JP2665700B2 - 押出材の牽引方法および装置 - Google Patents

押出材の牽引方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は押出プレスによって押出
成形される長尺の型材をランアウトテーブル上に牽引す
る装置であって、特に押出材をクランプ牽引するプラー
を装備した押出材の牽引方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に押出プレスから押出された型材は
その先端をクランプ手段によって把持するプラーによっ
て牽引され、押出直後の熱収縮による変形を防止しなが
ら引出されてランアウトテーブルに載せられる。このよ
うな牽引装置は、牽引完了後にプラーを押出プレスまで
復帰移動させて次の押出材を牽引させる必要があるが、
押出サイクルに適応して復帰させるためには押出材の長
さに相当する長い距離を移動させなければならない。こ
のため、従来から各種の方法が提案されている。
【0003】例えば、実公昭59−22883号公報に
はランアウトテーブルの両側に2つのレールを敷設し、
これにそれぞれプラーを装備した構造としておき、少な
くとも1基のプラーが稼働している場合に他方のプラー
が押出プレス側にて待機するようにして押出サイクルに
適応させている。この場合、2基のプラーのクランプは
同一経路を移動するため、クランプ部分を上方に持上げ
て干渉しないように配慮している。また、実公昭55−
7284号公報には牽引時の走行ガイドレールと復帰時
のガイドレールを平行に一対設けるとともに、両ガイド
レールの橋渡しをなすサブレールを両端に設けておき、
走行できるレールの切換えにより2基のプラーによる牽
引作業と復帰移動が相互に干渉しないように構成した例
が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の牽引
装置では、2基のプラーを独立した走行案内レールによ
って走行させるように構成しているため、ランアウトテ
ーブルの周辺スペースにおける牽引装置の占める割合が
非常に高く、クーリングテーブル等を含む押出プレスの
後面設備が大型化してしまい、またそのための設備負担
が高くなってしまう問題があった。
【0005】本発明の目的は、上記従来の問題点に着目
し、小型省スペースで設備負担の少ない構造の押出材牽
引装置としつつ、単一レールを押出サイクルに合わせて
2基のプラーを干渉させることなく的確に移動させて牽
引作業と復帰移動を最小限のサイクルで行わせることが
できる押出材の牽引方法および装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る押出材の牽引方法は、単一レールに対
して2基のプラーを走行案内可能とするとともに、前記
単一レールの途中にてプラー待避部を設けておき、予め
1基のプラーを前記待避部に待機させ、押出材牽引プラ
ーが前記待避部を通過した後に待避部に待機しているプ
ラーを単一レールに切換え復帰させて押出機側に移動さ
せるとともに、この復帰プラーによる押出材牽引操作中
に先行プラーを前記待避部に移動待機させるサイクルを
繰り返して押出材の牽引をなすように構成した。
【0007】また、本発明に係る押出材の牽引装置は、
ランアウトテーブルに沿って配置されたプラーを走行案
内するレールを単一レールとし、この単一レールに沿っ
て2基のプラーを独立走行駆動可能に取付けるととも
に、前記単一レールの途中には引き込みレールとこれに
平行なサブレールからなりレール切換え可能なプラー待
避部を設けた構成としたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、2基のプラーは単一のガイ
ドレールによって走行案内されるが、1基のプラーを単
一レールの途中に設けた待避部にて待機させることがで
きる。そして、この待避中はサブレールが単一レールを
接続しているので、他のプラーの走行障害は生じない。
このため、1基のプラーにより押出材を牽引させてお
き、これが待避部を通過した時点で待避プラーを単一レ
ールに復帰させ、牽引の後半工程中に待機していたプラ
ーを押出プレス側に復帰移動させることができる。そし
て、復帰プラーが押出材をクランプして牽引動作に入っ
た後、待避部に達するまでの時間を利用して先行プラー
を当該待避部に移動させて単一レールから待避させてお
けばよい。このため、牽引工程の前半と後半の移動時間
を利用して単一レール走行を可能としているので、2基
のプラーにそれぞれ独立したガイドレールを敷設する必
要がなくなり、設備負担を小さくし、かつ省スペース化
を実現できるのである。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係る押出材の牽引方法およ
び装置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0010】図1は実施例に係る牽引装置による作業工
程を示しているが、この装置は基本的には押出プレス1
0の後方に設置されるランアウトテーブル12に沿って
敷設された単一の走行ガイドレール14を具備し、この
単一ガイドレール14に対して2基のプラーA、Bを独
立走行駆動可能にし、かつ単一ガイドレール14の途中
にプラー待避部16を設けた構造とされている。すなわ
ち、ランアウトテーブル12の片側部に平行に単一のガ
イドレール14をテーブル全長にわたるように敷設して
おり、また、プラーA、Bをそれぞれ走行駆動させるた
め、一対のチェーン18A、18Bが押出プレス10側
とランアウトテーブル12の先端部側にに設けたスプロ
ケット(図示せず)に掛け回されており、これはガイド
レール14の上方に配置して敷設されている。そしてラ
ンアウトテーブル12の先端部側のスプロケットには回
転駆動モータ20A、20Bが設置され、これによって
チェーン18A、18Bをそれぞれ走行駆動させるよう
にしている。このような構成において、ガイドレール1
4の中間位置には上記したように、プラー待避部16が
設置されており、この詳細構造を図2〜図3に基づいて
説明する。
【0011】ガイドレール14はその途中を分断されて
おり、この分断部の下部にはガイドレール14の敷設方
向と直交する方向に移動可能に横行テーブル22を設け
ている。横行テーブル22は固定ベース24との接合面
部に形成した横行ガイド26によって走行案内されてい
る。固定ベース24の一端部には回転支軸27を介して
水平回転可能な駆動アーム28が取付けられ、このアー
ム28の一端を横行駆動用シリンダ30に連結するとと
もに、他端を横行テーブル22に連係して該テーブル2
2の横行移動を行わせるものとしている。
【0012】このような横行テーブル22にはレールサ
ポート32が立設固定されており、当該固定レールサポ
ート32の片面部に対して前述したプラー走行ガイドレ
ール14と整列可能な引き込みレール34を取付けてい
る。プラー走行ガイドレール14は図3(2)に示して
いるように、単一レール構造ではあるが、単一走行ライ
ンに沿う上下レールパイプ14U,14Dにより構成さ
れ、この上下レールパイプ14U、14DをプラーA、
Bによって挟み込ませて走行させるものとしている。こ
れと同様に、引き込みレール32は上下レールパイプ3
2U、32Dを平行にしてガイドレール14側の上下レ
ールパイプ14U、14Dとそれぞれ同軸に整列して同
一走行ラインを形成し得るようになっている。もちろ
ん、引き込みレール32はガイドレール14の分断部分
を補完する長さに形成されている。このような引き込み
レール32は横行テーブル22の移動により、プラー走
行ラインを規定しているガイドレール14と整列した位
置と、ラインから外れた側方(図3(1)の左方向)の
待避位置との2位置を取り得るようになっている(想像
線位置)。
【0013】また、上記引き込みレール32が取付けら
れた横行テーブル22には、更に引き込みレール32と
同一構造とされた上下レールパイプ36U、36Dから
なるサブレール36が設けられている。これは上記引き
込みレール34の待避方向と反対側、すなわちランアウ
トテーブル12に近接する側に配置されており、当該横
行テーブル22上で当該横行テーブルと同方向に摺動し
得るように構成されている。サブレール36は固定レー
ルサポート32と平行に立設された可動レールサポート
38に取付けられており、移動のためにサポート38の
下端部にはスライドベース40を一体的に設け、これを
横行テーブル22の上面部にて摺動し得るように設置し
ている。可動レールサポート38は固定ベース24に取
付けられた一対の位置決めスプリング装置42に連結さ
れ、引き込みレール34が走行ガイドレール14と整列
状態にあるときに固定レールサポート32とランアウト
テーブル12の間に位置するように保持されている(図
2〜3の状態)。そして、横行テーブル22の移動によ
って引き込みレール34が待避動作したときに(図3想
像線位置)、サブレール36が走行ガイドレール14に
整列するように移動されるものとなっている。このため
横行テーブル22には可動レールサポート38のスライ
ドベース40の後面を押圧するブロック44が固定さ
れ、横行テーブル22の待避動作が生じたときに、位置
決めスプリング装置42の付勢力に抗して可動レールサ
ポート38を走行ガイドレール14に整列するように移
動させるのである。押圧ブロック44は横行テーブル2
2の待避限位置に達したときにサブレール36がガイド
レール14と整列するように予め固定位置を設定してお
けばよい。
【0014】ところで、走行ガイドレール14に案内さ
れ押出材を牽引するプラーA、Bは基本的には同一構造
とされている。すなわち、図3に示すように、各プラー
A、Bは台車部46を有し、この側面部にはガイドレー
ル14を上下から挟み込むように、上部レールパイプ1
4U(32U、36U)に転接する上部走行ローラ48
Uと、下部レールパイプ14D(32D、36D)に転
接する下部走行ローラ48Dとを備えている。このよう
な台車部46の上部には起伏アーム50をプラー走行方
向に沿って配設された回転軸52に取付けている。回転
軸52には図示しない駆動モータが取付けられ起伏アー
ム50を上下駆動し得るようにしている。起伏アーム5
0の先端部はランアウトテーブル12の上面方向に延長
され、延長端には押出材を把持するクランプ54を取付
けている。クランプ54は押出材の下面側に潜り込んで
抱え持ち可能とされた一対のジョー56R、56Lと、
押出材の上面を押圧する押圧プレート58とからなり、
押出中心に沿って押出されてくる押出材の先端をクラン
プ保持可能としている。プラーA、Bはガイドレール1
4に案内された牽引走行状態ではクランプ54が押出ラ
インに一致するようにアーム50を下降させた状態を保
持し、また非牽引状態ではアーム50を上方に旋回移動
させ(図3想像線)、他方のプラーと干渉しないように
駆動される。
【0015】実施例に採用されるプラーA、Bは前述し
たチェーン18A、18Bによって走行駆動されるもの
となっており、このため各プラーA、Bはチェーン18
A、18Bへの連結を行う機構において相違している。
すなわち、プラーA、Bの各起伏アーム50にはガイド
レール14の上方で並走される各チェーン18A、18
Bと連結あるいは離脱可能に構成されたチェーン噛み合
い機構60A、60Bが備えられている。この詳細を図
4〜図5に基づいて説明する。
【0016】各チェーン18A、18Bはモータ20
A、20Bによりそれぞれ独立して周回走行するものと
なっており、プラーAはチェーン18Aに、プラーBは
チェーン18Bにそれぞれ側方から噛み合い可能とされ
ている。
【0017】各噛み合い機構60A、60Bは、アーム
50に固定された支持台62を備え、これはクランプ5
4を押出ライン上に配置した状態でチェーン18Aに沿
ってその直上位置になるように配置固定されている。ま
た、支持台62の下面には、図5に示しているように、
リニアスプロケット64がチェーン18A、18Bに対
面した状態で若干前後に往復動できるように取付けら
れ、かつ前後端にスプリング66を介装して中立保持さ
せている。更に支持台62の上面部には昇降プレート6
8が配置され、支持台62の前後端に取付けたプレート
昇降シリンダ70F、70Rによって昇降可能になって
いる。また昇降シリンダ70F、70Rはそれ自身支持
台62に対して昇降可能とされている。昇降プレート6
8は支持台62に貫通する一対のシャフト72F、72
Rを有し、この先端にベルクランク状のレバー74F、
74Rを取付けている。このレバー74(74F、74
R)は、図5(2)に示すように、中間部を前記シャフ
ト72F、72Rに回動可能に取付けるとともに、外端
部を前記昇降シリンダ70F、70Rの下面方向に延長
させ、内端部を前記リニアスプロケット64の下面方向
に延長させている。このレバー74の外端部には前記昇
降シリンダ70F、70Rの直下部に延在して当接可能
とされるとともに、チェーン18A、18Bの上面側に
転接する押えローラ76を設けており、また、内端部に
はチェーン18A、18Bの下面側に位置してこれを持
上げ、前記リニアスプロケット64への噛み合わせをな
す噛み合わせローラ78が設けられている。これにより
昇降シリンダ70F、70Rを伸張駆動することにより
レバー74F、74Rが回動し、チェーン18A、18
BにプラーA、Bが連結されるものとなる。逆に昇降シ
リンダ70F、70Rを収縮駆動することにより噛み合
わせローラ78によるチェーン18A、18Bの持上げ
動作がなくなるので、チェーン18A、18Bがプラー
A、Bから離脱されるのである。離脱に際して、各レバ
ー74の内端側が自重で下降するようにレバー74のバ
ランスを調整しておけばよい。
【0018】このような噛み合い機構60A、60Bは
両プラーA、Bにおいて共通であるが、それぞれ対称に
形成されている。実施例ではプラーAを台車部46側の
チェーン18Aに噛み合わせるものとしているので、ア
ーム50の回転支軸27寄りの位置に形成し、プラーB
のそれはアーム50のクランプ54寄りの位置に配置し
ている。この場合、特にプラーBではチェーンBから離
脱してアーム50を上方に回動するときに噛み合い機構
60Bが干渉してしまうので、当該噛み合い機構60B
のレバー74は、図4に示すように、側方に傾転できる
ように構成されている。このため、プラーBの噛み合い
機構60Bには傾転用シリンダ80を設けている。
【0019】このように構成された押出材の牽引装置を
用いた牽引方法を図1を参照して説明する。最初、一方
のプラーAを押出プレス10の出口位置に待機させてお
き、他方のプラーBはプラー待避部16に待避させてお
く。待避状態では当然ながらプラーBは起伏アーム50
を上方に持上げておき、クランプ54を押出ラインから
離反させる。かかる状態で、押出材82が押出されたと
きにその先端部をプラーAのクランプ54にて把持し、
押出速度に同期して走行されているチェーン18Aによ
ってプラーAを走行駆動される(図1(1))。走行時
にはプラーAはガイドレール14によって案内される。
走行して待避部16に達すると、ガイドレール14が分
断されているが、ここには横行テーブル22の引き込み
に伴ってサブレール36が分断部分を補完しているの
で、プラーAは問題なく通過走行できる。
【0020】プラーAがこの待避部16を通過した直
後、横行テーブル22を駆動し、引き込みレール34を
ガイドレール14に整列させる(同図(2))。これに
よって引き込みレール34上のプラーBがガイドレール
14に移行することが可能となるので、その起伏アーム
50に取付けたチェーン噛み合い機構60Bによってチ
ェーンBに連結する。これは噛み合い機構60Bの昇降
シリンダ70F、70Rを伸張させ、昇降プレート68
を上昇させるとともに相対的に昇降シリンダ70F、7
0R自身も下降させる(図5(1)右半部参照)。これ
によりシャフト72F、72Rに設けられたレバー74
が上昇し、かつその外端部がシリンダ70F、70Rに
より下降され、内端部の噛み合わせローラ78がチェー
ン18Bを持上げてリニアスプロケット64に噛み合
う。この操作の後、チェーン18Bを戻り駆動させてプ
ラーBを押出プレス10の出口部分に移動させるのであ
る(図1(3))。このときプラーBのクランプ54の
ジョー56R、56Lおよび押圧プレート58は開いて
おき、牽引中の押出材82との接触がないようにしてお
く。このようなプラーBの復帰移動の過程で、先行する
プラーAはランアウトテーブル12の先端部に達し、押
出材82を次段のクーリングテーブル等に移載する(図
1(4))。
【0021】次いで、復帰プラーBが次に押出されてく
る押出材82を把持し、牽引を開始するが、牽引作業の
過程で先行プラーAを待避部16まで戻し走行させる。
待避部16にプラーAが達すると、図2、図3の実線状
態にあり、当該プラーAは引き込みレール34上に位置
する。そこで横行駆動用シリンダ30を操作して横行テ
ーブル22を側方に移動させ、プラーAをガイドレール
14から待避させる。横行テーブル22が移動すると、
サブレール36が取付けられている可動レールサポート
38は位置決めスプリング装置42によって定位置を保
持しようとするが、押圧ブロック44がこれを押込み、
サブレール36をガイドレール14に整列させるのであ
る。これによって走行ガイドレール14の分断部が補完
され、押出材82を把持しているプラーBが待避部分を
通過走行することができるのである(図1(5))。
【0022】プラーBは引続き押出材を牽引し、ランア
ウトテーブル12の端部に至ってこれを離し、側方テー
ブルに移載させる(図1(6))。この間、待避部16
のプラーAをガイドレール14側に復帰させ、押出プレ
ス10の出口に移動される。そして先行牽引しているプ
ラーBを待避部16に移動させるとともに、復帰プラー
Aによる牽引作業を行うのである(図1(7))。以後
同様にして連続した押出材82の牽引作業を継続すれば
よい。
【0023】このような実施例によれば、単一の走行ガ
イドレール14に2基のプラーA、Bを走行させるよう
にし、ガイドレール14の途中に設けたプラー待避部1
6に適宜待避させつつ、牽引作業の途中で待避部16の
プラーを押出プレス10側に戻すことができる。したが
って、非常に作業効率が向上するとともに、プラーA、
Bの走行案内のためのガイドレール部は単一でよいた
め、設置スペースが狭くて良く、後面処理のための設備
スペースに占めるガイドレール14の設置スペースを大
幅に削減することができるのである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ランアウトテーブルに沿って配置されたプラーを走行案
内するレールを単一レールとし、この単一レールに沿っ
て2基のプラーを独立走行駆動可能に取付けるととも
に、前記単一レールの途中には引き込みレールとこれに
平行なサブレールからなりレール切換え可能なプラー待
避部を設け、予め1基のプラーを前記待避部に待機さ
せ、押出材牽引プラーが前記待避部を通過した後に待避
部に待機しているプラーを単一レールに切換え復帰させ
て押出機側に移動させるとともに、この復帰プラーによ
る押出材牽引操作中に先行プラーを前記待避部に移動待
機させるサイクルを繰り返して押出材の牽引をなすよう
に構成したので、小型省スペースで設備負担の少ない構
造の押出材牽引装置としつつ、単一レールを押出サイク
ルに合わせて2基のプラーを干渉させることなく的確に
移動させて牽引作業と復帰移動を最小限のサイクルで行
わせることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る押出材の牽引方法の工程図であ
る。
【図2】実施例に係る牽引装置のプラー待避部の平面図
である。
【図3】実施例に係る牽引装置のプラー待避部の正面断
面図である。
【図4】実施例に係る牽引装置のチェーン噛み合い機構
部周辺の拡大正面図である。
【図5】実施例に係る牽引装置のチェーン噛み合い機構
の側面図である。
【符号の説明】 A、B プラー 10 押出プレス 12 ラインアウトテーブル 14 プラー走行ガイドレール 14U、14D レールパイプ 16 プラー待避部 18A、18B チェーン 20A、20B チェーン駆動モータ 22 横行テーブル 24 固定ベース 26 横行ガイド 27 回転支軸 28 駆動アーム 30 横行駆動用シリンダ 32 固定レールサポート 34 引き込みレール 34U、34D レールパイプ 36 サブレール 38 可動レールサポート 40 スライドベース 42 位置決めスプリング装置 44 押圧ブロック 46 プラー台車部 48U、48D 走行ローラ 50 起伏アーム 52 回転軸 54 クランプ 56R、56L ジョー 58 押圧プレート 60A、60B チェーン噛み合い機構 62 支持台 64 リニアスプロケット 66 スプリング 68 昇降プレート 70F、70R プレート昇降シリンダ 72F、72R シャフト 74F、74R レバー 76 押えローラ 78 噛み合わせローラ 80 傾転用シリンダ 82 押出材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一レールに対して2基のプラーを走行
    案内可能とするとともに、前記単一レールの途中にてプ
    ラー待避部を設けておき、予め1基のプラーを前記待避
    部に待機させ、押出材牽引プラーが前記待避部を通過し
    た後に待避部に待機しているプラーを単一レールに切換
    え復帰させて押出機側に移動させるとともに、この復帰
    プラーによる押出材牽引操作中に先行プラーを前記待避
    部に移動待機させるサイクルを繰り返して押出材の牽引
    をなすことを特徴とする押出材の牽引方法。
  2. 【請求項2】 ランアウトテーブルに沿って配置された
    プラーを走行案内するレールを単一レールとし、この単
    一レールに沿って2基のプラーを独立走行駆動可能に取
    付けるとともに、前記単一レールの途中には引き込みレ
    ールとこれに平行なサブレールからなりレール切換え可
    能なプラー待避部を設けたことを特徴とする押出材の牽
    引装置。
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