壁の各々における幅方向に一定の隙間をおいて内側に突出しかつ前後方向にほぼアーチ状に延在する一対の打出し部が、それぞれ前後方向に間隔をおいて複数対、直線状に配列されることにより構成され、打出し部の各対における該隙間は、該片方の配線基板の厚さよりも大きく設定されている、請求項2記載の配線基板ユニットの装着構造。
  4. 誤挿入防止手段を構成する支持壁の各々間の該間隔は、片方の支持壁に内側に突出するよう形成された膨出部の内側面と他方の支持壁の内側面との間の間隔、又は両方の支持壁に内側に突出するよう形成された膨出部の内側面の各々間の間隔、により規定される、請求項1又は請求項2記載の配線基板ユニットの装着構造。
  5. 静止枠体は金属板から形成され、支持壁の各々は実質的に平板形状をなし、該片方の支持壁の該膨出部、又は該両方の支持壁の該膨出部は、それぞれ内側に膨らむよう形成された絞り部からなる、請求項4記載の配線基板ユニットの装着構造。
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