JP2665441B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2665441B2
JP2665441B2 JP5120209A JP12020993A JP2665441B2 JP 2665441 B2 JP2665441 B2 JP 2665441B2 JP 5120209 A JP5120209 A JP 5120209A JP 12020993 A JP12020993 A JP 12020993A JP 2665441 B2 JP2665441 B2 JP 2665441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】固体撮像装置を内視鏡先端構成部
に設置した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を体腔内に挿入する
ことにより、体腔内の臓器などを観察したり、必要に応
じて処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種
治療処置のできる内視鏡が広く利用されている。また、
これらの内視鏡は、医療用のみならず工業用においても
ボイラ,エンジン,化学プラントなどの管内、或いは、
機械内の対象物の観察及び検査などに用いられている。
【0003】このような内視鏡には、特開昭63−27
2180号公報に示されるように挿入部の先端部に電化
結合素子(CCD)などの固体撮像素子を撮像手段に用
いた電子内視鏡がある。
【0004】しかし、このCCDは、高温状況での使用
において良好な画像が得られ難くくなることが知られて
いた。
【0005】そのため、特公平4−77884号公報に
示すように内視鏡の先端構成部にペルチェ素子を配置す
ることにより、CCDを設置した先端構成部内の熱を外
部に放出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公平4−77884号公報に示すペルチェ素子が高価で
あり、内視鏡の先端構成部の構造が複雑になることによ
って組立性が悪化するという問題があった。
【0007】また、内視鏡の先端構成部にペルチェ素子
を設置するための設置空間を設ける必要があるので、先
端構成部を太径にする要因となっていた。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、先端構成部に設置された固体撮像装置から発生す
る熱を、先端構成部の組立性や外形を太径にすることな
く、安価な構成で放出するようにした内視鏡を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡は、内視
鏡先端部熱伝導性の高い筒状体で形成された内部空間
を形成し、この空間内に対物光学系、固体撮像素子、回
路基板等によって構成された固体撮像装置が設置される
内視鏡であって、前記固体撮像装置近傍へ向かう充填・
放熱用透孔を前記筒状体に設け、この充填・放熱用透孔
と前記撮像装置の間に熱伝導性の高い樹脂材料を充填し
た。
【0010】
【作用】この構成で、充填・放熱用透孔から熱伝導性の
高い樹脂材料が充填され、この樹脂材料を介して、内視
鏡の先端構成部に設置した固体撮像装置から発生する熱
を放出する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1及び図2は本発明の一実施例に係り、図1は
内視鏡装置の概略構成を示す説明図、図2は電子内視鏡
の挿入部を示す断面図である。
【0012】図1に示すように電子内視鏡装置1は、後
述する固体撮像装置を内蔵した電子内視鏡2と、この電
子内視鏡2の先端部に照明光を供給する光源装置3と、
電子内視鏡2の撮像素子に対する信号処理手段を有する
ビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4により
信号処理された映像信号による被写体像を表示するモニ
タ5と、映像信号を記録再生するVTR6と、映像信号
により被写体像を印字するビデオプリンタ7と、映像信
号を記録する大容量の記憶装置であるビデオディスク8
などから構成されている。
【0013】前記電子内視鏡2は、可撓性を有する細長
の挿入部9の先端側に設けた先端構成部10の内部空間
に固体撮像装置を設置している。
【0014】図2に示すように先端構成部10の内部空
間に設置される固体撮像装置20は、対物光学系11,
固体撮像素子(以下CCDと記載)12,IC13・コ
ンデンサ14などの電子部品,回路基板15などを金属
性の熱伝導性の高いシールド枠16の内部に配設し、こ
のシールド枠16の内部に第1放熱シリコン17を充填
して形成している。
【0015】なお、対物光学系11は、レンズ群を配設
したレンズ枠25と、フィールドレンズ11a及びCC
D12とを設置した熱伝導性の高い金属製のCCDホル
ダ25とを中心軸が一致するように取り付けて形成して
いる。
【0016】また、CCD12の外部リード12aには
IC13やコンデンサ14を実装した回路基板15,1
5が接続され、回路基板15,15には信号ケーブル2
6が接続されている。この信号ケーブル26は、回路基
板15,15の後端側に設けたケーブル固定部材27に
固定されている。
【0017】さらに、前記シールド枠16には他の金属
部材との絶縁をするため、熱伝導性の高い樹脂製の薄肉
熱収縮チューブ28を被覆している。
【0018】ここで、挿入部9の先端側の概略構成を説
明する。前記先端構成部10は、樹脂成形品であり、軸
方向にレンズ枠取付け用孔31や処置具挿通用孔32な
どの透孔を複数形成している。
【0019】そして、前記レンズ枠取付け用孔31には
レンズ枠25が取付け孔21aに塗布した接着剤33と
固定ピン34とで一体的に固定されている。また、処置
具挿通用孔32には、先端構成部10への位置出し用の
フランジ部22aを設けた金属製のチャンネルパイプ2
2がバイオフィルムの形成を防ぐ接着剤溜り29に塗布
した接着材33により一体的に固定されている。さら
に、図示しない照明光学系用孔には照明光学系が取付け
られるようになっている。
【0020】また、先端構成部10の後方側には湾曲部
10a(図1参照)を形成する筒状体からなる第1の湾
曲駒41が図示しないビスなどによって接続されるよう
になっている。なお、この湾曲駒41は、熱伝導性の良
い金属であり、側面には充填・放熱用透孔41aが形
成してある。
【0021】さらに、先端構成部の先端側には湾曲部1
0aを形成する可撓性の湾曲ゴム42が前記固定ピン3
4を覆って配置され、先端構成部10と湾曲ゴム42と
を糸巻き接着部43で接着固定するようになっている。
【0022】すなわち、挿入部9の先端側は以下のよう
に構成されている。
【0023】上述のように構成されている電子内視鏡2
の作用を説明する。電子内視鏡2を例えば体腔内などに
挿入して観察を開始すると、固体撮像装置20から熱が
発生する。この固体撮像装置20の固体撮像素子12,
IC13,コンデンサ14などから発生した熱は、CC
Dホルダ25,第1放熱シリコン17及びシールド枠1
6などを伝導して固体撮像装置20の最外周部を形成す
る熱収縮チューブ28まで伝導する。そして、熱収縮チ
ューブ28まで伝導した熱は、さらに第2放熱シリコン
44を介して第1湾曲駒41に伝導されて放出されてい
く。
【0024】このように、熱伝導性を考慮して構成され
た固体撮像装置を熱伝導性の高い材質で形成した第1湾
曲部内に熱伝導性の高い樹脂材料を充填して設置するこ
とによって、固体撮像装置から発生する熱を速やかに放
出することができる。
【0025】このことにより、撮像素子に不具合が生じ
ず、常に、良好な画像を出力することができる。
【0026】また、本実施例においては、先端構成部が
樹脂部材で形成されているため先端構成部からの熱の放
出が少ないが、先端構成部を形成する樹脂材料に金属粉
を混入したものを用いることによって先端構成部からの
熱の放出量を多くすることができる。
【0027】さらに、前記透孔41aの位置は図の位置
に限定されるものではなく、例えば、図3に示すように
前記第1湾曲駒41の側面に形成する透孔41aを最も
発熱量の多い固体撮像素子12の近傍に形成しても良
く、固体撮像素子12近傍に配設することによって固体
撮像装置20から発生する熱をさらに効率良く放出する
ことができる。このとき、先端構成部10の側面であっ
て、第1湾曲駒41の透孔41aと一致する位置に透孔
10aを形成して第2放熱シリコン44を充填してい
る。その他の構成は前記図2の実施例と同様である。な
お、前記先端構成部が金属性であっても良い。
【0028】ところで、先端構成部を樹脂で形成してい
るため、この先端構成部に形成した透孔には成形型から
の取り出しを容易にするための抜き勾配が設けてある。
このため、図4に示すように処置具挿通用孔32がテー
パ状になり、チャンネルパイプ22を挿入したとき、処
置具挿通用孔32とチャンネルパイプ22とのガタが大
きくなって取付け位置が安定しないことがある。そこ
で、先端構成部の処置具用挿通用透孔などを以下のよう
に構成して孔とパイプとのガタを無くすことができる。
【0029】すなわち、図5に示すように処置具挿通用
孔32に抜き勾配をつけてなくてもよい程度の長さに分
割し穴部を形成するピンに例えば段部を設け、処置具挿
通用孔32に段部32a形成してテーパ状部を無くして
いる。なお、この透孔に一致するようにチャンネルパイ
プ22の外形を形成する。
【0030】上述のように、透孔を形成する際にテーパ
状部を無くすと共に、この透孔に一致するようにパイプ
を形成することにより、孔とパイプとのガタを無くすこ
とができる。
【0031】また、図6に示すように電子内視鏡2の先
端構成部10には対物光学系11の先端に付着した汚物
などを排除する水や空気を送るための送気・送水ノズル
51が配設されている。この送気・送水ノズル51は、
送気・送水チューブ52,分岐管55を介して図示しな
い送気ポンプ及び送水ポンプに接続されている送気チュ
ーブ53及び送水チューブ54に接続している。なお、
操作部には送気・送水ノズル51から送気・送水を切り
替えるための切り替え弁が設けられている。
【0032】図7に示すように電子内視鏡2の先端構成
部10の先端面には送気・送水ノズル51が配設され、
レンズ枠取付け用孔31,処置具挿通用孔32,照明光
学系用孔46にもそれぞれの透孔に対応する部材が配設
されるようになっている。
【0033】図8に示すように送気・送水ノズル51
は、先端構成部10のノズル取付孔内に接着材33によ
って接着固定されるようになっている。図8及び図9に
示すように送気・送水ノズル51は、パイプの折り曲げ
により製作されるため、先端側折り曲げ部幅51bが、
パイプ径51cより太くなってしまう。このため、先端
構成部10の取付孔は、先端側からある程度の深さまで
折り曲げ部の幅の径で孔51aを形成しているので、孔
51aに挿入されているパイプには隙間ができてしまう
ので、この隙間に汚物などが溜まらないように接着剤3
3を十分に充填して固定している。
【0034】また、図8のように送気・送水ノズル51
を後端側に垂直に延出すると、処置具用チャンネルパイ
プ22とチャンネルチューブ23との接続部で干渉する
虞れがあるので、後端側に垂直に延出する送気・送水ノ
ズル51を図10に示すように先端構成部10の後端部
側で曲折させて処置具用チャンネルパイプ22とチャン
ネルチューブ23とが干渉しないようにすることができ
る。
【0035】さらに、図11及び図12に示すように先
端構成部10に組付ける以前に、内蔵物同志の干渉をさ
けるため、予め、曲折させた送気・送水ノズル51′を
配設するようにしている。すなわち、先端構成部10に
設けた取り付け用透孔に曲折させた送気・送水ノズル5
1′を挿通させて送気・送水ノズル51′と取り付け用
透孔との間に形成された隙間をスペーサー10bで埋め
て構成することによって処置具用チャンネルパイプとチ
ャンネルチューブとが干渉しないようにしても良い。
【0036】ところで、1本の送気・送水チューブ52
を送気チューブ53と送水チューブ54とに分岐して構
成しなければならなかった。また、このためには図6に
示すような分岐部材55を形成することが望ましい。以
下図面を参照して分岐部の構成及び分岐部材を示す。
【0037】図13に示すように分岐部の一方に送気・
送水チューブ52を挿入し、他方に送気チューブ53と
送水チューブ54とを一体的に固定した熱収縮チューブ
59を挿入して接着剤などで水密に固定する。
【0038】このように、送気チューブ及び送水チュー
ブを一体に形成して接続固定するようにしたので作業性
が向上する。なお、熱収縮チューブ59に一体的に挿入
された送気チューブ53及び送水チューブ54との隙間
に接着剤61を十分に塗布して熱収縮チューブ59の水
密性を保持しているので、送気チューブ53と送水チュ
ーブ54との間から内視鏡内部に水や汚物などが流入す
ることがない。
【0039】また、図14及び図15に示すように分岐
部を一方が細径で他方が太径に形成した透孔を備えた減
径パイプ63などで形成し、この減径パイプ63の一方
に送気・送水チューブ52を接着剤などで水密に接続固
定し、他方に送気チューブ53と送水チューブ54と同
様の働きをする2つの透孔を備えたダブルルーメンチュ
ーブ62を接着剤などで水密に接続固定している。
【0040】このように、一本のダブルルーメンチュー
ブで送気チューブ及び送水チューブの作用を備えている
ので作業性が向上する。
【0041】さらに、図16に示すように分岐部材55
を第1の金属性パイプ64と第2の金属性パイプ65と
で形成するようにしている。すなわち、第1の金属性パ
イプ64の略中央に孔64aを設け、第2の金属性パイ
プ65をロウ付け69にて水密に接続したのち、第1の
パイプ64を第2のパイプ65と同一平面状で両端が略
平行になるように曲折させて分岐部材を形成する。
【0042】このように、分岐部材を金属で形成したこ
とによって送気・送水チューブ,送水チューブ,送気チ
ューブの水密な接続が容易になる。
【0043】また、図17に示すように第1の金属パイ
プ64と第2の金属パイプ65とを水密に溶着後、パン
チ67などで第1の金属パイプと第2の金属パイプとの
連通孔68を形成するようにしても良い。
【0044】又、図18に示すように第1の金属性パイ
プ64は先端側部と後端側部とが略平行となるように曲
折させものであり、第2の金属性パイプ65は先端側部
を前記第1パイプ64の先端側部の外径と略同一径にな
るように加工したパイプである。第2の金属性パイプ6
5に第1の金属性パイプ64を70の範囲でロウ付け固
定し、第1パイプ64と第2パイプ65との空間部71
に接着剤33を充填して略円形部を備えた分岐部材を形
成している。
【0045】このように、分岐部材を形成することによ
って分岐部材の外形を小さく形成すること可能となる。
【0046】また、図19及び図20に示すように一方
が半円形122で他方を円形123に形成した金属パイ
プ121を一方に形成した半円形部が円形になるように
合体することによって外形を小さくした分岐部材を形成
することができる。
【0047】図21は略h字形状の弾性体インナー76
に金属性の送気・送水管73,第1の金属パイプ64,
第2の金属パイプ65とを挿入した状態で樹脂部材77
で成形して中の弾性体インナー76を取り除いて水密な
分岐部材を形成することができる。
【0048】図22に示すように第1のパイプ64をダ
イス80に配設し、パイプ64の側面に設けたポンチ挿
入孔78にポンチ81を打ち込んで深絞り加工を行う。
深絞りで形成された継手部81の底部82を切り取って
分岐部材を形成する。なお、ポンチ孔78には熱収縮チ
ューブやSUS板で水密に栓をする。
【0049】図23に示すようにT字パイプ83の継手
部81に接続チューブ84を糸巻き接着43して水密に
固定し、先端部と後端部とが略垂直になるように曲げた
接続パイプ85の管長の短い方を接続チューブ84に糸
巻き固定43によって水密に接着すると共に、管長の長
い方を送気チューブ53に糸巻き固定43して水密に接
着している。
【0050】図24及び図25に示すようにT字パイプ
83に送気・送水チューブ52,送気チューブ53,送
水チューブ54を水密に接続される一方、T字パイプ8
3の継手部81に水密に接続された送水チューブ54
は、挿入部9に対して垂直方向、すなわち、挿入部9の
内面に沿って延出されて曲げてもキンクしない程度の長
さのところで挿入部9の軸方向に曲げられるように配置
している。
【0051】図26に示すように金属棒87の側面に溝
88を設け、溝88に金属製の接続パイプ85を水密に
ロウ付け69する。次にで、金属棒87の軸方向に透孔
89を設け分岐部材を形成する。
【0052】図27に示すようには金属性パイプ64の
側面には溝88が設けてある。そして、この金属パイプ
64の内側に前記溝88を塞ぐようにバルーン90が挿
入されている。金属製の接続パイプ85を溝88に配設
し、バルーン90に軽く突き当てながら接続パイプ85
と金属パイプ64を水密にロウ付け69してからバルー
ン90を抜き取って分岐部材55を形成する。
【0053】図28に示すように減径パイプ63の広口
側の側面に溝88を設け、金属製の接続パイプ85を溝
88に位置させてロウ付け69で水密に接続した。減径
パイプ63の広口側でロウ付け作業を行うので作業性が
よく、先端側の接続チューブの細径化が可能となる。
【0054】図29に示すようにまず、金属性の第1の
反割りパイプ91の側面に溝88を設け、金属製の接続
パイプ85を溝88に一致させてロウ付け69で水密に
接続する。次に、反割りパイプ91の裏面より、接続パ
イプ85と反割りパイプ91の接合部分の凸凹部やすり
などで仕上げた後に、第1の反割りパイプ91に第2の
反割りパイプ92を一致させて水密にロウ付けにして分
岐部材を形成する。
【0055】図31及び図32に示すように金属性の筒
部材93の底部に形成しある透孔に接続部材を配設して
水密にロウ付69固定する。また筒部材93表側面を塞
ぐふた部材94には透孔が2つ空いており、この2つの
透孔に金属パイプ64と金属パイプ65とがロウ付け6
9にて水密に接続されている。なお、筒部材93と蓋部
材94とはロウ付けにて水密に接続されている。
【0056】図32に示すように金属製の減径パイプ6
3の広口側より金属パイプ64と金属パイプ65とを挿
入して、この減径パイプ63をかしめ(符号95)た
後、金属パイプ64と金属パイプ65の隙間に接着剤を
埋めて水密を確保して分岐部材を形成する。
【0057】図33に示すように金属パイプ64の側面
に溝88を設け、この溝88に一致させて樹脂性のT字
チューブ96を接着して水密に接続して分岐部材55を
形成する。
【0058】図34及び図35に示すように2つの透孔
(送気チューブ53及び送水チューブ54の働きをす
る)を有するダブルルーメンチューブ62の先端側を半
割に加工すると共に、2つの透孔を連通孔97を形成し
て接続する。そして、熱収縮チューブ59を送気チュー
ブ53に対応する開口部に被覆して接着剤で水密に固定
して分岐部材555を形成する。
【0059】図36に示すようにブロー成形により略Y
字状の管部材を形成し、両側の閉塞部を切断して分岐部
材を形成する。
【0060】図37は分岐部材をロストワックス成形に
より形成したものである。
【0061】図38はU字に曲げた接続パイプ64の曲
面の略中央に形成した穴に接続パイプ65を水密にロウ
付け69して分岐部材を形成したものである。
【0062】図39及び図40に示すように操作部など
のスイッチ301を用いてビデオプロセッサに信号を送
って遠隔操作を行なえるようになっている。このため、
スイッチ301には各々のスイッチを判別するために、
記号や数字302などが設けてある。この数字302
は、「4」のような真中に空間303を形成すると埃や
汚物などが付着することが考えられるので「4」のよう
な真中に空間303を形成しそうな数字や文字には予め
切り欠き304を設けて汚れを落とせるようにしてい
る。
【0063】また、図40のようにスイッチ301に書
かれる数字の縁は、305のようにゆるやかな凹部で形
成する。上述と同様に汚れが落ち易い。
【0064】図41及び図42に示すように折れどめ部
201や接続部309においては、折れどめと201と
挿入部9との間や部材307と操作部308などの間に
隙間が空いていて埃や汚物などが溜まることが考えられ
るので、これらの隙間に充填剤306を充填させて、す
き間にゴミや汚物が溜まらないようにしている。
【0065】また、この充填剤306の粘性が50〜5
00ポイズであると、作業性(流し込み性、ふきとり
性)が良好である。
【0066】図43に示すように軟性樹脂でできた折れ
止め210には金属製のインサート部材211がインサ
ート成形されている。このインサート部材211は、内
側にねじ部212が形成してあり、操作部に設けられた
ねじ部213と螺合して固定されるようになっている。
なお、折れ止め210の先端側には接着溜まり214が
設けられており、この接着溜まり214に接着剤33を
充填して接着むらをなくして接着効果を高めている。
【0067】なお、内視鏡を滅菌する際、EOGなど減
圧時に折れ止め部がパンクするおそれがあるので、折れ
止めの効果を損なわない程度の柔軟な充填剤を充填して
いる。
【0068】図44に示すように絶縁カバー401が先
端構成部10から取り外すことができる。先端構成部1
0には照明光学系、対物光学系、送気・送水口、図示さ
れない鉗子口などが設置されている。絶縁カバー401
には各々に対応するように取付孔402,403が設け
られている。なお、絶縁カバー401を先端構成部10
に取付けるとき、先端構成部10に設けた複数の突起部
406に絶縁カバ401の複数の凹部5404が係合し
て固定されるようになっている。
【0069】なお、照明光学系、対物光学系など先端構
成部10より突出している部位はテーパ部405を形成
している。
【0070】このように、絶縁カバー取り外し構造にす
ることによって、絶縁カバーを外しての洗浄が容易にな
り、ゴミや汚物が固着することのない構造となってい
る。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、筒状体で形成されてい
る金属製の湾曲駒に充填・放熱用透孔を設け、これを通
じて放熱性の樹脂材料を充填するようにしたことによ
り、電子部品から発生する熱を放出しやすい。また、樹
脂材料を注入しやすく、その注入量も調整しやすいので
組立作業性が向上する。このため、先端構成部に設置さ
れた固体撮像装置から発生する熱を、先端部分の組立性
や外形を太径にすることなく、安価な構成で放出するよ
うにした内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の一実施例に係り、図1
は内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図2】電子内視鏡の挿入部を示す断面図
【図3】電子内視鏡先端部の変形例を示す断面図
【図4】先端構成部の透孔とパイプとの隙間関係を示す
断面図
【図5】先端構成部の透孔にパイプを隙間なく接続した
状態を示す断面図
【図6】電子内視鏡の送気・送水関係を示す説明図
【図7】先端構成部の先端面の構成を示す正面図
【図8】送気・送水ノズルの取付けを示す断面図
【図9】送気・送水ノズルの加工状態を示す正面図
【図10】前記図8の送気・送水ノズルの他の取付け例
を示す断面図
【図11】前記図10の送気・送水ノズルのその他の取
付け例を示す断面図
【図12】前記図11の断面図
【図13】分岐部の構成を示す図
【図14】図13の分岐部の他の例を示す図
【図15】図14の斜視図
【図16】分岐部材を示す図(例1)
【図17】図16の分岐部材の変形例を示す図
【図18】分岐部材を示す図(例2)
【図19】図18の分岐部材の変形例を示す斜視図
【図20】図18の分岐部材の接続状態を示す断面図
【図21】分岐部材を示す図(例3)
【図22】分岐部材を示す図(例4)
【図23】分岐部材を示す図(例5)
【図24】図23の分岐部材を配設した状態を示す正面
断面図
【図25】図23の分岐部材を配設した状態を示す側面
断面図
【図26】分岐部材を示す図(例6)
【図27】分岐部材を示す図(例7)
【図28】分岐部材を示す図(例8)
【図29】分岐部材を示す図(例9)
【図30】分岐部材を示す図(例10)
【図31】図30の分岐部材の斜視図
【図32】分岐部材を示す図(例11)
【図33】分岐部材を示す図(例12)
【図34】分岐部材を示す図(例13)
【図35】図34の断面図
【図36】分岐部材を示す図(例14)
【図37】ロストワックスで製作した分岐部材を示す図
【図38】分岐部材を示す図(例15)
【図39】スイッチの斜視図
【図40】スイッチの文字の加工面の形状を示す断面図
【図41】折れどめ部の隙間を無くした状態を示す図
【図42】操作部の隙間を無くした状態を示す図
【図43】折れどめ部の概略構成を示す断面図
【図44】絶縁カバーの構成を示す図
【符号の説明】
2…電子内視鏡 10…先端構成部 20…固体撮像装置 44…第2放熱シリコン(樹脂材料)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡先端部熱伝導性の高い筒状体で
    形成された内部空間を形成し、この空間内に対物光学
    系、固体撮像素子、回路基板等によって構成された固体
    撮像装置が設置される内視鏡において、前記固体撮像装置近傍へ向かう充填・放熱用透孔を前記
    筒状体に設け、この充填・放熱用透孔と前記撮像装置の
    間に 熱伝導性の高い樹脂材料を充填したことを特徴とす
    る内視鏡。
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