JP2665262B2 - 事務用機器の給紙装置 - Google Patents
事務用機器の給紙装置Info
- Publication number
- JP2665262B2 JP2665262B2 JP1308717A JP30871789A JP2665262B2 JP 2665262 B2 JP2665262 B2 JP 2665262B2 JP 1308717 A JP1308717 A JP 1308717A JP 30871789 A JP30871789 A JP 30871789A JP 2665262 B2 JP2665262 B2 JP 2665262B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- guide
- separation
- feed roller
- separation surface
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- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファクシミリや複写機等の事務用機器にお
いて、予め供給しておいた多数枚の積層された用紙から
一枚ずつ分離して給紙するようにした事務用機器の給紙
装置に関するものである。
いて、予め供給しておいた多数枚の積層された用紙から
一枚ずつ分離して給紙するようにした事務用機器の給紙
装置に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の給紙装置の一例を第３図に基づいて説
明する。まず、多数枚積層された用紙１を保持する用紙
台２が設けられ、この用紙台２の端部に給紙ローラ３が
配設されている。この給紙ローラ３の下には、ゴム等の
摩擦係数の大きい材質により形成された分離片４を保持
する押圧片５が支軸６により回転自在に支持され、この
押圧片５は押圧ばね７により上向きに付勢されている。
明する。まず、多数枚積層された用紙１を保持する用紙
台２が設けられ、この用紙台２の端部に給紙ローラ３が
配設されている。この給紙ローラ３の下には、ゴム等の
摩擦係数の大きい材質により形成された分離片４を保持
する押圧片５が支軸６により回転自在に支持され、この
押圧片５は押圧ばね７により上向きに付勢されている。
このような構成において、用紙台２の上に挿入された
用紙１は、給紙ローラ３と分離片４とにより形成される
楔状部分にその先端が押し込まれ、給紙ローラ３のＡ矢
視方向の回転に伴い最上部の用紙１から一枚ずつ分離さ
れて給送されるものである。
用紙１は、給紙ローラ３と分離片４とにより形成される
楔状部分にその先端が押し込まれ、給紙ローラ３のＡ矢
視方向の回転に伴い最上部の用紙１から一枚ずつ分離さ
れて給送されるものである。
発明が解決しようとする課題 給紙ローラ３に対して分離片４は押圧片５を介して押
圧ばね７により押圧されている構造であるため、積層さ
れた用紙１を強く押し込むと、分離片４が給紙ローラ３
から離れた状態になり、これにより、複数枚の用紙１が
束になって送り出されてしまうと云う問題がある。
圧ばね７により押圧されている構造であるため、積層さ
れた用紙１を強く押し込むと、分離片４が給紙ローラ３
から離れた状態になり、これにより、複数枚の用紙１が
束になって送り出されてしまうと云う問題がある。
このような現象を解決するために、複雑な形状の自動
給紙装置等も存するが、これらは構造が複雑であるとと
もに部品点数が多く、簡易な給紙装置とすることは難し
いものである。
給紙装置等も存するが、これらは構造が複雑であるとと
もに部品点数が多く、簡易な給紙装置とすることは難し
いものである。
課題を解決するための手段 用紙幅よりも幅が広く水平面に対して排紙側が下向き
になる平面状の分離面とこの分離面よりも急な傾斜とな
るように前記分離面と鈍角をなし挿入された用紙を保持
する平面状のガイド面とを有する用紙ガイドを形成し、
前記分離面と前記ガイド面との境界部に近接した前記分
離面に対向させて給紙ローラを配設し、前記用紙ガイド
と前記給紙ローラとの対向部から前記ガイド面にかけて
摩擦係数の大きい摩擦面を形成した。
になる平面状の分離面とこの分離面よりも急な傾斜とな
るように前記分離面と鈍角をなし挿入された用紙を保持
する平面状のガイド面とを有する用紙ガイドを形成し、
前記分離面と前記ガイド面との境界部に近接した前記分
離面に対向させて給紙ローラを配設し、前記用紙ガイド
と前記給紙ローラとの対向部から前記ガイド面にかけて
摩擦係数の大きい摩擦面を形成した。
作用 用紙ガイドのガイド面と分離面とは、互いに鈍角をな
しているため、積層された用紙をガイド面に沿わせて強
く押し込んでも、用紙の先端は分離面に当接して停止
し、その分離面は押し込みのストッパとなり、これによ
り、給紙ローラと分離面との用紙分離部に複数枚の用紙
が入り込むことがなく、簡単な構造で確実な用紙分離を
行うことができるように構成したものである。
しているため、積層された用紙をガイド面に沿わせて強
く押し込んでも、用紙の先端は分離面に当接して停止
し、その分離面は押し込みのストッパとなり、これによ
り、給紙ローラと分離面との用紙分離部に複数枚の用紙
が入り込むことがなく、簡単な構造で確実な用紙分離を
行うことができるように構成したものである。
実施例 本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて説明
する。まず、水平面に対して角度Θ１をなす分離面11と
水平面に対して角度Θ２をなすガイド面12とを有する用
紙ガイド13が設けられている。この用紙ガイド13の前記
分離面11と前記ガイド面12とは、互いに鈍角をなすもの
である。
する。まず、水平面に対して角度Θ１をなす分離面11と
水平面に対して角度Θ２をなすガイド面12とを有する用
紙ガイド13が設けられている。この用紙ガイド13の前記
分離面11と前記ガイド面12とは、互いに鈍角をなすもの
である。
一方、前記用紙ガイド13の前記分離面11に対向させて
支軸14で保持された給紙ローラ15が設けられている。こ
の給紙ローラ15の軸方向の長さは、給送すべき用紙16の
幅寸法より小さいものである。
支軸14で保持された給紙ローラ15が設けられている。こ
の給紙ローラ15の軸方向の長さは、給送すべき用紙16の
幅寸法より小さいものである。
そして、前記用紙ガイド13の前記給紙ローラ15に対面
する部分には、薄いゴム等の摩擦係数の高い部材による
分離片17が貼付されて摩擦面18が形成されている。この
摩擦面18と前記給紙ローラ15の外周面との間の間隔は、
用紙16の厚さに一致する程度であるように設定されてい
る。
する部分には、薄いゴム等の摩擦係数の高い部材による
分離片17が貼付されて摩擦面18が形成されている。この
摩擦面18と前記給紙ローラ15の外周面との間の間隔は、
用紙16の厚さに一致する程度であるように設定されてい
る。
さらに、前記用紙ガイド13の上には、前記用紙16の浮
き上がりを防止するガイド板19が形成され、このガイド
板19には、前記給紙ローラ15を貫通させて前記分離面11
に対向させることができるようにした開口が形成されて
いる。
き上がりを防止するガイド板19が形成され、このガイド
板19には、前記給紙ローラ15を貫通させて前記分離面11
に対向させることができるようにした開口が形成されて
いる。
このような構成において、多数枚積層された用紙16を
用紙ガイド13のガイド面12に沿わせて挿入した場合、そ
の挿入力が強くても用紙16の先端はガイド面12と鈍角を
なす分離面11に当接することになり、これにより、用紙
16の押込力が強くても、その位置で停止する。すなわ
ち、分離面11は用紙16の押し込みに対してはストツパと
しての作用をする。
用紙ガイド13のガイド面12に沿わせて挿入した場合、そ
の挿入力が強くても用紙16の先端はガイド面12と鈍角を
なす分離面11に当接することになり、これにより、用紙
16の押込力が強くても、その位置で停止する。すなわ
ち、分離面11は用紙16の押し込みに対してはストツパと
しての作用をする。
このようにして挿入された用紙12は、その最上面のも
のが給紙ローラ15の外周面に接触しているため、その給
紙ローラ15が回転を始めるとその回転方向に沿って送り
出される。この時、給紙ローラ15の摩擦面18との間に二
枚の用紙16が入り込んだとしても、摩擦面18に接触して
いる用紙16はその摩擦面18との間の摩擦力が用紙間の摩
擦力よりも大きいために送り出されることがなく、一枚
の用紙16のみが確実に分離されて送り出される。
のが給紙ローラ15の外周面に接触しているため、その給
紙ローラ15が回転を始めるとその回転方向に沿って送り
出される。この時、給紙ローラ15の摩擦面18との間に二
枚の用紙16が入り込んだとしても、摩擦面18に接触して
いる用紙16はその摩擦面18との間の摩擦力が用紙間の摩
擦力よりも大きいために送り出されることがなく、一枚
の用紙16のみが確実に分離されて送り出される。
なお、前記実施例においては、摩擦面18を分離片17を
貼付することにより形成したものについて説明したが、
実施に当たっては、分離面11の表面粗さを大きくした
り、摩擦力の大きな表面処理をすることにより摩擦係数
の大きな摩擦面18を得ることができるものである。
貼付することにより形成したものについて説明したが、
実施に当たっては、分離面11の表面粗さを大きくした
り、摩擦力の大きな表面処理をすることにより摩擦係数
の大きな摩擦面18を得ることができるものである。
発明の効果 本発明は上述のように、用紙幅よりも幅が広く水平面
に対して排紙側が下向きになる平面状の分離面とこの分
離面よりも急な傾斜となるように前記分離面と鈍角をな
し挿入された用紙を保持する平面状のガイド面とを有す
る用紙ガイドを形成し、前記分離面と前記ガイド面との
境界部に近接した前記分離面に対向させて給紙ローラを
配設し、前記用紙ガイドと前記給紙ローラとの対向部か
ら前記ガイド面にかけて摩擦係数の大きい摩擦面を形成
したので、用紙ガイドのガイド面と分離面とは、互いに
鈍角をなしているため、積層された用紙をガイド面に沿
わせて強く押し込んでも、用紙の先端は分離面に当接し
て停止し、その分離面は押し込みのストッパとなり、こ
れにより、給紙ローラと分離面との用紙分離部に複数枚
の用紙が入り込むことがなく、簡単な構造で確実な用紙
分離を行うことができると云う効果を有する。
に対して排紙側が下向きになる平面状の分離面とこの分
離面よりも急な傾斜となるように前記分離面と鈍角をな
し挿入された用紙を保持する平面状のガイド面とを有す
る用紙ガイドを形成し、前記分離面と前記ガイド面との
境界部に近接した前記分離面に対向させて給紙ローラを
配設し、前記用紙ガイドと前記給紙ローラとの対向部か
ら前記ガイド面にかけて摩擦係数の大きい摩擦面を形成
したので、用紙ガイドのガイド面と分離面とは、互いに
鈍角をなしているため、積層された用紙をガイド面に沿
わせて強く押し込んでも、用紙の先端は分離面に当接し
て停止し、その分離面は押し込みのストッパとなり、こ
れにより、給紙ローラと分離面との用紙分離部に複数枚
の用紙が入り込むことがなく、簡単な構造で確実な用紙
分離を行うことができると云う効果を有する。
第１図は本発明の一実施例を示す縦断側面図、第２図は
ガイド板を省略した斜視図、第３図は従来の一例を示す
側面図である。 11……分離面、12……ガイド面、13……用紙ガイド、15
……給紙ローラ、16……用紙、18……摩擦面
ガイド板を省略した斜視図、第３図は従来の一例を示す
側面図である。 11……分離面、12……ガイド面、13……用紙ガイド、15
……給紙ローラ、16……用紙、18……摩擦面
Claims (1)
- 【請求項１】用紙幅よりも幅が広く水平面に対して排紙
側が下向きになる平面状の分離面とこの分離面よりも急
な傾斜となるように前記分離面と鈍角をなし挿入された
用紙を保持する平面状のガイド面とを有する用紙ガイド
を形成し、前記分離面と前記ガイド面との境界部に近接
した前記分離面に対向させて給紙ローラを配設し、前記
用紙ガイドと前記給紙ローラとの対向部から前記ガイド
面にかけて摩擦係数の大きい摩擦面を形成したことを特
徴とする事務用機器の給紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1308717A JP2665262B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 事務用機器の給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1308717A JP2665262B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 事務用機器の給紙装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03172246A JPH03172246A (ja) | 1991-07-25 |
| JP2665262B2 true JP2665262B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=17984433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1308717A Expired - Fee Related JP2665262B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 事務用機器の給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2665262B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS487043U (ja) * | 1971-06-05 | 1973-01-26 | ||
| JPS5974939U (ja) * | 1982-11-12 | 1984-05-21 | 株式会社日立製作所 | フアクシミリの自動給紙装置 |
| JPS61197033U (ja) * | 1985-05-31 | 1986-12-09 | ||
| JPS6434820A (en) * | 1987-07-27 | 1989-02-06 | Motoyoshi Togami | Sheet feeder |
-
1989
- 1989-11-28 JP JP1308717A patent/JP2665262B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03172246A (ja) | 1991-07-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |