JP2665629B2 - 水中曝気装置の羽根車 - Google Patents
水中曝気装置の羽根車Info
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- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は養魚池および養魚槽等の貯留水を、曝気作用
で浄化するための水中曝気装置の羽根車に関するもので
ある。
で浄化するための水中曝気装置の羽根車に関するもので
ある。
(従来の技術) 養魚池等においては、従来、貯留水中に酸素を溶存さ
せるために、空気が細かい泡沫で拡散されるように水面
部で水車を回転させたり、加圧空気を貯留水の表層部か
ら吹き込んだりして曝気処理がなされていた。
せるために、空気が細かい泡沫で拡散されるように水面
部で水車を回転させたり、加圧空気を貯留水の表層部か
ら吹き込んだりして曝気処理がなされていた。
ところが、このような水面部で水車を回転させるもの
は、貯留水の深層部を曝気することができず、また、加
圧空気を表層部から吹き込んで拡散させるものは、この
吹き込まれた空気が大きな気泡となるために有効な気液
接触がなされないという欠点があった。
は、貯留水の深層部を曝気することができず、また、加
圧空気を表層部から吹き込んで拡散させるものは、この
吹き込まれた空気が大きな気泡となるために有効な気液
接触がなされないという欠点があった。
そこで、このような欠点を解消しようとして、縦向き
にした水中モータの回転軸に上部に大径の鍔部を有する
段付き軸を連結し、この鍔部において上下方向に単数ま
たは複数個の連通孔を穿設し、前記水中モータと前記鍔
部との間に空気室を設けてこの空気室へ空気連通管を接
続し、前記鍔部の下部外周に上部水平隔壁板を設けると
ともに間隔を取って下部水平隔壁板を前記段付き軸に設
け、この両水平隔壁板の間に複数枚の羽根板を設けてな
る水中曝気装置が特開平2-75394号公報において提案さ
れた。この水中曝気装置は、羽根板の回転によって両水
平隔壁板と羽根との間の水が外周方向へ移動する。この
移動作用に伴い両水平隔壁板間の段付き軸の外側が負圧
となって空気室内の空気が鍔部の連通孔を経て流出す
る。この流出空気が羽根板の回転によって攪拌されるこ
とにより細分化され微粒子となって水と混合するので気
液接触面積が増大することから、深層部の水も有効な曝
気処理ができるようになされていた。
にした水中モータの回転軸に上部に大径の鍔部を有する
段付き軸を連結し、この鍔部において上下方向に単数ま
たは複数個の連通孔を穿設し、前記水中モータと前記鍔
部との間に空気室を設けてこの空気室へ空気連通管を接
続し、前記鍔部の下部外周に上部水平隔壁板を設けると
ともに間隔を取って下部水平隔壁板を前記段付き軸に設
け、この両水平隔壁板の間に複数枚の羽根板を設けてな
る水中曝気装置が特開平2-75394号公報において提案さ
れた。この水中曝気装置は、羽根板の回転によって両水
平隔壁板と羽根との間の水が外周方向へ移動する。この
移動作用に伴い両水平隔壁板間の段付き軸の外側が負圧
となって空気室内の空気が鍔部の連通孔を経て流出す
る。この流出空気が羽根板の回転によって攪拌されるこ
とにより細分化され微粒子となって水と混合するので気
液接触面積が増大することから、深層部の水も有効な曝
気処理ができるようになされていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上述の水中曝気装置は、鍔部に穿設した各連
通孔の開口面積と空気連通管の開口面積とを曝気処理に
適した空気量に合わせようとして、空気連通孔に止弁を
設け、この止弁を調節しても各連通孔の開口面積が大き
いことから、止弁の開度を大きく絞ると空気室の負圧が
大きくなる。したがって、羽根板側の貯留水が連通孔か
ら空気室に逆流する頻度が高くなって、空気室から羽根
板に流出する空気が中断されるために、微細気泡を連続
して発生させることができないという問題があった。
通孔の開口面積と空気連通管の開口面積とを曝気処理に
適した空気量に合わせようとして、空気連通孔に止弁を
設け、この止弁を調節しても各連通孔の開口面積が大き
いことから、止弁の開度を大きく絞ると空気室の負圧が
大きくなる。したがって、羽根板側の貯留水が連通孔か
ら空気室に逆流する頻度が高くなって、空気室から羽根
板に流出する空気が中断されるために、微細気泡を連続
して発生させることができないという問題があった。
本発明は、このような従来の事情から見て、空気室か
ら貯留水側に流出する空気量を絞っても、微細気泡が連
続して発生されるようにした水中曝気装置の羽根車を提
供することを目的としている。
ら貯留水側に流出する空気量を絞っても、微細気泡が連
続して発生されるようにした水中曝気装置の羽根車を提
供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 請求項1の水中曝気装置の羽根車は、縦形の水中モー
タの出力軸に連結されており、上部に大径ボス部を有す
る段付き軸と、前記水中モータと大径ボス部との間にて
空気が供給されるように設けられた空気室と、前記大径
ボス部の下部外周に水平状態で設けられた上側水平隔壁
板と、この上側水平隔壁板の下方に適当な間隔をあけて
前記段付き軸に水平状態で設けられた下側水平隔壁板
と、上側水平隔壁板と下側水平隔壁板との間にわたって
設けられた複数枚の主羽根と、前記空気室に連通するよ
うにそれぞれの上部が大径ボス部を貫通した状態で支持
されており、大径ボス部から下方に延出して段付き軸に
おける大径ボス部の下方を囲繞する複数本の空気噴出ノ
ズルと、各空気噴出ノズル内に供給される空気を、段付
き軸の放射方向の外側に向かって噴出させるように、各
空気噴出ノズルの周面にそれぞれ設けられた複数の噴気
孔と、を具備することを特徴とする。
タの出力軸に連結されており、上部に大径ボス部を有す
る段付き軸と、前記水中モータと大径ボス部との間にて
空気が供給されるように設けられた空気室と、前記大径
ボス部の下部外周に水平状態で設けられた上側水平隔壁
板と、この上側水平隔壁板の下方に適当な間隔をあけて
前記段付き軸に水平状態で設けられた下側水平隔壁板
と、上側水平隔壁板と下側水平隔壁板との間にわたって
設けられた複数枚の主羽根と、前記空気室に連通するよ
うにそれぞれの上部が大径ボス部を貫通した状態で支持
されており、大径ボス部から下方に延出して段付き軸に
おける大径ボス部の下方を囲繞する複数本の空気噴出ノ
ズルと、各空気噴出ノズル内に供給される空気を、段付
き軸の放射方向の外側に向かって噴出させるように、各
空気噴出ノズルの周面にそれぞれ設けられた複数の噴気
孔と、を具備することを特徴とする。
請求項2の水中曝気装置の羽根車は、隣接する主羽根
の中間部には、前記上側水平隔壁板の外周部と下側水平
隔壁板の外周部との間にわたって複数枚の気泡破砕羽根
が設けられている。
の中間部には、前記上側水平隔壁板の外周部と下側水平
隔壁板の外周部との間にわたって複数枚の気泡破砕羽根
が設けられている。
請求項3の水中曝気装置の羽根車は、縦形の水中モー
タの出力軸に連結されており、上部に大径ボス部を有す
る段付き軸と、前記水中モータと大径ボス部との間にて
空気が供給されるように設けられた空気室と、前記大径
ボス部の下部外周に水平状態で設けられた上側水平隔壁
板と、この上側水平隔壁板の下方に適当な間隔をあけて
前記段付き軸に水平状態で設けられた下側水平隔壁板
と、上側水平隔壁板と下側水平隔壁板との間にわたって
設けられた複数枚の主羽根と、前記空気室に連通するよ
うに、それぞれが大径ボス部を上下方向に貫通する複数
の噴気孔と、隣接する主羽根の中間部には、前記上側水
平隔壁板の外周部と下側水平隔壁板の外周部との間にわ
たって設けられた複数枚の気泡破砕羽根と、を具備する
ことを特徴とする。
タの出力軸に連結されており、上部に大径ボス部を有す
る段付き軸と、前記水中モータと大径ボス部との間にて
空気が供給されるように設けられた空気室と、前記大径
ボス部の下部外周に水平状態で設けられた上側水平隔壁
板と、この上側水平隔壁板の下方に適当な間隔をあけて
前記段付き軸に水平状態で設けられた下側水平隔壁板
と、上側水平隔壁板と下側水平隔壁板との間にわたって
設けられた複数枚の主羽根と、前記空気室に連通するよ
うに、それぞれが大径ボス部を上下方向に貫通する複数
の噴気孔と、隣接する主羽根の中間部には、前記上側水
平隔壁板の外周部と下側水平隔壁板の外周部との間にわ
たって設けられた複数枚の気泡破砕羽根と、を具備する
ことを特徴とする。
(作用) 羽根車が回転されると、上側水平隔壁板および下側水
平隔壁板と各主羽根とで囲まれている養魚池等の貯留水
は、羽根車の外周方向に移動する。
平隔壁板と各主羽根とで囲まれている養魚池等の貯留水
は、羽根車の外周方向に移動する。
この移動動作で、上側水平隔壁板および下側水平隔壁
板との間において、段付き軸の外周側が負圧になり、空
気室内部の空気が、各空気噴出ノズルを通って各空気噴
出ノズルに設けられた各噴気孔から、あるいは、段付き
大径ボス部を上下方向に貫通する噴気孔から小さな気泡
となって噴出する。
板との間において、段付き軸の外周側が負圧になり、空
気室内部の空気が、各空気噴出ノズルを通って各空気噴
出ノズルに設けられた各噴気孔から、あるいは、段付き
大径ボス部を上下方向に貫通する噴気孔から小さな気泡
となって噴出する。
この各噴気孔から噴出した小気泡は、羽根車の回転に
より攪拌されて微粒子に細分化され、この微粒子の空気
が貯留水と混合されるので、気液接触面積が増大して貯
留水中に多量の酸素が速やかに溶解される。気泡粉砕羽
根が設けられている場合には、噴気孔から噴出された気
泡は、回転される気泡粉砕羽根によって微細化された後
に、、回転される羽根車の回転によって、さらに微粒子
に細分化される。
より攪拌されて微粒子に細分化され、この微粒子の空気
が貯留水と混合されるので、気液接触面積が増大して貯
留水中に多量の酸素が速やかに溶解される。気泡粉砕羽
根が設けられている場合には、噴気孔から噴出された気
泡は、回転される気泡粉砕羽根によって微細化された後
に、、回転される羽根車の回転によって、さらに微粒子
に細分化される。
(実施例) 以下、本発明の各実施例につき図面を参照して説明す
る。
る。
実施例1 本例は、請求項2に係るもので第1図および第3図に
示している。
示している。
水中曝気装置1Bは、縦形の水中モータ2の出力軸2a
に、上部に大径ボス部3aを有する段付き軸3がボルト4
およびキー5によって連結されている。前記水中モータ
2と大径ボス部3aとの間に空気室6が設けられて、この
空気室6に吸気管7が接続されている。この吸気管7の
上端部には、スルースバルブ等の止弁8と吸込形の消音
器9とが設けられている。
に、上部に大径ボス部3aを有する段付き軸3がボルト4
およびキー5によって連結されている。前記水中モータ
2と大径ボス部3aとの間に空気室6が設けられて、この
空気室6に吸気管7が接続されている。この吸気管7の
上端部には、スルースバルブ等の止弁8と吸込形の消音
器9とが設けられている。
一方、前記大径ボス部3aの下部外周に上側水平隔壁板
10が設けられるとともに、この上側水平隔壁板10と間隔
をとって下側水平隔壁板11が前記段付き軸3の下端部に
設けられている。この上側水平隔壁板10と下側水平隔壁
板11との間には、複数枚(たとえば4枚)の主羽根12…
が設けられて羽根車13Bが構成されている。
10が設けられるとともに、この上側水平隔壁板10と間隔
をとって下側水平隔壁板11が前記段付き軸3の下端部に
設けられている。この上側水平隔壁板10と下側水平隔壁
板11との間には、複数枚(たとえば4枚)の主羽根12…
が設けられて羽根車13Bが構成されている。
この羽根車13Bは、複数本(たとえば8本)の空気噴
出ノズル14…が段付き軸3を囲繞するように大径ボス部
3aの上端面から下側水平隔壁板11まで大径ボス部3aを貫
通して設けられ、この各空気噴出ノズル14には、それぞ
れ、空気を段付き軸3の遠心方向に噴出させるための複
数個(たとえば5個)の噴気孔15B…が設けられてい
る。各空気噴出ノズル14の内径はたとえば3mmに形成さ
れ、また、噴気孔15Bの大きさはたとえば1mmに形成され
る。
出ノズル14…が段付き軸3を囲繞するように大径ボス部
3aの上端面から下側水平隔壁板11まで大径ボス部3aを貫
通して設けられ、この各空気噴出ノズル14には、それぞ
れ、空気を段付き軸3の遠心方向に噴出させるための複
数個(たとえば5個)の噴気孔15B…が設けられてい
る。各空気噴出ノズル14の内径はたとえば3mmに形成さ
れ、また、噴気孔15Bの大きさはたとえば1mmに形成され
る。
さらに、前記各主羽根12…の中間部に位置する上側水
平隔壁板10と下側水平隔壁板11との間の外周部には、複
数枚(たとえば4枚)の気泡破砕羽根16…が設けられて
いる。
平隔壁板10と下側水平隔壁板11との間の外周部には、複
数枚(たとえば4枚)の気泡破砕羽根16…が設けられて
いる。
17…は空気室6の底板6aの支持部材を兼ねた整流板
で、この底板6a外周部を六等分した位置から下方に突出
して設けられている。この各整流板17…に底板18がボル
ト19で固定され、この底板18は養魚池P等の池底面Bに
定着した基台20上にナット付きボルト21で固定されてい
る。22は、空気室6の底板6aに設けたブッシュである。
で、この底板6a外周部を六等分した位置から下方に突出
して設けられている。この各整流板17…に底板18がボル
ト19で固定され、この底板18は養魚池P等の池底面Bに
定着した基台20上にナット付きボルト21で固定されてい
る。22は、空気室6の底板6aに設けたブッシュである。
前記水中モータ2には、この水中モータ2をホイスト
等によって昇降させるためのチェーン(図示省略)と、
地上部の電源(図示省略)に接続された給電ケーブル
(図示省略)が連結されている。
等によって昇降させるためのチェーン(図示省略)と、
地上部の電源(図示省略)に接続された給電ケーブル
(図示省略)が連結されている。
次に、上記実施例1の作用について説明する。
水中モータ2が起動し羽根車13Bが回転されると、上
側水平隔壁板10および下側水平隔壁板11と各主羽根12と
で囲まれている養魚池P等の貯留水は、羽根車13Bの外
周方向に移動する。この移動動作によって両側水平隔壁
板10,11間の段付き軸3の外周側は負圧となるために、
空気室6内部の空気が空気噴出ノズル14…の内孔を経て
噴気孔15B…から小さな気泡となって噴出する。
側水平隔壁板10および下側水平隔壁板11と各主羽根12と
で囲まれている養魚池P等の貯留水は、羽根車13Bの外
周方向に移動する。この移動動作によって両側水平隔壁
板10,11間の段付き軸3の外周側は負圧となるために、
空気室6内部の空気が空気噴出ノズル14…の内孔を経て
噴気孔15B…から小さな気泡となって噴出する。
この噴気孔15B…から噴出した小気泡は、羽根車13Bの
回転により攪拌されて細分化され、微粒子となって貯留
水と混合する。この混合・攪拌作用で気液接触面積が増
大して気泡と貯留水の接触が充分になされるので、貯留
水中に多量の酸素が速やかに溶解される。
回転により攪拌されて細分化され、微粒子となって貯留
水と混合する。この混合・攪拌作用で気液接触面積が増
大して気泡と貯留水の接触が充分になされるので、貯留
水中に多量の酸素が速やかに溶解される。
続いて、空気を混在させた貯留水が羽根車13Bの外周
部へ移動し、気泡破砕羽根16…に衝突して気泡がさらに
細分化されることにより、貯留水に混入した空気中の酸
素の溶解作用が促進される。羽根車13Bの外周に送り出
された貯留水は、整流板17…によって養魚池Pの水塊中
に拡げられ、広範囲の曝気作用が進行する。
部へ移動し、気泡破砕羽根16…に衝突して気泡がさらに
細分化されることにより、貯留水に混入した空気中の酸
素の溶解作用が促進される。羽根車13Bの外周に送り出
された貯留水は、整流板17…によって養魚池Pの水塊中
に拡げられ、広範囲の曝気作用が進行する。
いまもし、空気噴出ノズル14に供給する空気を減量し
ようとして止弁8の開度を絞っても、空気噴出ノズル14
の内径および噴気孔15Bの大きさは、従来のものに比べ
て小さく形成されているので、養魚池Pの貯留水は空気
室6に逆流するおそれがない。
ようとして止弁8の開度を絞っても、空気噴出ノズル14
の内径および噴気孔15Bの大きさは、従来のものに比べ
て小さく形成されているので、養魚池Pの貯留水は空気
室6に逆流するおそれがない。
実施例2 本例は請求項1に係るもので第2図に示し、第1図に
相当した縦断面図は省略する。
相当した縦断面図は省略する。
水中曝気装置1Aは、羽根車13Aに気泡破砕羽根16…が
ないほかは、実施例1の水中曝気装置1Bと同様に構成さ
れている。
ないほかは、実施例1の水中曝気装置1Bと同様に構成さ
れている。
羽根車13Aの作用は、気泡破砕羽根16…の作用を除く
ほかは、すべて実施例1の羽根車13Bの場合と同様に行
われる。
ほかは、すべて実施例1の羽根車13Bの場合と同様に行
われる。
実施例3 本例は請求項3に係るもので第4図に示し、第1図に
相当した縦断面図は省略する。
相当した縦断面図は省略する。
水中曝気装置1Cは、羽根車13Cが空気噴出ノズル14…
を欠除して、この空気噴出ノズル14もしくは空気噴出ノ
ズル14の噴気孔15Bと同じ大きさの噴気孔15Cを、段付き
軸3の大径ボス部3aに直接あけられているほかは、実施
例1の水中曝気装置1Bと同様に構成されている。
を欠除して、この空気噴出ノズル14もしくは空気噴出ノ
ズル14の噴気孔15Bと同じ大きさの噴気孔15Cを、段付き
軸3の大径ボス部3aに直接あけられているほかは、実施
例1の水中曝気装置1Bと同様に構成されている。
羽根車13Cの作用は、噴気孔15C…から噴出した空気は
主羽根12…および気泡破砕羽根16…の混合・攪拌によっ
て実施例1の場合と同様の気泡の細分化が進行する。
主羽根12…および気泡破砕羽根16…の混合・攪拌によっ
て実施例1の場合と同様の気泡の細分化が進行する。
また止弁8の開度を絞っても養魚池Pの貯留水は、実
施例1の場合と同様に逆流することがない。
施例1の場合と同様に逆流することがない。
(発明の効果) 本発明の請求項1に記載された水中曝気装置の羽根車
は、段付き軸の上部に設けられた大径ボス部に、それぞ
れの上部が支持された各空気噴出ノズルが、段付き軸に
おける大径ボス部の下方を囲繞した状態になっており、
空気室に供給される空気が、各噴出ノズル内に流入し
て、各噴出ノズルにそれぞれ設けられた複数の噴気孔か
ら放射方向に外側に向かって噴射されるようになってい
るために、各噴気孔から噴射される空気は、上側水平隔
壁板と下側水平隔壁板との間にわたって複数の主羽根に
よって、微粒子に細分化されて、放射方向外側に流動さ
れる水に混合される。
は、段付き軸の上部に設けられた大径ボス部に、それぞ
れの上部が支持された各空気噴出ノズルが、段付き軸に
おける大径ボス部の下方を囲繞した状態になっており、
空気室に供給される空気が、各噴出ノズル内に流入し
て、各噴出ノズルにそれぞれ設けられた複数の噴気孔か
ら放射方向に外側に向かって噴射されるようになってい
るために、各噴気孔から噴射される空気は、上側水平隔
壁板と下側水平隔壁板との間にわたって複数の主羽根に
よって、微粒子に細分化されて、放射方向外側に流動さ
れる水に混合される。
本願発明の請求項2に記載された水中曝気装置の羽根
車は、各噴気孔から放射方向外側に向かって噴射される
空気が、上側水平隔壁板と下側水平隔壁板との間に設け
られた複数の気泡破砕羽根によって破砕された後に、複
数の主羽根によって、さらに、微粒子に細分化されて、
放射方向外側に流動する水に混合されるために、気泡は
一層、細分化されて、貯留水の曝気処理効率も一層向上
する。
車は、各噴気孔から放射方向外側に向かって噴射される
空気が、上側水平隔壁板と下側水平隔壁板との間に設け
られた複数の気泡破砕羽根によって破砕された後に、複
数の主羽根によって、さらに、微粒子に細分化されて、
放射方向外側に流動する水に混合されるために、気泡は
一層、細分化されて、貯留水の曝気処理効率も一層向上
する。
本願発明の請求項3に記載された水中曝気装置の羽根
車は、空気室内に供給される空気が、段付き軸の大径ボ
ス部に設けられた各噴気孔から大径ボス部の下方に噴射
されて、複数の気泡粉砕羽根によって粉砕された後に、
複数の主羽根によって、さらに、微粒子に細分化され
て、放射方向外側に流動する水に混合されるために、貯
留水の曝気処理効率が向上する。
車は、空気室内に供給される空気が、段付き軸の大径ボ
ス部に設けられた各噴気孔から大径ボス部の下方に噴射
されて、複数の気泡粉砕羽根によって粉砕された後に、
複数の主羽根によって、さらに、微粒子に細分化され
て、放射方向外側に流動する水に混合されるために、貯
留水の曝気処理効率が向上する。
また、噴気孔から噴出する空気を減量するために止弁
の開度を絞っても、噴気孔が従来の連通孔等に比べて小
さく形成されているから、貯留水は空気室に逆流するの
が阻止され、したがって、貯留水を曝気するための気泡
を連続して発生させることができるので、水中曝気装置
の信頼性が著しく向上するという優れた利点がある。
の開度を絞っても、噴気孔が従来の連通孔等に比べて小
さく形成されているから、貯留水は空気室に逆流するの
が阻止され、したがって、貯留水を曝気するための気泡
を連続して発生させることができるので、水中曝気装置
の信頼性が著しく向上するという優れた利点がある。
図面は本発明の各実施例を示すもので、第1図は実施例
1における水中曝気装置の縦断面図、第3図は第1図の
III-III線で見た羽根車の平面図、第2図は実施例2に
おける水中曝気装置の羽根車を断面で示した平面図、第
4図は実施例3における水中曝気装置の羽根車を断面で
示した平面図である。 1A,1B,1C……水中曝気装置 2……水中モータ 2a……出力軸 3……段付き軸 3a……大径ボス部 6……空気室、7……吸気管 10……上側水平隔壁板 11……下側水平隔壁板 12……主羽根 13A,13B,13C……羽根車 14……空気噴出ノズル 15B,15C……噴気孔 16……気泡破砕羽根
1における水中曝気装置の縦断面図、第3図は第1図の
III-III線で見た羽根車の平面図、第2図は実施例2に
おける水中曝気装置の羽根車を断面で示した平面図、第
4図は実施例3における水中曝気装置の羽根車を断面で
示した平面図である。 1A,1B,1C……水中曝気装置 2……水中モータ 2a……出力軸 3……段付き軸 3a……大径ボス部 6……空気室、7……吸気管 10……上側水平隔壁板 11……下側水平隔壁板 12……主羽根 13A,13B,13C……羽根車 14……空気噴出ノズル 15B,15C……噴気孔 16……気泡破砕羽根
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 収 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和 工業株式会社産業機械事業部内 (56)参考文献 特開 平2−75394(JP,A) 特開 平2−152599(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】縦形の水中モータの出力軸に連結されてお
り、上部に大径ボス部を有する段付き軸と、 前記水中モータと大径ボス部との間にて空気が供給され
るように設けられた空気室と、 前記大径ボス部の下部外周に水平状態で設けられた上側
水平隔壁板と、 この上側水平隔壁板の下方に適当な間隔をあけて前記段
付き軸に水平状態で設けられた下側水平隔壁板と、 上側水平隔壁板と下側水平隔壁板との間にわたって設け
られた複数枚の主羽根と、 前記空気室に連通するようにそれぞれの上部が大径ボス
部を貫通した状態で支持されており、大径ボス部から下
方に延出して段付き軸における大径ボス部の下方を囲繞
する複数本の空気噴出ノズルと、 各空気噴出ノズル内に供給される空気を、段付き軸の放
射方向の外側に向かって噴出させるように、各空気噴出
ノズルの周面にそれぞれ設けられた複数の噴気孔と、 を具備することを特徴とする水中曝気装置の羽根車。 - 【請求項2】隣接する主羽根の中間部には、前記上側水
平隔壁板の外周部と下側水平隔壁板の外周部との間にわ
たって複数枚の気泡破砕羽根が設けられている請求項1
記載の水中曝気装置の羽根車。 - 【請求項3】縦形の水中モータの出力軸に連結されてお
り、上部に大径ボス部を有する段付き軸と、 前記水中モータと大径ボス部との間にて空気が供給され
るように設けられた空気室と、 前記大径ボス部の下部外周に水平状態で設けられた上側
水平隔壁板と、 この上側水平隔壁板の下方に適当な間隔をあけて前記段
付き軸に水平状態で設けられた下側水平隔壁板と、 上側水平隔壁板と下側水平隔壁板との間にわたって設け
られた複数枚の主羽根と、 前記空気室に連通するように、それぞれが大径ボス部を
上下方向に貫通する複数の噴気孔と、 隣接する主羽根の中間部には、前記上側水平隔壁板の外
周部と下側水平隔壁板の外周部との間にわたって設けら
れた複数枚の気泡破砕羽根と、 を具備することを特徴とする水中曝気装置の羽根車。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33451390A JP2665629B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 水中曝気装置の羽根車 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33451390A JP2665629B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 水中曝気装置の羽根車 |
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-
1990
- 1990-11-29 JP JP33451390A patent/JP2665629B2/ja not_active Expired - Fee Related
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