JP2002111935A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002111935A
JP2002111935A JP2000299267A JP2000299267A JP2002111935A JP 2002111935 A JP2002111935 A JP 2002111935A JP 2000299267 A JP2000299267 A JP 2000299267A JP 2000299267 A JP2000299267 A JP 2000299267A JP 2002111935 A JP2002111935 A JP 2002111935A
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image
forming unit
contact
unit
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JP2000299267A
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English (en)
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Yuzuru Tsurumi
譲 鶴見
Naoki Nakamura
直樹 中村
Hideto Chino
英人 千野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取ユニットと画像形成ユニットとの着
脱機構につき、低コストかつ画像形成ユニットの外観面
への影響を最小限に抑えた構成とする。 【解決手段】 接続手段として、画像読取ユニット11
側には、画像形成ユニット10との電気的接続を行うた
めの読取側コネクタ部26と、読取側コネクタ部の近傍
に配置された位置決め突起部27と、画像形成ユニット
10との接続時に画像形成ユニット10のケーシング部
40に当接する当接突起部28L,28Rとを設け、画
像形成ユニット10側には、読取側コネクタ部26と嵌
合される印字側コネクタ部22と、印字側コネクタ部の
近傍に配置され位置決め突起部27が挿入される挿入穴
部23と、当接突起部28L,28Rが当接される当接
壁面部29L,29Rとを有し、各部の接続により、各
ユニット間における着脱方向と異なる方向への位置ずれ
が禁止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、詳しくは、画像形成部と画像読取部とが相互にユニ
ット化され着脱可能に構成された多機能の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置、複写機、プリ
ンタ等の画像形成装置では、これらのうちの単一の機能
を有する製品のみならず、複数の機能を備えた複合機と
しての製品が提供されている。
【0003】例えば、近年のファクシミリ装置は、通常
の画像情報の送受信機能以外にも、コピー機能をも備え
た多機能の画像形成装置となっており、このようなファ
クシミリ装置では、例えば、原稿読取部で読み取った原
稿の画像情報を、他のファクシミリ装置のみならず、自
機内の画像形成部に供給して画像形成部でコピーするこ
とができるようになっている。
【0004】一方、最近では、例えば複写機のデジタル
化を進めて、これまでコピーを取るだけであった単機能
の複写機に複数の機能を持たせる多機能化が盛んに進め
られている。例えば、複写機に対してパーソナルコンピ
ュータ(以下、パソコンという。)を接続して、パソコ
ンからデータやコマンドを出力してコピーを取れるよう
にしたり、複写機に書類(原稿)を置くだけで自動的に
ファクシミリ装置として画像情報の送受信ができるよう
にするといった機能である。
【0005】また、普通紙を使用するファクシミリ装置
も複写機も、原稿読取部と画像形成部とを有する現像シ
ステムが共通であることから、原稿読取部と画像形成部
とをそれぞれ独立に動作できるようにして、一台で複数
台分の働きを実現した省スペースの複合機が注目を集め
ている。
【0006】以下、この最近注目を集めている省スペー
スの複合機についての、従来の代表的な構成例につい
て、図6及び図7を参照して説明する。図6及び図7に
示すように、従来の画像形成装置100は、シートに画
像を形成する画像形成ユニット101と、原稿の画像を
読み取る画像読取ユニット102とを有し、画像形成ユ
ニット101の画像形成ユニット本体103の上に画像
読取ユニット102全体が収まるように配置されること
で、設置面積の省スペース化が図られている。
【0007】画像形成ユニット101は、図6に示すよ
うに、画像形成ユニット本体103内に、給送カセット
134a、中板134b、給送ローラ135等からなる
シート給送部130と、シート給送部130の後段の搬
送ローラ136及び搬送コロ137と、搬送ローラ13
6及び搬送コロ137の後段のレジストローラ138及
びレジストコロ139と、後述する画像形成部Gと、画
像形成部Gの後段の定着器142と及び排出ローラ14
3と、パソコン等の外部機器と接続するための不図示の
インタフェース部と、が格納されている。
【0008】一方、画像読取ユニット102は、図6に
示すように、画像読取ユニット本体104内に、原稿の
画像を読み取る原稿読取部145及び原稿を搬送するた
めの原稿搬送路及びピックアップローラ148他の各種
ローラが配置されている。
【0009】まず、画像形成ユニット101側から説明
すると、画像形成ユニット101では、図7に示すよう
に、画像形成ユニット本体103の上部にはシートが排
出される排出トレイ144が形成され、画像形成ユニッ
ト本体103の下部にはシート給送部130の給送カセ
ット134aが取り付けられている。ここで、給送カセ
ット134は、シート搬送方向と直交した図7の矢印X
方向から挿入されることで、画像形成ユニット本体10
3に対して着脱可能となっている。
【0010】画像形成ユニット101においては、給送
カセット134a内の中板134b上に積載されたシー
トSは、給送ローラ135によって最上位のシートから
一枚ずつピックアップされ、搬送ローラ136及び搬送
コロ137によって、回転停止中のレジストローラ13
8とレジストコロ139からなるレジスト部へ送られ
る。そして、レジストローラ138に到達したシートS
は、シート先端がレジストローラ138、レジストコロ
139のニップに突き当たった後、所定のループを形成
するまで搬送が続けられて搬送方向を揃えられた後、画
像形成部Gへと送られる。
【0011】この画像形成部Gは、電子写真方式でシー
トに画像を形成するものであり、図示しないレーザスキ
ャナ、像担持体(画像形成手段)としての感光ドラム1
40、感光ドラム140に対向位置する転写ローラ14
1、図示しない現像手段等を有している。
【0012】画像形成部Gでは、画像情報に基づくレー
ザ光がレーザスキャナから感光ドラム140上に照射さ
れ、露光されることにより、感光ドラム140上に潜像
が形成される。この潜像は、前記現像手段から供給され
る現像剤(トナー)によりトナー像に現像され、現像さ
れた感光ドラム140上のトナー像が、転写ローラ14
1の帯電により、レジスト部により搬送されるシートS
の上面に転写される。そして、トナー像の転写を終えた
シートSは、後段の定着器142に搬送され、転写され
たトナー像が定着器142によって加熱定着される。そ
の後、シートSは、排出ローラ143を経て排出トレイ
144に排出される。
【0013】一方、画像形成ユニット101の上部に配
置された画像読取ユニット102は、図6及び図7に示
すように、画像読取ユニット本体146に対して、シー
ト材による原稿を積載する原稿積載トレイ146と原稿
が排出積載される原稿排出トレイ147とが相対向する
ように取り付けられ、下側の原稿排出トレイ147が画
像形成ユニット本体103の排出トレイ144と相対向
するようになっている。ここで、原稿は、原稿搬送方向
と同じ図7の矢印Y方向から原稿画像面を上向きにして
原稿積載トレイ146上にセットされる。そして、原稿
積載トレイ146上に積載された原稿は、画像読取ユニ
ット本体146内のピックアップローラ148により最
上位の原稿から一枚ずつ原稿読取部145に搬送され
る。原稿読取部145は、コンタクトイメージセンサを
有し、相対移動する原稿上面の画像についての光電読取
を行う。画像を読み取られた原稿は、原稿読取部145
の後段の搬送ローラで搬送されることにより、原稿排出
トレイ147に画像面を下側として排出される。
【0014】この画像形成装置100では、前記インタ
フェース部を介して外部のパソコン等と接続し、外部の
パソコン等から出力される画像データを画像形成ユニッ
ト101で入力してシート上に画像形成することによ
り、画像形成ユニット101単体でレーザビームプリン
タとして機能できるようになっている。また、前記イン
タフェース部を介して電話回線と接続し、電話回線を介
して転送される外部のファクシミリ装置からの画像デー
タを画像形成ユニット101で入力してシート上に画像
形成することにより、画像形成ユニット101単体でフ
ァクシミリ受信機としても機能できるようになってい
る。さらに、画像形成装置100では、画像読取ユニッ
ト102で読み取った原稿の画像情報を画像形成ユニッ
ト101に供給してシート上に画像形成することによ
り、複写機としても機能し、画像読取ユニット102で
読み取った原稿の画像情報を前記インタフェース部を介
して外部機器に出力するスキャナ装置又はファクシミリ
送信機としての機能も有している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような近年の多機
能型の画像形成装置では、画像形成ユニット側と画像読
取ユニット側とでそれぞれ独立した機能を有しているた
め、画像形成ユニットに対して画像読取ユニットを着脱
可能な構成とすれば、例えば通常は画像読取ユニットを
取り外して画像形成ユニット単体でプリンタ及びファク
シミリ受信機として使用し、必要に応じて画像読取ユニ
ットを取り付けて複写機及びファクシミリ送受信機とし
て使用することも可能となる。
【0016】しかしながら、画像形成ユニットに対して
画像読取ユニットをオプションとして着脱可能に構成す
る場合には、以下のような問題点があった。すなわち、
画像形成ユニットと画像読取ユニットとを着脱可能とす
るには、ユニット間の電気的接続を図るためのコネクタ
部と、ユニット間の位置決めを行うための突起部及び突
起部が嵌入される嵌入穴部とを、接続手段として双方の
ユニットに構成する必要がある。
【0017】ここで、ユニット同士の位置決めのための
構成としては、通常は突起部を長手方向に2箇所設け、
かつ、突起部が嵌入される相手側の部材に、嵌入穴部を
2箇所設けることが必要になる。具体的には、図7に示
すように、画像形成ユニット本体103の上部意匠面1
03aに対して画像読取ユニット本体104の下面部が
搭載される構成の場合には、画像読取ユニット本体10
4の下面部に、突起部を長手方向(搬送されるシートの
幅方向)に2箇所設け、かつ、突起部が嵌入される画像
形成ユニット本体103の上部意匠面103aに、位置
決め用の2箇所の嵌入穴部を設けることが必要になる。
【0018】しかしながら、このように画像形成ユニッ
ト本体103の上部意匠面103aに位置決め用の穴形
状を2箇所設けると、外観上見苦しくなり、一方で、そ
れを隠す蓋部材等の部品を追加すると、コストアップを
招くとともに、画像読取ユニット本体104の着脱時に
おけるユーザの操作が面倒になる等の問題点があった。
【0019】なお、突起部及び突起部が嵌入される位置
決め用の嵌入穴部を1箇所に減らすと、そのままでは機
械的強度が十分ではなく、突発的な外力がかかった場合
に、画像読取ユニット本体104が画像形成ユニット本
体103に対して、突起部と嵌入穴部の位置を中心とし
て水平方向に回動しようとし、コネクタの破損等が生じ
る虞があった。
【0020】このように、従来は、画像形成ユニットと
画像読取ユニットとの間で、ユニット間の電気的接続と
十分な強度の機械的接続を図りながら、ユニット本体間
の位置合わせと、外観(意匠)を損なうことのない接続
手段を低コストで実現することが困難であった。
【0021】本発明の目的は、画像読取ユニットと画像
形成ユニットとの着脱機構につき、コストアップを招く
ことなく、かつ画像形成ユニットの外観面への影響を最
小限に抑えた接続手段を備えた画像形成装置を提供する
ことにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置の第1の構成は、シートに画像を形成する画像形成手
段を備えた画像形成ユニットと、画像形成ユニットの上
方に配置され原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え
た画像読取ユニットとが、各ユニットのケーシング部に
設けられた接続手段を介して着脱可能に接続される画像
形成装置において、画像読取ユニット側の接続手段は、
画像形成ユニットとの電気的接続を行うための読取側コ
ネクタ部と、読取側コネクタ部の近傍に配置された位置
決め突起部と、画像形成ユニットとの接続時に画像形成
ユニットのケーシング部に当接する当接突起部とを有
し、画像形成ユニット側の接続手段は、画像読取ユニッ
トの読取側コネクタ部と嵌合される印字側コネクタ部
と、印字側コネクタ部の近傍に配置され画像読取ユニッ
トの位置決め突起部が挿入される挿入穴部と、画像読取
ユニットの当接突起部が当接される当接壁面部とを有
し、各接続手段同士が接続されると、画像形成ユニット
及び画像読取ユニット間における着脱方向と異なる方向
への位置ずれが禁止される。
【0023】本発明に係る画像形成装置の第2の構成
は、第1の構成において、画像読取ユニット側の接続手
段は、位置決め突起部及び当接突起部が画像読取ユニッ
トのケーシング部の底面よりも下方に突出形成され、画
像形成ユニット側の接続手段は、挿入穴部が画像形成ユ
ニットのケーシング部の上面に配置され、当接壁面部が
当該上面と連続する略垂直面に配置される。
【0024】本発明に係る画像形成装置の第3の構成
は、第2の構成において、画像形成ユニット側の接続手
段は、印字側コネクタ部及び挿入穴部が画像形成ユニッ
トのケーシング部の上面よりも下方側の位置に配置され
る。
【0025】本発明に係る画像形成装置の第4の構成
は、第1乃至第3のいずれか1の構成において、各接続
手段同士が接続されると、位置決め突起部及び挿入穴部
の位置を中心とした回動方向への位置ずれが禁止される
ように、当接突起部と当接壁面部とが当接する。
【0026】本発明に係る画像形成装置の第5の構成
は、第4の構成において、各接続手段同士が接続される
と、当接突起部が当接壁面部を押圧するように、当接突
起部と前記壁面部とが当接する。
【0027】本発明に係る画像形成装置の第6の構成
は、第1乃至第5のいずれか1の構成において、当接突
起部及び当接壁面部には、各接続手段同士の接続時にス
ナップフィットするスナップフィット部が設けられる。
【0028】本発明に係る画像形成装置の第7の構成
は、第1乃至第6のいずれか1の構成において、当接壁
面部は、画像形成ユニット本体に2箇所設けられ、当接
突起部は、各当接壁面部に対応する画像読取ユニットの
位置に、相対向して一対設けられる。
【0029】本発明に係る画像形成装置の第8の構成
は、第7の構成において、画像読取ユニット側の接続手
段は、読取側コネクタ部及び/又は位置決め突起部がい
ずれかの当接突起部の近傍に配置され、かつ、画像形成
ユニット側の接続手段は、印字側コネクタ部及び/又は
挿入穴部がいずれかの当接壁面部の近傍に配置される。
【0030】本発明に係る画像形成装置の第9の構成
は、第7又は第8の構成において、各接続手段は、接続
の際に、各当接突起部が各当接壁面部に接触し、続いて
位置決め突起部が挿入穴部に接触し、次に読取側コネク
タ部が印字側コネクタ部に接触する配置とされる。
【0031】本発明に係る画像形成装置の第10の構成
は、第9の構成において、各接続手段は、接続の際に、
各当接突起部の一端側を各当接壁面部の一端側に沿わせ
ることにより、読取側コネクタ部及び位置決め突起部と
印字側コネクタ部及び挿入穴部とがそれぞれ接続される
配置とされる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しながら詳細に説明する。以下に説明する各実施の形
態の画像形成装置は、机の上や棚の上などに設置して使
用される小型のものとなっている。
【0033】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態について、図1乃至図3を参照して説明する。こ
こで、本発明が適用される画像形成装置の概略構成につ
いて図1に示し、画像形成装置の第1の実施の形態につ
いて、図2及び図3に示している。
【0034】実施の形態の画像形成装置は、図1に示す
ように、シートに画像を形成する画像形成ユニット10
と、原稿の画像を読み取る画像読取ユニット11とを有
し、画像形成ユニット10の上に画像読取ユニット11
全体が収まるように配置されることで、設置面積の省ス
ペース化が図られている。
【0035】この画像形成装置では、図2に示すよう
に、画像形成ユニット10の上部に画像読取ユニット1
1が詳細を後述する接続手段を介して着脱可能に構成さ
れ、画像形成ユニット10と画像読取ユニット11とが
接続された状態では、図1に示すように、それぞれの背
面側が略面一の状態となる。画像形成ユニット10と画
像読取ユニット11は、それぞれ左右略対称の外形とな
っている。
【0036】また、画像形成装置では、画像読取ユニッ
ト11を取り外した状態における画像形成ユニット10
単体でも印字装置として動作し、画像読取ユニット11
がオプションとして取り付けられるようになっている。
【0037】画像形成ユニット10は、図1に示すよう
に、ケーシング部としての画像形成ユニット本体40内
に断面略C字状に折り返されたシート搬送路が形成さ
れ、このシート搬送路に沿って、シートが積載されるシ
ート積載トレイ1と、シート積載トレイ1上の最上位の
シートを給送する給送ローラ2と、搬送ローラ3及び搬
送コロ4と、シートの上面にトナー画像を形成する画像
形成部5と、定着器6と、排出ローラ7及び排出コロ8
と、シート排出トレイ9とがこの順に配置された構成と
なっている。また、画像形成ユニット本体40内には、
各ローラ2,3,8を回転駆動するための不図示の駆動
モータと、当該駆動モータや画像形成部5及び定着器6
等を制御する制御部51が格納されており、この制御部
51からの配線がコネクタ22に接続されている。さら
に、図示しないが、画像形成ユニット本体40には、パ
ーソナルコンピュータ等の外部装置や電話回線と接続す
るための接続コネクタ部が設けられ、この接続コネクタ
部の配線がインタフェース回路等を介して制御部51に
接続されている。
【0038】制御部51は、画像形成ユニット10全体
の制御を行うとともに、画像読取ユニット11が接続さ
れた場合における画像読取ユニット11側の制御をも行
うようになっている。
【0039】シート積載トレイ1は、画像形成ユニット
本体40に対して着脱可能なカセットタイプのものであ
り、図1及び図2に示すように、画像形成ユニット本体
40の前面側から、所定の傾斜角度で差し込まれること
で取り付けられる。
【0040】図2に示すように、画像形成ユニット本体
40は、前面の下方にシート積載トレイ1を挿入する挿
入口40aが形成され、また、上面の左奥側には、後述
するコネクタ22と位置決め穴部23が配置される窓部
24が形成される。さらに、画像形成ユニット本体40
の上面中央は、凹陥した形状となっており、3つの垂直
面部29L,29R,29Cと、シート排出トレイ9の
一部をなす傾斜面部29Dが形成されている。なお、画
像形成ユニット本体40の垂直面部29Cには、シート
が通過可能な不図示のシート排出口が形成されている。
【0041】シート排出トレイ9は、画像形成ユニット
本体40の傾斜面部29Dと、画像形成ユニット本体4
0の前面から突出し、画像形成ユニット本体40に対し
て着脱可能に取り付けられる板状部材29Eとから構成
されている。板状部材29Eは、傾斜面部29Dに対し
て略同一の傾斜角度となるように、画像形成ユニット本
体40に対して取り付けられる。
【0042】画像形成ユニット本体40内の画像形成部
5は、電子写真方式でシートに画像を形成するものであ
り、画像形成ユニット本体40内の上方に配置されたレ
ーザスキャナ52、像担持体(画像形成手段)としての
感光ドラム5a、感光ドラム5aに対向位置する転写ロ
ーラ5b、感光ドラム5aに現像剤(トナー)を供給す
る現像手段5c等を有している。画像形成部5の動作に
ついては、図6で上述した通りであるため、説明を省略
する。
【0043】画像形成ユニット10では、画像形成動作
の際に、駆動モータにより給送ローラ2が図1の時計回
り方向に回転駆動されることによって、シート積載トレ
イ1に積載されたシートについて、最上位のシートから
一枚ずつ給送ローラ2によってピックアップされ、搬送
ローラ3及び搬送コロ4によって画像形成部5へと送ら
れる。そして、当該シートは、画像形成部5で上面にト
ナー画像を転写された後に、定着器6で熱及び圧力を加
えられることによって当該トナー画像が定着され、折り
返されたシート搬送路を通過することにより画像面が下
側に反転され、排出ローラ7及び排出コロ8によって当
該画像面を下向きにしてシート排出トレイ9上にフェイ
スダウン排出される。
【0044】一方、画像形成ユニット10の上部に配置
される画像読取ユニット11は、図1に示すように、ケ
ーシング部としての画像読取ユニット本体41内に略U
字状に折り返された原稿搬送路が形成され、この原稿搬
送路に沿って、原稿のシートが積載される原稿積載トレ
イ12、ピックアップローラ13、給送ローラ14及び
給送コロ15、画像読取手段としてのコンタクトイメー
ジセンサ16、搬送ローラ17及び搬送コロ18、排出
ローラ19及び排出コロ20、原稿排出トレイ21がこ
の順に配置された構成となっている。また、図示しない
が、画像読取ユニット本体41内には、各ローラ13,
14,17,19を回転駆動するための駆動モータや、
当該駆動モータやコンタクトイメージセンサ16を制御
するための回路基板が格納されており、この回路基板か
らの配線が後述するコネクタ26に接続されている。
【0045】図1に示すように、原稿積載トレイ12及
び原稿排出トレイ21は、画像読取ユニット本体41の
各取付開口部(図示せず)に所定の傾斜角度で差し込ま
れて取り付けられる。原稿積載トレイ12及び原稿排出
トレイ21の各先端部は、画像読取ユニット本体41の
前面部から外部に突出し、画像形成ユニット10のシー
ト排出トレイ9及びシート積載トレイ1の各先端部と同
方向となっている。
【0046】ピックアップローラ13は、原稿積載トレ
イ12に積載された原稿を1枚ずつピックアップする。
ピックアップローラ13の下流側の給送ローラ14及び
給送コロ15は、ピックアップローラ13によりピック
アップされた原稿をコンタクトイメージセンサ16に給
送する。コンタクトイメージセンサ16は、相対移動す
る原稿上面の画像についての光電読取を行う。
【0047】画像読取ユニット11では、画像読取動作
の際に、駆動モータにより各ローラ13,14,17,
19が図1の時計回り方向に回転駆動されることによっ
て、画像面を上向き(フェイスアップ)にして原稿積載
トレイ12上にセットされた原稿のシートが、ピックア
ップローラ13により最上位の原稿から一枚ずつピック
アップされ、給送ローラ14及び給送コロ15によりコ
ンタクトイメージセンサ16へと送られる。この原稿
は、コンタクトイメージセンサ16により上面の画像を
光電読み取りされ、搬送ローラ17及び搬送コロ18で
折り返されたシート搬送路に沿って搬送されることによ
り、画像面が下側に反転されて進行方向を変え、排出ロ
ーラ19及び排出コロ20によって画像面を下向きにし
て原稿排出トレイ21上に排出される。
【0048】この画像形成装置では、画像読取ユニット
11を画像形成ユニット10から取り外した状態であっ
ても、画像形成ユニット本体40の前記接続コネクタ部
を介して外部のパソコン等と接続し、外部のパソコン等
から出力される画像データやコマンド等を画像形成ユニ
ット10で入力してシート上に画像形成することによ
り、画像形成ユニット10単体でレーザビームプリンタ
として機能できるようになっている。また、前記接続コ
ネクタ部を介して電話回線と接続し、電話回線を介して
転送される外部のファクシミリ装置からの画像データを
画像形成ユニット10で入力してシート上に画像形成す
ることにより、画像形成ユニット10単体でファクシミ
リ受信機としても機能できるようになっている。
【0049】また、この画像形成装置は、画像形成ユニ
ット10と画像読取ユニット11とが接続された図1の
状態では、画像読取ユニット102で読み取った原稿の
画像情報を画像形成ユニット101に供給してシート上
に画像形成することにより、複写機としても機能し、画
像読取ユニット102で読み取った原稿の画像情報を前
記インタフェース部を介して外部機器に出力するスキャ
ナ装置又はファクシミリ送信機としての機能も有してい
る。
【0050】次に、図2及び図3を参照して、画像形成
ユニット10と画像読取ユニット11との接続手段につ
いて詳細に説明する。
【0051】画像読取ユニット11側の接続手段は、画
像形成ユニット10との電気的接続を行うための読取側
コネクタ部としてのコネクタ26と、コネクタ26の近
傍に配置された位置決め突起部27と、画像形成ユニッ
ト本体40に当接するための一対の当接突起部28L,
28Rとを有している。
【0052】一方、画像形成ユニット10側の接続手段
は、画像読取ユニット11のコネクタ26と嵌合される
印字側コネクタ部としてのコネクタ22と、コネクタ2
2の近傍に配置され画像読取ユニット11の位置決め突
起部27が挿入される挿入穴部である位置決め穴部23
と、画像読取ユニット11の当接突起部28L,28R
が当接される当接壁面部としての垂直面部29L,29
R,29Cを有している。
【0053】画像読取ユニット11のコネクタ26、位
置決め突起部27、及び当接突起部28L,28Rは、
図3に示すように、画像読取ユニット本体41の底面4
1aよりも下方側に突出するように配置される。具体的
には、画像読取ユニット11では、コネクタ26の先端
(下端)が底面41aよりも若干下側になり、位置決め
突起部27の先端がコネクタ26の先端よりも若干下側
になり、さらに、各当接突起部28L,28Rの先端が
位置決め突起部27の先端よりも下側になるように構成
される。これにより、画像読取ユニット11を机等の上
に置いた場合に、コネクタ26が机等に接触しないた
め、机上のゴミや衝撃等からコネクタ26が保護され
る。
【0054】位置決め突起部27は、略円柱状の外形を
有し、先端側がテーパ状に絞り込まれている。
【0055】各当接突起部28L,28Rは、全体略板
状の外形を有し、画像読取ユニット本体41の左右両端
に近い位置に、相互に対向するように設けられている。
本実施の形態では、左側の当接突起部28Lがコネクタ
26及び位置決め突起部27の近傍に配置された構成と
なっている。各当接突起部28L,28Rの先端側は、
画像形成ユニット本体40の傾斜面部29Dの傾斜角度
に対応した角度で、画像読取ユニット本体41の低面4
1aに対して傾斜している。
【0056】各当接突起部28L,28Rは、画像形成
ユニット10の画像形成ユニット本体40と当接する側
の面に、それぞれ3つのリブ28a,28b,28cが
形成され、図3に示すように、各リブの基端側の肉厚
(高さ)が先端側よりも厚い構成となっている。なお、
各当接突起部28L,28Rの距離は、画像形成ユニッ
ト10で使用される最大のシート幅よりも大きくなって
いる。
【0057】一方、画像形成ユニット10のコネクタ2
2と位置決め穴部23は、画像形成ユニット本体40の
上面(上部意匠面)40bに形成された上述の窓部24
内に配置され、コネクタ22及び位置決め穴部23の上
部が、画像形成ユニット本体40の上部意匠面40bよ
りも下側の位置になるように構成されている。
【0058】画像形成ユニット本体40の窓部24は、
コネクタ22と位置決め穴部23とを外方(上側)に臨
ませるとともに、画像読取ユニット11が接続されてい
ない場合には、板状の蓋部材25が取り付け可能となっ
ている。この蓋部材25は、窓部24の平面形状と略同
形とされ、窓部24に対して嵌めこまれることにより、
プリンタ側コネクタ22と位置決め穴部23とを覆い隠
す。これにより、画像形成ユニット10の上部意匠面4
0bにおける見栄えが悪くなるのを防ぐとともに、プリ
ンタ側コネクタ22や、画像形成ユニット10の内部に
ゴミや水滴等が入るのが防止される。
【0059】なお、画像形成ユニット10の見栄え上か
らは、蓋部材25を窓部24に取り付けた際に、画像形
成ユニット10の上面と蓋部材25とが略面一になる構
成とすることが好ましい。また、部品の紛失防止の観点
からは、画像形成ユニット本体40の窓部24に対して
蓋部材25をスライド式に移動可能な構成としても良
い。
【0060】各垂直面部29L,29R,29Cは、上
端側が画像形成ユニット本体40の上部意匠面40bか
ら連続し、下端側が上述した傾斜面部29Dに連続す
る。また、垂直面部29Cの両コーナー側は、画像読取
ユニット11の接続時に画像読取ユニット本体41の各
突起部28L,28Rが当接する当接ガイド面となる。
【0061】この画像形成装置では、コネクタ22,2
6が接続されることにより、画像形成ユニット10側か
ら画像読取ユニット11に電力が供給され、画像読取ユ
ニット11の各部が動作可能な状態となる。
【0062】このような構成とされた画像形成装置にお
いて、画像読取ユニット11を画像形成ユニット10に
接続する際には、蓋部材25を画像形成ユニット本体4
0の窓部24から取り外した後に、画像読取ユニット1
1の各当接突起部28L,28Rの一端側(リブ28a
側)を画像形成ユニット10の垂直面部29Cに当接さ
せながら画像読取ユニット11を画像形成ユニット10
側に近づけて行く。これにより、画像読取ユニット11
の位置決め突起部27と画像形成ユニット10の位置決
め穴部23との位置が合った状態で相互に接触し、接続
が開始され、続いて、画像読取ユニット11のコネクタ
26と画像形成ユニット10のコネクタ22との位置が
合った状態で接続が開始される。そして、画像読取ユニ
ット11の各当接突起部28L,28Rの各リブ28a
〜28cと画像形成ユニット10の各垂直面部29L,
29Rとが嵌合して、各当接突起部28L,28Rの下
端部が画像形成ユニット本体40の傾斜面部29Dに突
き当てられたところで、画像読取ユニット本体41の底
面41aが画像形成ユニット本体40の上部意匠面40
aに略当接した接続状態となる。
【0063】この接続状態では、画像読取ユニット11
の各当接突起部28L,28Rが画像形成ユニット10
の各垂直面部29L,29Rを適度な力で内側から外側
に押圧しており、ユニット間における着脱方向(上下方
向)と異なる方向への位置ずれが禁止される。また、各
当接突起部28L,28Rの一端側(リブ28a側)が
画像形成ユニット10の垂直面部29Cに当接した状態
となることからも、位置決め突起部27及び挿入穴部2
3を中心とした回動方向への位置ずれが有効に禁止さ
れ、コネクタ22,26の破損が防止される。
【0064】なお、画像読取ユニット11を画像形成ユ
ニット10から取り外す場合には、例えば画像読取ユニ
ット本体41の左右両側面側を把持して、そのまま上方
に引き上げれば良い。
【0065】(第2の実施の形態)次に、図4の外観斜
視図を参照して、画像形成装置の第2の実施の形態につ
いて説明する。なお、第2の実施の形態では、図1乃至
図3で説明した第1の実施の形態に対して、接続手段の
構成のみが異なっているため、同一部分については同一
符号を付して適宜その説明を省略する。
【0066】第2の実施の形態では、図4に示すよう
に、画像読取ユニット11側の接続手段として、上述し
たコネクタ26及び位置決め突起部27(図3参照)
と、画像形成ユニット本体40に当接するための一対の
当接突起部30L,30Rとを有している。ここで、画
像読取ユニット11の当接突起部は、第1の実施の形態
では画像読取ユニット本体41の底面41aから形成さ
れていたのに対して、この第2の実施の形態では、画像
読取ユニット本体41の左右両側面部が底面41aより
も下方に延設されたフランジ状の構成となっている。な
お、第2の実施の形態では、各当接突起部30L,30
Rの先端側が、画像読取ユニット本体41の底面41a
と略平行に構成されている。
【0067】画像読取ユニット11のコネクタ、位置決
め突起部、及び当接突起部30L,30Rは、第1の実
施の形態と同様に、画像読取ユニット本体41の底面4
1aよりも下方側に突出するように配置される。具体的
には、画像読取ユニット11では、コネクタの先端(下
端)が底面41aよりも若干下側になり、位置決め突起
部の先端がコネクタ26の先端よりも若干下側になり、
さらに、各当接突起部30L,30Rの先端が位置決め
突起部の先端よりも下側になるように構成される。これ
により、画像読取ユニット11を机等の上に置いた場合
に、コネクタ26が机等に接触しないため、机上のゴミ
や衝撃等からコネクタ26が保護される。また、この第
2の実施の形態では、上述のように各当接突起部30
L,30Rの先端側が画像読取ユニット本体41の底面
41aと略平行であるため、画像読取ユニット11を机
上等に置く場合の設置状態が安定する。
【0068】一方、画像形成ユニット10側の接続手段
は、上述したコネクタ22及び位置決め穴部23と、画
像読取ユニット11の当接突起部30L,30Rが当接
される当接壁面部としての垂直面部31L,31Rを有
している。ここで、画像形成ユニット10の当接壁面部
は、第1の実施の形態では画像形成ユニット本体40の
垂直面部29L,29R,29Cを用いたのに対して、
この第2の実施の形態では、図4に示すように、画像形
成ユニット本体40の左右の外側面部を溝状に切り欠い
た形状とすることによって構成している。
【0069】このような構成の第2の実施の形態におい
て、画像読取ユニット11を画像形成ユニット10に接
続する際には、上述した蓋部材25を画像形成ユニット
本体40Aから取り外した後に、画像読取ユニット11
の各当接突起部30L,30Rの一端側を画像形成ユニ
ット10の垂直面部31L,31Rの手前側(図4の右
側)の端部に当接させながら画像読取ユニット11を画
像形成ユニット10側に近づけて行く。これにより、第
1の実施の形態と同様に、画像読取ユニット11の位置
決め突起部と画像形成ユニット10の位置決め穴部23
との位置が合った状態で相互に接触し、接続が開始さ
れ、続いて、画像読取ユニット11のコネクタと画像形
成ユニット10のコネクタ22との位置が合った状態で
接続が開始される。そして、画像読取ユニット11の各
当接突起部30L,30Rの内面と画像形成ユニット1
0の各垂直面部31L,31Rとが嵌合して、各当接突
起部30L,30Rの下端部が各垂直面部31L,31
Rの下端部に突き当てられたところで、画像読取ユニッ
ト本体41の底面41aが画像形成ユニット本体40の
上部意匠面40aに略当接した接続状態となる。
【0070】この接続状態では、画像読取ユニット11
の各当接突起部30L,30Rが画像形成ユニット10
の各垂直面部31L,31Rを適度な付勢力で外側から
内側に付勢しており、ユニット間における着脱方向(上
下方向)と異なる方向への位置ずれが禁止される。そし
て、各当接突起部30L,30Rの一端側(トレイ1
2,21側)が画像形成ユニット10の垂直面部31
L,31Rの手前側(図4の右側)の端部に当接した状
態となることからも、位置決め突起部及び挿入穴部23
を中心とした回動方向への位置ずれが有効に禁止され、
コネクタ22,26の破損が防止される。
【0071】(第3の実施の形態)次に、図5の外観斜
視図を参照して、画像形成装置の第3の実施の形態につ
いて説明する。なお、第3の実施の形態では、図1乃至
図3で説明した第1の実施の形態に対して、接続手段の
構成のみが異なっているため、同一部分については同一
符号を付して適宜その説明を省略する。
【0072】第3の実施の形態では、図2及び図5を比
較して分かるように、接続手段の配置については第1の
実施の形態と同じであり、画像読取ユニット11を画像
形成ユニット10に取り付ける際に各接続手段がスナッ
プフィットするように構成した所が第1の実施の形態と
異なっている。
【0073】具体的には、図5に示すように、第3の実
施の形態における当接突起部28L,28Rは、上述し
たリブ28a〜28cを備えず、先端側の略中央部にス
ナップフィット係合部32L,32Rが形成されてい
る。一方、対応する画像形成ユニット10の当接壁面部
である垂直面部29L,29R及び傾斜面部29Dの位
置に、各スナップフィット係合部32L,32Rが係合
するスナップフィット係合溝部33L,33Rが形成さ
れる。
【0074】各スナップフィット係合部32L,32R
は、基端側が各当接突起部28L,28Rの先端側から
溝状に切り欠かれるようにして形成され、先端側が各当
接突起部28L,28Rの傾斜した先端側よりも図5の
下側及び外側に突起した形状となっている。
【0075】各スナップフィット係合溝部33L,33
Rは、垂直面部29L,29Rと傾斜面部29Dとの接
続部に形成され、スナップフィット係合部32L,32
Rの上述した先端側が係合し、かつ外観上の違和感が生
じない程度に凹陥した形状となっている。
【0076】このような構成とされた第3の実施の形態
において、画像読取ユニット11を画像形成ユニット1
0に接続する際には、図2で説明した蓋部材25を画像
形成ユニット本体40から取り外した後に、画像読取ユ
ニット11の各当接突起部28L,28Rの一端側を画
像形成ユニット10の垂直面部29Cに当接させながら
画像読取ユニット11を画像形成ユニット10側に近づ
けて行く。
【0077】このとき、画像形成ユニット10の各垂直
面部29L,29Rに対して、スナップフィット係合部
32L,32Rの先端側が当接して内側に弾性変形す
る。
【0078】続いて、画像読取ユニット11の位置決め
突起部27と画像形成ユニット10のび位置決め穴部2
3との位置が合った状態で相互に接触し、接続が開始さ
れ、次いで、画像読取ユニット11のコネクタ26と画
像形成ユニット10のコネクタ22との位置が合った状
態で接続が開始される。
【0079】そして、各当接突起部28L,28Rの下
端部が画像形成ユニット本体40の傾斜面部29Dに突
き当てられ、画像読取ユニット本体41の底面41aが
画像形成ユニット本体40の上部意匠面40aに略当接
した接続状態となり、この際に、スナップフィット係合
部32L,32Rがスナップフィット係合溝部33L,
33Rに嵌め込まれて係合することで、ロック状態とな
る。
【0080】この接続状態では、上述した第1の実施の
形態と同様に、画像読取ユニット11の各当接突起部2
8L,28Rが画像形成ユニット10の各垂直面部29
L,29Rを適度な付勢力で内側から外側に付勢してお
り、ユニット間における着脱方向(上下方向)と異なる
方向への位置ずれが禁止される。また、各当接突起部2
8L,28Rの一端側が画像形成ユニット10の垂直面
部29Cに当接した状態となることからも、位置決め突
起部27及び挿入穴部23を中心とした回動方向への位
置ずれが有効に禁止され、コネクタ22,26の破損が
防止される。さらに、本実施の形態では、上述のよう
に、スナップフィット係合部32L,32Rがスナップ
フィット係合溝部33L,33Rに嵌め込まれてロック
状態となるので、着脱方向と異なる方向への位置ずれが
第1の実施の形態よりもより確実に防止される。
【0081】このように、第3の実施の形態では、各当
接突起部28L,28Rの先端側にスナップフィット係
合部32L,32Rを設け、当該スナップフィット係合
部32L,32Rに係合する穴等の形状を画像形成ユニ
ット10側に形成することで、部品を追加することなく
ロック機構を実現している。
【0082】以上のように、各実施の形態における画像
形成装置では、画像形成ユニット10と画像読取ユニッ
ト11とを接続する接続手段として、画像形成ユニット
10側に当接突起部を設け、この当接突起部を画像読取
ユニット11の壁面部に当接させる構成としたので、画
像読取ユニット11と画像形成ユニット10との着脱機
構につき、画像形成ユニット10側のコネクタ22及び
位置決め穴部23が設けられた窓部24及びこれを覆う
蓋部材25を1箇所のみとした場合でも十分な機械的強
度が得られ、コストアップを招くことなく、かつ画像形
成ユニットの外観面への影響を最小限に抑えた接続手段
となっている。
【0083】そして、画像読取ユニット11が取り付け
られる画像形成ユニット10の上部意匠面40bに接続
用の窓部24を1箇所にだけ設け、この窓部24を塞ぐ
蓋部材25を一つとすることで、画像読取ユニット11
の着脱時の作業が面倒にならず、画像形成ユニット10
だけ使用したり、画像形成ユニット10と画像読取ユニ
ット11とを一体化して使用するなど、ユーザの多様な
ニーズに最小のコストで応えることが可能となる。
【0084】上述した各実施の形態では、画像読取ユニ
ット11側に当接突起部を一対設ける構成としたが、位
置決め突起部27及び位置決め穴部23の強度や、当接
突起部の当接状態等によっては、位置決め突起部27の
近傍側の当接突起部(28L,30L)を省略する構成
としても良い。この場合は、例えば位置決め突起部27
及び位置決め穴部23の形状を例えば平面角柱状とする
ことにより、回動方向の位置ずれを、位置決め突起部2
7及び位置決め穴部23である程度吸収させることも可
能である。
【0085】また、上述した各実施の形態では、画像形
成ユニット10側のコネクタ22及び位置決め穴部23
と、画像読取ユニット11側のコネクタ26及び位置決
め突起部27を、それぞれ各ユニットの左側に配置して
いるが、この配置に限定されるものではなく、各ユニッ
トの右側や奥側等に配置しても良い。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像読取ユニットと画像形成ユニットとの着脱機構につ
き、コストアップを招くことなく、かつ画像形成ユニッ
トの外観面への影響を最小限に抑えた接続手段を備えた
画像形成装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の概略構成を説
明するための断面図である。
【図2】画像形成装置の第1の実施の形態を説明する図
であり、画像形成ユニットと画像読取ユニットとを分離
した状態を示す外観斜視図である。
【図3】図2の画像読取ユニットを下側から表した外観
斜視図である。
【図4】画像形成装置の第2の実施の形態を説明する図
であり、画像形成ユニットと画像読取ユニットとを分離
した状態を示す外観斜視図である。
【図5】画像形成装置の第3の実施の形態を説明する図
であり、画像形成ユニットと画像読取ユニットとを分離
した状態を示す外観斜視図である。
【図6】従来の画像形成装置の構成例を示す断面概略図
である。
【図7】従来の画像形成装置の構成例を示す外観斜視図
である。
【符号の説明】
10 画像形成ユニット 11 画像読取ユニット 40 画像形成ユニット本体40(ケーシング部) 40a 挿入口 40b 上部意匠面(上面) 41 画像読取ユニット本体41(ケーシング部) 41a 底面 1 シート積載トレイ 2 給送ローラ 3 搬送ローラ 4 搬送コロ 5 画像形成部(画像形成手段) 6 定着部 7 排出ローラ 8 排出コロ 9 シート排出トレイ 12 原稿積載トレイ 13 ピックアップローラ 14 給送ローラ 15 給送コロ 16 コンタクトセンサ(画像読取手段) 17 搬送ローラ 18 搬送コロ 19 排出ローラ 20 排出コロ 21 原稿排出トレイ 22 コネクタ(印字側コネクタ部) 26 コネクタ(読取側コネクタ部) 23 位置決め穴部(挿入穴部) 24 窓部 25 蓋部材 27 位置決め突起部 28L,28R 当接突起部 29L,29R,29C 垂直面部(当接壁面部) 29D 傾斜面部 29E 板状部材 30L,30R 当接突起部 31L,31R 垂直面部(当接壁面部) 32L,32R スナップフィット係合部(スナップフ
ィット部) 33L,33R スナップフィット係合溝部(スナップ
フィット部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千野 英人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H071 BA03 BA13 BA16 BA20 BA29 DA02 5C062 AA02 AA05 AB17 AB21 AD05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに画像を形成する画像形成手段を
    備えた画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットの上
    方に配置され原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え
    た画像読取ユニットとが、各ユニットのケーシング部に
    設けられた接続手段を介して着脱可能に接続される画像
    形成装置において、 前記画像読取ユニット側の接続手段は、前記画像形成ユ
    ニットとの電気的接続を行うための読取側コネクタ部
    と、前記読取側コネクタ部の近傍に配置された位置決め
    突起部と、前記画像形成ユニットとの接続時に前記画像
    形成ユニットのケーシング部に当接する当接突起部とを
    有し、 前記画像形成ユニット側の接続手段は、前記画像読取ユ
    ニットの前記読取側コネクタ部と嵌合される印字側コネ
    クタ部と、当該印字側コネクタ部の近傍に配置され前記
    画像読取ユニットの前記位置決め突起部が挿入される挿
    入穴部と、前記画像読取ユニットの前記当接突起部が当
    接される当接壁面部とを有し、 各接続手段同士が接続されると、前記画像形成ユニット
    及び前記画像読取ユニット間における着脱方向と異なる
    方向への位置ずれが禁止されることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像読取ユニット側の接続手段は、
    前記位置決め突起部及び前記当接突起部が前記画像読取
    ユニットの前記ケーシング部の底面よりも下方に突出形
    成され、 前記画像形成ユニット側の接続手段は、前記挿入穴部が
    前記画像形成ユニットの前記ケーシング部の上面に配置
    され、前記当接壁面部が当該上面と連続する略垂直面に
    配置されたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成ユニット側の接続手段は、
    前記印字側コネクタ部及び前記挿入穴部が前記画像形成
    ユニットの前記ケーシング部の上面よりも下方側の位置
    に配置されたことを特徴とする請求項2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 各接続手段同士が接続されると、前記位
    置決め突起部及び前記挿入穴部の位置を中心とした回動
    方向への位置ずれが禁止されるように、前記当接突起部
    と前記当接壁面部とが当接することを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 各接続手段同士が接続されると、前記当
    接突起部が前記当接壁面部を押圧するように、前記当接
    突起部と前記当接壁面部とが当接することを特徴とする
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記当接突起部及び前記当接壁面部に
    は、各接続手段同士の接続時にスナップフィットするス
    ナップフィット部が設けられたことを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれか1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記当接壁面部は、前記画像形成ユニッ
    ト本体に2箇所設けられ、 前記当接突起部は、各当接壁面部に対応する前記画像読
    取ユニットの位置に、相対向して一対設けられたことを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれか1記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記画像読取ユニット側の接続手段は、
    前記読取側コネクタ部及び/又は前記位置決め突起部が
    いずれかの前記当接突起部の近傍に配置され、かつ、前
    記画像形成ユニット側の接続手段は、前記印字側コネク
    タ部及び/又は前記挿入穴部がいずれかの前記当接壁面
    部の近傍に配置されたことを特徴とする請求項7記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 各接続手段は、接続の際に、前記各当接
    突起部が前記各当接壁面部に接触し、続いて前記位置決
    め突起部が前記挿入穴部に接触し、次に前記読取側コネ
    クタ部が前記印字側コネクタ部に接触する配置とされた
    ことを特徴とする請求項7又は8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 各接続手段は、接続の際に、前記各当
    接突起部の一端側を前記各当接壁面部の一端側に沿わせ
    ることにより、前記読取側コネクタ部及び前記位置決め
    突起部と前記印字側コネクタ部及び前記挿入穴部とがそ
    れぞれ接続される配置とされたことを特徴とする請求項
    9記載の画像形成装置。
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